JP3049562B2 - チューブ状容器 - Google Patents

チューブ状容器

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JP3049562B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、クリーム状、糊状等の物質を容れるチュー
ブ状容器に関する。
「従来の技術」 化粧用クリーム、練り歯磨き、薬品、接着剤、塗料、
洗剤、調味料、食品等の物質はチューブ状の容器に入れ
られ、使用時にチューブを圧迫して絞出すことにより使
用に供される。この場合、チューブは剛性を有していな
いため潰れ易いという容器としての本質的な欠点の他
に、チューブ内の内容物が多いあいだはよいが、内容物
が少なくなってくると絞出しが困難になるという欠点が
従来より指摘されており、また外観上も化粧品等の容器
として美観を損ねることが問題であった。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明者は、上記の欠点に鑑み、内容物が空の状態で
凹んだ状態に形成され、内容物が充填されると凹みの内
側の柔軟性を有する壁が反転して凸状に膨れ、内容物が
絞出されると内側の壁が再び反転して外側の壁に添った
凹んだ状態に戻るチューブ状容器を提案した(特願昭64
-84)。
本発明は上記のような内容物が充填されていない状態
で凹んだ形状に形成された容器で、内容物が充填された
時、内側の壁が反転しやすく、容量が大きく、指で絞出
すのにも適した絞出し容器を提供しようとするものであ
る。
「問題点を解決するための手段」 以下、本発明を幾つかの実施例により図面を参照しな
がら詳細に説明するが、本発明は実施例により限定され
るものではない。
本発明のチューブ状容器は、内容物が充填されていな
い状態で例えば樋状やその一態様のボート状に凹んだ形
状に形成されており、外側の樋状に凹んだ形状の壁1の
凹みの内側に、もう一つの内側の樋状に凹んだ形状の壁
2が、横長の深皿を大小二枚積み重ねるように、凹みの
方向を同じ方向にして、外側の樋状に凹んだ形状の壁の
壁面ともう一つの内側の樋状に凹んだ形状の壁の壁面が
相接するように重なることによって重なっている、凹み
の外側の樋状に凹んだ形状の壁の縁部ともう一つ凹みの
内側の樋状に凹んだ形状の壁の縁部の相接する面同士で
接合されているものである。すなわち、本発明のチュー
ブ状容器の1例の平面図、第1図のX-X線の横断面が第
2図aのように略楕円弧の凹状をなしており、凹みの外
側の樋状に凹んだ形状のチューブ壁1が、もう一つの凹
みの内側の樋状に凹んだ形状のチューブ壁2の弧より大
きめに形成されている。図では解り易いように凹みの外
側のチューブ壁1と、凹みの内側のチューブ壁2の間に
隙間があるが、両者を密着するように凹みの内側の壁の
縁部9と該凹みの外側の壁の縁部9を接合して形成すれ
ば内容物を完全に絞出しやすい。そして、内容物が充填
されると溝状に凹んでいたものが、第2図bのように凹
みの内側のチューブ壁2の湾曲が逆になり、凹みの外側
の壁1と内側の壁2の境界3のところから凸状に出張っ
て膨らむ。内容物が充填された状態のこの容器は、指や
押え部材によって押圧され、内容物が絞出されると、再
び第2図aのように凹んだ状態に戻る。第3図は、本発
明のチューブ状容器の1例の平面図である第1図のY-Y
線の縦断面図であり、凹みの内側の壁2が内容物が充填
され膨れた状態が点線2′で示されている。第4図aは
第1図の例のチューブ状容器の左側面図(絞出し口の方
から見た図)であり、第4図bは右側面図(底の方から
見た図)である。
この例では絞出し口4全部が容器の上部5の凹みの外
側の壁1に設けられており、外観のために絞出し口4
が、境界3の位置にあるように見えるように曲げてあ
り、且つその曲りを隠す修飾部8を設けてある。絞出し
口全部を凹みの外側の壁に設けることは、内側の壁を反
転させ外側の壁に密着させて、内容物を最後まで絞出す
