JP2006002944A - 液封入式防振装置 - Google Patents

液封入式防振装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006002944A
JP2006002944A JP2005227308A JP2005227308A JP2006002944A JP 2006002944 A JP2006002944 A JP 2006002944A JP 2005227308 A JP2005227308 A JP 2005227308A JP 2005227308 A JP2005227308 A JP 2005227308A JP 2006002944 A JP2006002944 A JP 2006002944A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partition member
liquid
rubber
vibration isolator
filled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005227308A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3796630B2 (ja
Inventor
Yukio Takashima
幸夫 高島
Tomihiro Saki
富博 崎
Hirokazu Masui
宏和 舛井
Tsutomu Hashimoto
努 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP2005227308A priority Critical patent/JP3796630B2/ja
Publication of JP2006002944A publication Critical patent/JP2006002944A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3796630B2 publication Critical patent/JP3796630B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)

Abstract

【課題】製品の信頼性、機能性、及び搭載性並びに組立性が良好な液封入式防振装置を提供する。
【解決手段】仕切体7を、上側仕切部材26、下側仕切部材27及びゴム状部材28の3部材構成とし、下側仕切部材27の外周端部を半径方向外側に延設して、その延設部29のみを防振装置本体の取付金具にかしめ固定する一方、上側仕切部材26の上端外周縁部を防振基体4の液室側外周の切欠段部30に押圧して位置決めし、製品の信頼性、機能性、及び搭載性を確保して、容易に組み立て得るようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主として自動車エンジン等の振動発生体を支承するために使用される液封入式防振装置に関するものである。
自動車エンジン等の振動発生体の振動を車体側に伝達しないように支承するエンジンマウント等の液封入式防振装置としては、防振装置本体内の液室を主液室と副液室とに2分する仕切体を設け、この仕切体に主液室と副液室とを連通するオリフィスを形成し、このオリフィスによる両液室の液流動効果により振動減衰機能を発揮させるようにしたものが知られているが、さらに、異なる周波数振動を減衰するために、上記仕切体に2つのオリフィス(ダブルオリフィス)を形成したものが出現している。
例えば、従来例1の防振装置においては、主液室側に設けた仕切部材の上側に、サブダイヤフラムを加硫接着したもう一つの仕切部材を被せて仕切部材の内方部に第3の液室を形成し、この液室に通じる第2のオリフィスを設けることにより、シェイク振動対策用の低周波数側のオリフィス通路と、アイドル振動対策用の高周波数側のオリフィス通路を構成して、機能性を向上させたものが提案されている(特開平9−100866号公報参照)。
また、従来例2の防振装置においては、一枚の加硫成形されたゴム状部材の一部を、仕切部材と、密閉された空気室を形成する拘束部材との間で挟み込み、一枚のゴム状部材で弾性率の異なる2つのダイヤフラムを構成し、仕切部材とダイヤフラムとの間に、仕切部材の外周部のオリフィスに連なる液室と、その内方部に第2のオリフィスに連なる第2の液室を設定し、シェイク振動とアイドル振動等の広い周波数域の振動に対応させるようにしたものが提案されている(特開平9−210117号公報参照)。
特開平9−100866号公報 特開平9−210117号公報
ところで、上記ダブルオリフィスを有する液封入式防振装置においては、特に、仕切体のオリフィス長さ及びオリフィス断面積、さらには両ダイヤフラムの弾性率などが所望の振動減衰機能を発揮する上で重要な要素となるばかりか、この振動減衰機能を維持するための耐久性やシール性についても重要となる。さらに、仕切体の本体への組立性も考慮しなければならない。
