JP3794718B2 - 貫通可能および/または押潰可能なフィーチャを備えた容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、少なくとも、流体内容物を分配することができる容器部分を含むパッケージに関する。このパッケージは特に、患者に輸液やその他の液体を供給するための投与または供給システムに、または該システムの一部として使用するのに適している。
【0002】
【従来の技術】
輸液やその他の液体は従来から、患者より上方に持ち上げ、適切な流体搬送システムを介して患者に接続された容器から患者に投与することができる。そのような流体搬送システムは、一方の端部に、容器内部と連通するためのスパイク、外套管、またはコネクタを含み、他方の端部に、患者に直接または間接的に接続するための中空の針または外套管を含むことができる。
【0003】
1つの種類の従来の容器は、熱可塑性材料からブロー成形され、所望の物質を充填した後、密封される。そのような容器は通常、上部にハンギングループが、下部に、排出スパイクまたは外套管が貫通できる膜が設けられる。そのような容器は、一般に押潰不可能な形態で提供することができ、その例が米国特許第4178976 号、第4239726 号、および第4519513 号に開示されている。医療用流体に適した押潰可能な容器は、米国意匠特許第257287号に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
容器をスパイクや外套管などを介して貫通して、排出するときは、流体内容物の容器からの排出を最小限に抑えることが好ましい。したがって、容器の排出方法を効果的に推進する改良された設計を提供すると有利である。
【0005】
さらに、空の(排出された)容器の取扱いおよび保管を容易にするために、空またはほとんど空になったときに、そのような取扱いおよび保管に適する比較的小形の構成をもつ容器を提供することが好ましい。
【0006】
ある種の密封された容器は通常、外套管や排出スパイクが貫通するように構成された極めて剛性な熱可塑性の膜を使用する。そのような容器では、膜の寸法および形状によって貫通工程が困難になる場合がある。スパイクまたは外套管が膜からすべり落ち、容器との接続を確立しようとする患者の皮膚をうっかり刺す恐れがある。
【0007】
したがって、外套管、中空の針、貫通スパイクなどが容器膜を貫通するときにそれを案内する改良された容器膜構造を提供することが好ましい。また、器具を介した流れを妨害する凝固物を形成する可能性がある、中空の貫通器具の、膜材料の「芯を抜く」傾向を除去し、あるいは最小限に抑える構成を、そのような改良された膜構造に提供できると有利である。
【0008】
状況によっては、貫通キャップまたはオーバキャップが、容器膜上に位置されるセルフシールライナまたはシールを備えることが好ましい。この種のシールまたはライナは、外套管または針による貫通に適し、以後の外套管または針の取外しを漏れなしで行えるようにする。そのようなシステムによって、容器との接続の確立または切断を繰り返すことができる。そのようなシステムでは、注射器針または外套管を、添加剤または液剤を容器に注入するために使用することができる。
【0009】
一部の応用分野では、排出スパイク、外套管、注射針などによる貫通に適応するため、複数の部位に、改良された貫通可能キャップまたはオーバキャップを提供すると有利である。そのような複数の部位をそれぞれセルフシールタイプにして、容器から容器内容物をあまり漏らさずに貫通器具を取り外すことができるようにすると有利である。さらに、そのようなキャップ中の改良された貫通部位が、貫通器具を保持または把持し、貫通器具の周囲の漏れを最小限に抑える増大された力を提供するように機能できると有利である。
【0010】
さらに、複数のセルフシール貫通部位を有するキャップでは、大型の排出スパイクがうっかり、小径の針または外套管のために意図された貫通部位に挿入されるのを防ぐオーバキャップ構造を提供することが好ましい。
【0011】
また、そのようなキャップが、無菌性のパッケージを提供するために、容器の使用準備が完了するまで貫通部位を密封しておく外部密封手段を選択自在に含むことができると有利である。そのような密封手段は、パッケージの使用を容易にするために容易に取り外し可能にすることが好ましい。
【0012】
さらに、キャップの貫通領域が、成形された容器の型割り線から離れた位置にくるように、貫通可能なキャップまたはオーバキャップの、成形された容器上への取付けに適応するパッケージ設計を提供することが好ましい。これによって、成形された容器の領域に貫通用スパイク、外套管、または針を押し付けるときに発生する可能性がある問題、すなわち、容器の型割り線に沿った材料のリッジがスパイク、外套管、または針の貫通を抑制する傾向を除去し、または最小限に抑えることができる。
