JP2776244B2 - 加圧流体圧入排出装置 - Google Patents

加圧流体圧入排出装置

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JP2776244B2
JP2776244B2 JP8634294A JP8634294A JP2776244B2 JP 2776244 B2 JP2776244 B2 JP 2776244B2 JP 8634294 A JP8634294 A JP 8634294A JP 8634294 A JP8634294 A JP 8634294A JP 2776244 B2 JP2776244 B2 JP 2776244B2
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政市 加藤
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/1703Introducing an auxiliary fluid into the mould
    • B29C45/1734Nozzles therefor

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空部を有する射出成
形品の製造に用いる加圧流体圧入排出装置に関する。さ
らに詳しくは、射出成形金型の型キャビティ内に射出さ
れた溶融樹脂中に加圧流体を圧入して、この溶融樹脂を
型キャビティ面に押圧して中空部を有する成形体とし、
この成形体を冷却した後に中空部内の加圧流体を排出
し、次いで型開きして成形品を取り出す方法により、中
空射出成形品を製造する際に使用する加圧流体圧入排出
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、中空部を有する射出成形品の
製造方法として、射出成形金型の型キャビティを満たす
に不十分な量の溶融樹脂を型キャビティ内に射出した
後、または射出しつつ、型キャビティ内の溶融樹脂中に
加圧流体を圧入して溶融樹脂を型キャビティ面に押圧し
て中空部を有する成形体とする方法が知られている(例
えば、特公昭57−14968号公報、特公昭61−5
3208号公報、特開平3−9820号公報、特開平4
−357009号公報等)。そして、大きな中空部を有
する射出成形品を製造する際、型キャビティ内に溶融樹
脂を射出し、引き続き加圧流体を圧入する工程に続い
て、型キャビティの容積を拡大させる方法は、前記特開
平3−9820号公報、特開平4−357009号公報
等に提案されている。
【0003】また、型キャビティ内の溶融樹脂中に加圧
流体を圧入して中空部を形成させ、成形体を冷却した後
に中空部内の加圧流体を排出するのに用いる加圧流体圧
入排出装置としては、特公昭48−41264号公報や
特公昭59−19017号公報、および特開平5−17
7667号公報、特開平5−177668号公報、特開
平5−200794号公報等に示されているものが知ら
れている。
【0004】特公昭48−41264号公報には、中心
に加圧流体通路を有する細長い筒状突起を型キャビティ
内の溶融樹脂中に突出させて加圧流体を圧入し、溶融樹
脂が冷却された後これを型キャビティ外に引っ込めて加
圧流体を排出することのできる装置が示され、また特公
昭59−19017号公報には、溶融樹脂を型キャビテ
ィ内へ導く樹脂通路の途中にシリンダー装置で加圧流体
通路を開閉させる弁体を設け、この弁体を介して、加圧
流体通路から加圧流体の圧入と排出とを行うようにされ
てなる装置が示されている。
【0005】しかしながら、これらの加圧流体圧入排出
装置には次のような欠点がある。即ち、前者において
は、筒状突起の加圧流体通路に溶融樹脂が逆流してこれ
を閉塞させてしまい、その対策として加圧流体通路の孔
径を細くすると加圧流体の圧入と排出に時間がかかり、
成形サイクルが長くなって生産性を低下させてしまうと
いう問題があり、また、後者においては、加圧流体を圧
入する際に開かれた弁体を通じて、溶融樹脂が加圧流体
通路に逆流してこれを閉塞させてしまい、安定した成形
