JP3789458B2 - 横断流ファン - Google Patents
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Description
また、前記ファンを組み立てるには、複数の金属部材を溶着する作業を必要としており、多大な時間を必要となり、人件費の嵩む構成となり、コストの高くするものとなっていた。従って、排風ファンをできる限り軽減して、組み立てが容易な構成の排風ファンが望まれていた。
合成樹脂にて構成した複数のフィン部材445を、ファン軸437方向に直列に連結し、その端部にフィン受体446を固定して構成する横断流ファンにおいて、該フィン部材445は、円板状の支持板445dの中央部にボス部445aを形設し、該ボス部445aの一側にガイド筒445cを突出し、他側にもう一方のフィン部材445のガイド筒445cを嵌合する嵌合部445bを形設し、更に、支持板445dの外周側の側面より軸芯と平行で、ガイド筒445cを突出した方向に複数個のフィン445e・445e・・・を同一半径上で突出し、その逆側に側面にもう一方のフィン部材445のフィン445e・445e・・・の先端を挿入する差し込み部445f・445f・・・を突出して一体成形し、前記フィン受体446は中央部にボス部446aを形成し、ボス部446aの一側に前記嵌合部445bと同形状で位置を合わせて嵌合部446bを形設し、支持板446dの外周部の嵌合部446bの形設する側に差し込み部446c・446c・・・を前記差し込み部445fと同形状で位置を合わせて突出して一体成形したものである。
合成樹脂にて構成した複数のフィン部材445を、ファン軸437方向に直列に連結し、その端部にフィン受体446を固定して構成する横断流ファンにおいて、該フィン部材445は、円板状の支持板445dの中央部にボス部445aを形設し、該ボス部445aの一側にガイド筒445cを突出し、他側にもう一方のフィン部材445のガイド筒445cを嵌合する嵌合部445bを形設し、更に、支持板445dの外周側の側面より軸芯と平行で、ガイド筒445cを突出した方向に複数個のフィン445e・445e・・・を同一半径上で突出し、その逆側に側面にもう一方のフィン部材445のフィン445e・445e・・・の先端を挿入する差し込み部445f・445f・・・を突出して一体成形し、前記フィン受体446は中央部にボス部446aを形成し、ボス部446aの一側に前記嵌合部445bと同形状で位置を合わせて嵌合部446bを形設し、支持板446dの外周部の嵌合部446bの形設する側に差し込み部446c・446c・・・を前記差し込み部445fと同形状で位置を合わせて突出して一体成形したので、フィンをフィン差し込み部に差し込むだけで簡単に組み立てることができるようになり、溶接等を不要として製造コストを低減できる。
そして、軸方向に直列に付加して組み立てるだけで、所望の幅の横断流ファンを構成でき、幅方向の長さの変更が容易にできる。
また、前記横断流ファンを合成樹脂にて成形することで、ファンの重量を軽くして、ファンの駆動トルクを低減でき、エンジンや動力伝達機構への負担を軽減することができる。
図1はコンバイン全体側面図、図2は脱穀・選別装置側面断面図、図3は樹脂で成形した揺動本体の側面図、図4は同じく揺動本体の部分側面断面図、図5は同じく揺動本体の部分側面断面図、図6は同じく正面断面図、図7は揺動可能なフルイ線を配設する揺動本体の部分側面図、図8は同じくフルイ線の揺動構成を配設した揺動本体の部分平面図、図9は揺動選別装置に配設する唐箕とプレファンの側面図、図10は吸引量調整機構を示す側面図、図11は脱穀、揺動選別装置への動力伝達構成を示すスケルトン図、図12は唐箕とプレファンへの動力伝達を示す部分側面図である。