【0013】
最後に、そのような改良されたパッケージを、従来の比較的安価なプロセスで容易に製造できると有利である。
【0014】
本発明は、前述の利益および特徴の多くを有するパッケージ設計に組み込むことができる。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は、斬新な容器と、輸液やその他の液体を分配するのに特に適した、そのような容器を含む斬新なパッケージ構造を提供する。
【0016】
本発明の1つの態様によれば、貫通可能な容器には、排出されるべき物質を収容するのに適していると共にアクセスポートを規定する中空本体部分が備えられている。密封壁は、アクセスポートと同じ空間に広がり、該ポートを密封する。密封壁は、貫通可能膜を含み、貫通可能膜に向かって収束し、貫通スパイク(たとえば、中空の外套管、注射器の中空針など)を受ける凹部を規定する案内表面を形成する。
【0017】
本発明の他の態様は、容器と、容器用のキャップまたはオーバキャップを含む貫通可能なパッケージに関する。容器は、該容器と一体のボスによって形成され、単体の貫通可能膜によって密封されるアクセスポートを有する。キャップは、膜上でボスに固着され、容器膜上に並置された貫通可能で弾性なセルフシールシールまたはライナを含む。セルフシールまたはライナは、剥き出しのターゲット表面と、貫通可能膜に対向する変形可能な内部表面を含む。変形可能な内部表面は、剥出しのターゲット表面と位置合わせされた凹部を規定し、内側に拡大する通路を備える。これによって、貫通スパイクがターゲット表面から挿入され、内側に延び、変形可能な内部表面の凹部を越えて容器膜を貫通するときに、スパイクの取外しに対して増大された弾性力が提供される。
【0018】
本発明の他の態様は、割型で規定され、成形された容器の対向する部分を表す型割線を有する容器上にオーバキャップまたはキャップを取り付けるシステムに関する。容器は、ボスによって規定され、型割線が横切る貫通可能膜によって密封されたアクセスポートを有する。キャップは、膜上でボスに取り付けられ、容器の膜上に剥出しの貫通可能なターゲット部を有する弾性のセルフシールライナを含む。
【0019】
容器のボスおよびキャップは、容器のボス上のキャップを相対する所定の方位に配置し、ライナターゲット部を、貫通可能な膜上の型割線から離れた位置に位置決めする協働配向手段を有する。したがって、キャップをスパイクまたはそれに似た貫通装置で貫通するとき、スパイクが、キャップライナの剥出しのターゲット部を通過し、型割線が存在しない容器の膜の部分を通過することができる。
【0020】
本発明の他の態様によれば、貫通可能なパッケージは、ボスによって規定され、貫通可能な膜によって密封されたアクセスポートを有する成形された容器を含む。キャップまたはオーバキャップは、膜上でボス上に取り付けられる。キャップは、容器の膜のある領域上に位置合わせされた貫通可能で弾性な自動閉鎖シールまたはライナを含む。キャップは、シールよりもずっと剛性で、シールの少なくとも1つの貫通可能なターゲット領域を剥き出しにしているときにシールを囲むハウジングを含む。ハウジングは、容器のボスに固着され、シールを適所に保持すると共に、シールターゲット領域の周囲に環状の張り出したリムを含む。取外し可能なカバーは、自動閉鎖シール上でハウジングのリムに解放自在に密封され、シールのターゲット領域を大気から隔離している。
【0021】
本発明は、物質を重力の影響のもとで排出することが可能な、成形され、充填された、押潰可能な容器で使用することができる。容器は、内部と連通する一方の端部に液だめを有する成形された本体部分を含む。液だめは、物資の排出に適応する閉鎖手段を含む。本体部分は、本体の周辺の少なくとも一部の周りに結合された1対の対向する壁を形成する。一方の壁は、構造上、他方の壁よりも剛性が劣り、容器から物質を排出する際に全体的に入れ子式に内側の他方の壁に向かってくずれる。このため、容器内容物の排出が最大限になり、空の容器の取扱いおよび保管も容易になる。
【0022】
本発明の多数の他の利点および特徴は、以下の本発明の詳細な説明と、特許請求の範囲と、添付の図面から容易に明らかになろう。
【0023】
【実施例】
本発明は特に、輸液やその他の液体の患者への投与を容易にするのに適している。本発明の好ましい形態によれば、容器中に輸液を備えた無菌装置として、容器、キャップ、および解放自在なカバーシールを備えたパッケージを提供することができる。
【0024】
キャップは、排出スパイクもしくは注射器針、またはその両方によるキャップおよび容器の貫通の繰返しに適する。キャップには、1つまたは複数の自動閉鎖シールを備えることができ、キャップを容器上に設けて、成形された容器の型割線に接触することなく貫通用スパイクによるキャップおよび容器の貫通を可能にすることができる。
【0025】
