JP3801909B2 - 合成樹脂製袋体 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、扁平楕円形状又は扁平四角箱状の胴部より延長した開口部を有する合成樹脂製袋体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、胴部より延長した開口部を折り重ね部として有する合成樹脂製袋としては、特公昭57−52258号、特開昭63−317465号等で周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の合成樹脂製の袋体において、折り重ね部は袋体が扁平状態であれば、折り重ね部を比較的容易に起立させることができるが、袋体に物品が包入されて膨らみがあるときには、折り重ね部の両端に加わる引張力によって折り重ね部の全長に渡って、その長手方向にテンションが作用し、益々倒れ方向に力が付与されて起立させ難い問題がある。
【0004】
本発明の目的は、胴部より延長した開口部を有する合成樹脂製の袋体において、開口部の開口操作を容易とし、また、可及的に広くとった開口部により物品の出し入れの便を図った合成樹脂製袋体を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための発明は、請求項1に記載の通り、胴部が天フィルム1aと底フィルムと1bによって扁平楕円形状又は扁平四角箱状で胴部横幅A1方向の両側面の上下方向中央部に前記胴部横幅A1方向と平面内で直交する方向のサイドシール3を有する袋体1であり、この袋体1の胴部の上面で前後方向の中央に前記胴部横幅A1方向に延在し直立した開口部2が設けられており、この開口部2の横幅A2は前記胴部横幅A1より広く、かつ両端が横接着部7aと縦接着部7bとによる下向きの直角鈎形の切欠8によって前記胴部両側の天フィルム1aに連続してなり、前記切欠8に形成されている縦接着部7bの下端と前記胴部両側のサイドシール3とを結合した構造を特徴するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【実施例1】
図1は本発明の実施例1を示し、1は袋体であり、単層又は複層フィルム等天フィルム1aと底フィルムと1bによって扁平楕円形の胴部で形成されている。この胴部横幅A1 方向の両側面の上下方向中央部に前記胴部横幅A1方向と平面内で直交する方向のサイドシール3が施されている。
【0007】
この袋体1の胴部の上面で前後方向の中央に前記胴部横幅A1方向に延在し直立した開口部2が設けられており、この開口部2の横幅A2は前記胴部横幅A1より広く、かつ両端が横接着部7aと縦接着部7bとによる下向きの直角鈎形の切欠8によって前記胴部両側の天フィルム1aに連続し、前記切欠8に形成されている縦接着部7bの下端と前記胴部両側のサイドシール3とを結合した構造である。尚、図1において、10は袋体1の胴部と開口部2との境界部分である。
【0008】
前記開口部2の上端末はシール4が施され、このシール4の下方には開封引き裂き予定線5が前記シール4に沿って施されており、この開封引き裂き予定線5の両端にはノッチ6が形成されている。
【0009】
実施例1は上記の通りの構造であるから、物品を包入した袋体1の胴部は図1に示すように、天部フイルム1aと底部フィルム1bによる扁平楕円形であり、開口部2の両側端部方向にテンションが作用して開口部2を天部フイルム1a方向に倒れる力が付与されるが、本発明では、袋体1の膨らみによる前記テンションを切欠8がカットする。従って、開口部2は天部フイルム1a方向に倒れることなく起立した状態を維持し、或いは倒れていても容易に起立させることができ、開口部2の開口操作を頗る容易にする。また、開口部2の両端部は袋体1の胴部側部から突出した耳を形成した形態となる。従って、若し開口部2が倒れている場合には、前記耳を摘み部にすることにより開口部2の起立操作を容易にすることができる。
【0010】
さらに、下向きの直角鈎形の切欠8の上接着部7aを開口部2と袋体1の胴部との境界部分10に施すことにより開口部2の横幅A2は胴部横幅A1より広くすることができるため、内容物の収納や取り出しを容易にすることができる。
【0011】
上記図1で示す実施例1は、開口部2には雌雄咬合型ファスナーを設けていない袋体1であるが、開封引き裂き予定線5と平行して雌雄咬合型ファスナーを設けても良い。
【0012】
【実施例2】
図2は本発明の実施例2を示す。この実施例2の基本的な構成は前記実施例1と同様である。前記実施例1の袋体1の形態は物品を包入したときに袋体1の胴部は扁平楕円形であるが、実施例2は扁平四角箱状の形態である。また、開口部2には雌雄咬合型ファスナー11を備えている構造である。
【0013】