図13はグレンタンク側部に配設する揚穀コンベアの支持構成を示す側面図、図14は同じく揚穀コンベアの支持構成を示す後面図、図15は同じく揚穀コンベアの支持構成を示す平面図、図16はグレンタンクの前側部に配設するオーガレストを示す右側面図、図17は同じくオーガレストを示す左側面図、図18はガイド体に配設した排出オーガの排出口を示す側面図部分断面図、図19は同じくガイド体を配設した排出オーガを示す正面図、図20は排風ファンの正面図断面図、図21は排風ファンの側面断面図、図22は脱穀装置の前部を示す正面図、図23は唐箕の支持構成を示す部分側面図、図24は脱穀装置後部を示す後面図、図25はフィードチェーンを支持するオープン枠を示す側面図、図26は排藁搬送装置を示す平面図一部断面図、図27は補助チェーンを示す側面図一部断面図、図28は排藁チェーンへの動力伝達構成を示す部分後面図、図29は機体後部を示す部分側面図、図30は排藁ガイド棒の支持構成を示す後面図一部断面図、図31は樹脂成形した排風ファンの別実施例を示す正面断面図、図32は揺動本体の揺動機構の組立斜視図、図33は樹脂成形した排風ファンの別実施例を示す正面断面図、図34は揺動本体の揺動駆動リンクを示す部分斜視図、図35は同じく部分斜視図である。
クローラ式走行装置1上に機体フレーム2を載置し、該機体フレーム2前端に引起し・刈取装置Aを昇降可能に配設し、引起し・刈取装置Aは前端に分草板3を突出して穀稈を分草し、その後部に引起しケース4を立設して該引起しケース4より突出したタインの回転により穀稈を引き起こして、分草板3後部に配設した刈刃5にて株元を刈り取り、上部搬送装置、下部搬送装置、縦搬送装置6にて後部へ搬送し、この縦搬送装置6の上端から株元がフィードチェーン7に受け継がれて脱穀装置内に穀稈を搬送し、該フィードチェーン7後端には排藁搬送装置16が配設され、排藁搬送装置16後部下方に配設した排藁カッター装置17にて、搬送されてきた排藁を切断して圃場に放出している。前記脱穀装置の側部には選別後の精粒を貯留するグレンタンク12が配設され、該グレンタンク12前部には運転部19が配設されている。
前記エンジンEの左右方向に出力軸260を突出し、該出力軸260の一端をギアケース259に入力して、該ギアケース259よりプーリー、ベルトを介してミッションケースに動力を伝えて走行装置を駆動し、また、ギアケース259内の作業クラッチを介して、機体前部に配設した引起し、刈取装置Aに動力を伝達すると同時に、脱穀装置Bや揺動選別装置Cや排藁処理装置等を駆動する。前記ギアケース259から後方へ突出した出力軸よりプーリー、ベルトを介して送塵口処理胴21、及び扱胴20を駆動している。
また、前記一番コンベア22の他側にベベルギアを介して揚穀コンベア13を駆動しており、該一番コンベア22によって搬送された籾は揚穀コンベア13を介してグレンタンク12に搬送している。また、前記二番コンベア23の他端部に、ベベルギアを介して還元コンベア69を駆動し、該還元コンベア69の他端の排出口は揺動選別装置Cのクリンプ網31の前部に臨ませて配置し、二番物を還元して、再度選別を行うようにしている。
前記扱胴20の前部には、扱胴20の駆動軸136に動力を伝達する駆動ケース133を配設している。前記扱胴20の前部には傾斜部20bを形設して、穀稈を半径方向外側に案内している。
また、前記駆動ケース133の後面には正面視中空状のガイド板134を固設し、該ガイド板134を駆動軸136と同一軸芯上に配設しており、フィードチェーン7により搬送されてくる穀稈を駆動ケース133の下部に案内して、ガイド板134より扱胴20の傾斜部20bに沿って搬送し、扱胴20と支持枠に固定されているクリンプ網31との間を通過するように案内し、扱刃20a・20a・・・を用いて脱穀を行っている。
前記ガイド板134の下部には補強板137を固設して、扱胴20に案内される穀稈の当接により磨耗されるガイド板134を保護して、補強板137が磨耗するようにして、補強板137を交換すればよいようにしている。
前記ガイド棒145は略L字状に屈曲し、一端を被装板143に枢支し、他端を唐箕35の回転方向側に傾けて配設して、穀稈を扱胴20より後方に案内して、穀稈を駆動軸に巻き付くことを防止している。
揺動本体51の前端部を扱胴20の前端下方に配置し、揺動本体51の後端を送塵口処理胴21の後部下方まで延出している。前記揺動本体51の前下部に枢支軸52を設けて後部をクランク軸53に枢支して、クランク軸53の回動により揺動するように構成されている。