キャップは、貫通プロセスの始めにスパイクを案内する特殊構造を含むことができ、キャップには、挿入時にスパイクと密封係合する改良された構造を提供することができる。容器を排出するとき、一方の容器壁が他方の壁に向かってつぶれ、排出プロセスが容易になると共に、以後の取扱いおよび保管に好都合な形状を提供する。
【0026】
本発明では多数の異なる形式の実施例が可能であるが、本明細書と添付の図面は、一部の特定の形式だけを本発明の例として開示している。本発明は、そのように記載された実施例に限定されるものでなく、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲で指摘される。
【0027】
説明を簡単にするために、本発明の容器、キャップ、および組み立てられたパッケージは、正規の(反転された)分配位置で説明してあり、上部、下部、水平などの用語はこの位置を基準にして使用している。しかし、本発明のパッケージを、記載した位置以外の配向で保管、輸送、販売することができる点に留意されたい。
【0028】
このパッケージに含まれる容器は最初は、一般に、米国特許第4178976 号に記載された形成、充填、および密封技術ならびに装置を使用して、単体の密封された構造(図1および13に示す配向を反転した配向)として成形し、充填することが好ましい。本発明のパッケージは、自動成形装置やその他の機構によって製造し、組み立てることができる。それらの装置や機構についての詳細は、十分に図示しておらず、説明してもいないが当業者には明らかになろう。そのような装置や機構についての詳細な説明は、本発明を理解する上で必要ではなく、そのような装置や機構は本発明の一部を形成しないので本明細書では提示しない。
【0029】
本発明では、様々な熱可塑性材料(たとえば、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、エチレン酢酸ビニルなど)を割型プロセスで成形し、排出スパイク、外套管などの貫通装置で膜を貫通して内容物を排出することができる密封された分配容器を提供することが可能である。薬剤を注射器によって膜を介して容器に注入することもできる。
【0030】
本発明の態様を実施するパッケージを構成する第1の種類の容器、キャップ、および取外し可能カバーまたはシールを図1ないし14に示す。容器は全体的に参照符号10で、キャップは参照符号12で、取外し可能カバーは参照符号14で指定してある。
【0031】
図1ないし5から分かるように、容器10の好ましい形式は、それぞれ外方にふくらむ前部壁18および背部壁20を有する。容器10を充填すると、壁18および20はそれぞれ、(容器10を、図3に示す側面図で眺めたとき)全体的に外方に向かって凸状の曲線を形成する。さらに、充填された容器10を通過するどの縦立面についての横断面(たとえば、図5に示す断面について、図2で識別された平面P1 に沿った横断面)も、前部壁18と背部壁20の両方に関して、外方に向かって凸状の構成で規定される。前部壁18と背部壁20の間の最大距離は一般に、図3に見られる容器10の本体部分の鉛直方向における中点で発生する。
【0032】
容器10の側面端縁領域は、容器の鉛直方向における中点に向かって上端および下端から内側に湾曲し、壁18および20が結合された対向する凹状側面端縁24および26を形成する(図2)。
【0033】
容器10の好ましい形態では、容器本体部分は全体的に、選択された中央基準平面に対して対称的である。前部および背部壁18および20の湾曲と、側面端縁24および26の湾曲は、容器10の対称的な本体部分の中心を通過する縦平面に対する特殊な配向を有する。特に、側面端縁24および26は、容器10の本体部分の中央縦軸を通過する中央折畳み平面(図5)に沿って配置することが好ましい。
【0034】
さらに、(側面端縁24と側面端縁26の間で測定した)前部壁18および背部壁20のアークの長さは、容器10の本体部分の鉛直方向における高さに対する固有の基準に従って確立することが好ましい。この基準は、容器10の本体部分の長手方向のまたは鉛直方向の軸に垂直な第1の選択された平面P1 に沿って規定される横断面を示す図5を参照して説明することができる。横断面P1 に沿った前部壁18の長さ(アークの長さ)は、断面P1 に沿った背部壁20の長さ(アークの長さ)に等しい。この関係は、断面P1 に平行だが、該断面P1 から鉛直方向に離れた断面P2 (Fig.2)などの他のどの横断面でも同じである。
【0035】
さらに、断面P2 に沿った前部壁18の長さは、断面P1 に沿った、または側面端縁24および26の凹部間に形成された容器の鉛直部内の他の平行な横断面に沿った前部壁の長さに等しい。言い換えると、各壁18および20と、容器10の横断面を形成する第1の選択された平面との交差部の位置は、該壁と、第1の選択された平面に平行で、かつ該平面から離れた第2の選択された平面との交差部の位置の長さに等しい長さを有し、該平行な平面は、凸状側面端縁領域と交差するように縦方向に配置されている。これは、6つの平行な横断面平面と容器壁との交差部の位置を示す図12に示されている。交差部の位置には、1、2、3、4、5、および6の番号が付けられており、各交差部の位置は、他のどの位置とも等しい長さを有する。
