JP3484934B2 - 開閉器の操作装置 - Google Patents

開閉器の操作装置

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JP3484934B2
JP3484934B2 JP20708297A JP20708297A JP3484934B2 JP 3484934 B2 JP3484934 B2 JP 3484934B2 JP 20708297 A JP20708297 A JP 20708297A JP 20708297 A JP20708297 A JP 20708297A JP 3484934 B2 JP3484934 B2 JP 3484934B2
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、配電用の柱上開閉
器等に用いられ、モータによって蓄勢されたばねの放勢
力により投入,遮断を行う開閉器の操作装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の開閉器の操作装置を図6ないし図
11について説明する。図6は、遮断状態の一部遮断正
面図、図7は図6の一部切断右側面図、図8は図7の一
部を除去した一部切断右側面図、図9は投入時のデッド
ポイント直前のばね蓄勢状態の正面図、図10は投入状
態の正面図、図11は遮断時のデッドポイント直前のば
ね蓄勢状態の正面図である。 【0003】それらの図において、1は操作装置、2は
装置1の背面板、3、4は装置1の前後に立設された前
支持板、後支持板、5は背面板2の下部に設けられた軸
受、6は軸受5に支持された主軸であり、開閉器の投
入、遮断が行われる開閉部(図示せず)に連結されてい
る。7は基部が主軸6に固着された主軸レバー、8は主
軸レバー7の先端部に形成された長孔である。 【0004】9は両支持板3、4のほぼ中央部にそれぞ
れ設けられた軸受、10は両端部が両軸受9に回転自在
に支持された操作軸であり、主軸6の前方の上方に位置
している。11はY字状のばね蓄勢レバーであり、中央
部が操作軸10の前端部に固着して支持されている。1
2はばね蓄勢レバー11の一片の摺接部12の先端の二
又形状により形成された凹部、14はばね蓄勢レバー1
1の残りの2片の蓄勢部、15は蓄勢部14の先端部に
支持された蓄勢ピンである。 【0005】16は前側と後側の2枚1組のほぼ台形状
の駆動用レバーであり、左側上部が操作軸10に回転自
在に支持され、ばね蓄勢レバー11と主軸レバー7との
間に位置している。17は後側の駆動用レバー16の右
側下部に設けられた駆動用ローラであり、主軸レバー7
の長孔8に位置している。18は駆動用レバー16の右
側上部及び左側下部に支持された支持ピン、19は駆動
用レバー16の一側に形成された投入部、20は駆動用
レバー16の他側に形成された遮断部である。 【0006】21は基部が支持ピン18に回転自在に支
持された板状のばねガイド、22はばねガイド21の先
端部に形成された長孔であり、長孔22に蓄勢ピン15
が遊挿されている。23はばねガイド21の基部に固着
された円板状の受板、24はばねガイド21の先端部に
移動自在に設けられた円板状の蓄勢板、25は受板23
と蓄勢板24との間に設けられたばねであり、ばね25
により蓄勢ピン15に蓄勢板24が圧接し、開閉器の投
入状態又は遮断状態において、駆動用レバー16を投入
方向又は遮断方向に付勢している。 【0007】26,27は後支持板4の前面の右側,左
側に設けられた投入用ストッパ,遮断用ストッパであ
り、開閉器の投入状態において、投入用ストッパ26
に、ばね25により投入方向に付勢された駆動用レバー
16の投入部19が当接し、遮断状態において、遮断用
ストッパ27に、ばね25により遮断方向に付勢された
駆動用レバー16の遮断部20が当接する。 【0008】28は前支持板3の背面の左側上部に固着
された取付板、29は前支持板3の背面の右側上部に固
着された支持金具、30は取付板28及び支持金具29
