JP3794312B2 - 電源電圧周波数制御回路 - Google Patents

電源電圧周波数制御回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の電源電圧の供給を受け、システムクロックに同期して所定の処理を行うターゲット回路に供給するシステムクロックのクロック周波数および電源電圧を制御する電源電圧周波数制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子回路システムの消費電力は、クロック周波数と電源電圧の2乗に比例する。そこで、システムの動作状態に基づき、処理すべきタスクの負荷に応じてクロック周波数を変化させ、それに応じて電源電圧を供給することにより、消費電力を低減させることができる。
【0003】
具体的には、負荷の重いとき、すなわちターゲット回路の処理すべきタスクが多い場合には、高い電源電圧VDDを供給し、高速なクロック周波数に切り替える。
負荷の軽いとき、すなわち、ターゲット回路の処理すべきタスクが少ない場合には、低速なクロック周波数に切り替え、低い電源電圧VDDを供給する。
たとえば、クロック周波数fがf1のときにターゲット回路の動作を保証できる最低限の電源電圧VDDをV1、クロック周波数fがf2(<f1)のときにターゲット回路の動作を保証できる最低限の電源電圧VDDをV2(<V1)とすると、システムクロック周波数fがf1のときはV1以上の電源電圧VDDを供給し、システムクロック周波数fがf1より低いf2のときは、V2以上の電源電圧VDDを供給する。
このようにすることにより、必要以上の電力消費を抑えることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電源電圧VDDを変化させるにはある程度の時間が必要であり、たとえば図18(A)〜(C)に示すように、電源電圧VDDがV1に収束する時刻T1までの間、ターゲット回路にはf1の周波数のクロックが供給されているが、ターゲット回路の動作を保証する電源電圧VDDが供給されないことになり、この間、ターゲット回路の動作が保証されないことになる。
したがって、従来の電子回路システムでは、上述したように、周波数を切替えながらシステムを動作させる場合には、その動作を保証できない場合が発生するという問題がある。
【0005】
また、上述したようにシステムの動作状態に基づき、ターゲット回路の処理すべきタスクの負荷に応じてクロック周波数を変化させ、それに応じて電源電圧VDDを供給する場合、その都度CPUなどの制御回路が指示を出し、可変なクロック周波数のクロックを供給できるクロック供給回路または、可変な電源電圧を供給できる電源回路がクロック周波数fおよび電源電圧VDDを変更する。
この場合、一般的には、CPUはあらかじめ定められた時刻に指示を出すように構成されるが、あらかじめ定められた時刻を知るには、タイマからの割り込み処理を必要とする。この場合、CPUは本来処理しているタスクの処理を中断することになる。
したがって、従来の電子回路システムでは、定まったスケジュールに応じてクロック周波数と電源電圧を制御する場合、その都度タスクの処理を中断し、クロック供給回路と電源電圧供給回路にそれぞれ指示を送るという処理上のオーバーヘッドが発生するという問題がある。
【0006】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、処理すべきタスクの負荷に応じてクロック周波数を変化させ、それに応じて電源電圧を供給する場合にターゲット回路の動作を保証することができる電源電圧周波数制御回路を提供することにある。
【0007】
また、本発明の第2の目的は、定まったスケジュールに応じてクロック周波数と電源電圧を制御する場合に処理上のオーバーヘッドの発生を抑止でき、ターゲット回路の制御系の処理を軽減することができる電源電圧周波数制御回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点の電源電圧周波数制御回路によれば、システムクロックに同期して、プロセッサと周辺回路とが連動して要求されたタスクを処理し、上記プロセッサは周波数変更値と変更時間を指示するターゲット回路と、複数のクロック周波数のシステムクロックを供給可能で、システムクロックに同期して処理を行う上記ターゲット回路に対して、第1の制御信号を受けたときに、当該第1の制御信号に応じたクロック周波数のシステムクロックを供給するクロック供給回路と、第2の制御信号を受けたときに、当該第2の制御信号に応じた値の電源電圧を上記ターゲット回路に供給する電源電圧供給回路と、上記ターゲット回路からの周波数変更値と変更時間の指示に従い、上記第1の制御信号を上記クロック供給回路に出力し、上記第2の制御信号を上記電源電圧供給回路に出力する制御手段と、を有し、上記制御手段は、上記クロック供給回路が供給しているクロックの周波数と上記ターゲット回路のプロセッサにより指示された周波数変更値とを比較し、比較結果に応じて周波数を高くするか低くするかを判定して、上記第1の制御信号により上記クロック供給回路に指示し、周波数を高くする判定を行った場合には、指示された時刻より早い時刻において電源電圧を上げるように上記第2の制御信号を上記電源電圧供給回路に出力し、指示された時刻にシステムクロック周波数を指示された周波数値に上げるように上記第1の制御信号を上記クロック供給回路に出力し、上記クロック供給回路は、システムクロックを供給し続けつつ、指示された時刻に周波数値を上げたシステムクロックを連続的に供給する。
【0009】
第1の観点では、好適には、上記制御手段は、周波数を低くする指示をする場合には、周波数を低くように第1の制御信号によりクロック供給回路に指示するとともに、次に変更する周波数に対して、システムの動作が保証できる電源電圧に低くするように上記第2の制御信号により電源電圧供給回路に指示する。
【0010】
本発明の第2の観点の電源電圧周波数制御回路によれば、供給されたクロック周波数に対して電源電圧が高いか低いかを判断し、高い場合には電源電圧を下げるように、低い場合には上げるように指示する電圧指示信号を出力する周波数−電圧変換回路と、周波数変更値の指示に従い、周波数変更を指示する制御信号を出力する制御手段と、複数のクロック周波数のシステムクロックを供給可能で、システムクロックに同期して処理を行う上記ターゲット回路および上記周波数−電圧変換回路に対して、上記制御信号を受けたときに、当該制御信号に応じたクロック周波数のシステムクロックをそれぞれ独立して供給するクロック供給回路と、上記電圧指示信号を受けたときに、上記電圧指示信号に応じた値の電源電圧を上記ターゲット回路および周波数−電圧変換回路に供給する電源電圧供給回路と、を有し、上記制御手段は、周波数を高くする指示を受けた場合には、上記周波数−電圧変換回路に供給するクロック周波数を上げ、電源電圧が上がるのに十分な時間が経過した後において上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示し、上記クロック供給回路は、システムクロックを供給し続けつつ、指示された上記十分な時間経過後の時刻に周波数値を上げたシステムクロックを連続的に供給する。
【0011】
本発明の第2の観点では、上記制御手段は、上記ターゲット回路のプロセッサから指示される周波数変更値から、上記ターゲット回路に供給する電源電圧値を算出し、上記第2の制御信号により上記電源電圧供給回路に指示する。
【0012】
本発明の第2の観点では、上記制御手段は、上記ターゲット回路に供給するシステムクロックの周波数値と上記ターゲット回路に供給する電源電圧値の関係のテーブルを保持しており、指示された周波数値に応じた電圧を選択して、上記第2の制御信号により上記電源電圧供給回路に指示する。
【0013】
本発明の第2の観点では、上記制御手段は、指示された上記ターゲット回路に供給するシステムクロックの周波数値から、周波数−電圧変換を行い、変換して得られた電源電圧値を、上記第2の制御信号により上記電源電圧供給回路に指示する。
【0014】
本発明の第2の観点では、上記制御手段により計測すべき時間が設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力するタイマを有し、上記制御手段は、上記ターゲット回路のプロセッサから指示された周波数変更時間を上記タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力すると、上記第1の制御信号を上記クロック供給回路に出力する。
【0015】
本発明の第2の観点では、上記制御手段は、上記クロック供給回路が供給しているクロックの周波数と上記ターゲット回路のプロセッサにより指示された周波数変更値とを比較し、比較結果に応じて周波数を高くするか低くするかを判定して、上記第1の制御信号により上記クロック供給回路に指示する。
【0016】
本発明の第2の観点では、上記制御手段は、周波数を高くする判定を行った場合には、指示された時刻より早い時刻において電源電圧を上げるように上記第2の制御信号を上記電源電圧供給回路に出力し、指示された時刻にシステムクロック周波数を指示された周波数値に上げるように上記第1の制御信号を上記クロック供給回路に出力する。
【0017】
本発明の第2の観点では、上記制御手段は、周波数を低くする判定を行った場合には、指示された時刻にシステムクロック周波数を指示された周波数値に下げるように上記第1の制御信号を上記クロック供給回路に出力し、電源電圧を下げるように上記第2の制御信号を上記電源電圧供給回路に出力する。
【0018】
