JP4473992B2 - 拡大観察用のスタンド装置および拡大観察方法 - Google Patents

拡大観察用のスタンド装置および拡大観察方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆるマイクロスコープのような拡大観察用の顕微鏡カメラを取り付けるスタンド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のカメラは、拡大観察時の手振れ防止や作業性向上のために、スタンド装置に固定して用いることがある。かかるスタンド装置は、被写体に対するカメラの撮影角度を、図12に示すように、自在に設定できるようにしている。すなわち、図12の二点鎖線で示す対象物Wの表面に、カメラCの回転中心Oを合わせた状態で、該回転中心OのまわりにカメラCを二点鎖線のように回転させると、前記対象物Wを別の角度から観察することができる。
【0003】
しかし、従来の一般的なスタンド装置では、前記カメラCの回転中心Oが固定されているので、対象物Wの表面レベルが破線で示すように回転中心O上にない場合は、真上からの観察ポイントP1と、斜め上方からの観察ポイントP2とがズレてしまう。そのため、カメラCの角度を調整して変更する必要がある。
【0004】
そこで、図13に示すスタンド装置が提案されている。図13において、カメラCを取り付ける支柱100は、その回転中心Oの位置を上下に移動できるようになっている。したがって、支柱100の回転中心Oを対象物Wの表面上に設定しておくことで、真上の観察ポイントと斜め上方からの観察ポイントとを一致させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来技術では、高さが異なる対象物を観察する場合には、支柱100全体を上下に移動させて回転中心Oが対象物の表面レベルと一致するように操作しなければならない。しかも、支柱100の回転中心Oが上下に移動するので、つまり、回転中心Oが定点ではないから、前記回転中心Oの正確な位置を知ることはできない。そのため、前記支柱100の回転中心Oを対象物Wの表面に合致させるのは容易でない。したがって、支柱100を傾けると観察ポイントが微妙に変化するのは避けられない。
【0006】
しかも、カメラCのピントが合う物点の位置を回転中心Oに合致させるには、拡大画像を観察しながら支柱100を垂直にしたり傾斜させたりする操作を繰り返す必要があるので、取扱いが煩雑になる。
【0007】
したがって、本発明の目的は、対象物の高さに拘わらず、支柱を傾けた際の観察ポイントが変わるおそれがなく、かつ、取扱いが容易な拡大観察用のスタンド装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、第1の発明は、カメラを取り付けるカメラ取付部と、前記カメラ取付部が上下方向に移動可能に取り付けられた回動支柱と、水平軸線まわりに回動する回動部材と当該回動部材を支える支持部材とを有する回動機構のうち当該回動部材に取り付けられた前記回動支柱を、当該支持部材を介して回転中心が定点となるように支える固定支柱と、鉛直線に対して傾斜した前記回動支柱の静止状態を維持する手段と、前記固定支柱が立設されたベースと、前記カメラ取付部の下方に設けられ、観察する対象物を載置する載置部と、前記ベース上に設けられ、かつ、前記載置部よりも下方に設けられ、前記載置部に載置された対象物の表面の高さが前記回動支柱の回転中心の高さに一致するように前記載置部の高さを調整可能な高さ調整機構と、定点としての前記回転中心を通る前記水平軸線まわりに前記回動支柱を回動させる途中において、前記回動機構に設けられた当接部と当接して前記回動支柱の回動を所定の傾斜角度で規制する回動規制位置と、前記所定の傾斜角度を超えて前記回動支柱の更なる回動を許容する回動許容位置とを移動するように設けられ、前記回動許容位置から前記回動規制位置に戻るように付勢された傾斜ストッパと、を備え、前記傾斜ストッパを前記回動規制位置から前記回動許容位置へ移動させることにより前記傾斜ストッパによる規制を解除したとき、前記回動支柱が前記所定の傾斜角度を超えて更に回動することを特徴とする。
