JP3800770B2 - スタッカークレーンの制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動倉庫に使用するスタッカークレーンをリモコン操作によって駆動するスタッカークレーン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、部品や製品等をきめられた棚に収納し、スタッカークレーンを用いて自動的に部品等の出し入れを行う自動倉庫が使用されている。このような自動倉庫においては、部品や製品等を収納する棚(ラック)は列番号、連番号、段番号によって区分けされ、スタッカークレーンのホームポジション(HP)を基準にして部品等の収納位置が管理されている。
【0003】
図9は、従来例のスタッカークレーンの駆動動作を説明する図である。同図(a)はスタッカークレーンのホームポジション(HP)が紙面上の上方にあり、ラック1にはホームポジション(HP)側から1連、2連、3連、・・・の連番が付加され、制御台車(スタッカークレーン)2の動作はホームポジション(HP)側に位置するオペレータの持つリモコン3によって操作される。尚、この例を正レイアウトとする。この場合、オペレータの持つリモコン3は接続線を介して制御盤4のリモコン接続口5に接続され、スタッカークレーンの操作が行われる。例えば、上述の正レイアウトでは矢印aで示す方向が前方であり、矢印bで示す方向が後方向である。したがって、オペレータはリモコン3の対応するキーを操作して制御台車(スタッカークレーン)2を前方向、又は後方向に移動する。すなわち、制御台車(スタッカークレーン)2を矢印aで示す前方向に移動する場合にはリモコン3のキーa´を操作し、制御台車(スタッカークレーン)2を矢印bで示す後方向に移動する場合にはリモコン3のキーb´を操作する。
【0004】
一方、同図(b)は上述の正レイアウトとは逆の逆レイアウトの例である。この場合、スタッカークレーンのホームポジション(HP)が紙面上の上方にあり、ラック1にはホームポジション(HP)側から1連、2連、3連、・・・の連番が付加されている点は正レイアウトと同じである。しかし、制御台車(スタッカークレーン)2の動作はホームポジション(HP)に対して反対側に位置するオペレータの持つリモコン6によって操作される。この時、オペレータの持つリモコン3は接続線を介して制御盤4のリモコン接続口5に接続されている。このように逆レイアウトにする理由は、ホームポジション(HP)側に例えば壁が位置し、又は他の設備等によりホームポジション(HP)側から作業者が進入できない場合があるからである。
【0005】
尚、この場合には制御台車(スタッカークレーン)2を設置する際、正レイアウトに対し逆方向に設置する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように従来のスタッカークレーンの制御においては、リモコン接続口5は制御盤4に1箇所設置されているだけであり、このためラックの設定はそのままとし、制御台車(スタッカークレーン)2の配設を逆にして対応していた。このため、正レイアウトの場合、リモコン3のキーa´を操作すると矢印a方向に移動し、キーb´を操作すると矢印b方向に移動するのに対し、逆レイアウトではリモコン3のキーa´の操作により制御台車(スタッカークレーン)2は上述とは反対の矢印b方向に移動し、キーb´の操作により矢印a方向に移動する。すなわち、正レイアウトと逆レイアウトではリモコン3のキー操作が逆になる。
【0007】
このため、従来のスタッカークレーンの制御では走行方向とリモコン3の操作が逆になり、処理が煩雑であった。また、制御台車(スタッカークレーン)2を設置する際、逆に設置しなければならず、管理工数もかかった。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、スタッカークレーンの走行制御を容易に行い、設置管理工数も少ないスタッカークレーンの制御装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題は請求項1記載の発明によれば、自動倉庫に使用するスタッカークレーンの制御装置において、前記スタッカークレーンの動作を指示するリモコンと接続が可能で、スタッカークレーンの制御台車上の、該制御台車が進行する方向の前後に配置されている接続部と、 前記制御台車の前後のいずれの接続部に前記リモコンが接続されたとしても、前記リモコンの操作指示と前記スタッカークレーンの動作方向を同じとする制御回路と、が設けられているスタッカークレーンの制御装置を提供することによって達成できる。
【0010】