本発明の第2の観点では、上記制御手段は、周波数を高くする判定を行った場合には、指示された時刻より早い時刻において電源電圧を上げるように上記第2の制御信号を上記電源電圧供給回路に出力し、指示された時刻にシステムクロック周波数を指示された周波数値に上げるように上記第1の制御信号を上記クロック供給回路に出力し、周波数を低くする判定を行った場合には、指示された時刻にシステムクロック周波数を指示された周波数値に下げるように上記第1の制御信号を上記クロック供給回路に出力し、電源電圧を下げるように上記第2の制御信号を上記電源電圧供給回路に出力する。
【0019】
本発明の第2の観点では、上記制御手段により計測すべき時間が設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力するタイマを有し、上記制御手段は、周波数を高くする時刻から電源電圧を上げる時刻を算出し、算出した時刻に基づく時間を上記タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力すると、上記第2の制御信号を上記電源電圧供給回路に出力する。
【0021】
本発明の第3の観点では、上記制御手段は、周波数を高くする指示を受けた場合には、上記周波数−電圧変換回路に供給するクロック周波数を上げ、電源電圧が上がるのに十分な時間が経過した後において上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示する。
【0022】
本発明の第3の観点では、上記制御手段は、周波数を低くする指示を受けた場合には、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を下げ、続いて、上記周波数−電圧変換回路に供給するクロック周波数を下げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示する。
【0023】
本発明の第3の観点では、上記制御手段は、周波数を低くする指示を受けた場合には、上記周波数−電圧変換回路に供給するクロック周波数と、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を同時に下げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示する。
【0024】
本発明の第3の観点では、上記制御手段は、周波数を高くする指示を受けた場合には、上記周波数−電圧変換回路に供給するクロック周波数を上げ、電源電圧が上がるのに十分な時間が経過した後において上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示し、周波数を低くする指示を受けた場合には、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を下げ、続いて、上記周波数−電圧変換回路に供給するクロック周波数を下げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示する。
【0025】
本発明の第3の観点では、上記制御手段は、周波数を高くする指示を受けた場合には、上記周波数−電圧変換回路に供給するクロック周波数を上げ、電源電圧が上がるのに十分な時間が経過した後において上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示し、周波数を低くする指示を受けた場合には、上記周波数−電圧変換回路に供給するクロック周波数と、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を同時に下げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示する。
【0026】
本発明の第3の観点では、上記制御手段により計測すべき時間が設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力するタイマを有し、上記制御手段は、周波数を高くする時刻から電源電圧を上げる時刻を算出し、算出した時刻に基づく時間を上記タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力すると、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示する。
【0027】
本発明の第3の観点では、上記制御手段は、電源電圧が上がったことを検知し、電源電圧が上がったことを確認した後、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示する。
【0028】
本発明の第3の観点では、上記制御手段により計測すべき時間が設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力するタイマを有し、上記制御手段は、周波数を高くする時刻から電源電圧を上げる時刻を算出し、算出した時刻に基づく時間を上記タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力し、かつ電源電圧が上がったことを検知し、電源電圧が上がったことを確認した後、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示する。
【0029】
本発明によれば、たとえば制御手段では、周波数を高く指示する場合には、次に変更する周波数に対して、システムの動作が保証できる電源電圧に事前に高くするように第2の制御信号により電源電圧供給回路に指示が出されてから、周波数を高くするように第1の制御信号によりクロック供給回路に指示が出される。すなわち、制御手段では、電源電圧供給回路が電源電圧を変更するのに要するセットアップ時間が考慮され、低い周波数から高い周波数に切り替える場合は、そのタイミングからセットアップ時間だけ早い時点で電源電圧供給回路に対して、高い周波数に応じた電源電圧に上げるように第2の制御信号により指示が出される。
また、制御手段は、周波数を低くする指示をする場合には、周波数を低くするように第1の制御信号によりクロック供給回路に指示が出されるとともに、次に変更する周波数に対して、システムの動作が保証できる電源電圧に低くするように第2の制御信号により電源電圧供給回路に指示が出される。
したがって、周波数を切り替えてもシステムの動作を保証することができる。
【0030】
また、本発明によれば、たとえば所定時刻にてシステムクロック周波数を低くする(下げる)場合、時刻情報を含む周波数変更指示が制御手段に供給される。制御手段では、ターゲット回路による周波数変更指示を受けると、ターゲット回路から指示された周波数から周波数を高くする(上げる)動作をすべきか低くする(下げる)動作をすべきかの判定が行われる。
この場合、現在の周波数を下げる変更であることが判断される。
制御手段では、指示された周波数値から、ターゲット回路に供給すべき電源電圧値が求められとともに、たとえば周波数を下げる時刻がタイマに設定される。そして、タイマからの一致信号を検知した時点で、指定された時刻になったものとして、指示された周波数に下げるように、第1の制御信号によりクロック供給回路に指示され、求めた電源電圧値に下げるように、第2の制御信号により電源電圧供給回路に指示される。
これにより、クロック供給回路において、クロック周波数が切り替えれ、周波数が下げられたシステムクロックがターゲット回路に供給される。
また、電源電圧供給回路において、電源電圧が切り替えられて、ターゲット回路に供給される。
【0031】
また、所定時刻にてシステムクロック周波数を上げる場合、ターゲット回路から時刻情報を含む周波数変更指示が制御手段に供給される。
制御手段ではターゲット回路による周波数変更指示を受けると、指示された周波数から周波数を高くする(上げる)動作をすべきか低くする(下げる)動作をすべきかの判定が行われる。
この場合、現在の周波数を上げる変更であることが判断される。
制御手段では、周波数を上げる場合には、周波数を変更する以前に電源電圧を上げておく必要がある。
そこで、制御手段では、指示された周波数値から、ターゲット回路に供給すべき電源電圧値が求められるとともに、ターゲット回路から指示された時刻から電源電圧を高くする(上げる)時刻が算出され、算出した時刻がタイマに設定される。
そして、タイマからの一致信号を検知した時点で、指定された時刻T1になったものとして、求めた電源電圧値に上げるように、第2の制御信号により電源電圧供給回路に指示される。
次に、周波数を上げる時刻がタイマに設定される。そして、タイマからの一致信号を検知した時点で、指定された時刻になったものとして、指示された周波数に上げるように、第1の制御信号によりクロック供給回路に指示される。
これにより、クロック供給回路において、クロック周波数が切り替えられ、周波数が上げられたシステムクロックがターゲット回路に供給される。
また、電源電圧供給回路において、電源電圧が切り替えられて、ターゲット回路に供給される。
【0032】
また、本発明によれば、たとえば所定時刻において、ターゲット回路に供給するシステムクロックの周波数を上げる場合、制御手段では、周波数変更指示を受けると、周波数を高くする(上げる)動作をすべきか低くする(下げる)動作をすべきかの判定が行われる。
この場合、周波数を上げる変更であることが判断される。
制御手段では、所定時刻よりも早い時刻において、周波数−電圧変換回路へのクロックの周波数を上げるように制御信号によりクロックパルス発生回路に指示される。
これにより、クロックパルス発生回路では、周波数−電圧変換回路へのクロックの周波数が上げられる。
