JP3791038B2 - 耐熱耐電圧性コンデンサ用ポリプロピレンフィルム - Google Patents

耐熱耐電圧性コンデンサ用ポリプロピレンフィルム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸着時の加工性、耐熱性、耐電圧性、特に高温での寸法安定性に優れたコンデンサ用ポリプロピレンフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】
二軸配向ポリプロピレンフィルムは工業材料、包装材料用フィルムとして広く用いれられているが、その優れた電気特性(高耐電圧、低誘電損失)を活かしてコンデンサ用途にも使用されている。一般的に、コンデンサ用ポリプロピレンフィルムは、フィルム表面に接着剤塗布、低融点ポリマ積層、あるいはコロナ放電またはプラズマ処理して、フィルム表面の接着性を改善した後、アルミニウム、亜鉛等の金属を蒸着して使用されている。
【0003】
このように、ポリプロピレンフィルムは、フィルムコンデンサの代表的な素材の一つであるが、耐熱性が低く、最高使用温度が90℃以下に制限されている。また、近頃の電子部品の軽薄短小化に伴い、年々薄膜化してきており、最近では5μm前後の厚さのフィルムが要求されてきている。このように薄いポリプロピレンフィルムは、蒸着加工時に蒸着金属付着により高温となり、熱伸びあるいは収縮を起こし、シワが発生するという問題がある。フィルムにシワが入った場合、その部分に水分の混じった空気が保持されるなどして、使用時の劣化の原因となりうる。また、シワの入ったフィルムをロール状に巻いた時、巻姿が不良となり、その後の工程において使用しづらくなる場合がある。さらに、この程度の厚みレベルになると、フィルムの結晶性、異物の影響等から、フィルムの絶縁破壊電圧が低下して、実用に耐えられなくなる場合がある。
【0004】
このような欠点の対策として、特開平5−217799号公報には高剛性ポリプロピレンを用いたフィルム、特公平6−42441号公報には高いアイソタクチックインデックスのポリプロピレンを用いたフィルム、あるいは特開平5−84822号公報には灰分が50ppm以下であるポリプロピレンフィルムが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、通常の高剛性または高いアイソタクチックインデックスのポリプロピレンフィルムは、触媒残さ等の影響により絶縁破壊電圧不良となり、一方低灰分のポリプロピレンフィルムでも、単に灰分を低減しただけでは薄膜での絶縁破壊電圧に劣ったり、高温での使用に耐えられない等の問題があった。
【0006】
本発明は上記従来の欠点を解消すべくなされたものであり、耐電圧性、耐熱性あるいは蒸着加工性に優れたポリプロピレンフィルムを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記した本発明の目的は、メソペンタッドフラクションが98.5%以上、灰分が30ppm未満であり、かつフィルムの密度より求めた結晶化度が65%以上74%以下である耐熱耐電圧性コンデンサ用ポリプロピレンフィルムにより達成できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明において、ポリプロピレンフィルムとは、主としてポリプロピレンからなる二軸延伸フィルムであり、基本的に他の共重合成分を含んでいない。
【0009】
本発明において、ポリプロピレンフィルムの極限粘度は、特に限定されることはないが、製膜性の点から1.2〜2.5dl/gの範囲であることが好ましい。
【0010】
本発明において、フィルムの原料であるポリプロピレン樹脂のアイソタクチックインデックスは、95%以上であることが好ましく、さらに好ましくは97%以上であり、さらに好ましくは98%以上である。アイソタクチックインデックスが95%未満では、該ポリプロピレンフィルムの耐熱性や耐電圧性が低下する場合がある。
【0011】
本発明において、ポリプロピレンフィルムの灰分は、30ppm未満であることが必要であり、好ましくは25ppm未満であり、さらに好ましくは20ppm未満である。ポリプロピレンフィルムの灰分が30ppm以上では、該ポリプロピレンフィルムの耐電圧性、特に12μm以下の領域での特性が著しく低下する場合がある。
【0012】
