JP3799238B2 - ガスノズル - Google Patents

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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1703Introducing an auxiliary fluid into the mould
    • B29C45/1734Nozzles therefor

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内部に中空部を有する中空樹脂成形品をガスインジェクション成形する際に用いられるガスノズルの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
中空樹脂成形品をガスインジェクション成形する場合、金型のキャビティ内に溶融樹脂を射出した後、該溶融樹脂中にガスノズルから加圧ガスを圧入することが行われる。
【0003】
一般に、このような中空部形成用のガスノズルの基本構成は、例えば特開平8−207082号公報に開示されているように、金型に取り付けられた中空状のスリーブ内にニードルが嵌挿されて該ニードルと上記スリーブとの間に断面環状の加圧ガス通路が形成され、該加圧ガス通路を経て上記金型のキャビティ内の溶融樹脂中に加圧ガスを圧入するようになっている。
【0004】
上述の如き基本構成のガスノズルの改良タイプとして、特開平5−177667号公報に開示されているように、ニードルをスリーブ内に進退自在に嵌挿し、加圧ガス圧入時、上記ニードルを前進させて加圧ガス通路のキャビティ側開口を狭め、溶融樹脂がスリーブ内に入しないようにする一方、加圧ガス圧入停止時、上記ニードルを後退させて加圧ガス通路のキャビティ側開口を広げ、中空樹脂成形品の中空部から圧入ガスを速やかに排出するようにしたガスノズルも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、中空樹脂成形品のガスインジェクション成形を繰り返して行う過程では、ニードルとスリーブとの間の加圧ガス通路に溶融樹脂中の揮発成分が入してネバネバとしたタール状の半固化状態となることがあり、このタール状の半固化状物が上記加圧ガス通路に詰まると、加圧ガスの圧入や排出に支障を来すことになる。
【0006】
この対策に対しては、上記の後者の公報例のように、ニードルをスリーブ内に進退自在に嵌挿すれば、スリーブ内に入した揮発成分がニードルの進退動作により動かされてタール状の半固化状態となる余裕を与えないようにすることができる。しかし、この公報例では、ニードルを油圧シリンダのピストンロッドに連結して油圧シリンダの伸縮作動によりニードルを進退させているため、駆動源である油圧シリンダが必要な分だけ構造が複雑になるとともに製作コストが嵩む。
【0007】
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、加圧ガスの圧入及び排出を安定して行い得るガスノズルを簡単な構造で安価に提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明は、ニードルを加圧ガスの圧入及び排出時のガス圧により自動的に進退させるようにしたことを特徴とする。
【0009】
具体的には、この発明は、金型に取り付けられた中空状のスリーブ内にニードルが嵌挿されて該ニードルと上記スリーブとの間に断面環状の加圧ガス通路が形成され、成形時、該加圧ガス通路を経て上記金型のキャビティ内の溶融樹脂中に加圧ガスを圧入する一方、成形後、上記キャビティ内から加圧ガスを上記加圧ガス通路を経て排出するガスノズルを対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0010】
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記スリーブは、加圧ガス導入管が接続されたアダプターに接続され、上記ニードルは、ニードル本体と、該ニードル本体の基端に一体に設けられニードル本体の直径よりも径方向に大きく張り出した大径頭部とからなり、上記ニードル本体は上記スリーブ内に軸方向に進退自在に嵌挿されているとともに、上記大径頭部は上記アダプター内に進退自在に収容され、加圧ガス圧入時、上記加圧ガス導入管からアダプター内に導入された加圧ガスが上記大径頭部に作用することで上記ニードルを上記キャビティに向かって前進させ、この前進状態で大径頭部がアダプター内のスリーブ側対向面に当接して相対向する両者のいずれか一方に形成された溝により加圧ガス通路とアダプター内とが連通する一方、加圧ガス圧入停止時、キャビティ内の加圧ガスの圧力により上記ニードルを後退させ、この後退状態で大径頭部がアダプター内の加圧ガス導入管側対向面に当接して相対向する両者のいずれか一方に形成された溝により加圧ガス通路と加圧ガス導入管とが連通するように構成されていることを特徴とする。