に設けられた軸受、31は取付板28に取り付けられた
モータ、32はモータ31のギアボックス、33はギア
ボックス32から導出されたモータ31の駆動軸、34
は駆動軸33に連結された回転軸であり、両端部が両軸
受30に支持され、モータ31の正方向の回転により投
入方向に回転し、モータ31の逆方向の回転により遮断
方向に回転する。35は回転軸34に形成されたおねじ
である。 【0009】36は回転軸34に螺合した摺動体、37
は摺動体36の前面に突設されたガイドピンであり、前
支持板3の左右方向のガイド孔38に遊挿され、回転軸
34の正方向及び逆方向の回転により、摺動体36が回
転軸34に沿って投入方向(右方向)及び遮断方向(左
方向)に移動する。39はガイドピン37に回転自在に
設けられたばね蓄勢ローラであり、摺動体36の移動に
よりばね蓄勢レバー11の凹部13の壁面に摺接し、ば
ね蓄勢レバー11を投入方向及び遮断方向に回転する。 【0010】つぎに動作について説明する。まず図6の
遮断状態において、回転軸34の左側端部の遮断位置に
摺動体36が位置し、遮断用ストッパ27に、ばね25
により遮断方向に付勢された駆動用レバー16の遮断部
20が当接し、主軸レバー7の長孔8の基部側に駆動用
レバー16の駆動用ローラ17が位置している。 【0011】つぎに投入指令を受けると、モータ31の
正方向の回転により、回転軸34が投入方向に回転し、
摺動体36が回転軸34の左側端部から投入方向、即ち
右側の方向に移動し、図9に示すように、遮断用ストッ
パ27に駆動用レバー16の遮断部20が当接した状態
で、摺動体36の投入方向への移動に伴ってばね蓄勢レ
バー11が右回転する。 【0012】そして、ばね蓄勢レバー11の右回転によ
る蓄勢ピン15の移動により、蓄勢板24を介してばね
25が圧縮されて蓄勢され、蓄勢ピン15が、操作軸1
0と支持ピン18を結ぶ線上に位置した時、即ち図9の
2点鎖線で示す線上の投入時のデッドポイントDに位置
した時、ばね25が最大に蓄勢される。この時、蓄勢ピ
ン15がばねガイド21の長孔22の先端部から基部側
に位置する。 【0013】さらに、摺動体36が移動し、摺動体36
が回転軸34の右側端部に位置した時、図10に示すよ
うに、蓄勢ピン15がデッドポイントDを越えるため、
蓄勢されたばね25の放勢力により支持ピン18が押圧
されて駆動用レバー16が左回転し、駆動用レバー16
の投入部19が投入用ストッパ26に当接し、蓄勢ピン
15がばねガイド21の長孔22の基部側から先端部側
に移動する。 【0014】そして、駆動用レバー16の回転による駆
動用ローラ17の移動により、主軸レバー7が右回転し
て投入状態になる。この時、駆動用ローラ17が主軸レ
バー7の長孔8の基部側から先端部側に移動する。 【0015】つぎに遮断指令を受けると、モータ31の
逆方向の回転により、回転軸34が遮断方向に回転し、
摺動体36が回転軸34の右側端部から遮断方向、即ち
左側の方向に移動し、投入用ストッパ26に駆動用レバ
ー16の投入部19が当接した状態で、図11に示すよ
うに、摺動体36の遮断方向への移動に伴ってばね蓄勢
レバー11が左回転する。 【0016】そして、ばね蓄勢レバー11の左回転によ
る蓄勢ピン15の移動により、蓄勢板24を介してばね
25が圧縮されて蓄勢され、蓄勢ピン15が、操作軸1
0と支持ピン18を結ぶ線上に位置した時、即ち図11
の2点鎖線で示す線上の遮断時のデッドポイントDに位
置した時、ばね25が最大に蓄勢される。 【0017】さらに、摺動体36が移動し、摺動体36
が回転軸34の左側端部に位置した時、図6に示すよう
に、蓄勢ピン15がデッドポイントDを越えるため、蓄
勢されたばね25の放勢力により支持ピン18が押圧さ
れて駆動用レバー16が右回転し、駆動用レバー16の
遮断部20が遮断用ストッパ27に当接し、蓄勢ピン1
5がばねガイド21の長孔22の先端部側から基部側に
移動する。 【0018】そして、駆動用レバー16の回転による駆
動用ローラ17の移動により、主軸レバー7が左回転し