【0036】
容器10の排出を容易にし、(以下に詳述する手段によって)容器を排出した後その取扱いおよび保管に適応するために、容器10の構造は、図14に示す実質的に所定の方法でくずれるように構成されている。特に、前部壁18は内側の背部壁24に向かってくずれる。これは、前部壁18が構造上、背部壁20よりも低い剛性をもつように容器10を形成することによって行われる。この結果、容器を排出する際に、前部壁18がくずれて、背部壁20との全体的に入れ子的な関係を形成することができる。
【0037】
図14に示すように、容器がほとんど完全につぶれると、側面端縁、すなわち領域24および26は、横方向外方に変位される。これは、図13で、端縁24については点線24Aで、端縁26については点線26Bで示す。くずれた状態(図14)では、容器の上部および下部領域が、残されたくずれていない体積を形成している。しかし、検討中の1000mlの寸法のポリプロピレン容器については、容器が最初、液体と、約30cc未満の空気または大気圧でのその他の気体で充填されている場合、および容器の概略寸法が長さ8インチ、幅5インチ、厚さ3インチである場合は、標準排出スパイクを使用してそのような容器から大部分の液体を排出することができる。
【0038】
前部壁と背部壁の間の剛性の違いは、背部壁20よりも薄くなるように前部壁18を形成することによって得ることができる。典型的な検討中の商業容器10については、壁の厚さの違いは比較的小さく、図5に示す断面図では違いが明らかでない。前部壁18と背部壁20の厚さは言うまでもなく、特に容器のサイズと、容器の材料に依存する。
【0039】
壁18または20の一方を他方に関してより薄くする代わりに、壁の剛性の違いを他の手段によって得ることができる。たとえば、固定ガセット(図示せず)やその他の構造を一方の壁に提供し、他方の壁に比べて剛性を高くすることが可能である。いずれの場合も、壁の構造および厚さを、コンピュータ援用製造技術などを使用して入念に調整し、容器がその排出時に、所期された方法でつぶれるように、所望の寸法が維持されるようにする。さらに、平面30(図5)上の側面端縁領域24および26に沿った前部壁と背部壁の接合部での折畳み領域の厚さを調整する。これは深絞り技術で行うことができる。
【0040】
容器10は、下部に液だめを形成するネックまたはボス40も含み、上部にハンギングループまたはリング36を含む。ハンギングループまたはリング36は通常、従来の、材料の厚さの薄いもろい部分を介して接続された内部ウェブ38で成形し、内部ウェブ38をハンギングループまたはリング36なしで打って、支持フックまたはハンガを受ける穴を形成することができる(図示せず)。
【0041】
容器10は、米国特許第4178976 号に記載されたようなブロー成形形成、充填、および密封技術を使用し、最初に、図1および13に示す位置から反転された位置で成形されるように形成する。すなわち、モールドハーフは、容器が最初に、上部にボス40を下部にハンギングリング36を伴って成形されるように構成される。
【0042】
容器10は、ハンギングリング36および本体部分が最初に形成されるパリソンブロー成形手順で作られる。次に、本体部分を、所望の液体充填材で装填した後、ネックまたはボス40で形成される閉鎖手段を形成することによって密封する。ブロー成形、充填、および密封工程は、当技術分野に知られた手順を使用して無菌条件で自動的に行うことが好ましい。
【0043】
容器本体部分、リング36、およびボス40は、割型で成形、充填、密封され、モールドハーフが、成形された容器の対向部分を表す型割線を形成することが好ましい。型割線は、少なくとも一部において、材料の非常に低い狭いリッジで形成され、図1ないし5、12、および13において、型割線は全体的に、符号42で示されている。型割線42は、容器10の外部表面の周囲全体に伸びる。好ましい実施例では、容器10は、対称な中央鉛直平面を中心として対称的であり、型割線42は、対称な鉛直平面上に配置される。
【0044】
ネック構造またはボス40は通常、その外面形状を形成する1対の密封モールドハーフによって成形され、その外面の周囲の型割線42の継続部を含む。成形プロセス時には、メインモールドハーフに容器本体をブロー成形した後に、容器に、充填アセンブリ上の挿入ノズルを介して所望の物質を充填する。充填アセンブリを引き抜くと、密封モールドハーフが型割線42で閉鎖され、容器ボス40の成形が完了し、容器の内容物が密封される。
【0045】