なお、このとき、たとえばその周波数で電源電圧を上げるために必要な時間がタイマに設定される。
周波数−電圧変換回路では、周波数に対して電源電圧が低いため、電源電圧発生回路に電圧を上げるように電圧指示信号により指示が出される。
これにより、ターゲット回路および周波数−電圧変換回路に供給される電源電圧が、周波数に必要な電源電圧に収束する。
そして、制御手段は、タイマからの一致信号を検知した時点で、ターゲット回路へのシステムクロックの周波数を上げるように、制御信号によりクロックパルス発生回路に指示される。
そして、所定時刻において制御手段により指示を受けたクロックパルス発生回路により、ターゲット回路へのシステムクロックの周波数が上げられる。
この場合、ターゲット回路に供給される電源電圧は高い値に遷移しているが、ターゲット回路は周波数のクロックに同期して動作しており、周波数に対して必要最低限の電源電圧より高いため、その動作は保証される。
【0033】
また、所定時刻においてターゲット回路に供給するシステムクロックの周波数を下げる場合、制御手段では、周波数を下げる変更であることが判断される。
これにより、制御手段では、ターゲット回路に供給すべきシステムクロックの周波数を下げるように、制御信号によりクロックパルス発生回路に指示される。
これにより、クロックパルス発生回路では、ターゲット回路へのシステムクロックの周波数が下げられる。
続いて、制御手段では、周波数−電圧変換回路へのクロックの周波数を下げるように制御信号によりクロックパルス発生回路に指示される。
これにより、クロックパルス発生回路では、周波数−電圧変換回路へのクロックの周波数が下げられる。
なお、クロックパルス発生回路がターゲット回路へ供給するシステムクロックと周波数−電圧変換回路に供給するクロックを同時に切り替えることが可能ならば、同時に切り替えても構わない。
【0034】
【発明の実施の形態】
第1実施形態
図1は、本発明に係る電源電圧周波数制御回路を採用した電子回路システムの第1の実施形態を示すブロック図である。
【0035】
本回路システム10は、図1に示すように、ターゲット回路11、クロック供給回路12、電源電圧供給回路13、および制御回路14を有している。
【0036】
ターゲット回路11は、クロック周波数および電源電圧VDDの制御対象となるシステムを構成し、後述するように、クロック周波数においてシステムの動作を保証する最低の電源電圧を供給することが可能な電源電圧供給回路13から電源電圧VDDの供給を受け、多階調のクロック周波数を生成することができるクロック供給回路12から供給されるシステムクロックSYSCLKに同期して動作し、所望の処理を行う。
【0037】
本第1の実施形態に係るターゲット回路11では、CPU111とタイマ112を含むその周辺回路113が連動して要求されたタスクを処理する。
CPU111は、タイマ112の計時時刻を受けて、任意の時刻において、周波数の変更後の値と周波数を変更する時刻を制御回路14に信号S111として指示する。すなわち、CPU111は、変更する周波数の値を指示するだけ、電源電圧は考慮していない。
【0038】
タイマ112は、周波数が固定のクロックFXCLKに同期して動作することにより、一定の時間を計測し、計測結果を一致信号S112aとして制御回路14に出力する。また、タイマ112は計測時刻を信号S112bとしてCPU111に報知する。
【0039】
図2は、図1のタイマの具体的な構成例を示す図である。
このタイマ112は、図2に示すように、クロックFXCLKに同期して動作するカウンタ1121、カウンタ1121のカウント値VCNTと比較する比較値VCMPを保持しておくコンペアレジスタ1122、カウンタ1121のカウント値VCNTとコンペアレジスタ1122に保持された比較値VCMPとを比較するコンパレータ1123により構成されている。
【0040】
このタイマ112においては、コンペアレジスタ1122に保持される比較値VCMPは制御回路14により信号S143として設定され、カウンタ1121のカウント値VCNTが比較値VCMPと一致した時点で、一致したことを報知する一致信号S112aがコンパレータ1123から制御回路14に出力される。
制御回路14は、この一致信号S112aを検知することにより時間の経過を知り得る。
また、カウンタ1121の値は、CPU111および制御回路14が共に読み出すことが可能で、CPU111および制御回路14は読み出したカウンタ1121の値に必要な経過時間を加算した時間をコンペアレジスタ1122に設定する。
【0041】
クロック供給回路12は、多階調のクロック周波数のシステムクロックSYSCLKを生成することが可能で、制御回路14による第1の制御信号S141により指示されたクロック周波数のシステムクロックSYSCLKを、ターゲット回路11に供給する。
【0042】
図3は、図1のクロック供給回路の具体的な構成例を示す図である。
このクロック供給回路12は、図3に示すように、所定周波数のクロックを発振する位相同期回路(PLL回路)121、複数の分周比にて複数、たとえば4種類のクロック周波数f0,f1,f2,f3のクロックを生成する分周器122、および制御回路14による第1の制御信号S141により指示されたクロック周波数のシステムクロックを選択して出力するセレクタ123により構成されている。
【0043】
このクロック供給回路12においては、PLL回路121のたとえば周波数300MHzの発振クロックが分周器122に供給される。
分周器122では、複数の分周比、たとえば1/3、1/4、1/6、1/12の分周比にてPLL回路121の発振クロックが分周されることにより、たとえばf0(=100MHz),f1(=75MHz),f2(=50MHz),f3(=25MHz)のクロック周波数のクロックが生成され、セレクタ123に供給される。
そして、セレクタ123においては、制御回路14による第1の制御信号S141に従って、所望の周波数のクロックが選択され、システムクロックSYSCLKとしてターゲット回路11に供給される。
【0044】
電源電圧供給回路13は、多階調の電源電圧VDDを供給することが可能で、制御回路14の第2の制御信号S142に応じた値の電源電圧VDDをターゲット回路11に供給する。
【0045】
制御回路14は、ターゲット回路11のCPU111による時刻情報を含む周波数変更指示信号S111を受けると、CPU111から指示された周波数から周波数を高くする(上げる)動作をすべきか低くする(下げる)動作をすべきかの判定を行い、周波数を上げる場合には、指示された周波数値から、ターゲット回路11に供給すべき電源電圧値を求めるとともに、CPU111から指示された時刻から電源電圧VDDを高くする(上げる)時刻を算出し、算出した時刻をタイマ112のコンペアレジスタ1122に設定し、タイマからの一致信号S112aを検知した時点で、求めた電源電圧値に上げるように、第2の制御信号S142により電源電圧供給回路13に指示し、次に、周波数を上げる時刻をタイマ112のコンペアレジスタ1122に設定し、タイマからの一致信号S112aを検知した時点で、指示された周波数に上げるように、第1の制御信号S141によりクロック供給回路12に指示する。
また、制御回路14は、周波数を下げる動作をすべきものと判定した場合には、指示された周波数値から、ターゲット回路11に供給すべき電源電圧値を求めるとともに、周波数を下げる時刻をタイマ112のコンペアレジスタ1122に設定し、タイマからの一致信号S112aを検知した時点で、指示された周波数に下げるように、第1の制御信号S141によりクロック供給回路12に指示し、求めた電源電圧値に下げるように、第2の制御信号S142により電源電圧供給回路13に指示する。
【0046】
このように、制御回路14は、クロック周波数に応じて必要な電源電圧を指示する。これにより、CPU111は、変更する周波数の値および時刻を指示するだけで済み、電源電圧を考慮する必要がなくなる。
【0047】
制御回路14では、クロック周波数の値からそれに必要な電源電圧を算出するには、たとえば図4に示すように、クロック供給回路12が生成できるそれぞれのクロック周波数においてシステムの動作が保証できる電源電圧の値の関係をテーブルとして内部に保持しておく方法が採用される。
図4の例では、クロック周波数f0のとき電源電圧VDDはV0、クロック周波数f1のとき電源電圧VDDはV1、クロック周波数f2のとき電源電圧VDDはV2、クロック周波数f3のとき電源電圧VDDはV3をそれぞれ供給するようにあらかじめ定められている。ただし、f0>f1>f2>f3、V0>V1>V2>V3なる関係を満足する。
【0048】
あるいは、制御回路14では、クロックを入力とし、そのクロック周期に応じた電源電圧または、電源電圧設定値を出力する機能を有する周波数−電圧変換回路を備える方法などが採用される。
また、制御回路14は、電源電圧を変更する場合にはある程度の時間を要するため、事前に電源電圧を制御する必要がある場合がある。この必要な時間も内部のレジスタに保持しておくことにより、周波数の変更時刻から自動的に電源電圧の変更時刻を算出することが可能となる。
【0049】
また、制御回路14は、電源電圧供給回路13が電源電圧を変更するのに要するセットアップ時間を考慮し、低い周波数から高い周波数に切り替える場合は、そのタイミングからセットアップ時間だけ早い時点で電源電圧供給回路13に対して、高い周波数に応じた電源電圧に上げるように第2の制御信号S142により指示する。
また、高い周波数から低い周波数に切り替える場合は、そのタイミングにあわせて電源電圧供給回路13に対して、低い周波数に応じた電源電圧に下げるように第2の制御信号S142により指示する。