て遮断状態になる。この時、駆動用ローラ17が主軸レ
バー7の長孔8の先端部側から基部側に移動する。 【0019】 【発明が解決しようとする課題】従来の前記装置の場
合、開閉器の投入、遮断に際し、投入指令又は遮断指令
の指令後、モータ31を駆動して遮断状態から投入状態
又は投入状態から遮断状態にするため、これらの動作の
完了に7秒〜10秒程度の長時間を費し、事故区間の切
り離し及び復旧に長時間を要するという問題点がある。 【0020】そこで、前記動作の時間短縮を図るのに、
容量の大きなモータを使用すると、コスト高になる。 【0021】また、前記時間短縮を図るのに、ばね蓄勢
レバー11によりばねガイド21のばね25を常に蓄勢
状態に保持し、前記指令後、ばね25の放勢力により投
入又は遮断の動作を完了することが考えられるが、ばね
25の蓄勢力を機械的な保持機構、即ちラッチ機構によ
り保持するには、部品点数が多くなり、構成が複雑にな
るという問題点がある。 【0022】本発明は、前記の点に留意し、容量の大き
なモータを使用することなく、また、部品点数を増やす
ことなく、簡単な構成で、開閉器の投入,遮断の動作を
短時間に完了し、事故区間の切り離し及び復旧の時間短
縮を実現できる開閉器の操作装置を提供することを目的
とする。 【0023】 【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の開閉器の操作装置は、モータの正方向の回
転により投入方向に回転し,前記モータの逆方向の回転
により遮断方向に回転する回転軸と、前記回転軸の正方
向及び逆方向の回転により前記回転軸に沿って投入方向
及び遮断方向に移動する摺動体と、前記摺動体に突設さ
れたばね蓄勢ローラと、中央部が操作軸に支持され,一
端が前記ばね蓄勢ローラに摺接し,投入方向及び遮断方
向に回転するばね蓄勢レバーと、前記ばね蓄勢レバーの
他端に設けられた蓄勢ピンと、前記操作軸に回転自在に
支持された駆動用レバーと、前記駆動用レバーに設けら
れた支持ピンと、前記両ピンの間に設けられたばねと、
前記駆動用レバーに設けられた駆動用ローラと、回転に
より開閉器の投入,遮断を行う主軸と、基部が前記主軸
に固着された主軸レバーと、前記主軸レバーの先端部に
形成され,前記駆動用ローラが遊挿された長孔と、前記
開閉器の投入状態及び遮断状態において,前記駆動用レ
バーの投入部及び遮断部がそれぞれ当接する投入用スト
ッパ及び遮断用ストッパと、前記遮断部が前記遮断用ス
トッパに当接した前記遮断状態において,投入方向へ移
動する前記摺動体に当接し,前記蓄勢ピンが,前記操作
軸と前記支持ピンを結ぶ線上に位置する投入時の前記ば
ねのデッドポイントの直前でオンする投入用スイッチ
と、前記投入部が前記投入用ストッパに当接した前記投
入状態において,遮断方向へ移動する前記摺動体に当接
し,前記蓄勢ピンが,前記操作軸と前記支持ピンを結ぶ
線上に位置する遮断時の前記ばねのデッドポイントの直
前でオンする遮断用スイッチと、前記投入用スイッチ又
は前記遮断用スイッチのオンによりオンし,前記モータ
の回転を停止し,前記投入時の前記ばねのデッドポイン
ト又は前記遮断時の前記ばねのデッドポイントの直前の
前記ばねの蓄勢状態を保持する電磁ブレーキとを備え、
前記開閉器への投入指令又は遮断指令により前記電磁ブ
レーキをオフするとともに、前記モータを投入方向又は
遮断方向に回転し、前記駆動軸,回転軸,摺動体及びば
ね蓄勢ローラを介して前記ばね蓄勢レバーを投入方向又
は遮断方向に回転し、前記デッドポイントを越した前記
ばねの放勢力により前記駆動用レバーを投入方向又は遮
断方向に回転し、前記駆動用ローラ,長孔及び主軸レバ
ーを介して前記主軸を投入方向又は遮断方向に回転し、
前記開閉器の投入又は遮断を行うようにしたものであ
る。 【0024】従って、遮断用ストッパに駆動用レバーの
遮断部が当接した遮断状態において、摺動体を投入方向
へ移動して投入用スイッチをオンし、蓄勢ピンが操作軸
と支持ピンを結ぶ線上に位置する投入時のデッドポイン
トの直前でモータの駆動をオフしてばねを蓄勢状態に
