JP3800544B2 - 縦棧葺設工法と、この縦棧葺設工法用の瓦 - Google Patents

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本発明は、縦棧葺設工法と、この縦棧葺設工法用の瓦に関する。
従来、この主の縦棧葺設工法及びこれに関連する瓦としては、次のような文献(1)、(2)が挙げられる。その内、文献(1)は、本出願人の発明である。以下、文献(1)、(2)を説明する。
文献(1)は、特開平11−350664号の「安定駒利用の耐震、耐風瓦工法」であり、その概要は、屋根地に地割寸法に沿って縦横棧を付設し、この縦棧に瓦の裏面尻側に設けた安定駒の差込み側の側面を当接して、位置決め(地割寸法に沿って葺設し)するとともに、横棧にこの安定駒の底面を当接し、またこの横棧には、従来と同様に、対の引掛けを係止する構成である。この発明は、瓦の適確な位置決めを図ること、耐震、耐風効果を発揮すること、又は被せ葺き、差込み葺きの何れにも片寄らない葺設ができる瓦の提供を図ること等を意図する。そして、他の特徴として、この例では、縦棧の構造を問わないことであり、当該縦棧は、所定の隙間(安定駒と瓦裏面との隙間)に挿入可能な構造であれは利用できる。従って、その素材の種類、素材の歪み・凹凸・曲がり・寸法等の限定が回避されること、横棧との兼用という有益利用が図れること等に特徴がある。
また文献(2)は、特開平8−302910号の「瓦の葺設工法」であり、その概要は、屋根地に地割寸法に沿って縦横棧を付設し、この縦棧に瓦の裏面尻側に設けた係止用凸起の棧山側・差込み側の側面、又は切欠段面を当接して、位置決め(地割寸法に沿って葺設)するとともに、横棧には、従来と同様に、対の引掛けを係止する構成である。尚、この発明では、凸起は平坦部と連設された構造であり、この平坦部を縦棧に載接することが必須の要件である。この発明は、瓦の適確な位置決めを図ること、耐震、耐風効果を発揮すること、又は被せ葺きができる瓦の提供を図ること等を意図する。そして、他の特徴として、この例では、縦棧の構造を問わないことであり、当該縦棧は、凸起は平坦部に係止又は載接できる構造であれは利用できる。従って、その素材の種類、素材の歪み・凹凸・曲がり・寸法等の限定が回避されること、横棧との兼用という有益利用が図れること等に特徴がある。
特開平11−350664号
特開平8−302910号
前記文献(1)の問題点は、一本の縦棧に沿って葺設された第一の瓦に隣接して多数の第二の瓦を差込み葺きする場合において、この第二の瓦の裏面尻側の差込み側端面を、次の縦棧と第一の瓦の棧山側裏面との間(隙間)に差込み(挿入し)、しかもこの狭い隙間を利用して、安定駒の差込み側を、縦棧に当接する葺設作業を要することである。この葺設作業には、手間と経験を要することが考えられる。尚、詳細な説明は省略するが、被せ葺きの場合は、縦横棧の上から被せるように葺上げる。この葺上げの際に、縦棧の側面(差込み側)に、安定駒の差込み側を当接するように葺上げる施工である。従って、極めて簡易・正確で、しかも迅速に葺設できるので、この被せ葺きに関しては、前述した差込み葺きに関する問題はない。