を行うことができないという問題がある。
【0006】特開平5−177667号公報、特開平5
−177668号公報、特開平5−200794号公報
には、筒状のスリーブと、このスリーブ内に挿設された
軸芯との隙間を加圧流体通路とした装置、およびこの加
圧流体通路を、軸芯の軸方向への進退により、加圧流体
は流過させるが溶融樹脂は浸入させない狭隘状態と拡大
状態との間で可変とされてなる装置が示されている。ま
た、これらの装置においては、加圧流体を圧入する際に
は上記軸芯先端を一部金型内へ突出させた状態とし、突
出部分の側面を加圧流体の案内面として作用させるこ
と、および加圧流体を排出する際には上記軸芯を後退さ
せて加圧流体通路を拡大状態とし、この拡大状態の通路
から中空部内の加圧流体を短時間に排出させ得ることが
開示されている。
【0007】しかしながら、これらの加圧流体圧入排出
装置と云えども、溶融樹脂の逆流に伴う閉塞を満足に防
止できず、また中空部からの加圧流体の排出が短時間に
行えない場合があつて満足なものとは云えず、さらに金
型内に射出された溶融樹脂中のみに圧入されるべき加圧
流体の一部が、溶融樹脂と金型内面との間に漏れ、得ら
れる成形品に外観不良が発生したり、中空部での加圧流
体圧力が不足する等の問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来か
らの技術課題を解決しようとするものであり、射出成形
金型の型キャビティ内に射出された溶融樹脂中に加圧流
体を圧入して、この溶融樹脂を型キャビティ面に押圧し
て中空部を有する成形体とし、この成形体を冷却した後
に中空部内の加圧流体を排出し、次いで型開きして成形
品を取り出す方法により、中空射出成形品を製造する際
に使用する加圧流体圧入排出装置であって、閉塞の懸念
がなく、圧入された加圧流体が溶融樹脂中へ良好に案内
され、かつ中空部からの加圧流体の排出を短時間に行う
ことのできる加圧流体圧入排出装置を提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、先端を射出成形金
型の型キャビティ内に開口させて設置された特定形状の
スリーブ1の内壁と、その中に挿通され、軸方向に対し
て前進後退が可能とされた特定形状の軸芯2とによって
形成される加圧流体通路3から加圧流体の圧入と排出を
行わせる装置であつて、軸芯2の先端部21をスリーブ
1の先端部12内に挿入させた状態で型キャビティ内の
溶融樹脂中へ加圧流体を圧入し、先端部21を型キャビ
ティ内に押込んだ状態で中空部内の加圧流体を排出する
構造とされた加圧流体圧入排出装置により目的が達成さ
れることを見い出し、本発明を完成したものである。
【0010】しかして、本発明の要旨とするところは、
先端を射出成形金型の型キャビティ内に開口させて設置
されたスリーブ1内に、軸芯2が軸方向に対して前進後
退可能に挿通されており、スリーブ1の内壁と軸芯2と
によって形成される加圧流体通路3から、型キャビティ
内に射出された溶融樹脂中に加圧流体を圧入して、この
溶融樹脂を型キャビティ面に押圧して中空部を有する成
形体とし、成形体を冷却した後に加圧流体を排出する加
圧流体圧入排出装置において、スリーブ1は、金型を貫
通して穿設された空間部に嵌合され、その先端には、型
キャビティ内に突出され、その外周部に環状溝14が刻
設された突出部11が形成され、突出部11を含む先端
部12の内径は中央部13の内径より小さくされ、中央
部13には加圧流体口4を含む加圧流体通路用空間5が
形成され、後端には加圧流体通路用空間5を密閉に保つ
ことのできる軸芯駆動機構6が設置されてなり、軸芯2
は、その先端部21がスリーブ1の突出部11を含む先
端部12内と型キャビティ内との間で前進後退可能とさ
れ、後端は軸芯駆動機構6に連設され、スリーブ1の先
端部12の内壁と先端部21とで加圧流体は通過できる
が溶融樹脂は侵入できない狭隘な隙間を形成可能とさ
れ、先端部21を除く先端部分22は細径にされてな
り、軸芯駆動機構6の作動により、加圧流体圧入時には
軸芯2の先端部21をスリーブ1の先端部12の空間内