し、投入用ストッパに駆動用レバーの投入部が当接した
投入状態において、摺動体を遮断方向へ移動して遮断用
スイッチをオンし、蓄勢ピンが操作軸と支持ピンを結ぶ
線上に位置する遮断時のデッドポイントの直前でモータ
の駆動をオフしてばねを蓄勢状態にし、投入時及び遮断
時のそれぞれのばね蓄勢状態を電磁ブレーキにより回転
軸の回転を停止して保持するようにしたため、投入指令
又は遮断指令後、デッドポイントを越したばねの放勢力
により、開閉器の投入、遮断時の動作を極く短時間に完
了することができ、容量の大きなモータを使用すること
なく、また、部品点数を増やすことなく、簡単な構成
で、事故区間の切り離し及び復旧の時間短縮を図ること
ができる。 【0025】 【発明の実施の形態】実施の1形態について図1ないし
図5を参照して説明する。図1は遮断状態の一部切断正
面図、図2は図1の一部切断右側面図、図3は投入時の
デッドポイント直前のばね蓄勢状態の正面図、図4は投
入状態の正面図、図5は遮断時のデッドポイント直前の
ばね蓄勢状態の正面図であり、それらの図において従来
例の図6ないし図11と同一符号は同一もしくは相当す
るものを示し、従来例に比し、つぎの各構成が付加され
ている。 【0026】モータ31に電磁ブレーキ40が設けら
れ、この電磁ブレーキ40は、電源オン状態でブレーキ
が解除され、電源オフ状態で内部の摩擦板の接触により
ブレーキが動作するものであり、モータ31の停止時の
電源オフにより電磁ブレーキ40が作動し、モータ31
の駆動軸33の回転を直ちに停止する。 【0027】そして、前支持板3の背面の上部に支持体
41によりマイクロスイッチからなる遮断用スイッチ4
2及び投入用スイッチ43が支持され、両スイッチ4
2、43の可動片44、45の先端部に遮断用ローラ4
6及び投入用ローラ47が支持され、遮断用ローラ46
が回転軸34の左側の上方に位置し、投入用ローラ47
が回転軸34の右側の上方に位置する。 【0028】そして、遮断方向に移動する摺動体36に
遮断用ローラ46が接触した時のみ遮断用スイッチ42
がオンし、投入方向に移動する摺動体36に投入用ロー
ラ47が接触した時のみ投入用スイッチ43がオンす
る。 【0029】つぎに、動作について説明する。まず、図
1及び図2の遮断状態において、図6の場合と同様、回
転軸34の左側端部の遮断位置に摺動体36が位置し、
遮断用ストッパ27に駆動用レバー16の遮断部20が
当接し、主軸レバー7の長孔8の基部側に駆動用レバー
16の駆動用ローラ17が位置している。 【0030】つぎに投入時のばね蓄勢状態の指令を受け
ると、モータ31の正方向の回転により、回転軸34が
投入方向に回転し、摺動体36が回転軸34の左側端部
から投入方向、即ち右側の方向に移動する。この時、摺
動体36が遮断用スイッチ42の遮断用ローラ45に接
触するが、遮断用スイッチ42は動作しない。そして、
図3に示すように、遮断用ストッパ27に駆動用レバー
16の遮断部20が当接した状態で、摺動体36の投入
方向への移動に伴ってばね蓄勢レバー11が右回転し、
蓄勢ピン15が移動し、ばねガイド21のばね25が圧
縮されて蓄勢される。 【0031】つぎに、蓄勢ピン15が、図3の2点鎖線
で示す線上のデッドポイントDの直前の位置のばね蓄勢
ポイントD’に位置した時、摺動体36の上面が投入用
スイッチ43の投入用ローラ47に当接し、投入用スイ
ッチ43がオンし、モータ31の電源オンにより電磁ブ
レーキ40が作動し、電磁ブレーキ40の摩擦板の接触
により、駆動軸33,回転軸34の回転が直ちに停止
し、ばね25の蓄勢状態が保持され、投入時のばね蓄勢
状態になる。 【0032】つぎに、投入指令を受けると、モータ31
の電源オンにより電磁ブレーキ40のブレーキが解除さ
れ、駆動軸33,回転軸34が投入方向に回転し、摺動
体36が若干移動して回転軸34の右側端部に位置した
時、図4に示すように、蓄勢ピン15がデッドポイント
Dを越えるため、蓄勢されたばね25の放勢力により駆
動用レバー16が左回転し、駆動用レバー16の投入部
