JP3801542B2 - 流体圧シリンダの安全装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロッドの早送りと高出力送りを行うことができる流体圧シリンダに関するものであり、金型の型締め装置、圧入装置、カシメ機、刻印装置等に利用される。
【0002】
【従来の技術】
プレス装置の金型の型締め装置などで用いられる油圧シリンダは、加工のサイクルタイムを短縮し作業効率を高めるために、金型が加工材料に当たるまではロッドを早送りし、金型が加工材料に当たった後はロッドを高出力送りするものが使用されることが多い。
【0003】
プレス装置に用いられる油圧シリンダは、通常のプレス作業では加工材料が存在することで、ロッドと一体化されたピストンがストローク端まで移動することはないが、加工材料のない試験作動のときや人為的機械的誤作動等が生じたときには、高出力送りされるピストンがストローク端まで往動し、そのときの過大な力や衝撃でシリンダカバーを破損したり、金型を傷つけたりするおそれがある。
【0004】
そこで、このような事態を避けるために、プレス装置の油圧シリンダには安全装置が設けられる。従来の安全装置として、ピストンがストローク端に達する手前で、スプリングの力によりまたはスプリングの力を解除することにより動作して、高出力送り用シリンダに供給される圧油を低圧側に逃がすチェック弁が用いられてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、チェック弁を用いた構造の従来の安全装置は、構造が複雑なために製造コストが上昇し、また、メンテナンスが容易ではないという問題を有していた。
【0006】
たとえば、図9および図10に示すスプリング式の安全装置7は、ピストン73の内周面および送油管74の外周面741で形成される間隙に設けられる。安全装置7は、早送り時に圧油が供給される第1のシリンダ室75と高出力送り時に圧油が供給される第2のシリンダ室76とを連通するピストン73に設けられたバイパス流路79、ピストン73の内周面に固定されたリング座81、送油管74に対して軸方向に移動可能に設けられた第1および第2のリング弁体82,83、および第1と第2のスプリング84,85からなっている。
【0007】
図9に示すように、第1のスプリング84は、第1のリング弁体82の傾斜部821をリング座81のエッジ部811に圧接させてその部分でエッジ部811の左右をシールするために用いられ、第2のスプリング85は、第2のリング弁体83の傾斜部831をリング座81のもう一方のエッジ部812に圧接させてその部分でエッジ部812の左右をシールするために用いられる。
【0008】
第1のリング弁体82の内周面は送油管74の外周面741を摺動するように、第2のリング弁体83の内周面は第1のリング弁体82の外周面の一部を摺動するように形成されている。
【0009】
ピストン73、リング座81、第1および第2のリング弁体82,83、第1および第2のスプリング84,85は、図9に示す相対位置を変えることなくシール状態を維持してピストン73とともに往動し、早送り時は第1のシリンダ室75から第2のシリンダ室76に圧油が漏れるのを防ぎ、高出力送り時は第2のシリンダ室76から第1のシリンダ室75に圧油が漏れるのを防止する。
【0010】
ピストン73がストローク端の近辺に達したとき、送油管74に設けられた係止部80により第1のリング弁体82が係止され、第1のリング弁体82は、図10に示すように送油管74の外周面741を摺動して右方に移動し、第1のリング弁体82の傾斜部821とリング座81のエッジ部811との間の圧接によるシールが解除される。第2のシリンダ室76の圧油は第2のリング弁体83の傾斜部831に作用して第2のリング弁体83を第1のシリンダ室75側に押し戻し、第2のリング弁体83とリング座81との圧接によるシールも解除される。
【0011】
ピストン73を高出力送りしていた第2のシリンダ室76の圧油は、バイパス流路79から第1のシリンダ室75を経由して流出し、ピストン73を高出力で押し出せなくなり、往動は終了する。
【0012】
ここに例示したスプリング式の安全装置7では、図9および図10に示すような複雑な形状のリングを製作し流体圧シリンダの内部に取り付けるという煩雑な作業が必要であり、さらに、安全装置の部品間で摺動する部分を有することから、摺動面を高い精度で加工しなければならない。
【0013】
また、可動部分が多いこのようなスプリング式の安全装置7では、動作不良により高出力送りの途中で安全装置7が働き、たとえばプレス作業で、最後まで高出力を維持して加工することができないというトラブルが発生する可能性がある。
【0014】