図1および11に示すように、ボス40は、全体的に円筒形のネック部分44、リム46、溝48、第1の円筒形側壁部分47、非常に狭い環状ショルダ49、第2の円筒形側壁部分50、小径の円筒形側壁部分52、およびわずかに凸状の密封端部壁または膜60を含む。膜60は、貫通スパイク、外套管などの適切な貫通器具または装置が貫通するように構成されている。
【0046】
ボス40はまた、1対の外方に突き出る配向手段をラグ64の形式で含む(図1、4、および11)。ラグどうしは、180°離れており、型割線42に沿った型割線上に位置している。各ラグ64は、小径の円筒形側壁部分52から外方に突き出し、第2の円筒形側壁部分50から貫通可能膜端部壁60の外周まで伸びる。
【0047】
オーバキャップまたはキャップ12は、容器ボス40上に特定の配向および機能で固着され、排出スパイクまたは注射器針によるボス膜60の貫通に適応すると共に、スパイクまたは針の取外し時にパッケージを自動的に再密封するように構成されている。キャップ12は、エチレン酢酸ビニルなどの、比較的剛性な成形された熱可塑性ポリマから作られたハウジングを含む。所望なら、ポリマに彩色して、容器10の好ましいほとんど透明または半透明な外観に対してポリマの外観を際立たせることができる。
【0048】
図8から11に示すように、キャップ12のハウジングは、ボスリム46(図11)と係合する外側スカート66を含む。キャップ12はさらに、環状壁またはフランジ67をもつスカート66に結合された第1の円筒形部分68を含む。小径の第2の円筒形部分70は、ショルダ領域69を介して第1の円筒形部分68に結合される。キャップ12は、円筒形壁部分70から内側に広がる全体的に横方向の端部壁72を有する。図8から10に示すように、キャップ12は、端部壁72の周囲の円筒形壁部分70の端部から外方に突き出る環状リム74を含むことが好ましい。したがって、端部壁72は、リム74に対して凹状であると特徴付けることができる。
【0049】
キャップ12は、円筒形壁部分70から外方にふくらむ1対の凸状構造78を有する。構造78どうしは、180°離れて配置されており、それぞれが内部凹部80(図1、6、8、9、および10)を形成する。キャップ12を容器ボス40上に設置すると、各凹部80が容器ボスラグ64のうちの1つを受けるように構成されている。したがって、各凹部80は、キャップ12を容器ボス40に対して方向づけする協働配向手段として機能する。容器ボスラグ64どうしと、キャップ凹部80どうしはそれぞれ180°離れており、キャップ12は、容器上に2つの異なる配向で設置することができる。しかし、図の好ましい実施例では、容器ボス40はラグ64が配置された型割線42を中心として対称的であり、容器上で、2つの位置のうちどちらにキャップ12を設置するかは問題ではない。
【0050】
キャップ12を容器ボス40上の2つの位置のうちどちらに配置するかは、キャップ端部壁フィーチャの、容器ボス端部壁60(図4および4A)を横切って伸びる容器ボス型割線42に対する位置決めに関しては重要である。以下に詳細に説明するように、キャップ12は、貫通スパイクまたは外套管が容器ボス端部壁膜60を貫通するために挿入されるターゲット領域または領域を形成する。スパイクは、キャップ12を通過し、型割線42によって形成される材料のリッジを含まない端部壁膜の部分に入るようにすることが好ましい。スパイクを挿入するキャップターゲット領域は、キャップ12の容器上での所定の配向によって、容器ボス端部壁膜60の中心を横切って伸びる型割線42の一方の側または他方の側に配置される。
【0051】
キャップターゲット領域は、1対のターゲット穴、すなわち第1の円形ターゲット穴84および第2の円形ターゲット穴86(図7)によってキャップ端部壁72に形成される。第1の円形ターゲット穴84の直径は、第2の円形ターゲット穴86の直径よりも大きい。大きい方の直径をもつ穴84は、大きな直径の排出スパイクの挿入に適し、小さい方の直径をもつ穴86は、より小さな外套管または注射器針による貫通に適する。直径の違いのために、大きな排出スパイクをうっかり、小さい方の直径をもつ穴86に挿入することはない。2つの異なる寸法の穴を図示してあるが、穴を1つだけ、または3つ以上設けることができる点に留意されたい。穴が同じ直径を有することもできる。
【0052】
キャップ端部壁72は、共に(図7に見られるように横に向けられた)H字形構成を形成する3つの固定リブ90、91、および92を有することが好ましい。リブ92は、Hの横棒を形成し、キャップ端部壁72から2つの穴84と86の間を内側に突き出ている。図7、8、および9に示すように、リブ90は、キャップ端部壁72から穴84および86の一方の側に沿って内側に伸び、リブ91は、キャップ端部壁72から穴84および86の他方の側に沿って内側に伸びる。
【0053】
