JPH10315960A - 搬送設備 - Google Patents

搬送設備

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JPH10315960A
JPH10315960A JP9124599A JP12459997A JPH10315960A JP H10315960 A JPH10315960 A JP H10315960A JP 9124599 A JP9124599 A JP 9124599A JP 12459997 A JP12459997 A JP 12459997A JP H10315960 A JPH10315960 A JP H10315960A
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邦夫 江崎
Hiroyasu Hotehama
洋泰 保手濱
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、移動体の収納スペースを大きく確
保でき、高荷重の荷を搬送することを可能とする搬送設
備を提供することを目的とする。 【解決手段】 自走車Vは、ライン1,3,4,5(搬
送経路の水平部)をリニアモータの駆動力により移動
し、上記ラインをつなぐ搬送経路の垂直部ではリフタ6
により移動される構成とする。この構成によれば、自走
車Vは、搬送経路の水平部では、リニアモータの推力に
より走行することにより、自走車Vの高速走行を実現で
き、またモータの容量を小さくできることから、収納ス
ペースを大きく確保できる。また搬送経路の垂直部で
は、リフタ6により昇降されることにより、高荷重の荷
を積載した自走車Vを昇降させることができ、したがっ
て高荷重の荷を高速で搬送できる搬送設備を提供でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め設定された移
動経路に沿って移動し、荷を搬送する移動体を備えた搬
送設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の搬送設備としては、たと
えば特開平4−317921号公報に見られるように、
荷の搬送路となる環状のメインラインおよびこのメイン
ラインから分岐される複数のステーションラインとスト
レージラインを、自走車(移動体)を支持案内するレー
ル装置により形成し、このレール装置に沿って給電レー
ルを敷設し、さらにレール装置の垂直あるいは傾斜部に
渡ってラックを配設している。また自走車には、前記レ
ール装置の案内面上で圧接転動させることにより自走車
を走行させる推進用回転輪と、前記ラックに咬合するこ
とにより、レール装置の垂直、あるいは傾斜部上を走行
させるピニオンギヤと、これら推進用回転輪とピニオン
ギヤを駆動するモータと、前記給電レールからモータへ
給電する集電子を設けている。
【0003】上記構成により、給電レールから集電子を
介してモータへ給電し、モータの回転力を推進用回転輪
に伝達し、この推進用回転輪をレール装置の案内面上で
圧接転動させることにより、自走車は走行する。さらに
垂直、あるいは傾斜部上では、ラックにピニオンギヤが
咬合することにより、振れやがた付きやスリップなどが
ない状態で安定して走行する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の搬送設
備では、高荷重の荷を積んだ自走車がレール装置の垂直
部を上昇するためには、モータの容量を大きくする必要
があることから、モータ自体が大きくなり、よってモー
タの取付けスペースが大きく必要となり、荷を収納する
スペースが減少するという問題があった。また、自走車
に容量の大きいモータを搭載できない場合には、垂直部
をピニオンギヤの駆動で上昇させるために、自走車に積
載する荷重を軽くせざるを得ないという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、移動体のモータの容量
を小さくでき、よって収納スペースを大きく確保でき、
さらに高荷重の荷を搬送することを可能とした搬送設備
を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、予め設定
された移動経路に沿って移動し、荷を搬送する移動体を
備えた搬送設備であって、前記移動体は、前記移動経路
の水平部をリニアモータの駆動力により移動し、前記移