【0009】
本スタンド装置により対象物を観察するには、まず、カメラのピントが合う物点の位置が支柱の回転中心となるようにカメラの位置を設定する。この際、支柱の回転中心は定点であるから、前記回転中心の位置と同じ高さになるダミーを用い、このダミーをカメラから拡大観察することで、ピントの合うレベルを回転中心に容易に合わせることができる。ついで、対象物を載置部上に載せた後、載置部を上下に粗動および微調整して、対象物の表面にピントが合うようにする。対象物を斜め上方から観察する場合には、カメラを取り付けた支柱を回転させる。この際、支柱の回転中心は、ピントが合う物点に一致しているので、観察ポイントがズレるおそれはない。また、傾斜ストッパが回動許容位置から回動規制位置に戻るように付勢されているので、カメラが不用意に倒れることを防止することができる。
明細書において、カメラ取付部や載置部が「上下方向に粗動および微調整できるように設けられている」とは、前記カメラ取付部や載置部を上下に移動させる機構が2種類設けられていることを意味する。
【0010】
一方、第2の発明は、カメラを取り付けるカメラ取付部と、前記カメラ取付部が上下方向に移動可能に取り付けられた回動支柱と、水平軸線まわりに回動する回動部材と当該回動部材を支える支持部材とを有する回動機構のうち当該回動部材に取り付けられた前記回動支柱を、当該支持部材を介して回転中心が定点となるように支える固定支柱と、鉛直線に対して傾斜した前記回動支柱の静止状態を維持する手段と、前記固定支柱が立設されたベースと、前記カメラ取付部の下方に設けられ、観察する対象物を載置する載置部と、前記ベース上に設けられ、かつ、前記載置部よりも下方に設けられ、前記載置部に載置された対象物の表面の高さが前記回動支柱の回転中心の高さに一致するように前記載置部の高さを調整可能な高さ調整機構と、定点としての前記回転中心を通る前記水平軸線まわりに前記回動支柱を回動させる途中において、前記回動機構に設けられた当接部と当接して前記回動支柱の回動を所定の傾斜角度で規制する回動規制位置と、前記所定の傾斜角度を超えて前記回動支柱の更なる回動を許容する回動許容位置とを移動するように設けられ、前記回動許容位置から前記回動規制位置に戻るように付勢された傾斜ストッパと、前記回動機構に設けられ、前記回動支柱を前記水平軸線まわりに回動可能な範囲が規定されるように前記回動支柱の回動を規制する回動範囲規制部材と、を備え、前記傾斜ストッパを前記回動規制位置から前記回動許容位置へ移動させることにより前記傾斜ストッパによる規制を解除したとき、前記回動支柱が前記所定の傾斜角度を超えて更に回動し、前記回動範囲規制部材によって前記回動支柱の回動が前記所定の傾斜角度よりも大きな傾斜角度で再び規制されることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
本スタンド装置では、第1固定支柱30および第2固定支柱20が共通のベース4に立設されている。前記第1固定支柱30の上端部には、回動機構3を介して、回動支柱10が取り付けられている。前記回動支柱10には、カメラ取付部11が取り付けられ、一方、前記第2固定支柱20には対象物Wを載置するステージ(載置部)29が取り付けられている。
なお、ステージ29は、たとえばX−Yステージで、ステージ取付部(支持部)21に止ネジ28により固定されている。また、カメラCで撮像された対象物Wの拡大像は、たとえば、液晶モニタのような表示器に表示される。
【0012】
前記回動機構3は、水平軸線Hのまわりに回動支柱10を回動可能とするものである。図1の前記回動機構3は円筒軸受(回転を許容する部材)31に回動軸(回転する部材)32が嵌合して、回動軸32の回転を許容していると共に、止ネジ付ツマミ(静止状態を維持する手段)33が円筒軸受31を貫通していることで、前記回動軸32の回転を防止する。すなわち、回動支柱10は、図2の二点鎖線で示すように、鉛直線Vに対する傾斜角Aを自在に調整できるように設けられている。