キャップ12は、排出スパイクまたは注射器針を、取り外した後に容器から容器内容物を漏らすことなく容器端部壁膜60との貫通係合から取り外すことができるようにする斬新な構造を含む。この目的のために、キャップ12は、キャップ内部でキャップ端部壁72に押し当てて配置された自動閉鎖シールまたはライナ93を含む。ライナ93は、大きな穴84に第1の剥出しの円形ターゲット部分または領域85(図7)を提供し、第2のターゲット穴86に第2の剥出しの円形ターゲット部分または領域87を提供する(図7)。各ターゲット領域85および87でのライナまたはシール材料はそれぞれ、穴84および86で貫通可能シールを形成する。
【0054】
ライナまたはシール93は、キャップ端部壁72の内側表面全体に広がる必要はない。しかし、好ましい実施例では、ライナ93は全体的に端部壁72と同じ空間に広がるように好都合に形成されている。シール93は、熱可塑性ポリマーゴムやその他の適切な材料などの合成エラストマとすることができる弾性材料から製造することが好ましい。シール材料は、容器10内に密封される物質に適合することが好ましい。一部の応用分野では、放射、蒸気、酸化エチレン、またはその他の手段によって滅菌できるシール材料を提供することが好ましい。
【0055】
シール93は、排出スパイク、外套管、注射器針などによって穴をあける、刺す、あるいは貫通することができる。貫通器具を引き抜くと、シール材料の残余バイアスまたは固有の弾性によって、貫通部位が閉鎖される。これによって、不要な汚染物質の進入が防止されると共に、容器10に残留する物質の排出が防止される。
【0056】
本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用されているように、用語「シール」または「ライナ」は、シール93が(1)貫通部材がないときにターゲット穴84および86を密封し、(2)シール93を介して挿入される貫通部材の外面の周囲を密封し、(3)貫通部材をシールから引き抜く際に貫通部位を再閉鎖または再密封するように機能するという解釈のもとに相互交換可能に使用される。
【0057】
好ましい形態では、シールまたはライナ93が、スパイク、外套管、針などの貫通部材に対する強化された密封機能および把持機能を提供する。この目的のために、(容器ボス貫通可能膜60に対向する)シール内部表面は、キャップ端部壁穴84と、その穴84内の剥き出しのシールターゲット表面領域85と同心になるように配向された第1の円筒形凹部94を形成する。シール93はさらに、第1の凹部94の周囲に環状ショルダ96を提供するように第1の凹部94と同軸な大径の第2の円筒形凹部95を形成する。直径が小さい方の凹部94と直径が大きい方の凹部96の構造は、キャップ端部壁穴84中の剥き出しのシールターゲット表面領域85と位置合わせされたシール93の変形可能な内部表面の部分に内側に拡張する通路を備えるものとして特徴付けることができる。この構造は、スパイクの先端が容器ボス膜60を貫通し、容器内容物をスパイクを介して排出した後、キャップに排出スパイクを保持するための把持力を提供する。スパイクの周囲の密封も強化される。
【0058】
所望なら、小さい方の穴86と位置合わせされた同様な凹状構造を備えることができる。図の好ましい実施例では、穴86、シール93、および容器ボス端部壁60を介して一時的に挿入され、添加剤やその他の物質の注入、あるいは少量の容器内容物を引き抜くために使用され得る注射器針の強化された密封を1つの凹部97だけを使用して提供している。
【0059】
キャップ12は、射出成形することが好ましく、ロータリ方式、コアバック方式、コアホルダスライダ方式を含む同時射出技術を使用することができる。そのような方法では、キャップハウジングを熱可塑性材料の一次射出によって形成し、弾性シール93を、適切な材料の二次射出によって形成する。現在検討している実施例では、シール93中の各凹部85、87、および97の深さは約0.050 インチから約0.060 インチの間である。
【0060】
キャップ12は、適切な従来のまたは特殊な手段によって容器40に取り付けられ、固着され得る。現在検討しているある実施例では、図21に示すように、キャップ12を容器ボスに超音波溶接する。この目的のために、まず、キャップ12を(内部凹部80を形成する)凸状構造78と容器ボス配向ラグ64とを位置合わせするように配向する。次に、キャップ12を、キャップ環状壁またはフランジ67(図11)が容器ボスリム46の表面に押し当てられるようにボスに押し付ける。図21に示すように、中空の超音波溶接ホーン98を、設置されたキャップ12上に位置決めし、容器ボスリム46とキャップ環状壁またはフランジ67との間で溶接が行われるように操作する。容器ボスリム46と係合するキャップフランジ67の表面には、小さな、外方に突き出る環状エネルギーディレクティングリング98(図6、および8ないし10)が備えられ、このリングは、溶接領域に超音波エネルギーを効果的に向けるためにV字形横断面をもつことができる。