動経路の垂直部を昇降装置により移動することを特徴と
するものである。
【0007】上記構成によれば、移動体は搬送経路の水
平部はリニアモータにより移動し、垂直部は昇降装置に
より移動する。またリニアモータは水平部のみ移動体を
推進できればよくなり、従来と比較してモータの容量が
小さくなる。また走行音が減少する。
【0008】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明であって、移動経路の水平部に沿って、N極の磁
石とS極の磁石を繰り返し配列し、移動体にこれら磁石
に対向してリニアモータの一次側コイルを設けたことを
特徴とするものである。
【0009】上記構成によれば、リニアモータは直流モ
ータにて構成され、よって減速機が不要となり、保守部
品点数が大幅に減少し、ランニングコストが減少する。
また、一次側コイルを移動体に設けたことにより、移動
体は自立して走行制御を行うことが可能となり、移動経
路への移動体の投入台数の制約がなくなる。
【0010】また請求項3記載の発明は、請求項2記載
の発明であって、移動経路の水平部に沿って、給電線路
を敷設し、この給電線路より移動体のリニアモータの一
次側コイルに給電することを特徴とするものである。
【0011】上記構成によれば、給電線路より移動体の
リニアモータの一次側コイルに給電され、リニアモータ
により移動体は駆動される。また請求項4記載の発明
は、請求項2記載の発明であって、移動体にN極の磁石
とS極の磁石を検出する検出手段を設け、検出した磁石
の数をカウントすることにより移動体は位置確認を行う
ことを特徴とするものである。
【0012】上記構成によれば、移動体は移動時に磁石
の数をカウントすることにより現在位置が認識される。
また請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明であっ
て、昇降装置は、その昇降体に、移動体が乗り移る所定
経路と、この所定経路を移動経路の水平部に接続する接
続手段と、前記所定経路を回動する回動手段を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0013】上記構成によれば、移動体の乗降時、昇降
体上の所定経路は、昇降体上より回動され、続いて移動
経路の水平部に接続される。この所定経路に移動体が乗
り込み、あるいは所定経路より移動体が降りると、所定
経路は移動経路の水平部より離反され、回動されて昇降
体上に戻される。
【0014】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明の実施の形態を示す搬送設
備の概略経路図である。 〔搬送経路〕荷の搬送経路は、図示するように、所定の
階、たとえば1階と2階の中間階に敷設されたループ状
の主経路部(メインライン)1と、このメインライン1
に分岐合流装置2を介して接続されるストレージ部(ス
トレージライン)3と、分岐合流装置2を介して接続さ
れる分岐部(分岐ライン)4と、ステーションライン5
と、分岐ライン4と各階の分岐ライン4あるいは分岐ラ
イン4とステーションライン5をつなぐ昇降装置である
リフタ6から形成され、ストレージライン3の中央部
と、ステーションライン5の終端部には自走車Vの所定
停止位置を有するステーション7が形成されている。上
記リフタ6が搬送経路の垂直部を形成しており、また上
記メインライン1とストレージライン3と分岐ライン4
とステーションライン5が搬送経路の水平部を形成して
いる。
【0015】また、これらラインは後述するレール装置
Bにより構成されており、このレール装置Bに案内され
て複数の自走車Vが移動し、この移動体である各自走車
Vは、ステーション7間に渡って荷を搬送する。また分
岐合流装置2は、一方のラインから他方のラインへ自走
車Vを横移動させるために使用される。
【0016】自走車Vとレール装置Bを図2〜図7にし
たがって説明する。 〔自走車〕自走車Vは、自走車本体11とこの自走車本体
11の中央部に位置する収納容器(コンテナ)12から構成
されている。
【0017】自走車本体11には、その下部の前後にそれ
ぞれ水平方向に回動自在に走行駆動部13が設けられ、こ
れら各走行駆動部13は、車軸14を介して遊転自在に取付
けた左右計2個の走行車輪15と、車軸16に取付けた前後
左右各4個の横移動規制用車輪17と、リニアモータのス