このような観点に立って、上記従来例1、2の製品の信頼性、搭載性(かしめ部の形状、寸法)、機能性、及び組立性を検討してみたところ、従来例1においては、下側の仕切部材を下側開放の椀状の上側仕切部材に内嵌して、両者の協働により下側の仕切部材の外周側と内方側とに夫々オリフィスを形成する構成であるため、オリフィスのシール性の維持などに問題があり、また、互いに嵌合する上下の仕切部材に高い寸法精度を要求されることになる。
一方、従来例2においては、1つのゴム状部材によって、弾性率の異なる2つのダイヤフラムを形成するため、組立の際には、ゴム状部材と仕切部材との寸法公差が大きくならないように、かしめ部分の形状に注意が必要であり、かしめ作業が容易でない。また、寸法公差が大きくなると、オリフィス断面積やダイヤフラムの弾性率に支障を来すこととなり、機能性にも影響を与える問題点がある。
本発明者らは、上記に鑑み、製品の信頼性、機能性、搭載性並びに組立性を満足し得る防振装置、特に仕切体の構造について鋭意研究した結果、仕切体を、上側仕切部材、下側仕切部材及びゴム状部材の3部材構成とすることを基本として、下側仕切部材の外周端部を半径方向外側に延設して、その延設部のみを防振装置本体の取付金具にかしめ固定する構成とする一方、上側仕切部材の上端外周縁部を防振基体の液室側外周端部に押圧して位置決めする構成を採用すれば、仕切体の本体内組立時には、液槽内で本体を逆さにした状態で、上側仕切部材を本体の薄膜部に沿って圧入しながら防振基体の外周縁部に当接し、次に下側仕切部材をその上から載置して、その延設部を取付金具にかしめ固定するだけで、製品の信頼性、機能性、及び搭載性を確保して、容易に組み立て得ることを見出した。
そして、上側仕切部材には、その周縁側面部が開放された断面コ字形の第1のオリフィス溝を有し、装置本体の薄膜部に沿って圧入する構成とすれば、第1のオリフィス溝と薄膜部で囲まれた空間部に第1のオリフィスを簡単に形成することができ、しかも所望のオリフィス断面積も簡単に得られる。
この上側仕切部材は、一枚の金属製板材から絞り加工等を施して外周部に第1のオリフィス溝を形成したもの、あるいはモールド成形により一体成形したもののいずれをも採用可能であるが、所望断面積及び形状のオリフィスを得る上からは、モールド成形品である方が好ましい。
この場合の素材としては、金属製又は合成樹脂製のいずれをも採用可能である。金属製モールド成形品としては、アルミニウム製モールド成形品が例示できる。合成樹脂製のモールド成形品としては、エンジニアリングプラスチックが例示できる。特に、ポリフタルアミド樹脂又はポリフェニレンサルファイド樹脂が好適である。これらの樹脂は、6.6ナイロンよりも強度が高く、また、アルミダイキャスト製品よりも軽量かつ安価であり、寸法安定性が高く、その上、耐熱性、耐薬品性にも優れている。特に、液封入式防振装置においては、封入液であるエチレングリコールに対する耐性が求められるが、この点についても優れた耐性を示す。また、液封入式防振装置では、振動減衰時に封入液が高温化(140〜150℃)するが、耐熱性に優れているので、この点でも好適である。
これらポリフタルアミド樹脂又はポリフェニレンサルファイド樹脂は、単独でも用いられるが、ガラス繊維などで強化すれば、その強度や剛性をさらに高めることができる。ガラス繊維の含有量としては、30〜60重量%が好適である。30%未満であると、樹脂単独の特性と変わらず、ガラス繊維で強化する意味がなくなり、また、60%を超えるとガラス繊維が樹脂表面に露出して耐薬品性を低下させるおそれがあるからである。
下側仕切部材として、上側仕切部材の内方側において下開放の第2のオリフィス溝を下側から閉塞する平板状の部材を用いれば、組立が容易であり、仕切部材を内嵌圧入する別工程や内包残留空気を排除する特別の治具も不要となる利点がある。また、下側仕切部材のかしめ固定によって仕切体を防振基体側に押圧する構成であるため、防振基体の経時劣化などが起こっても製品の信頼性を維持できる。
なお、第1のオリフィスを細くて長く、また、第2のオリフィスを太くて短く構成する場合、そのオリフィス断面の高さの相違により第1及び第2のオリフィス溝形成部材の下端面間に段差が生じる場合があるが、このような場合でも、下側仕切部材の外周部に上側仕切部材の下面を押圧する凸部を形成すれば、仕切体の位置決め固定が良好に行い得る。
さらに、ゴム状部材として、少なくとも第1のダイヤフラムとは別の第2のダイヤフラムを有する構成とし、これを上側仕切部材の内方側に配置すれば、従来例2のように、ゴム状部材を取付金具にかしめ固定する必要もないので、所望の弾性率のダイヤフラムを成形・維持することができる。