に挿入させた状態とし、加圧流体排出時には軸芯2の先
端部21を型キャビティ内に押込み可能にされてなるこ
とを特徴とする加圧流体圧入排出装置に存する。
【0011】以下に、本発明を、図面を参照しつゝ詳細
に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り以下
に記載の例に限定されるものではない。図1および図2
は、本発明に係る加圧流体圧入排出装置の一実施例を示
す断面略図であり、図1は型キャビティ内に射出された
溶融樹脂中に加圧流体を圧入するときの状態を示し、図
2は溶融樹脂を冷却、固化させた後成形体の中空部の加
圧流体を排出するときの状態を示す。図3は、図1に示
す加圧流体圧入排出装置の環状溝14の効果を説明する
ための断面略図である。図1、図2および図3におい
て、1はスリーブ、2は軸芯、3は加圧流体通路、4は
加圧流体口、5は加圧流体通路用空間、6は軸芯駆動機
構、11はスリーブ1の突出部、12はスリーブ1の先
端部、13はスリーブ1の中央部、14は環状溝、21
は軸芯2の先端部、22は軸芯2の先端部21を除く先
端部分、23は軸芯2の支持部、61は軸芯駆動機構6
のシリンダー、62は軸芯駆動機構6のピストン、63
はOリング、7は流体圧シリンダー、71は流体圧シリ
ンダー7のピストン、101は成形機の固定金型取付
板、103は固定金型、207は溶融樹脂、207’は
固化した樹脂をそれぞれ示す。
【0012】本発明の加圧流体圧入排出装置のスリーブ
1は、円筒状をなし、その内壁と軸芯2とによって加圧
流体通路3を形成する機能を果たすものである。このス
リーブ1は、射出成形金型を貫通して穿設された空間部
に嵌合され、その先端を射出成形金型の型キャビティ内
に開口させて設置されている。なお図1および図2で
は、スリーブ1を射出成形金型の固定金型の方に設置し
た例を示しているが、このスリーブ1は、その先端を射
出成形金型の型キャビティ内に開口させて設置する限
り、必ずしもを固定金型の方に設置する必要はなく、可
動金型の方に設置することも可能である。
【0013】このスリーブ1は、その先端が型キャビテ
ィ内に突出され、型キャビティ内への突出部11の外周
部に環状溝14が刻設されている。上記突出部11は、
圧入された加圧流体を溶融樹脂中へ誘導する案内面とし
て作用し、また外周部に刻設されている上記環状溝14
は、圧入された加圧流体が突出部11の外周部に沿って
型キャビティ面へ漏れるのを防止する。環状溝14の効
果を図3(図中の符号は図1および図2と共通)に基づ
いてさらに説明すると、環状溝14が刻設されていると
きには、図3の上側(a)に示されるように、この環状
溝14の中に溶融樹脂が侵入することにより、溶融樹脂
と突出部11の外周部表面との境界面に抵抗が生じるの
で、加圧流体がこの境界面圧に沿って型キャビティ面へ
漏れるのを防止できるものと推定している。これに対し
環状溝14が存在しない場合は、図3の下側(b)に示
されるように、加圧流体がこの境界面圧に沿って型キャ
ビティ面へ漏れることになる。
【0014】上記突出部11の長さは、その突出する方
向に対する型キャビティの対向面同志の間隔等に従って
個々に調整するのがよいが、2mm以上で上記型キャビ
ティの対向面間隔の1/2以下とするのが好ましい。一
般的には、2〜7.5mmの範囲で選ぶことができる。
また、上記環状溝14の断面形状は、冷却、固化された
成形品の離型方向に対し逆テーパー面を有しない形状、
例えば半円形、三角形、台形等とするのがよい。環状溝
14の幅、深さ等は特に限定されるものではなく、型キ
ャビティ内の溶融樹脂の粘度、樹脂圧、圧入する加圧流
体圧等によって適宜定められるが、一般的には、幅は約
0.5〜1.0mmの範囲、深さは約0.1〜0.5m
mの範囲、特に0.1〜0.2mmの範囲とするのが好
ましい。環状溝14は、通常1個だけ設けても十分効果
を発揮するが、必要に応じ2個以上設けてもよい。
【0015】そしてスリーブ1は、突出部11を含む先
端部12の内径が中央部13の内径より小さくされ、よ
り内径の大きい中央部13には加圧流体口4を含む加圧