また前記文献(2)の問題点は、図5の例において、一本の縦棧に沿って葺設された第一の瓦に隣接して多数の第二の瓦を差込み葺きする場合において、この第二の瓦の裏面尻側の差込み側端面を、次の縦棧と第一の瓦の平坦部裏面とで形成する間(隙間)に差込み(挿入し)、しかもこの極めて狭い隙間を利用して、凸起の差込み側を、縦棧に当接し、平坦部を縦棧に載接する葺設作業を要することである。この葺設作業、即ち、側面当接と、載接の作業には、手間と経験を要することは明らかである。尚、詳細な説明は省略するが、被せ葺きの場合は、縦横棧の上から平坦部を被せるように葺上げる。この葺上げの際に、縦棧を平坦部に載接するとともに、この縦棧の側面(差込み側)に、安定駒の差込み側を当接するように葺上げる施工である。従って、極めて簡易・正確で、しかも迅速に葺設できるので、この被せ葺きに関しては、前述した差込み葺きに関する問題はない。尚、図3の例では、構造上で差込み葺きはできない。
請求項1の発明は、葺設した第一の瓦(一例である)の棧山側裏面と、第一の縦棧(一例である)の上面とで形成される隙間に、第二の瓦(一例である)の差込み側(安定駒の差込み側)を、容易・確実かつ迅速に差込み葺設すること、又は安定駒の差込み側に、縦棧の側面を衝止して確実に葺設できること、また指による衝止感覚を利用して葺設すること等を意図する。
請求項1は、屋根地に地割に沿って縦横棧を付設し、一本の縦棧に沿って軒先から棟方向に順次葺設した多数の第一の瓦に隣接して多数の第二の瓦を葺設する縦棧葺設工法であって、
この第二の瓦は、裏面尻側の安定駒から差込み側端面に亘って形成した削面を利用して、前記第一の瓦の棧山側裏面と、縦棧との間に形成した隙間に向かって差込み、この差込み時に、前記縦棧に安定駒の差込み側を添接するとともに、前記削面を前記縦棧に当接し、この添接及び当接時に前記安定駒を前記横棧に当接し、当該第二の瓦を縦横棧を利用して、前記第一の瓦に差込み葺設する縦棧葺設工法である。
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、また安定駒の差込み側を、縦棧に一層確実に当接し、かつ指による衝止感覚を利用して感覚的に葺設すること等を意図する。
請求項2は、請求項1に記載の縦棧葺設工法において、この削面を、削面の内側より尻側に向かって順次深く傾斜形状に形成し、当該削面を縦棧に当接した際に、この削面の略全部が当該縦棧に接触し、当該第二の瓦の位置決めと、耐震、耐風効果を発揮できる縦棧葺設工法である。
請求項3の発明は、請求項1の目的を達成すること、また安定駒の差込み側を、縦棧に一層確実に当接し、かつ指による衝止感覚を利用して感覚的に葺設すること等を意図する。また第二の瓦と、縦棧との空間を確保して乾燥と、腐蝕防止を図ることを意図する。
請求項3は、請求項1に記載の縦棧葺設工法において、この削面を、削面の内側より尻側に向かって同じ深さの方形状に形成し、当該削面を縦棧に当接した際に、この削面の前後の角部をこの縦棧に、二点支持で接触して、当該第二の瓦と縦棧との間に空間が形成されること、また耐震、耐風効果を発揮できる縦棧葺設工法である。
請求項4の発明は、葺設した第一の瓦の棧山側裏面と、第一の縦棧の上面とで形成される隙間に、第二の瓦の差込み側(安定駒の差込み側)を、容易・確実かつ迅速に差込みできる構造の瓦、又は安定駒の差込み側に、縦棧の側面を衝止して確実に葺設できること、また指による衝止感覚を利用して葺設できる構造の瓦の提供等を意図する。
請求項4は、請求項1に記載の縦棧葺設工法に使用される瓦であって、
この瓦の裏面の尻側に、当該瓦の谷部の中心を基点として、この差込み側と棧山側に対の引掛け突起を設け、この差込み側の引掛け突起と、棧山側の引掛け突起とは、屋根地に設けた横棧への略均等な係止するように、前記谷部を中心より略同じ所定寸法を確保する構成とし、
またこの瓦の裏面の尻側に、前記差込み側の引掛け突起に隣接して安定駒を形成し、この安定駒から差込み側端面に亘って屋根地に設けた縦棧に当接するための削面を形成し、この削面の内側より尻側に向かって形成される長さが、前記安定駒の流れ方向の長さと略同じにする構成とした縦棧葺設工法用の瓦である。