ここで、第2のオリフィス溝の形成部材としては、上記基本構成の上側仕切部材、下側仕切部材及びゴム状部材のいずれか単独又は協働で形成すればよいが、下側仕切部材のみをかしめ固定して仕切体を位置決めする構成を採用することから、下側仕切部材を単純な平板状とし、第2のオリフィス溝の形成部材として、上側仕切部材又はゴム状部材のいずれかを採用するようにした。具体的には、第2のオリフィス溝を、第1オリフィス溝よりも内方側で上側仕切部材に一体形成する構成、又はゴム状部材に一体形成する構成のいずれかを採用することにした。
第2オリフィス溝を上側仕切部材に形成する態様としては、第1オリフィス溝の側面周壁の内方側に、下側のみ開放した断面コ字形の周壁を一体的に成形したものを例示できる。この場合、第2オリフィス溝の周壁下端部と下側仕切部材との間にゴム状部材の一部を介在圧接させて、第2オリフィスの液封部とする構成が好ましい。
第2オリフィス溝をゴム状部材に形成する態様としては、第1オリフィス溝の側面周壁の内方側にゴム状部材を取付け、この側面周溝壁の内側に隣接させて下側開放の断面コ字形の第2のオリフィス溝を形成する構成が例示できる。この場合、下面を除く3面をゴム状部材で構成する構造(図3参照)、又は、その構造のうち外側1面を第1オリフィス溝の側面周溝壁で担う構造(図4参照)のいずれをも採用可能である。
ゴム状部材は、その素材としてゴム又は樹脂エラストマーのいずれをも採用可能であるが、少なくとも第2のダイヤフラムを形成するための可撓性薄膜部を有する構成とする。
ゴム状部材の止着手段としては、下側仕切部材に接着(例えば加硫接着)する構成、上側仕切部材に接着(例えば加硫接着)する構成の他、上下の仕切部材で挟圧する構成のいずれをも採用可能である。
ゴム状部材を下側仕切部材に接着する場合、第2のダイヤフラムが変形可能な空間を確保するため、下側仕切部材の中央部に開口を形成し、その周壁に第2のダイヤフラムの周囲を接着する態様が例示できる(図5参照)。
また、ゴム状部材を上側仕切部材に接着する態様としては、第1オリフィス溝の側面周壁の内方側に加硫接着するか、又は第2オリフィス形成用の周壁の内方に接着する態様が例示できる。
なお、ゴム状部材を上側仕切部材に接着する場合、ゴム状部材の下端部の一部に仮止め用の係合爪を形成し、この係合爪を係合可能な係合孔を下側仕切部材に形成すれば、これらがゴム状部材と下側仕切部材との周方向位置決め手段として機能することになる。
さらに、ゴム状部材を上下の仕切部材の間に挟着する場合、ゴム状部材の周縁にゴムフランジを形成し、このフランジを上側仕切部材に形成した第2オリフィス溝の周壁下端部と下側仕切部材とで挟圧する態様が例示できる(図7参照)。
本発明によると、仕切体を、上側仕切部材、下側仕切部材及びゴム状部材の3部材構成とし、下側仕切部材の外周端部を半径方向外側に延設して、その延設部のみを防振装置本体の取付金具にかしめ固定する構成とする一方、上側仕切部材の上端外周縁部を防振基体の液室側外周端部に押圧して位置決めするようにしたので、容易に組み立てることができ、また、部品組立前に仕切体回りの混入空気も確実に排除できる防振装置を提供できる。
[第1の実施の形態]
図1は液封入式防振装置の断面図、図2は仕切体の斜視図である。本実施の形態における液封入式防振装置1は、エンジンなどの振動発生体側に取り付けられる上側取付金具2と、車体側に取り付けられる下側取付金具3と、これら両取付金具2、3を互いに連結するゴム状弾性体からなる防振基体4と、この防振基体4に対向して下側金具3側に配置され、防振基体4との間で液室5を構成する第1のダイヤフラム6とから装置本体が構成され、この本体内には、その液室5を主液室5aと副液室5bとに仕切る仕切体7が設けられ、該仕切体7には、後述する2つのオリフィス溝23、31と第2のダイヤフラム33とを有し、この2つのオリフィス溝による異なる周波数域の振動減衰機能と、前記防振基体4による振動絶縁機能とを発揮するようになっている。
上側取付金具2は、平板状に形成され、その中央に上方へ突出してエンジン等を支承する取付ボルト9が固定されている。また、上側取付金具2の上面には、大変位を吸収するために、これよりも側方に張り出す断面つ字形のストッパ金具10(スタビライザー金具)の基端部がビス11により位置決め固定されている。
下側取付金具3は、上端に拡開した外フランジ13aを有する有底筒状部13と、その外フランジ13aに下端部が外側から締結される筒状胴部14とから構成されている。
有底筒状部13の底部には、車体側に止着する取付ボルト15が固定されている。筒状胴部14は、その下端部に下端フランジ14aが拡開され、この下端フランジ14aと有底筒状部13の外フランジ13aとの間に第1のダイヤフラム6及び仕切体7の下側仕切部材27の外周部を挟持するようになっている。そして、下端フランジ14aの先端には締結部16が延設されている。締結部16は、その内部に有底筒状部13の外フランジ13aを内挿して、外側から囲むようにかしめ締結されることにより、断面コ字形の形状となっている。