そして、合成樹脂を用いて一体成形した前記揺動本体51は、前部にはグレンパン58を形設し、その後下部を一段下げて底部59を成形し、底部59の前部に選別風導入口60を開口し、底部59の後部より後方を下方に膨出して膨出部61を成形し、該膨出部61には落下口67・68を前後に開口して、射出成形時に型を抜くことができるようにしている。
そして、前記ラック56の後部にフルイ線70を後方へ突出して配置し、その後下部に複数のチャフフィン54・54・・・を横設するチャフ部55を配設し、チャフ部55下部位置においてグレンシーブ57を配設している。
また、前記グレンパン58の断面形状は前記ラック56の断面形状と上下対称の三角形状の溝部58a・58aに形成し、前記ラック56の溝部56aとグレンパン58の溝部58aの開口面を重なるように螺合固定することによって、断面積が大きくなり、揺動本体51前部の剛性を高めている。
更に、前記選別風導入口60の前方位置において揺動本体51の左右側面の間には載置ステー62を横架しており、グレンパン58より前方に突出してフルイ線70の前部まで延出しておりラック56の前部を載置すると同時に、揺動本体51の後述するフルイ線70のリンク機構や枢支軸を配設する揺動本体51前部の側面を補強している。
そして、前記上下のリブ64・65の間位置の側面には一定間隔毎に孔を開口しており、この開口部分の剛性を高めるために、上下の該リブ64・65を側方よりハット形状の補強体66を嵌合している。該補強体66は前後方向に長い板体であり、該板体の上部を図6に示す正面断面視の如く、正面視「コ」字状に被装部66aを成形して上下のリブを側方より嵌合して揺動本体51の側面の補強を行い、被装部66aより下方に枢支体66bを突出して本体の側面を被装している。
即ち、前記チャフフィン54・54・・・を支持する為に揺動本体51側面に前記上部ピンを枢支するための円形の円孔81と下部のピンを摺動自在に案内する長孔82を一対として、前後方向に数個を一組として配置し、その一組の左右方向の反対側の側板に略菱形の挿入孔83を開口している。
つまり、一組の円孔81・81・・・と長孔82・82・・・と、挿入孔83を対向して配置し、前記円孔81・81・・・と長孔82・82・・・の組と、挿入孔83は左右交互に後方に連続して配置している。前記挿入孔83は前記円孔81と長孔82の一組を挿入できる大きさに側面視略菱形の開口している。
また、前記長孔82に挿入しているチャフフィン54下方のピンと、挿入孔83に嵌合したチャフフィン54下方のピンが、前後方向に長い連結プレートに枢支され、この連結プレートを前後動させることで全てのチャフフィンを同時に揺動できるようにしている。
また、該連結体88を横設した位置は扱胴20からの漏下量が少ない位置であり選別を乱すことは無い。更に、揺動本体51の下面をチャフ部55下方の膨出部61に開口した落下口67の左右両側には左右方向に軸芯を有する長孔91・91を成形しており、該長孔91・91にグレンシーブ57を挿入して落下口67を被装し、ピン92・92を用いて固定している。
また、前記グレンシーブ57の後部の固定チャフ85の下部開口した落下口68と落下口67との間位置の本体の底面上に固定プレート93を横設し、該固定プレート93に二枚のゴム垂れ94・95を螺合し、一側のゴム垂れ94を一番物コンベアの流穀板28上に延出し、他方のゴム垂れ95を二番物コンベアの流穀板29上に延出し、落下口68の前部にゴム垂れ96を吊設して二番物コンベアの流穀板29上に延出しており、籾を零すことなく落下している。
前記固設プレート101は揺動本体51の傾斜部106の上面に載置する板体であり、固設プレート101の両端を上方に屈曲して本体51の側面に螺装する螺合部101aを形成し、前記固定プレート101上にはリブ107・107の軸芯に合わせる孔101b・101bを開口しており、該孔101bよりリブ107内部に固定ボルト111を挿入し、該固定ボルト111下部にて固設リング102を螺合している。
前記固設リング102は、図5に示すように、上面にリブ107・107と軸芯を同じくする孔102a・102aを開口しており、固設リング102の下面には、側面視半円状の半円部102bを形設している。また、前記従動リング103は、側面視略半円状の半円部103aを形設し、該半円部103aの一端に嵌合部103bを前下方に突出し、該嵌合部103bに軸孔103cを開口している。
