JP3787479B2 - 会員登録システム - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホームページ、サイトなどの様々な情報発信元への会員登録を容易にする技術に関する。
さらに、本発明は、会員登録(ユーザ登録、利用登録など)の必要なコンテンツへのアクセスを容易にする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネット上には、様々なホームページが開設されている。これらのホームページのうちには、例えば、会員IDとパスワードとを入力して、初めて使用できるようなものがある。また、有料コンテンツを含むホームページにあっては、会員IDとパスワードとに加えて、クレジットカード情報などの支払い情報(決済情報)を登録して初めて使用できるようなものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、この種のホームページに登録するためには、各ホームページを個別にアクセスして登録する必要があり、多数のホームページに登録する場合には、処理が煩雑であった。特に、コンピュータやネットの初心者にとっては、希望のコンテンツにアクセスすることは非常に困難であった。
【0004】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、任意のコンテンツに容易にアクセス可能とすることを目的とする。
また、本発明は、任意のコンテンツに簡単な操作でアクセス可能とすることを目的とする。
さらに、本発明は、登録を容易にすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の第1の観点に係る会員登録システムは、
登録された会員を識別する認証情報が外部の端末より入力されたとき当該外部の端末からの所定の会員用情報へのアクセスを許可する装置からなる情報発信元を示す情報を記憶する登録対象記憶手段と、
情報発信元に会員登録するために使用する認証情報を供給する認証情報供給手段と、
前記認証情報供給手段が供給する認証情報が、前記登録対象記憶手段に記憶されている前記情報発信元が要求する基準に適合しないとき、当該認証情報を、修正結果を外部に通知することなく、当該基準に適合するよう修正し、外部の端末からの入力に応答して、前記情報発信元に対し、前記認証情報を通知することにより会員登録の申込を行う登録手段と、
前記外部の端末が、情報発信元に通知された認証情報を操作者が入力する操作を要せずに会員登録済みの情報発信元へと認証情報を自動入力し会員用情報にアクセスするためのアクセスプログラムを、当該外部の端末に供給し記憶させるアクセスプログラムインストール手段と、
を備え、
複数の情報提供元への一括会員登録を可能としたことを特徴とする。
なお、前記認証情報は、例えば、氏名、名称、住所、居所、国籍、年齢、性別、識別番号(ID)、パスワード、機器番号(装置ID)等のユーザを特定する情報、住所、郵便番号、電話番号、メールアドレス、IPアドレス、ホームページのURL等のユーザの連絡先を特定する情報、クレジットカード番号、デビットカード番号、小切手番号等のユーザの決済情報の少なくともいずれかを含む。
【0014】
前記登録対象記憶手段は、情報発信元のリストを記憶するリスト記憶手段と、前記リスト記憶手段に記憶されている情報発信元のリストを前記外部の端末に供給することにより、前記外部の端末のユーザに提示する提示手段と、を更に備えてもよく、
前記登録手段は、前記外部の端末より、会員登録したい情報発信元を選択する情報を取得し、当該情報が示す情報発信元を会員登録の申込の対象とするものであってもよい。
【0015】
前記認証情報供給手段は、前記外部の端末より認証情報の入力を受け付けて供給する手段、又は、予め自ら記憶する認証情報を読み出して供給する手段を含んでもよい。
【0016】
前記認証情報は、前記外部の端末のユーザを特定する情報、当該ユーザの連絡先を特定する情報、当該ユーザの決済情報の少なくともいずれかを含む。
【0017】
前記登録手段は、会員登録の申込の対象である情報発信元に順次アクセスし、前記認証情報のうち、各情報発信元が要求している情報を提供することにより、会員登録の申込を行う。
【0018】
前記登録手段は、所定の情報発信元への会員登録の対象となったユーザが当該情報発信元との取引で使用可能な電子的な金券を発行する手段、及び/又は、所定数の情報発信元への会員登録の対象となったユーザが所定の情報発信元との取引で使用可能な電子的な金券を発行する手段をさらに備えてもよい。
【0019】
前記登録手段は、ネットワーク接続プロバイダへの会員登録のために行われた外部の端末からの入力に応答して、前記登録対象記憶手段に記憶されている複数の情報発信元に対し、前記認証情報供給手段が供給する認証情報を通知することにより会員登録の申込を行うものであってもよく、この場合、前記認証情報供給手段は、前記ネットワーク接続プロバイダへの会員登録のために前記外部の端末より入力された認証情報を、情報発信元に会員登録するために使用する認証情報として前記登録手段に供給するものであってもよい。
あるいは、前記登録手段は、ネットワーク接続プロバイダの会員として当該ネットワーク接続プロバイダへとアクセスするために行われた外部の端末からの入力に応答して、前記登録対象記憶手段に記憶されている複数の情報発信元に対し、前記認証情報供給手段が供給する認証情報を通知することにより会員登録の申込を行うものであってもよく、この場合、前記認証情報供給手段は、前記ネットワーク接続プロバイダの会員の認証情報を予め記憶しており、当該認証情報を、情報発信元に会員登録するために使用する認証情報として供給するものであってもよい。
【0020】
上記目的を達成するため、この発明の第2の観点に係る会員登録システムは、
ネットワークを介して、クライアント、及び所定の会員用情報を記憶するコンテンツ提供装置に接続される一括登録サーバとして機能するコンピュータから構成され、
前記一括登録サーバが、
登録された会員を識別する、所定の基準に適合した認証情報が前記クライアントより入力されたとき当該クライアントからの前記所定の会員用情報へのアクセスを許可する前記コンテンツ提供装置からなる情報発信元のリストを記憶する手段と、
前記リストを前記クライアントに供給することにより、当該クライアントのユーザに当該リストを提示する手段と、
情報発信元に会員登録するために使用する認証情報を予め記憶、又は、前記リストを供給されたクライアントより取得する手段と、
前記認証情報が、前記情報発信元が要求する前記所定の基準に適合しないとき、当該認証情報を、修正結果を外部に通知することなく、当該基準に適合するよう修正する手段と、
クライアントからの入力に応答して、当該クライアントより、会員登録したい情報発信元を選択する選択情報を取得し、前記リストが示す複数の情報発信元のうち当該選択情報が示す情報発信元に対し認証情報を通知することにより、会員登録の申込を行う手段と、
情報発信元に通知された認証情報を操作者が入力する操作を要せずに前記クライアントが会員登録済みの情報発信元へと認証情報を自動入力し前記会員用情報にアクセスするためのアクセスプログラムを、当該クライアントに供給し記憶させる手段と、より構成される、
ことを特徴とし、複数の情報提供元への一括会員登録が可能である。
【0021】
例えば、情報発信元に会員登録するために使用する認証情報は、ユーザを特定する情報、ユーザの連絡先を特定する情報、ユーザの決済情報の少なくともいずれかより構成されており、前記コンピュータは、選択情報が示す情報発信元へと順次アクセスし、予め記憶し又はクライアントより取得した認証情報のうち、アクセス先である情報発信元各が会員登録のために要求している認証情報を提供することにより、会員登録の申込を行う。
【0022】
上記目的を達成するため、この発明の第3の観点に係る記録媒体は、
ネットワークを介して、クライアント、及び所定の会員用情報を記憶するコンテンツ提供装置に接続されるコンピュータ又はコンピュータ群を、
登録された会員を識別する、所定の基準に適合した認証情報が前記クライアントより入力されたとき当該クライアントからの前記所定の会員用情報へのアクセスを許可する前記コンテンツ提供装置からなる情報発信元のリストを記憶する手段と、
前記リストを前記クライアントに供給することにより、当該クライアントのユーザに当該リストを提示する手段と、
情報発信元に会員登録するために使用する認証情報を予め記憶、又は、前記リストを供給されたクライアントより取得する手段と、
前記認証情報が、前記情報発信元が要求する前記所定の基準に適合しないとき、当該認証情報を、修正結果を外部に通知することなく、当該基準に適合するよう修正する手段と、
クライアントからの入力に応答して、当該クライアントより、会員登録したい情報発信元を選択する選択情報を取得し、前記リストが示す複数の情報発信元のうち当該選択情報が示す情報発信元に対し認証情報を通知することにより、会員登録の申込を行う手段と、
