JP3790064B2 - プロジェクタ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像を投射して拡大画像を得るプロジェクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
テレビジョン信号を受信して得られる画像やコンピュータから出力された出力画像等を投射し、スクリーン上に拡大像を提供するプロジェクタ装置が広く利用されている。
【0003】
この種のプロジェクタ装置では、画像源として、DMD(マイクロ・ミラー・デバイス)やLCD(液晶表示装置)が利用されている。
【0004】
なお、プロジェクタ装置は、単体での利用に加えて、複数台を縦横に積層配置して、マルチスクリーンディスプレイとして使用することもできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したプロジェクタ装置においては、投影された画像を目視しながら、画像の歪みや倍率を補正する必要がある。
【0006】
ところで、多くのプロジェクタ装置においては、画像の歪みや倍率を調整するための構造は、不十分であり、また調整機構が設けられてるプロジェクタ装置においても、カバーを外したり、工具による調整が必要であり、調整作業に多くの時間が求められている。
【0007】
この発明の目的は、投影された画像の歪みや倍率を工具によらずに、短時間で調整可能なプロジェクタ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記問題点に基づきなされたもので、プロジェクターユニットを所定の位置に支持するための位置調整機構を有するプロジェクタ装置において、前記位置調整機構は、前記プロジェクターユニットを第1の方向に移動可能に支持するための第1の保持部材と、前記第1の保持部材に対して、前記第1の保持部材と平行な面内で回転可能に支持された第2の保持部材と、前記第2の保持部材に対して、前記第1の方向と直交する第2の方向に移動可能に支持され、かつ複数の高さの調整機構によって支持された第3の保持部材と、前記第1、第2、第3の保持部材のおよび前記高さ調整機構に結合して、前記第1、第2の方向、前記回転方向、および前記高さ方向の各位置を所定の一方向から調整するための可動機構とを有することを特徴とするプロジェクタ装置を提供するものである。
【0009】
また、この発明は、プロジェクターユニットを所定の位置に支持するための位置調整機構を有するプロジェクタ装置において、前記位置調整機構は、前記プロジェクターユニットを画像の倍率を調整可能な第1の方向に移動可能に支持するための第1の保持部材と、前記第1の保持部材の中央部に設けられた回転軸により、この第1の保持部材と平行な面内で回転可能に支持された第2の保持部材と、前記第2の保持部材に対して、前記第1の方向と直交する第2の方向に移動可能に支持され、かつ複数の高さの調整機構によって支持された第3の保持部材と、前記第1、第2、第3の保持部材のおよび前記高さ調整機構に結合して、前記第1、第2の方向、前記回転方向、および前記高さ方向の各位置を所定の一方向から調整するための可動機構とを有してなり、前記プロジェクターユニットの上下方向、左右方向、前後方向、および傾斜をそれぞれ調整可能にして、投射された画像の歪みを補正できるようにしたことを特徴とするプロジェクタ装置を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0011】
図1は、この発明の実施の形態であるプロジェクタ装置の一例を説明する概略図である。
【0012】
図1に示されるように、プロジェクタ装置100は、キャビネット110内に取付けられ、前方のスクリーン120に画像を投射するプロジェクターユニット130を有している。プロジェクターユニット130の先端部には、投射レンズ140が設けられている。なお、キャビネット110とスクリーン120とは、一体的に構成されており、プロジェクターユニット130は、調整器150上に載置されている。
【0013】
図2は、調整器150の外観の特徴を説明する概略図である。
【0014】
調整器150は、プロジェクターユニット130を、任意の方向に移動および傾斜可能に支持するもので、図3ないし図12を用いて以下に説明するように、左右(X軸)方向、上下(Y軸)方向、前後(Z軸)方向および回転(Wにより示す)方向のそれぞれの方向に、独立に移動または傾斜させることのできる第1ないし第4の可動機構が一体的に構成されたものである。なお、図2には、Y軸方向の調整に利用される3つの高さ調整ハンドル14a、14bおよび14c、前後の調整に利用される前後調整ハンドル15および回転の調整に利用される回転調整ハンドル16のみが示されている。すなわち、高さ調整ハンドル14a,14bおよび14c、前後調整ハンドル15および回転調整ハンドル16のそれぞれは、プロジェクターユニット130の投射レンズ140が設けられる側の面に対して後方(背面すなわち後正面)に、全ての調整作業が一方向から調整可能に、一括して配列されている。