テータ(一次コイル)18の一体構造となっており、さら
に自走車V間の追突時に動作するバンパースイッチ19A
を内蔵したバンパー19が先端(または後端)に設けられ
ている。また、自走車本体11の下部に、バッテリ29が設
けられている。
【0018】また自走車本体11には、前部および後部に
それぞれ追突防止センサ20が設けられ、一方の側面に
は、レール装置Bに沿って配置される光通信装置21に対
向する光通信センサ22と、磁性体73と、レール装置Bに
沿って配置される光電スイッチ23Aに対向する発進/停
止用の光電スイッチ23と、レール装置Bに沿って配置さ
れたポイント(分岐合流装置2やリフタ6のナンバーな
ど)を示すバーコード24Aに対向するポイント認識用の
バーコードリーダ24と、レール装置Bに沿って配置され
たバーコード・インゾーン検出用マグネット25Aを検出
する磁気センサ25が設けられ、他方の側面には、レール
装置Bに沿って敷設された給電レール26から集電する集
電子27が設けられ、さらに下部中央に、レール装置Bに
沿って配置されたリニアモータ二次側のN極の磁石とS
極の磁石43を検知する磁気センサ28が設けられている。
磁気センサ28により検出された磁石43の数をカウントす
ることにより現在位置を認識できる。
【0019】また収納容器12には上面に蓋30が設けられ
ており、この蓋30の内部には蓋30が開であるかを検出す
る近接センサからなる蓋開センサ31が設けられている。
また、自走車本体11の内部には、図6に示すように、C
PU基板33とリニアモータコントロール基板34からなる
コントローラ35と、リニアモータの一次コイル18に一次
電流を供給するリニアモータのドライバ(基板)36と、
集電子27に接続された電源装置37が設けられている。電
源装置37からコントローラ35とドライバ36へ給電され
る。
【0020】コントローラ35には、上記バンパースイッ
チ19A、追突防止センサ20、光通信センサ22、発進/停
止用の光電スイッチ23、ポイント認識用のバーコードリ
ーダ24、バーコード・インゾーン検出用磁気センサ25、
走行位置検出用磁気センサ28、および蓋開センサ31が接
続され、コントローラ35は、これらセンサと通信装置の
入力に応じて走行・停止を判断し、自走車Vの位置認識
を行い、走行時にリニアモータのドライバ36へ走行指令
を出力する(詳細は後述する)。リニアモータのドライ
バ36は、コントローラ35の走行指令に応じてリニアモー
タの一次コイル18に一次電流を供給する。 〔レール装置〕レール装置Bは、車輪15に上下から接当
する第1走行案内面41と、横移動規制用車輪17に外側か
ら接当する第2走行案内面42とを有し、レール装置Bの
水平部の中央にはリニアモータの一次コイル18に対向し
て上記N極の磁石とS極の磁石43が繰り返し配列されて
いる。
【0021】上記分岐合流装置2を図7にしたがって説
明する。 〔分岐合流装置〕分岐合流装置2は、上記レール装置B
に連続し、自走車Vが乗降するレール部51と、このレー
ル部51をライン間に渡って移動させる搬送部(図示せ
ず)から構成されている。レール部51はレール装置Bと
同一の構造としており、給電レール26が設けられ、N極
の磁石とS極の磁石43が繰り返し配列されている。また
自走車Vの光電スイッチ23に対向する光電スイッチ23A
と、磁性体73に対向する在席検出用磁気センサ74が設け
られている。
【0022】搬送部は、自走車Vが分岐合流装置2の手
前のポイントに到達し、自走車Vより通信装置22,21を
介して「分岐の要求」を入力すると、このラインに接続
するように、レール部51を移動させ、光電スイッチ23,
23Aを介して自走車Vへ「乗り込み許可」を出力し、磁
気センサ74により自走車Vの乗り込みを確認すると、他
方のラインへレール部51を移動させ、光電スイッチ23,
23Aを介して自走車Vへ「発進許可」を出力する。
【0023】また搬送部は、自走車Vが分岐合流装置2
の手前のポイントに到達し、通信装置22,21を介して
「通過の要求」を自走車Vより入力すると、このライン
に接続するように、レール部51を移動させ、光電スイッ
チ23,23Aを介して自走車Vへ「通過許可」を出力す
る。
【0024】上記リフタ6を図8〜図10に基づいて説明
する。 〔リフタ〕リフタ6は、各階のレール装置Bに向けて開
口した囲壁体61と、この囲壁体61内部の角に垂直に対向
して配置された垂直レール装置62と、この垂直レール装
