JP3604426B2 - 回転体およびその成形方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は樹脂製の回転体およびその成形方法に関し、更に詳しくは、内部を中空構造とした樹脂製の回転体およびその成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、樹脂成形品の成形方法において、型装置のキャビティ内に溶融樹脂を注入した後、キャビティ内に加圧ガスを圧入して溶融樹脂の内部に中空部を形成したまま溶融樹脂を冷却固化させる方法が知られている。これは、溶融樹脂の内部に中空部を形成することで、溶融樹脂の肉厚をできるだけ均一化し、熱収縮によるひけ(変形)を防止するのに役立つ。そして、溶融樹脂の内部に中空部を形成するための具体的方法が幾つか提案されている。例えば特公昭57−14968号公報には、キャビティ内に注入される溶融樹脂の量を中空部の容積分だけ予め不足させておく方法が開示されている。この方法の場合、溶融樹脂の無駄なく溶融樹脂の内部に中空部を形成することができるが、中空型物の表面にヘジテーションと呼ばれる波紋状の凹凸が生じて表面の仕上がり状態が悪くなることが知られている。また、上記公報には加圧ガスの圧入時に型のキャビティ容積を拡大させる方法が開示されているが、この方法の場合、型の可動部の周りで樹脂の引張り或いは折畳みが生じる結果、樹脂成形品の表面の仕上がり状態が悪くなることが知られている。一方、特開平3−121820号公報には、キャビティを満たす量の溶融樹脂を注入した後、加圧ガスの圧入によりキャビティ内の溶融樹脂の一部を該キャビティと連通する樹脂押出室に押し出すことにより溶融樹脂内部に中空部を形成する方法が開示されている。この方法は、表面状態の良好な樹脂成形品を得るための有効な方法と考えられるが、キャビティの形状と樹脂押出室の形成位置との関係如何によっては成形品内部に所望の中空部を形成できない場合もある。また、キャビティ内の樹脂と樹脂押出室内の樹脂とが一体に連結されて成形されるので、成形品の脱型が容易な型組立構造とするためには、樹脂押出室の形成位置を成形品の形状に合わせて工夫する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、外周に歯形を有する精密歯車を樹脂成形する場合、歯車をほぼ一定樹脂厚の内部中空構造とすることが重要であるが、図9(a),(b)に示すように、歯車1の中心の軸部2から外周までをほぼ一定厚みの板状とした場合、たとえ歯車1を形成するキャビティ内に注入された溶融樹脂の一部を所要容積の樹脂押出室に押し出すようにしても、キャビティ内の溶融樹脂内に形成される中空部の形状が安定しない。したがって、樹脂の肉厚が不均一となって局部的に大きなひけが生じる原因となる。
【0004】
また、歯車1の軸部2を中空構造にするために、該軸部1の端面を形成するキャビティの軸端形成面に樹脂押出室を開口形成した場合、成形品を脱型可能にするための型組立構造が非常に複雑なものとなる。なお、図9中3は樹脂注入ゲート内で固化した樹脂を概略的に示し、4は歯車1の内部に形成された中空部であり、5は樹脂押出室内に押し出された樹脂を概略的に示す。
【0005】
したがって、本発明の目的は、寸法精度が高く且つ表面状態が良好で強度の高い樹脂製の回転体およびその成形方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、環状部と、前記環状部の中心に前記環状部と同軸に位置する軸部と、前記軸部と前記環状部との間に放射状に配置されて前記軸部と前記環状部とを連結する複数の放射リブとを有し、型装置のキャビティ内に溶融樹脂を注入した後、前記キャビティ内に圧入した中空部形成流体により前記溶融樹脂の内部に中空部を形成した状態で前記溶融樹脂を冷却固化することにより成形された回転体であって、