すなわち、図2で示すように、1は胴部横幅A1方向の両側面の上下方向中央部に前記胴部横幅A1方向と平面内で直交する方向のサイドシール3が施されている単層又は複層フィルム等よりなる袋体である。この袋体1は幅D1のガゼット12aと幅D2のガゼット12bとを有し、ガゼット12aと天部フイルム1aと連続し、ガゼット12bと連続する底部フィルム1bとにより扁平四角箱状の袋体1の胴部を形成している。
【0014】
2は前記胴部より延長した横幅A2の開口部であり、その上端末はシール4が施され、このシール4の下方には開封引き裂き予定線5が前記シール4に沿って施されており、この開封引き裂き予定線5の両端にはノッチ6が形成されている。前記開封引き裂き予定線5の下方には雌雄咬合型ファスナー11が前記開封引き裂き予定線5と平行して設けられている。尚、この雌雄咬合型ファスナー11の設定は必ずしも限定するものではない。
【0015】
この袋体1の胴部の上面で前後方向の中央に前記胴部横幅A1方向に延在し直立した開 口部2が設けられており、この開口部2の横幅A2は前記胴部横幅A1より広く、かつ両端が横接着部7aと縦接着部7bとによる下向きの直角鈎形の切欠8によって前記胴部両側の天フィルム1aに連続し、前記切欠8に形成されている縦接着部7bの下端と前記胴部両側のサイドシール3とを結合した構造である。尚、図2において、10は袋体1の胴部と開口部2との境界部分である。
【0016】
実施例2は上記の通りの構造であるから、物品を包入した袋体1は図2に示すように、ガゼット12a及びガゼット12bが広がって天部フイルム1aと底部フィルム1b及びガゼット12aとガゼット12bによって扁平四角箱状であり、開口部2の両側端部方向にテンションが作用して開口部2を天部フイルム1a方向に倒れる力が付与されるが、本発明では、袋体1の膨らみによる前記テンションを切欠8がカットする。従って、開口部2は天部フイルム1a方向に倒れることなく起立した状態を維持し、あるいは倒れていても容易に起立させることができ、開口部2開口操作を頗る容易にする。また、開口部2の両端部は袋体1の胴部側部から突出した耳を形成した形態となる。従って、若し開口部2が倒れている場合には、前記耳を摘み部にすることにより開口部2の起立操作を容易にすることができる。
【0017】
さらに、下向きの直角鈎形の切欠8の上接着部7aを開口部2と袋体1の胴部との境界部分10に施すことにより開口部2の横幅A2は胴部の横幅A1より広くすることができるため、内容物の収納や取り出しを容易にすることができる。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、胴部が天フィルム1aと底フィルムと1bによって扁平楕円形状又は扁平四角箱状で胴部横幅A1方向の両側面の上下方向中央部に前記胴部横幅A1方向と平面内で直交する方向のサイドシール3を有する袋体1であり、この袋体1の胴部の上面で前後方向の中央に前記横幅A1方向に延在し直立した開口部2が設けられており、この開口部2の横幅A2は前記胴部横幅A1より広く、かつ両端が横接着部7aと縦接着部7bとによる下向きの直角鈎形の切欠8によって前記胴部両側の天フィルム1aに連続し、前記切欠8に形成されている縦接着部7bの下端と前記胴部両側のサイドシール3とを結合した構造であるから、袋体1の膨らみによる開口部2の両側端部方向に作用するテンションを前記下向きの直角鈎形の切欠8がカットし、開口部2は倒れることなく起立した状態を維持し、あるいは倒れていても容易に起立させることができ、開口部2の開口操作を頗る容易にする。また、前記下向きの直角鈎形の切欠8により開口部2の横幅A2を袋体1の胴部横幅A1より広くすることができ、可及的に広くとった開口部に2より物品の出し入れが円滑となる利便性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1による袋体の立体図
【図2】 本発明の実施例2による袋体の立体図
【符号の説明】
1 袋体
1a 天部フイルム
1b 底部フィルム
2 開口部
3 サイドシール
7a 横接着部
7b 縦接着部
8 切欠
10 境界部分
11 雌雄咬合型ファスナー
12a ガゼット
12b ガゼット
Claims (1)
- 胴部が天フィルム(1a)と底フィルムと(1b)によって扁平楕円形状又は扁平四角箱状で胴部横幅(A1)方向の両側面の上下方向中央部に前記胴部横幅(A1)方向と平面内で直交する方向のサイドシール(3)を有する袋体(1)であり、
この袋体(1)の胴部の上面で前後方向の中央に前記胴部横幅(A1)方向に延在し直立した開口部(2)が設けられており、
この開口部(2)の横幅(A2)は前記胴部横幅(A1)より広く、かつ両端が横接着部(7a)と縦接着部(7b)とによる下向きの直角鈎形の切欠(8)によって前記胴部両側の天フィルム(1a)に連続し、
前記切欠(8)に形成されている縦接着部(7b)の下端と前記胴部両側のサイドシール(3)とを結合した構造を特徴する合成樹脂製袋体。
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