本発明において、ポリプロピレンフィルムの立体規則性の指標であるメソペンタッドフラクションは、98.5%以上であることが必要であり、好ましくは98.6%以上であり、さらに好ましくは98.8%以上である。メソペンタッドフラクションが98.5%未満であると、該ポリプロピレンフィルムの耐熱性、耐電圧性が低下する場合がある。
【0013】
本発明において、ポリプロピレンフィルムの密度より求めた結晶化度は、65%以上であることが必要であり、好ましくは67%以上であり、より好ましくは70%以上である。結晶化度が65%未満であると、該ポリプロピレンフィルムの耐熱性、耐電圧性、さらには蒸着加工性が低下する場合がある。また、後述の実施例に示すように、フィルムの密度より求めた結晶化度は、74%以下である。
【0014】
本発明において、ポリプロピレンフィルムの耐熱性は、120℃、15分加熱時の熱収縮率で評価することができる。本発明のポリプロピレンフィルムは、120℃、15分加熱時の長手方向と幅方向の熱収縮率の和が4%以下であることが必要であり、好ましくは3%以下であり、さらに好ましくは2%である。熱収縮率の和が4%を超えると、90℃付近での使用が困難になる場合がある。
【0015】
さらに本発明において、ポリプロピレンフィルムの耐熱性は、150℃、15分加熱時の熱収縮率で評価することができる。本発明のポリプロピレンフィルムは、150℃、15分加熱時の長手方向と幅方向の熱収縮率の和が10%以下であることが必要であり、好ましくは9%以下であり、さらに好ましくは8%以下である。熱収縮率の和が10%を超えると、蒸着加工時に寸法変化を起こし、フィルムロールにシワが入る問題が生じる場合がある。
【0016】
本発明において、ポリプロピレンフィルムのメルトフローインデックスは、特に限定されることはないが、製膜性の点から1〜10g/10minの範囲であることが好ましい。
【0017】
本発明において、ポリプロピレンフィルムの厚みは、特に限定されることはないが、製膜性や機械特性の点から2〜30μmの範囲であることが好ましい。さらに蒸着コンデンサ用途としては2〜12μmの範囲が好ましく用いられ、さらに好ましくは3〜8μmの範囲である。
【0018】
本発明において、ポリプロピレンフィルムの耐電圧性は、直流での絶縁破壊電圧で評価できる。本発明のポリプロピレンフィルムの絶縁破壊電圧は、500V/μm以上である必要があり、好ましくは550V/μmであり、さらに好ましくは600V/μmである。絶縁破壊電圧が500V/μm未満であると、該フィルムからなるコンデンサの耐電圧性が低くて実用に適さなくなる場合がある。
【0019】
本発明において、ポリプロピレンフィルムの蒸着加工性は、幅100mm、長さ5000mの蒸着を終えたフィルムリール30本中の、巻姿検査におけるシワおよび端部不揃いの不良リール数から判断した。本発明においてポリプロピレンフィルムは、不良リール数が4本以下であり、高い蒸着加工性を得ることができる。
【0020】
本発明において、ポリプロピレンフィルムは、公知の添加剤、例えば結晶核剤、酸化防止剤、熱安定剤、すべり剤、帯電防止剤、ブロッキング防止剤、充填剤、粘度調整剤、着色防止剤などを含有させてもよい。
【0021】
本発明において、ポリプロピレンフィルムは、蒸着加工工程での接着力を高めるために、フィルム表面にコロナ放電処理あるいはプラズマ処理を行うことが好ましい。コロナ放電処理は公知の方法を用いることができるが、処理をする際に雰囲気ガスとして空気、炭酸ガス、窒素ガスおよびこれらの混合ガス中での処理が好ましい。またプラズマ処理は、種々の気体をプラズマ状態におき、フィルム表面を化学変成させる方法、例えば特開昭59−98140号公報に記載されている方法などがある。
【0022】
本発明のポリプロピレンフィルムの製造方法を以下に説明するが、必ずしもこれに限定されるものではない。
ポリプロピレンからなる原料を押出機に供給し、加熱溶融し、濾過フィルターを通した後、220〜320℃の温度でスリット状口金から溶融押出し、40〜100℃の温度に保たれたキャスティングドラムに巻き付けて冷却固化せしめ、未延伸フィルムを作る。なお、キャスティングドラム温度が40℃未満ではフィルムの結晶化度が小さくなる場合がある。
【0023】