【0015】
図3ないし図5は、図2に示した調整器150の構造を示すもので、図3は、平面図、図4は、同調整器150を図3の矢印B方向から見た正面図、図5は、同調整器150を図3の矢印C方向から見た側面図である。
【0016】
図3ないし図5に示されるように、調整器150は、プロジェクターユニット130および調整器150の荷重を支えるベース台1を有している。
【0017】
ベース台1には、プロジェクターユニット130を回転させる回転ベース2とプロジェクターユニット130を任意の方向に傾斜させる揺動ベース3とが積層状態で配置されている。なお、揺動ベース3には、プロジェクターユニット130を左右方向に移動可能とするスラストベース4が一体的に設けられている。
【0018】
回転ベース2は、回転軸5により、ベース台1上の概ね中央付近に、ベース台1に対して任意の方向に回動自在に保持されている。なお、キャビネット110とベース台1との間の空間には、図8を用いて後段に説明する前後方向移動機構154が組み込まれている。
【0019】
回転ベース2には、図2に示した調整ハンドル群が設けられる側の左右方向に2本、プロジェクターユニット130の投射レンズ140が位置される側の概ね中央に1本、それぞれ配列され、揺動ベース3を支持する第1ないし第3の高さ調整器151ないし153の脚部となるボルト6が固定されている。
【0020】
揺動ベース3は、図6を用いて以下に説明するように、それぞれのボルト6に形成される高さ調整器151ないし153の所定位置に、セットされる。なお、ボルト6の揺動ベース3から突出された部分には、スプリング7が装着される。これにより、揺動ベース3は、常時、ベース台1の方向に押し下げられる。
【0021】
図6は、図1ないし図5に示した調整器150に組み込まれる第1ないし第3の高さ調整器151ないし153の構成を説明するもので、図6(A)は、正面図、図6(B)は、ウォームホイールギヤの断面図、および図6(C)は、平面図である。なお、第1ないし第3の高さ調整器151ないし153は、いづれも同一の構成であるから、第1の調整器151を代表させて説明する。
【0022】
高さ調整器151は、回転軸8の所定の位置に固定されたウォームギヤ10により回転されることでボルト6に対して相対位置が変化されるウォームホイールギヤ11を含み、回転軸8と接続された調整ハンドル14aが回転されることで回転されるウォームギヤ10の回転により、ウォームホイールギヤ11をベース台1に対して上下動させるものである。すなわち、調整ハンドル14aが任意の方向に回転されることでウォームギヤ10が時計回りあるいは反時計回り方向に回転されると、ウォームホイールギヤ11が回転され、ギヤ11自身のボルト6に対する位置が変位される。これにより、揺動ベース3が上下動される。なお、図3に示されるように、高さ調整器153のみ、長さの異なる回転軸8´が用いられることはいうまでもない。
【0023】
図7は、調整器150のベース台1と回動ベース2、揺動ベース3およびスラストベース4のそれぞれの層構成を説明する概略図である。
【0024】
図7に示されるように、ベース台1は、キャビネット110の所定位置に固定されたマウント部材17に、ねじ1bにより長穴1a内を、Z軸方向に移動可能に取り付けられている。
【0025】
ベース台1の平面部分の概ね中央には、回転ベース2に設けられる回転軸5の脚部となる図示しないボルトが締め付けられるねじ部1fが、同平面部分の調整ハンドルが設けられる側の所定の位置であって、キャビネット110に面する側の面には、前後方向調整機構154の回転軸9のねじ部と組み合わせられる推進板1cが、それぞれ形成されている。また、ベース台1の調整ハンドル群が位置される側の端部は、キャビネット110と反対の側に折り曲げられており、回転調整ハンドル16から延出される回転軸12の回転を妨げない開口部1eが形成されている。なお、推進板1cは、キャビネット110の所定位置に設けられた固定片13に挿入される回転軸9のねじ部が回転されることによりZ軸方向に関して、ベース台1を移動させるものである。
【0026】