情報発信元に通知された認証情報を操作者が入力する操作を要せずに前記クライアントが会員登録済みの情報発信元へと認証情報を自動入力し前記会員用情報にアクセスするためのアクセスプログラムを、当該クライアントに供給し記憶させる手段と、
を備える一括登録サーバとして機能させることにより、前記クライアント、前記コンテンツ提供装置及び当該一括登録サーバからなる会員登録システムを構成するためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態にかかるネットワークシステムを説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態にかかるネットワークシステムは、ユーザがインターネット上の所定のホームページにアクセスし、そのホームページ上で、会員になりたい複数のホームページを選択し、所定事項を入力すると、選択したホームページへの登録処理を一括して代行処理するシステムである。
【0024】
このネットワークシステムは、インターネットネットを介して相互に接続されたクライアント端末11と、コンテンツ提供サーバ131〜13nと、一括登録サーバ15と、インターネット接続サービスプロバイダ(ISP)17とから構成される。
【0025】
クライアント端末11は、パーソナルコンピュータなどから構成され、一般ユーザにより操作され、ISP17等を介してインターネット上で開設されている様々なサイトのホームページにアクセスする。
【0026】
コンテンツ提供サーバ13(131〜13n)は、インターネット上で、様々なコンテンツ(テキスト、画像、音楽、等)を含むホームページを発信するサイトを提供する。ただし、これらのホームページの一部は、アクセスに対して会員登録(ユーザ登録、利用登録などを含む)が必要であり、さらに、その一部はコンテンツが有料である。また、一部のサイトは、登録により、メールマガジン等の形式で情報を提供する場合もある。コンテンツ提供サーバ13の一部は一括登録サーバ15に専用線(図示せず)を介して接続されていても良い。
【0027】
一括登録サーバ15は、コンテンツ提供サーバ13(131〜13n)が提供するホームページへの会員登録を一括して行うサーバである。一括登録サーバ15は、会員登録対象のホームページに関する情報のリスト(サイト一覧)を記憶するホームページDB(データベース)151とクライアント端末11に関するデータを登録するクライアントDB153とを備える。
【0028】
ホームページDB151は、図2に示すように、この一括登録サーバ15が提供する一括登録サービスを享受することを契約した複数のホームページのサイト名(提供会社名などを含む)、ジャンル、URL(Uniform Resource Locator)、登録情報(会員登録のために要求される情報の種類や、要求される各情報の内容)等を記憶する。例えば、IDの桁数及び使用できる文字種等、パスワードの桁数及び使用できる文字種、決済情報(使用できるクレジットカードの種類)等の情報を記憶する。
【0029】
クライアントDB153は、図3に示すように、この一括登録サーバ15が提供する一括登録サービスを利用したユーザに関する情報とそのユーザが会員登録したホームページに関する情報を一覧にして記憶する。例えば、図3の例では、クライアントDB153は、ユーザを特定する情報(例えば、氏名(名称、屋号、商標等を含む)、住所(居所、所在地などを含む)、年齢、性別)、ユーザの連絡先を特定する情報(例えば、電話番号、Fax番号、メールアドレス等)、ユーザの決済に関する情報(クレジットカード会社、カード番号、有効期限)等と共に、ユーザが会員登録したホームページのURLを記憶する。
【0030】
次に、このシステムを利用したユーザ一括登録について説明する。
任意のクライアント端末11を利用しているユーザは、例えば、ISP17を介して、一括登録サーバ15が提供する所定のホームページをアクセスする。
このアクセスに応答して、一括登録サーバ15は、図4に示すようなページをクライアント端末11に提供する。このページは、ユーザが会員登録したいホームページを選択するためのホームページである。
【0031】
このページは、図2に示すホームページDB151の内容に基づいて、その都度形成されてクライアント端末11に提供されてもよく、或いは、予め形成されてハードディスクなどに記憶されていてもよい。
【0032】
ユーザは、このホームページ上で、自己が利用したい任意のホームページを選択する。
選択が終了すると、ユーザは、[選択完了]をクリックする。このクリックに応答して、一括登録サーバ15は、図5に示す入力画面を表示する。
この入力画面は、様々なホームページに会員登録するために入力する必要がある事項をまとめて入力するための画面である。
【0033】
ユーザは、この画面上で、必要事項を入力する。例えば、個人識別情報(氏名、住所、年齢、性別、等)、連絡先に関する情報(電話番号、Fax番号、E−mailアドレス)、自己の希望するID番号及びパスワード、決済情報(クレジットカード名、カード番号、有効期限、等)等を入力する。
ユーザは、入力完了後、入力完了ボタンをクリックする。
【0034】
入力完了ボタンのクリックに応答して、一括登録サーバ15は、図6に示す処理を開始し、ユーザが選択したホームページへの会員登録を開始する。
【0035】
まず、ポインタiを0とする(ステップS0)。
まず、ユーザにより選択されたホームページのうちのi番目のホームページをアクセスし、このホームページの登録用のページを開く(ステップS1)。
次に、先に入力された情報に基づいて、必要事項を各入力項目に入力する(ステップS2)。
【0036】
また、IDやパスワードを指定できる場合には、ユーザが希望したものを設定する。ホームページによっては、ユーザが設定したIDやパスワードをそのまま使用できない場合がある。それらの場合には、図2に示すホームページ情報に従って、IDやパスワードを、登録対象のホームページの要求に合致するように、修正する。
【0037】
例えば、ホームページが要求するIDが英数文字8桁であるのに対し、ユーザが設定したIDが英数文字6桁である場合には、例えば、最後尾に適当な2桁を追加してIDを設定する。
【0038】
さらに、ホームページが、決済情報、例えば、クレジットカード情報の登録を要求している場合には、クレジットカード情報を登録する。
【0039】
情報の入力が完了すると、一括登録サーバ15は、そのホームページに対して[登録]、[入力完了]等の情報を通知する(ステップS3)。
この通知に応答し、そのホームページを提供しているコンテンツ提供サーバ13は、このホームページのアクセスを許容するユーザとして、このユーザを会員登録(ユーザ登録)する。場合によっては、メールマガジンの購読会員として登録する。
【0040】
次に、一括登録サーバ15は、選択されたホームページのうちで未登録のものが残っているか否かを判別し(ステップS4)、残っている場合には、iを更新して(ステップS5)、ステップS1にリターンし、次のホームページについて、同様の処理を実行する。
【0041】
全てのホームページについて処理が完了すると、クライアントDB153に、図3に示すように、そのユーザについての、情報を登録する(ステップS6)。
【0042】
次に、登録済みのホームページをアクセスするためのプログラムとそのプログラムを起動するためのアイコン群をユーザのクライアント端末11に登録する(ステップS7)。各アイコンに対応するプログラムには、会員登録に使用したIDとパスワードとが埋め込まれている。
【0043】
ステップS7により、クライアント端末11のデスクトップ上に、自己が希望したホームページをアクセスのためのアイコンが設定される。これらのアイコンのいずれかをクリックすると、対応するプログラムが起動し、対応するホームページの入力画面にアクセスし、ID及びパスワード等を自動的に入力する。
以後、ユーザは、ホームページ上のコンテンツを利用することができる。
また、登録したホームページ(サイト)がメールマガジンを発行している場合には、そのユーザのメールアドレス宛に、適宜、メールマガジンが送信される。
【0044】
次に、ユーザ一括登録の一例について、具体例に基づいて説明する。
コンピュータと投資に関心がある「野島」氏が、インターネットによるホームトレード関係の複数のサイトに会員登録したいと考えているとする。
この場合、野島氏は、自己のクライアント端末11を利用して、一括登録サーバ15が提供する所定のホームページをアクセスする。
このアクセスに応答して、一括登録サーバ15は、図4に示すようなホームページをクライアント端末11に提供する。野島氏は、このホームページ上で、ジャンルが「コンピュータ」や「マネー」に属すホームページのうち、所望のものを選択する。
【0045】
この例では、コンピュータのジャンルで「pcdepot」を、マネーのジャンルで「PC証券」を選択したと仮定する。