このタイミングにて電源電圧を制御することにより、周波数を切り替えてもシステムの動作を保証することができる。
制御回路14は、タイマ112を用いた時間計測により、適切なタイミングにおいて電源電圧を制御することができる。
【0050】
図5は、本第1の実施形態における制御回路のクロック周波数と電源電圧を変更する制御動作を説明するためのタイミングチャートである。また、図6は、本第1の実施形態における制御回路のクロック周波数と電源電圧を変更する制御動作を説明するためのフローチャートである。
【0051】
以下に、上記構成による動作を、制御回路14の制御機能を中心に、図5のタイミングチャートおよび図6のフローチャートに関連付けて説明する。
【0052】
図5(A)および(B)に示すように、時刻T1にてシステムクロック周波数fをf1からf2に下げる場合、ターゲット回路11のCPU111から時刻T1より早い時刻T4において、時刻T1にて周波数をf2に変更するように指示する時刻情報を含む周波数変更指示信号S111が制御回路14に出力される。
【0053】
制御回路14では、ターゲット回路11のCPU111による周波数変更指示信号S111を受けると、CPU111から指示された周波数から周波数を高くする(上げる)動作をすべきか低くする(下げる)動作をすべきかの判定が行われる(図6のST1)。
この場合、現在の周波数f1の値からf2に下げる変更であることが判断される。
制御回路14では、指示された周波数値から、ターゲット回路11に供給すべき電源電圧値を求められとともに、周波数を下げる時刻がタイマ112のコンペアレジスタ1122に設定される。そして、タイマ112からの一致信号S112aを検知した時点で(図6のST2)、指定された時刻T1になったものとして、指示された周波数に下げるように、第1の制御信号S141によりクロック供給回路12に指示され(図6のST3)、求めた電源電圧値に下げるように、第2の制御信号S142により電源電圧供給回路13に指示される(図6のST4)。
【0054】
これにより、クロック供給回路12において、クロック周波数fがf1からf2に切り替えられ、周波数f2のシステムクロックSYSCLKがターゲット回路11に供給される。
また、電源電圧供給回路13において、電源電圧VDDがV1からV2に切り替えられて、ターゲット回路11に供給される。
【0055】
また、図5(A)および(B)に示すように、時刻T2にてシステムクロック周波数fをf2からf1に上げる場合、CPU111から時刻T2より早い時刻T5において、時刻T5にて周波数をf1に変更するよう指示する時刻情報を含む周波数変更指示信号S111が制御回路14に出力される。
【0056】
制御回路14では、ターゲット回路11のCPU111による周波数変更指示信号S111を受けると、CPU111から指示された周波数から周波数を高くする(上げる)動作をすべきか低くする(下げる)動作をすべきかの判定が行われる(図6のST1)。
この場合、現在の周波数f2の値からf1に上げる変更であることが判断される。
【0057】
制御回路14では、周波数を上げる場合には、周波数を変更する以前に電源電圧を上げておく必要がある。
そこで、制御回路14では、指示された周波数値から、ターゲット回路11に供給すべき電源電圧値が求められるとともに、CPU111から指示された時刻T5から電源電圧VDDを高くする(上げる)時刻T3が算出され(図6のST5)、算出した時刻がタイマ112のコンペアレジスタ1122に設定される。
そして、タイマ112からの一致信号S112aを検知した時点で、指定された時刻T1になったものとして(図6のST6)、求めた電源電圧値に上げるように、第2の制御信号S142により電源電圧供給回路13に指示される(図6のST7)。
次に、周波数を上げる時刻T2がタイマ112のコンペアレジスタ1122に設定される。そして、タイマ112からの一致信号S112aを検知した時点で、指定された時刻T2になったものとして(図6のST8)、指示された周波数に上げるように、第1の制御信号S141によりクロック供給回路12に指示される(図6のST9)。
【0058】
これにより、クロック供給回路12において、クロック周波数fがf2からf1に切り替えられ、周波数f1のシステムクロックSYSCLKがターゲット回路11に供給される。
また、電源電圧供給回路13において、電源電圧VDDがV2からV1に切り替えられて、ターゲット回路11に供給される。
【0059】
なお、CPU111から周波数変更の指示を送る時刻T4およびT5は、電源電圧VDDおよびクロック周波数fが変更される時刻より早ければ、いつでも問題はない。
したがって、処理しているタスクのスケジューリング上任意の時刻に指示を送ればよいので、タスクを中断されることは発生しない。
通常のシステムではOSやアプリケーションなどにより時間の管理が異なる。絶対時刻でタスクの処理を管理するシステムもあれば、逐次的に処理を行い、相対時刻でタスクの処理を管理するシステムもある。
なお、制御回路14は、タイマ112のカウンタ1121の値を読むことが可能であるため、周波数変更時刻T1およびT2の指定は、タイマ112により管理されている絶対時刻でも、CPU111から指示される時刻T4およびT5からの相対時刻でも問題はない。絶対時刻で制御時刻を指示される場合には、その時刻をタイマ112のコンペアレジスタ1122に設定する。相対時刻で制御時刻を制御される場合には、現在の時刻を読みこみ、指定の時間を加算してコンペアレジスタ1122に設定する。
【0060】
以上説明したように、本第1の実施形態によれば、複数のクロック周波数のシステムクロックを供給可能で、システムクロックに同期して処理を行うターゲット回路11に対して、第1の制御信号S151に応じたクロック周波数のシステムクロックを供給するクロック供給回路12と、第2の制御信号S152に応じた値の電源電圧をターゲット回路11に供給する電源電圧供給回路13と、ターゲット回路11のCPU111から周波数変更の指示を受けると、周波数変更値から周波数を上げる変更か否かを判断し、周波数を上げる変更の場合は、指示された時刻より早い時刻において電源電圧を上げるように第2の制御信号S142を出力し、指示された時刻にシステムクロック周波数を指示された周波数値に上げるように第1の制御信号S141を出力し、周波数を下げる変更の場合は、指示された時刻にシステムクロック周波数を指示された周波数値に下げるように第1の制御信号S141を出力し、電源電圧を下げるように第2の制御信号S142を出力する制御回路14を設けたので、以下の効果を得ることができる。
【0061】
すなわち、CPUなどターゲット回路11(システム)の制御を行っている回路が時間を管理しながら、制御する必要がなく、割り込み処理等が発生せず、システム側の負荷が軽減される。
また、システム側は周波数の制御のみ考慮すればよく、電源電圧の制御のための負荷がない。
システム側は任意の時刻に変更の指示をだすことが可能であり、通常の処理の空いているときに処理すればよく、スケジューリングの負荷が小さいという利点がある。
【0062】
また、本実施形態によれば、制御回路14は、電源電圧供給回路13が電源電圧を変更するのに要するセットアップ時間を考慮し、低い周波数から高い周波数に切り替える場合は、そのタイミングからセットアップ時間だけ早い時点で電源電圧供給回路13に対して、高い周波数に応じた電源電圧に上げるように第2の制御信号S142により指示し、高い周波数から低い周波数に切り替える場合は、そのタイミングにあわせて電源電圧供給回路13に対して、低い周波数に応じた電源電圧に下げるように第2の制御信号S142により指示し、このタイミングにて電源電圧を制御することから、周波数を切り替えてもシステムの動作を保証することができる。
制御回路14は、タイマ112を用いた時間計測により、適切なタイミングにおいて電源電圧を制御することができる。
【0063】
第2実施形態
図7は、本発明に係る電源電圧周波数制御回路を採用した電子回路システムの第2の実施形態を示すブロック図である。
【0064】
本第2の実施形態が上述した第1の実施形態と異なる点は、ターゲット回路11のCPU111と通信しているタイマ112とは別に制御回路14により制御され、CPU111がそのカウンタ値を読み込むことが可能なタイマ15を独立に配置したことにある。
【0065】
図1の構成では、CPU111と連動して所定のタスクを処理しているタイマ112に制御回路14用のコンパレータとコンペアレジスタを追加する修正を必要とするが、既に既存のシステムに対して本発明の回路を追加するような状況では、タイマの修正が困難な場合がある。また、システムが処理するタスクによっては、タイマを独占的に使用したい場合も想定される。
そのような場合には、本第2の実施形態に係る図7に示す構成のように、CPU111と通信しているタイマ112とは別に制御回路14により制御され、CPU111がそのカウンタ値を読み込むことが可能なタイマ15を独立に配置することにより、上述した第1の実施形態の効果と同様の効果を得ることができることはもとより、既存のシステムに容易かつ柔軟に対応できるという利点がある。
【0066】
第3実施形態
図8は、本発明に係る電源電圧周波数制御回路を採用した電子回路システムの第3の実施形態を示すブロック図である。
【0067】
本回路システム20は、図8に示すように、ターゲット回路21、クロックパルス発生回路22、周波数−電圧変換回路23、電源電圧発生回路24、タイマ25、周波数制御回路26を有している。
【0068】