次にこの未延伸フィルムを二軸延伸し、二軸配向せしめる。延伸方法としては逐次二軸延伸方法、または同時二軸延伸方法を用いることができる。逐次延伸方法としては、まず未延伸フィルムを120〜150℃に保たれたロールに通して予熱し、引き続き該シートを100℃〜150℃の温度に保ち周速差を設けたロール間に通し、長手方向に2〜6倍に延伸し、ただちに室温に冷却する。引き続き該延伸フィルムをテンターに導いて、160℃以上の温度、好ましくは165〜170℃の温度で幅方向に5〜10倍に延伸し、次いで幅方向に2〜20%の弛緩を与えつつ、160〜170℃の温度で熱固定して巻取る。その後、蒸着を施す面に蒸着金属の接着性を良くするために、空気中、窒素中、炭酸ガス中あるいは混合気体中でコロナ放電処理を行いワインダーで巻取る。
【0024】
[特性の測定方法並びに効果の評価方法]
本発明の特性値の測定方法、並びに効果の評価方法は次の通りである。
(1)極限粘度([η])
試料0.1gを135℃のテトラリン100mlに完全溶解させ、該溶液の粘度を135℃の恒温槽中で測定し、比粘度Sから次式に従って極限粘度を求めた。
[η]=S/0.1×(1+0.22×S) (dl/g)
【0025】
(2)アイソタクチックインデックス(II)
試料を60℃以下の温度のn−ヘプタンで2時間抽出し、ポリプロピレンへの添加物を除去する。その後130℃で2時間真空乾燥する。これから重量W(mg)の試料をとり、ソックスレー抽出器に入れ沸騰n−ヘプタンで12時間抽出する。次に、この試料を取り出しアセトンで十分洗浄した後、130℃で6時間真空乾燥しその後常温まで冷却し、重量W′(mg)を測定し、次式で求めた。
II=W′/W×100 (%)
【0026】
(3)メソペンタッドフラクション(mmmm)
測定溶媒として1,2,4−トリクロロベンゼンを用い、13C−NMRを測定する。得られたスペクトルの帰属およびmmmmの計算については、T.Hayashiらが行った方法[Polymer,29,138(1988)]に基づいて行い、百分率で表示した。
【0027】
(4)灰分(Ash)
重量X(g)のポリプロピレンフィルムを、白金坩堝に入れ、まずガスバーナーで十分に燃やした後、750〜800℃の電気炉で、約1時間処理して完全灰化し、得られた灰の重量X′(g)を測定し、下式から求めた。
Ash=X′/X×1000000(ppm)
【0028】
(5)メルトフローインデックス(MFI)
ASTM−D−1238に準じて、230℃、2.16kgの条件で測定した。
【0029】
(6)フィルム厚み
ダイヤルゲージ式厚み計(JIS−B−7509)を用いて測定した。
【0030】
(7)結晶化度
JIS−K−7112−D法に準じて、エタノール−水系密度勾配管で23±0.5℃で測定した試料の密度から、下記式により求めた。
[結晶化度]=(dc /d)*(d−da )/(dc −da )*100(%)
d :試料の密度
c :ポリプロピレンの完全結晶の密度(0.936g/cm3
a :ポリプロピレンの非晶状態の密度(0.850g/cm3
【0031】
(8)熱収縮率
フィルムを長手方向と幅方向にそれぞれ縦260mm、横10mmにサンプリングし、両端から30mmのところにマークを入れて、原寸(L0:200mm)とする。このサンプルの下端に3gの荷重をかけ、120℃あるいは150℃のオーブン中に吊し15分間熱処理する。その後サンプルを取り出し、マークした長さ(L1)を測定し、次式により熱収縮率を算出し、長手方向と幅方向の熱収縮率の和を求めた。
[熱収縮率]=[(L0−L1)/L0]×100 (%)
【0032】
(9)絶縁破壊電圧(BDV)
JIS−C−2330に準じて測定した。陰極に厚み100μm、10cm角のアルミ箔電極、陽極に真鍮性8mmφあるいは24mmφの電極を用い、この間にフィルムをはさみ、春日電気(株)製直流高圧安定化電源を用いて、100V/秒の速度で昇圧しながら電圧を印加し、電流が10mA以上流れた場合を絶縁破壊したものとした。その時の電圧を測定点のフィルム厚みで割った値を絶縁破壊電圧とし、20点測定した平均値で示した。電極径が大きい場合にはBDVの値が小さくなり、24mmφの電極を用いた値をBDVとした。
【0033】
(10)蒸着加工性
蒸着を終えたフィルムを幅方向に100mm幅に分割、長さ方向に5000m長さに分割し、30リールを作成、合否判定し、不良リール数から次のように判定した。
◎ : 不良リール数 1本以下
○ : 不良リール数 2〜4本
× : 不良リール数 5本以上
【0034】
【実施例】
本発明を実施例、比較例に基づいて説明する。
実施例1