ホームページの選択に続いて、一括登録サーバ15は、「野島」氏のクライアント端末11に、図5に示す入力画面を提供する。野島氏は、この入力画面上で、自己の個人情報と、ID、パスワード、決済情報等を入力する。
【0046】
「入力完了」ボタンが押操作されると、一括登録サーバ15は、図6の処理を開始し、まず、pcdepotのホームページのURL「http://www.pcdepot.co.jp」(図2参照)をホームページDB151から読み出してアクセスし、登録画面上で、ID、パスワード、決済情報などを入力する。
【0047】
続いて、一括登録サーバ15は、PC証券のホームページのURL「http://www.pcsec.co.jp/trade/request」(図2参照)をホームページDB151から読み出してアクセスし、登録画面上で、ID、パスワード、決済情報などを入力する。
【0048】
登録が完了すると、一括登録サーバ15は、クライアント端末11に、各ホームページをアクセスするためのプログラムとアイコンをプッシュして、インストールする。これにより、野島氏のクライアント端末11のデスクトップには、「pcdepot」のホームページをアクセスするためのアイコンと、「PC証券」のホームページをアクセスするためのアイコンとが配置される。
【0049】
ユーザが、例えば、pcdepot用のアイコンをクリックすると、対応するホームページアクセスプログラムが起動する。このプログラムは、ISP17を介してインターネットに接続し、さらに、pcdepotのホームページのURLを指定して、そのホームページにアクセスする。さらに、アクセスしたホームページの認証画面上で、登録時に使用したIDとパスワード等を入力して、コンテンツの利用を可能とする。野島氏は、ホームページ内で、会員に認められている様々なサービスを受けることができる。
【0050】
同様に、野島氏が、PC証券用のアイコンをクリックすると、対応するホームページアクセスプログラムが起動し、PC証券のホームページの認証画面上で、登録時に使用したIDとパスワード等を入力して、コンテンツの利用を可能とする。野島氏は、ホームページ内で、会員に認められている様々なサービス、例えば、ホームトレードなどのサービスを受けることができる。
【0051】
また、pcdepotやPC証券が、メールマガジンなどを発行している場合には、会員である野島氏のe−mailアドレス宛にメールマガジンが適宜発送される。
【0052】
なお、ユーザがホームページを追加したい(他のホームページにも会員になる)場合には、再度、一括登録サーバ15が提供する図4のホームページにアクセスし、ここで、任意のホームページを選択する。一括登録サーバ15は、IDアドレスやリモートアドレス等からユーザを特定し、会員登録済みのホームページについては、色を薄くする等して、選択できない旨を明示する。
【0053】
次に、図5のホームページが表示されるが、一括登録サーバ15は、クライアントDB153に登録済みの事項については、入力欄に予め挿入して表示する。ユーザは、訂正・変更がある事項や、追加する事項のみ入力する。入力が終了すれば、「入力完了」ボタンを押下(クリック)する。これにより、追加の会員登録も非常に簡単に行うことができる。
【0054】
以上説明したように、この発明の第1の実施の形態によれば、ユーザは、一括登録サーバ15が提供するページ上で、ホームページを選択し、必要事項を1回入力するだけで、様々なホームページへの登録処理を行うことができる。従って、登録処理が非常に容易である。また、各ホームページとしても、登録ユーザを増加させる機会を得ることができる。
【0055】
システムによりユーザが希望するIDとパスワードとが使用できない場合がある。このような場合に備えて、複数のIDを指定できるようにしてもよい。この場合、一括登録サーバ15は、ユーザにIDを、例えば、第1候補から第3候補まで入力させる。次に、図6のフローチャートに示すように、登録対象のホームページに順次アクセスし、ユーザが指定したIDが使用可能か否か(既登録が存在するか否か)を問い合わせる。そのIDを使用できない、即ち、既登録が存在すると判別された場合には、そのIDを以後の問い合わせの対象から外す。このようにして、全てのホームページについて、共通して使用可能なIDをユーザに提示する。仮に、何番目かのホームページで、ユーザが提示したIDが全て使用できないことが判明した場合には、処理を終了し、他のIDを入力すべき旨をユーザに通知する。
【0056】
上記説明では、一括登録サーバ15が、選択されたホームページを順番にアクセスして、ID、パスワード等の情報を設定したが、会員登録の手法は任意である。例えば、一括登録サーバ15が、選択された各ホームページの管理者宛に、各ユーザの認証情報を電子メールなどで送信し、それを受領した、管理者がID、パスワードを設定することにより、ユーザが各ホームページをアクセスできるようにしてもよい。
【0057】
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態においては、特定のホームページをアクセスし、そのホームページ上で、登録対象ホームページを指定し、個人識別情報などを入力したが、複数のホームページへの会員登録を一括して行うことができるならば、その手法は任意である。例えば、各ユーザの端末から直接複数のホームページに一括してアクセスできるようにすることも可能である。
【0058】
この場合のシステムを説明する。
例えば、図2と同様に、登録候補のホームページのURL等を記憶したホームページデータベース151及び一括登録用のプログラムが、CD−ROMなどの記録媒体から、ユーザのクライアント端末11にインストールされる。
【0059】
このソフトウエアが起動されると、このソフトウエアは、図4に示す画面を表示して、ユーザにホームページを選択させ、選択が終了すると、図5に示す画面を表示して、ユーザに個人識別情報や、ID、パスワード、決済情報などを入力させる。入力が完了すると、クライアント端末11は、図6のフローチャートに示す処理を開始する。ただし、ステップS6に相当する処理は行わなくてもよい。
この手法によれば、一括登録サーバ15を設けなくても、ユーザは、必要事項を1回入力するだけで、ホームページ群をアクセスできるようになる。
【0060】
(第3の実施の形態)
上記実施の形態においては、ユーザの意志により一括登録サーバ15が提供するサイトを訪問した人だけ、この発明のサービスを利用できる。会員登録をより簡便にするため、インターネットへの接続を可能とする段階(通常、ISPへの登録時)で、ホームページへの会員登録を行えるようにしてもよい。
【0061】
この場合には、図1において、例えば、ISP17が一括登録サーバ15の機能を備えている。或いは、一括登録サーバ15は、ISP17を構成するサーバ群の一部を構成する。
【0062】
ユーザはISP17による、インターネット接続サービスを利用したい場合には、ダイアルアップ接続により、ISP17にアクセスし、通常の手法により、会員登録を行う(図7,ステップS10)。
ISP17は、ユーザの個人識別情報(氏名、住所、電話番号等)、決済情報(クレジットカード会社、カード番号、有効期限等)を、自己の登録処理のために記憶装置に記録する。
【0063】
ISP17は、会員登録を完了すると、処理を一括登録サーバ15に移す(ステップS11)。一括登録サーバ15は、ユーザに、図4に示す会員登録対象ホームページの一覧画面を提示して、ホームページを選択させる。選択が完了すると、図5の入力画面を表示する。この際、ユーザの個人情報や決済情報は、会員登録のために入力済みであるので、再入力の必要はない。一括登録サーバ15は、ISP17から情報を取得し、入力可能な事項は入力した上で、図5の画面を表示する(表示しなくすることも可能である)。
ユーザの入力完了ボタンの押下に応じて、一括登録サーバ15は図6に示す会員登録処理を開始する。
【0064】
このサービスによれば、ISPへの会員登録(契約)を行う際に、ホームページへの会員登録も一括して行うことができるので、インターネットやコンピュータの初心者であっても、インターネットの使用開始直後から、インターネット上の情報へのアクセスが可能となる。しかも、ISPへの登録のために入力した情報の全部又は一部が、ホームページの会員登録にも利用されるので、入力の手間が省け、登録が容易になる。
【0065】
なお、すでに契約登録会員が存在するISP17がこのシステムを導入する場合には、例えば、新規会員については、上述の手法で契約時にホームページの一括登録を可能とする。
また、既存会員については、ISP17に接続した際、或いは、ISP17のホームページにアクセスした際に、ホームページの一括登録を行うか否かを問い合わせる。一括会員登録を選択した場合には、ホームページの選択、情報の入力、会員登録の手順で、処理を行う。この際も、ISP17への登録(契約)の際に入力した、ユーザ情報が格納されているので、図5に示す全ての情報を入力させる必要はない。不足情報のみを入力させればよい。そして、ISP17に蓄積されていた情報と新たに入力された情報を用いて追加会員登録を行う。