ここで、リモコンはスタッカークレーンの制御動作を指示するものであり、本発明ではスタッカークレーンの移動方向の前後にリモコン接続口が設けられているので、自動倉庫に進入するオペレータの方向によってリモコン接続口を選択して使用することができ、極めて使用し易いスタッカークレーンの制御装置を提供できる。
また、オペレータは例えば正レイアウトの場合と逆レイアウトの場合で制御処理を同じにすることができ、極めて操作性のよいスタッカークレーンの駆動制御を行うことができる。
【0011】
請求項2の記載は、前記請求項1記載の発明において、前記制御台車は、前記リモコンの接続部が設けられた位置を認識する認識回路を有し、前記制御回路は、前記認識回路で認識された前記リモコン接続位置に基づき、前記リモコンの操作指示と前記スタッカークレーンの動作方向とが一致するように制御する、構成である。
このように構成することにより、認識回路によってリモコンが接続された接続口を容易に認識でき、例えばこの認識回路にリモコンキーからの操作信号を加えてスタッカークレーンの動作を制御することができる。
【0014】
請求項の記載は、前記請求項1または2の記載において、前記リモコンの操作指示は前記制御台車の前後の移動指示である。
また、請求項の記載は、前記請求項1または2の記載において、前記リモコンの指示は前記スタッカークレーンに設けられたフォークの駆動指示である。
【0015】
上記請求項3と4の記載は、前記リモコンの指示を具体的に示す構成であり、上記指示内容は、本例においては限定されるものではなく、クレーンの昇降指示等であってもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例について、図面を参照して詳細に説明する。
図3は本例のスタッカークレーン制御装置が設置された自動倉庫の全体図である。同図において、スタッカークレーン15は不図示の制御台車と共に、レール16上を矢印方向に移動する。スタッカークレーン15は一対のマスト16を支柱として昇降キャレッジ17を上下に移動する。スタッカークレーン15は、不図示の非接触給電装置から電力の供給を受け、駆動ローラ18a、18bを転動し、例えばホームポジション(HP)から目的位置まで移動し、例えば同図に示す位置で昇降キャレッジ17を所定の位置まで昇降する。そして、不図示のフォークを駆動して棚(ラック)19の収納部19aに部品や製品等を積み、又は収納部25aに部品等を置き(但し、同図では収納部25aの位置だけを示し、実際の部品等は図示していない)、ホームポジション(HP)まで戻る。
【0017】
図1は、上記構成の自動倉庫の平面図であり、正レイアウトの場合を示す。この場合、スタッカークレーン15のホームポジション(HP)が紙面上の上方にあり、ラック19にはホームポジション(HP)側から1連、2連、3連、・・・の連番が付加されている。また、同図は平面図であり、上述の各連には紙面の垂直方向に上述の収納部25aが設けられている。制御台車7には制御盤8が設けられ、この制御盤8の側面にリモコン接続口9が設けられている。一方、本例の制御台車7には、上記制御盤8の反対側にもリモコン接続口10が設けられている。すなわち、本例の制御台車7には、制御台車7の移動方向の前、後にそれぞれリモコン接続口が設けられている。
【0018】
図1に示す正レイアウトの場合、ホームポジション(HP)に対して反対側に壁や他の設備等の障害物11が存在し、オペレータ12が当該方向から進入できない場合である。したがって、この場合オペレータ12はホームポジション(HP)側から進入し、リモコン13を制御盤8側のリモコン接続口9に接続してスタッカークレーン20を操作する。
【0019】
一方、図2は同じラック25の配置であってもホームポジション(HP)側に壁や他の設備等の障害物14が存在し、オペレータ12が当該方向から進入できない場合である。この場合、リモコン13をリモコン接続口10に接続してスタッカークレーン15を操作する。本例の逆レイアウトでは、図1に対して(正レイアウトに対して)ラック19の配置も同じであると同時に、制御台車7(及びスタッカークレーン15)の配置も同じである。したがって、制御台車7(スタッカークレーン15)をレール21上に設置する際の管理工数は正レイアウトと同じであり、自動倉庫を設置する際の制御台車7(スタッカークレーン20)の設定管理を容易に行うことができる。
【0020】
本例では上述のように、正レイアウトであっても逆レイアウトであっても、同じラック19の配置、同じ制御台車7(スタッカークレーン15)の配置を実現するものであり、このため以下に示す制御回路を使用する。
【0021】