【0013】
図1の前記回動支柱10および第2固定支柱20には、ともに1組の粗動機構5A,5Bおよび微調整機構6A,6Bを介して、それぞれ、前記カメラ取付部11およびステージ29が取り付けられている。すなわち、前記カメラ取付部11およびステージ29は、ともに、支柱10,20に対し、上下方向に粗動および微調整(微動)できるようになっている。
【0014】
前記粗動機構5A,5Bは、たとえば、支柱10,20に摺動自在なスライダ12,22と、各スライダ12,22を支柱10,20に固定するための止ネジを持つ粗動ツマミ13,23とで構成されている。一方、前記微調整機構6A,6Bは、スライダ12,22に取付部11,21を上下に摺動自在に設けると共に、取付部11,21に設けたラック(図示せず)とスライダ12,22に設けたピニオン(図示せず)とを歯合させ、前記ピニオンを回転させる微調ツマミ(操作ツマミ)14,24を設けてなる。
【0015】
図2に示すように、本実施形態では検出器7が設けてある。この検出器7は、後述するように前記ステージ29の表面のレベルを検出するもので、二点鎖線で示すように前記ステージ29の表面に対向した測定位置P3と、実線で示すようにステージ29の外方に退避した退避位置P4とに水平に移動できるようになっている。前記検出器7は、たとえば近接スイッチからなり、アルミ製のステージ29の表面までの距離を測定し、測定距離が所定の範囲である場合に、すなわち、ステージ29の表面レベルが図1の水平軸線Hのレベルに略一致している場合に、ランプ(図示せず)を点灯させる。
【0016】
つぎに、本スタンド装置の用い方について説明する。
まず、図1の対象物Wをステージ29上に載せていない状態で、カメラCを取付部11に固定する。一方、図2の二点鎖線で示すように、検出器7を測定位置P3に移動させる。ついで、粗動機構5Bおよび微調整機構6Bを用いて(微調ツマミ24などを回転操作することで)ステージ29を上昇させ、やがて、図3のように、ステージ29が検出器7に近接して検出されると、ステージ29の表面レベルが水平軸線H(図1)に一致する。この状態で、モニタを観察しながら、粗動機構5A(図1)および微調整機構6Aを操作して(微調ツマミ14などを回転操作することで)、カメラCのピントをステージ29の表面レベルに合致させると、ピントの合った物点Fが水平軸線H(図1)上に存在することになる。すなわち、ピントの合う物点Fと回転中心Oとが一致することになる。
【0017】
その後、ステージ29上に対象物Wを載せると共に、前記モニタを観察しながら、粗動機構5Bおよび微調整機構6Bを用いてステージ29および対象物Wの表面レベルを下降させて、図1のように該対象物Wの表面レベルをピントの合う位置Fに一致させる。これにより、対象物Wの拡大観察が可能となる。
【0018】
前記対象物Wを斜め上方から観察したい場合には、止ネジ付ツマミ33を緩めて、支柱10を水平軸線Hのまわりに回転させ、図2の二点鎖線で示すように、支柱10の傾斜角Aを所定角度に設定する。この際、支柱10の回転中心Oは、対象物Wの表面上の点Fに一致しているので、観察角度を変えても観察ポイントが変化するおそれはない。
【0019】
一方、別の対象物Wを見る場合に対象物Wの高さが変化した際には、モニタを見ながら、粗動機構5Bおよび微調整機構6Bを操作して、図4の実線で示すステージ29を二点鎖線で示すように上下に移動させ、対象物Wの表面にピントを合わせる。この際、カメラCの高さや角度を全く変える必要がないので、対象物Wの高さが変わっても、ステージ29を上下させるだけの簡単な操作でピントを合わせることができる。したがって、取扱いが容易である。
【0020】
つぎに本スタンド装置の他の使用方法を図5および図6を用いて説明する。
