JP2000210294A - 内視鏡用生検鉗子 - Google Patents

内視鏡用生検鉗子

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JP2000210294A
JP2000210294A JP11293474A JP29347499A JP2000210294A JP 2000210294 A JP2000210294 A JP 2000210294A JP 11293474 A JP11293474 A JP 11293474A JP 29347499 A JP29347499 A JP 29347499A JP 2000210294 A JP2000210294 A JP 2000210294A
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cup
endoscope
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Teruo Ouchi
輝雄 大内
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B10/00Other methods or instruments for diagnosis, e.g. instruments for taking a cell sample, for biopsy, for vaccination diagnosis; Sex determination; Ovulation-period determination; Throat striking implements
    • A61B10/02Instruments for taking cell samples or for biopsy
    • A61B10/06Biopsy forceps, e.g. with cup-shaped jaws

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Abstract

(57)【要約】 【課題】生検組織を最後まで確実に切断して採取するこ
とができ、生検組織標本採取の際の出血を最小限にする
ことができる内視鏡用生検鉗子を提供すること。 【解決手段】一対の鉗子カップ11,12のあい対向す
る開口端11a,12aの大きさを僅かに相違させて、
一対の鉗子カップ11,12を閉じたときに、一方の鉗
子カップ11の開口端11aが他方の鉗子カップ12の
開口端12a内にくい込むようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内視鏡の鉗子チ
ャンネルに挿通されて体腔内から生検組織標本を採取す
るために用いられる内視鏡用生検鉗子に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡用生検鉗子は一般に、内視鏡の鉗
子チャンネルに挿脱されるシース内に挿通配置された操
作ワイヤを軸線方向に進退操作することによって、シー
スの先端に配置された一対の鉗子カップを嘴状に開閉駆
動するようになっている。一対の鉗子カップはほぼ完全
な対称形に形成されていて、各鉗子カップのあい対向す
る開口端の縁部は刃状に鋭く形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】生検組織を採取する際
には、操作ワイヤを手元側に牽引して一対の鉗子カップ
を閉じることにより、各鉗子カップの開口端に組織切断
用縁部により組織が切断され、生検組織標本が閉じた一
対の鉗子カップ内に採取される。
【0004】しかし、組織を挟み込んで切断する際には
鉗子カップに不規則な強い力が作用するので、嘴状に動
作する一対の鉗子カップには、僅かではあるが横ずれや
傾きが発生する。
【0005】そのため、一対の鉗子カップが閉じきる状
態になったときに組織切断用縁部どうしの噛み合わせが
ずれてしまい、組織を最後まできちんと切断することが
できない場合が少なくない。
【0006】そのような場合、操作者は生検組織を鉗子
カップで摘んだ状態で生検鉗子全体を手元側へ引っ張っ
て生検組織を引きちぎることが多く、患者の粘膜を傷つ
けて必要以上の出血が発生していた。
【0007】そこで本発明は、生検組織を最後まで確実
に切断して採取することができ、生検組織標本採取の際
の出血を最小限にすることができる内視鏡用生検鉗子を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡用生検鉗子は、内視鏡の鉗子チャン
ネルに挿脱されるシース内に挿通配置された操作ワイヤ
を軸線方向に進退操作することによって、シースの先端
に配置された一対の鉗子カップが嘴状に開閉駆動される
ようにした内視鏡用生検鉗子において、一対の鉗子カッ
プのあい対向する開口端の大きさを僅かに相違させて、
一対の鉗子カップを閉じたときに、一方の鉗子カップの
開口端が他方の鉗子カップの開口端内にくい込むように
したものである。
【0009】あるいは、一対の鉗子カップのあい対向す
る開口端の各々に形成された組織切断用縁部の大きさを
僅かに相違させて、一対の鉗子カップを閉じたときに、
一方の鉗子カップの組織切断用縁部が他方の鉗子カップ
の組織切断用縁部内にくい込むようにしてもよい。
【0010】なお、一対の鉗子カップを閉じたときに、
一方の鉗子カップの開口端の外周部分が他方の鉗子カッ
プの開口端の斜面に当接するようにしてもよく、一方の
鉗子カップの開口端の外周部分が他方の鉗子カップの内
周面に摺接するようにしてもよい。あるいは、一方の鉗
子カップの組織切断用縁部が他方の鉗子カップの開口端
の斜面に当接するようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図5は、内視鏡用生検鉗子を示してお
り、図示されていない内視鏡の鉗子チャンネルに挿脱さ
れる可撓性のシース1は例えば密着巻コイルパイプから
なり、その内部には、軸線方向に進退自在に操作ワイヤ
が全長にわたって挿通配置されている。なおシース1
は、密着巻コイルパイプに可撓性チューブを被覆したも
のや、その他の構成をとってもよい。
【0012】シース1の基端(手元側)には、操作ワイ
ヤを進退操作させるための操作部20が連結されてお
り、シース1の先端には、操作ワイヤによって駆動され
る先端作動部10が連結されている。
【0013】図1は先端作動部10を示しており、操作
ワイヤ2によって駆動される公知のリンク機構13の先