図4は本例で使用する制御回路例を示す。本例の制御回路20は制御盤8内にあり、制御盤8の側面に設けられたリモコン接続口9、及び制御盤8の配設位置の反対側に設けられたリモコン接続口10に接続されている。制御回路20はCPUモジュール21と2個のプルアップ抵抗22a、22bで構成されている。CPUモジュール21は、本例の制御回路20の主要部あり、後述するテーブルに従ってリモコン13から供給される操作信号を処理する。
【0022】
CPUモジュール21には3個の入力ポートP1〜P3が設けられ、2個の出力ポートP4、P5が設けられている。入力ポートP1にはリモコン13からのスイッチ情報が入力し、入力ポートP2、P3にはリモコン13の接続口の情報が入力する。一方、出力ポートP4には走行モータ24が接続され、この走行モータ24を正回転、又は逆回転させるための正/逆転制御信号が出力される。また、出力ポートP5にはフォークモータ25が接続され、このフォークモータ25を正回転、又は逆回転させるための正/逆転制御信号が出力される。
【0023】
また、CPUモジュール21は不図示のROMやRAMを内蔵し、図7に示すテーブル情報に従って制御処理を行う。尚、テーブル情報を用いた制御処理については詳しく後述する。
【0024】
一方、リモコン13は図5に示すキー構成であり、接続線26を介して前述のリモコン接続口9又は10に接続される。同図に示すように、リモコン13には4個のキー「1」〜「4」が設けられ、キー「1」は制御台車7(スタッカークレーン15)を前進させる時操作し、キー「2」は制御台車7(スタッカークレーン15)を後進される時操作する。また、キー「3」及び「4」はスタッカークレーン15に設けられた前述のフォークを駆動するとき操作する。例えば、キー「3」を押下することによってフォークを左側に駆動し、キー「4」を押下することによってフォークを右側に駆動する。これらのキー「1」〜「4」のキー操作信号はスイッチ情報として接続線26、リモコン接続口9又は10を介して前述の入力ポートP1に供給される。
【0025】
また、リモコン13の接続線26の他端にはコネクタ27が設けられている。そして、このコネクタ27をリモコン接続口9又は10に接続することにより、上述のスイッチ情報をCPUモジュール21に供給することが可能となる。
【0026】
コネクタ27は図6に示すように構成され、3個の端子27a〜27cを有する。ここで、端子27aは上述のスイッチ情報を供給するための端子であり、リモコン接続口9(又は10)の端子9a(又は10a)に接続する。一方、端子27bと27cはコネクタ27の内部で接続されており、コネクタ27をリモコン接続口9(又は10)に接続することによって、リモコン接続口9(又は10)側の端子9b(又は10b)と端子9c(又は10c)を導通させる回路構成である。ここで、端子9c(又は10c)は接地されており、従ってコネクタ27をリモコン接続口9(又は10)に接続することによって、端子9b(又は10b)は端子9c(又は10c)と導通し、端子9b(又は10b)も接地状態となる。
【0027】
端子9bは、前述のCPUモジュール21の入力ポートP2に接続されている。このため、リモコン接続口9にコネクタ27を接続することにより入力ポートP2に接地電位(ロー(L)レベル)が供給され、CPUモジュール21はリモコン13(コネクタ27)がリモコン接続口9に接続されたことを知る。尚、リモコン13(コネクタ27)がリモコン接続口9に接続されていないときには、入力ポートP2にプルアップ抵抗22aを介して電圧(Vcc)が印加され(ハイ(H)レベルが供給され、CPUモジュール21はリモコン13がリモコン接続口9に接続されていないと判断する。
【0028】
一方、リモコン接続口10へのコネクタ27の接続も同様にして判断する。例えば、リモコン接続口10にコネクタ27を接続することにより入力ポートP3にLレベル)が供給され、CPUモジュール21はリモコン13がリモコン接続口10に接続されたことを知ることができ、又リモコン13がリモコン接続口10に接続されていないときには、入力ポートP3にプルアップ抵抗22bを介してHレベルが供給され、リモコン13がリモコン接続口10に接続されていないことを知る。
【0029】
次に、制御台車7(スタッカークレーン15)の制御動作を説明する。
先ず、図1に示す正レイアウトの場合について説明する。オペレータ12は先ず、リモコン13のコネクタ27をリモコン接続口9に接続する。この接続により、前述の接地ーリモコン接続口9の端子9cーコネクタ27の端子27c、27bーリモコン接続口9の端子9bー入力ポートP2に直列回路が構成され、CPUモジュール21の入力ポートP2にL信号が供給される。したがって、このときCPUモジュール21はリモコン13がリモコン接続口9に接続されたことを知る。