また、図5、図34、図35に示す如く、従動リング103の内側に揺動リング104を配設している。該揺動リング104は、前後に前リング104aと後リング104bを開口し、上下に二分割に形成されている。更に、前記揺動本体51の傾斜部106の側部には補強プレートを配設して、前記固設プレート101と固設リング102の側部を螺合して、揺動による振動を受けている揺動本体51の後部の補強を行っている。
一方、前記選別風導入口60の近傍位置における揺動本体51の側面には円弧状の長孔79を開口しており、前記揺動軸75を長孔79内を貫通し、該揺動軸75の端部にガイドローラー76を嵌合している。該ガイドローラー76は、揺動本体51の側方を被装する本体(機体)側の側板に固設する二本の平行状の板体からなるガイド体77’・77’の間に嵌合している。
また、前記揺動本体51の前部を枢支する枢支軸72の左右端部は、本体側の側板に固設したガイド体77’に嵌合しており、揺動本体51を揺動すると、ガイドローラー76はガイド体77’・77’によって案内されて前後動し、枢支軸72とガイドローラー76の位置が変化することによってアーム74が回動されて、フルイガイド部71も同時に回動されて、フルイガイド部71が揺動本体51の揺動に動機して揺動し、チャフ部55上に落下した籾藁等をふるいながら揺動搬送する。
但し、アーム74をなくして枢支軸72を固定することも可能であり、この場合揺動本体51の揺動でフルイ線70・70・・・も同時に揺動する。
また、前記ストローラック78・78・・・はフルイ線70・70・・・の間に交互に配設したり、複数配設するフルイ線70・70・・・の数個置きにストローラック78・78・・・を配設することもできる。
よって、細かい籾藁をフルイガイド部71から落下させて、導入口60より導入される風に乗って後方に搬送している。細かい籾藁を後方に搬送することで、一番物中に籾藁が混ざることの無いように構成し、チャフ部55により比重選別の効率を高めている。
前記唐箕35は、図9に示すように、左右方向に軸芯を有する回動軸236と該回動軸236より半径方向に放射状に突設する羽根体238・238・・・より構成し、また、前記唐箕35の回転周囲の前方を前ガイド板239で被装し、下方を側面視円弧状の下ガイド板240で、上方を上ガイド板234で被装している。唐箕35側部は開放されており、唐箕35の回動軸236は側部に固設した枢結プレート227により支持されている。該枢結プレート227により開口部が上下の吸引口35a・35bに分離され、ここから導入した空気は下ガイド板240のより前ガイド板239に沿って流れて風を発生させて、上ガイド板234に沿わせて唐箕35の後方に選別風を送風し、揺動本体51のグレンシーブ57と一番コンベア22と二番コンベア23との間に送風を行い風選別を行えるようにしている。
また、前記プレファン41の前面及び下面を側面視円弧状のガイド体245を用いて被装しており、プレファン41の回転によって吸引口249aより空気が吸引され、グレンパン58の後下部の選別風導入口60より送風を行い風選別を行えるようにしている。
更に、前記プレファン41は、ガイド板245の前上部に吸引口を開口し、該吸引口の下部のガイド板245上より接線方向に吸引ガイドプレートを突出し、エンジンEによる排風をプレファン41内部に導入可能に構成している。
また、図12に示すように、前記プレファン41の回動軸242の端部にプーリー267を固定し、唐箕35の回動軸236の端部にプーリー268を固定し、一番コンベア22のコンベア軸273にプーリー269を固定し、また、プレファン41のプーリー267と唐箕35のプーリー268の間位置上方にガイドプーリー272を枢支し、前記駆動軸261の軸受の端部にはアームを介してテンションプーリー271を枢支している。
そして、前記駆動軸261の側方端部に固定したプーリー266とこれらの各プーリー266・267・268・269・271・272にベルト270を巻回し、ガイドプーリー272によってプーリー267・268とベルト270の接触面積を増大させて、同方向へ回動するようにしている。