【0061】
キャップ12を超音波溶接によって容器に固着した後、貫通穴84および86は、図4Aに示すように、型割線42の対向する側に配置される。このため、通常、(図の型割線42に沿った)鋳型型割線に沿って、または該型割線によって形成された材料の小さなリッジは、各貫通穴84および86の夫々の側方に横方向に配置される。したがって、1つの穴84または86を介して貫通スパイク、外套管、または注射器針を挿入し、容器端部壁膜60に穴をあける場合、スパイク、外套管、または針の先端は型割線42にぶつからない。このように、貫通器具の先端が穴84または86と位置合わせされた容器端部壁膜60上の全体的に平坦で平滑な表面に当たるため、貫通工程はより容易に行われる。
【0062】
図1、2、3、4A、および11に示すように、キャップ12の端部に解放自在なカバー14を選択自在に付加することができる。この目的のために、カバー14を接着剤やその他の適切な固着手段で、キャップ端部壁72の周辺で外方に突き出るリム74に固着することが好ましい。カバー14は、薄いプラスチック膜、紙、フォイル、その他の適切な部材とすることができる。カバー14に接着剤を被覆して、カバー14をキャップ12に固着する際の助けとすることができ、カバー14は、貫通ターゲット領域へのアクセスが要求されるときにカバー14の取外しを容易にするタブを含むことができる。
【0063】
それぞれキャップ穴84および86内に形成された剥き出しの貫通可能シールターゲット領域85および87には、そのターゲット領域の使用法を識別し、あるいは他の情報を提供する銘刻凡例やその他の表示が備えられる。さらに、各ターゲット領域85および87を、わずかに凹状の表面(図示せず)を備えるように成形し、より大きな構造を提供することができる。
【0064】
容器の第2の実施例110を図15から17に示す。容器110は図1から14を参照して説明した本体部分とほとんど同じ本体部分を有することができる。容器110は、その内部と連通する液だめを形成するボス140を有する。ボス140は、図1から14を参照して説明したキャップ12と類似の、あるいはそれと同じキャップ(図示せず)を受けるように構成することができる。この目的のために、ボス140は、(キャップを超音波溶接することができる)リム146と1対の配向ラグ164とを含む。
【0065】
ボス140は、端部壁または密封壁160と同じ空間に広がり、該壁160によって密封されるアクセスポート(見えない)を形成するものと特徴付けることができる。密封壁160またはその一部は、排出スパイク、外套管、注射器針などの器具によって穴をあけられる貫通可能膜を形成する。
【0066】
貫通工程は、密封壁160内に斬新な構造を提供することによって容易になる。図15から17に示す実施例では、密封壁160が1対の案内表面161を形成する。案内表面160はそれぞれ、全体的に平面的な構成を有し、かつ案内表面161は、頂部を有し、該頂部に沿って貫通可能膜が形成された全体的にV字形の凹部を形成するように交わる。したがって、貫通器具を、案内表面161によって形成される溝の領域で端部壁160に対して移動すると、貫通器具の先端が一方または他方の案内表面161に沿って構造の頂部または下部まですべり、貫通可能膜に対して案内される。現在検討している実施例では、2つの収束する表面161間の内抱角は約20°から約60°である。
【0067】
容器の第3の実施例210は、図18から20に示されており、図15から17を参照して説明した容器の第2の実施例110に似ている。第3の実施例では、ボス240が密封壁260の頂部を横切って延びる配向壁264を備えている。壁264の周辺端縁は、図1から14を参照して説明した容器の第1の実施例10上のラグ64と同様に機能することができる。
【0068】
配向壁264の一方の側にある密封壁260は、貫通器具の貫通に適する3つの案内表面を形成する。2つの平面案内表面261は、一方の側で、ボス240の周辺端縁に開放され、他方の側で、全体的に平面的で傾斜した案内壁263によって閉鎖された全体的にV字形の凹部を形成する。貫通器具の先端が、移動して密封壁260と係合するときに3つの案内表面のうち1つに案内され、2つの壁261の接合部に形成された膜の貫通が容易になる。
【0069】
図示した容器の実施例(10、110、および210)は、分配パッケージまたはシステムの一部としてキャップ(図1から14に示されたキャップ12)を備えるように構成されているが、すべての応用分野でキャップを使用する必要があるわけではないことに留意されたい。器具で刺すことによって排出することができ、刺すための器具の取外し時に再密封機能を必要としない密封された容器を提供することだけが所望である場合は、キャップを省略することができる。
【0070】