【0030】
初期時、制御台車7(スタッカークレーン15)はホームポジション(HP)に位置し、オペレータ12がリモコン13を操作することにより動作を行う。先ず、リモコン13のキー「1」を操作することにより制御台車7(スタッカークレーン20)を図1に示す矢印a方向に移動する。すなわち、キー「1」の操作信号はコネクタ27、リモコン接続口9を介して入力ポートP1に供給され、CPUモジュール21はスイッチ情報としてキー「1」の指示を知る。前述のようのCPUモジュール21は図7に示すテーブル情報を有し、この情報に従ってスタッカークレーン20の動作制御を行い、CPUモジュール21は前接続(リモコン接続口9へのリモコン13の接続)を知っているのでキー「1」の操作により走行モータ24に正回転の指示を行う(図7に示す▲1▼)。この指示は前述の正/逆転制御信号の出力によって行い、走行モータ24を正回転することで、制御台車7(スタッカークレーン15)を上述の矢印a方向に移動する。
【0031】
次に、リモコン13のキー「2」を操作することにより制御台車7(スタッカークレーン15)を矢印b方向に移動する。この場合、キー「2」を操作し、このキー操作信号を入力ポートP1に出力することにより、CPUモジュール21はキー「2」の指示を知り、走行モータ24に逆回転指示を行う(図7に示す▲2▼)。この指示により、走行モータ24は前述とは逆の回転を行い制御台車7(スタッカークレーン15)を矢印b方向に移動する。
【0032】
次に、リモコン13のキー「3」を操作することによりスタッカークレーン15に設けられたフォークを駆動する。すなわち、スタッカークレーン15上の荷物(部品や製品等)を目的の収納部に収納するためフォークを左方向に駆動するための操作である。尚、上述のフォークの移動方向は図1に示す矢印c方向である。この場合の回路動作は、キー「3」の操作を入力ポートP1に供給されるスイッチ情報によって知り、フォークモータ25に正回転指示を出力する(図7に示す▲3▼)。この指示により、フォークモータ25は正回転を行い、フォークを図1の矢印c方向に駆動し、例えば部品又は製品等の荷物を目的の収納部に収納する。
【0033】
次に、リモコン13のキー「4」を操作することによりスタッカークレーン15に設けられたフォークを上述とは逆方向に駆動する。この場合の回路動作は、CPUモジュール21がキー「4」の操作を入力ポートP1に供給されるスイッチ情報によって知り、フォークモータ25に逆回転指示を行い(図7に示す▲4▼)、フォークを図1の矢印d方向に駆動するものである。
【0034】
以上のように、正レイアウトの場合にはリモコン13はリモコン接続口9に接続され、図7に示すテーブルデータの▲1▼〜▲4▼が選択され、対応する信号を走行モータ24、及びフォークモータ25に供給してスタッカークレーン の駆動を行った。
【0035】
次に、図2に示す逆レイアウトの場合について説明する。この場合、オペレータ12はリモコン13のコネクタ27をリモコン接続口10に接続する。この接続により、接地ーリモコン接続口10の端子10cーコネクタ27の端子27c、27bーリモコン接続口10の端子10bー入力ポートP3に直列回路が構成され、CPUモジュール21の入力ポートP3にL信号が供給される。したがって、このときCPUモジュール21はリモコン13がリモコン接続口10に接続されたことを認識する。
【0036】
この状態において、オペレータ12がリモコン13を操作することにより以下のような動作を行う。このときのスタッカークレーンの動作は、リモコン13のキー操作に従って実行され、前述の正レイアウトのキー操作と同じ駆動を行う。すなわち、キー「1」を操作すると制御台車7(スタッカークレーン20)は前進し、キー「2」を操作すると制御台車7(スタッカークレーン20)は後進する。また、キー「3」を操作するとスタッカークレーン20に設けられたフォークは図2の紙面の右側に駆動し、キー「4」を操作するとフォークは図2の紙面の左側に駆動する。以下、具体的に説明する。
【0037】
先ず、キー「1」を操作すると、この操作信号はコネクタ27、リモコン接続口10を介して入力ポートP1に供給され、CPUモジュール21はスイッチ情報としてキー「1」の指示を知る。前述のようのCPUモジュール21は図7に示すテーブル情報に従ってスタッカークレーン15の動作制御を行い、この時点でCPUモジュール21は後接続(リモコン接続口10へのリモコン13の接続)を認識しており、キー「1」の操作により走行モータ24に逆回転の指示を行う(図7に示す▲5▼)。この指示により、走行モータ24は逆回転を行い、制御台車7(スタッカークレーン15)を上述の矢印b方向に移動する。
