JP3796698B2 - 開閉器の操作装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、開閉器を電動操作で開閉路する開閉器の操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の開閉器の操作装置は、図2に示すように構成されている。
図において、51は電動機で、この電動機軸に偏心車52が設けられている。53は前記偏心車52に噛み合うローラ54を有する揺動レバーで、駆動軸55に固定してある。この駆動軸55は、機枠56に取付けたワンウェイクラッチ57に一方向のみ回転可能に支持されている。58は駆動軸55に固定されたレバー、59は機枠56とレバー58との間に張架した遮断ばね、60は機枠56の軸受61に支持された作動軸で、軸端に設けたリンク機構62を介して開閉器の可動電極63に連結され、作動軸60の回動により可動電極63を作動して開閉器を開閉路するように構成してある。64は作動軸60に固定したレバー、65はレバー64とレバー58との間に張架した投入ばね、66は機枠56に回動しうるように支持された回動軸で、この回動軸66に蓄勢ラッチレバー67が設けられている。68は作動軸60に固定されたレバーで、端部にローラ69が設けられ、このローラ69を前記蓄勢ラッチレバー67に係合させてある。70は機枠56に設けた投入電磁石で、この投入電磁石70の可動部を前記蓄勢ラッチレバー67に係合させてある。71はレバー58の端部に設けたローラで、機枠56に設けた軸72に回動しうるように取付けた投入ラッチレバー73に係合させてある。74は機枠56に取付けた引外し電磁石で、この引外し電磁石74の可動部を前記投入ラッチレバー73に係合させてある。75は駆動軸55に固定したレバー、76は前記レバー75に操作されるスイッチで、前記電動機51の駆動回路を開閉路するように構成してある。77はレバー58とレバー64とを連結するリンク機構である。
つぎに、開閉器の閉路動作について説明をする。
電動機51を始動すると、電動機51の軸に取付けた偏心車52が一体に回転する。この偏心車52に係合するローラ54を介して駆動軸55を回動し、駆動軸55が回動すると、この駆動軸55に固定したレバー58を介して投入ばね65および遮断ばね59にばね力を蓄勢する。前記駆動軸55が所定の回転をすると、前記駆動軸55のレバー75がスイッチ76を操作して電動機の駆動回路を開路して電動機51を停止する。この電動機51の回転が停止すると、作動軸60に固定したレバー68のローラ69が蓄勢ラッチレバー67に係合して投入ばね65のばね力を保持するとともに、レバー58の端部に設けたローラ71が投入ラッチレバー73に係合して遮断ばね59のばね力を保持して、閉路待機状態となる。
この閉路待機状態から閉路動作の指令により投入電磁石70を作動すると、投入電磁石70の可動部が蓄勢ラッチレバー67を回動する。この蓄勢ラッチレバー67が回動すると、この蓄勢ラッチレバー67に係合するローラ69が蓄勢ラッチレバー67との係合を釈放する。前記ローラ69の係合が釈放されると、作動軸60が回動してリンク機構62を介して開閉器の可動電極63を作動して開閉器を閉路する。
つぎに、開閉器の開路動作について説明をする。
開閉器の閉路状態から開路動作の指令により引外し電磁石74を作動させると、引外し電磁石74の可動部が投入ラッチレバー73を回動する。この投入ラッチレバー73が回動すると、この投入ラッチレバー73に係合するローラ71と投入ラッチレバー73との係合が釈放される。この投入レバー73の係合が釈放されると、レバー58に連結したリンク機構77を介してレバー64を回動する。このレバー64の回動により作動軸60を回動する。この作動軸60の回動によりリンク機構62を介して可動電極63を作動して開閉器を開路する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の開閉器の操作装置はつぎのような欠点がある。
(1)遮断器を閉路するには、電動機を駆動し投入ばねにばね力を蓄勢して閉路待機状態にし、この閉路待機状態から投入電磁石を励磁して前記投入ばねのばね力を放勢して可動電極を作動して開閉器を閉路するため、閉路指令から開閉器が閉路するまでに時間がかかる。
(2)開閉器を閉路する投入電磁石が必要となり、部品点数が増大する。
本発明は、開閉器の閉路指令から開閉器が閉路するまでの時間を短縮し、かつ、部品点数を削減することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本発明は、電動機の駆動力により投入ばねにばね力を蓄勢し、この投入ばねのばね力により可動電極を作動して開閉器を閉路する開閉器の操作装置において、前記電動機の軸に設けた偏心車と、前記偏心車に駆動され機枠に取付けたワンウェイクラッチに一方向のみ回転可能に支持された駆動軸と、前記機枠に軸支され開閉器の可動電極を作動する作動軸と、前記作動軸に取付けたレバーの端部に設けたローラに係合し前記機枠に回転可能に取付けられた蓄勢ラッチレバーと、一端を前記作動軸の前記レバーに掛止し、他端を駆動軸に掛止した投入ばねと、前記駆動軸に連動し端部を蓄勢ラッチレバーの端面に設けたピンに係合する投入リンクとを設けるようにしている。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示す実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例を示す開閉器の操作装置の展開構成図である。
図において、1は電動機で、この電動機1の軸に偏心車2が取付けてある。3は前記偏心車2に噛み合うローラ4を有する揺動レバーで、駆動軸5に固定してある。駆動軸5は、機枠6に取付けたワンウェイクラッチ7に一方向にのみ回転可能に支持されている。8は駆動軸5に固定したレバー、9は機枠6とレバー8との間に張架した遮断ばね、10は機枠6の軸受11に支持された作動軸で、軸端にリンク機構12が設けられ、このリンク機構12に開閉器の可動電極13に連結され、作動軸10の回動により可動電極13を作動して開閉器を開閉路するようにしてある。14は作動軸10に固定したレバー、15はレバー14とレバー8との間に張架した投入ばね、16は機枠6に回動しうるように支持された回動軸で、この回動軸16に蓄勢ラッチレバー17が設けられている。18は作動軸10に固定したレバーで、端部にローラ19が設けられ、このローラ19を前記蓄勢ラッチレバー17に係合してある。20は前記駆動軸5に一端を固定した投入リンクで、他端を前記蓄勢ラッチレバー17の板面に植設したピン21に係止させてある。22はレバー8の端部に設けたローラで、機枠に設けた軸23に回動しうるように取付けた投入ラッチレバー24に係合している。25は機枠6に取付けた引外し電磁石で、この引外し電磁石25の可動部を前記投入ラッチレバー24に係合させてある。