流体通路用空間5が形成される構造とされている。内径
の小さい上記先端部12は、その内壁と軸芯2とで、加
圧流体は通過できるが溶融樹脂は侵入できない狭隘な隙
間(以下、単に「狭隘な隙間」という。)の形成を可能
にし、またより内径の大きい中央部13は、その内壁と
軸芯2とで、加圧流体を迅速に排出できるより広い隙間
の形成を可能にするものである。
【0016】中央部13に設けられている上記加圧流体
口4は、加圧流体源から供給される加圧流体を加圧流体
圧入排出装置に導入するため、および冷却された成形体
の中空部の加圧流体を加圧流体圧入排出装置から外部へ
排出するために使用される。また、このスリーブ1の後
端(型キャビティ内に開口する先端部12の反対側)に
は、加圧流体通路用空間5を密閉に保つことのできる後
記軸芯駆動機構6が設置されている。
【0017】本発明の加圧流体圧入排出装置の軸芯2
は、円柱状をなし、前記スリーブ1内に軸方向に対して
前進後退可能に挿通されている部材であり、これとスリ
ーブ1の内壁とによって加圧流体通路3を形成する機能
を果たすものである。軸芯2は、スリーブ1の先端部1
2の内壁との間に前記狭隘な隙間を形成することのでき
る先端部21、これに続き先端部21より細径にされス
リーブ1の先端部12の内壁との間に広めの隙間を形成
することのできる先端部分22、およびその支持部23
から構成され、スリーブ1内に互いにその長手中心軸を
一致させて挿通されている。そして、この軸芯2は、
(イ)その先端部21がスリーブ1の先端部12の空間
内に止まっている状態(圧入位置)と、(ロ)その先端
部21がスリーブ1の先端部12内を脱して型キャビテ
ィ内に押し込まれ、かつ先端部21を除く先端部分22
がスリーブ1の先端部12内に挿入された状態(排出位
置)との間で、前進後退可能に挿通されていることが必
要である。また上記(イ)の圧入位置において、先端部
21の最先端は型キャビティ内に突出させず型キャビテ
ィ面と同一面であってもよいが、先端部21の一部、例
えばスリーブ1の突出部11の長さと同程度の長さだけ
を型キャビティ内に突出させると、この突出部の表面が
圧入された加圧流体を溶融樹脂中へ誘導する案内面とし
て作用しこの方が好ましい。
【0018】上記型キャビティ内に突出させる先端部2
1の先頭部の形状は、軸芯2が上記(イ)の圧入位置と
(ロ)の排出位置との間で前進後退可能である限り特に
限定されるものではないが、型キャビティ内への押し込
みをより容易とするためには、先端に向かって徐々に細
くなった形状とされているのが好ましい。好ましい形状
としては円錐状、円錐台状、角錐状、角錐台状等が例示
されるが、これら例示されたものに限定されるものでは
ない。
【0019】なお、上記の支持部23の外径は、スリー
ブ1の中央部13の内壁との間に広めの隙間を形成する
ことができる限り特に制限はなく、先端部21を除く先
端部分22の外径と同一であってもよいが、図1および
図2に示すように、先端部分22より太くすると、軸芯
2全体としての強度が向上しかつ前進後退時の安定性も
向上するので好ましい。そして、軸芯2の後端(図1お
よび図2では支持部23の右端)は、後記軸芯駆動機構
6に連設され、軸芯駆動機構6の作動により軸芯2がそ
の軸方向に前進後退可能とされている。
【0020】本発明の加圧流体圧入排出装置の軸芯駆動
機構6は、軸芯2をその軸方向に前進後退させると共
に、加圧流体通路用空間5の後端を外部に対し密閉に保
つ機能を果たすものである。この軸芯駆動機構6として
は、図1および図2に示すように、前記スリーブ1に固
設されたシリンダー61、このシリンダー61内を摺動
し、軸芯2の後端(支持部23の右端)に固設されたピ
ストン62、およびピストン62を前進後退させるため
の流体圧シリンダー7より構成することができる。図1
および図2に示す軸芯駆動機構6においては、ピストン
62に連設されている流体圧シリンダー7のピストン7
1の作動により、ピストン62を介し軸芯2をその軸方
向に前進後退させることができ、ピストン62に付設し
たOリング63によって加圧流体通路用空間5の後端を