【0011】
上記の構成により、請求項1に記載の発明では、加圧ガスが加圧ガス導入管からアダプター及び加圧ガス通路を経て金型のキャビティ内の溶融樹脂中に圧入されて該溶融樹脂中に中空部が形成され、この溶融樹脂が冷却固化することで内部に所定の中空部を有する中空樹脂成形品が成形される。この加圧ガス圧入時、上記加圧ガス導入管からアダプター内に導入された加圧ガスが上記ニードルの大径頭部に作用してその時のガス圧でニードルが押し出されてスリーブ内をキャビティ側に向かって前進する。
【0012】
所定の中空部を有する中空樹脂成形品が成形されて加圧ガスの圧入が停止すると、上記ニードルの大径頭部に対するガス圧がなくなって上記アダプター内が大気圧になり、今度は、上記キャビティ(中空樹脂成形品)内の加圧ガスが上記とは逆に加圧ガス通路、アダプター及び加圧ガス導入管を経て大気中に排出される。この加圧ガス圧入停止時、上記キャビティ(中空樹脂成形品)内の加圧ガスが上記ニードル全体に作用してその時のガス圧でニードルが押し戻されてスリーブ内をアダプター側に向かって後退する。
【0013】
このように、ニードルが加圧ガス圧入時及び加圧ガス圧入停止時のガス圧により自動的に進退することから、別途にニードル駆動手段がいらず、ガスノズルの構造が簡単でその製作費が安価になる。
【0014】
しかも、中空樹脂成形品のガスインジェクション成形を繰り返して行う過程では、ニードルとスリーブとの間の加圧ガス通路に溶融樹脂中の揮発成分が入しても、このスリーブ内に入した揮発成分はニードルの進退動作により動かされてタール状の半固化状態となる余裕が与えられず、タール状の半固化状物が加圧ガス通路に詰まる事態が回避されて加圧ガスの圧入や排出が支障なく安定して行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0016】
図4は中空樹脂成形品をガスインジェクション成形する成形装置Mを示す。この成形装置Mは、固定型1と可動型3とからなる金型5を備え、上記固定型1と可動型3とを型閉じした状態で、両者間にキャビティ7が形成されるようになっている。
【0017】
上記可動型3の背面には、射出成形機の射出ノズル9が接続され、この射出ノズル9の内部にはニードル弁11が進退可能に配置されている。また、この射出ノズル9は樹脂供給路13を介して上記キャビティ7の一端側(図4で右端側)に連通され、上記射出ノズル9から溶融樹脂Rをキャビティ7内に樹脂供給路13を介して射出するようになっている。上記樹脂供給路13は、射出ノズル9側のスプル13a、キャビティ7側のゲート13b及び上記スプル13aとゲート13bとに連通するランナー13cとからなり、上記スプル13aが射出ノズル9のニードル弁11の進退動作により開閉するようになっている。
【0018】
一方、上記固定型1には、この発明の実施の形態に係るガスノズルNが上記キャビティ7の他端側(図4で左端側)に対応するように挿着されている。つまり、上記射出ノズル9とガスノズルNとは、金型5のキャビティ7に対して互いに180°反対側に位置するように距離を大きく離して配置され、キャビティ7内に射出された溶融樹脂R中に上記ガスノズルNによりキャビティ7内で一足早く凝固する充填末端側から加圧ガスを注入するようになっている。これにより、加圧ガスを溶融樹脂R中に満遍なく行き渡らせて中空部r1を形成することができ、肉厚が隅々まで均一に設定された中空樹脂成形品を得ることができる。
【0019】
図1に示すように、上記ガスノズルNは中空円筒状のスリーブ15を備え、このスリーブ15は、先端側のほぼ半分が上記固定型1の貫通孔1aに挿入されて取り付けられたスリーブ本体17と、該スリーブ本体17に一体に形成されその外径よりも径方向に大きく張り出したフランジ部19とからなり、上記スリーブ本体17及びフランジ部19には軸方向に貫通する貫通孔15aが形成されているとともに、上記スリーブ本体17の基端には雄ねじ部17aが形成されている。
【0020】
また、上記スリーブ本体17の基端は、円筒形のアダプター21に接続されている。このアダプター21は、有底の第1筒体23と底のない第2筒体25とを第1接続部材27で接続して構成されている。具体的には、上記第1接続部材27に形成された一方の雄ねじ部27aを上記第1筒体23の開放端内周に形成された雌ねじ部23aに螺合させるとともに、上記第1接続部材27に形成された他方の雄ねじ部27bを上記第2筒体25の一方の開放端内周に形成された雌ねじ部25aに螺合させることにより、これら三者が一体となってアダプター21が構成されている。また、上記第1筒体23の底面23bには雌ねじ部23cが形成され、上記スリーブ本体17の雄ねじ部17aを上記第1筒体23の雌ねじ部23cに螺合させることで上記フランジ部19を第1筒体23の底面23bに当接させ、これにより、スリーブ15がアダプター21に接続されている。