つぎに、開閉器の閉路動作について、以下に説明をする。
電動機1を始動すると、電動機1の軸に取付けた偏心車2が一体に回転する。この偏心車2に噛み合うローラ4を介して駆動軸5を回動し、駆動軸5が回動するとこの駆動軸5に固定したレバー8を介して投入ばね15および遮断ばね9にばね力を蓄勢する。偏心車2が1回転すると、投入ばね15および遮断ばね9にばね力の蓄勢が完了する。投入ばね15の蓄勢が完了すると、投入リンク20が蓄勢ラッチレバー17に設けたピン21を押して蓄勢ラッチレバー17を回転させてローラ19との係合を外し、蓄勢ラッチレバー17の係止を解錠する。蓄勢ラッチレバー17の係止が解錠されると、投入ばね15のばね力により、作動軸10がリンク機構12と一体に回動して可動電極13を作動して開閉器を閉路する。
つぎに、開閉器の開路動作について説明をする。
前記開閉器の閉路状態から開路動作の指令により、引外し電磁石25を作動させると、引外し電磁石25の可動部が投入ラッチレバー24を回動させ、この投入ラッチレバー24が回動すると、この投入ラッチレバー24に係合するローラ22との係合が釈放されて、レバー8に連結したリンク機構26を介してレバー14を回動し、このレバー14の回動により作動軸10を回動する。この作動軸10の回動によりリンク機構12を介して可動電極13を作動して開閉器を開路する。
このように投入ばね15にばね力の蓄勢が完了すると、投入リンク20を介して蓄勢ラッチレバー17とローラ19との係合を釈放し、作動軸10により可動電極13を作動して開閉器を閉路するので、開閉器の閉路指令から開閉器が閉路するまでの時間を短縮することができる。
【0006】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明はつぎのような効果がある。
(1)開閉器を閉路するとき、投入ばねに蓄勢したばね力を保持する蓄勢ラッチレバーを電動機の回転力で釈放するようにしたので、開閉器の閉路指令から開閉器が閉路するまでの時間を短縮することができる。
(2)開閉器を閉路する投入電磁石を用いないので、部品点数を削減できコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す開閉器の操作装置の展開構成図である。
【図2】従来の開閉器の操作装置の展開構成図である。
【符号の説明】
1 電動機、 2 偏心車、 3 揺動レバー、 4 ローラ、
5 駆動軸、 6 機枠、 7 ワンウェイクラッチ、 8 レバー、
9 遮断ばね、 10 作動軸、 11 軸受、 12 リンク機構、
13 可動電極、 14 レバー、 15 投入ばね、 16 回動軸、
17 蓄勢ラッチレバー、 18 レバー、 19 ローラ、
20 投入リンク、 21 ピン、 22 ローラ、 23 軸、
24 投入ラッチレバー、 25 引き外し電磁石
Claims (1)
- 電動機の駆動力により投入ばねにばね力を蓄勢し、この投入ばねのばね力により可動電極を作動して開閉器を閉路する開閉器の操作装置において、
前記電動機の軸に設けた偏心車と、
前記偏心車に駆動され機枠に取付けたワンウェイクラッチに一方向のみ回転可能に支持された駆動軸と、
前記機枠に軸支され開閉器の可動電極を作動する作動軸と、
前記作動軸に取付けたレバーの端部に設けたローラに係合し前記機枠に回転可能に取付けられた蓄勢ラッチレバーと、
一端を前記作動軸の前記レバーに掛止し、他端を前記駆動軸に掛止した投入ばねと、
前記駆動軸に連動し端部を前記蓄勢ラッチレバーの端面に設けたピンに係合する投入リンクとを設けたことを特徴とする開閉器の操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27138396A JP3796698B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 開閉器の操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27138396A JP3796698B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 開閉器の操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1097822A JPH1097822A (ja) | 1998-04-14 |
JP3796698B2 true JP3796698B2 (ja) | 2006-07-12 |
Family
ID=17499313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27138396A Expired - Fee Related JP3796698B2 (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 開閉器の操作装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3796698B2 (ja) |
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1996
- 1996-09-20 JP JP27138396A patent/JP3796698B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1097822A (ja) | 1998-04-14 |
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