【0066】
以上の実施の形態では、ホームページへのアクセスを容易にするため、クライアント上にアイコンを配置したが、アイコンを配置する必要性はない。
例えば、ユーザに、登録したホームページ名、URL、登録に使用したID、パスワードを通知するメッセージをメール等で送信するだけでもよい。以後、ユーザは、そのURLにアクセスし、自らIDとパスワードを入力する。
【0067】
また、ウエッブブラウザの「ブックマーク」や「お気に入り」に、会員登録したホームページとID及びパスワードとを登録するようにしてもよい。この場合、各ホームページにアクセスする際に、URLにIDとパスワードとを自動的に添付して送信し、IDとパスワードとを個別に入力する手間を省いてもよい。また、ユーザの認証に使用する情報は、IDとパスワードに限らず、機器番号(装置ID)等でもよく、機器番号を使用する場合等には、通信の確立(セッション確立)時に、装置間で認証情報を交換し、ユーザ操作による、IDやパスワードの入力を省略することも可能である。
【0068】
また、上記実施の形態では、ユーザが、ユーザIDやパスワードを指定したが、ホームページ側で、ユーザID及び/又はパスワードを指定することも可能である。この場合は、一括登録サーバ15は、ホームページが通知したユーザIDやパスワードを取り込む。そして、クライアント端末11のデスクトップにアイコンを登録する場合には、このアイコンにユーザIDとパスワードとを組み込み、ユーザがユーザIDとパスワードとを入力する形式の場合には、取り込んだIDとパスワードとを通知する。
【0069】
なお、一括登録サーバ15を使用することにより、企業側(サイト側)では、自己のホームページへのアクセス数を増加させ、顧客の囲い込みの一手段とすることができる。例えば、会員登録の際に提示された個人情報を用いて、ダイレクトメールを発送したり、営業の中村氏がクライアントを訪問したりできる。
【0070】
この利点を尊重し、より多くの会員登録を確保するため、例えば、所定のホームページ、例えば、前述のpcdepotやPC証券への登録を行った場合に、電子マネー、電子クーポン(電子サービス券)、電子チケット、マイレッジ(ポイント)、電子商品券、電子福引券(くじ)などの、商品又はサービス等の対価の一部となり得るような電子的な金券をユーザに与えて、会員登録へのインセンティブを与えるようにしてもよい。或いは、所定数又は所定数以上のホームページに登録したユーザには、所定額のクーポンや電子マネーを提供し、インセンティブを与えるようにしてもよい。この場合、クーポンや電子マネーは、このサービスにより一括登録ができるホームページやサイトでのみ使用できるように、使用制限を加えることが望ましい。
電子金券の発行資金は、例えば、一種の宣伝・広告費として、サービスを受けるサイトの企業から提供される。
【0071】
電子金券としては、例えば、ウエッブマネー社が提供し、ウエッブ上での決済に利用できる「ウエッブマネー(商標)」等を使用することができる。「ウエッブマネー」自体は、ネット上での決済手法の我が国でのデファクトスタンダードとして広く知られかつ使用されており、その詳細はここでは省略する。
【0072】
なお、この発明は、上記実施の形態に限定されず、様々な変形及び応用が可能である。
例えば、図1に示すシステムの構成、図2、図3に示すデータベースの構成、図4,図5に示す画面の構成などは任意に変更可能である。
さらに、情報の提供元としてのサイト(ホームページ)に会員登録する場合を例に発明を説明したが、公衆回線(有線・無線)上の情報発信元、例えば、電話での問い合わせに自動応答する、アンサーシステムに会員登録する場合等にも利用可能である。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、複数の情報発信元への会員登録を一括して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るシステムの構成を示す図である。
【図2】一括登録サーバに配置されるホームページデータベースの構成を示す図である。
【図3】一括登録サーバに配置されるクライアントデータベースの構成を示す図である。
【図4】一括登録用の、ホームページ選択画面の例を示す図である。
【図5】一括登録用の、情報入力画面の例を示す図である。
【図6】一括登録処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】インターネット接続プロバイダへの会員登録に伴って一括登録処理を実行する場合の処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
11 クライアント端末(ユーザ端末)
13(131〜13n) コンテンツ提供サーバ
15 一括登録サーバ
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホームページ、サイトなどの様々な情報発信元への会員登録を容易にする技術に関する。
さらに、本発明は、会員登録(ユーザ登録、利用登録など)の必要なコンテンツへのアクセスを容易にする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネット上には、様々なホームページが開設されている。これらのホームページのうちには、例えば、会員IDとパスワードとを入力して、初めて使用できるようなものがある。また、有料コンテンツを含むホームページにあっては、会員IDとパスワードとに加えて、クレジットカード情報などの支払い情報(決済情報)を登録して初めて使用できるようなものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来、この種のホームページに登録するためには、各ホームページを個別にアクセスして登録する必要があり、多数のホームページに登録する場合には、処理が煩雑であった。特に、コンピュータやネットの初心者にとっては、希望のコンテンツにアクセスすることは非常に困難であった。
【0004】
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、任意のコンテンツに容易にアクセス可能とすることを目的とする。
また、本発明は、任意のコンテンツに簡単な操作でアクセス可能とすることを目的とする。
さらに、本発明は、登録を容易にすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の第1の観点に係る会員登録システムは、
登録された会員を識別する認証情報が外部の端末より入力されたとき当該外部の端末からの所定の会員用情報へのアクセスを許可する装置からなる情報発信元を示す情報を記憶する登録対象記憶手段と、
情報発信元に会員登録するために使用する認証情報を供給する認証情報供給手段と、
前記認証情報供給手段が供給する認証情報が、前記登録対象記憶手段に記憶されている前記情報発信元が要求する基準に適合しないとき、当該認証情報を、修正結果を外部に通知することなく、当該基準に適合するよう修正し、外部の端末からの入力に応答して、前記情報発信元に対し、前記認証情報を通知することにより会員登録の申込を行う登録手段と、
前記外部の端末が、情報発信元に通知された認証情報を操作者が入力する操作を要せずに会員登録済みの情報発信元へと認証情報を自動入力し会員用情報にアクセスするためのアクセスプログラムを、当該外部の端末に供給し記憶させるアクセスプログラムインストール手段と、
を備え、
複数の情報提供元への一括会員登録を可能としたことを特徴とする。
なお、前記認証情報は、例えば、氏名、名称、住所、居所、国籍、年齢、性別、識別番号(ID)、パスワード、機器番号(装置ID)等のユーザを特定する情報、住所、郵便番号、電話番号、メールアドレス、IPアドレス、ホームページのURL等のユーザの連絡先を特定する情報、クレジットカード番号、デビットカード番号、小切手番号等のユーザの決済情報の少なくともいずれかを含む。
【0014】
前記登録対象記憶手段は、情報発信元のリストを記憶するリスト記憶手段と、前記リスト記憶手段に記憶されている情報発信元のリストを前記外部の端末に供給することにより、前記外部の端末のユーザに提示する提示手段と、を更に備えてもよく、
前記登録手段は、前記外部の端末より、会員登録したい情報発信元を選択する情報を取得し、当該情報が示す情報発信元を会員登録の申込の対象とするものであってもよい。
【0015】
前記認証情報供給手段は、前記外部の端末より認証情報の入力を受け付けて供給する手段、又は、予め自ら記憶する認証情報を読み出して供給する手段を含んでもよい。
【0016】
前記認証情報は、前記外部の端末のユーザを特定する情報、当該ユーザの連絡先を特定する情報、当該ユーザの決済情報の少なくともいずれかを含む。
【0017】
前記登録手段は、会員登録の申込の対象である情報発信元に順次アクセスし、前記認証情報のうち、各情報発信元が要求している情報を提供することにより、会員登録の申込を行う。