回転ベース2の平面部分の概ね中央の所定位置には、ベース台1に固定された回転軸5が貫通されることで回転軸5を提供可能な開口部2aが、同平面部分の所定の位置には、図9を用いて後段に説明する回転調整機構155による自身の回転を可能とし、プロジェクターユニット130の荷重を支えるピン21(図4参照)がセットされるねじ部21aが、それぞれ形成されている。なお、ねじ部21aに固定されたピン21は、ベース台1の所定位置に形成され、回転ベース2の回転を可能にピン21をガイドする円弧状の複数のガイド穴1gと共働して回転ベース2の回転を規制する。
【0027】
回転ベース2にはまた、平面部分と直交する方向に折り曲げられた折り曲げ部22と折り曲げ部22から(折り曲げ部22と)直交する方向にさらに折り曲げられた高さ調整器支持部22aが設けられている。なお、高さ調整器支持部22aは、平面部分と概ね平行である。また、高さ調整器支持部22aには、ボルト6が固定されるためのねじ部23が形成され、ボルト6が固定される。
【0028】
揺動ベース3の平面部分の背面(回転ベース2側の面)の所定位置には、高さ調整器151ないし153に組み込まれる回転軸8,8´を受け入れることで、高さ調整器151ないし153のそれぞれを機能させる固定片31が形成されている。
【0029】
揺動ベース3の平面部分の所定の位置には、以下に説明するスラストベース4の移動に利用されるピン43(図3参照)が固定されるねじ穴3aが形成されている。なお、ねじ穴3aは、図2に示した調整ハンドル群が設けられる側と反対の側(投射レンズ側)の左右方向に2本、調整ハンドル群が設けられる側の概ね中央に1本、それぞれ配列される。また、揺動ベース3の平面部分に直交された折り曲げ部32には、スラストベース4の左右方向移動に利用されるピン44が挿入される長穴3bが設けらている。
【0030】
スラストベース4の平面部分の所定位置であって、揺動ベース3に設けられたねじ穴3aに固定されるピン43が突出される部分には、ピン43に対して相対的にスラストベース4を移動可能とするための長穴4aが、また、同平面部分と直交する折り曲げ部分41には、ピン44が挿入される長穴4bが、それぞれ、設けらている。
【0031】
図8は、前後調整機構154によりベース台1を移動する原理を説明する概略図である。
【0032】
図8に示されるように、調整ハンドル15に接続された回転軸9は、ベース台1に設けられている推進板1cとキャビネット110に固定されているブロック13のそれぞれのねじ部にねじ込まれている。これにより、調整ハンドル15が任意の方向に回転されることで、推進板1cが図8における左右方向(図3におけるZ軸方向)に移動される。
【0033】
図9は、回転調整機構155により回転ベース2を回転できる原理を説明する概略図である。
【0034】
図9に示されるように、調整ハンドル16と接続された回転軸12は、ベース台1の折り曲げ部1dに形成されている開口1eを通って、回転ベース2の折り曲げ部22に設けられているねじ部24にねじ込まれている。なお、回転軸12の先端部には、回転軸12が回転された量を回転ベース2の回転に変換するためのナット25が設けられ、回転ベース2とベース台1の間に挿入されるばね26とベース台1の調整ハンドル16側に位置されるナット27により、回転軸12が回転された量を、回転ベース2の回転に変換することができる。また、回転軸5に対して等距離に位置されるピン21とベース台1の開口1gにより、ベース2の回転が誘導される。なお、回転ベース2の回転を容易とするために、回転軸調整機構155を設けた位置と対角の位置(図3参照)に、ナット25、ばね26およびナット27と実質的に同様に構成されたテンション機構155´すなわちナットつきボルト28とばね26´とナット25´が、設けられている。
【0035】
図10ないし図12は、図1ないし図9に示した調整器150の操作により、プロジェクターユニット130から投射される画像の歪みや倍率を調整する手順を説明するもので、図10は、平面図、図11は、背面正面図および図12は、図10における矢印D方向から見た側面図である。
【0036】
図10ないし図12から明らかなように、高さ調整ハンドル14aないし14cのいづれかまたは任意の組み合わせの2つもしくは3つ全てが独立に、または関連づけられて左右に回転されることで、対応するハンドルに接続された回転軸8,8´が回転され、回転軸に固定されたウォームギヤ10が回転される。これにより、高さ調整器151ないし153のボルト6に沿って、ウォームホイールギヤ11が上下方向に移動される。
【0037】