端に、一対の鉗子カップ11,12が支持軸14を中心
に嘴状に開閉するように配置されている。二点鎖線は、
鉗子カップ11,12が開いた状態を示している。
【0014】一対の鉗子カップ11,12の開口端は、
閉じたときにあい対向する長円形に形成されていて、そ
の縁部11a,12aは組織を切断するために刃状に鋭
く形成されている。
【0015】この一対の鉗子カップ11,12の開口端
は、ほぼ対称形に形成されているが、大きさを僅かに相
違させて形成されており、鉗子カップ11,12を閉じ
たときに、第1の鉗子カップ11の開口端の外周部分が
第2の鉗子カップ12の開口端の斜面に当接し、第1の
鉗子カップ11の組織切断用縁部11aが第2の鉗子カ
ップ12の組織切断用縁部12a内にくい込むように形
成されている。
【0016】これは、長さ方向だけでなく、II−II断面
を示す図2にも示されるように、両鉗子カップ11,1
2の開口端の全周において、第1の鉗子カップ11の組
織切断用縁部11aが第2の鉗子カップ12の組織切断
用縁部12a内にくい込むようになっている。
【0017】このように構成された内視鏡用生検鉗子
は、鉗子カップ11,12を閉じた状態で、図示されて
いない内視鏡の鉗子チャンネルにシース1を挿通し、患
部を見つけたら鉗子カップ11,12を開いて患部に押
し付け、操作ワイヤ2を牽引して鉗子カップ11,12
を閉じることにより、両鉗子カップ11,12の組織切
断用縁部11a,12aにより組織が切断される。
【0018】そして、一対の鉗子カップ11,12が閉
じきる状態になると、その側面と正面の各断面を示す図
3及び図4に示されるように、第1の鉗子カップ11の
組織切断用縁部11aが第2の鉗子カップ12の組織切
断用縁部12a内にくい込んでいく。
【0019】したがって、組織を挟み込んで切断する際
には、鉗子カップ11,12に不規則な強い力が作用し
て横ずれや傾きが発生するものの、大きい方の第2の鉗
子カップ12の組織切断用縁部12a内に小さい方の第
1の鉗子カップ11の組織切断用縁部11aが案内され
る状態で噛み合わせが行われることにより、鉗子カップ
11,12双方の組織切断用縁部11a,12a間に剪
断作用が生じて、生検組織が最後まできちんと切断さ
れ、閉じた一対の鉗子カップ11,12内に生検組織標
本100が採取される。
【0020】したがって、組織が無理に引っ張られたり
引きちぎられたりせず、患者の粘膜を傷つけて必要以上
の出血が発生することがない。また両鉗子カップ11,
12の組織切断用縁部11a,12aどうしがぶつかり
合わないので、刃こぼれや磨耗が発生せず長持ちする。
【0021】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば一対の鉗子カップ11,12の
相対形状は各種の態様をとることができる。例えば、図
6ないし図8に示されるように、一方又は両方の鉗子カ
ップ11,12の開口端が平面状に形成され、或いは斜
面の先側の部分に小さく平面が形成された形状等に形成
されていてもよい。
【0022】これらの実施の形態の場合にも、一対の鉗
子カップ11,12を閉じたときに、第1の鉗子カップ
11の開口端の外周部分が第2の鉗子カップ12の開口
端の斜面に当接する。
【0023】また、図9ないし図11に示されるよう
に、一対の鉗子カップ11,12を閉じたときに、第1
の鉗子カップ11の開口端の外周部分が第2の鉗子カッ
プ12の内周面に摺接するように構成してもよい。各鉗
子カップ11,12の開口端は、刃状、平面状あるいは
その組み合わせであってもよい。
【0024】また、図12及び図13に示されるよう
に、一対の鉗子カップ11,12の組織切断用縁部11
a,12aどうしの大きさを僅かに相違させて、一方の
鉗子カップ12の組織切断用縁部12aが他方の鉗子カ
ップ11の組織切断用縁部11a内にくい込むように構
成し、一対の鉗子カップ11,12の開口端の大きさを
同じに形成してもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、一対の鉗子カップを閉
じ、その間に組織を挟み込んで切断する際には、大きい
方の鉗子カップの組織切断用縁部内に小さい方の鉗子カ
ップの組織切断用縁部が案内される状態で噛み合わせが
行われるので、組織を最後まで確実に切断して採取する
ことができ、生検組織標本採取の際の出血を最小限にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用生検鉗子
の先端部分の側面断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用生検鉗子
の先端部分の正面断面図(II−II断面図)である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用生検鉗子
の使用状態の先端部分の側面断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用生検鉗子
の使用状態の先端部分の正面断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の内視鏡用生検鉗子
の側面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態の一対の鉗子カップ
の噛み合わせ部分の拡大断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の一対の鉗子カップ
の噛み合わせ部分の拡大断面図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態の一対の鉗子カップ
の噛み合わせ部分の拡大断面図である。
【図9】本発明の第5の実施の形態の一対の鉗子カップ
の噛み合わせ部分の拡大断面図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態の一対の鉗子カッ
プの噛み合わせ部分の拡大断面図である。
【図11】本発明の第7の実施の形態の一対の鉗子カッ
プの噛み合わせ部分の拡大断面図である。
【図12】本発明の第8の実施の形態の一対の鉗子カッ
プの噛み合わせ部分の拡大断面図である。
【図13】本発明の第9の実施の形態の一対の鉗子カッ
プの噛み合わせ部分の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 シース 2 操作ワイヤ 11,12 鉗子カップ 11a,12a 組織切断用縁部 13 リンク機構 14 支持軸