前記中空部は前記軸部の一端面を形成する軸部一端形成面より圧入された中空部形成流体により前記軸部内に形成されると共に、前記軸部の内部から前記各放射リブ内を経て前記環状部内へと延び、更に、前記環状部内で二方に分岐して、互いに隣り合う2つの放射リブの間の環状部形成面に開口した樹脂押出室またはその近傍までそれぞれ延びていることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の回転体において、前記軸部の中空部は、前記軸部の他端面を形成する軸部他端形成面に開口した嵌合穴に摺動可能に保持された中子体の一端を前記中空部形成流体の圧入時に前記キャビティ内よりほぼ前記軸部他端形成面の位置まで退動させることにより形成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の回転体において、互いに隣り合う2つの放射リブの間の前記環状部の内周面には前記樹脂押出室内に押し出されて固化した樹脂体が固着していることを特徴とする。
【0009】
また、上記課題を解決するために、請求項4記載の発明は、型装置のキャビティ内に該キャビティ内をほぼ満たす量の溶融樹脂を注入した後、前記キャビティ内に中空部形成流体を圧入した状態で前記溶融樹脂を冷却固化することにより、環状部と、前記環状部の中心に前記環状部と同軸に位置する軸部と、前記軸部と前記環状部との間に放射状に配置されて前記軸部と前記環状部とを連結する複数の放射リブとを有する中空構造の回転体を成形する方法であって、
前記中空部形成流体を前記軸部の一端面を形成する軸部一端形成面より前記キャビティ内に圧入し、
前記中空部形成流体の圧力により前記キャビティ内の溶融樹脂の一部を、互いに隣り合う2つの放射リブの間の環状部形成面に開口した樹脂押出室に押し出すことにより、前記軸部の内部から前記各放射リブ内を経て前記環状部内へと延び、更に、前記環状部内で二方に分岐して、互いに隣り合う2つの放射リブの間の環状部形成面に開口した樹脂押出室またはその近傍までそれぞれ延びる中空部を形成することを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の回転体の成形方法において、前記中空部形成流体の圧入時に、前記軸部の他端面を形成する軸部他端形成面に開口した嵌合穴に摺動可能に保持された中子体の一端を前記キャビティ内よりほぼ前記軸部他端形成面の位置まで退動させることを特徴とする。
【0011】
請求項6記載の発明は、請求項4記載の回転体の成形方法において、前記樹脂押出室を環状部内周形成面に開口させて設け、前記樹脂押出室内に押し出されて冷却固化した樹脂体を前記キャビティ内で冷却固化した回転体と一体に前記型装置から取り出すことを特徴とする。
【0012】
【作用】
請求項1記載の回転体においては、軸部の一端面を形成する軸部一端形成面よりキャビティ内に圧入される中空部形成流体により軸部内に中空部が形成されており、この中空部が、軸部の内部から各放射リブの内部を経て環状部内へと延び、更に、環状部内で二方に分岐して、互いに隣り合う2つの放射リブの間の環状部形成面に開口した樹脂押出室またはその近傍までそれぞれ延びているので、軸部、放射リブおよび環状部がそれぞれ高強度な中空構造となっている。しかも、環状部がほぼ全周にわたりほぼ均厚の中空構造となるので、環状部に溶融樹脂の熱収縮による変形が発生しない。したがって、環状部の精度が高く表面状態が良好で且つ強度の高い回転体を提供することができる。
【0013】
請求項2記載の回転体においては、軸部の中空部は、軸部の他端面を形成するキャビティ内壁面に開口した嵌合穴に摺動可能に保持された中子体の一端を中空部形成流体の圧入時にキャビティ内よりほぼキャビティ内壁面の位置まで退動させることにより形成されているので、軸部はその内部の中空部を閉塞する端壁を備えた強度の高い中空構造となる。したがって、精度の高い環状部と強度の高い中空構造の軸部を有する回転体を提供することができる。
【0014】
請求項3記載の回転体においては、樹脂押出室内に押し出されて固化した樹脂体が互いに隣り合う2つの放射リブの間の環状部の内周面に固着しているので、同一重量および同一外形寸法の回転体に比べて軸部周りの慣性モーメントを大きくすることができ、回転の安定性に優れた回転体とすることができる。