のを容易にする。しかし、絞出し口は境界3の位置に設
けてもさしつかえない。
そして、容器の両側部7の部分における凹みの外側の
壁1と内側の壁2の境界3(接合線)が容器の上部5の
部分の境界3′および底部6の部分の境界3″と同じ平
面上にある。その結果、凹みの内側の壁2は境界線(接
合線)がある面を対称面として反転することにより略対
称形に膨んだり凹んだりする。
両側部の境界と上部および底部の境界が同じ平面上に
あることにより、凹みの内側の壁の反転が容易になり、
容器の容量も大きくなり、指でも絞出し易い。
第3図cは本発明の実施態様のバリエーションの縦断
面図の底部部分図であり、第4図cはその右側面図(底
の方から見た図)である。第3図dも本発明の実施態様
の他のバリエーションの縦断面図の底部部分図であり、
第4図dはその右側面図(底の方から見た図)である。
第3図c、第4図cの例は凹みの深さが容器の底部付近
で底部にいくに従って浅くなっている例であり、第3図
d、第4図dの例は凹みの深さが底部にいくに従って浅
くなり、更に底端部で深さ零になっている例である。こ
れらは底の方から上部に向けて順次、絞出すのに操作性
がよい。
本発明のチューブ状容器は凹みの外側のチューブ壁1
と内側のチューブ壁2を密着させやすいので内容物を残
さず絞出しやすい。また、内容物が充填されていない状
態で断面が円弧状等のアーチが外側の壁と内側の壁で二
重に形成される樋状の形状であるため内容物が絞出され
充填されていない部分の形状維持性がよい長所がある。
従来の通常のチューブ状容器が内容物が少なくなった場
合の形状維持性が極めて悪かったり、逆に膨れた形状へ
の復元性が強すぎるというチューブ特有の欠点を克服す
るものである。
なお、本発明のチューブ状容器には、上部または底部
の境界のいずれか一つが両側部の境界とほぼ同じ平面上
にあるものも含まれる。例えば、上部または底部の境界
のいずれか一つが両側部の境界とほぼ同じ平面上にあ
り、残りの底部または上部が特願昭64-84のように円弧
状のものや、上部に傘状の肩部を有するものなどであ
る。
第2図cは、凹みの外側の壁1が剛性を有する材料で
形成されている例である。柔軟な内側の壁との接合の為
に、接着に適した層を剛性材料にラミネートしたものを
用いてもよい。第2図dは更に剛性を有する凹みの外側
の壁1の横断の弧が伸び、防護の働きをしている例であ
る。これらの外側の壁が剛性を有する材料で形成されて
いるものでは、同様の剛性を有する材料で、対応する形
状の樋状や板状等の着脱可能な保護カバーを設けてもよ
い。上部および底部のみ弧を伸ばしたり、輪にしてもよ
い。前述の絞出し口全部を外側の壁に設けることは、凹
みの外側の壁を剛性を有する材料で形成する場合、製造
上容易であり、絞出しの機能性もよい。
本発明のチューブ状容器においては、内容物が充満し
ているときと、絞出されたときのチューブの横幅の変化
が無いか、又は少ない。また、内容物が充満していると
きも容器全体の幅が底部までストレートに一定してい
る。従来のチューブでは内容物が絞出されて圧偏される
とチューブの横幅が広くなる。また、内容物が充満して
いるとき、底部の幅が広く容器の幅からはみだし、外観
上問題があり、保管や陳列時に余分な空間を要する。
本発明のチューブ状容器の作製は、例えばボート状の
凹みの外側の壁の材料と、それに相似形の材料の厚さの
分だけ小さいボート状の凹みの内側の壁の材料を、対向
させずに、横長の深皿を大小二枚積み重ねるように、凹
みの方向を同じ方向にして重ねて、凹みの外側の樋状に
凹んだ形状の壁の壁面ともう一つの凹みの内側の樋状に
凹んだ形状の壁の壁面が相接するように外側の樋状に凹
んだ形状の壁の縁部9ともう一つの内側の樋状に凹んだ
形状の壁の縁部9の相接する面同士を熱融着したりして
接合して形成することができる。この時凹みの外側の樋
状に凹んだ形状の壁の縁部9ともう一つの凹みの内側の
樋状に凹んだ形状の壁の縁部9が重なって形成された細
長い接合部9のチューブ内部側の端が前述の境界線3,
3′,3″となる。なお、少なくとも、凹みの内側の壁の