【0038】
すなわち、オペレータ12は現在の自分の位置に対し、制御台車7(スタッカークレーン15)を前進させたい場合にはキー「1」を操作することになる。この指示は前述の正レイアウトの場合と同じである。したがって、オペレータ12はスタッカークレーンの走行を制御する際、煩雑な制御を行うことなく、正レイアウトと同じ指示を行うことによってスタッカークレーンの駆動制御を行うことができる。
【0039】
次に、リモコン13のキー「2」を操作することにより、この操作信号は入力ポートP1に供給され、CPUモジュール21はスイッチ情報としてキー「2」の指示を認識する。この場合、CPUモジュール21は現在リモコン13が後接続であり、キー「2」が操作されたことから、走行モータ24に正回転の指示を行う(図7に示す▲6▼)。この指示により、走行モータ24は正回転を行い、制御台車7(スタッカークレーン15)を上述の矢印a方向に移動する。
【0040】
この場合、オペレータ12は現在の自分の位置に対し、制御台車7(スタッカークレーン15)を後進させたい場合であり、正レイアウトの場合と同様、キー「2」を操作することにより、スタッカークレーン15を後進させることができる。したがって、オペレータ12はスタッカークレーン15の走行を制御する際、煩雑な制御を行うことなく、正レイアウトと同じ指示を行うことによってスタッカークレーン15の駆動制御を行うことができる。
【0041】
次に、リモコン13のキー「3」を操作する場合も同様であり、キーの操作信号とリモコン13の接続位置から、フォークモータ25に正回転指示を行いフォークを図2の矢印d方向に駆動する(図7に示す▲7▼)。この場合、フォークの駆動方向は正レイアウトの場合と同じである。
【0042】
また、リモコン13のキー「4」を操作する場合も同様であり、キーの操作信号とリモコン13の接続位置から、フォークモータ25に正回転指示を行いフォークを図2の矢印c方向に駆動する(図7に示す▲8▼)。この場合も、フォークの駆動方向は正レイアウトの場合と同じである。
【0043】
このように、フォークの駆動方向についても、オペレータ12は煩雑な制御を行うことなく、正レイアウトと同じ指示を行うことによってスタッカークレーン15の駆動制御を行うことができる。
【0044】
尚、上述の例ではリモコン13に設けられたキー「1」〜「4」について説明し、クレーンの昇降キーについては説明していないが、正レイアウトと逆レイアウトを同じ操作によって行える場合には、他のキーをリモコン13に設定して同様に制御することができる。
【0045】
また、本例ではCPUモジュール21の3個の入力ポートP1〜P3に入力する信号に従って走行モータ24、及びフォークモータ25の駆動制御を行ったが、3個の入力ポートに限定されない。また、CPUモジュール21のテーブルに設定した情報を使用したが、このような構成のCPUモジュール21を使用することなく、ゲート回路で制御回路を構成してもよい。
【0046】
図8は、ゲート回路を用いた制御回路の例である。同図において、三角印内に示された1〜4は前述のキー出力を示し、24は走行モータを示し、25はフォークモータを示す。この制御回路は8個のアンドゲート30a〜30h、2個のインバータ31a、31b、及び4個のオアゲート32a〜32dで構成され、アンドゲート30a、又は30cから走行モータ24の正回転信号を出力し、アンドゲート30b、又は30dからフォークモータ25の逆回転信号を出力する。また、アンドゲート30e、又は30gからフォークモータ25の正回転信号を出力し、アンドゲート30f、又は30hからフォークモータ25の逆回転信号を出力する。尚、アンドゲート30a、30cから出力される正回転信号は、オアゲート32aを介して走行モータ24に出力され、アンドゲート30b、30dから出力される逆回転信号は、オアゲート32bを介して走行モータ24に出力される。一方、アンドゲート30e、30gから出力される正回転信号は、オアゲート32cを介してフォークモータ25に出力され、アンドゲート30f、30hから出力される逆回転信号は、オアゲート32dを介してフォークモータ25に出力される。
【0047】
例えば、リモコン13が前接続されると、入力AにL信号が入力し、インバータ31aを介してアンドゲート30a、30d、30e、30hにH信号が入力する。したがって、キー「1」を押下するとキー「1」の操作信号がアンドゲート30aに供給され、オアゲート32aを介して走行モータ24を駆動してスタッカークレーン20を前進移動する。また、キー「2」を押下するとキー「2」の操作信号がアンドゲート30dに供給され、オアゲート32bを介して走行モータ24を逆回転駆動してスタッカークレーン20を後進させる。また、キー「3」を押下するとアンドゲート30eにH信号が供給され、オアゲート32cを介してフォークモータ25を駆動してフォークを例えば左方向駆動し、キー「4」を押下するとアンドゲート30hにH信号が供給され、オアゲート32dを介してフォークモータ25を例えば右方向駆動する。