置62に沿って昇降する昇降体63と、この昇降体63にバラ
ンスしたウェイト64と、昇降体63とウェイト64間を接続
するワイヤー(チェーンなどでもよい)65と、このワイ
ヤー65を駆動することにより昇降体42を昇降するモータ
などの駆動部(図示せず)と、この駆動部のコントロー
ラ(図示せず)から構成されている。
【0025】また、昇降体63上には、自走車Vが乗り移
る水平レール装置66と、この水平レール装置45を、2点
鎖線で示すように、スライドさせて上記レール装置Bに
接続させるスライド機構67と、このスライド機構67およ
び水平レール装置66を回動する回動機構68が設けられて
いる。また水平レール装置66には、自走車Vの光電スイ
ッチ23に対向する光電スイッチ23Aと、磁性体73に対向
する在席検出用磁気センサ74が設けられ、これら光電ス
イッチ23Aと磁気センサ74は上記コントローラに接続さ
れている。またスライド機構67および回動機構68はコン
トローラにより駆動される。
【0026】リフタ6のコントローラは、リフタ6に接
続するレール装置Bのポイントに自走車Vが到達し、自
走車Vより通信装置22,21を介して「現在の階から目的
の階への移動要求」を入力すると、駆動部を駆動して自
走車Vの現在階へ昇降体63を移動させ、現在階へ到達す
ると、回動機構68を駆動して水平レール装置66を昇降体
63より現在階のレール装置Bの方向へ回動させ、続いて
スライド機構67を駆動してこの階のレール装置Bに接続
するようにスライドさせ、光電スイッチ23,23Aを介し
て自走車Vへ「乗り込み許可」を出力する。そして、自
走車Vの乗り込みを磁気センサ74により確認すると、ス
ライド機構67を駆動して水平レール装置66をレール装置
Bよりスライドさせて離反させ、回動機構68を駆動して
水平レール装置66を回動させて昇降体63上に戻し、駆動
部を駆動して昇降体63を目的階へ昇降し、目的階へ到達
すると、回動機構68を駆動して水平レール装置66を昇降
体63より目的階のレール装置Bの方向へ回動させ、続い
てスライド機構67を駆動して水平レール装置66をこの階
のレール装置Bに接続するようにスライドさせ、光電ス
イッチ23,23Aを介して自走車Vへ「発進許可」を出力
する。 [ステーション]ステーション7は、図8に示すよう
に、到着した自走車Vに対して蓋30を開けて荷の搬出・
搬入を行う箇所であり、操作パネル71の操作により、通
信装置21,22を介して自走車Vのコントローラ35に対し
て行き先のステーション7のナンバーが入力される。ま
たステーション7は、安全カバー72により覆われてお
り、作業員の安全性を高めている。
【0027】上記構成による作用を説明する。 〔作用〕まず、自走車Vのコントローラ35は、ステーシ
ョン7から行き先のステーションのナンバーを入力する
と、現在のステーション7から目的のステーション7へ
到る移動ルートを設定する。たとえば、ステーションラ
イン5−リフタ6(現在階と行き先階)−分岐ライン4
−分岐合流装置2(ナンバー)−メインライン1の移動
距離−分岐合流装置2(ナンバー)−分岐ライン4−リ
フタ6(現在階と行き先階)−ステーションライン5を
設定する。
【0028】続いてコントローラ35は、リニアモータの
ドライバ36へ高速走行指令を出力し、リニアモータのド
ライバ36よりリニアモータのステータ18へ給電させる。
レール装置Bの水平部では自走車Vは、給電されたリニ
アモータの推力により高速前進し(走行し)、レール装
置Bに案内されて移動する。さらに走行は、第1走行案
内面41に対する車輪15の転動と、横移動規制用車輪17の
第2走行案内面42に対する転動とにより、振れやがた付
きやスリップなどない状態で安定して走行する。また、
各走行駆動部13が横移動規制用車輪17の動きに合わせて
回動されることにより、水平カーブ部ではレール装置B
のカーブ形状に合わせて回動され、安定して走行する。
また走行音はほとんど発生しない。
【0029】そして、コントローラ35は、リフタ6の手
前のマグネット25Aを磁気センサ25により検出すると、
バーコードリーダ24を駆動し、バーコードリーダ24によ
りバーコード24Aを読み取り、リフタ6のナンバー(ポ
イント)を認識すると、リニアモータのドライバ36へ低
速走行指令を出力し、自走車Vを低速走行に切り換え、
光電スイッチ23の検出出力により、リニアモータのドラ