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、構造が簡単で製造コストを削減でき、かつ、確実に作動する安全装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる安全装置は、シリンダチューブの内部に該シリンダチューブと同一中心軸を有する送油管が配される構造を有し、前記シリンダチューブの内周面をピストンの外周面が摺動するとともに前記送油管の外周面を前記ピストンの内周面が摺動し、前記ピストンと一体化されたロッドの内部に第1のシリンダ室を有し、前記送油管は前記第1のシリンダ室に挿入され前記第1のシリンダ室に開口部を有し、前記シリンダチューブの内周面と前記送油管の外周面との間の前記ピストンの復動端側に第2のシリンダ室を有し、往動時に前記送油管を介して前記第1のシリンダ室に圧油を供給して前記ロッドの早送りを行った後、電磁方向制御弁によって圧油の供給先を前記第2のシリンダ室に切り替えて前記ロッドの高出力送りを行う流体圧シリンダにおいて、前記送油管には該送油管の外周面と内周面とを貫通する穴が設けられ、前記穴は、前記ピストンが往動端に達する手前で前記第2のシリンダ室と前記送油管の内周面側とを連通させる軸方向位置に設けられ、前記ピストンが往動端に達する手前にまで往動したときに、前記穴によって前記第2のシリンダ室と前記送油管の内周面側とがつながり、これにより前記第2のシリンダ室に送り込まれる圧油の一部が前記送油管を介して低圧側に排出され、前記第2のシリンダ室の圧力が低下するようになっている。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1および図2は本発明にかかる安全装置の第1の実施形態を示す図、図3は油圧シリンダを動作させるための油圧回路図、図4および図5は本発明にかかる安全装置の第2の実施形態を示す図、図6および図7は本発明にかかる安全装置の第3の実施形態を示す図、図8は第3の実施形態である安全装置3Cの細部を表す図である。
【0017】
図1において、油圧シリンダ1は、シリンダチューブ12、シリンダチューブ12と一体化されシリンダチューブ12と同一中心軸を有する送油管14、一体化されたロッド24との内部に送油管14が開口する第1のシリンダ室15を有しシリンダチューブ12の内周面121と送油管14の外周面141とを摺動するピストン13、シリンダチューブ12の内周面121と送油管14の外周面141との間のピストン13の復動端側に存する第2のシリンダ室16、第2のシリンダ室16に圧油を送り込む給油路18、および送油管14の外周面141と内周面とを貫通する穴17からなる。穴17は、図2に示すように、ピストン13がストローク端に達する手前で、第2のシリンダ室16と送油管14の内周面側とを連通させる位置に設けられている。
【0018】
ここで、第1のシリンダ室15は、少量の圧油の供給でロッド24を早送りできるように、有効受圧面積が小さくなっている。第2のシリンダ室16は、送り速度は遅くとも大きな力でロッド24押し出すことができるように、有効受圧面積が大きくなっている。
【0019】
油圧シリンダ1の往動開始時には、圧油は、図3における電磁方向制御弁EV1によって送油管14を経由して第1のシリンダ室15に送り込まれ、ピストン13は速い速度で往動を開始する。このとき、第2のシリンダ室16がピストン13の往動により負圧になるのを防止するために、および、後に迅速に早送りから高出力送りに切り替えることができるようにするために、第2のシリンダ室16には、タンクT1からプレフィル弁PF1により作動油が補充される。
【0020】
早送りにより、ロッド24に取り付けられた金型が加工材料に当たった後は、電磁方向制御弁EV1によって、圧油の供給先が第1のシリンダ室15から第2のシリンダ室16に切り替えられる。圧油は、給油路18から有効受圧面積の大きな第2のシリンダ室16に送り込まれ、加工材料は大きな力で成形される。
【0021】
プレスによる成形が終わり、図2に示すようにピストン13がストローク端近辺に達すると、穴17によって第2のシリンダ室16は送油管14の内周面側とつながり安全装置が機能して、第2のシリンダ室16に送り込まれる圧油の一部は低圧側に排出され、これによって第2のシリンダ室16の圧力が低下する。圧油はこれ以上ピストン13を往動させることができず、ピストン13は弱い力で往動し、後に安全に停止する。
【0022】
本実施形態の穴17は、断面の形状を円形として送油管14の周方向に90度の等間隔で4つ設けられているが、穴17は1つ以上であればよく、2つ以上設ける場合であっても必ずしも等間隔に設ける必要はない。また、穴17の断面の形状は円に限られず、長円形等の種々の形状とすることができる。