外部に対し密閉に保つことのできる構成とされている。
【0021】型キャビティ内に射出された溶融樹脂中に
加圧流体を圧入するときには、上記の軸芯駆動機構6を
作動させて、軸芯2の先端部21をスリーブ1の先端部
12の空間内に挿入させた状態とする(図1参照、以
下、この状態を「後退状態」ともいう。)。この状態で
は、軸芯2の先端部21の外表面とスリーブ1の先端部
12の内壁との間に狭隘な隙間が形成されるので、溶融
樹脂の逆流、即ち、溶融樹脂の狭隘な隙間への侵入を引
き起こさせずに、加圧流体源(図示せず)より加圧流体
口4を経て供給される加圧流体を圧入することができ
る。上記狭隘な隙間の軸方向長さと隙間幅は、型キャビ
ティ内の溶融樹脂の粘度や圧力、圧入する加圧流体の圧
力等に応じて定められるが、一般的には、軸方向長さは
1〜50mmの範囲、好ましくは3〜20mmの範囲
で、隙間幅は0.02〜0.2mmの範囲、好ましくは
0.05〜0.15mmの範囲とするのがよい。
【0022】上記のようにして加圧流体を圧入し溶融樹
脂を型キャビティ面に押圧して中空部を有する成形体と
しこれを冷却した後、その中空部内の加圧流体を排出す
るときには、上記の軸芯駆動機構6を作動させて、軸芯
2の先端部21を型キャビティの方向に前進させて型キ
ャビティ内に押込んだ状態とする(図2参照、以下、こ
の状態を「前進状態」ともいう。)。この状態では、軸
芯2の先端部分22の表面とスリーブ1の先端部12の
内壁との間に広めの隙間が形成されるので、この広めの
隙間を加圧流体排出用通路として、中空部内の加圧流体
を加圧流体口4を経由させて外部に迅速に排出させるこ
とができる。
【0023】次に、本発明の加圧流体圧入排出装置の使
用態様例を、図面を参照しつゝ説明するが、本発明装置
の使用態様は、その要旨を超えない限り、以下に記載の
例に限定されるものではない。図4および図5は、前記
本発明に係る加圧流体圧入排出装置を設置した射出成形
機の一例を示す断面略図であり、図4は射出成形機の型
キャビティ内に溶融樹脂を射出し、加圧流体を圧入する
前の状態を示し、図5は同じ射出成形機の型キャビティ
内に射出された溶融樹脂中に加圧流体を圧入して中空部
を形成させた状態を示す。
【0024】図4および図5において、10は図1およ
び図2に基づいて説明した本発明の加圧流体圧入排出装
置を示し、4、6、61、および63はその加圧流体
口、軸芯駆動機構、軸芯駆動機構のシリンダー、および
軸芯駆動機構のOリング(以上の符号は、図1および図
2と共通)をそれぞれ示し、100は射出成形機、10
1は固定金型取付板、102は可動金型取付板、103
は固定金型、104は可動金型、105は可動金型の入
れ子、106、107はスライドブロック、108はス
ライドベース、109はボールねじ、110、111は
スペーサーブロック、112はスライドブロック駆動装
置、200は射出シリンダー、201は射出ノズル、2
02は射出口、203はスプルー、204はランナー、
205はゲート、206は型キャビティ、207は溶融
樹脂、208は中空部、300は加圧流体供給放出機
構、301はシリンダー、302はピストン、303は
加圧流体室、304、305は逆止弁、306、307
は電磁切替弁、308は加圧流体タンク、309、31
0、311、312はいずれも加圧流体用配管、313
は加圧流体用放出口をそれぞれ示す。
【0025】図4および図5に示す成形機は、本発明の
加圧流体圧入排出装置10が、固定金型103に設置さ
れており、この固定金型103と可動金型104とで形
成される型キャビティ207内に溶融樹脂206を射出
し、この溶融樹脂206中に加圧流体を圧入しつゝ、ま
たは圧入した後、可動金型の入れ子105を後退させて
型キャビティの容積を拡大させることのできる特定の金
型機構を有し、加圧流体の圧入と型キャビティの容積拡
大との相乗効果によって、成形体の内部により大きな中
空部208を形成できるようにされている。また、加圧
流体圧入排出装置10の加圧流体口4は、加圧流体供給
放出機構300の加圧流体用配管311に接続されてお
り、加圧流体の圧入および排出は、加圧流体口4を経