ターゲット回路21は、クロック周波数および電源電圧VDDの制御対象となるシステムを構成し、後述するように、クロック周波数においてシステムの動作を保証する最低の電源電圧を供給することが可能な電源電圧発生回路24から電源電圧VDDの供給を受け、多階調のクロック周波数を生成することができるクロッパルス発生回路22から供給されるシステムクロックSYSCLKに同期して動作し、所望の処理を行う。
【0069】
クロックパルス発生回路22は、多階調のクロック周波数のクロックを発生することが可能で、周波数制御回路26による制御信号S261により独立して指示された周波数のシステムクロックSYSCLを発生して、指示されたタイミングでターゲット回路21に供給し、独立して指示された周波数のクロックCLKを指示されたタイミングで周波数−電圧変換回路23に供給する。
なお、クロックパルス発生回路22は、ターゲット回路21に供給する必要最低限の電源電圧を決定するために、周波数−電圧変換回路23にもシステムクロックSYSCLKと周波数が同じクロックCLKを供給する。
【0070】
図9は、図8のクロックパルス発生回路の具体的な構成例を示す図である。
このクロックパルス発生回路22は、図9に示すように、所定周波数のクロックを発振する位相同期回路(PLL回路)221、複数の分周比にて複数、たとえば4種類のクロック周波数f0,f1,f2,f3のクロックを生成する分周器222、周波数制御回路26による制御信号S261により指示されたクロック周波数のシステムクロックSYSCLKを選択してターゲット回路21に出力するセレクタ223、および周波数制御回路26による制御信号S261により指示されたクロック周波数のクロックCLKを選択して周波数−電圧変換回路23に出力するセレクタ224により構成されている。
【0071】
クロックパルス発生回路22は、周波数制御回路26の制御信号S261によりシステムクロックSYSCLKを上げる指示を受けた場合には、セレクタ224で指定の周波数、たとえばf1のクロックCLKを選択して周波数−電圧変換回路23に出力し、電源電圧VDDが周波数f1おける動作を保証できるV1に上がるのに十分な時間が経過した後において、セレクタ223で指定の周波数f1のクロックを選択して、システムクロックSYSCLKとしてターゲット回路21に供給する。
【0072】
クロックパルス発生回路22は、周波数制御回路26の制御信号S261によりシステムクロックSYSCLKを下げる指示を受けた場合には、セレクタ223で指定の周波数、たとえばf2のクロックを選択してシステムクロックSYSCLKとしてターゲット回路21に供給し、続いて、セレクタ224で指定の周波数f2のクロックを選択して、クロックCLKとして周波数−電圧変換回路23に供給する。
あるいは、クロックパルス発生回路22は、周波数制御回路26の制御信号S261によりシステムクロックSYSCLKを下げる指示を受けた場合には、セレクタ223で指定の周波数、たとえばf2のクロックを選択してシステムクロックSYSCLKとしてターゲット回路21に供給するとともに、セレクタ224で指定の周波数f2のクロックを選択して、クロックCLKとして周波数−電圧変換回路23に供給する。
【0073】
このクロックパルス発生回路22においては、PLL回路221のたとえば周波数300MHzの発振クロックが分周器22に供給される。
分周器222では、複数の分周比、たとえば1/3、1/4、1/6、1/12の分周比にてPLL回路221の発振クロックが分周されることにより、たとえばf0(=100MHz),f1(=75MHz),f2(=50MHz),f3(=25MHz)のクロック周波数のクロックが生成され、セレクタ223およびセレクタ224に供給される。
そして、セレクタ223においては、周波数制御回路26による制御信号S261に従って、所望の周波数のクロックが指定のタイミングで選択され、システムクロックSYSCLKとしてターゲット回路11に供給される。
セレクタ224においては、周波数制御回路26による制御信号S261に従って、所望の周波数のクロックが指定のタイミングで選択され、クロックCLKとして周波数−電圧変換回路23に供給される。
【0074】
周波数−電圧変換回路23は、クロックパルス発生回路22により供給されたクロックCLKの周波数に対して、電源電圧発生回路24から供給される電源電圧VDDが高いか低いかを判断し、電源電圧が高い場合には、電源電圧発生回路24に電源電圧を下げるように電圧指示信号S23により指示し、供給されたクロック周波数に対して、電源電圧が低い場合には、電源電圧発生回路24に電源電圧を上げるように電圧指示信号S23により指示する。
このような周波数−電圧変換回路の構成方法としては、たとえばターゲット回路に含まれるクリティカルパスを抜き出す、多段の遅延素子列を構成する方法などにより、その遅延情報を取得する方法がとられている。
【0075】
図10は、図8の周波数−電圧変換回路の具体的な構成例を示す図である。
この周波数−電圧変換回路23は、図10に示すように、レプリカ回路231、遅延検出回路232、および制御回路233を有している。
【0076】
周波数−電圧変換回路23では、レプリカ回路231は、ターゲット回路21のクリティカルパスと同じ伝送特性の伝送路を持つように構成される。
そして、レプリカ回路231にクロックパルス発生回路22によるクロックCLKを供給し、遅延検出回路232において、レプリカ回路231を伝播してくる信号の遅延時間を検出する。
遅延検出回路232は、レプリカ回路231を伝播してくる信号をクロックCLKの次のサイクルにてラッチすることにより、レプリカ回路231を伝播してくる信号とクロックCLKの位相差、すなわちクロック1サイクルに対するレプリカ回路の遅延時間を検出することが可能である。
【0077】
制御回路233は、遅延検出回路232にて検出された遅延情報をもとに、電源電圧発生回路24に電圧値を指示する。
レプリカ回路231を伝播してくる信号の遅延時間がクロック1サイクルより十分短い場合は、さらに電源電圧VDDを下げることが可能であり、制御回路233は、現状の電源電圧VDDより低い電源電圧値を電源電圧発生回路24に指示する。
レプリカ回路231を伝播してくる信号の遅延時間がクロック1サイクルより長い場合は、さらに電源電圧VDDを上げる必要があり、制御回路233は、現状の電源電圧VDDより高い電源電圧値を電源電圧発生回路24に指示する。
【0078】
電源電圧発生回路24から供給される電源電圧VDDによりレプリカ回路231の遅延特性が変化し、レプリカ回路231を伝播してくる信号の遅延時間がクロック1サイクル分になるように、電源電圧VDDが収束する。
したがって、この周波数−電圧変換回路23に供給するクロックCLKの周波数を変更することにより、レプリカ回路231を伝播してくる信号の遅延時間が、そのクロック1サイクル分となる電源電圧VDDが電源電圧発生回路24から供給されるようになる。
【0079】
電源電圧発生回路24は、周波数−電圧変換回路23からの指示に従い、電源電圧VDDを上げ下げしてターゲット回路21および周波数−電圧変換回路23に供給する。
【0080】
タイマ25は、周波数が固定のクロックFXCLKに同期して動作することにより、周波数制御回路26により設定され一定の時間を計測し、計測結果を一致信号S25として周波数制御回路26に出力する。
【0081】
図11は、図8のタイマの具体的な構成例を示す図である。
このタイマ25は、図11に示すように、クロックFXCLKに同期して動作するカウンタ251、カウンタ251のカウント値VCNTと比較する比較値VCMPを保持しておくコンペアレジスタ252、カウンタ251のカウント値VCNTとコンペアレジスタ252に保持された比較値VCMPとを比較するコンパレータ253により構成されている。
【0082】
このタイマ25においては、コンペアレジスタ252に保持される比較値VCMPは周波数制御回路26により信号S262として設定され、カウンタ251のカウント値VCNTが比較値VCMPと一致した時点で、一致したことを報知する一致信号S25がコンパレータ253から周波数制御回路26に出力される。
周波数制御回路26は、この一致信号S25を検知することにより時間の経過を知り得る。
【0083】
周波数制御回路26は、図示しない制御系からターゲット回路21へのシステムクロックSYSCLKの周波数変更指示を受けると、指示された周波数から周波数を高くする(上げる)動作をすべきか低くする(下げる)動作をすべきかの判定を行い、周波数を上げる場合には、周波数−電圧変換回路23へのクロックCLKの周波数を上げるように制御信号S261によりクロックパルス発生回路22に指示し、その周波数で電源電圧VDDを上げるために必要な時間を、タイマ25のコンペアレジスタ252に設定し、タイマ25からの一致信号S25を検知した時点で、ターゲット回路21へのシステムクロックSYSCLKの周波数を上げるように、制御信号S261によりクロックパルス発生回路22に指示する。
また、周波数制御回路26は、周波数を下げる動作をすべきものと判定した場合には、ターゲット回路21に供給すべきシステムクロックSYSCLKの周波数を下げるように、制御信号S261によりクロックパルス発生回路22に指示し、周波数−電圧変換回路23へのクロックCLKの周波数を下げるように制御信号S261によりクロックパルス発生回路22に指示する。
【0084】
このように、周波数制御回路26は、クロックパルス発生回路22に対して、ターゲット回路21に供給するシステムクロックSTSCLK、および周波数−電圧変換回路23に供給するクロックCLKの周波数を独立して指示することができる。
また、周波数制御回路262は、タイマ25用いて、時間の経過を計測することができる。
【0085】