【0015】
請求項4記載の回転体の成形方法においては、軸部の一端面を形成する軸一端形成面よりキャビティ内に圧入される中空部形成流体の圧力により、キャビティ内の溶融樹脂の一部を、互いに隣り合う2つの放射リブの間の環状部形成面に開口した樹脂押出室に押し出すことにより、軸部を形成する溶融樹脂の内部から各放射リブを形成する溶融樹脂の内部を経て環状部を形成する溶融樹脂内部に至り、更に、環状部を形成する溶融樹脂内で二方に分岐して、環状部形成面に開口する樹脂押出室またはその近傍までそれぞれ延びる中空部を形成するので、軸部、放射リブおよび環状部をそれぞれ高強度な中空構造とすることができる。しかも、環状部をほぼ全周にわたりほぼ均厚の中空構造とすることができるので、環状部に溶融樹脂の熱収縮による変形が発生することを防止できる。したがって、環状部の精度が高く表面状態が良好で且つ強度の高い回転体を成形することができる。
【0016】
請求項5記載の回転体の成形方法においては、中空部形成流体の圧入時に、軸部の他端面を形成する軸部他端形成面に開口した嵌合穴に摺動可能に保持された中子体の一端をキャビティ内よりほぼ軸部他端形成面の位置まで退動させるので、軸部を形成するキャビティに溶融樹脂を押し出すための樹脂押出室を開口形成することなく、一端が端壁で確実に閉塞された軸部を容易且つ確実に形成することができる。したがって、キャビティからの溶融樹脂の押し出し量を最小限に抑えつつ、軸部を高強度の中空構造とした回転体を得ることができる。
【0017】
また、溶融樹脂の冷却固化後にキャビティ内の回転体をキャビティ内から取り出す際に、回転体の軸部と樹脂押出室内の樹脂体とを切り離したり、軸部から切り離した樹脂体を型装置から除去したりする必要性がなくなるので、型構造を簡素化できると共に、回転体成形工程の作業効率を大幅に向上することができる。
【0018】
しかも、中空部形成流体の圧入時に移動する中子体は軸部の他端面を形成するキャビティ内壁面に開口した嵌合穴に摺動可能に保持されているので、軸部の外周面の仕上がり精度を低下させることなく、一端が端壁で確実に閉塞された中空構造の軸部を形成することができる。
【0019】
請求項6記載の回転体の成形方法においては、樹脂押出室を環状部内周形成面に開口させて設け、樹脂押出室内に押し出されて冷却固化した樹脂体をキャビティ内で冷却固化した回転体と一体に型装置から取り出すので、同一重量および同一外形寸法の回転体に比べて軸部周りの慣性モーメントが大きく、回転の安定性に優れた回転体を成形することができる。また、樹脂体の切離し機構を必要としない簡素な構造の型装置にて回転体を効率良く安価に製造することができる。
【0020】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例につき説明する。
【0021】
図1から図3までは本発明を歯車に適用した場合の一実施例を示したものであり、図1は歯車の平面図、図2(a)は図1中A−A線に沿った断面図、同図(b)〜(e)はそれぞれ図1中B−B線、C−C線、D−D線およびE−E線に沿った断面図、図3は歯車要部の横断面図である。また、図4から図7までは図1〜図3に示す歯車の成形方法を説明したもので、図4は型装置の概略横断面平面図、図5は歯車の図2(a)中符号Sで示す断面領域に対応した型装置の要部拡大断面図、図6(a),(b)はそれぞれ図5のF−F線およびG−G線に沿った断面図、図7(a)〜(d)は歯車の軸部の成形工程説明図である。以下、これらの図を参照して本発明の一実施例に係る歯車およびその成形方法を説明する。
【0022】
はじめに図1〜図3を参照すると、歯車10は外周に歯形12を有する外側環状部11と、外周に歯形14を有する内側環状部13と、これら環状部11,13の中心にこれら環状部11,13と同軸に位置する軸部15と、この軸部15と外側環状部11との間に放射状に配置されて軸部15と内側環状部13と外側環状部11とを連結する複数の放射リブ16とを有する。ここでは環状部11,13を円周方向に八等分する間隔で8つの放射リブ16が設けられている。