19が投入用ストッパ26に当接し、駆動用レバー16
の回転による駆動用ローラ17の移動により、主軸レバ
ー7が右回転し、投入指令後、1〜2秒の短時間で投入
状態になる。 【0033】つぎに、遮断時のばね蓄勢状態の指令を受
けると、モータ31の逆方向の回転により、回転軸34
が遮断方向に回転し、摺動体36が回転軸34の右側端
部から遮断方向、即ち左側の方向に移動する。この時、
摺動体36が投入用スイッチ43の投入用ローラ47に
接触するが、投入用スイッチ43は動作しない。 【0034】そして、図5に示すように、投入用ストッ
パ26に駆動用レバー16の投入部19が当接した状態
で、摺動体36の遮断方向への移動に伴ってばね蓄勢レ
バー11が左回転し、蓄勢ピン15が移動し、ばねガイ
ド21のばね25が圧縮されて蓄勢される。 【0035】つぎに、蓄勢ピン15が、図5の2点鎖線
で示す線上のデッドポイントDの直前の位置のばね蓄勢
ポイントD’に位置した時、摺動体36が遮断用スイッ
チ42の遮断用ローラ46に当接し、遮断用スイッチ4
2がオンし、モータ31の電源オンにより電磁ブレーキ
40が作動し、駆動軸33,回転軸34の回転が直ちに
停止し、ばね25の蓄勢状態が保持され、遮断時のばね
蓄勢状態になる。 【0036】つぎに、遮断指令を受けると、モータ31
の電源オンにより電磁ブレーキ40のブレーキが解除さ
れ、回転軸34が遮断方向に回転し、摺動体36が若干
移動して回転軸34の左側端部に位置した時、図1に示
すように、蓄勢ピン15がデッドポイントDを越えるた
め、蓄勢されたばね25の放勢力により駆動レバー16
が左回転し、駆動用レバー16の投入部19が投入用ス
トッパ26に当接し、駆動用レバー16の回転による駆
動用ローラ17の移動により、主軸レバー7が左回転
し、遮断指令後、1〜2秒の短時間で遮断状態になる。 【0037】その後、投入時のばね蓄勢状態の命令を受
けると、前記の投入時のばね蓄勢状態が保持される。 【0038】 【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、つぎに記載する効果を奏する。本発明の開
閉器の操作装置は、遮断用ストッパ27に駆動用レバー
16の遮断部20が当接した遮断状態において、摺動体
36を投入方向へ移動して投入用スイッチ43をオン
し、蓄勢ピン15が操作軸10と支持ピン18を結ぶ線
上に位置する投入時のデッドポイントの直前でモータ3
1の駆動をオフしてばね25を蓄勢状態にし、投入用ス
トッパ26に駆動用レバー16の投入部19が当接した
投入状態において、摺動体36を遮断方向へ移動して遮
断用スイッチ42をオンし、蓄勢ピン15が操作軸10
と支持ピン18を結ぶ線上に位置する遮断時のデッドポ
イントの直前でモータ31の駆動をオフしてばね25を
蓄勢状態にし、投入時及び遮断時のそれぞれのばね25
の蓄勢状態を電磁ブレーキ40により回転軸34の回転
を停止して保持するようにしたため、投入指令又は遮断
指令後、デッドポイントを越したばね25の放勢力によ
り、開閉器の投入、遮断の動作を極く短時間で完了する
ことができ、容量の大きなモータを使用することなく、
また部品点数を増やすことなく、簡単な構成で、事故区
間の切り離し及び復旧の時間短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の1形態の遮断状態の一部切断正
面図である。 【図2】図1の一部切断右側面図である。 【図3】図1の投入時のデッドポイント直前のばね蓄勢
状態の正面図である。 【図4】図1の投入状態の正面図である。 【図5】図1の遮断時のデッドポイント直前のばね蓄勢
状態の正面図である。 【図6】従来例の遮断状態の一部切断正面図である。 【図7】図6の一部切断右側面図である。 【図8】図7の一部を除去した一部切断右側面図であ
る。 【図9】図6の投入時のデッドポイント直前のばね蓄勢
状態の正面図である。 【図10】図6の投入状態の正面図である。 【図11】図6の遮断時のデッドポイント直前のばね蓄