請求項5の発明は、請求項4の目的を達成するに最適な構造の瓦の提供を意図する。
請求項5は、請求項4に記載の瓦の表面の尻側に、地割位置への瓦の葺設を図る地割用の地割線を複数本設ける構成とした縦棧葺設工法用の瓦である。
請求項1の発明は、屋根地に地割に沿って縦横棧を付設し、一本の縦棧に沿って軒先から棟方向に順次葺設した多数の第一の瓦に隣接して多数の第二の瓦を葺設する縦棧葺設工法であって、
第二の瓦は、裏面尻側の安定駒から差込み側端面に亘って形成した削面を利用して、第一の瓦の棧山側裏面と、縦棧との間に形成した隙間に向かって差込み、縦棧に安定駒の差込み側を添接するとともに、削面を縦棧に当接し、添接及び当接時に安定駒を横棧に当接し、第二の瓦を縦横棧を利用して、第一の瓦に差込み葺設する縦棧葺設工法である。
従って、請求項1は、葺設した第一の瓦の棧山側裏面と、第一の縦棧の上面とで形成される隙間に、第二の瓦の差込み側を、容易・確実かつ迅速に差込み葺設できること、又は安定駒の差込み側に、縦棧の側面を衝止して確実に葺設できること、また指による衝止感覚を利用して葺設できること等の特徴がある。
請求項2の発明は、請求項1に記載の縦棧葺設工法において、削面を、削面の内側より尻側に向かって順次深く傾斜形状に形成し、削面を縦棧に当接した際に、削面の略全部が当該縦棧に接触し、第二の瓦の位置決めと、耐震、耐風効果を発揮できる縦棧葺設工法である。
従って、請求項2の発明は、請求項1の目的を達成できること、また安定駒の差込み側を、縦棧に一層確実に当接し、かつ指による衝止感覚を利用して感覚的に葺設できること等の特徴がある。
請求項3の発明は、請求項1に記載の縦棧葺設工法において、削面を、削面の内側より尻側に向かって同じ深さの方形状に形成し、削面を縦棧に当接した際に、削面の前後の角部をこの縦棧に、二点支持で接触して、第二の瓦と縦棧との間に空間が形成されること、また耐震、耐風効果を発揮できる縦棧葺設工法である。
従って、請求項3の発明は、請求項1の目的を達成できること、また安定駒の差込み側を、縦棧に一層確実に当接し、かつ指による衝止感覚を利用して感覚的に葺設できること等の特徴がある。また第二の瓦と、縦棧との空間を確保して乾燥と、腐蝕防止が図れる実益がある。
請求項4の発明は、請求項1に記載の縦棧葺設工法に使用される瓦であって、
瓦の裏面の尻側に、瓦の谷部の中心を基点として、差込み側と棧山側に対の引掛け突起を設け、差込み側の引掛け突起と、棧山側の引掛け突起とは、屋根地に設けた横棧への略均等な係止するように、谷部を中心より略同じ所定寸法を確保する構成とし、
また瓦の裏面の尻側に、差込み側の引掛け突起に隣接して安定駒を形成し、安定駒から差込み側端面に亘って屋根地に設けた縦棧に当接するための削面を形成し、削面の内側より尻側に向かって形成される長さが、安定駒の流れ方向の長さと略同じにする構成とした縦棧葺設工法用の瓦である。
従って、請求項4は、葺設した第一の瓦の棧山側裏面と、第一の縦棧の上面とで形成される隙間に、第二の瓦の差込み側を、容易・確実かつ迅速に差込みできる構造の瓦、又は安定駒の差込み側に、縦棧の側面を衝止して確実に葺設できること、また指による衝止感覚を利用して葺設できる構造の瓦を提供できる特徴がある。
請求項5の発明は、請求項4に記載の瓦の表面の尻側に、地割位置への瓦の葺設を図る地割用の地割線を複数本設ける構成とした縦棧葺設工法用の瓦である。
従って、請求項5の発明は、請求項4の目的を達成するに最適な構造の瓦を提供できる特徴がある。
以下、本発明の実施の態様(形態)を説明する。