【0023】
図4を参照すると、この歯車10を成形するための型装置17は、第1〜第4プレート18a〜18dを有し、第1プレート18aは射出成形装置に固定されて射出成形装置のノズル19に接続される。第2〜第4プレート18b〜18dはそれぞれ射出成形装置の軸線方向(図4中上下方向)に移動可能に支持されている。第3プレート18cと第4プレート18dとの間に歯車10を形成するキャビティ20が形成されている。キャビティ20は歯車10の軸部15の上端部を形成するための軸部一端形成面20aを有し、第1〜第3プレート18a〜18cには溶融樹脂21をキャビティ20内に注入するための樹脂通路22が第3プレート18cの軸部一端形成面20aに開口して設けられている。図示実施例においては、樹脂通路22は射出成形機のノズル19に接続されるスプルー22aと、このスプルー22aに接続されるランナー22bと,一端がランナー22bに接続され、他端がキャビティ20に開口するゲート22cとからなる。この実施例ではキャビティ20内を満たす量の溶融樹脂21が射出成形機のノズル19から樹脂通路22を通ってキャビティ20内に注入された後、中空部形成流体がこのノズルから樹脂通路22内に圧入される。この時、樹脂通路22内の溶融樹脂21は樹脂通路22の内壁に接した部分から冷却固化し始めるが、樹脂通路22の中心部は十分な高温状態にあるので、中空部形成流体は樹脂通路22内の溶融樹脂21の中心部を通ってキャビティ20内に圧入される。なお、溶融樹脂をキャビティ20内に注入するための樹脂注入ゲートは中空部形成流体をキャビティ20内に圧入するためのゲート(若しくはノズル)とは異なる位置でランナーまたはキャビティ20内に開口していてもよく、また、複数の樹脂注入ゲートを用いてもよい。
【0024】
溶融樹脂21としては、射出成形できる熱可塑性樹脂、熱可塑性エラストマー、熱硬化性樹脂、或いはこれらと公知の添加材やフィラーとの配合物を用いることができる。また、中空部形成流体としては、例えば空気、窒素、炭酸ガス等のように、成形温度および射出圧力下で液化しないガスが一般的であるが、溶融樹脂21と相溶性のない液体を用いてもよい。
【0025】
図5および図6(a)に示すように、歯車10の外側環状部11の内周面11aを形成する外側環状部内周形成面20bには樹脂押出室24に連通する樹脂押出口25が開口している。図1において、26はキャビティ20内から樹脂押出室24内に押し出された溶融樹脂21が冷却固化してできた樹脂体であり、この樹脂体26は樹脂押出口25内で固化した連結部26aを介して外側環状部11と連結されている。この図から容易に判るように、各樹脂押出室24は互いに隣り合う2つの放射リブ16の間に位置しており、また、樹脂押出口24も互いに隣り合う2つの放射リブ16の間に位置してキャビティ20の外側環状部内周形成面20bに開口している。
【0026】
同様に、図5および図6(b)に示すように、歯車10の内側環状部13の内周面13aを形成する内側環状部内周形成面20cには樹脂押出室27と連通する樹脂押出口28が開口している。図1において、29はキャビティ20内から樹脂押出室27内に押し出された溶融樹脂21が冷却固化してできた樹脂体であり、この樹脂体29は樹脂押出口28内で固化した連結部29aを介して内側環状部13と連結されている。この図から容易に判るように、各樹脂押出室27は互いに隣り合う2つの放射リブ16の間に位置しており、また、樹脂押出口28も互いに隣り合う2つの放射リブ16の間に位置して内側環状部内周形成面20cに開口している。
【0027】
上記樹脂押出口25,28は、キャビティ20内を溶融樹脂21で満たすときは樹脂押出室24,27内が溶融樹脂21で満たされることのないように、溶融樹脂21の流動抵抗が大きくなるように調整されている。したがって、溶融樹脂21の注入時にはキャビティ20内のみがその溶融樹脂21で満たされ、その後キャビティ20内に中空部形成流体が圧入されたとき、その圧力でキャビティ20内の溶融樹脂21の一部が樹脂押出口25,28から樹脂押出室24,27内に押し出されることにより、キャビティ20内の溶融樹脂21の内部に所要体積の中空部30が形成される。この状態で溶融樹脂を冷却固化することにより、内部に中空部30を有する歯車10が成形される。