て、加圧流体供給放出機構300の供給ラインおよび放
出ラインを用いて行われるようにされている。
【0026】なお、図4および図5に示す例では、加圧
流体圧入排出装置10は、固定金型103に1基だけ設
置されているが、複数基を設置してもよく、また、これ
を設置する場所は、必ずしも固定金型103に限定され
るものではなく、本発明の要旨を超えない限り可動金型
104の任意の位置とすることもできる。
【0027】また、前記特定の金型機構は、型キャビテ
ィ形成面の背部側に一対の傾斜面を有する可動金型の入
れ子105が設けられており、この入れ子105は、そ
の各傾斜面と当接し摺動可能な傾斜面を有する一組のス
ライドブロック106、107によって溶融樹脂の射出
圧に抗して支えられており、これらのスライドブロック
を相互に離隔させつゝ入れ子105を後退させることに
より型キャビティの容積を拡大させることができるよう
にされている。なお、上記一組のスライドブロックは、
全長の中間点を境にしてねじ山の刻設方向が互いに逆方
向とされてなるボールねじ109の両側にそれぞれ螺合
せられており、スライドブロック駆動装置112による
ボールねじ109の回転に伴って、両側のスライドブロ
ックはスライドベース108に沿ってスライドしつゝ相
互に離隔するようにされている。
【0028】まず、本発明の加圧流体圧入排出装置10
を用いて加圧流体を圧入する方法について説明する。加
圧流体の圧入は、固定金型103と可動金型104とを
型締めし、スライドブロック106、107を近接させ
た状態とし入れ子105を前進させて容積拡大前の型キ
ャビティ207を形成させ、この型キャビティ207の
中に溶融樹脂を射出した後に行う。なお、溶融樹脂の射
出は、射出シリンダー200からの溶融樹脂を射出ノズ
ル201の射出口202から金型のスプルー203内に
導入し、さらにランナー204、ゲート205を経て、
上記の型キャビティ207内に射出することによって行
う。また、型キャビティの容積拡大は、加圧流体を圧入
するときまたは圧入した後のいずれであってもよい。
【0029】加圧流体の圧入するときには、加圧流体圧
入排出装置10を図1に示す「後退状態」としておき、
加圧流体を加圧流体供給放出機構300の供給ラインか
ら加圧流体口4を経て加圧流体圧入排出装置10に供給
し、溶融樹脂中に圧入する。上記供給ラインは、加圧流
体タンク308内の加圧流体を、シリンダー301とピ
ストン302より構成されている加圧流体室303へ導
入し、ピストン302で昇圧された加圧流体を配管31
0、電磁切替弁306、加圧流体口4に接続されている
配管311を経て、加圧流体口4に供給できる経路にさ
れている。なお、このとき電磁切替弁307は閉止され
ている。
【0030】次に、本発明の加圧流体圧入排出装置10
を用いて加圧流体を排出する方法について説明する。加
圧流体の排出は、上記のようにして型キャビティ内に射
出された溶融樹脂中に加圧流体を圧入して中空部を有す
る成形体とし、この成形体を冷却した後に行う。加圧流
体の排出するときには、加圧流体圧入排出装置10を図
2に示す「前進状態」とし、中空部に圧入されている加
圧流体を加圧流体口4から排出し、これに接続されてい
る加圧流体供給放出機構300の放出ラインから外部に
放出できるようにされている。上記放出ラインは、加圧
流体口4に接続されている配管311、0、配管31
2、電磁切替弁306を経て加圧流体用放出口313よ
り放出できる経路にされている。なお、このとき電磁切
替弁306は閉止されている。
【0031】本発明の加圧流体圧入排出装置は、図4お
よび図5に例示した以外の機構により型キャビティを拡
大する金型を備えた成形機にも勿論使用でき、また型キ
ャビティを拡大させない金型を備えた成形機にも使用で
きるが、本発明の加圧流体圧入排出装置は、中空部に圧
入されている加圧流体を迅速に排出できることに伴っ
て、成形サイクルを短縮できるので、図4および図5に
例示したような大きな中空部を有する成形体を製造する
成形機に使用した場合に特に大きな効果を発揮する。
【0032】本発明において溶融樹脂とは、射出成形機