【0023】
図4および図5に示す本発明の第2の実施形態である安全装置3Bは、ピストン13Bの内周面側に螺合されるボス25Bおよび送油管14Bの外周面141Bと内周面とを貫通する穴17Bからなる。
【0024】
ボス25Bは、送油管14Bの外周面141Bを摺動する内周面251Bおよび第2のシリンダ室16B側に内周面251Bよりも径大の内周面252Bを有する。ボス25Bの内周面251Bおよび252Bの間には側面191Bが形成され、側面191B,内周面252Bおよび送油管の外周面141Bによりバイパス流路19Bが形成される。内周面251Bに設けられたパッキンは、第1のシリンダ室15Bと第2のシリンダ室16Bとを遮断する働きをする。
【0025】
バイパス流路19Bの側面191Bと穴17Bとは、図5に示すように、ピストン13Bがストローク端近辺にまで往動したときに穴17Bがバイパス流路19Bに開口し、穴17Bを介して第2のシリンダ室16Bと送油管14Bの内周面側とを連通するような位置関係で設けられる。
【0026】
図6および図7に示す本発明の第3の実施形態である安全装置3Cは、ピストン13Cの内周面側に螺合されるボス25Cおよび送油管14Cの外周面141Cと内周面とを貫通する穴17Cからなる。
【0027】
ボス25Cは、外周面141Cを摺動する内周面251C、内周面251Cに周方向に沿って形成された凹溝21C、および、第2のシリンダ室16Cに開口し凹溝21Cに向かって中心軸に平行に貫通された断面が円形の孔20Cを有する。孔20Cおよび凹溝21Cによりバイパス流路19Cが形成される。
【0028】
孔20Cは、中心軸から等距離であって円周方向に等間隔で4か所設けられている。しかし、孔20Cは本実施形態のように必ずしも中心軸から等距離であったり円周方向に等間隔に設ける必要はなく、4か所に限られない。また、孔20Cの断面形状および経路は本実施形態に限られない。
【0029】
穴17Cは、ピストン13Cがストローク端の手前まで往動したときに、凹溝21Cが位置する場所に設けられている。
バイパス流路19Cは、孔20に替えて、1つ以上の軸方向の溝で形成することもできる。
【0030】
本実施形態では、図8によく示すように、内周面251Cに、流出部21Cと第1のシリンダ室15Cとの間をシールするためのパッキンが設けられている。パッキンは、断面が矩形の樹脂リング22Cを内側に配しその外側にOリング23Cを組み合わせたものであり、このパッキンにより、早送り時には第1のシリンダ室15Cから第2のシリンダ室16Cへの圧油の漏れを防止し、高出力送り時には第2のシリンダ室16Cから第1のシリンダ室15Cへの圧油の漏れを防止する。
【0031】
穴17Cの外周面141Cにおける開口部分は、断面形状が円弧となるように切削加工されている。穴17Cの開口部分の径d2は、樹脂リング22Cの断面の幅w1より小さい。このように加工することで、樹脂リング22Cがこの開口部分を通過するときのリップの破損を防止することができる。
【0032】
また、往動に伴う穴17Cの周面141Cにおける開口部分の面積の増加度合いを意図的に制御することにより、ストローク端付近で成形圧力を徐々に低下させることができる。
【0033】
穴17Cの周面141Cにおける開口部分は、このような断面形状が円弧となるような切削加工の他に、たとえば断面形状がV字形のような角が鈍角となるように切削加工してもよい。
【0034】
穴17Cの径d1は、通常、樹脂リング22Cの断面の幅w1の約4分の1ないし2分の1であるが、油圧、作動時の圧油の粘度・比重、高出力送り時のピストン13Cの駆動速度のほか、穴17Cの厚み方向の長さによる流れへの抵抗をも考慮して適宜決定される。いずれの場合にも、圧油を適切に排出することができ、短時間で第2のシリンダ室16Cの十分な圧力降下を可能とするものであればよい。
【0035】
穴17Cの周面141Cにおける開口部分の加工は、先の第1の実施形態および第2の実施形態にも施すことができ、また、本発明のこれ以外の実施形態に施すこともできる。
【0036】
流入部20Cおよびバイパス流路19Cの孔の大きさ・断面形状・数は、油圧、作動時における圧油の粘度・比重、高出力送り時のピストン13Cの送り速度および加工のしやすさ等によって適宜決定されるが、第2のシリンダ室16Cの十分な圧力降下を可能とするものであればよい。また、第2および第3の実施形態ではピストン13B,13Cの一部としてボス25B,25Cを用いたが、ボスを用いず一体物からなるピストンに同様の加工を施してもよい。
【0037】