そして、前記テンションプーリー271によってベルト270を緊張して、駆動軸261の回動をプレファン41、唐箕35、一番コンベア22への順に回動して駆動するようにしている。
即ち、前記横軸275を前支持柱25より側方に突出し、該横軸275に前アーム276を枢支し、該前アーム276の前端部に第一抵抗板278を固設している。該第一抵抗板278は、前記枢結プレート46下方の吸引口249aを被装できるように略三日月状に形設している。
また、前記横軸275より後方に前アーム276と一体的に回動する後アーム277を枢支し、該後アーム277の後部に第二抵抗板279を固設している。該第二抵抗板279は、側面視台形状に形設して唐箕35側部の枢結プレート227上部の吸引口35aを被装できるようにしている。
従って、穀稈の搬送量が多くなり、ワイヤー281が引っ張られると、前アーム276、後アーム277がバネ280に抗し回動して、図4の二点鎖線の如く、第一抵抗板278を下方に、第二抵抗板279を上方に回動して、吸引口249aと吸引口35aを開ける方向に回動しファン41・唐箕35への流入空気量を増加させ、風量を増して大量の穀粒に対して選別を行えるようにしている。
逆に、穀稈量が減少すると、ワイヤー281は戻されて、吸引口249aと吸引口35aを閉じる方向に回動されて流入空気量を減少して、精粒まで排出しないようにしている。
但し、前記ワイヤー281の他端を運転部19に配設するレバーと連結して手動で風量を変更したり、ワイヤー281端をアクチュエーターと連結し、該アクチュエーターを穀粒量センサーと接続して、穀粒に応じて変更することもできる。
更に、前記アーム276の途中位置には複数の締結孔276a・276b・276cを開口し、ワイヤー281を締結する締結孔276a・276b・276cを選択することによって吸引口249aと吸引口35aの開放量を大きくして流入空気量を調整することができる。
従って、揺動選別装置Cの揺動本体51内部に籾量に合わせた最適な選別風を送風しており、揺動本体51により選別性能を向上し、一番物と二番物と塵屑等に選別している。
前記揚穀コンベア13は内部にスクリュー301を嵌合して、このスクリュー301を回動することによって一番コンベア22より搬送されてくる一番物を上方に搬送している。前記揚穀コンベア13の下端部は一番コンベア22の終端位置に連結されており、該一番コンベア22は図22に示す側面視において、グレンタンク12の前後方向の中央略後方位置に配設している。
前記揚穀コンベア13の上端部には羽根体302をスクリュー301と同一軸芯上に配設しており、該羽根体302を上部筒303を用いて被装して、上部筒303の吹出口をグレンタンク12の投入口314に合わせて配設し、上部筒303の吹出口と投入口314との間にジャバラ管305を用いて連結しており、漏れを生じることなくグレンタンク12内に籾を投入しており、グレン0ンク12を回動させた場合にはジャバラ管305を外すのみで開放させることができる。
また、前記グレンタンク12の後部には機体フレームより上方にオーガ支持フレーム307を立設し、該オーガ支持フレーム307の上部右側にオーガの縦コンベアを回動自在に枢支する支持メタル308を固設し、オーガ支持フレーム307上部左側に本体後フレーム309を横設しており、オーガ支持フレーム307を支持している。
更に、後面視において一番コンベア22の終端部の後方位置における機体フレームより右斜め上方に補強ステー310を突出し、補強ステー310の上端を本体後フレーム309に固設して、本体後フレーム309の補強を行っている。前記補強ステー310は側面視において下部を前方に屈曲させており、本体後フレーム309の前後方向向きの荷重に対応するようにしている。
このように、前記グレンタンク12を左側は、揚穀コンベア13を配設するグレンタンク12の後部の一部を凹状に凹部12aを形設し、グレンタンク12の前部から中央部にかけて膨出部12bを成形しており、グレンタンク12の内部容量を増大させている。