材料は柔軟性を有するものである。合成樹脂シート、フ
ィルム、ラミネート、金属等チューブ状容器に用いられ
ているものを使用することができる。合成樹脂シート、
フィルムと布や網、繊維等との複合材料、例えばラミネ
ートしたものや樹脂をコートしたもの、浸み込ませたも
のなどを用いることもできる。内側の壁の材料の繊維の
流れを工夫したり、シートに線状のエンボス加工するこ
とにより、例えば絞出し口の方向に山形をなすように湾
曲させた流れを作ることによって、絞出すために底部か
ら徐々に押圧して凹ますとき、内容物が入っている膨れ
ている部分と絞出されて凹んでいる部分の境の歪みが克
服されやすい。合成樹脂製のチューブは強度を高める
と、柔軟性を失ったり、不要な復元性をもったりする
が、上記のような複合材料は柔軟性を失わずに強度を高
めることができる。
また、平面状または予備成形したシートを2枚重ねて
熱圧成形すると共に縁部と絞出し口を熱融着するするこ
ともできる。また、外側の壁になるシートに予め絞出し
口を取付けておいてもよい。
凹みの外側の壁の材料の縁部と内側の壁の材料の縁部
が断面が同じ方向に向いて重なった状態つまり凹みの外
側の樋状に凹んだ形状の壁ともう一つの凹みの内側の樋
状に凹んだ形状の壁の凹みの方向を同じ方向にして重ね
た状態で接合されることにより、逆に断面が対向する方
向に重なった状態で接合されるときよりも、内側の壁
は、内容物が充填されて膨れたものが、絞出されて再び
反転してもとの凹みの形状に戻り易く、内容物が絞出さ
れ易い。また、プラスチック材料等を型内でブローした
り吸引したり、その他の方法で膨んだ状態に成形した
後、凹型と凸型の間で、壁どうしがくっつかないように
熱圧して、樋状やボート状の形状に形成することもでき
る。
本発明のチューブ状容器は内容物が充填されていない
状態における横断面の凹みの形は円弧状、楕円弧状、直
線的凹状等、目的、用途等によって適宣選択される。
凹みの外側の壁が剛性を有する時は、絞出し容器の弱
点である弱さを克服するものであり、内容物が減った場
合の形状維持効果も更によい。
「発明の効果」 以上から明らかなごとく、本発明のチューブ状容器
は、内容物が充填された時、内側の壁が反転しやすく、
容量が大きく、内容物を残さず絞出す効果が極めて優
れ、保形性、外観に優れている。また、延びた外側の壁
で本体が防護される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す平面図、第2図はその横
断面図、第3図は縦断面図、第4図は側面図である。 1……凹みの外側の壁、2……凹みの内側の壁 3……容器の側部の外側の壁と内側の壁の境界 3′……容器の上部の外側の壁と内側の壁の境界 3″……容器の底部の外側の壁と内側の壁の境界 4……絞出し口 5……容器の上部、6……容器の底部 7……側部、8……修飾部 9……凹みの外側および内側の壁の縁部(接合部)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外側の樋状に凹んだ形状の壁の凹みの内側
    に、もう一つの内側の樋状に凹んだ形状の壁が、凹みの
    方向を同じ方向にして、外側の樋状に凹んだ形状の壁の
    壁面ともう一つの内側の樋状に凹んだ形状の壁の壁面が
    相接するように重なることによって重なっている、凹み
    の外側の樋状に凹んだ形状の壁の縁部ともう一つの凹み
    の内側の樋状に凹んだ形状の壁の縁部の相接する面同士
    で接合されているものであるチューブ状容器。
  2. 【請求項2】内容物が充填されていない状態で樋状に凹
    んだ形状に形成されており、凹みの外側の壁と内側の壁
    の境界の、容器の上部の部分および底部の部分の少なく
    とも一方が、容器の側部の部分における境界とほぼ同じ
    平面上にあり、凹みの外側の壁が内側の壁との境界の外
    側まで延びているチューブ状容器。
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