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡の鉗子チャンネルに挿脱されるシー
    ス内に挿通配置された操作ワイヤを軸線方向に進退操作
    することによって、上記シースの先端に配置された一対
    の鉗子カップが嘴状に開閉駆動されるようにした内視鏡
    用生検鉗子において、 上記一対の鉗子カップのあい対向する開口端の大きさを
    僅かに相違させて、上記一対の鉗子カップを閉じたとき
    に、一方の鉗子カップの開口端が他方の鉗子カップの開
    口端内にくい込むようにしたことを特徴とする内視鏡用
    生検鉗子。
  2. 【請求項2】内視鏡の鉗子チャンネルに挿脱されるシー
    ス内に挿通配置された操作ワイヤを軸線方向に進退操作
    することによって、上記シースの先端に配置された一対
    の鉗子カップが嘴状に開閉駆動されるようにした内視鏡
    用生検鉗子において、 上記一対の鉗子カップのあい対向する開口端の各々に形
    成された組織切断用縁部の大きさを僅かに相違させて、
    上記一対の鉗子カップを閉じたときに、一方の鉗子カッ
    プの組織切断用縁部が他方の鉗子カップの組織切断用縁
    部内にくい込むようにしたことを特徴とする内視鏡用生
    検鉗子。
  3. 【請求項3】上記一対の鉗子カップを閉じたときに、一
    方の鉗子カップの開口端の外周部分が他方の鉗子カップ
    の開口端の斜面に当接する請求項1又は2記載の内視鏡
    用生検鉗子。
  4. 【請求項4】上記一対の鉗子カップを閉じたときに、一
    方の鉗子カップの開口端の外周部分が他方の鉗子カップ
    の内周面に摺接する請求項1又は2記載の内視鏡用生検
    鉗子。
  5. 【請求項5】上記一対の鉗子カップを閉じたときに、一
    方の鉗子カップの組織切断用縁部が他方の鉗子カップの
    開口端の斜面に当接する請求項2記載の内視鏡用生検鉗
    子。
JP11293474A 1998-11-20 1999-10-15 内視鏡用生検鉗子 Withdrawn JP2000210294A (ja)

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