更に、排出オーガ265の先端部の下方に排出口325を形設している。該排出口325は下面を開口する箱側に形設しており、該排出口325の下部に、図18、図19に示す、左右のガイド板326・327を固設している。左ガイド板326は、前後端部を右側に屈曲して排出口325の左側下方を被装している。同様に、右ガイド板327は排出口の右側面下部を被装して ガイド板の前後端部を左側に屈曲させて排出口325の右側下方を被装しており、排出口325を下方に延長するように配設しており、スクリューを保護している。
前記排風ファン30について図20、図21を用いて説明する。排風ファン30を構成するそれぞれの部品は合成樹脂によって構成され軽量化を図っており、図に示すように、複数のフィン436・436・・・と、該フィン436・436・・・の左右両端及び中央部を支持する円板状の支持板438・438・438と、左右中の支持板438の間隔を保持しファン軸437に嵌合するガイド筒439・439と、一側の支持板438の側部に配設して各フィン436を係合して固定する固定板440より構成されている。
なお、左側に配設する支持板438の側面には後述する固定板440を所定の角度位置に固定する為の孔438e・438eを開口し、右側に配設する支持板438のボス部438bには片側のみ嵌合部438cを形設している。
そして、フィン436の頭部436aを右支持板438の側面に当接する位置まで挿入すると、フィン436の溝部436bが固定板440の外周位置と一致し、ここで、固定板440を回動して、図4の二点鎖線の如く、凸部440bが溝部436bに係合してフィン436が左右方向に抜けないようにして、固定板440の螺合孔440aと支持板438の孔438eの軸芯を合わせてボルト・ナットを用いて螺合固定して、排風ファン30を溶接作業をすることなく簡単に組み立てられるのである。
即ち、排風ファン30’を図31に示すように、二つのフィン部材445・445と、支持板を構成するフィン受体446より構成しており、該フィン部材445は、円板状の支持板445dの中央部にボス部445aを形設し、該ボス部445aの一側にガイド筒445cを突出し、他側にもう一方のフィン部材445のガイド筒445cを嵌合する嵌合部445bを形設している。
更に、支持板445dの外周側の側面より軸芯と平行に(ガイド筒445cを突出した方向)に複数個のフィン445e・445e・・・を同一半径上で突出し、その逆側に側面にもう一方のフィン部材445のフィン445e・445e・・・の先端を挿入する差し込み部445f・445f・・・を突出している。該差し込み部445f・445f・・・はフィン445eの周囲を一定の厚さで囲む構成として、ファンの役目をはたしている。
なお、前記ガイド筒445cの内周面は基端部に向かうに従って径が大きくなるように形設してファン軸437の抜き勾配を確保している。
また、前記フィン受体446は、円板状の支持板446dの中央部にボス部446aを形成し、ボス部446aの一側に前記嵌合部445bと同形状で位置を合わせて嵌合部446bを形設し、支持板446dの外周部の嵌合部446bの形設する側に差し込み部446c・446c・・・を前記差し込み部445fと同形状で位置を合わせて突出して一体成形している。
そして、右側のフィン部材445のフィン445e及びガイド筒445cをフィン受体446の嵌合部446bと差し込み部446cに挿入して三分割となるファン30’を構成している。
また、このファン30’を構成する左側のフィン部材445より突出している差し込み部445fと、フィン受体446の外側の外周には、ガイド体442に固設して前記同様にスクレーパの役目を果たす被装体443を配置している。
該排風ファン30”は、フィン部材447とフィン受体448より構成されている。前記フィン部材447は、ガイド筒447aと支持板447b、該支持板447bの外周部より突出するフィン447c・447c・・・よりなり一体成形されている。前記ガイド筒447aの基部側端部には嵌合部447dを形設し、該嵌合部447dの外周面上に円板状の支持板447bを形設している。該支持板447bの外周面上には凹状に差し込み部447e・447e・・・を形設し、該差し込み部447e・447e・・・の閉塞側側面よりガイド筒447aと平行状にフィン447c・447c・・・を突出して一体成形としている。