【0028】
図2(a)〜(c)に示すように、中空部30は軸部15の内部から各放射リブ16の内部を経て環状部11,13内へと延びており、更に、図3に示すように、外側環状部11内でそれぞれ二方に分岐して、各々の先端が互いに隣り合う2つの放射リブ16,16のほぼ中間に位置する樹脂押出口25,28の近傍まで延びている。内側環状部13の内部も同様である。
【0029】
なお、この実施例では、各樹脂押出室25,28は溶融樹脂押出し量に見合った容積となっているので、中空部30は樹脂押出室25,28の内部には達していないが、各樹脂押出室25,28を溶融樹脂押出し量に見合った容積よりも大きな容積のものとすることにより、中空部30を環状部11,13内から樹脂押出室25,28の内部まで延在させててもよい。
【0030】
さらに、この実施例では、図4に示すように、第4プレート18dには軸部15の他端面を形成する軸部他端形成面20dに開口する嵌合穴20eが形成されており、この嵌合穴20eに中子体31が摺動可能に嵌合している。この中子体31は、図7(a)に示すように、溶融樹脂21の注入時にその一端31aがキャビティ20内に位置するようにばね32で付勢されている。したがって、溶融樹脂21の注入時にはキャビティ20の容積はキャビティ20内に突出した中子体31の体積分だけ減少しており、この容積の減少したキャビティ20を満たす量の溶融樹脂21がキャビティ20内に注入されることとなる。ばね32のばね力はキャビティ20内に圧入される中空部形成流体の圧力で中子体31の一端31aがキャビティ20内より軸部他端形成面20dとほぼ同一面をなす位置まで退動されるように調整されている。したがって、図7(b),(c)に示すように、中空部形成流体の圧入時には中子体31がばね力に抗してキャビティ20内からほぼ軸部他端形成面20dの位置まで退動し、これにより、キャビティ20の容積が拡張され、歯車10の軸部15を形成する溶融樹脂21の内部に上記中空部30が大きく形成されることとなる。
【0031】
また、中空部形成流体の圧入時には、軸部他端形成面と中子体31の一端31aとでキャビティ20が閉塞されているので、成形される軸部15の他端部には軸部15の内部の中空部30を完全に閉塞する端壁15aが形成される。このように、軸部15は端部を閉塞した中空構造をなすので、端部が開口した中空構造と比して大きな強度を有するものとなる。なお、中子体31がキャビティ20から退動するとき、中子体31の表面で冷却された溶融樹脂21の折畳み現象がキャビティ20内で生じ得るが、たとえ溶融樹脂21の折畳みによる表面欠陥が生じたとしても、その影響は表面状態の重要度が低い軸部15の端部に現れるにすぎず、表面状態の重要度の高い軸部15の外周面にはその影響は現れないので、成形歯車10の品質を低下させることはない。
【0032】
キャビティ20内の溶融樹脂内部の中空部形成流体の回り方等を考慮すると、上記歯車10等回転体の中空率を10〜30%とするのが好ましい。ここで、歯車10等回転体の中空率は、一般に次式で表すことができる。
【0033】
【数1】
中空率(%)=((V×ρ−M)/(V×ρ))×100
【0034】
ここで、Vは歯車(回転体)の見かけの体積、ρは樹脂密度、Mは歯車(回転体)の重さである。
【0035】
なお、中子体31を用いる代わりに、軸部他端形成面20dの下方に樹脂押出室を設け、中空部形成流体の圧入時にキャビティ20内の溶融樹脂21の一部を軸部他端形成面20dに開口する樹脂押出室に押し出すように構成することも可能であるが、その場合、成形された歯車10と共に樹脂押出室内で冷却固化した樹脂体を離型させるための型組立構造が複雑化するという欠点がある。これに対し、上記中子体31を用いた場合、成形後に第3プレート18cと第4プレート18dとの間を開くことにより、歯車10を容易にキャビティ20から取り出すことができる。
【0036】