アイソタクチックインデックスが98.8%、灰分が12ppm、メソペンタッドフラクションが99.1%、極限粘度が1.80dl/gのポリプロピレン(三井東圧化学(株)製、“三井ノーブレン”)を押出機に供給して樹脂温度280℃の温度で溶融し、T型口金からシート状に押出成形し、70℃の温度のキャスティングドラムに巻き付けて冷却固化し、次いで、該シートを130℃で予熱し、引き続き該シートを140℃の温度に保ち周速差を設けたロール間に通し、長手方向に5倍に延伸し、ただちに室温に冷却する。引き続き該フィルムをテンターに導き、175℃の温度に予熱し、引き続き165℃の温度で幅方向に10倍延伸し、次いで幅方向に8%の弛緩を与えつつ170℃の温度で熱処理をした後、該フィルムを窒素と炭酸ガスの混合気体(炭酸ガス濃度比15%)の中に導き、フィルム温度を60℃に保ちつつ、30W・分/m2 でコロナ放電処理を施して巻き取り、さらにこのフィルムを幅630mm、長さ25000mにスリットした。得られたフィルムの各種特性は表1に記載の通りであった。本発明の範囲のフィルムは熱収縮率が小さくて耐熱性良好であった。また、絶縁破壊電圧が大きく耐電圧性良好であった。さらに、蒸着加工性も良好であった。
【0035】
実施例2〜5、比較例1〜4
表1に記載のごとく、実施例1と同様にして、各種条件を変更したポリプロピレンフィルムを得た。
【0036】
【表1】
Figure 0003791038
【0037】
なお、表中の略号は次のものを示す。
[η] : 極限粘度
II : アイソタクチックインデックス
mmmm : メソペンタッドフラクション
Ash : 灰分
MFI : メルトフローインデックス
BDV : 絶縁破壊電圧
【0038】
実施例2〜5は、いずれも本発明の目的範囲内のものであり、得られたポリプロピレンフィルムは、耐熱性、耐電圧性、蒸着加工性良好であった。
一方、比較例1は灰分が60ppmと本発明の範囲外であり、耐電圧性不良であった。比較例2は、結晶化度が本発明の範囲外であり、耐熱性、蒸着加工性不良であった。比較例3はメソペンタッドフラクション、結晶化度が本発明の範囲外であり、耐熱性、蒸着加工性不良であった。比較例4は、結晶化度が本発明の範囲外であり、厚みが15μmと厚いことからBDVは510V/μmと高い値を示したものの、耐熱性、蒸着加工性が不良であった。
【0039】
比較例5
アイソタクチックインデックスが98.8%、灰分が20ppm、メソペンタッドフラクションが98.6%、極限粘度が1.80dl/gのポリプロピレンを、キャスティングドラム温度が30℃である以外は実施例1と全く同様にしてフィルムを製造した。
フィルム特性は表1記載の通りであり、結晶化度が低く本発明の範囲外であり、耐熱性、耐電圧性、蒸着加工性不良であった。
【0040】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のポリプロピレンフィルムは、灰分、メソペンタッドフラクション、結晶化度を規定したことにより、次のような優れた効果があり、耐熱耐電圧性コンデンサ用フィルムとして好適である。
(1)高温での熱収縮率が小さく耐熱性良好である。
(2)絶縁破壊電圧が大きく、特に12μm以下の厚みにしたときでも十分な値を保っており、耐電圧性が良好である。
(3)結晶化度が高くて剛性に優れており、薄膜での蒸着加工時のシワ発生を抑制でき、蒸着加工性良好である。

Claims (6)

  1. メソペンタッドフラクションが98.5%以上、灰分が30ppm未満であり、かつフィルムの密度より求めた結晶化度が65%以上74%以下であることを特徴とする耐熱耐電圧性コンデンサ用ポリプロピレンフィルム。
  2. フィルムの120℃、15分加熱時の長手方向と幅方向の熱収縮率の和が4%以下である、請求項1に記載の耐熱耐電圧性コンデンサ用ポリプロピレンフィルム。
  3. フィルムの150℃、15分加熱時の長手方向と幅方向の熱収縮率の和が10%以下である、請求項1または2に記載の耐熱耐電圧性コンデンサ用ポリプロピレンフィルム。
  4. フィルムの絶縁破壊電圧が500V/μm以上である、請求項1ないし3のいずれかに記載の耐熱耐電圧性コンデンサ用ポリプロピレンフィルム。
  5. アイソタクチックインデックスが95%以上のポリプロピレン樹脂を用いることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の耐熱耐電圧性コンデンサ用ポリプロピレンフィルム。
  6. フィルムの厚みが2〜12μmである、請求項1ないし5のいずれかに記載の耐熱耐電圧性蒸着コンデンサ用ポリプロピレンフィルム。
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