また、前記フィン受体448は、ボス部448a、支持板448b、支持板448bの外周面より前方に突出する差し込み部448c・448c・・・を一体成形し、前記ボス部448aの一端には、ガイド筒447a40部を嵌合する嵌合部448dを形設し、ボス部448aの他端にはボス部の外径より径を大きくする筒状部448eを形設し、該筒状部448eの端部に円板状の支持板448bを形設している。該支持板448bの外周部側面にボス部448aの配設方向と同方向に差し込み部448c・448c・・・を突出している。
前記フィードチェーン7の前端部を扱胴20の前側に配設する駆動スプロケット160に巻回し、フィードチェーン7後端部を排風ファン30の側部に配設する従動スプロケット161により巻回され、フィードチェーン7上面はガイド部材であるチェーンガイド162と上部ガイド163により支持されている。
これらのガイド部材162・163や駆動スプロケット160、従動スプロケット161はオープン枠Wにより支持する構成となっている。該オープン枠Wは、前後方向に横設する上支持フレーム164と下支持フレーム165を上下に平行状に配設し、上支持フレーム164と下支持フレーム165の前後方向の適宜位置に連結部材を固設し、該連結部材に側部カバー170を固設している。
更に、前記連結フレーム171の上端部より前方にアーム体177を突出し、該アーム体177の前端部に上部ガイド163を固設し、前記オープン枠W前部よりアーム体178を固設し、該アーム体178を前上方に突出してアーム体178の前端部にチェーンガイド162を固設している。
また、前記前連結柱167と中連結柱168は、上支持フレーム164と下支持フレーム165とを連結し、前連結柱167と中連結柱を上支持フレームより上方に突出し、前記前連結柱167は中連結柱168より短くし、前連結柱167と中連結柱168との上端部に、図3の正面視のように、傾斜状にする載置部167a・168aを形設している。
更に、前記後連結柱169は上支持フレーム164より上方に突出し、中連結柱168と高さを同じく構成し、中連結柱の上端部に傾斜状の載置部168aを形成している。一方、前記扱胴20の下面に配設したクリンプ網31は、支持枠体132によって前後及びグレンタンク12側の側面を固設している。
前記支持枠体132の外側側面は、網押さえ板179を固設して固定している。該網押さえ板179は、図3に示すように、正面視円弧状に形設し、網押さえ板179の側部を図4の側面視の如く、フィードチェーン7の上面形状に合わせて前低後高に形設し、各連結柱167・168・169の載置部167a・168a・169aに載置固定している。
前記排藁チェーン532の後部には側方に枢支管537を突出し、該枢支管537の内部に伝動軸538を枢支して伝動軸538の排藁チェーン532側端部に伝動スプロケット539を嵌合して、該伝動スプロケット539と入力スプロケット534と従動スプロケット536にチェーン540を巻回している。
また、前記入力スプロケット534は入力軸542を嵌合しており、該入力軸542の端部には後述するベベルギア584を嵌合しており、排藁チェーン532に動力を伝達している。
また、前記補助チェーン545の前部には前後方向に摺動自在に従動スプロケット550を配設しており、前記従動スプロケット550と伝動スプロケット548との間にチェーン549を巻回し、該チェーン549の外周面には複数のタイン560・560・・・を具備している。
即ち、図3に示すように、前記駆動軸136にテンションアーム587を枢支、該テンションアーム587の端部にテンションローラー588を枢支し、テンションアーム587の基部側には連結板589を固設している。
一方、前記オープンカバー586の支持軸590はカバーと一体的に回動し、この支持軸590に連動機構を固設している。前記支持軸590に左右揺動アーム591を嵌合し、該左右揺動アーム591の端部に、側方に突出する連結棒592を枢支している。該連結棒592の端部には、二本のアーム593a・593bの端部を枢支軸594に枢支して、後面視L字型に形設するL字アーム593を形設している。該L字アーム593の一側のアーム593aを連結棒592に枢支して、他方のアーム593bの端部にはスプリング595を係止して、該スプリング595の端部を連結板589に係止して、テンションアーム587を駆動軸136を中心に回動して、テンションローラー588によって、ベルト583の略中央部に当接している。