図12は、本第3の実施形態における制御回路のクロック周波数と電源電圧を変更する制御動作を説明するためのタイミングチャートである。また、図13は、本第3の実施形態における制御回路のクロック周波数と電源電圧を変更する制御動作を説明するためのフローチャートである。
【0086】
以下に、上記構成による動作を、周波数制御回路26の制御機能を中心に、図12のタイミングチャートおよび図13のフローチャートに関連付けて説明する。
なお、クロック周波数がf1のときにターゲット回路21の動作を保証できる最低限の電源電圧をV1、クロック周波数がf2のときにターゲット回路の動作を保証できる最低限の電源電圧をV2とする。このとき、f1>f2ならば、V1>V2となる。
【0087】
まず、図12(B)に示すように、時刻T1において、ターゲット回路21に供給するシステムクロックSYSCLKの周波数をf2からf1に上げる場合について説明する。
【0088】
周波数制御回路26では、周波数変更指示を受けると、周波数を高くする(上げる)動作をすべきか低くする(下げる)動作をすべきかの判定が行われる(図13のST11)。
この場合、周波数をf2からf1に上げる変更であることが判断される。
周波数制御回路26では、図12(A)に示すように、時刻T1よりも早い時刻T0において、周波数−電圧変換回路23へのクロックCLKの周波数を上げるように制御信号S261によりクロックパルス発生回路22に指示される。
これにより、クロックパルス発生回路22では、図12(C)に示すように、周波数−電圧変換回路23へのクロックCLKの周波数がf2からf1に上げられる(図13のST12)。
なお、このとき、その周波数f1で電源電圧VDDを上げるために必要な時間をがタイマ25のコンペアレジスタ252に設定される。
【0089】
周波数−電圧変換回路23では、周波数f1に対して電源電圧が低いため、電源電圧発生回路24に電圧を上げるように電圧指示信号S23により指示が出される。
これにより、ターゲット回路21および周波数−電圧変換回路23に供給される電源電圧VDDが、周波数f1に必要な電源電圧V1に収束する。
【0090】
そして、周波数制御回路26は、タイマ25からの一致信号S25を検知した時点で(図13のST13)、ターゲット回路21へのシステムクロックSYSCLKの周波数を上げるように、制御信号S261によりクロックパルス発生回路22に指示される。
そして、図12(B)および(D)に示すように、時刻T1において周波数制御回路26により指示を受けたクロックパルス発生回路22により、ターゲット回路21へのシステムクロックSYSCLKの周波数がf2からf1に上げられる(図13のST14)。
【0091】
この場合、時刻T0からT1への間、図12(E)に示すように、ターゲット回路21に供給される電源電圧VDDはV2からV1に遷移しているが、ターゲット回路21は周波数f2のクロックに同期して動作しており、周波数f2に対して必要最低限の電源電圧V2より高いため、その動作は保証される。
【0092】
電源電圧VDDがV2からV1に遷移するのに要する時間は、周波数−電圧変換回路23から電源電圧発生回路24に指示するタイミングと、電源電圧発生回路24の電源電圧を供給する能力、電源電圧を変動させる刻みにより算出することが可能であるため、周波数制御回路26はあらかじめ算出しておいた時間をタイマ25により計測することが可能となる。
したがって、周波数制御回路26は、上述したように時刻T0において、ロックパルス発生回路22に周波数−電圧変換回路23へのクロック周波数をf2からf1に上げるよう指示し、タイマ25にて算出しておいた時間の経過を検知し、その後、クロックパルス発生回路22にターゲット回路21に供給するシステムクロックSYSCLKの周波数をf2からf1に上げるよう指示することにより、この動作が実現される。
【0093】
次に、図12(B)に示すように、時刻T2においてターゲット回路21に供給するシステムクロックSYSCLKの周波数をf1からf2に下げる場合について説明する。
【0094】
この場合、周波数制御回路26では、周波数をf1からf2に下げる変更であることが判断される。
これにより、周波数制御回路26では、ターゲット回路21に供給すべきシステムクロックSYSCLKの周波数を下げるように、制御信号S261によりクロックパルス発生回路22に指示される(図13のST15)。
これにより、クロックパルス発生回路22では、図12(D)に示すように、ターゲット回路22へのシステムクロックSYSCLKの周波数がf1からf2に下げられる(図13のST15)。
続いて、周波数制御回路26では、周波数−電圧変換回路23へのクロックCLKの周波数を下げるように制御信号S261によりクロックパルス発生回路22に指示される(図13のST16)。
これにより、クロックパルス発生回路22では、図12(C)に示すように、周波数−電圧変換回路23へのクロックCLKの周波数がf1からf2に下げられる。
【0095】
なお、クロックパルス発生回路22がターゲット回路21へ供給するシステムクロックSYSCLKと周波数−電圧変換回路23に供給するクロックCLKを同時に切り替えることが可能ならば、同時に切り替えても構わない。
【0096】
以上説明したように、本第3の実施形態によれば、多階調のクロック周波数のクロックを発生することが可能で、周波数制御回路26による制御信号S261により独立して指示された周波数のシステムクロックSYSCLを発生して、指示されたタイミングでターゲット回路21に供給し、独立して指示された周波数のクロックCLKを指示されたタイミングで周波数−電圧変換回路に供給するクロックパルス発生回路22と、クロックパルス発生回路22により供給されたクロックCLKの周波数に対して、電源電圧発生回路24から供給される電源電圧VDDが高いか低いかを判断し、電源電圧が高い場合には、電源電圧発生回路24に電源電圧を下げるように信号S23により指示し、供給されたクロック周波数に対して、電源電圧が低い場合には、電源電圧発生回路24に電源電圧を上げるように信号S23により指示する周波数−電圧変換回路23と、周波数−電圧変換回路23からの指示に従い、電源電圧VDDを上げ下げしてターゲット回路21および周波数−電圧変換回路23に供給する電源電圧発生回路24と、周波数−電圧変換回路に供給するクロック周波数と、ターゲット回路21に供給するクロック周波数を独立して制御可能で、周波数を上げる場合には、周波数−電圧変換回路23に供給するクロック周波数を上げ、電源電圧が上がるのに十分な時間が経過した後においてターゲット回路21供給するクロック周波数を上げさせ、周波数を下げる場合には、ターゲット回路21に供給するクロック周波数を下げさせ、続いて、周波数−電圧変換回路23に供給するクロック周波数を下させる周波数制御回路23とを設けたので、以下の効果を得ることができる。
【0097】
すなわち、ターゲット回路21と周波数−電圧変換回路23に供給するクロックを独立して制御することができることにより、ターゲット回路21の周波数を切り替える前に、電源電圧をあげておくことができる。
また、周波数−電圧変換回路23による低消費電力化技術を複数クロックのシステムに応用することができる。
また、タイマの時間計測により、事前に電源電圧を上げておく時間を最小限にとどめることができる。
さらに、周波数−電圧変換回路23のデータを利用することにより、電源電圧を観測することができ、システムの信頼性が高まるという利点がある。
【0098】
第4実施形態
図14は、本発明に係る電源電圧周波数制御回路を採用した電子回路システムの第4の実施形態を示すブロック図である。
【0099】
本第4の実施形態が上述した第3の実施形態と異なる点は、タイマを設けていない点にある。
【0100】
そのため、本第4の実施形態に係る周波数−電圧変換回路23Aは、供給されたクロックCLKの周波数に対して、電源電圧発生回路24から供給される電源電源電圧VDDが高いか低いかを判断し、その結果を信号S23Aにより周波数制御回路26に報知するように構成されている。
第3の実施形態に係る周波数制御回路26は、タイマ25により、電源電圧がV1に収束した時刻T1を検知していたのに対して、本第4の実施形態に係る周波数制御回路26Aは、周波数−電圧変換回路23の判断結果により、その時刻T1を検知し、換言すれば、電源電圧VDDがV1に収束したかどうかを判断し、電源電圧VDDがV1に収束した(上がった)ことを確認した後、ターゲット回路21に供給するシステムクロックSYSCLKの周波数を上げるように指示を出す。
周波数−電圧変換回路23Aが、電源電圧を上げるように指示している期間は、また電源電圧が収束していないからである。
【0101】
図15は、本第4の実施形態に係る周波数制御回路のクロック周波数と電源電圧を変更する制御動作を説明するためのフローチャートである。
【0102】
本第4の実施形態に係る周波数制御回路26Aは、図示しない制御系からターゲット回路21へのシステムクロックSYSCLKの周波数変更指示を受けると、指示された周波数から周波数を高くする(上げる)動作をすべきか低くする(下げる)動作をすべきかの判定を行い(図15のST21)、周波数を上げる場合には、周波数−電圧変換回路23AへのクロックCLKの周波数を上げるように制御信号S261によりクロックパルス発生回路22に指示し(図15のST22)、周波数−電圧変換回路23Aからの信号S23Aにより電源電圧VDDの収束を確認した時点で(図15のST23)、ターゲット回路21へのシステムクロックSYSCLKの周波数を上げるように、制御信号S261によりクロックパルス発生回路22に指示する(図15のST24)。
