JP3796630B2 - 液封入式防振装置 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明に係る液封入式防振装置は、防振装置本体の防振基体と第1のダイヤフラムとの間に形成される液室を主液室と副液室とに仕切る仕切体が設けられた液封入式防振装置において、前記仕切体は、その周縁側面部が開放された断面コ字形の第1のオリフィス溝を有する上側仕切部材と、該上側仕切部材の内方側において下開放の第2のオリフィス溝を下側から閉塞する平板状の下側仕切部材と、前記第1のダイヤフラムとは別に第2のダイヤフラムを有し前記上側仕切部材の内方側に配置されたゴム状部材とを備えてなり、前記仕切体は、前記下側仕切部材の外周端部が半径方向外側に延設されて、該延設部のみが防振装置本体の取付金具にかしめ固定されることにより、前記上側仕切部材の上端外周縁部が前記防振基体の液室側外周端部に押圧されて液封されたことを基本構成とする。そして、請求項1に係る発明では、前記第2のオリフィス溝が前記ゴム状部材に形成されたことを特徴とし、請求項2に係る発明では、前記ゴム状部材が前記下側仕切部材に接着されたことを特徴とし、請求項3に係る発明では、前記ゴム状部材が前記上側仕切部材に接着され、前記ゴム状部材と下側仕切部材との周方向位置決め手段が設けられ、該位置決め手段は、前記ゴム状部材の下端部に成形された仮止め用係合爪と、該係合爪を係合可能とするよう前記下側仕切部材に形成された係合孔とから構成されたことを特徴とし、請求項4に係る発明では、前記ゴム状部材の一部が前記下側仕切部材に圧接されて前記第2のオリフィス溝の液封部とされたことを特徴とし、請求項5に係る発明では、前記下側仕切部材の外周部に前記上側仕切部材を上方へ押圧する凸部が形成されたことを特徴とする。
図1は液封入式防振装置の断面図、図2は仕切体の斜視図である。本実施の形態における液封入式防振装置1は、エンジンなどの振動発生体側に取り付けられる上側取付金具2と、車体側に取り付けられる下側取付金具3と、これら両取付金具2、3を互いに連結するゴム状弾性体からなる防振基体4と、この防振基体4に対向して下側金具3側に配置され、防振基体4との間で液室5を構成する第1のダイヤフラム6とから装置本体が構成され、この本体内には、その液室5を主液室5aと副液室5bとに仕切る仕切体7が設けられ、該仕切体7には、後述する2つのオリフィス溝23、31と第2のダイヤフラム33とを有し、この2つのオリフィス溝による異なる周波数域の振動減衰機能と、前記防振基体4による振動絶縁機能とを発揮するようになっている。
図3は第2の実施の形態を示す防振装置の断面図である。この実施の形態では、ゴム状部材28の内側周壁32bの下端の複数箇所にゴム状の仮止め用係合爪39が一体成形され、仕切体7を本体に挿入する前に、この係合爪39を下側仕切部材27に形成された複数の係合孔40に係合し、上側仕切部材26の連通孔24bと下側仕切部材27に形成された副液室側の開口41とを正確に位置決めするようにしている。
図4は第3の実施の形態を示す断面図である。この実施の形態において、第1の実施の形態と異なる点は、第2のオリフィス35が、第1のオリフィス溝23の側面溝壁23aの内方側壁面と、ゴム状部材28の外周側に形成された断面L字形のオリフィス溝31と、平板状の下側仕切部材27との3部材で構成されていることである。従って、ゴム状部材28では、第1の実施の形態と異なり、外側周壁32aが廃止され、これに代わり、第1のオリフィス溝23の溝壁23bが利用されている。
図5は第4の実施の形態を示す防振装置の断面図、図6は同じくその仕切体の斜視図である。本実施の形態の仕切体7は、上側仕切部材26、下側仕切部材27、及びゴム状部材28の3部材構成である点、上側仕切部材26の外周縁部を防振基体4の切欠段部30に押圧する点、及び下側仕切部材27の延設部29のみをかしめ固定する点で第1の実施の形態と共通するが、概ね、第2のオリフィス溝31を上側仕切部材26に設けた点と、ゴム状部材28を下側仕切部材27に加硫接着した点で第1の実施の形態と異なる。この仕切体7の構成以外は第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
図7は第5の実施の形態である防振装置1の断面図、図8は同じくその仕切体の斜視図である。この実施の形態における仕切体7が、第4の実施の形態と異なる点は、ゴム状部材28が上下の仕切部材26、27のいずれにも加硫接着しないで両者間に挟圧されている点である。
2 上側取付金具
3 下側取付金具
4 防振基体
5 液室
5a 主液室
5b 副液室
6 第1のダイヤフラム
7 仕切体
23 第1のオリフィス溝
24 第1のオリフィス
26 上側仕切部材
27 下側仕切部材