従って、前記オープンカバー586を上方に回動すると、左右揺動アーム591を左側に回動し、連結棒592を左に移動して、L字アーム593を図6に示す二点鎖線の如くに回動して、スプリング595の付勢力を弱めて、テンションローラー588によりベルト583へのテンションを無くして、伝動プーリー582の巻回するベルト583を空回りさせて、排藁処理装置16への動力伝達を断つように構成している。
即ち、前記固定プレート605は上部を水平状に後方に突出して載置部608を形成し、該載置部608上に嵌合筒604を載置している。該嵌合筒604は上下方向に軸芯を有する筒体であり、嵌合筒604の側部よりピン609を挿入している。L字側に屈曲させた前記ガイド棒603の一端を嵌合筒604の内部に挿入し、挿入した側には螺旋状の溝604aを形設している。該溝604aに前記ピン609を係合して、ガイド棒603の下端を載置部608より下方に突出して下端部に円柱状に形設している回動体の上部に嵌合している。該回転体606の外周面上にはピン609を突出している。
一方、前記固定プレート605の側部には後方に支点軸610を突出し、該支点軸610にリンクアーム607の一端を枢支して、リンクアーム607の途中部より下方に締結プレート611を突出し、該締結プレート611の下端部にワイヤー612とスプリンブ613を係合している。該スプリンブ613の他端を載置部608に係合してリンクアーム607を上方に回動するように付勢し、ワイヤー612は運転部に配設する図示せぬレバーによって操作されてリンクアーム607を下方に回動するようにしている。
また、前記リンクアーム607の他端はロッド状に構成されており、該リンクアーム607のロッドを用いて回転体606より突出するピン614を把持している。
そして、レバーを操作してワイヤー612を引くと、リンクアーム607を下方に回動させ、回転体606を下方に移動させると同時にリンクアーム607のピン614を長さLの分において回動している。該回転体606を下方に移動させながら回動させると、ガイド棒603も下方に摺動して溝604aをピン609に沿わして回動するので、ガイド棒603の他端を排藁チェーン532の下面より下方に移動しながらガイド棒603を左右方向向きに収納している。
そして、前記排藁ガイド部602のガイド棒603を収納すると、排藁チェーン532によって挟持している排藁を投入樋601に沿って排藁カッター室600内に投入して、排藁カッター装置17を用いて排藁を切断している。
30’排風ファン30’
445 フィン部材445
445c ガイド筒445c
445d 支持板445d
445e フィン445e
445f 差し込み部445f
446 フィン受体446
Claims (1)
- 合成樹脂にて構成した複数のフィン部材445を、ファン軸437方向に直列に連結し、その端部にフィン受体446を固定して構成する横断流ファンにおいて、該フィン部材445は、円板状の支持板445dの中央部にボス部445aを形設し、該ボス部445aの一側にガイド筒445cを突出し、他側にもう一方のフィン部材445のガイド筒445cを嵌合する嵌合部445bを形設し、更に、支持板445dの外周側の側面より軸芯と平行で、ガイド筒445cを突出した方向に複数個のフィン445e・445e・・・を同一半径上で突出し、その逆側に側面にもう一方のフィン部材445のフィン445e・445e・・・の先端を挿入する差し込み部445f・445f・・・を突出して一体成形し、前記フィン受体446は中央部にボス部446aを形成し、ボス部446aの一側に前記嵌合部445bと同形状で位置を合わせて嵌合部446bを形設し、支持板446dの外周部の嵌合部446bの形設する側に差し込み部446c・446c・・・を前記差し込み部445fと同形状で位置を合わせて突出して一体成形したことを特徴とする横断流ファン。
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