【0048】
一方、リモコン13が後接続されると入力BにL信号が入力し、インバータ31bを介してアンドゲート30b、30c、30f、30gにH信号が入力する。したがって、キー「1」を押下するとこの操作信号がアンドゲート30bに供給され、走行モータ24を逆回転駆動する。また、キー「2」を押下するとこの操作信号がアンドゲート30cに供給され、走行モータ24を正回転駆動する。この場合、前述と同様、オペレータ12の操作位置が逆であるので、走行モータ24を逆方向に駆動することにより、ラックに対しては同じ方向の移動となる。このことは、キー「3」、「4」についても同様であり、キー「3」を押下するとアンドゲート30fにH信号が供給され、フォークモータ25を駆動してフォークを例えば右方向駆動し、キー「4」を押下するとアンドゲート30gにH信号が供給され、フォークモータ25を左方向に駆動する。
【0049】
以上のように構成しても、オペレータ12は煩雑な制御を行うことなく、正レイアウトと逆レイアウトにおいて同じ指示を行うことによってスタッカークレーン20の駆動制御を簡単に行うことができる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば正レイアウトであっても、逆レイアウトであっても操作するリモコンの各スイッチはスタッカークレーンの動作方向に対して同じであり、容易に作業を行うことができる。
【0051】
また、制御台車やスタッカークレーンの設置管理を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動倉庫の平面図であり、正レイアウトの場合を示す。
【図2】ホームポジション(HP)側に壁や他の設備等の障害物が存在し、オペレータが当該方向から進入できない場合の逆レイアウトを示す。
【図3】本例のスタッカークレーン制御装置が設置された自動倉庫の全体図である。
【図4】本例で使用する制御回路例を示す。
【図5】リモコンの構成を説明する図である。
【図6】コネクタの構成を説明する図である。
【図7】CPUモジュール内のテーブル情報を説明する図である。
【図8】他の制御回路の構成を示す図である。
【図9】(a)、(b)は従来例のスタッカークレーンの駆動動作を説明する図である。
【符号の説明】
7 制御台車
8 制御盤
9、10 リモコン接続口
11、14 障害物
12 オペレータ
13 リモコン
15 スタッカークレーン
16 レール
17 昇降キャレッジ
18a、18b 駆動ローラ
19 棚(ラック)
19a 収納部
20 制御回路
21 CPUモジュール
22a、22b プルアップ抵抗
24 走行モータ
25 フォークモータ
26 接続線
27 コネクタ
27a〜27c 端子
30a〜30h アンドゲート
31a、31b インバータ

Claims (4)

  1. 自動倉庫に使用するスタッカークレーンの制御装置において、
    前記スタッカークレーンの動作を指示するリモコンと接続が可能で、スタッカークレーンの制御台車上の、該制御台車が進行する方向の前後に配置されている接続部と、
    前記制御台車の前後のいずれの接続部に前記リモコンが接続されたとしても、前記リモコンの操作指示と前記スタッカークレーンの動作方向を同じとする制御回路と、
    を有することを特徴とするスタッカークレーンの制御装置。
  2. 前記制御台車は、前記リモコンの接続部が設けられた位置を認識する認識回路を有し、
    前記制御回路は、前記認識回路で認識された前記リモコン接続位置に基づき、前記リモコンの操作指示と前記スタッカークレーンの動作方向とが一致するように制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載のスタッカークレーンの制御装置。
  3. 前記リモコンの操作指示は前記制御台車の前後の移動指示であることを特徴とする請求項1または2記載のスタッカークレーンの制御装置。
  4. 前記リモコンの操作指示は前記スタッカークレーンに設けられたフォークの駆動指示であることを特徴とする請求項1または2記載のスタッカークレーンの制御装置。
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