勢状態の正面図である。 【符号の説明】 6 主軸 7 主軸レバー 8 長孔 10 操作軸 11 ばね蓄勢レバー 15 蓄勢ピン 16 駆動用レバー 17 駆動用ローラ 18 支持ピン 19 投入部 20 遮断部 25 ばね 26 投入用ストッパ 27 遮断用ストッパ 31 モータ 34 回転軸 36 摺動体 40 電磁ブレーキ 42 遮断用スイッチ 43 投入用スイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−315689(JP,A) 特開 平8−185769(JP,A) 特開 平8−129938(JP,A) 特開 平8−36934(JP,A) 特開 平6−111703(JP,A) 特開 平5−74279(JP,A) 特開 平4−269415(JP,A) 実開 平7−32841(JP,U) 実開 平5−34636(JP,U) 実開 平2−80926(JP,U) 実開 昭64−23844(JP,U) 実開 昭62−15733(JP,U) 実開 昭60−80619(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 33/40 H01H 33/42

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 モータの正方向の回転により投入方向に
    回転し,前記モータの逆方向の回転により遮断方向に回
    転する回転軸と、 前記回転軸の正方向及び逆方向の回転により前記回転軸
    に沿って投入方向及び遮断方向に移動する摺動体と、 前記摺動体に突設されたばね蓄勢ローラと、 中央部が操作軸に支持され,一端が前記ばね蓄勢ローラ
    に摺接し,投入方向及び遮断方向に回転するばね蓄勢レ
    バーと、 前記ばね蓄勢レバーの他端に設けられた蓄勢ピンと前記
    操作軸に回転自在に支持された駆動用レバーと、 前記駆動用レバーに設けられた支持ピンと、 前記両ピンの間に設けられたばねと、 前記駆動用レバーに設けられた駆動用ローラと、 回転により開閉器の投入,遮断を行う主軸と、 基部が前記主軸に固着された主軸レバーと、 前記主軸レバーの先端部に形成され,前記駆動用ローラ
    が遊挿された長孔と、 前記開閉器の投入状態及び遮断状態において,前記駆動
    用レバーの投入部及び遮断部がそれぞれ当接する投入用
    ストッパ及び遮断用ストッパと、 前記遮断部が前記遮断用ストッパに当接した前記遮断状
    態において,投入方向へ移動する前記摺動体に当接し,
    前記蓄勢ピンが,前記操作軸と前記支持ピンを結ぶ線上
    に位置する投入時の前記ばねのデッドポイントの直前で
    オンする投入用スイッチと、 前記投入部が前記投入用ストッパに当接した前記投入状
    態において,遮断方向へ移動する前記摺動体に当接し,
    前記蓄勢ピンが,前記操作軸と前記支持ピンを結ぶ線上
    に位置する遮断時の前記ばねのデッドポイントの直前で
    オンする遮断用スイッチと、 前記投入用スイッチ又は前記遮断用スイッチのオンによ
    りオンし,前記モータの回転を停止し,前記投入時の前
    記ばねのデッドポイント又は前記遮断時の前記ばねのデ
    ッドポイントの直前の前記ばねの蓄勢状態を保持する電
    磁ブレーキとを備え、 前記開閉器への投入指令又は遮断指令により前記電磁ブ
    レーキをオフするとともに、前記モータを投入方向又は
    遮断方向に回転し、前記駆動軸,回転軸,摺動体及びば
    ね蓄勢ローラを介して前記ばね蓄勢レバーを投入方向又
    は遮断方向に回転し、前記デッドポイントを越した前記
    ばねの放勢力により前記駆動用レバーを投入方向又は遮
    断方向に回転し、前記駆動用ローラ,長孔及び主軸レバ
    ーを介して前記主軸を投入方向又は遮断方向に回転し、
    前記開閉器の投入又は遮断を行うことを特徴とする開閉
    器の操作装置。
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