本発明の容器およびパッケージは、様々な適用において多数の異なる方法で使用することができる。パッケージは、特定の使用法、複数の貫通器具などに適応する様々な特定の構成で提供することができる。
【0071】
本発明のパッケージは、患者に液体やその他の物質を分配する際に使用するのに特に適している。本発明の改良されたパッケージは、比較的安価だが無菌のプロセスによって、容易に内蔵構成に製造することができる。
【0072】
前述の本発明の詳細な説明と、本発明の図示された実施例から、本発明の斬新な概念または原則の真の趣旨および範囲から逸脱することなく、他の多数の変更および修正が行なわれ得ることが容易に明らかになろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパッケージの第1の実施例の分解斜視図である。
【図2】組み立てられたパッケージの縮小正面図である。
【図3】図2に示すパッケージの右側面図である。
【図4】図1の平面4−4についてのパッケージの容器部分の、わずかに拡大された底面図である。
【図4A】図2の平面4A−4Aについての、組み立てられたパッケージの部分拡大底面図である。
【図5】図2の平面5−5についての拡大断面図である。
【図6】図1の平面6−6についてのパッケージキャップの拡大平面図である。
【図7】図1の平面7−7についてのパッケージキャップの拡大平面図である。
【図8】図6の平面8−8についての、キャップの、大きい方の直径をもつターゲット部分についての断面図である。
【図9】図6の平面9−9についての、キャップの、小さい方の直径をもつターゲット部分についての断面図である。
【図10】図6の平面10−10についての断面図である。
【図11】図2の平面11−11についての部分拡大断面図である。
【図12】パッケージの平面図である。
【図13】図2に似た図であるが、キャップの下部から解放自在なシールを取り外してある。
【図14】図13に示す容器およびキャップの右側面図であるが、容器の本体は、容器から流体内容物を排出した後のつぶれた状態である。
【図15】貫通スパイクを受ける凹部を含む、本発明の容器およびキャップの第2の実施例の部分正面図である。
【図16】図15に示す構造の部分右側面図である。
【図17】図15に示す構造の底面図である。
【図18】貫通スパイクを受ける修正された凹部形式を含む、本発明の容器およびキャップの第3の実施例の正面図である。
【図19】図18の構造の左側面図である。
【図20】図18に示す構造の底面図である。
【図21】組み立て中の、図1に示す容器およびキャップの部分側面図であり、超音波溶接ホーンを部分断面図に示してある。
【符号の説明】
10 容器
12 キャップ
18 前部壁
20 背部壁
24 凸状側面端縁
26 凸状側面端縁
30 中央折畳み平面
36 ハンギングループまたはリング
38 ウェブ
40 ボス
42 型割り
44 ネック部分
46 リム
48 溝
49 環状ショルダ
50 側壁部分
52 側壁部分
60 端部壁または膜
64 ラグ

Claims (4)

  1. 吊るされるように構成され、輸液またはその他の液体を重力の影響下で容器の上部から下部へ排出することができる、成形され、充填される押潰可能な容器であって、
    内部と連通する一方の端部に、前記輸液またはその他の液体の排出に適する閉鎖手段を含む液だめを有する成形された本体部分を備え、
    前記本体部分が、上部領域および下部領域と、前記本体部分の周辺の少なくとも一部の周囲に結合された一対の対向する壁とによって規定され、該一対の対向する壁の一方が、他方よりも構造上、剛性が低く、前記容器から前記輸液またはその他の液体を排出するときに全体的に入れ子式に上部領域から下部領域に向かって下方に、かつ他方の壁に向かって内側にくずれ、前記本体部分の前記上部領域および下部領域が、前記容器の残りのくずれていない容積を規定し、
    前記壁が共に柔軟であり、かつ前記壁の一方が他方よりも薄いことを特徴とする容器。
  2. 前記壁が、対向して突き出る凸状の前部および背部領域を形成し、前記壁が結合された対向する凹状側面端縁を規定することを特徴とする、請求項1に記載の容器。
  3. 前記壁の夫々と、前記容器の横断面を形成する第1の選択された平面との交差部の位置が、該壁と、前記第1の選択された平面に平行であり、かつ該平面から離れた第2の選択された平面との交差部の位置の長さに等しい長さを有し、前記平面が長手方向に配置されて前記凹状側面端縁領域と交差することを特徴とする、請求項に記載の容器。
  4. 前記本体の液だめが、ボスによって規定されるアクセスポートを有し、
    前記閉鎖手段が前記アクセスポートを密封する貫通可能膜を含むことを特徴とする、請求項1に記載の容器。
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