【0018】
前記登録手段は、所定の情報発信元への会員登録の対象となったユーザが当該情報発信元との取引で使用可能な電子的な金券を発行する手段、及び/又は、所定数の情報発信元への会員登録の対象となったユーザが所定の情報発信元との取引で使用可能な電子的な金券を発行する手段をさらに備えてもよい。
【0019】
前記登録手段は、ネットワーク接続プロバイダへの会員登録のために行われた外部の端末からの入力に応答して、前記登録対象記憶手段に記憶されている複数の情報発信元に対し、前記認証情報供給手段が供給する認証情報を通知することにより会員登録の申込を行うものであってもよく、この場合、前記認証情報供給手段は、前記ネットワーク接続プロバイダへの会員登録のために前記外部の端末より入力された認証情報を、情報発信元に会員登録するために使用する認証情報として前記登録手段に供給するものであってもよい。
あるいは、前記登録手段は、ネットワーク接続プロバイダの会員として当該ネットワーク接続プロバイダへとアクセスするために行われた外部の端末からの入力に応答して、前記登録対象記憶手段に記憶されている複数の情報発信元に対し、前記認証情報供給手段が供給する認証情報を通知することにより会員登録の申込を行うものであってもよく、この場合、前記認証情報供給手段は、前記ネットワーク接続プロバイダの会員の認証情報を予め記憶しており、当該認証情報を、情報発信元に会員登録するために使用する認証情報として供給するものであってもよい。
【0020】
上記目的を達成するため、この発明の第2の観点に係る会員登録システムは、
ネットワークを介して、クライアント、及び所定の会員用情報を記憶するコンテンツ提供装置に接続される一括登録サーバとして機能するコンピュータから構成され、
前記一括登録サーバが、
登録された会員を識別する、所定の基準に適合した認証情報が前記クライアントより入力されたとき当該クライアントからの前記所定の会員用情報へのアクセスを許可する前記コンテンツ提供装置からなる情報発信元のリストを記憶する手段と、
前記リストを前記クライアントに供給することにより、当該クライアントのユーザに当該リストを提示する手段と、
情報発信元に会員登録するために使用する認証情報を予め記憶、又は、前記リストを供給されたクライアントより取得する手段と、
前記認証情報が、前記情報発信元が要求する前記所定の基準に適合しないとき、当該認証情報を、修正結果を外部に通知することなく、当該基準に適合するよう修正する手段と、
クライアントからの入力に応答して、当該クライアントより、会員登録したい情報発信元を選択する選択情報を取得し、前記リストが示す複数の情報発信元のうち当該選択情報が示す情報発信元に対し認証情報を通知することにより、会員登録の申込を行う手段と、
情報発信元に通知された認証情報を操作者が入力する操作を要せずに前記クライアントが会員登録済みの情報発信元へと認証情報を自動入力し前記会員用情報にアクセスするためのアクセスプログラムを、当該クライアントに供給し記憶させる手段と、より構成される、
ことを特徴とし、複数の情報提供元への一括会員登録が可能である。
【0021】
例えば、情報発信元に会員登録するために使用する認証情報は、ユーザを特定する情報、ユーザの連絡先を特定する情報、ユーザの決済情報の少なくともいずれかより構成されており、前記コンピュータは、選択情報が示す情報発信元へと順次アクセスし、予め記憶し又はクライアントより取得した認証情報のうち、アクセス先である情報発信元各が会員登録のために要求している認証情報を提供することにより、会員登録の申込を行う。
【0022】
上記目的を達成するため、この発明の第3の観点に係る記録媒体は、
ネットワークを介して、クライアント、及び所定の会員用情報を記憶するコンテンツ提供装置に接続されるコンピュータ又はコンピュータ群を、
登録された会員を識別する、所定の基準に適合した認証情報が前記クライアントより入力されたとき当該クライアントからの前記所定の会員用情報へのアクセスを許可する前記コンテンツ提供装置からなる情報発信元のリストを記憶する手段と、
前記リストを前記クライアントに供給することにより、当該クライアントのユーザに当該リストを提示する手段と、
情報発信元に会員登録するために使用する認証情報を予め記憶、又は、前記リストを供給されたクライアントより取得する手段と、
前記認証情報が、前記情報発信元が要求する前記所定の基準に適合しないとき、当該認証情報を、修正結果を外部に通知することなく、当該基準に適合するよう修正する手段と、
クライアントからの入力に応答して、当該クライアントより、会員登録したい情報発信元を選択する選択情報を取得し、前記リストが示す複数の情報発信元のうち当該選択情報が示す情報発信元に対し認証情報を通知することにより、会員登録の申込を行う手段と、
情報発信元に通知された認証情報を操作者が入力する操作を要せずに前記クライアントが会員登録済みの情報発信元へと認証情報を自動入力し前記会員用情報にアクセスするためのアクセスプログラムを、当該クライアントに供給し記憶させる手段と、
を備える一括登録サーバとして機能させることにより、前記クライアント、前記コンテンツ提供装置及び当該一括登録サーバからなる会員登録システムを構成するためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態にかかるネットワークシステムを説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態にかかるネットワークシステムは、ユーザがインターネット上の所定のホームページにアクセスし、そのホームページ上で、会員になりたい複数のホームページを選択し、所定事項を入力すると、選択したホームページへの登録処理を一括して代行処理するシステムである。
【0024】
このネットワークシステムは、インターネットネットを介して相互に接続されたクライアント端末11と、コンテンツ提供サーバ131〜13nと、一括登録サーバ15と、インターネット接続サービスプロバイダ(ISP)17とから構成される。
【0025】
クライアント端末11は、パーソナルコンピュータなどから構成され、一般ユーザにより操作され、ISP17等を介してインターネット上で開設されている様々なサイトのホームページにアクセスする。
【0026】
コンテンツ提供サーバ13(131〜13n)は、インターネット上で、様々なコンテンツ(テキスト、画像、音楽、等)を含むホームページを発信するサイトを提供する。ただし、これらのホームページの一部は、アクセスに対して会員登録(ユーザ登録、利用登録などを含む)が必要であり、さらに、その一部はコンテンツが有料である。また、一部のサイトは、登録により、メールマガジン等の形式で情報を提供する場合もある。コンテンツ提供サーバ13の一部は一括登録サーバ15に専用線(図示せず)を介して接続されていても良い。
【0027】
一括登録サーバ15は、コンテンツ提供サーバ13(131〜13n)が提供するホームページへの会員登録を一括して行うサーバである。一括登録サーバ15は、会員登録対象のホームページに関する情報のリスト(サイト一覧)を記憶するホームページDB(データベース)151とクライアント端末11に関するデータを登録するクライアントDB153とを備える。
【0028】
ホームページDB151は、図2に示すように、この一括登録サーバ15が提供する一括登録サービスを享受することを契約した複数のホームページのサイト名(提供会社名などを含む)、ジャンル、URL(Uniform Resource Locator)、登録情報(会員登録のために要求される情報の種類や、要求される各情報の内容)等を記憶する。例えば、IDの桁数及び使用できる文字種等、パスワードの桁数及び使用できる文字種、決済情報(使用できるクレジットカードの種類)等の情報を記憶する。
【0029】
クライアントDB153は、図3に示すように、この一括登録サーバ15が提供する一括登録サービスを利用したユーザに関する情報とそのユーザが会員登録したホームページに関する情報を一覧にして記憶する。例えば、図3の例では、クライアントDB153は、ユーザを特定する情報(例えば、氏名(名称、屋号、商標等を含む)、住所(居所、所在地などを含む)、年齢、性別)、ユーザの連絡先を特定する情報(例えば、電話番号、Fax番号、メールアドレス等)、ユーザの決済に関する情報(クレジットカード会社、カード番号、有効期限)等と共に、ユーザが会員登録したホームページのURLを記憶する。
【0030】
次に、このシステムを利用したユーザ一括登録について説明する。
任意のクライアント端末11を利用しているユーザは、例えば、ISP17を介して、一括登録サーバ15が提供する所定のホームページをアクセスする。
このアクセスに応答して、一括登録サーバ15は、図4に示すようなページをクライアント端末11に提供する。このページは、ユーザが会員登録したいホームページを選択するためのホームページである。
【0031】