ウォームホイールギヤ11が上下動されることにより、揺動ベース3すなわちプロジェクターユニット130が任意の位置で、べース台1に対して上下される。なお、揺動ベース3には、スプリング7から常に下向きの加重が付与されているから、プロジェクターユニット130は、ハンドル14a,14bおよび14cのそれぞれが回転された量に対応する所定量だけ傾けられた状態に保持される。
【0038】
この場合、高さ調整ハンドル14aと同ハンドル14cのみが、互いに逆方向に回転されることで、プロジェクターユニット130を、左右方向に任意の角度で傾けることができる。なお、ハンドル14aと14cのみを同一の方向に回転させることで、投射レンズ140から投射される画像のあおり(上辺と下辺の倍率の比が異なる状態)が生じている画像の上下方向を調整できる。なお、あおりに関しては、左右方向の一方のハンドル14aまたは14cのみが回転されてもよい。
【0039】
前後調整ハンドル15が回転されると、ハンドル15に接続された回転軸9が回転され、ベース台1に設けられている前後調整機構154の推進板1cの位置が固定片13に対して相対的に変化される。すなわち、プロジェクターユニット130が前後方向に移動されることから、スクリーン120に投影された画像の倍率が変化できる。
【0040】
回転調整ハンドル16が回転されると、ハンドル16に接続された回転軸12が回転され、回転調整機構155(155´)のナット25(25´)とナット27(27´)との間の間隔、すなわち回転ベース2の側面22とベース台1の側面1dとの間隔が変化し、回転ベース2は、ベース台1の長孔1gの範囲内で円周方向(W)に回転される。このとき、回転ベース2は、回転軸5の周りを、時計廻りまたは反時計廻りに回転される。これにより、スクリーン120に投影された画像の歪みが補正される。なお、回転ベース2が回転される量が所定量である場合には、あおりと傾きの補正と関連して、左右方向の移動として作用することもある。
【0041】
ところで、プロジェクターユニット130は、スライドベース4により、揺動ベース3上を左右方向に移動可能に支持されている。このため、僅かに左右方向の位置を微調整する場合等において、プロジェクターユニット130を、直接、目的の方向に向けて押すことにより、左右方向に移動できる。なお、ハンドルを設けて、より微調整可能としてもよい。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明のプロジェクタ装置によれば、プロジェクターユニットにより投射された画面の歪みを、上下方向、左右方向および傾き方向のそれぞれに独立にまたは複合して調整できる。また、さらに画像の拡大もしくは縮小ができる。
【0043】
また、それぞれの調整および拡大もしくは縮小は、プロジェクターユニットを移動もしくは回転可能な方向と拘わりなく一方向から可能である。なお、各調整は、特別な工具を用いたり、キャビネットのカバーを外したりする必要もなく、画像が投影される方向の背面方向から、調整可能である。
【0044】
これにより、調整に要求される時間が低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態が適用されるプロジェクタ装置を示す概略図。
【図2】図1に示したプロジェクタ装置を支持する調整器の外観の特徴を示す概略図。
【図3】図1および図2に示した調整器の平面図。
【図4】図3に平面図を示した調整器を矢印B方向から見た正面図。
【図5】図3に平面図を示した調整器を矢印C方向から見た側面図。
【図6】図1ないし図5に示した調整器の高さ調整器の構造を説明する概略図。
【図7】図1ないし図5に示した調整器のベース台と回動ベースと揺動ベースの層構成を説明する概略図。
【図8】図1ないし図5に示した調整器の前後調整機構を説明する概略図。
【図9】図1ないし図5に示した調整器の回転調整機構を説明する概略図。
【図10】図1ないし図9に示した調整器の操作と、プロジェクターユニットにより投射される画像の歪みや倍率の関係を説明する概略図。
【図11】図1ないし図9に示した調整器の操作と、プロジェクターユニットにより投射される画像の歪みや倍率の関係を説明する概略図。
【図12】図1ないし図9に示した調整器の操作と、プロジェクターユニットにより投射される画像の歪みや倍率の関係を説明する概略図。
【符号の説明】
1 …ベース台、
2 …回転ベース、
3 …揺動ベース、
4 …スラストベース、
5 …回転軸、
6 …ボルト、
7 …スプリング、
8 …回転軸、
8´…回転軸、
9 …回転軸、
10 …ウォームギヤ、
11 …ウォームホイールギヤ、
12 …回転軸、
13 …固定片、
14a…高さ調整ハンドル、
14b…高さ調整ハンドル、
14c…高さ調整ハンドル、