ここで、図4を参照して、離型工程をさらに詳細に説明すると、まず、第3プレート18cと第4プレート18dを一体に移動させて第2プレート18bと第3プレート18cとの間を開くと、歯車10の軸部15が樹脂通路22内で冷却固化した樹脂体23から切り離される。その後、第1プレート18aと第2プレート18bとの間を開くと、樹脂通路22内の樹脂体23はランナーロックピン34から離脱され、第1および第2プレート18a,18bから除去される。一方、歯車10は、第3プレート18cと第4プレート18dとの間を開いた後、第4プレート18dに設けられている多数のエジェクタピン33で歯車10を押圧することにより、第4プレート18dのキャビティから取り出すことができる。
【0037】
なお、中空部形成流体がキャビティ20内に圧入されて中子体31がキャビティ20内から退動するとき、ばね32は圧縮される。したがって、成形後にキャビティ20を開いたとき、ばね32の復元力が強すぎると、その力で歯車10が不用意に移動型組立体18から飛び出す原因となる。そこで、このような不具合を防止するために、好ましくは、図4および図7に示すように、中子体31の一端31aには逆円錐台形状の突起31bが設けられる。したがって、歯車10の軸部15はその端壁15aに突起31bが埋設した状態で成形されるので、成形後にキャビティ20を開いたときに、歯車10が中子体15に係止された状態に保たれる。その後、エジェクタピン33で歯車10を押して歯車10を第4プレート18dから取り出すときは、樹脂の弾性変形により突起31bを歯車10の軸部15から簡単に離脱させることができる。
【0038】
また、キャビティ20を開いたときに、成形された歯車10の軸部15の他端面にばね32の復元力が中子体31を介して作用していると、第4プレート18dに保持された歯車10に望ましくない局部的な負荷が加わることになる。そこで、このような不具合を解消するために、図示は省略するが、ばね32の型側受座を可動とし、第4プレート18dを第3プレート18cから離間させる前にばね32の圧縮を解除させることが可能である。その場合、成形された歯車10が不用意に飛び出すこともなくなるので、上述した逆円錐台形状の突起31bを省略することができる。
【0039】
以上述べた成形方法により、図1〜図3に示す歯車10を得ることができる。
【0040】
上記構成の歯車10においては、上述したように、キャビティ20内に圧入される中空部形成流体により形成される中空部30が、軸部15の内部から各放射リブ16の内部を経て環状部11,13内へと延び、更に、環状部11,13内でそれぞれ二方に分岐して、互いに隣り合う2つの放射リブ16の間の環状部形成内壁面20b,20cに開口した樹脂押出口25,28の近傍までそれぞれ延びているので、軸部15、放射リブ16および環状部11,13をそれぞれ高強度な中空構造とすることができる。しかも、環状部11,13をほぼ全周にわたりほぼ均厚の中空構造とすることができるので、環状部11,13に溶融樹脂21の熱収縮による変形が発生することを防止できる。したがって、環状部11,13の精度が高く表面状態が良好で且つ強度の高い歯車10を得ることができる。
【0041】
また、上記実施例における軸部15の中空部30は、軸部15の他端面(ゲート22aと反対側の端面)を形成する軸部他端形成面20dに開口した嵌合穴20eに摺動可能に保持された中子体31の一端31aを中空部形成流体の圧入時にキャビティ20内よりほぼ軸部他端形成面20dの位置まで退動させることにより形成されているので、軸部15はその内部の中空部30を閉塞する端壁15aを備えた強度の高い中空構造となる。したがって、精度の高い環状部11,13と強度の高い中空構造の軸部15を有する歯車10が得られる。
【0042】
また、軸部他端形成面20dに樹脂押出室を開口形成する必要がないので、成形された歯車10をキャビティ20内から取り出す際に、歯車10の軸部を樹脂押出室内の樹脂体から切り離したり、該樹脂押出室内の樹脂体を除去したりする必要がない。したがって、型構造を簡素化できると共に、歯車成形工程の作業効率を大幅に向上することができる。