前記ステージ取付部21には、図1のステージ29の他に、図5の透過用照明装置40と、図6の側射用照明装置41とを止ネジ28により選択的にステージ取付部21の上下に取り付けることができるようになっている。
すなわち、本実施形態では、図1のステージ29をステージ取付部21を介して第2固定支柱20に取り付けるようにしたので、種々の照明を用いて観察することができる。
【0021】
しかし、本発明では、必ずしも第2固定支柱20を設ける必要はなく、ステージ29自体に高さ方向の調整機能を付加してもよい。また、第1固定支柱30にステージ29を取り付けるようにしてもよい。
【0022】
図7は変形例を示す。
本変形例では、図2の検出器7に代えて位置決め手段7Aを設けている。この位置決め手段7Aは、測定位置P3および退避位置P4に水平に移動自在になっていると共に、水平軸線H(図1)と同じレベルに設定された当接面7aを有している。したがって、ステージ29を当接面7aに当接させることで、ステージ29の表面レベルを回転中心O(水平軸線H)の高さに略一致させることができる。
【0023】
なお、本発明では、検出器7や位置決め手段7Aは、ステージ29の表面を直接検出したり、ステージ29の表面に直接接触する必要はなく、ステージ29の高さを検出したり位置決めすることで、ステージ29の表面レベルを回転中心Oのレベルに一致させることができればよい。また、前記検出器7や位置決め手段7Aは、必ずしもベース4から個別に立設する必要はなく、たとえば固定支柱20または30に取り付けてもよい。さらに、本発明では、前記検出器7や位置決め手段7Aは必ずしも必要ではなく、たとえば、水平軸線Hと同じ高さの台などをベース4上に載せ、この台の表面をダミーにしてカメラCのピントを合わせてもよい。
【0024】
つぎに、回動機構3の他の例を図8〜図11を用いて説明する。
図8において、第1固定支柱30の上端部には固定水平軸(回転を許容する部材)50が固定されている。一方、回動支柱10の下端部は回転ブラケット(回転する部材)60に固定されている。前記回転ブラケット60は、図9および図10のように固定水平軸50に嵌まり込んでおり、該固定水平軸50の回りに回転できる構造となっている。
【0025】
前記回転ブラケット60には鉛直ストッパ61が嵌まり込んでいる。この鉛直ストッパ61は、その先端が固定水平軸50のストッパ孔51に嵌まり込むことにより、回動支柱10が略鉛直な姿勢から回転するのを防止する。図11に示すように、前記鉛直ストッパ61にはピン61aが設けてあり、鉛直ストッパ61の回転位置を設定することで、鉛直ストッパ61の先端がストッパ孔51に入り込まないようにして、鉛直ストッパ61を解除できるようにしている。
【0026】
前記固定水平軸50には、回転角規制溝(位置決め装置)52が設けてある。この回転角規制溝52には、回転角規制ピン(位置決め装置)62が、図9(a)のように、常時嵌まり込んでいる。図10(c)のように、前記回転角規制溝52は、鉛直線Vから、概ね、左に90°回転した位置と右に60°回転した位置の範囲まで形成されている。したがって、図10(b)に示すように、回転ブラケット60は固定水平軸50に対し、最大左に90°までと右に60°まで回動することができるようになっている。すなわち、回動支柱10は略水平な姿勢まで回動可能に設けられていると共に、当該水平姿勢において図10(c)の回転角規制ピン62が回転角規制溝52の端部に当接して位置決めすることができるようになっている。
【0027】