15 …前後調整ハンドル、
16 …回転調整ハンドル、
21 …ピン、
25 …ナット、
25´…ナット、
26 …ばね、
27 …ナット、
28 …ナットつきボルト、
31 …固定片、
43 …ピン、
44 …ピン、
100 …プロジェクタ装置、
110 …キャビネット、
120 …スクリーン、
130 …プロジェクターユニット、
140 …投射レンズ、
150 …調整器、
151 …第1の高さ調整器、
152 …第2の高さ調整器、
153 …第3の高さ調整器、
154 …前後調整機構、
155 …回転調整機構。

Claims (9)

  1. プロジェクターユニットを所定の位置に支持するための位置調整機構を有するプロジェクタ装置において、前記位置調整機構は、
    前記プロジェクターユニットを第1の方向に移動可能に支持するための第1の保持部材と
    前記第1の保持部材に対して、前記第1の保持部材と平行な面内で回転可能に支持された第2の保持部材と
    前記第2の保持部材に対して、前記第1の方向と直交する第2の方向に移動可能に支持され、かつ複数の高さの調整機構によって支持された第3の保持部材と
    前記第1、第2、第3の保持部材のおよび前記高さ調整機構に結合して、前記第1、第2の方向、前記回転方向、および前記高さ方向の各位置を所定の一方向から調整するための可動機構とを有することを特徴とするプロジェクタ装置。
  2. 前記第1の保持部材は、上記プロジェクターユニットにより提供される画像の倍率を調整可能であることを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ装置。
  3. 前記第1の保持部材は、上記プロジェクターユニットとスクリーンの間の距離を変化させるものであることを特徴とする請求項2記載のプロジェクタ装置。
  4. 前記第3の保持部材は、前記第2の保持部材に設けられた第1ないし第3の、独立な高さ調整機構により保持されていることを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ装置。
  5. 前記第2の保持部材は、前記第1の保持部材の概ね中央に設けられた回転軸により保持されていることを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ装置。
  6. 上記高さ調整機構は、前記第2の保持部材上の上記プロジェクターユニットから画像が投射される方向の側の概ね中央に1点、上記プロジェクターユニットから画像が投射される方向と反対側の左右に2点の計3点に配置されることを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ装置。
  7. 前記可動機構は、上記プロジェクターユニットが画像を投射する方向に対して背面方向に設けられ、前記第1ないし第3の保持部材を移動または回転可能とする推力提供手段および前記高さ調整機構の高さ調整用の推力提供手段を有することを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ装置。
  8. 前記高さ調整機構は、ウォームギヤとウォームホイールギヤと、ウォームギヤによる調整作業を単一の方向から可能とするハンドル部を有し、前記第3の保持部材の高さおよび傾きを調整可能にしたことを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ装置。
  9. プロジェクターユニットを所定の位置に支持するための位置調整機構を有するプロジェクタ装置において、前記位置調整機構は、
    前記プロジェクターユニットを画像の倍率を調整可能な第1の方向に移動可能に支持するための第1の保持部材と
    前記第1の保持部材の中央部に設けられた回転軸により、この第1の保持部材と平行な面内で回転可能に支持された第2の保持部材と
    前記第2の保持部材に対して、前記第1の方向と直交する第2の方向に移動可能に支持され、かつ複数の高さの調整機構によって支持された第3の保持部材と
    前記第1、第2、第3の保持部材のおよび前記高さ調整機構に結合して、前記第1、第2の方向、前記回転方向、および前記高さ方向の各位置を所定の一方向から調整するための可動機構とを有してなり、
    前記プロジェクターユニットの上下方向、左右方向、前後方向、および傾斜をそれぞれ調整可能にして、投射された画像の歪みを補正できるようにしたことを特徴とするプロジェクタ装置。
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