【0021】
上記第1接続部材27には、その軸方向に貫通する貫通孔27cが形成され、該貫通孔27cの一方端側には雌ねじ部27dが形成され、この雌ねじ部27dに第2接続部材29の雄ねじ部29aを螺合させることで該第2接続部材29が上記第1接続部材27に接続されている。この第2接続部材29にもその軸方向に貫通する貫通孔29bが形成されているとともに、該貫通孔29bに加圧ガス導入管31が接続され、これにより、上記スリーブ15が加圧ガス導入管31を介して図外の加圧ガス供給源に接続されている。
【0022】
上記スリーブ15の貫通孔15a内には、断面円形の細長いニードル33が移動自在に嵌挿されている。具体的には、このニードル33は、先端部が金型5のキャビティ7に突出するように上記貫通孔15aに嵌挿されたニードル本体35と、該ニードル本体35の基端に一体に形成されニードル本体35の外径よりも径方向に大きく張り出した大径頭部37とからなり、該大径頭部37は上記スリーブ15のフランジ部19と第1接続部材27の凹部27eとの間の空間39に配置されている。この空間39の外周りにはOリング41が介装され、このOリング41により大径頭部37周りのシールを確保している。これにより、上記ニードル本体35が上記スリーブ15のスリーブ本体17内に軸方向に進退自在に嵌挿されているとともに、上記大径頭部37が上記アダプター21内の空間39に進退自在に収容されている。なお、上記ニードル本体35の先端部分をキャビティ7に突出させているのは、ニードル本体35に沿って圧入される加圧ガスをその先端部分でキャビティ7内の溶融樹脂R中に導き、これにより、加圧ガスを溶融樹脂R中に安定して供給するためである。
【0023】
上記ニードル本体35とスリーブ本体17との間には、断面円環状の加圧ガス通路43が形成されている。この加圧ガス通路43は、図3(a)に示すように先端部分が狭くなっているとともに、図3(b)に示すように先端部分を除くその他の部分が基端側にかけてニードル本体35の軸方向に切り欠かれた切欠部35aによって広くなっている。この広い加圧ガス通路39部分があることで、スリーブ本体17内に入した溶融樹脂R中の揮発成分をタール状の半固化状態になり難くしている。
【0024】
上記ニードル33の大径頭部37のニードル本体35側の面には、図3(c)に示すように、ニードル本体35基端から十文字状に放射状に延びる溝37aが形成されているとともに、その反対側の面にも、図3(d)に示すように、同様の十文字状の溝37bが形成されている。これにより、金型5のキャビティ7がスリーブ15内の加圧ガス通路43、アダプター21内の空間39、第1接続部材27の貫通孔27c、第2接続部材29の貫通孔29b及び加圧ガス導入管31を介して図外の加圧ガス供給源に接続され、これら加圧ガス導入管31、第2接続部材29の貫通孔29b、第1接続部材27の貫通孔27c、アダプター21内の空間39及びスリーブ15内の加圧ガス通路43を経て上記金型5のキャビティ7内の溶融樹脂R中に加圧ガスを圧入するようになっている。
【0025】
そして、上記ニードル33は、加圧ガス圧入時、上記加圧ガス導入管31からアダプター21内に導入された加圧ガスが上記大径頭部37に作用することで上記キャビティ7に向かって前進する一方、加圧ガス圧入停止時、上記キャビティ7内の加圧ガスの圧力により後退するように構成されている。図1及び図2仮想線はニードル33の前進状態を示し、この前進状態で大径頭部37がスリーブ15のフランジ部19に当接しているが、大径頭部37の溝37aにより加圧ガス通路43とアダプター21内の空間39とが連通しており、これにより、加圧ガス導入管31とキャビティ7とを開通させて加圧ガスのキャビティ7内の溶融樹脂Rに対する圧入を可能にしている。一方、図2実線はニードル33の後退状態を示し、この後退状態で大径頭部37が第1接続部材27の凹部27e底面に当接しているが、大径頭部37の溝37bにより第1接続部材27の貫通孔27cと空間39とが連通しており、これにより、加圧ガス導入管31とキャビティ7とを開通させて加圧ガスのキャビティ7(中空樹脂成形品)からの排出を可能にしている。
【0026】
したがって、この実施の形態では、金型5のキャビティ7内に溶融樹脂Rを射出した後、加圧ガスを加圧ガス導入管31からアダプター21及び加圧ガス通路43を経て上記溶融樹脂R中に圧入すると、上記加圧ガス導入管31からアダプター21内に導入された加圧ガスが上記ニードル33の大径頭部37に作用してその時のガス圧でニードル33を押し出し、スリーブ15内をキャビティ7側に向かって前進させる。
【0027】