このページは、図2に示すホームページDB151の内容に基づいて、その都度形成されてクライアント端末11に提供されてもよく、或いは、予め形成されてハードディスクなどに記憶されていてもよい。
【0032】
ユーザは、このホームページ上で、自己が利用したい任意のホームページを選択する。
選択が終了すると、ユーザは、[選択完了]をクリックする。このクリックに応答して、一括登録サーバ15は、図5に示す入力画面を表示する。
この入力画面は、様々なホームページに会員登録するために入力する必要がある事項をまとめて入力するための画面である。
【0033】
ユーザは、この画面上で、必要事項を入力する。例えば、個人識別情報(氏名、住所、年齢、性別、等)、連絡先に関する情報(電話番号、Fax番号、E−mailアドレス)、自己の希望するID番号及びパスワード、決済情報(クレジットカード名、カード番号、有効期限、等)等を入力する。
ユーザは、入力完了後、入力完了ボタンをクリックする。
【0034】
入力完了ボタンのクリックに応答して、一括登録サーバ15は、図6に示す処理を開始し、ユーザが選択したホームページへの会員登録を開始する。
【0035】
まず、ポインタiを0とする(ステップS0)。
まず、ユーザにより選択されたホームページのうちのi番目のホームページをアクセスし、このホームページの登録用のページを開く(ステップS1)。
次に、先に入力された情報に基づいて、必要事項を各入力項目に入力する(ステップS2)。
【0036】
また、IDやパスワードを指定できる場合には、ユーザが希望したものを設定する。ホームページによっては、ユーザが設定したIDやパスワードをそのまま使用できない場合がある。それらの場合には、図2に示すホームページ情報に従って、IDやパスワードを、登録対象のホームページの要求に合致するように、修正する。
【0037】
例えば、ホームページが要求するIDが英数文字8桁であるのに対し、ユーザが設定したIDが英数文字6桁である場合には、例えば、最後尾に適当な2桁を追加してIDを設定する。
【0038】
さらに、ホームページが、決済情報、例えば、クレジットカード情報の登録を要求している場合には、クレジットカード情報を登録する。
【0039】
情報の入力が完了すると、一括登録サーバ15は、そのホームページに対して[登録]、[入力完了]等の情報を通知する(ステップS3)。
この通知に応答し、そのホームページを提供しているコンテンツ提供サーバ13は、このホームページのアクセスを許容するユーザとして、このユーザを会員登録(ユーザ登録)する。場合によっては、メールマガジンの購読会員として登録する。
【0040】
次に、一括登録サーバ15は、選択されたホームページのうちで未登録のものが残っているか否かを判別し(ステップS4)、残っている場合には、iを更新して(ステップS5)、ステップS1にリターンし、次のホームページについて、同様の処理を実行する。
【0041】
全てのホームページについて処理が完了すると、クライアントDB153に、図3に示すように、そのユーザについての、情報を登録する(ステップS6)。
【0042】
次に、登録済みのホームページをアクセスするためのプログラムとそのプログラムを起動するためのアイコン群をユーザのクライアント端末11に登録する(ステップS7)。各アイコンに対応するプログラムには、会員登録に使用したIDとパスワードとが埋め込まれている。
【0043】
ステップS7により、クライアント端末11のデスクトップ上に、自己が希望したホームページをアクセスのためのアイコンが設定される。これらのアイコンのいずれかをクリックすると、対応するプログラムが起動し、対応するホームページの入力画面にアクセスし、ID及びパスワード等を自動的に入力する。
以後、ユーザは、ホームページ上のコンテンツを利用することができる。
また、登録したホームページ(サイト)がメールマガジンを発行している場合には、そのユーザのメールアドレス宛に、適宜、メールマガジンが送信される。
【0044】
次に、ユーザ一括登録の一例について、具体例に基づいて説明する。
コンピュータと投資に関心がある「野島」氏が、インターネットによるホームトレード関係の複数のサイトに会員登録したいと考えているとする。
この場合、野島氏は、自己のクライアント端末11を利用して、一括登録サーバ15が提供する所定のホームページをアクセスする。
このアクセスに応答して、一括登録サーバ15は、図4に示すようなホームページをクライアント端末11に提供する。野島氏は、このホームページ上で、ジャンルが「コンピュータ」や「マネー」に属すホームページのうち、所望のものを選択する。
【0045】
この例では、コンピュータのジャンルで「pcdepot」を、マネーのジャンルで「PC証券」を選択したと仮定する。
ホームページの選択に続いて、一括登録サーバ15は、「野島」氏のクライアント端末11に、図5に示す入力画面を提供する。野島氏は、この入力画面上で、自己の個人情報と、ID、パスワード、決済情報等を入力する。
【0046】
「入力完了」ボタンが押操作されると、一括登録サーバ15は、図6の処理を開始し、まず、pcdepotのホームページのURL「http://www.pcdepot.co.jp」(図2参照)をホームページDB151から読み出してアクセスし、登録画面上で、ID、パスワード、決済情報などを入力する。
【0047】
続いて、一括登録サーバ15は、PC証券のホームページのURL「http://www.pcsec.co.jp/trade/request」(図2参照)をホームページDB151から読み出してアクセスし、登録画面上で、ID、パスワード、決済情報などを入力する。
【0048】
登録が完了すると、一括登録サーバ15は、クライアント端末11に、各ホームページをアクセスするためのプログラムとアイコンをプッシュして、インストールする。これにより、野島氏のクライアント端末11のデスクトップには、「pcdepot」のホームページをアクセスするためのアイコンと、「PC証券」のホームページをアクセスするためのアイコンとが配置される。
【0049】
ユーザが、例えば、pcdepot用のアイコンをクリックすると、対応するホームページアクセスプログラムが起動する。このプログラムは、ISP17を介してインターネットに接続し、さらに、pcdepotのホームページのURLを指定して、そのホームページにアクセスする。さらに、アクセスしたホームページの認証画面上で、登録時に使用したIDとパスワード等を入力して、コンテンツの利用を可能とする。野島氏は、ホームページ内で、会員に認められている様々なサービスを受けることができる。
【0050】
同様に、野島氏が、PC証券用のアイコンをクリックすると、対応するホームページアクセスプログラムが起動し、PC証券のホームページの認証画面上で、登録時に使用したIDとパスワード等を入力して、コンテンツの利用を可能とする。野島氏は、ホームページ内で、会員に認められている様々なサービス、例えば、ホームトレードなどのサービスを受けることができる。
【0051】
また、pcdepotやPC証券が、メールマガジンなどを発行している場合には、会員である野島氏のe−mailアドレス宛にメールマガジンが適宜発送される。
【0052】
なお、ユーザがホームページを追加したい(他のホームページにも会員になる)場合には、再度、一括登録サーバ15が提供する図4のホームページにアクセスし、ここで、任意のホームページを選択する。一括登録サーバ15は、IDアドレスやリモートアドレス等からユーザを特定し、会員登録済みのホームページについては、色を薄くする等して、選択できない旨を明示する。
【0053】
次に、図5のホームページが表示されるが、一括登録サーバ15は、クライアントDB153に登録済みの事項については、入力欄に予め挿入して表示する。ユーザは、訂正・変更がある事項や、追加する事項のみ入力する。入力が終了すれば、「入力完了」ボタンを押下(クリック)する。これにより、追加の会員登録も非常に簡単に行うことができる。
【0054】
以上説明したように、この発明の第1の実施の形態によれば、ユーザは、一括登録サーバ15が提供するページ上で、ホームページを選択し、必要事項を1回入力するだけで、様々なホームページへの登録処理を行うことができる。従って、登録処理が非常に容易である。また、各ホームページとしても、登録ユーザを増加させる機会を得ることができる。
【0055】
システムによりユーザが希望するIDとパスワードとが使用できない場合がある。このような場合に備えて、複数のIDを指定できるようにしてもよい。この場合、一括登録サーバ15は、ユーザにIDを、例えば、第1候補から第3候補まで入力させる。次に、図6のフローチャートに示すように、登録対象のホームページに順次アクセスし、ユーザが指定したIDが使用可能か否か(既登録が存在するか否か)を問い合わせる。そのIDを使用できない、即ち、既登録が存在すると判別された場合には、そのIDを以後の問い合わせの対象から外す。このようにして、全てのホームページについて、共通して使用可能なIDをユーザに提示する。仮に、何番目かのホームページで、ユーザが提示したIDが全て使用できないことが判明した場合には、処理を終了し、他のIDを入力すべき旨をユーザに通知する。