イバ36へ停止指令を出力する。この指令により、自走車
Vは、リフタ6の手前のポイントに停止する。続いて、
コントローラ35は、上述したように、通信装置21,22を
介してリフタ6へ「現在の階から目的の階への移動要
求」を出力し、「乗り込み命令」を入力すると、一定時
間リニアモータのドライバ36へ低速走行指令を出力す
る。この指令により、自走車Vはリフタ6の水平レール
装置66上へ乗り込む。そして、目的の階へ到達し、「発
進命令」を入力すると、リニアモータのドライバ36へ高
速走行指令を出力する。この指令により、自走車Vは、
高速走行を開始し、分岐ライン4のレール装置Bに案内
されて高速移動する。
【0030】そして、コントローラ35は、分岐合流装置
2の手前のマグネット25Aを磁気センサ25により検出す
ると、バーコードリーダ24を駆動し、バーコードリーダ
24によりバーコード24Aを読み取り、分岐合流装置2の
ナンバー(ポイント)を認識すると、リニアモータのド
ライバ36へ低速走行指令を出力し、自走車Vを低速走行
に切り換え、光電スイッチ23の検出出力により、リニア
モータのドライバ36へ停止指令を出力する。この指令に
より、自走車Vは分岐合流装置2の手前のポイントに停
止する。続いてコントローラ35は、上述したように、通
信装置21,22を介して分岐合流装置2へ「分岐の要求」
を出力し、「乗り込み許可」を入力すると、一定時間リ
ニアモータのドライバ36へ低速走行指令を出力する。こ
の指令により、自走車Vは、分岐合流装置2のレール部
51へ乗り込む。そして、レール部51が移動して、「発進
許可」を入力すると、リニアモータのドライバ36へ高速
走行指令を出力する。この指令により、自走車Vはメイ
ンライン1のレール装置Bに案内されて高速移動する。
【0031】またコントローラ35は、磁気センサ28の検
出信号により位置認識を開始し、また通過する分岐合流
装置2では、「通過の要求」を出力して、分岐合流装置
2上を通過し、位置認識により目的の分岐合流装置2に
近づき、手前のマグネット25Aを磁気センサ25により検
出すると、バーコードリーダ24を駆動し、バーコードリ
ーダ24によりバーコード24Aを読み取り、目的の分岐合
流装置2のナンバー(ポイント)を認識すると、リニア
モータのドライバ36へ低速走行指令を出力し、自走車V
を低速走行に切り換え、光電スイッチ23の検出出力によ
り、リニアモータのドライバ36へ停止指令を出力する。
この指令により、自走車Vは、目的の分岐合流装置2の
手前のポイントに停止する。
【0032】以下、上記と同様の動作を繰り返して、自
走車Vは分岐合流装置2(ナンバー)−分岐ライン4−
リフタ6(現在階と行き先階)−ステーションライン5
と移動し、目的のステーション7へ到達する。
【0033】このように、自走車Vは、レール装置Bの
水平部では、リニアモータの推力により走行することに
より、自走車Vの高速走行を実現でき、またレール装置
Bの垂直部では、リフタ6により昇降されることによ
り、高荷重の荷を積載した自走車Vを上昇、下降させる
ことができ、高荷重の荷を高速で搬送することができる
高性能の搬送設備を実現できる。またリニアモータによ
り自走車Vを垂直移動させる必要がないため、従来と比
較して自走車Vのモータの容量を小さくでき、その結
果、収納容器12の容量を大きくでき、形状の大きい荷の
積み込むことができる。またコストを低減でき、走行音
を減少できる。
【0034】またリニアモータは直流モータにて構成さ
れることにより、減速機が不要となり、保守部品点数が
大幅に減少し、よってランニングコストを減少できる。
また、一次側コイル18を自走車Vに設けたことにより、
自走車Vは自立して走行制御を行うことができ、地上側
に一次コイルを設け区間制御により台車の制御を行う場
合と比較して、搬送経路への自走車Vの投入台数の制約
が少なくなり、増設・増車が容易となり、柔軟なレイア
ウトを行うことができる。また一斉に移動でき、台車単
独の能力差に対して設備の能力差を大きくできる。
【0035】また、リフタ6は水平レール装置66を2方
向へ回動できることから、分岐ライン4、あるいはステ
ーション5の敷設方向をこの2方向へ選択することがで
きる。
【0036】なお、本実施の形態では、リフタ6は水平
レール装置66を2方向へ回動できるようにしているが、
3方向まで選択的に回動させることも可能である。また
本実施の形態では、給電レール26と集電子27を使用して