【0043】
しかも、中空部形成流体の圧入時に移動する中子体31は軸部15の他端面を形成するキャビティ20の軸部他端形成面20dに開口した嵌合穴20eに摺動可能に保持されているので、軸部15の外周面の仕上がり精度を低下させることなく、一端が端壁15aで確実に閉塞された中空構造の軸部15を形成することができる。
【0044】
図8(a),(b)は本発明を歯車に適用した場合の他の実施例を示すものであり、同図(a)は歯車の平面図、同図(b)は同図(a)中H−H線に沿った断面図である。同図において、上記実施例と同様の構成要素には同一参照符号が付してある。
【0045】
図8(a),(b)を参照すると、この実施例の歯車10は、上記実施例と同様に、外周に歯形12を形成した環状部11と、環状部11の中心に環状部11と同軸に位置する軸部15と、軸部15と環状部11との間に放射状に配置されて軸部15と環状部11とを連結する複数の放射リブ16とを有する。この歯車10は、型装置17のキャビティ20内に溶融樹脂21を注入した後、キャビティ20内に圧入した中空部形成流体により溶融樹脂21の内部に中空部30を形成した状態で溶融樹脂を冷却固化することにより成形される。
【0046】
この実施例においても、図8(a)に仮想線で示すように、樹脂押出室24は互いに隣り合う2つの放射リブ16の間の環状部内周形成面に開口形成されており、また、中空部30は、上記実施例と同様に、軸部15の一端面を形成する型装置の軸部一端形成面より圧入された中空部形成流体により軸部15内に形成されると共に、軸部15の内部から各放射リブ16内を経て環状部11内へと延び、更に、環状部11内で二方に分岐して、互いに隣り合う2つの放射リブ16の間の環状部内周形成面に開口した樹脂押出室24の近傍までそれぞれ延びている。また、軸部15の中空部30は、上記実施例と同様に、軸部15の他端面を形成する型装置の軸部他端形成面に開口した嵌合穴に摺動可能に保持された中子体の一端を中空部形成流体の圧入時にキャビティ内よりほぼ軸部他端形成面の位置まで退動させることにより形成されている。
【0047】
上記実施例と異なり、この実施例では、キャビティ内から樹脂押出室24内に押し出されて冷却固化した各樹脂体26は、キャビティ内で冷却固化された歯車10から切り離されている。各樹脂体26は型装置の内部で歯車10から切り離してもよいし、或いは、型装置から離型した後に歯車10から切り離してもよい。このように、樹脂体26を除去することにより歯車10が大きく軽量化される。また、樹脂体26は樹脂注入ゲート内で冷却固化される樹脂体と共に成形材料として再利用できるので、経済性に優れている。
【0048】
以上、図示実施例につき説明したが、本発明は上記実施例の態様のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲に記載した発明の範囲内においてその構成要素に種々の変更を加えることができる。例えば、軸部と環状部とを連結する放射リブは任意の個数および形状に変更可能である。また、図4に示す実施例では、中子体31は中空部形成流体の圧力によりばね32のばね力に抗してキャビティ20内より退動されるものとなっているが、中子体31をソレノイド、流体圧シリンダ装置等のアクチュエータにより進退動作させるようにしてもよい。さらに、上記実施例のように、本発明は精密歯車に好適に実施することができるが、歯車以外の例えばプーリー等またはそれらの複合体にも同様に実施可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、寸法精度が高く且つ表面状態が良好で強度の高い樹脂製の回転体およびその成形方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す歯車の平面図である。
【図2】(a)は図1中A−A線に沿った断面図、(b)〜(e)はそれぞれ図1中B−B線,C−C線,D−D線およびE−E線に沿った断面図である。
【図3】図1に示す歯車の要部の横断面図である。
【図4】図1に示す歯車を成形する型装置の概略横断面平面図である。