1は瓦で、この一例では和型瓦を示すが限定されない。この瓦1の裏面1−2の尻側1aには、当該瓦1の谷部1−1aの中心を基点として、対の引掛け突起2、3を設ける。この対の引掛け突起2、3は、差込み側1bに設けた引掛け突起2と、棧山側1cに設けた引掛け突起3とで構成し、この対の引掛け突起2、3を、屋根地Aに設けた横棧A1に略均等に係止することを意図して、前述の如く、谷部1−1の中心より略同じ位置に設ける(所定寸法を確保する)。図中1dは頭側を示す。
また瓦1の裏面1−2の尻側1aに、差込み側1bの引掛け突起2に隣接して安定駒4を形成し、安定駒4から差込み側1b端面1b−1に亘って屋根地Aに設けた縦棧A2に当接するための削面5を形成する。この削面5の内側(瓦1の内方)より尻側1a(瓦1の外方)に向かって形成される長さLが、安定駒4の流れ方向(縦棧A2の付設方向)の長さL1と略同じに構成する。この削面5の望ましい、形態の一例を説明する。図8は、削面5を、側面視して方形状として、その前後(縦棧A2の付設方向における前後)の角部を縦棧A2に、二点支持で添接する。この添接は、縦棧A2との間に、空間を形成して、乾燥、腐蝕防止等に役立てる。また図9は、削面5を、側面視して尻側1a端面に向かって傾斜形状として、その略全部を縦棧A2に添接する。この添接は、縦棧A2との密着を確保して、葺設の安定性、瓦1の葺設の一定化、安定化等を図ること、又は安定駒4と横棧A1との当接との相乗効果を利用して、前記葺設の安定性、瓦1の葺設の一定化、安定化等に役立てること等にある。また後述する削面5に凹凸、凹凸条(縦棧A2の付設方向に向かった)、又は係止部等を設けた特徴が発揮できる。尚、この削面5に凹凸、凹凸条(縦棧A2の付設方向に向かった)、又は係止部等を形成し、縦棧A2にこれに対応する凸凹、凸凹条、又は被係止部等を形成した構造とする。この削面5の凹凸等と、縦棧A2の凸凹等との対峙関係を利用し、この両者の係合の容易化、確実化、強固な係合(連繋)等を図ることも可能である。
以下、図3〜図7を基にして、差込み葺きの一例を説明すると、屋根地Aに地割寸法に沿って縦横棧A2、A1を儲け、この縦横棧A2、A1を軒先Bから棟B1方向に向かって多数の第一の瓦100(1)を葺設する。この第一の瓦100(1)に隣接して多数の第二の瓦101(1)を葺設する。この場合、第二の瓦101は、当該第二の瓦101の裏面1−2尻側1aの差込み側1bに形成した削面5を、第一の瓦100の棧山側1c裏面1−2と、縦棧A2との間に形成した隙間Hに向かって差込む、所謂、差込み作業をする。この差込み作業で、この第二の瓦101に設けた安定駒4の差込み側4−1を、縦棧A2の側面に添接するとともに、削面5を縦棧A2の上面に当接する。また安定駒4は、横棧A1に当接される。このように、第二の瓦101を縦横棧A2、A1を利用して、第一の瓦100に差込み葺設する。以下同様にして、順次棟B1に向かって、各第二の瓦101が順次葺設される。従って、前述の如く、第二の瓦101の差込み側1bを、容易・確実かつ迅速に差込み葺設できること、又は安定駒4の差込み側4−1に、縦棧A2の側面を衝止して確実に葺設できること、また指による衝止感覚を利用して葺設できること等の特徴がある。また図示しないが、葺き替えの場合にも、前述と同様な手段が採用できる。従って、この葺き替えの簡便化、迅速化等に役立つ特徴がある。また従来の縦棧工法では、極めて困難であった、この種の葺き替え作業ができる実益がある。
尚、図示しないが、被せ葺きの場合には、この削面5を縦棧A2に当接することで簡易に葺設できる。その際に、安定駒4の差込み側4−1に、縦棧A2の側面を衝止して確実に葺設できること、また指による衝止感覚を利用して葺設できること等は前述の例に準ずる。