図11に示すように、固定水平軸50には円弧状突部53が設けてある。一方、傾斜ストッパ63が図10の回転ブラケット60に取り付けてある。該傾斜ストッパ63には、前記円弧状突部53が通過できる円弧孔63aが形成されている。前記傾斜ストッパ63は、図9のボルト63bなどの締付具によって、図10(a)の回転規制位置Paと、図10(b)の回転許容位置Pbとに選択的に固定できるようになっている。すなわち、図10(a)の回転規制位置Paにおいては、回転ブラケット60を左(反時計回り)に回転させると、回転ブラケット60が60°回転した後に傾斜ストッパ63が円弧状突部53に当接し、それ以上回転できなくなる。一方、図10(b)の回転許容位置Pbにおいては、円弧状突部53が円弧孔63a内を通過できるようになっており、回転ブラケット60を右(時計回り)に回転させると、回転ブラケット60が水平まで回転し、図10(c)の前記回転角規制ピン62が回転角規制溝52に当接して、それ以上回転できなくなる。
すなわち、傾斜ストッパ63は、図10(a)の回転規制位置Paにおいて回動支柱10が鉛直姿勢からノンストップで水平姿勢となる方向に回転するのを防止する。したがって、高価なカメラCの先端部が不用意にステージ29に衝突して損傷するのを防止し得る。
【0028】
また、図11に示すように、前記固定水平軸50には、多数の位置決め孔(静止状態を維持する手段)54が15°ピッチで形成されている。この位置決め孔54にはスプリングピン(静止状態を維持する手段)64が係脱しており、これによって図9(b)の回動支柱10が、たとえば、15°ピッチで静止し易くなっている。したがって、カメラCを任意の角度で静止させ易く、その結果、操作性が向上する。
【0029】
図9(a),(b)に示すように、前記回転ブラケット60にはスリ割部69が設けてある。前記回転ブラケット60には前記スリ割部69の上下に、一対の分割部68,68が設けてある。前記一対の分割部68,68は、負荷設定ボルト65によって締結されており、固定水平軸50をクランプしている。この固定水平軸50のクランプ力は、負荷設定ボルト65の回りに設けた圧縮コイルバネ66の反力、すなわち、前記負荷設定ボルト65のねじ込量によって定まる。こうして、前記負荷設定ボルト65および圧縮コイルバネ66などからなる回転負荷機構67は、回動支柱10が回転する際に摺接する摺接面55に圧力を付加することで、傾斜した回動支柱10が自重で回転するのを防止する。したがって、カメラCが不用意に倒れるおそれがないから、操作性が向上する。
【0030】
つぎに、本回動機構3の用い方について説明する。
まず、図8の実線で示す鉛直姿勢で用いる場合には、図9の鉛直ストッパ61の下端がストッパ孔51に嵌まり込んだ状態にする。これにより、鉛直ストッパ61がストッパ孔51に嵌合して、回動支柱10、つまり、カメラCの鉛直姿勢を維持することができる。
【0031】
一方、カメラCを傾斜姿勢で用いる場合は、図9の鉛直ストッパ61を二点鎖線で示すように上方に引き上げて鉛直ストッパ61の下端をストッパ孔51から外し、図8の回動支柱10を左右に回転させる。
【0032】
さらに、図8の水平姿勢で用いる場合には、まず、ステージ29を下方に引き下げた後に、図10(b)のように、傾斜ストッパ63の円弧孔63aを円弧状突部53が通過できるようにして、図8のカメラCを水平まで回転させる。この水平姿勢においては、ステージ29上に載置した物品の側面をカメラCで拡大観察することができ、円筒形のような転がり易い物品等を観察するのに適している。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カメラとは別に対象物自体(載置部)のレベルを上下に調整できるようにしたから、カメラのピントが合う物体の位置をカメラの回転中心に合わせ、該回転中心のまわりにカメラを回転させることにより、真上および斜め上方からの観察ポイントを一致させることができると共に、高さの異なる対象物を観察する際には載置部を上下させ、一方、観察角度を変更する際には支柱を傾けるだけの簡単な操作で観察することができ、したがって、従来の複雑な操作を必要としない。
【0034】
また、カメラを取り付ける支柱とは別の支柱を設け、該支柱に載置部を取り付けられるようにすれば、載置部に代えて照明装置を取り付けることで、種々の照明を用いた観察が可能となる。
【0035】