また、周波数制御回路26Aは、周波数を下げる動作をすべきものと判定した場合には、ターゲット回路21に供給すべきシステムクロックSYSCLKの周波数を下げるように、制御信号S261によりクロックパルス発生回路22に指示し(図15のST25)、周波数−電圧変換回路23へのクロックCLKの周波数を下げるように制御信号S261によりクロックパルス発生回路22に指示する(図15のST26)。
【0103】
本第4の実施形態によれば、上述した第3の実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。
【0104】
第5実施形態
図16は、本発明に係る電源電圧周波数制御回路を採用した電子回路システムの第5の実施形態を示すブロック図である。
【0105】
本第5の実施形態では、上述した第3の実施形態に係るタイマ25により時間を計測してターゲット回路21に供給するシステムクロックSYSCLKの周波数を上げる時刻T1を検知する方法と、上述した第4の実施実施形態に係る周波数−電圧変換回路23Bの判断結果により電源電圧の遷移が収束したことを知る方法の両方を兼ね備えた構成となっている。
【0106】
図17は、本第5の実施形態に係る周波数制御回路のクロック周波数と電源電圧を変更する制御動作を説明するためのフローチャートである。
【0107】
本第5の実施形態に係る周波数制御回路26Bは、図示しない制御系からターゲット回路21へのシステムクロックSYSCLKの周波数変更指示を受けると、指示された周波数から周波数を高くする(上げる)動作をすべきか低くする(下げる)動作をすべきかの判定を行い(図17のST31)、周波数を上げる場合には、周波数−電圧変換回路23AへのクロックCLKの周波数を上げるように制御信号S261によりクロックパルス発生回路22に指示し(図17のST32)、その周波数で電源電圧VDDを上げるために必要な時間を、タイマ25のコンペアレジスタ252に設定し、タイマ25からの一致信号S25を検知し(図17のST33)、かつ周波数−電圧変換回路23Aからの信号S23Aにより電源電圧VDDの収束を確認した時点で(図17のST34)、ターゲット回路21へのシステムクロックSYSCLKの周波数を上げるように、制御信号S261によりクロックパルス発生回路22に指示する(図17のST35)。
また、周波数制御回路26Bは、周波数を下げる動作をすべきものと判定した場合には、ターゲット回路21に供給すべきシステムクロックSYSCLKの周波数を下げるように、制御信号S261によりクロックパルス発生回路22に指示し(図17のST36)、周波数−電圧変換回路23へのクロックCLKの周波数を下げるように制御信号S261によりクロックパルス発生回路22に指示する(図17のST37)。
【0108】
本第5の実施形態によれば、タイマ25により、ターゲット回路21に供給するシステムクロックSYSCLKの周波数を上げる時刻T1を検知し、周波数−電圧変換回路23Aの判断結果から電源電圧が所望の値に収束したことを確認でき、より信頼性の高い周波数制御を実現できる利点がある。
【0109】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、CPUなどターゲット回路(システム)の制御を行っている回路が時間を管理しながら、制御する必要がなく、割り込み処理等が発生せず、システム側の負荷が軽減される。
また、ターゲット回路側は周波数の制御のみ考慮すればよく、電源電圧の制御のための負荷がない。
また、ターゲット回路側は任意の時刻に変更の指示をだすことが可能であり、通常の処理の空いているときに処理すればよく、スケジューリングの負荷が小さい。
【0110】
本発明によれば、ターゲット回路と周波数−電圧変換回路に供給するクロックを独立して制御することができることから、ターゲット回路の周波数を切り替える前に、電源電圧をあげておくことができる。
また、周波数−電圧変換回路による低消費電力化技術を複数クロックのシステムに応用することができる。
また、タイマの時間計測により、事前に電源電圧を上げておく時間を最小限にとどめることができる。
さらに、周波数−電圧変換回路のデータを利用することにより、電源電圧を観測することができ、システムの信頼性が高まるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源電圧周波数制御回路を採用した電子回路システムの第1の実施形態を示すブロック図である。
【図2】本第1の実施形態に係るタイマの具体的な構成例を示す図である。
【図3】本第1の実施形態に係るクロック供給回路の具体的な構成例を示す図である。
【図4】本実施形態においてクロック周波数と電源電圧との関係の一例を示す図である。
【図5】本第1の実施形態における制御回路のクロック周波数と電源電圧を変更する制御動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図6】本第1の実施形態における制御回路のクロック周波数と電源電圧を変更する制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明に係る電源電圧周波数制御回路を採用した電子回路システムの第2の実施形態を示すブロック図である。
【図8】本発明に係る電源電圧周波数制御回路を採用した電子回路システムの第3の実施形態を示すブロック図である。
【図9】本第3の実施形態に係るクロックパルス発生回路の具体的な構成例を示す図である。
【図10】本第3の実施形態に係る周波数−電圧変換回路の具体的な構成例を示す図である。
【図11】本第3の実施形態に係るタイマの具体的な構成例を示す図である。
【図12】本第3の実施形態における制御回路のクロック周波数と電源電圧を変更する制御動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図13】本第3の実施形態における制御回路のクロック周波数と電源電圧を変更する制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図14】本発明に係る電源電圧周波数制御回路を採用した電子回路システムの第4の実施形態を示すブロック図である。
【図15】本第4の実施形態における周波数制御回路のクロック周波数と電源電圧を変更する制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】本発明に係る電源電圧周波数制御回路を採用した電子回路システムの第5の実施形態を示すブロック図である。
【図17】本第5の実施形態における周波数制御回路のクロック周波数と電源電圧を変更する制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図18】従来の課題を説明するための図である。
【符号の説明】
10,10A…電子回路システム、11…ターゲット回路、111…CPU,112…タイマ、1121…カウンタ、1122…コンペアレジスタ、1123…コンパレータ、113…周辺回路、12…クロック供給回路、121…位相同期回路(PLL回路)、122…分周器、123…セレクタ、13…電源電圧供給回路、14…制御回路、15…タイマ、20,20A,20B…電子回路システム、21…ターゲット回路、22…クロックパルス発生回路、23,23A…周波数−電圧変換回路、24…電源電圧発生回路、25…タイマ、251…カウンタ、252…コンペアレジスタ、253…コンパレータ、26,26A,26B…周波数制御回路。

Claims (20)

  1. システムクロックに同期して、プロセッサと周辺回路とが連動して要求されたタスクを処理し、上記プロセッサは周波数変更値と変更時間を指示するターゲット回路と、
    複数のクロック周波数のシステムクロックを供給可能で、システムクロックに同期して処理を行う上記ターゲット回路に対して、第1の制御信号を受けたときに、当該第1の制御信号に応じたクロック周波数のシステムクロックを供給するクロック供給回路と、
    第2の制御信号を受けたときに、当該第2の制御信号に応じた値の電源電圧を上記ターゲット回路に供給する電源電圧供給回路と、
    上記ターゲット回路からの周波数変更値と変更時間の指示に従い、上記第1の制御信号を上記クロック供給回路に出力し、上記第2の制御信号を上記電源電圧供給回路に出力する制御手段と、を有し、
    上記制御手段は、
    上記クロック供給回路が供給しているクロックの周波数と上記ターゲット回路のプロセッサにより指示された周波数変更値とを比較し、比較結果に応じて周波数を高くするか低くするかを判定して、上記第1の制御信号により上記クロック供給回路に指示し、
    周波数を高くする判定を行った場合には、指示された時刻より早い時刻において電源電圧を上げるように上記第2の制御信号を上記電源電圧供給回路に出力し、指示された時刻にシステムクロック周波数を指示された周波数値に上げるように上記第1の制御信号を上記クロック供給回路に出力し、
    上記クロック供給回路は、システムクロックを供給し続けつつ、指示された時刻に周波数値を上げたシステムクロックを連続的に供給する
    電源電圧周波数制御回路。
  2. 上記制御手段は、上記ターゲット回路のプロセッサから指示される周波数変更値から、上記ターゲット回路に供給する電源電圧値を算出し、上記第2の制御信号により上記電源電圧供給回路に指示する
    請求項1記載の電源電圧周波数制御回路。
  3. 上記制御手段は、上記ターゲット回路に供給するシステムクロックの周波数値と上記ターゲット回路に供給する電源電圧値の関係のテーブルを保持しており、指示された周波数値に応じた電圧を選択して、上記第2の制御信号により上記電源電圧供給回路に指示する