【図5】図5に示す型装置の図3中断面領域Sに対応する要部拡大断面図である。
【図6】(a)は図5中F−F線に沿った縦断面図、(b)は図6中G−G線に沿った断面図である。
【図7】図1に示す歯車の軸部の成形工程を示す説明図である。
【図8】本発明の他の実施例を示すもので、(a)は歯車の平面図、(b)は(a)中H−H線に沿った断面図である。
【図9】従来の樹脂歯車とその成形方法を示すもので、(a)は歯車の平面図、(b)は(a)中I−I線に沿った断面図である。
【符号の説明】
10 歯車(回転体)
11 外側環状部
12 歯形
13 内側環状部
14 歯形
15 軸部
16 放射リブ
17 型装置
18a〜18d 第1〜第4プレート
19 ノズル
20 キャビティ
21 溶融樹脂
22 樹脂通路
23 樹脂通路内で固化した樹脂体
24,27 樹脂押出室
25,28 樹脂押出口
26,29 樹脂押出室内で固化した樹脂体
26a,29a 樹脂体の連結部
30 中空部
31 中子体
32 ばね

Claims (6)

  1. 環状部と、前記環状部の中心に前記環状部と同軸に位置する軸部と、前記軸部と前記環状部との間に放射状に配置されて前記軸部と前記環状部とを連結する複数の放射リブとを有し、型装置のキャビティ内に溶融樹脂を注入した後、前記キャビティ内に圧入した中空部形成流体により前記溶融樹脂の内部に中空部を形成した状態で前記溶融樹脂を冷却固化することにより成形された回転体であって、
    前記中空部は前記軸部の一端面を形成する軸部一端形成面より圧入された中空部形成流体により前記軸部内に形成されると共に、前記軸部の内部から前記各放射リブ内を経て前記環状部内へと延び、更に、前記環状部内で二方に分岐して、互いに隣り合う2つの放射リブの間の環状部形成面に開口した樹脂押出室またはその近傍までそれぞれ延びていることを特徴とする回転体。
  2. 前記軸部の中空部は、前記軸部の他端面を形成する軸部他端形成面に開口した嵌合穴に摺動可能に保持された中子体の一端を前記中空部形成流体の圧入時に前記キャビティ内よりほぼ前記軸部他端形成面の位置まで退動させることにより形成されていることを特徴とする請求項1記載の回転体。
  3. 互いに隣り合う2つの放射リブの間の前記環状部の内側には前記樹脂押出室内に押し出されて固化した樹脂体が固着していることを特徴とする請求項1記載の回転体。
  4. 型装置の樹脂注入ゲートよりキャビティ内に該キャビティ内をほぼ満たす量の溶融樹脂を注入した後、前記キャビティ内に中空部形成流体を圧入した状態で前記溶融樹脂を冷却固化することにより、環状部と、前記環状部の中心に前記環状部と同軸に位置する軸部と、前記軸部と前記環状部との間に放射状に配置されて前記軸部と前記環状部とを連結する複数の放射リブとを有する中空構造の回転体を成形する方法であって、
    前記中空部形成流体を前記軸部の一端面を形成する軸部一端形成面より前記キャビティ内に圧入し、
    前記中空部形成流体の圧力により前記キャビティ内の溶融樹脂の一部を、互いに隣り合う2つの放射リブの間の環状部形成面に開口した樹脂押出室に押し出すことにより、前記軸部の内部から前記各放射リブ内を経て前記環状部内へと延び、更に、前記環状部内で二方に分岐して、互いに隣り合う2つの放射リブの間の環状部形成面に開口した樹脂押出室またはその近傍までそれぞれ延びる中空部を形成することを特徴とする回転体の成形方法。
  5. 前記中空部形成流体の圧入時に、前記軸部の他端面を形成する軸部他端形成面に開口した嵌合穴に摺動可能に保持された中子体の一端を前記キャビティ内よりほぼ前記軸部他端形成面の位置まで退動させることを特徴とする請求項4記載の回転体の成形方法。
  6. 前記樹脂押出室を環状部内周形成面に開口させて設け、前記樹脂押出室内に押し出されて冷却固化した樹脂体を前記キャビティ内で冷却固化した回転体と一体に前記型装置から取り出すことを特徴とする請求項4記載の回転体の成形方法。
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