また、載置部の表面レベルを検出する検出器や、載置部の表面レベルを回転中心の高さに合わせるための位置決め手段を設ければ、カメラのピントが合う物体の位置をカメラの回転中心に容易に合致させることができるから、操作性がより一層向上する。
【0036】
また、カメラを水平姿勢まで回転させることで、円筒形などの座りの悪い物品の外周面を容易に観察することができる。
【0037】
さらに、本発明によれば、高価なカメラが不用意にノンストップで水平姿勢まで回転するのを防止できるから、カメラが載置部に衝突することによるカメラの損傷を防止し得る。
【0038】
また、カメラが回転する際の回転摺接面に予圧を負荷すれば、カメラが自重等で不用意に倒れるおそれがないから、操作性が向上する。なお、カメラの鉛直姿勢を安定した状態で保持できれば、操作性が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の拡大観察用のスタンド装置の一実施形態を示す側面図である。
【図2】 同正面図である。
【図3】 検出器を測定位置に移動させた状態で示すスタンド装置の正面図である。
【図4】 高さの異なる対象物を観察する方法を示すカメラおよびステージ等の正面図である。
【図5】 本スタンド装置の他の使用方法を示す側面図である。
【図6】 本スタンド装置の更に他の使用方法を示す側面図である。
【図7】 本スタンド装置の変形例を示す正面図である。
【図8】 回動機構の他の例を示すための支柱等の正面図である。
【図9】 回動機構を示す側面図および正面図である。
【図10】 回動機構を示す断面図である。
【図11】 回動機構を示す分解斜視図である。
【図12】 従来の一般的な観察方法を示す対象物およびカメラの正面図である。
【図13】 他の従来例を示すスタンド装置の正面図である。
【符号の説明】
10:回動支柱
11:カメラ取付部
20:第2固定支柱(別の支柱)
21:ステージ取付部
29:ステージ
40,41:照明装置
52,62:位置決め装置
55:摺接面
61:鉛直ストッパ
63:傾斜ストッパ
67:回転負荷機構
7:検出器
7A:位置決め手段
C:カメラ
H:水平軸線
W:対象物

Claims (10)

  1. カメラを取り付けるカメラ取付部と、
    前記カメラ取付部が上下方向に移動可能に取り付けられた回動支柱と、
    水平軸線まわりに回動する回動部材と当該回動部材を支える支持部材とを有する回動機構のうち当該回動部材に取り付けられた前記回動支柱を、当該支持部材を介して回転中心が定点となるように支える固定支柱と、
    鉛直線に対して傾斜した前記回動支柱の静止状態を維持する手段と、
    前記固定支柱が立設されたベースと、
    前記カメラ取付部の下方に設けられ、観察する対象物を載置する載置部と、
    前記ベース上に設けられ、かつ、前記載置部よりも下方に設けられ、前記載置部に載置された対象物の表面の高さが前記回動支柱の回転中心の高さに一致するように前記載置部の高さを調整可能な高さ調整機構と、
    定点としての前記回転中心を通る前記水平軸線まわりに前記回動支柱を回動させる途中において、前記回動機構に設けられた当接部と当接して前記回動支柱の回動を所定の傾斜角度で規制する回動規制位置と、前記所定の傾斜角度を超えて前記回動支柱の更なる回動を許容する回動許容位置とを移動するように設けられ、前記回動許容位置から前記回動規制位置に戻るように付勢された傾斜ストッパと、を備え、
    前記傾斜ストッパを前記回動規制位置から前記回動許容位置へ移動させることにより前記傾斜ストッパによる規制を解除したとき、前記回動支柱が前記所定の傾斜角度を超えて更に回動することを特徴とする拡大観察用のスタンド装置。
  2. カメラを取り付けるカメラ取付部と、
    前記カメラ取付部が上下方向に移動可能に取り付けられた回動支柱と、
    水平軸線まわりに回動する回動部材と当該回動部材を支える支持部材とを有する回動機構のうち当該回動部材に取り付けられた前記回動支柱を、当該支持部材を介して回転中心が定点となるように支える固定支柱と、