【0056】
上記説明では、一括登録サーバ15が、選択されたホームページを順番にアクセスして、ID、パスワード等の情報を設定したが、会員登録の手法は任意である。例えば、一括登録サーバ15が、選択された各ホームページの管理者宛に、各ユーザの認証情報を電子メールなどで送信し、それを受領した、管理者がID、パスワードを設定することにより、ユーザが各ホームページをアクセスできるようにしてもよい。
【0057】
(第2の実施の形態)
上記第1の実施の形態においては、特定のホームページをアクセスし、そのホームページ上で、登録対象ホームページを指定し、個人識別情報などを入力したが、複数のホームページへの会員登録を一括して行うことができるならば、その手法は任意である。例えば、各ユーザの端末から直接複数のホームページに一括してアクセスできるようにすることも可能である。
【0058】
この場合のシステムを説明する。
例えば、図2と同様に、登録候補のホームページのURL等を記憶したホームページデータベース151及び一括登録用のプログラムが、CD−ROMなどの記録媒体から、ユーザのクライアント端末11にインストールされる。
【0059】
このソフトウエアが起動されると、このソフトウエアは、図4に示す画面を表示して、ユーザにホームページを選択させ、選択が終了すると、図5に示す画面を表示して、ユーザに個人識別情報や、ID、パスワード、決済情報などを入力させる。入力が完了すると、クライアント端末11は、図6のフローチャートに示す処理を開始する。ただし、ステップS6に相当する処理は行わなくてもよい。
この手法によれば、一括登録サーバ15を設けなくても、ユーザは、必要事項を1回入力するだけで、ホームページ群をアクセスできるようになる。
【0060】
(第3の実施の形態)
上記実施の形態においては、ユーザの意志により一括登録サーバ15が提供するサイトを訪問した人だけ、この発明のサービスを利用できる。会員登録をより簡便にするため、インターネットへの接続を可能とする段階(通常、ISPへの登録時)で、ホームページへの会員登録を行えるようにしてもよい。
【0061】
この場合には、図1において、例えば、ISP17が一括登録サーバ15の機能を備えている。或いは、一括登録サーバ15は、ISP17を構成するサーバ群の一部を構成する。
【0062】
ユーザはISP17による、インターネット接続サービスを利用したい場合には、ダイアルアップ接続により、ISP17にアクセスし、通常の手法により、会員登録を行う(図7,ステップS10)。
ISP17は、ユーザの個人識別情報(氏名、住所、電話番号等)、決済情報(クレジットカード会社、カード番号、有効期限等)を、自己の登録処理のために記憶装置に記録する。
【0063】
ISP17は、会員登録を完了すると、処理を一括登録サーバ15に移す(ステップS11)。一括登録サーバ15は、ユーザに、図4に示す会員登録対象ホームページの一覧画面を提示して、ホームページを選択させる。選択が完了すると、図5の入力画面を表示する。この際、ユーザの個人情報や決済情報は、会員登録のために入力済みであるので、再入力の必要はない。一括登録サーバ15は、ISP17から情報を取得し、入力可能な事項は入力した上で、図5の画面を表示する(表示しなくすることも可能である)。
ユーザの入力完了ボタンの押下に応じて、一括登録サーバ15は図6に示す会員登録処理を開始する。
【0064】
このサービスによれば、ISPへの会員登録(契約)を行う際に、ホームページへの会員登録も一括して行うことができるので、インターネットやコンピュータの初心者であっても、インターネットの使用開始直後から、インターネット上の情報へのアクセスが可能となる。しかも、ISPへの登録のために入力した情報の全部又は一部が、ホームページの会員登録にも利用されるので、入力の手間が省け、登録が容易になる。
【0065】
なお、すでに契約登録会員が存在するISP17がこのシステムを導入する場合には、例えば、新規会員については、上述の手法で契約時にホームページの一括登録を可能とする。
また、既存会員については、ISP17に接続した際、或いは、ISP17のホームページにアクセスした際に、ホームページの一括登録を行うか否かを問い合わせる。一括会員登録を選択した場合には、ホームページの選択、情報の入力、会員登録の手順で、処理を行う。この際も、ISP17への登録(契約)の際に入力した、ユーザ情報が格納されているので、図5に示す全ての情報を入力させる必要はない。不足情報のみを入力させればよい。そして、ISP17に蓄積されていた情報と新たに入力された情報を用いて追加会員登録を行う。
【0066】
以上の実施の形態では、ホームページへのアクセスを容易にするため、クライアント上にアイコンを配置したが、アイコンを配置する必要性はない。
例えば、ユーザに、登録したホームページ名、URL、登録に使用したID、パスワードを通知するメッセージをメール等で送信するだけでもよい。以後、ユーザは、そのURLにアクセスし、自らIDとパスワードを入力する。
【0067】
また、ウエッブブラウザの「ブックマーク」や「お気に入り」に、会員登録したホームページとID及びパスワードとを登録するようにしてもよい。この場合、各ホームページにアクセスする際に、URLにIDとパスワードとを自動的に添付して送信し、IDとパスワードとを個別に入力する手間を省いてもよい。また、ユーザの認証に使用する情報は、IDとパスワードに限らず、機器番号(装置ID)等でもよく、機器番号を使用する場合等には、通信の確立(セッション確立)時に、装置間で認証情報を交換し、ユーザ操作による、IDやパスワードの入力を省略することも可能である。
【0068】
また、上記実施の形態では、ユーザが、ユーザIDやパスワードを指定したが、ホームページ側で、ユーザID及び/又はパスワードを指定することも可能である。この場合は、一括登録サーバ15は、ホームページが通知したユーザIDやパスワードを取り込む。そして、クライアント端末11のデスクトップにアイコンを登録する場合には、このアイコンにユーザIDとパスワードとを組み込み、ユーザがユーザIDとパスワードとを入力する形式の場合には、取り込んだIDとパスワードとを通知する。
【0069】
なお、一括登録サーバ15を使用することにより、企業側(サイト側)では、自己のホームページへのアクセス数を増加させ、顧客の囲い込みの一手段とすることができる。例えば、会員登録の際に提示された個人情報を用いて、ダイレクトメールを発送したり、営業の中村氏がクライアントを訪問したりできる。
【0070】
この利点を尊重し、より多くの会員登録を確保するため、例えば、所定のホームページ、例えば、前述のpcdepotやPC証券への登録を行った場合に、電子マネー、電子クーポン(電子サービス券)、電子チケット、マイレッジ(ポイント)、電子商品券、電子福引券(くじ)などの、商品又はサービス等の対価の一部となり得るような電子的な金券をユーザに与えて、会員登録へのインセンティブを与えるようにしてもよい。或いは、所定数又は所定数以上のホームページに登録したユーザには、所定額のクーポンや電子マネーを提供し、インセンティブを与えるようにしてもよい。この場合、クーポンや電子マネーは、このサービスにより一括登録ができるホームページやサイトでのみ使用できるように、使用制限を加えることが望ましい。
電子金券の発行資金は、例えば、一種の宣伝・広告費として、サービスを受けるサイトの企業から提供される。
【0071】
電子金券としては、例えば、ウエッブマネー社が提供し、ウエッブ上での決済に利用できる「ウエッブマネー(商標)」等を使用することができる。「ウエッブマネー」自体は、ネット上での決済手法の我が国でのデファクトスタンダードとして広く知られかつ使用されており、その詳細はここでは省略する。
【0072】
なお、この発明は、上記実施の形態に限定されず、様々な変形及び応用が可能である。
例えば、図1に示すシステムの構成、図2、図3に示すデータベースの構成、図4,図5に示す画面の構成などは任意に変更可能である。
さらに、情報の提供元としてのサイト(ホームページ)に会員登録する場合を例に発明を説明したが、公衆回線(有線・無線)上の情報発信元、例えば、電話での問い合わせに自動応答する、アンサーシステムに会員登録する場合等にも利用可能である。
【0073】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、複数の情報発信元への会員登録を一括して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るシステムの構成を示す図である。
【図2】一括登録サーバに配置されるホームページデータベースの構成を示す図である。
【図3】一括登録サーバに配置されるクライアントデータベースの構成を示す図である。