図10の例は、瓦1の表面1−1の差込み側1bに地割用の地割線10を数本設けた例であり、縦棧A2との併用、又は単独(縦棧A2を採用しない葺設)での地割位置への瓦1の葺設を図る。その特徴は、瓦1の葺設が、容易・確実かつ迅速にできることである。また従来の糸等の誘導手段を設けず葺設できる利点、又は確実かつ簡易に葺設等の施工できること等の実益がある。
図中20は尻棧山側の切込み、21は頭差込み側の切込みをそれぞれ示す。また22は釘穴、23は水返しを示す。
本発明の瓦の一例を示した表面図 図1の裏面図 図1の瓦の葺設状態で、棟側より見た縮尺模式図 図3の要部斜視図 縦横棧と、瓦の安定駒、削面との関係を示した拡大模式図 図5の全体を示した尻側からの正面図 第一の瓦と、第二の瓦との関係を説明する拡大斜視図 削面の一例を示した側面図 削面の他の一例を示した側面図 本発明の他の瓦の一例を示した表面図
符号の説明
1 瓦
100 瓦
101 瓦
1−1 表面
1−1a 谷部
1−2 裏面
1a 尻側
1b 差込み側
1b−1 端面
1c 棧山側
1d 頭側
2 引掛け突起
3 引掛け突起
4 安定駒
4−1 安定駒の差込み側
5 削面
10 地割線
20 切込み
21 切込み
22 釘穴
23 水返し
A 屋根地
A1 横棧
A2 縦棧
B 軒先
B1 棟
H 隙間

Claims (5)

  1. 屋根地に地割に沿って縦横棧を付設し、一本の縦棧に沿って軒先から棟方向に順次葺設した多数の第一の瓦に隣接して多数の第二の瓦を葺設する縦棧葺設工法であって、
    この第二の瓦は、裏面尻側の安定駒から差込み側端面に亘って形成した削面を利用して、前記第一の瓦の棧山側裏面と、縦棧との間に形成した隙間に向かって差込み、この差込み時に、前記縦棧に安定駒の差込み側を添接するとともに、前記削面を前記縦棧に当接し、この添接及び当接時に前記安定駒を前記横棧に当接し、当該第二の瓦を縦横棧を利用して、前記第一の瓦に差込み葺設する縦棧葺設工法。
  2. 請求項1に記載の縦棧葺設工法において、この削面を、削面の内側より尻側に向かって順次深く傾斜形状に形成し、当該削面を縦棧に当接した際に、この削面の略全部が当該縦棧に接触し、当該第二の瓦の位置決めと、耐震、耐風効果を発揮できる縦棧葺設工法。
  3. 請求項1に記載の縦棧葺設工法において、この削面を、削面の内側より尻側に向かって同じ深さの方形状に形成し、当該削面を縦棧に当接した際に、この削面の前後の角部をこの縦棧に、二点支持で接触して、当該第二の瓦と縦棧との間に空間が形成されること、また耐震、耐風効果を発揮できる縦棧葺設工法。
  4. 請求項1に記載の縦棧葺設工法に使用される瓦であって、
    この瓦の裏面の尻側に、当該瓦の谷部の中心を基点として、この差込み側と棧山側に対の引掛け突起を設け、この差込み側の引掛け突起と、棧山側の引掛け突起とは、屋根地に設けた横棧への略均等な係止するように、前記谷部を中心より略同じ所定寸法を確保する構成とし、
    またこの瓦の裏面の尻側に、前記差込み側の引掛け突起に隣接して安定駒を形成し、この安定駒から差込み側端面に亘って屋根地に設けた縦棧に当接するための削面を形成し、この削面の内側より尻側に向かって形成される長さが、前記安定駒の流れ方向の長さと略同じにする構成とした縦棧葺設工法用の瓦。
  5. 請求項4に記載の瓦の表面の尻側に、地割位置への瓦の葺設を図る地割用の地割線を複数本設ける構成とした縦棧葺設工法用の瓦。

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