    請求項1記載の電源電圧周波数制御回路。
  4. 上記制御手段は、指示された上記ターゲット回路に供給するシステムクロックの周波数値から、周波数−電圧変換を行い、変換して得られた電源電圧値を、上記第2の制御信号により上記電源電圧供給回路に指示する
    請求項1記載の電源電圧周波数制御回路。
  5. 上記制御手段により計測すべき時間が設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力するタイマを有し、
    上記制御手段は、上記ターゲット回路のプロセッサから指示された周波数変更時間を上記タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力すると、上記第1の制御信号を上記クロック供給回路に出力する
    請求項1記載の電源電圧周波数制御回路。
  6. 上記制御手段により計測すべき時間が設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力するタイマを有し、
    上記制御手段は、周波数を高くする時刻から電源電圧を上げる時刻を算出し、算出した時刻に基づく時間を上記タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力すると、上記第2の制御信号を上記電源電圧供給回路に出力する
    請求項1記載の電源電圧周波数制御回路。
  7. 上記制御手段は、周波数を低くする判定を行った場合には、指示された時刻にシステムクロック周波数を指示された周波数値に下げるように上記第1の制御信号を上記クロック供給回路に出力し、電源電圧を下げるように上記第2の制御信号を上記電源電圧供給回路に出力する
    請求項1記載の電源電圧周波数制御回路。
  8. 上記制御手段により計測すべき時間が設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力するタイマを有し、
    上記制御手段は、周波数を高くする時刻から電源電圧を上げる時刻を算出し、算出した時刻に基づく時間を上記タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力すると、上記第2の制御信号を上記電源電圧供給回路に出力する
    請求項記載の電源電圧周波数制御回路。
  9. 供給されたクロック周波数に対して電源電圧が高いか低いかを判断し、高い場合には電源電圧を下げるように、低い場合には上げるように指示する電圧指示信号を出力する周波数−電圧変換回路と、
    周波数変更値の指示に従い、周波数変更を指示する制御信号を出力する制御手段と、
    複数のクロック周波数のシステムクロックを供給可能で、システムクロックに同期して処理を行う上記ターゲット回路および上記周波数−電圧変換回路に対して、上記制御信号を受けたときに、当該制御信号に応じたクロック周波数のシステムクロックをそれぞれ独立して供給するクロック供給回路と、
    上記電圧指示信号を受けたときに、上記電圧指示信号に応じた値の電源電圧を上記ターゲット回路および周波数−電圧変換回路に供給する電源電圧供給回路と、を有し、
    上記制御手段は、
    周波数を高くする指示を受けた場合には、上記周波数−電圧変換回路に供給するクロック周波数を上げ、電源電圧が上がるのに十分な時間が経過した後において上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示し、
    上記クロック供給回路は、システムクロックを供給し続けつつ、指示された上記十分な時間経過後の時刻に周波数値を上げたシステムクロックを連続的に供給する
    電源電圧周波数制御回路。
  10. 上記制御手段は、周波数を低くする指示を受けた場合には、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を下げ、続いて、上記周波数−電圧変換回路に供給するクロック周波数を下げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示する
    請求項9記載の電源電圧周波数制御回路。
  11. 上記制御手段は、周波数を低くする指示を受けた場合には、上記周波数−電圧変換回路に供給するクロック周波数と、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を同時に下げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示する
    請求項9記載の電源電圧周波数制御回路。
  12. 上記制御手段により計測すべき時間が設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力するタイマを有し、
    上記制御手段は、周波数を高くする時刻から電源電圧を上げる時刻を算出し、算出した時刻に基づく時間を上記タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力すると、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示する
    請求項9記載の電源電圧周波数制御回路。
  13. 上記制御手段により計測すべき時間が設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力するタイマを有し、
    上記制御手段は、周波数を高くする時刻から電源電圧を上げる時刻を算出し、算出した時刻に基づく時間を上記タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力すると、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示する
    請求項10記載の電源電圧周波数制御回路。
  14. 上記制御手段により計測すべき時間が設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力するタイマを有し、
    上記制御手段は、周波数を高くする時刻から電源電圧を上げる時刻を算出し、算出した時刻に基づく時間を上記タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力すると、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示する
    請求項11記載の電源電圧周波数制御回路。
  15. 上記制御手段は、電源電圧が上がったことを検知し、電源電圧が上がったことを確認した後、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示する
    請求項9記載の電源電圧周波数制御回路。
  16. 上記制御手段は、電源電圧が上がったことを検知し、電源電圧が上がったことを確認した後、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示する
    請求項10記載の電源電圧周波数制御回路。
  17. 上記制御手段は、電源電圧が上がったことを検知し、電源電圧が上がったことを確認した後、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示する
    請求項11記載の電源電圧周波数制御回路。
  18. 上記制御手段により計測すべき時間が設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力するタイマを有し、
    上記制御手段は、周波数を高くする時刻から電源電圧を上げる時刻を算出し、算出した時刻に基づく時間を上記タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力し、かつ電源電圧が上がったことを検知し、電源電圧が上がったことを確認した後、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示する
    請求項9記載の電源電圧周波数制御回路。
  19. 上記制御手段により計測すべき時間が設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力するタイマを有し、
    上記制御手段は、周波数を高くする時刻から電源電圧を上げる時刻を算出し、算出した時刻に基づく時間を上記タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力し、かつ電源電圧が上がったことを検知し、電源電圧が上がったことを確認した後、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示する
    請求項10記載の電源電圧周波数制御回路。
  20. 上記制御手段により計測すべき時間が設定可能で、設定された時間を計測する一致信号を出力するタイマを有し、
    上記制御手段は、周波数を高くする時刻から電源電圧を上げる時刻を算出し、算出した時刻に基づく時間を上記タイマに設定し、当該タイマによる一致信号を入力し、かつ電源電圧が上がったことを検知し、電源電圧が上がったことを確認した後、上記ターゲット回路に供給するクロック周波数を上げるように上記制御信号により上記クロック供給回路に指示する
    請求項11記載の電源電圧周波数制御回路。
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