また、筒状胴部14は、その上部において、外側にテーパ状に拡開されると共に、その拡開部14bの上端の一部に、ストッパ金具10の先端と対向するフランジ17が形成され、この拡開部14bの内面、及びフランジ17の外周部を囲むように防振基体4が加硫接着されている。
防振基体4は、ゴム状弾性体が傘状に形成されて、上側取付金具2と下側取付金具3の筒状胴部14に加硫接着されると共に、筒状胴部14のフランジ17を囲み、ストッパ金具10の先端内面に対向する位置まで延設され、この延設部が大変位吸収用ストッパ部20とされている。このストッパ部20には、フランジ17及びストッパ金具10の間に補強金具21が埋設介在されている。さらに、防振基体4のゴム状弾性体は、筒状胴部14の内壁下端まで薄膜状に延設されており、この薄膜部22の内周壁に仕切体7が圧入される。
第1のダイヤフラム6は、可撓性のゴム状弾性膜を有し、その外周部に環状の支持金具25の内端が埋設一体化され、この支持金具25が前記有底筒状部13の外フランジ13aに載置されている。この第1のダイヤフラム6、防振基体4の下面部及びその薄膜部22で囲まれた空間が液室5とされ、この液室5を上下に区画するように仕切体7が配置されている。
仕切体7は、図1及び図2のごとく、上側仕切部材26、下側仕切部材27、及びゴム状部材28の3部材から構成され、下側仕切部材27の外周端部が半径方向外側に延設されて、その延設部29のみが下側取付金具3の有底筒状部13と筒状胴部14の締結部16にかしめ固定される一方、上側仕切部材26の上端外周縁部が防振基体4の液室側外周端部に環状に形成され断面L字形をなす切欠段部30に載置押圧されている。
上側仕切部材26は、環状モールド成形品であって、その周縁側面部が開放された断面コ字形の第1のオリフィス溝23が周方向に形成され、この第1のオリフィス溝23と前記防振基体4の薄膜部22の内周壁とで囲まれた空間部が第1のオリフィス24とされている。第1のオリフィス溝23には、その上端壁部に主液室側出入口24aが形成され、また、下端壁部に副液室側に連通する連通孔24bが形成されており、これら主液室側出入口24aと連通孔24bとの短絡を防止するための仕切縦壁25(図6参照)が第1のオリフィス溝23を閉塞するように形成されている。
なお、上側仕切部材26の素材は、アルミニウム製又はエンジニアリングプラスチックのいずれであってもよい。特に、ポリフタルアミド(PPA)樹脂又はポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂に30〜60%のガラス繊維が含有されたものが好適である。これらのガラス繊維含有樹脂は、高強度で剛性並びに寸法安定性が高く、その上、液封入式防振装置においては、封入液であるエチレングリコールに対する耐性及び振動減衰時の高温化した封入液に対する耐熱性に特に優れている。
また、第1オリフィス溝23の側部溝壁23aの内方側壁面には、ゴム状部材28との加硫接着を良好にするために、周方向に凸部23bが形成されているが、この凸部23bが存在しなくてもゴム状部材28は上側仕切部材26に十分止着可能である。
ゴム状部材28は、ゴム又は樹脂エラストマーにより、第2のオリフィス溝31が形成されたオリフィス部32と、このオリフィス部32の内方側において主液室側に円弧凹状に形成された可撓薄膜状の第2のダイヤフラム33とが一体的に加硫成形されたもので、オリフィス部32の外周部が上側仕切部材26の第1オリフィス溝壁23aの内面に加硫接着されている。
オリフィス部32は、ほぼ同心状の2つの周壁32a、32bと、その上面を覆う環状の天部32cとから断面下開放コ字形の第2のオリフィス溝31が形成されており、この周壁32a,32bの下端部が下側仕切部材27に圧接されて第2のオリフィス溝31が閉塞されることにより、その空間部に第2のオリフィス35が形成されている。
この第2のオリフィス35は、その内側周壁32bに形成された開口36により、第2のダイヤフラム32と下側仕切部材27とで囲まれた第2の副液室5cに連通され、また、下側仕切部材27に形成された開口37により第1の副液室5bと連通されている。なお、第2のオリフィス溝31には、前記内側周壁32bの第2の副液室側開口36と第1の副液室側開口37とが短絡するのを防止するゴム状の縦壁(図示略)が設けられている。
下側仕切部材27は、金属製の円板状の平板であって、上側仕切部材26の内方側においてゴム状部材28の第2のオリフィス溝31を下側から閉塞する機能を有すると共に、その外周部に上側仕切部材26(第1オリフィス溝の下端壁部)の下面に当接してこれを上方へ押圧する環状の凸部43がプレス成形等により形成されている。この凸部43には、第1のオリフィス溝23の連通孔24bに連通して第1の副液室5bに開口する開口41が形成されている。そして、凸部43よりも外周側が延設され、その延設部29が下側取付金具3の有底筒状部13と筒状胴部14との締結部16にかしめ固定されている。