28 ゴム状部材
30 切欠段部
33 第2のダイヤフラム
Claims (5)
- 防振装置本体の防振基体と第1のダイヤフラムとの間に形成される液室を主液室と副液室とに仕切る仕切体が設けられた液封入式防振装置において、
前記仕切体は、その周縁側面部が開放された断面コ字形の第1のオリフィス溝を有する上側仕切部材と、該上側仕切部材の内方側において下開放の第2のオリフィス溝を下側から閉塞する平板状の下側仕切部材と、前記第1のダイヤフラムとは別に第2のダイヤフラムを有し前記上側仕切部材の内方側に配置されたゴム状部材とを備えてなり、前記第2のオリフィス溝が前記ゴム状部材に形成されており、
前記仕切体は、前記下側仕切部材の外周端部が半径方向外側に延設されて、該延設部のみが防振装置本体の取付金具にかしめ固定されることにより、前記上側仕切部材の上端外周縁部が前記防振基体の液室側外周端部に押圧されて液封された液封入式防振装置。 - 防振装置本体の防振基体と第1のダイヤフラムとの間に形成される液室を主液室と副液室とに仕切る仕切体が設けられた液封入式防振装置において、
前記仕切体は、その周縁側面部が開放された断面コ字形の第1のオリフィス溝を有する上側仕切部材と、該上側仕切部材の内方側において下開放の第2のオリフィス溝を下側から閉塞する平板状の下側仕切部材と、前記第1のダイヤフラムとは別に第2のダイヤフラムを有し前記上側仕切部材の内方側に配置されたゴム状部材とを備えてなり、前記ゴム状部材が前記下側仕切部材に接着されており、
前記仕切体は、前記下側仕切部材の外周端部が半径方向外側に延設されて、該延設部のみが防振装置本体の取付金具にかしめ固定されることにより、前記上側仕切部材の上端外周縁部が前記防振基体の液室側外周端部に押圧されて液封された液封入式防振装置。 - 防振装置本体の防振基体と第1のダイヤフラムとの間に形成される液室を主液室と副液室とに仕切る仕切体が設けられた液封入式防振装置において、
前記仕切体は、その周縁側面部が開放された断面コ字形の第1のオリフィス溝を有する上側仕切部材と、該上側仕切部材の内方側において下開放の第2のオリフィス溝を下側から閉塞する平板状の下側仕切部材と、前記第1のダイヤフラムとは別に第2のダイヤフラムを有し前記上側仕切部材の内方側に配置されたゴム状部材とを備えてなり、
前記ゴム状部材が前記上側仕切部材に接着され、前記ゴム状部材と下側仕切部材との周方向位置決め手段が設けられ、該位置決め手段は、前記ゴム状部材の下端部に成形された仮止め用係合爪と、該係合爪を係合可能とするよう前記下側仕切部材に形成された係合孔とから構成されており、
前記仕切体は、前記下側仕切部材の外周端部が半径方向外側に延設されて、該延設部のみが防振装置本体の取付金具にかしめ固定されることにより、前記上側仕切部材の上端外周縁部が前記防振基体の液室側外周端部に押圧されて液封された液封入式防振装置。 - 防振装置本体の防振基体と第1のダイヤフラムとの間に形成される液室を主液室と副液室とに仕切る仕切体が設けられた液封入式防振装置において、
前記仕切体は、その周縁側面部が開放された断面コ字形の第1のオリフィス溝を有する上側仕切部材と、該上側仕切部材の内方側において下開放の第2のオリフィス溝を下側から閉塞する平板状の下側仕切部材と、前記第1のダイヤフラムとは別に第2のダイヤフラムを有し前記上側仕切部材の内方側に配置されたゴム状部材とを備えてなり、前記ゴム状部材の一部が前記下側仕切部材に圧接されて前記第2のオリフィス溝の液封部とされており、
前記仕切体は、前記下側仕切部材の外周端部が半径方向外側に延設されて、該延設部のみが防振装置本体の取付金具にかしめ固定されることにより、前記上側仕切部材の上端外周縁部が前記防振基体の液室側外周端部に押圧されて液封された液封入式防振装置。 - 防振装置本体の防振基体と第1のダイヤフラムとの間に形成される液室を主液室と副液室とに仕切る仕切体が設けられた液封入式防振装置において、
前記仕切体は、その周縁側面部が開放された断面コ字形の第1のオリフィス溝を有する上側仕切部材と、該上側仕切部材の内方側において下開放の第2のオリフィス溝を下側から閉塞する平板状の下側仕切部材と、前記第1のダイヤフラムとは別に第2のダイヤフラムを有し前記上側仕切部材の内方側に配置されたゴム状部材とを備えてなり、前記下側仕切部材の外周部に前記上側仕切部材を上方へ押圧する凸部が形成されており、
前記仕切体は、前記下側仕切部材の外周端部が半径方向外側に延設されて、該延設部のみが防振装置本体の取付金具にかしめ固定されることにより、前記上側仕切部材の上端外周縁部が前記防振基体の液室側外周端部に押圧されて液封された液封入式防振装置。
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