本発明にかかる安全装置は、図9に示すこれまで用いられてきた安全装置7のように、構成部品が装置内で移動して弁の働きをすることにより安全機能を発揮するものではなく、安全装置には特別な可動部品を含んでいない。このため、可動部品の動作不良による安全装置の誤動作が発生するおそれが皆無である。
【0038】
また、本発明にかかる安全装置の構造は、第1から第3の実施形態で明らかなように、図9の既存の安全装置7に比べ極めてシンプルであるために、本発明を流体圧シリンダに実施しても製造コストを上昇させることなく、据え付け後も特別なメンテナンスを要しない。
【0039】
このように、本発明にかかる安全装置は、従来の安全装置にはない優れた特徴および効果を有する。
なお、前記した実施形態においてはストローク端の手前で安全装置が働くようにしたが、これ以上往動すれば流体圧シリンダ1そのものに破損等のトラブルが生ずる場合のピストン13の往動の限界の手前で作動するように構成すればよい。つまり、ピストン13がストローク端の手前に達する前であっても、設計者の意図するピストン13の任意の位置において機能するよう実施できるものである。
【0040】
上述した実施形態において、安全装置3、3Bおよび3Cの全体又は各部の構成、形状、寸法および油圧回路等は、本発明の趣旨に沿って上述した以外の種々のものとすることができる。
【0041】
【発明の効果】
本発明によると、構造が簡単で製造コストを削減でき、かつ、確実に作動する安全装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる安全装置の第1の実施形態が施された油圧シリンダの図である。
【図2】第1の実施形態の安全装置が機能している図である。
【図3】油圧シリンダを動作させるための油圧回路図である。
【図4】本発明にかかる安全装置の第2の実施形態を示す図である。
【図5】第2の実施形態の安全装置が作動している図である。
【図6】本発明にかかる安全装置の第3の実施形態の図である。
【図7】第3の実施形態の安全装置が作動している図である。
【図8】安全装置の細部を表す図である。
【図9】従来の安全装置の図である。
【図10】従来の安全装置が作動している状態の図である。
【符号の説明】
1 流体圧シリンダ
3B,3C 安全装置
12,12B,12C シリンダチューブ
13,13B,13C ピストン
14,14B,14C 送油管
15,15B,15C 第1のシリンダ室
16,16B,16C 第2のシリンダ室
17,17B,17C 穴
121,121B,121C (シリンダチューブの)内周面
131 (ピストンの摺動する)内周面
141,141B,141C (送油管の)外周面
24 ロッド

Claims (4)

  1. シリンダチューブの内部に該シリンダチューブと同一中心軸を有する送油管が配される構造を有し、
    前記シリンダチューブの内周面をピストンの外周面が摺動するとともに前記送油管の外周面を前記ピストンの内周面が摺動し、
    前記ピストンと一体化されたロッドの内部に第1のシリンダ室を有し、
    前記送油管は前記第1のシリンダ室に挿入され前記第1のシリンダ室に開口部を有し、 前記シリンダチューブの内周面と前記送油管の外周面との間の前記ピストンの復動端側に第2のシリンダ室を有し、
    往動時に前記送油管を介して前記第1のシリンダ室に圧油を供給して前記ロッドの早送りを行った後、電磁方向制御弁によって圧油の供給先を前記第2のシリンダ室に切り替えて前記ロッドの高出力送りを行う流体圧シリンダにおいて、
    前記送油管には該送油管の外周面と内周面とを貫通する穴が設けられ、
    前記穴は、前記ピストンが往動端に達する手前で前記第2のシリンダ室と前記送油管の内周面側とを連通させる軸方向位置に設けられ
    前記ピストンが往動端に達する手前にまで往動したときに、前記穴によって前記第2のシリンダ室と前記送油管の内周面側とがつながり、これにより前記第2のシリンダ室に送り込まれる圧油の一部が前記送油管を介して低圧側に排出され、前記第2のシリンダ室の圧力が低下するようになっている、
    とを特徴とする流体圧シリンダの安全装置。
  2. 前記ピストンの内周面にはパッキンが設けられており、
    前記穴の前記送油管の外周面における開口部分の径は前記パッキンの断面の幅より小さい、
    請求項1記載の流体圧シリンダの安全装置。
  3. 前記パッキンは、断面が矩形の樹脂リングを内側に配しその外側にOリングを組み合わせたものである、
    請求項2記載の流体圧シリンダの安全装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の安全装置が設けられた流体圧シリンダ。
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