上記構成の液封入式防振装置1を組み立てるには、まず、大気中において、仕切体7の上側仕切部材26とゴム状部材28とを加硫接着する。すなわち、アルミニウム等により、周縁に所定寸法の第1オリフィス溝23を形成された上側仕切部材26をモールド成形し、この上側仕切部材26の溝壁23aの内側にゴム状部材28を加硫接着して、副液室側に開放する第2オリフィス溝31と第2のダイヤフラム33とを成形する。
次に、液中において、防振基体4を介して上側取付金具2に結合されている下側取付金具3の筒状胴部14の下方側開口を上向きにセットして、内部の空気を排除した状態で、上側仕切部材26をゴム状部材28と共に防振基体4の薄膜部22に沿って、その上端外周縁が防振基体4の切欠段部30に到達するまで圧入する。その上から、下側仕切部材27を筒状胴部14の締結部16に沿って連通孔24と開口41とが相対するように圧入又は挿入し、次いで、第1のダイヤフラム6の環状の支持金具25を締結部16に圧入又は挿入する。
これらの作業を液中において行い、第1のダイヤフラム6と防振基体4との間の空間に液体を封入した後、これを大気中に取り出して残液調整を行い、次に、筒状胴部14の下端フランジ14aに有底筒部13のフランジ13aを嵌合し、この締結部16をかしめ固定して、組立を完了する。
そうすれば、下側仕切部材27をかしめ固定するだけで、仕切体7は、防振基体4の切欠段部30との間で挟圧保持された状態となり、所定長さ及び断面積を有する第1のオリフィス24及び第2のオリフィス35が液封され、かつ容易に組み立てることができる。従って、例えば、第1オリフィス24を細くて長いシェイク振動(例えば10〜15Hz)対策用のオリフィスとして、また、第2オリフィス35を太くて短いアイドル振動(30〜40Hz)対策用オリフィスとして、それぞれ機能させることができる。
特に、第2のオリフィス溝31と第2のダイヤフラム33とをゴム状部材28により一体成形することで、ゴム状部材28の寸法を簡単に変更することができ、要求値の変更に短期かつ安価に対応できる。
また、ゴム状部材28を加硫した上側仕切部材26と、下側仕切部材27とを液槽内で別々に圧入又は挿入できるので、従来のように、下側仕切部材27を上側仕切部材に内嵌圧入する別工程や、内包残留空気を追い出す特別の治具も不要となり、組立工程が簡略化でき、安価で信頼性の高い液封入式防振装置を提供できる。
[第2の実施の形態]
図3は第2の実施の形態を示す防振装置の断面図である。この実施の形態では、ゴム状部材28の内側周壁32bの下端の複数箇所にゴム状の仮止め用係合爪39が一体成形され、仕切体7を本体に挿入する前に、この係合爪39を下側仕切部材27に形成された複数の係合孔40に係合し、上側仕切部材26の連通孔24bと下側仕切部材27に形成された副液室側の開口41とを正確に位置決めするようにしている。
この実施の形態では、仕切体7を筒状胴部14の液室内に圧入する前に、仕切体7を構成する上下の仕切部材26、27及びゴム状部材28の3部材が仮止めされて全て組み立てられた後に圧入されるから、上側仕切部材26の連通孔24bと下側仕切部材27の開口41との位置合わせも不要となる。また、この仮止めされた仕切体7であっても両者の隙間から残留空気を排除できるので、上記実施の形態と同様に、下側仕切部材27を内嵌圧入する別工程や内包残留空気を追い出す特別の治具も不要となる。その他の構成及び作用効果は、上記第1の実施の形態と同様である。
[第3の実施の形態]
図4は第3の実施の形態を示す断面図である。この実施の形態において、第1の実施の形態と異なる点は、第2のオリフィス35が、第1のオリフィス溝23の側面溝壁23aの内方側壁面と、ゴム状部材28の外周側に形成された断面L字形のオリフィス溝31と、平板状の下側仕切部材27との3部材で構成されていることである。従って、ゴム状部材28では、第1の実施の形態と異なり、外側周壁32aが廃止され、これに代わり、第1のオリフィス溝23の溝壁23bが利用されている。
そして、第1オリフィス溝23の溝壁23aの内方面には凸部23bも廃止されており、これに代わり、ゴム状部材28の上方への抜け止めのために、溝壁23bの上端に内フランジ46が形成されている。なお、ゴム状部材28は、本来的に上側仕切部材26に加硫接着されているので、内フランジ46が存在していなくても十分止着可能である。その他の構成及び作用効果は第1の実施の形態と同様である。
[第4の実施の形態]
図5は第4の実施の形態を示す防振装置の断面図、図6は同じくその仕切体の斜視図である。本実施の形態の仕切体7は、上側仕切部材26、下側仕切部材27、及びゴム状部材28の3部材構成である点、上側仕切部材26の外周縁部を防振基体4の切欠段部30に押圧する点、及び下側仕切部材27の延設部29のみをかしめ固定する点で第1の実施の形態と共通するが、概ね、第2のオリフィス溝31を上側仕切部材26に設けた点と、ゴム状部材28を下側仕切部材27に加硫接着した点で第1の実施の形態と異なる。この仕切体7の構成以外は第1の実施の形態と同様であるので、その説明を省略する。