上記キャビティ7内で溶融樹脂R中に中空部r1が形成されて中空樹脂成形品が成形されると加圧ガスの圧入が停止し、上記ニードル33の大径頭部37に対するガス圧がなくなって上記アダプター21内が大気圧になり、今度は、上記キャビティ7(中空樹脂成形品)内の加圧ガスが上記とは逆に加圧ガス通路43、アダプター21及び加圧ガス導入管31を経て大気中に排出される。この加圧ガス圧入停止時、上記キャビティ7(中空樹脂成形品)内の加圧ガスが上記ニードル33全体に作用してその時のガス圧でニードル33を押し戻し、スリーブ15内をアダプター21側に向かって後退させる。
【0028】
このように、ニードル33を加圧ガス圧入時及び加圧ガス圧入停止時のガス圧により自動的に進退させるようにしていることから、別途にニードル駆動手段を設けずに済み、ガスノズルNの構造を簡単にしてその製作費を低減することができる。
【0029】
しかも、中空樹脂成形品のガスインジェクション成形を繰り返して行う過程では、ニードル33とスリーブ15との間の加圧ガス通路43に溶融樹脂R中の揮発成分が入しても、このスリーブ15内に入した揮発成分はニードル33の進退動作により動かされてタール状の半固化状態となる余裕がなく、タール状の半固化状物が加圧ガス通路43に詰まる事態を回避して加圧ガスの圧入や排出を支障なく安定して行わせることができる。
【0030】
なお、本例では、ニードル33の大径頭部37に溝37a,37bを形成したが、スリーブ15のフランジ部19及び第1接続部材27の凹部27e側の端面に形成してもよく、その溝形状も十文字に限らない。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、加圧ガス圧入時、加圧ガス導入管からアダプター内に導入された加圧ガスをニードルの大径頭部に作用させて上記ニードルを前進させ、この前進状態で大径頭部をアダプター内のスリーブ側対向面に当接させて相対向する両者のいずれか一方に形成された溝により加圧ガス通路とアダプター内とを連通させる一方、加圧ガス圧入停止時、上記キャビティ内の加圧ガスの圧力により上記ニードルを後退させ、この後退状態で大径頭部をアダプター内の加圧ガス導入管側対向面に当接させて相対向する両者のいずれか一方に形成された溝により加圧ガス通路と加圧ガス導入管とを連通させるようにしたので、別途にニードル駆動手段がいらず、構造が簡単で安価なガスノズルとすることができる。しかも、加圧ガス通路に入した溶融樹脂中の揮発成分を上記ニードルの進退動作により固まらせないので、加圧ガスの圧入や排出を支障なく安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に係るガスノズル全体の断面図である。
【図2】 加圧ガス圧入停止時にニードルの大径頭部が後退した状態を示す図1のA部に相当する拡大図である。
【図3】 図1の各部の断面図であり、(a)はB−B線における断面図、(b)はC−C線における断面図、(c)はD−D線における断面図、(d)はE−E線における断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態に係るガスノズルが適用された成形装置において加圧ガス圧入状態を示す断面図である。
【符号の説明】
5 金型
7 キャビティ
15 スリーブ
21 アダプター
33 ニードル
35 ニードル本体
37 大径頭部
37a,37b
43 加圧ガス通路
R 溶融樹脂
N ガスノズル

Claims (1)

  1. 金型に取り付けられた中空状のスリーブ内にニードルが嵌挿されて該ニードルと上記スリーブとの間に断面環状の加圧ガス通路が形成され、成形時、該加圧ガス通路を経て上記金型のキャビティ内の溶融樹脂中に加圧ガスを圧入する一方、成形後、上記キャビティ内から加圧ガスを上記加圧ガス通路を経て排出するガスノズルであって、
    上記スリーブは、加圧ガス導入管が接続されたアダプターに接続され、
    上記ニードルは、ニードル本体と、該ニードル本体の基端に一体に設けられニードル本体の直径よりも径方向に大きく張り出した大径頭部とからなり、上記ニードル本体は上記スリーブ内に軸方向に進退自在に嵌挿されているとともに、上記大径頭部は上記アダプター内に進退自在に収容され、
    加圧ガス圧入時、上記加圧ガス導入管からアダプター内に導入された加圧ガスが上記大径頭部に作用することで上記ニードルを上記キャビティに向かって前進させ、この前進状態で大径頭部がアダプター内のスリーブ側対向面に当接して相対向する両者のいずれか一方に形成された溝により加圧ガス通路とアダプター内とが連通する一方、加圧ガス圧入停止時、キャビティ内の加圧ガスの圧力により上記ニードルを後退させ、この後退状態で大径頭部がアダプター内の加圧ガス導入管側対向面に当接して相対向する両者のいずれか一方に形成された溝により加圧ガス通路と加圧ガス導入管とが連通するように構成されていることを特徴とするガスノズル。
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