の射出シリンダーから射出金型の型キャビティ内に射出
される射出成形用原料樹脂をいう。樹脂の種類として
は、射出成形可能なものであれば特に制約はなく、ポリ
オレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ABS樹脂、
AS樹脂等の汎用プラスチックのほか、ポリアミド系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等の
各種のエンジニアリングプラスチックを挙げることがで
きる。また、本発明において加圧流体とは、圧入された
温度、圧力条件下で溶融樹脂と反応せず、室温で気体ま
たは液体の流体をいう。具体的には、窒素、アルゴン等
の不活性ガス、空気等の気体、水等の液体が挙げられる
が、これらの中では、使用条件で粘度の低い窒素等の不
活性ガスが好ましい。
【0033】
【発明の効果】本発明は、次のような優れた効果を奏
し、その産業上の利用価値は極めて大である。 (1)本発明の加圧流体圧入排出装置は、加圧流体通路
に溶融樹脂が逆流するのを防ぐことができるので、これ
が溶融樹脂によって閉塞されることがなく、加圧流体の
圧入、排出を円滑に行うことができる。 (2)本発明の加圧流体圧入排出装置は、スリーブの型
キャビティへの突出部の作用により加圧流体が溶融樹脂
中へ案内され、また、突出部の外周に刻設された環状溝
の作用により加圧流体の漏れが防止できるので、加圧流
体を溶融樹脂中のみに良好に圧入できる。 (3)本発明の加圧流体圧入排出装置は、軸芯先端部の
頭部が先端に向かって徐々に細くされているときは、加
圧流体はその表面に沿って溶融樹脂の中に好ましく圧入
され、加圧流体排出時には軸芯の前進が容易である。 (4)本発明の加圧流体圧入排出装置は、加圧流体の排
出にあたり、軸心の先端部を型キャビティへ前進させて
広めの加圧流体排出通路を形成させるので、加圧流体を
迅速に排出することができる。 (5)本発明の加圧流体圧入排出装置を使用すると、加
圧流体圧が良好に保持され、加圧流体の漏れや圧入排出
時の閉塞がなく、かつ迅速に排出できるので、外観美麗
な成形品を効率よく生産することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る加圧流体圧入排出装置の一実施例
を示し、型キャビティ内に射出された溶融樹脂中に加圧
流体を圧入するときの状態を示す断面略図である。
【図2】本発明に係る加圧流体圧入排出装置の一実施例
を示し、溶融樹脂を冷却、固化させた後成形体の中空部
の加圧流体を排出するときの状態を示す断面略図であ
る。
【図3】本発明に係る加圧流体圧入排出装置の環状溝1
4の効果を説明するための断面略図である。
【図4】本発明に係る加圧流体圧入排出装置を設置した
射出成形機を一例を示し、射出成形機の型キャビティ内
に溶融樹脂を射出し、加圧流体を圧入する前の状態を示
す断面略図である。
【図5】本発明に係る加圧流体圧入排出装置を設置した
射出成形機を一例を示し、図4と同じ射出成形機の型キ
ャビティ内に射出された溶融樹脂中に加圧流体を圧入し
て中空部を形成させた状態を示す断面略図である。
【符号の説明】
1 :スリーブ 2 :軸芯 3 :加圧流体通路 4 :加圧流体口 5 :加圧流体通路用空間 6 :軸芯駆動機構 11 :スリーブ1の突出部 12 :スリーブ1の先端部 13 :スリーブ1の中央部 14 :環状溝 21 :軸芯2の先端部 22 :軸芯2の先端部21を除く先端部分 23 :軸芯2の支持部 61 :軸芯駆動機構6のシリンダー 62 :軸芯駆動機構6のピストン 63 :Oリング 7 :流体圧シリンダー 71 :流体圧シリンダー7のピストン 10 :本発明の加圧流体圧入排出装置 100 :射出成形機 101 :固定金型取付板 102 :可動金型取付板 103 :固定金型 104 :可動金型 105 :可動金型の入れ子 106、107 :スライドブロック 108 :スライドベース 109 :ボールねじ 110、111 :スペーサーブロック 112 :スライドブロック駆動装置 200 :射出シリンダー 201 :射出ノズル 