リニアモータの一次コイル18へ給電しているが、無接触
給電設備を使用して給電することもできる。
【0037】また本実施の形態では、レール装置Bに、
リニアモータの二次側としてN極の磁石とS極の磁石43
を繰り返し配列しているが、N極の極性を有する磁性体
とS極の極性を有する磁性体を繰り返し配列するように
してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように発明によれば、移動体
は、移動経路の水平部では、リニアモータの推力により
走行することにより、移動体の高速走行を実現でき、ま
た移動経路の垂直部では、昇降装置により昇降されるこ
とにより、高荷重の荷を積載した移動体を上昇、下降さ
せることができ、高荷重の荷を高速で搬送することがで
きる高性能の搬送設備を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における搬送設備のレイア
ウトの概略図である。
【図2】同搬送設備の自走車の斜視図である。
【図3】同搬送設備の自走車の正面および側面図であ
る。
【図4】同搬送設備の自走車の要部図である。
【図5】同搬送設備の自走車の底面図である。
【図6】同搬送設備の制御構成図である。
【図7】同搬送設備の分岐合流装置の構成図である。
【図8】同搬送設備のリフタとステーションの斜視図で
ある。
【図9】同搬送設備のリフタの昇降体の正面図である。
【図10】同搬送設備のリフタの説明図である。
【符号の説明】
V 自走車(移動体) B レール装置 1 メインライン 2 分岐合流装置 3 ストレージライン 4 分岐ライン 5 ステーションライン 6 リフタ(昇降装置) 7 ステーション 11 自走車本体 12 収納容器 13 走行駆動部 15 走行車輪 17 横移動規制用車輪 18 リニアモータのステータ(一次コイル) 19A バンパースイッチ 20 追突防止センサ 21,22 光通信装置 23,23A 光電スイッチ 24A バーコード 24 バーコードリーダ 25A バーコード・インゾーン検出用マグネット 25 バーコード・インゾーン検出用磁気センサ 26 給電レール 27 集電子 28 走行位置検出用磁気センサ 29 バッテリ 30 蓋 31 蓋開センサ 35 コントローラ 36 リニアモータのドライバ 43 磁石 51 レール部 61 囲壁体 62 垂直レール装置 63 昇降体 64 ウェイト 65 ワイヤー 66 水平レール装置 67 スライド機構 68 回動機構 71 操作パネル 72 安全カバー 73 磁性体 74 在席検出用磁気センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65G 47/57 B65G 47/57 B 54/02 54/02 H02K 41/03 H02K 41/03 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め設定された移動経路に沿って移動
    し、荷を搬送する移動体を備えた搬送設備であって、 前記移動体は、前記移動経路の水平部をリニアモータの
    駆動力により移動し、前記移動経路の垂直部を昇降装置
    により移動することを特徴とする搬送設備。
  2. 【請求項2】 移動経路の水平部に沿って、N極の磁石
    とS極の磁石を繰り返し配列し、移動体にこれら磁石に
    対向してリニアモータの一次側コイルを設けたことを特
    徴とする請求項1記載の搬送設備。
  3. 【請求項3】 移動経路の水平部に沿って、給電線路を
    敷設し、この給電線路より移動体のリニアモータの一次
    側コイルに給電することを特徴とする請求項2記載の搬
    送設備。
  4. 【請求項4】 移動体にN極の磁石とS極の磁石を検出
    する検出手段を設け、検出した磁石の数をカウントする
    ことにより移動体は位置確認を行うことを特徴とする請
    求項2記載の搬送設備。
  5. 【請求項5】 昇降装置は、その昇降体に、移動体が乗
    り移る所定経路と、この所定経路を移動経路の水平部に
    接続する接続手段と、前記所定経路を回動する回動手段
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の搬送設備。
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