JP3793300B2 - 内視鏡用歯付き開閉型処置具 - Google Patents

内視鏡用歯付き開閉型処置具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば内視鏡用把持鉗子等のように、対象物を摘むために遠隔操作によって開閉される先端開閉片の摘み面に溝が形成された内視鏡用歯付き開閉型処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】
先端開閉片の摘み面に溝が形成された内視鏡用歯付き開閉型処置具としては、例えば鰐歯付き把持鉗子や、鋸歯付き生検鉗子等各種のものがある。
【0003】
そのような内視鏡用歯付き開閉型処置具の先端開閉片は遠隔操作によって開閉され、先端開閉片の摘み面には、先端開閉片に摘まれる異物等が滑り落ちないようにするために、一般にV字状の溝が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そのような従来の内視鏡用歯付き開閉型処置具においては、例えば図3に示されるように、先端開閉片90を最大限に開いたとき、先端開閉片90の歯当たり面A(溝91の2辺のうちの長辺)が斜め前方を向いている。
【0005】
そのため、最大限に開いた先端開閉片90の間に挟んだ異物等を摘むために先端開閉片90を閉じ方向に動作させると、歯当たり面Aが異物等を前方に押し出すように作用してしまう。
【0006】
そこで、そのようなときに異物等が先端開閉片90の間から押し出されないようにするために、隣り合う溝91と溝91との間に形成される歯を鋭利にして、異物等に喰い込ませるようにしたものが多い。
【0007】
しかし、そのようなものでは、先端開閉片90の間に挟んだ異物等が歯先で破壊されてしまうので、必要な時に組織検査等を行うことができない等の不都合が生じる。
【0008】
そこで本発明は、異物等を破壊することなく先端開閉片の間から滑り落とさないように確実に摘むことができる内視鏡用歯付き開閉型処置具を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡用歯付き開閉型処置具は、対象物を摘むために遠隔操作によって開閉される先端開閉片の摘み面に側方から見て略V字型の溝が形成された内視鏡用歯付き開閉型処置具において、上記溝の2辺のうち先側に位置する辺の方を後側に位置する辺より長く形成すると共に、上記先側に位置する辺が上記先端開閉片の摘み面に対してなす角度をαとし、上記先端開閉片を最大限に開いたときの先端開閉片単体の開き角をθとしたとき、α≧θとしたことを特徴とする。
【0010】
なお、上記溝が複数並んで形成されていて、上記摘み面には隣りあう溝と溝との間に平面部が形成されているとよく、上記溝の頂角が鈍角であるとよい。
また、上記先端開閉片が対称に一対設けられていてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1と図2は、本発明が適用された把持鉗子の先端開閉片17が最大限に開いた状態と閉じた状態の先端部分を示している。なお、先端開閉片17をカップ状に形成して生検鉗子に適用してもよい。
【0012】
可撓性のあるシャフト部11は、図示されていない内視鏡の鉗子チャンネルに挿脱される。シャフト部11を全長にわたって構成する密巻きコイルパイプ13内には、操作ワイヤ15が軸線方向に進退自在に全長にわたって挿通配置されている。コイルパイプ13の外周面には、可撓性チューブからなる外皮チューブ14が被覆されている。
【0013】
先端部12の本体16は、一対の平行なアーム状に形成されたリンク機構支持部16aと、コイルパイプ13の先端に連結される筒状部16bとからなっている。
【0014】
リンク機構支持部16aの先端側の部分には、一対の先端開閉片17が支軸18によって回動自在に支持されていて、その先端開閉片17を開閉駆動するためのリンク機構19が、リンク機構支持部16a内に配置されている。
【0015】
操作ワイヤ15の先端は、リンク機構19に連結されたワイヤつなぎ20に固着されており、操作ワイヤ15が進退操作されると、リンク機構19がパンタグラフ状に作動して先端開閉片17が開閉される。先端開閉片17単体の最大開き角は、本体16の中心軸線100に対して各々θである。
【0016】
一対の先端開閉片17のあい対向する面を、摘み面17aと呼ぶこととする。先端開閉片17が閉じられた状態では、両先端開閉片17の摘み面17aどうしが中心軸線100の位置で当接する。