上側仕切部材26は、モールド成形品であって、その周縁側面部が開放された断面コ字形の第1のオリフィス溝23が周方向に形成され、この第1のオリフィス溝23の環状の側面溝壁23aよりも内側上面を覆う上面板51が側面溝壁23aに一体形成され、さらにこの溝壁23aよりも内方側に環状の周壁50が一体形成されている。この周壁50、上面板51及び溝壁23aで断面下開放コ字形に囲まれた第2のオリフィス溝31が上側仕切部材26に形成されている。
なお、上側仕切部材26の素材は、上記第1の実施形態と同様に、アルミニウム又はエンジニアリングプラスチック、特に、ポリフタルアミド(PPA)樹脂又はポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂に30〜60%のガラス繊維が含有されたものが好適に使用できる。
一方、下側仕切部材27は、中央に副液室側に開放する中央開口53を有する環状の平板部材とされ、その中央開口53の縁部が上方に折り曲げられると共に、この折り曲げ部を含む開口縁部53aにゴム状部材28が加硫接着されている。なお、下側仕切部材27の外周延設部29及び外周凸部43の構成は上記第1の実施の形態と同様である。
ゴム状部材28は、副液室側に円弧凹状に成形された第2のダイヤフラム33と、下側仕切部材27の開口縁を挟むように加硫接着され、かつ上面側が前記上側仕切部材26の内側周壁50の下端と下側仕切部材27の上面との間に介挿弾接されたシール用肉厚部55と、前記周壁50の内面側への圧入ガイドとして機能し、一部に開口を有する環状ガイド部56とが一体成形されている。
このゴム状部材28の環状ガイド部56を上側仕切部材26の周壁50の内側に嵌合すれば、第2のダイヤフラム33と上側仕切部材26の上面板51とで囲まれた空間部が第2の副液室5cとなり、周壁50及び環状ガイド部56に形成された連通孔57、58を介して第2オリフィス35と連通するようになる。
上記構成の防振装置1を組み立てるには、まず、大気中で上側仕切部材26と、ゴム状部材28が加硫接着された下側仕切部材27とを組み立てる。この場合、第1のオリフィス溝23の連通孔24bと、下側仕切部材27の副液室側開口41とが所定位置にくるように、ゴム状部材28のガイド部56を上側仕切部材26の周壁50の内側に嵌合し、仮止めするようにする。
そして、液槽中において、筒状胴部14の下端開放部を上向きにセットして、防振基体4の薄膜部22に沿って仕切体7を圧入し、次に第1のダイヤフラム6を圧入し、これらを大気中に取り出し残液調整を行った後、締結部16でかしめ固定して組立を完成する。
このように、上側仕切部材26に2つのオリフィス溝23、31を一体成形することで、夫々に設定した周波数を決定する溝寸法を安定して維持することができ、信頼性の高い防振装置を提供できる。また、上下の仕切部材26、27を仮止めするものの、その隙間から残留空気を排除できるので、下側仕切部材27を内嵌圧入する別工程や内包残留空気を追い出す特別の治具も不要となる利点がある。
[第5の実施の形態]
図7は第5の実施の形態である防振装置1の断面図、図8は同じくその仕切体の斜視図である。この実施の形態における仕切体7が、第4の実施の形態と異なる点は、ゴム状部材28が上下の仕切部材26、27のいずれにも加硫接着しないで両者間に挟圧されている点である。
すなわち、仕切体7のうち下側の仕切部材27は上記第1の実施の形態と同様な構成であり、上側仕切部材26は、第4の実施の形態における上面板51に複数の貫通孔61が形成されて主液室側と連通状態とされている。
ゴム状部材28は、単独で加硫成形した後、その下端外周フランジゴム部60を上側仕切部材26の周壁50の下端と下側仕切部材27の平坦部との間で挟み込む構成とされている。このゴム状部材28は、主液室側に円弧凹状に成形された第2のダイヤフラム33と、上側仕切部材26の内側周壁50の下端と下側仕切部材27の上面との間に介挿弾接されたシール用フランジゴム60と、前記周壁50の内面側への圧入ガイドとして機能し一部に開口57を有する環状ガイド部56とが一体成形されている。
このゴム状部材28は、組立時に上側仕切部材28の周壁50に内嵌して仮止めした後、第1の実施の形態と同様に、液槽中で、上側仕切部材26と本体内に圧入した後、下側仕切部材27を挿入し、第1のダイヤフラム6を挿入し、これらを大気中に取り出して、下側仕切部材27の延設部29をかしめ固定することになるが、下側仕切部材27の内嵌圧入の別工程が不要な点、及び内包残留空気を追い出す特別の治具が不要な点は上記第4の実施の形態と同様である。
このような構成の特徴点は、ゴム状部材28を上下の仕切部材26、27で挟み込むことで、寸法のばらつき、ゴムの経時劣化等に左右され難くする構成を得ることができる点である。