202 :射出口 203 :スプルー 204 :ランナー 205 :ゲート 206 :型キャビティ 207 :溶融樹脂 207’:固化した樹脂 208 :成形体の中空部 300 :加圧流体供給放出機構 301 :シリンダー 302 :ピストン 303 :加圧流体室 304、305 :逆止弁 306、307 :電磁切替弁 308 :加圧流体タンク 309、310、311、312:加圧流体用配管 313 :加圧流体用放出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−177667(JP,A) 特開 平5−4259(JP,A) 特開 平6−91686(JP,A) 特開 平7−100864(JP,A) 特開 平7−124984(JP,A) 特開 平1−154718(JP,A) 特開 平3−164222(JP,A) 特開 平5−245879(JP,A) 特開 平6−143315(JP,A) 特開 平4−41212(JP,A) 特開 平8−500301(JP,A) 特開 平6−304956(JP,A) 特開 平6−143315(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/00 - 45/84 B29L 22:00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端を射出成形金型の型キャビティ内に
    開口させて設置されたスリーブ1内に、軸芯2が軸方向
    に対して前進後退可能に挿通されており、スリーブ1の
    内壁と軸芯2とによって形成される加圧流体通路3か
    ら、型キャビティ内に射出された溶融樹脂中に加圧流体
    を圧入して、この溶融樹脂を型キャビティ面に押圧して
    中空部を有する成形体とし、成形体を冷却した後に加圧
    流体を排出する加圧流体圧入排出装置において、スリー
    ブ1は、金型を貫通して穿設された空間部に嵌合され、
    その先端には、型キャビティ内に突出され、その外周部
    に環状溝14が刻設された突出部11が形成され、突出
    部11を含む先端部12の内径は中央部13の内径より
    小さくされ、中央部13には加圧流体口4を含む加圧流
    体通路用空間5が形成され、後端には加圧流体通路用空
    間5を密閉に保つことのできる軸芯駆動機構6が設置さ
    れてなり、軸芯2は、その先端部21がスリーブ1の突
    出部11を含む先端部12内と型キャビティ内との間で
    前進後退可能とされ、後端は軸芯駆動機構6に連設さ
    れ、スリーブ1の先端部12の内壁と先端部21とで加
    圧流体は通過できるが溶融樹脂は侵入できない狭隘な隙
    間を形成可能とされ、先端部21を除く先端部分22は
    細径にされてなり、軸芯駆動機構6の作動により、加圧
    流体圧入時には軸芯2の先端部21をスリーブ1の先端
    部12の空間内に挿入させた状態とし、加圧流体排出時
    には軸芯2の先端部21を型キャビティ内に押込み可能
    にされてなることを特徴とする加圧流体圧入排出装置。
  2. 【請求項2】 軸芯2の先端部21の頭部が先端に向か
    って徐々に細くされてなることを特徴とする請求項1記
    載の加圧流体圧入排出装置。
  3. 【請求項3】 軸芯2の先端部21をスリーブ1の先端
    部12の空間内に挿入させた状態としたとき、先端部2
    1の一部が型キャビティ内へ突出可能とされてなること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の加圧流体圧
    入排出装置。
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JP4503478B2 (ja) * 2005-03-30 2010-07-14 株式会社プライムポリマー 吸音体の製造方法、及びこの製造方法に用いられる金型

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