【0017】
各先端開閉片17の摘み面17aには、横から見て略V字状の溝16が各々複数(例えば3個)形成されている。各溝21は同じ形状であり、2辺の長さが相違し、頂角部分には少し丸みが付けられているので完全なV字状ではない。
【0018】
溝21の2辺のうち先側に位置する辺Aは、後側に位置する辺Bより長く形成されている。したがって、一対の先端開閉片17の摘み面17aの間に挟まれた異物等は、主に先側に位置する辺A(歯当たり面)によって押圧保持されることになる。
【0019】
この先側に位置する辺Aが先端開閉片17の摘み面17aとなす角度をαとすると、α≧θになるように形成されている。例えばθが20°、αが30°である。
【0020】
したがって、図1に示されるように先端開閉片17を最大限に開いた状態において、先側に位置する辺Aは斜め後方を向いており、そこから先端開閉片17を閉じていくと、図2に示されるように先側に位置する辺Aはさらに後方を向く。
【0021】
したがって、先端開閉片17を最大限に開いてその間に異物等を挟んだ状態から先端開閉片17を閉じていくと、異物等が、先側に位置する辺Aによって後方に押されて一対の先端開閉片17内に押し込まれるので、異物等を確実に把持して体腔外に容易に回収することができる。
【0022】
なお、先端開閉片17の摘み面17aには、隣りあう溝21と溝21との間に平面部が形成されていて、溝21と溝21との間の部分で形成される歯の先が尖っていない形状になっている。
【0023】
したがって、一対の先端開閉片17の間に挟まれる異物等を傷つけたり破損することがなく、採取した組織の検査なども支障なく行うことができる。また、各溝21の頂角βを鈍角(90°以上)にすることにより、溝21内で異物等が破損するのを防止することができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、先端開閉片の摘み面に形成された略V字型の溝の2辺のうち先側に位置する辺の方を後側に位置する辺より長く形成したことにより、先端開閉片によって摘まれる異物等は主に先側に位置する辺によって押されるが、先側に位置する辺が先端開閉片の摘み面に対してなす角度αを、先端開閉片を最大限に開いたときの先端開閉片単体の開き角θに対して、α≧θとしたことにより、先側に位置する辺が常に斜め後方を向いているので、先端開閉片を最大限に開いた状態から閉じ方向に作動させたとき、異物等は先端開閉片内で後方に押されて、先端開閉片内に押し込まれる。したがって、異物などを先端開閉片の間から滑り落とさないように容易かつ確実に摘むことができる。
【0025】
その結果、摘み面や溝の形状を鋭利にする必要がないので、異物等を傷めたり破損させることなく摘んで回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の処置具の先端開閉片が最大限に開いた状態の先端部分の側面断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の処置具の先端開閉片が閉じた状態の先端部分の側面断面図である。
【図3】従来の内視鏡用歯付き開閉型処置具の先端開閉片が最大限に開いた状態の先端部分の側面図である。
【符号の説明】
17 先端開閉片
17a 摘み面
21 溝
A 歯当たり面

Claims (3)

  1. 対象物を摘むために遠隔操作により前方に向かって開閉されるように可撓性のシャフト先端の本体に支持された一対の先端開閉片のあい対向する摘み面に側方から見て略V字型の溝が形成された内視鏡用歯付き開閉型処置具において、
    上記溝の頂角を鈍角に形成して、上記溝の2辺のうち先側に位置する辺の方を後側に位置する辺より長く形成、上記先側に位置する辺が上記先端開閉片の摘み面に対してなす角度をα、上記先端開閉片を最大限に開いたときに上記摘み面が上記本体の中心軸線に対してなす角度をθとしたとき、α≧θとして、上記先端開閉片を最大限に開いた状態において上記2辺のうち長さの長い先側に位置する辺が斜め後方を向くようにしたことを特徴とする内視鏡用歯付き開閉型処置具。
  2. 上記溝が複数並んで形成されていて、上記摘み面には隣りあう溝と溝との間に平面部が形成されている請求項1記載の内視鏡用歯付き開閉型処置具。
  3. 上記先端開閉片が対称に一対設けられている請求項1又は2記載の内視鏡用歯付き開閉型処置具。
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