本発明の第1の実施の形態を示す液封入式防振装置の断面図 同じくその仕切体の斜視図 第2の実施の形態を示す液封入式防振装置の断面図 第3の実施の形態を示す液封入式防振装置の断面図 第4の実施の形態を示す液封入式防振装置の断面図 同じくその仕切体の斜視図 第5の実施の形態を示す液封入式防振装置の断面図 同じくその仕切体の斜視図
符号の説明
1 液封入式防振装置
2 上側取付金具
3 下側取付金具
4 防振基体
5 液室
5a 主液室
5b 副液室
6 第1のダイヤフラム
7 仕切体
23 第1のオリフィス溝
24 第1のオリフィス
26 上側仕切部材
27 下側仕切部材
28 ゴム状部材
30 切欠段部
33 第2のダイヤフラム

Claims (16)

  1. 防振装置本体の防振基体と第1のダイヤフラムとの間に形成される液室を主液室と副液室とに仕切る仕切体が設けられた液封入式防振装置において、
    前記仕切体は、その周縁側面部が開放された断面コ字形の第1のオリフィス溝を有する上側仕切部材と、該上側仕切部材の内方側において下開放の第2のオリフィス溝を下側から閉塞する平板状の下側仕切部材と、前記第1のダイヤフラムとは別に第2のダイヤフラムを有し前記上側仕切部材の内方側に配置されたゴム状部材とを備えてなり、
    前記仕切体は、前記下側仕切部材の外周端部が半径方向外側に延設されて、該延設部のみが防振装置本体の取付金具にかしめ固定されることにより、前記上側仕切部材の上端外周縁部が前記防振基体の液室側外周端部に押圧されて液封された液封入式防振装置。
  2. 前記第2のオリフィス溝が、前記第1のオリフィス溝よりも内方側で前記上側仕切部材に一体形成された請求項1記載の液封入式防振装置。
  3. 前記第2のオリフィス溝が、前記ゴム状部材に形成された請求項1記載の液封入式防振装置。
  4. 前記ゴム状部材が、前記下側仕切部材に接着された請求項1、2又は3記載の液封入式防振装置。
  5. 前記ゴム状部材が、前記上側仕切部材に接着された請求項1、2又は3記載の液封入式防振装置。
  6. 前記ゴム状部材と下側仕切部材との周方向位置決め手段が設けられ、該位置決め手段は、前記ゴム状部材の下端部に成形された仮止め用係合爪と、該係合爪を係合可能とするよう前記下側仕切部材に形成された係合孔とから構成された請求項5記載の液封入式防振装置。
  7. 前記ゴム状部材が、前記上下の仕切部材の間に挟圧された請求項1、2又は3記載の液封入式防振装置。
  8. 前記ゴム状部材の一部が前記下側仕切部材に圧接されて前記第2のオリフィス溝の液封部とされた請求項1〜7のいずれかに記載の液封入式防振装置。
  9. 前記上側仕切部材が、アルミニウム製モールド成形品である請求項1〜8のいずれかに記載の液封入式防振装置。
  10. 前記上側仕切部材が、合成樹脂製モールド成形品である請求項1〜8のいずれかに記載の液封入式防振装置。
  11. 前記上側仕切部材が、ポリフタルアミド樹脂から構成された請求項10記載の液封入式防振装置。
  12. 前記上側仕切部材が、ポリフェニレンサルファイド樹脂から構成された請求項10記載の液封入式防振装置。
  13. 請求項11又は12記載の上側仕切部材がガラス繊維で強化されてなる液封入式防振装置。
  14. ガラス繊維含有量が30〜60重量%である請求項13記載の液封入式防振装置。
  15. 前記下側仕切部材の外周部に前記上側仕切部材を上方へ押圧する凸部が形成された請求項1〜14のいずれかに記載の液封入式防振装置。
  16. 請求項1〜15のいずれかに記載の仕切体。
JP2005227308A 1998-12-11 2005-08-04 液封入式防振装置 Expired - Fee Related JP3796630B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005227308A JP3796630B2 (ja) 1998-12-11 2005-08-04 液封入式防振装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35240498 1998-12-11
JP2005227308A JP3796630B2 (ja) 1998-12-11 2005-08-04 液封入式防振装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33113699A Division JP2000230600A (ja) 1998-12-11 1999-11-22 液封入式防振装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005342660A Division JP2006071109A (ja) 1998-12-11 2005-11-28 液封入式防振装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006002944A true JP2006002944A (ja) 2006-01-05
JP3796630B2 JP3796630B2 (ja) 2006-07-12