    鉛直線に対して傾斜した前記回動支柱の静止状態を維持する手段と、
    前記固定支柱が立設されたベースと、
    前記カメラ取付部の下方に設けられ、観察する対象物を載置する載置部と、
    前記ベース上に設けられ、かつ、前記載置部よりも下方に設けられ、前記載置部に載置された対象物の表面の高さが前記回動支柱の回転中心の高さに一致するように前記載置部の高さを調整可能な高さ調整機構と、
    定点としての前記回転中心を通る前記水平軸線まわりに前記回動支柱を回動させる途中において、前記回動機構に設けられた当接部と当接して前記回動支柱の回動を所定の傾斜角度で規制する回動規制位置と、前記所定の傾斜角度を超えて前記回動支柱の更なる回動を許容する回動許容位置とを移動するように設けられ、前記回動許容位置から前記回動規制位置に戻るように付勢された傾斜ストッパと、
    前記回動機構に設けられ、前記回動支柱を前記水平軸線まわりに回動可能な範囲が規定されるように前記回動支柱の回動を規制する回動範囲規制部材と、を備え、
    前記傾斜ストッパを前記回動規制位置から前記回動許容位置へ移動させることにより前記傾斜ストッパによる規制を解除したとき、前記回動支柱が前記所定の傾斜角度を超えて更に回動し、前記回動範囲規制部材によって前記回動支柱の回動が前記所定の傾斜角度よりも大きな傾斜角度で再び規制されることを特徴とする拡大観察用のスタンド装置。
  3. 前記ベースには、前記固定支柱とは別の固定支柱が立設されており、
    前記高さ調整機構は、前記載置部を支持するとともに、前記別の固定支柱に沿って上下動可能なスライダを備えることを特徴とする請求項1または2記載の拡大観察用のスタンド装置。
  4. 前記カメラ取付部を上下方向に移動させるための第1操作部と、
    前記載置部の高さを調整するための第2操作部とを備えることを特徴とする請求項1からのいずれか記載の拡大観察用のスタンド装置。
  5. 前記載置部の表面のレベルを前記水平軸線の高さに位置決めする位置決め手段を設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれか記載の拡大観察用のスタンド装置。
  6. 前記回動支柱を略水平な姿勢まで回動可能に設けると共に、当該水平な姿勢において前記回動支柱を位置決めする位置決め装置を設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれか記載の拡大観察用のスタンド装置。
  7. 前記回動支柱が回転する際に摺接する摺接面に圧力を付加することで、傾斜した状態の回動支柱が自重で回転するのを防止する回転負荷機構を設けたことを特徴とする請求項1から4のいずれか記載の拡大観察用のスタンド装置。
  8. 前記回動支柱が略鉛直な姿勢から回転するのを防止する鉛直ストッパを設けると共に、該鉛直ストッパを解除可能としたことを特徴とする請求項1から4のいずれか記載の拡大観察用のスタンド装置。
  9. 請求項ないしのいずれか1項に記載のスタンド装置を用いた拡大観察方法であって、前記高さ調整機構を操作して、前記載置部に載置された対象物の表面の高さを前記回動支柱の回転中心の高さに一致させた後、前記回動支柱を前記水平軸線の周りに回転させて、対象物を観察する拡大観察方法。
  10. 請求項ないしのいずれか1項に記載のスタンド装置を用いた拡大観察方法であって、前記載置部の載置面の高さが前記回動支柱の回転中心の高さと一致するように前記高さ調整機構を操作し、前記カメラ取付部に取り付けられたカメラのピントを前記載置部の載置面の高さに合わせ、対象物を前記載置部に載置し、前記カメラ取付部に取り付けられたカメラのピントが載置された対象物の表面レベルに合うように前記高さ調整機構を操作した後、前記回動支柱を前記水平軸線の周りに回転させて、対象物を観察する拡大観察方法。
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