【図4】一括登録用の、ホームページ選択画面の例を示す図である。
【図5】一括登録用の、情報入力画面の例を示す図である。
【図6】一括登録処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】インターネット接続プロバイダへの会員登録に伴って一括登録処理を実行する場合の処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
11 クライアント端末(ユーザ端末)
13(131〜13n) コンテンツ提供サーバ
15 一括登録サーバ
Claims (11)
- ネットワークを介して互いに接続される、端末、所定の会員用情報を記憶するコンテンツ提供装置及び一括登録サーバより構成された会員登録システムであって、
前記一括登録サーバは、
登録された会員を識別する、所定の基準に適合した認証情報が前記端末より入力されたとき当該端末からの前記所定の会員用情報へのアクセスを許可する前記コンテンツ提供装置からなる情報発信元を示す情報を記憶する登録対象記憶手段と、
情報発信元に会員登録するために使用する認証情報を前記端末より取得して供給する認証情報供給手段と、
前記認証情報供給手段が供給する認証情報が、前記登録対象記憶手段に記憶されている前記情報発信元が要求する前記所定の基準に適合しないとき、当該認証情報を、修正結果を外部に通知することなく、当該基準に適合するよう修正し、前記端末からの入力に応答して、前記情報発信元に対し、前記認証情報を通知することにより会員登録の申込を行う登録手段と、
前記外部の端末が、情報発信元に通知された認証情報を操作者が入力する操作を要せずに会員登録済みの情報発信元へと認証情報を自動入力し前記会員用情報にアクセスするためのアクセスプログラムを、当該外部の端末に供給し記憶させるアクセスプログラムインストール手段と、
を備え、
複数の情報提供元への一括会員登録を可能としたことを特徴とする会員登録システム。 - 前記登録対象記憶手段は、情報発信元のリストを記憶するリスト記憶手段と、前記リスト記憶手段に記憶されている情報発信元のリストを前記端末に供給することにより、前記端末のユーザに提示する提示手段と、を更に備え、
前記登録手段は、前記端末より、会員登録したい情報発信元を選択する情報を取得し、当該情報が示す情報発信元を会員登録の申込の対象とする、
ことを特徴とする請求項1に記載の会員登録システム。 - 前記認証情報供給手段は、前記端末より認証情報の入力を受け付けて供給する手段、又は、予め自ら記憶する認証情報を読み出して供給する手段を含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の会員登録システム。 - 前記認証情報は、前記端末のユーザを特定する情報、当該ユーザの連絡先を特定する情報、当該ユーザの決済情報の少なくともいずれかを含む、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の会員登録システム。 - 前記登録手段は、会員登録の申込の対象である情報発信元に順次アクセスし、前記認証情報のうち、各情報発信元が要求している情報を提供することにより、会員登録の申込を行う手段である、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の会員登録システム。 - 前記登録手段は、所定の情報発信元への会員登録の対象となったユーザが当該情報発信元との取引で使用可能な電子的な金券を発行する手段、及び/又は、所定数の情報発信元への会員登録の対象となったユーザが所定の情報発信元との取引で使用可能な電子的な金券を発行する手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の会員登録システム。 - 前記登録手段は、ネットワーク接続プロバイダへの会員登録のために行われた前記端末からの入力に応答して、前記登録対象記憶手段に記憶されている複数の情報発信元に対し、前記認証情報供給手段が供給する認証情報を通知することにより会員登録の申込を行うものであり、
前記認証情報供給手段は、前記ネットワーク接続プロバイダへの会員登録のために前記端末より入力された認証情報を、情報発信元に会員登録するために使用する認証情報として前記登録手段に供給するものである、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の会員登録システム。 - 前記登録手段は、ネットワーク接続プロバイダの会員として当該ネットワーク接続プロバイダへとアクセスするために行われた前記端末からの入力に応答して、前記登録対象記憶手段に記憶されている複数の情報発信元に対し、前記認証情報供給手段が供給する認証情報を通知することにより会員登録の申込を行うものであり、
前記認証情報供給手段は、前記ネットワーク接続プロバイダの会員の認証情報を予め記憶しており、当該認証情報を、情報発信元に会員登録するために使用する認証情報として供給するものである、
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の会員登録システム。 - ネットワークを介して、クライアント、及び所定の会員用情報を記憶するコンテンツ提供装置に接続される一括登録サーバとして機能するコンピュータから構成される会員登録システムであって、
前記一括登録サーバは、
登録された会員を識別する、所定の基準に適合した認証情報が前記クライアントより入力されたとき当該クライアントからの前記所定の会員用情報へのアクセスを許可する前記コンテンツ提供装置からなる情報発信元のリストを記憶する手段と、
前記リストを前記クライアントに供給することにより、当該クライアントのユーザに当該リストを提示する手段と、
情報発信元に会員登録するために使用する認証情報を予め記憶、又は、前記リストを供給されたクライアントより取得する手段と、
前記認証情報が、前記情報発信元が要求する前記所定の基準に適合しないとき、当該認証情報を、修正結果を外部に通知することなく、当該基準に適合するよう修正する手段と、
クライアントからの入力に応答して、当該クライアントより、会員登録したい情報発信元を選択する選択情報を取得し、前記リストが示す複数の情報発信元のうち当該選択情報が示す情報発信元に対し認証情報を通知することにより、会員登録の申込を行う手段と、
情報発信元に通知された認証情報を操作者が入力する操作を要せずに前記クライアントが会員登録済みの情報発信元へと認証情報を自動入力し前記会員用情報にアクセスするためのアクセスプログラムを、当該クライアントに供給し記憶させる手段と、より構成される、
ことを特徴とする会員登録システム。 - 情報発信元に会員登録するために使用する認証情報は、ユーザを特定する情報、ユーザの連絡先を特定する情報、ユーザの決済情報の少なくともいずれかより構成されており、
前記コンピュータは、選択情報が示す情報発信元へと順次アクセスし、予め記憶し又はクライアントより取得した認証情報のうち、アクセス先である情報発信元が会員登録のために要求している認証情報を提供することにより、会員登録の申込を行う、
ことを特徴とする請求項9に記載の会員登録システム。 - ネットワークを介して、クライアント、及び所定の会員用情報を記憶するコンテンツ提供装置に接続されるコンピュータ又はコンピュータ群を、
登録された会員を識別する、所定の基準に適合した認証情報が前記クライアントより入力されたとき当該クライアントからの前記所定の会員用情報へのアクセスを許可する前記 コンテンツ提供装置からなる情報発信元のリストを記憶する手段と、
前記リストを前記クライアントに供給することにより、当該クライアントのユーザに当該リストを提示する手段と、
情報発信元に会員登録するために使用する認証情報を予め記憶、又は、前記リストを供給されたクライアントより取得する手段と、
前記認証情報が、前記情報発信元が要求する前記所定の基準に適合しないとき、当該認証情報を、修正結果を外部に通知することなく、当該基準に適合するよう修正する手段と、
クライアントからの入力に応答して、当該クライアントより、会員登録したい情報発信元を選択する選択情報を取得し、前記リストが示す複数の情報発信元のうち当該選択情報が示す情報発信元に対し認証情報を通知することにより、会員登録の申込を行う手段と、
情報発信元に通知された認証情報を操作者が入力する操作を要せずに前記クライアントが会員登録済みの情報発信元へと認証情報を自動入力し前記会員用情報にアクセスするためのアクセスプログラムを、当該クライアントに供給し記憶させる手段と、
を備える一括登録サーバとして機能させることにより、前記クライアント、前記コンテンツ提供装置及び当該一括登録サーバからなる会員登録システムを構成するためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読みとり可能な記録媒体。
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