Family

ID=35771488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005227308A Expired - Fee Related JP3796630B2 (ja) 1998-12-11 2005-08-04 液封入式防振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3796630B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007205571A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Hutchinson Sa 油圧防振サポート及びその製造方法
JP2011094651A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Tokai Rubber Ind Ltd 流体封入式防振装置
US8181946B2 (en) 2007-11-28 2012-05-22 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Liquid enclosing type vibration isolating apparatus
KR101393020B1 (ko) * 2006-08-03 2014-05-09 트렐레보르그 아우토모티브 저머니 게엠베하 댐핑 드라이브 유닛 마운트

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007205571A (ja) * 2006-02-01 2007-08-16 Hutchinson Sa 油圧防振サポート及びその製造方法
KR101393020B1 (ko) * 2006-08-03 2014-05-09 트렐레보르그 아우토모티브 저머니 게엠베하 댐핑 드라이브 유닛 마운트
US8181946B2 (en) 2007-11-28 2012-05-22 Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. Liquid enclosing type vibration isolating apparatus
JP2011094651A (ja) * 2009-10-27 2011-05-12 Tokai Rubber Ind Ltd 流体封入式防振装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3796630B2 (ja) 2006-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3697565B2 (ja) 液封入式防振装置
JP3783100B2 (ja) 液封入式防振装置
JP3629485B2 (ja) 液封入式防振装置
JPH08170683A (ja) 液体封入式防振マウント
JP4120510B2 (ja) 流体封入式防振装置
JP3796630B2 (ja) 液封入式防振装置
JP3788164B2 (ja) 流体封入式マウント
JP2000230600A (ja) 液封入式防振装置
JP2002070928A (ja) 制御型液封入式防振装置
JP3039102B2 (ja) 流体封入式マウント装置
JP3645244B2 (ja) 液封入式防振装置
JP4225555B2 (ja) 液封入式防振装置
JP4225554B2 (ja) 液封入式防振装置
JP4199222B2 (ja) 液封入式防振装置
JP2006071109A (ja) 液封入式防振装置
JP3533267B2 (ja) 防振装置
JP4187137B2 (ja) 液封入式防振装置
JP4138165B2 (ja) 液封入式防振装置
JPH10227328A (ja) 液体封入式マウント及びその組立方法
JP2007205437A (ja) 流体封入式防振装置
WO2004090372A1 (ja) 液封入式防振マウント
JPH10318311A (ja) 防振装置
JPH09177866A (ja) 防振装置の製造方法及び防振装置
JP4173607B2 (ja) 液封入式防振装置
JP2007078084A (ja) 液体封入式防振装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20051020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051025

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150428

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees