JP3572011B2 - アクセスシステム及びその処理方法、並びに、そのための処理が記録された記録媒体 - Google Patents

アクセスシステム及びその処理方法、並びに、そのための処理が記録された記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクセスシステム及びその処理方法、並びに、そのための処理が記録された記録媒体に関し、特に、複数の会員が会員登録し、その会員登録について更新期限のあるアクセスシステム及びその処理方法、並びに、そのための処理が記録された記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
銀行等の金融機関は、特定の企業と提携して、その企業の従業員に対して、住宅ローンの金利を低減したり、特別な金融に関する情報を提供したりしている。このような優遇措置は、インターネットを用いて、提携企業のパソコンに表示するホームページについても同様に適用される。
【0003】
すなわち、このようなホームページを表示するために金融機関に設けられた顧客アクセスシステムは、特定の企業の従業員に対してのみ、専用のホームページを閲覧できるようにしている。その企業専用のホームページには、その企業向けの特別金利を適用した住宅ローンに関する情報や、その企業向けのインターネットバンキングに関する情報などが、記述されている。したがって、その企業専用のホームページは、この企業の従業員以外の者には、閲覧できないようにする必要がある。
【0004】
このような仕組みを実現するために、顧客アクセスシステムは、ある企業の企業イントラネットを介してアクセスがあった場合には、企業イントラネットのIPアドレス(internet protocol address)を識別し、その企業が提携関係にある企業であるかどうかを判断している。そして、提携関係にある企業の企業イントラネットからアクセスしてきた場合にのみ、その企業専用のホームページの閲覧を認めることとしている。
【0005】
さらに、顧客アクセスシステムは、提携関係にある企業の個々の従業員について、サービス会員として、会員登録できるようにしている。提携関係にある企業の従業員がサービス会員の登録を行い、個人の電子メールアドレスを届け出ていた場合、その金融機関から金融に関する特別キャンペーンの電子メールが送付されたり、個別の住宅ローンの相談に応じてもらえたりする特典がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、提携関係にある企業の従業員であっても、その企業を退職する場合がある。その企業を退職した旧従業員にまで、あまり長期間にわたり提携企業向けの特別キャンペーン等に関する電子メールが送付され続けるのは、好ましくない。したがって、サービス会員についても何らかの会員登録管理をする必要が生じる。
【0007】
無論、提携関係にある企業から、退職した従業員のリストを提供してもらい、金融機関が手作業でサービス会員登録の抹消をする手法も考えられる。しかし、提携関係にある企業の規模によっては、退職者の数が膨大である場合も想定し得る。
【0008】
そこで、サービス会員の有効期限を例えば1年間と限定し、更新処理をしない限り会員登録を抹消するという手法も考えられる。しかし、従業員は1年間の会員更新期限を失念する可能性も高いと言える。このため、提携関係にある企業の従業員に対して、サービス会員の登録更新期限が経過する旨の何らかの通知をするのが望ましい。しかも、その会員登録を更新する手続きは、従業員にとって簡単であることが望ましい。
【0009】
そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、複数の会員が会員登録し、その会員登録について更新期限のあるアクセスシステムにおいて、会員登録の更新登録処理を簡単に行うことのできるアクセスシステムを提供することを目的とする。
【0010】
より具体的には、提携関係にある企業の従業員は簡単に会員登録の更新処理をすることができるとともに、退職した従業員に長期間にわたり特別な情報提供がなされないようにした、アクセスシステムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るアクセスシステムは、
複数の会員が会員登録してアクセスし、且つ、その会員登録について更新期限のあるアクセスシステムであって、
前記複数の会員の会員更新期限を格納する、会員更新期限格納手段と、
前記会員更新期限格納手段から、会員登録について更新登録処理が必要な会員を抽出する、抽出手段と、
前記抽出手段で抽出した会員に対して、会員毎に異なるように割り付けられたURLを、更新登録処理をする際に接続するURLとして通知する、通知手段と、
特定のIPアドレスから前記URLに接続してきた場合には、そのURLに基づいて、会員を特定し、この特定された会員の更新登録処理を行う、更新登録処理手段と、
前記更新登録処理ではない通常の処理において、当該アクセスシステムに前記特定のIPアドレスから接続してきた場合に、予め決められているパスワードを通知する、パスワード通知手段と、
を備えるとともに、
前記更新登録処理手段は、前記特定のIPアドレス以外から接続してきた場合でも、パスワードを入力させ、入力したパスワードと予め決められているパスワードとが、一致した場合には、前記更新登録処理を行う、ことを特徴とする。
【0012】
本発明に係るアクセスシステムの処理方法は、
複数の会員が会員登録してアクセスし、且つ、その会員登録について更新期限のあるアクセスシステムの処理方法であって、
前記複数の会員の会員更新期限が格納されている会員更新期限格納手段から、アクセスシステムが、会員登録について更新登録処理が必要な会員を抽出する、抽出工程と、
アクセスシステムが、前記抽出工程で抽出した会員に対して、会員毎に異なるように割り付けられたURLを、更新登録処理をする際に接続するURLとして通知する、通知工程と、
特定のIPアドレスから前記URLに接続してきた場合には、そのURLに基づいて、アクセスシステムが会員を特定し、この特定された会員の更新登録処理を行う、更新登録処理工程と、
前記更新登録処理ではない通常の処理において、アクセスシステムに前記特定のIPアドレスから接続してきた場合に、予め決められているパスワードをアクセスシステムから通知する、パスワード通知工程と、
を備えるとともに、
前記更新登録処理工程では、アクセスシステムは、前記特定のIPアドレス以外から接続してきた場合でも、パスワードを入力させ、入力したパスワードと予め決められているパスワードとが、一致した場合には、前記更新登録処理を行う、ことを特徴とする。
【0013】
本発明に係る記録媒体は、
複数の会員が会員登録してアクセスし、且つ、その会員登録について更新期限のあるアクセスシステムで処理するプログラムが記録された記録媒体であって、
前記複数の会員の会員更新期限が格納されている会員更新期限格納手段から、会員登録について更新登録処理が必要な会員を抽出する、抽出ステップと、
前記抽出工程で抽出した会員に対して、会員毎に異なるように割り付けられたURLを、更新登録処理をする際に接続するURLとして通知する、通知ステップと、
特定のIPアドレスから前記URLに接続してきた場合には、そのURLに基づいて、会員を特定し、この特定された会員の更新登録処理を行う、更新登録処理ステップと、
前記更新登録処理ではない通常の処理において、当該アクセスシステムに前記特定のIPアドレスから接続してきた場合に、予め決められているパスワードを通知する、パスワード通知ステップと、
をアクセスシステムに実行させるとともに、
前記更新登録処理ステップでは、前記特定のIPアドレス以外から接続してきた場合でも、パスワードを入力させ、入力したパスワードと予め決められているパスワードとが、一致した場合には、アクセスシステムに前記更新登録処理を行わせるプログラムを記録したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
本実施形態に係る金融機関の顧客アクセスシステムは、提携関係にある企業の従業員がサービス会員登録している場合に、その登録有効期限の前後に、登録更新をすべき旨の電子メールを送信するとともに、更新登録を行うためのURLを記述しておく。このURLは、各サービス会員毎に異なるようにしておき、また、このURLには、提携関係にある企業の企業イントラネット又は特定の企業パスワードを入力した場合にしかアクセスできないようにしておく。さらに、企業パスワードは定期的に変更し、企業イントラネットを介して顧客アクセスシステムに接続した場合にしか、新しい企業パスワードは入手できないようにしておく。これにより、提携関係にある企業の従業員は簡単にサービス会員の更新登録処理ができるようにしつつ、退職した従業員を把握することができるようにしたものである。より詳しくを以下に説明する。
【0015】
図1は、本実施形態に係るネットワーク接続関係をブロックで示す図である。この図1に示すように、銀行等である金融機関Xには、顧客アクセスシステム10が設けられている。顧客アクセスシステム10は、ネットワークサーバ12を介して、インターネット20に接続されている。顧客アクセスシステム10は、インターネット20を介して、複数のユーザのパソコン等に各種のページを表示する。また、詳しくは後述するが、顧客アクセスシステム10には、企業情報データベース14と顧客情報データベース16とが、接続されている。
【0016】
インターネット20は、様々なコンピュータに接続される公衆ネットワークの一例である。この図1においては、インターネット20は、企業Yの企業イントラネット30に接続されている。この企業イントラネット30には、この企業Yの従業員が使用する1又は複数の会社内パソコン32が接続されている。したがって、会社内パソコン32は、企業イントラネット30を介して、インターネット20に接続することができる。
【0017】
本実施形態においては、金融機関Xと企業Yとは提携関係にあり、企業Yの従業員は金融機関Xから、低い金利で住宅ローンを借りたり、金融に関する特別な情報の提供を受けたりすることができる契約になっているものとする。このため、顧客アクセスシステム10は、企業Y専用のホームページを用意している。顧客アクセスシステム10は、この企業Y専用のホームページについては、原則として、企業イントラネット30からアクセスした場合にのみ、閲覧することができるようにしている。また、企業Yの従業員は、顧客アクセスシステム10に個別にサービス会員の登録ができる。このサービス会員の登録をすると、予め届け出た電子メールアドレス宛に、提携関係にある企業の従業員向けの特別キャンペーン等の情報が、電子メールとして送信される。
【0018】
さらに、図1に示すインターネット20は、あるプロバイダー40に接続されている。企業Yのある従業員の自宅Zには、自宅用の自宅パソコン42が設けられており、この自宅パソコン42は電話回線等を通じてプロバイダー40に接続することができる。つまり、この自宅Zの従業員は、プロバイダー40に加入している。
【0019】
本実施形態においては、後述する一定の手順を踏むことにより、企業Yの従業員は、自宅パソコン42からも、顧客アクセスシステム10が提供する企業Y専用のホームページを閲覧できるようにしている。
【0020】
次に、図2に基づいて、企業Yの従業員が企業イントラネット30から、顧客アクセスシステム10に接続し、企業Y専用のホームページを閲覧するための企業イントラネット接続処理について説明する。この図2は、顧客アクセスシステム10で実行される企業イントラネット接続処理について説明するフローチャートである。
【0021】
この図2に示すように、顧客アクセスシステム10は、企業イントラネットから、提携関係にある企業専用のホームページへの接続要求があったかどうかを判断する(ステップS10)。例えば企業Yにおいては、この接続要求は、企業Yの会社内パソコン32で図3に示すイントラネットメニュー画面W10が表示された状態で、「○○銀行の社員専用ページ」ボタンB10をクリックすることにより、企業イントラネット30からインターネット20を介して、顧客アクセスシステム10に送信される。
【0022】
図2に示すステップS10において、企業イントラネットから企業専用のホームページへの接続要求がなかったと判断した場合(ステップS10:No)には、このステップS10の処理を繰り返して待機する。
【0023】
一方、ステップS10において、企業イントラネットから企業専用のホームページへの接続要求があったと判断した場合(ステップS10:Yes)には、その接続要求のあった企業イントラネットが、提携関係にある企業の企業イントラネットであるかどうかを判断する(ステップS11)。本実施形態においては、接続要求を送信してきた企業イントラネットのIPアドレスを用いて、提携企業の企業イントラネットからの接続であるかどうかを判断する。提携企業のIPアドレスは、企業情報データベース14の企業情報テーブルに格納されている。
【0024】
図4は、企業情報データベース14に格納されている企業情報テーブルTB10の構成を示す図である。この図4に示すように、企業情報テーブルTB10は、項目として、企業名C10と、企業ID C11と、企業パスワード(今月)C12と、企業パスワード(来月)C13と、企業イントラネットIPアドレスC14と、自宅接続用URL C15とを、備えている。
【0025】
企業名C10には、この金融機関と提携関係にある企業の名称が格納される。企業ID C11には、その企業を特定するためのユニークな企業識別情報が格納される。企業パスワード(今月)C12には、今月のその企業の企業パスワードが格納される。企業パスワード(来月)C13は、来月のその企業の企業パスワードが格納される。企業イントラネットIPアドレスC14には、その企業の企業イントラネットのIPアドレスが格納される。
【0026】
自宅接続用URL C15には、その企業の従業員が自宅のパソコンから接続すべき、その企業専用のURLが格納される。このことから分かるように、本実施形態においては、自宅のパソコンから従業員が接続すべき自宅接続用URLは、企業毎に異なるようになっている。本実施形態においては、自宅接続用URLの末尾の引数を、その企業の企業IDとすることにより、各企業毎に自宅接続用URLが異なるようにしている。
【0027】
図2のステップS11においては、接続要求のあった企業イントラネットのIPアドレスと、接続要求のあったページのURLとが、企業情報テーブルTB10に登録されているものと一致するかどうかを判断する。例えば、企業イントラネット30からの接続要求である場合には、企業イントラネットIPアドレスが、FF.00.FF.00であるかどうかを判断する。
【0028】
ステップS11において、提携関係のある企業の企業イントラネットからの適正な接続要求でないと判断した場合(ステップS11:No)には、そのパソコンにエラー画面を表示する(ステップS12)。一方、提携関係のある企業の企業イントラネットからの適正な接続要求であると判断した場合(ステップS11:Yes)には、その企業専用のホームページを表示する(ステップS13)。
【0029】
例えば、企業Yの企業イントラネット30から接続要求をしていた場合には、図5に示す企業Y専用ホームページW20を表示する。これにより、本実施形態に係る企業イントラネット接続処理が終了する。
【0030】
図5の企業Y専用ホームページW20において、企業Yの従業員は、「提携住宅ローン情報」ボタンB20をクリックすることにより、この金融機関が企業Yの従業員に提供している住宅ローンの優遇条件等に関する情報を、閲覧することができる。また、「インターネットバンキング情報」ボタンB21をクリックすることにより、企業Yの従業員への特典・キャンペーン等のインターネットバンキングに関する情報を、閲覧することができる。「自宅接続サービス」ボタンB22をクリックすることにより、次に述べる自宅接続準備処理が開始する。
【0031】
次に、この自宅接続準備処理について説明する。自宅接続準備処理は、企業Yの従業員が、自宅でも企業Y専用のホームページを閲覧することができるようにするための事前準備処理である。図6は、この自宅接続準備処理を説明するためのフローチャートである。
【0032】
この図6に示すように、顧客アクセスシステム10は、まず、自宅接続説明ページを表示する(ステップS20)。図7は、企業Yの会社内パソコン32に表示される自宅接続説明画面W30を示す図である。
【0033】
この図7に示すように、自宅接続説明画面W30には、自宅接続用URLと、今月の企業パスワードと、来月の企業パスワードとが、表示される。これらの表示は、それぞれ、図4の企業情報テーブルTB10の自宅接続用URL C15と、企業パスワード(今月)C12と、企業パスワード(来月)C13とに対応している。なお、本実施形態においては、月末に毎月、企業パスワードを変更することにしている。これは、企業Yを退社した人が、退社後も長期間にわたって企業Y専用ホームページW20(図5参照)を閲覧することができないようにするためである。また、来月の企業パスワードも表示するのは、月末に企業パスワードを取得した従業員が、次の日から使用すべき企業パスワードが分からないといった事態を回避するためである。
【0034】
図7に示す自宅接続説明画面W30を閲覧した企業Yの従業員は、自宅接続用URLと、今月及び来月の企業パスワードとを、紙にメモして自宅に持ち帰ってもよい。しかし、本実施形態においては、従業員の利便性を考慮して、自宅接続用URLと、今月及び来月の企業パスワードとを、フィールドF30に入力した電子メールアドレス宛に、電子メールとして送信することができるようになっている。
【0035】
このため、図6に示すように、顧客アクセスシステム10は、ステップS20で自宅接続説明画面W30を表示した後、「終了」ボタンB30がクリックされたかどうかを判断する(ステップS21)。「終了」ボタンB30がクリックさたと判断した場合(ステップS21:Yes)には、顧客アクセスシステム10は、図8に示すサンキュー画面W40を表示して(ステップS24)、この自宅接続準備処理を終了する。
【0036】
一方、ステップS21で「終了」ボタンB30がクリックされていないと判断した場合(ステップS21:No)には、顧客アクセスシステム10は、「転送」ボタンB31がクリックされたかどうかを判断する(ステップS22)。「転送」ボタンB31がクリックされていないと判断した場合(ステップS22:No)には、上述したステップS21からの処理を繰り返して待機する。
【0037】
一方、「転送」ボタンB31がクリックされたと判断した場合(ステップS22:Yes)には、顧客アクセスシステム10は、自宅接続用URLと、今月及び来月の企業パスワードとの情報を含む電子メールを、フィールドF30に入力された電子メールアドレス宛に送信する(ステップS23)。続いて、図8に示すサンキュー画面W40を表示して(ステップS24)、この自宅接続準備処理を終了する。
【0038】
次に、この自宅接続準備処理が完了した企業Yの従業員が、自宅Zの自宅パソコン42で、この企業Y専用のホームページにアクセスするための自宅接続処理について説明する。図9は、顧客アクセスシステム10で実行される自宅接続処理を説明するためのフローチャートを示す図である。
【0039】
この図9に示すように、自宅接続処理においては、顧客アクセスシステム10は、まず図10に示す企業パスワード入力画面W50を表示する。企業パスワード入力画面W50を表示させる手順としては、企業Yの従業員は、自宅パソコン42をプロバイダー40に接続する。その後のやり方は、図7の自宅接続説明画面W30で電子メールを送信したかどうかで、次の2通りがある。すなわち、電子メールを送信しなかった場合には、企業Yの従業員が自宅パソコン42のブラウザを起動し、自宅接続説明画面W30に表示された自宅接続用URLを接続先として、自ら入力する。電子メールを送信していた場合には、プロバイダー40のメールサーバから、図7の自宅接続説明画面W30で送信した電子メールを取り出し、この電子メールに記述されている自宅接続用URLをクリックする。このやり方の場合、従業員にとっては、自宅接続用URLの入力を省くことができるメリットがある。
【0040】
図10に示す企業パスワード入力画面W50のフィールドF50に、従業員は、企業パスワードを入力する。上述したように、この企業パスワードは、従業員が自宅接続説明画面W30を閲覧してメモ用紙等に書き写されたり、電子メールに記述されたりしている。そして、「ログイン」ボタンB50をクリックする。なお、企業パスワード入力画面W50のURLは、とりもなおさず自宅接続用URLである。したがって、この金融機関と提携関係にある企業毎に、企業パスワード入力画面のURLも異なることとなる。このことから、本実施形態においては、企業パスワード入力画面W50においては、企業IDの入力を省くことができる。
【0041】
次に、図9に示すように、顧客アクセスシステム10は、従業員が入力した企業パスワードと、企業情報テーブルTB10に登録されている企業パスワードとが一致するかどうかを判断する(ステップS31)。具体的には、顧客アクセスシステム10は、企業パスワード入力画面W50のURLから、企業IDを取得して、この企業IDに基づいて、企業情報テーブルTB10を検索する。そして、この企業ID C11に対応する企業パスワード(今月)C13を取得する。この企業情報テーブルTB10から取得した企業パスワード(今月)C13と、従業員がフィールドF50に入力した企業パスワードとが、一致するかどうかを判断する。
【0042】
従業員が入力した企業パスワードと、企業情報テーブルTB10に登録されている企業パスワードとが一致しなかった場合(ステップS31:No)には、顧客アクセスシステム10は、エラー画面を表示する(ステップS32)。そして、この自宅接続処理を終了する。
【0043】
一方、従業員が入力した企業パスワードと、企業情報テーブルTB10に登録されている企業パスワードとが一致した場合(ステップS31:Yes)には、顧客アクセスシステム10は、図11に示す自宅接続用企業Y専用ホームページW60を表示する(ステップS33)。この自宅接続用企業Y専用ホームページW60において、従業員は、「提携住宅ローン情報」ボタンB60をクリックすることにより、この金融機関Xが企業Yの従業員に提供している住宅ローンの優遇条件等に関する情報を、自宅Zからも閲覧することができるようになる。また、「インターネットバンキング情報」ボタンB61をクリックすることにより、企業Yの従業員への特典・キャンペーン等のインターネットバンキングに関する情報を、自宅Zからも閲覧することができるようになる。但し、図5に示した企業Y専用ホームページW20と異なり、「自宅接続サービス」ボタンは、設けられていない。このため、自宅Zからは、自宅接続用URLや企業パスワードを知ることはできない。これにより、企業Yを退社した従業員が、継続して、自宅接続用URLや企業パスワードを知得してしまうのを回避している。
【0044】
以上で自宅接続処理は終了し、これ以降、この従業員は、金融機関Xが企業Y専用に開設しているページを、自宅パソコン42から、順次閲覧することができるようになる。
【0045】
本実施形態においては、さらに、企業Yの従業員は、この金融機関Xに個別にサービス会員登録することができる。個別にサービス会員に登録し、電子メールアドレスを届け出た場合は、従業員は、金融機関Xから金融に関する特別キャンペーンの電子メールが送付されたり、個別の住宅ローンの相談に応じてもらえたりできる。
【0046】
図12は、金融機関Xと提携関係にある企業の従業員が、サービス会員に個別に会員登録した場合に、その従業員の個別情報が格納される顧客情報テーブルTB20の構成を示す図である。この顧客情報テーブルTB20は、顧客情報データベース16(図1参照)に格納される。
【0047】
図12に示すように、顧客情報テーブルTB20は、項目として、企業ID C20と、 個人特定ID C21と、氏名C22と、電子メールアドレスC23と、会員更新期限C24とを、備えている。
【0048】
企業ID C20には、会員登録した従業員の企業IDが格納される。個人特定ID C21には、会員登録した従業員を特定するためのユニークなIDが格納される。氏名C22には、会員登録した従業員の氏名が格納される。電子メールアドレスC23には、会員登録した従業員の電子メールアドレスが格納される。
【0049】
会員更新期限C24には、このサービス会員に対する会員登録の更新期限が格納される。本実施形態においては、このサービス会員の有効期限は、会員登録日から1年とされている。そして、提携関係にある企業の従業員であれば、更新登録の処理をすることにより、何度でも更新できるようになっている。
【0050】
この更新登録を提携関係にある企業の従業員に通知するため、本実施形態に係る顧客アクセスシステム10は、更新期限の1ヶ月前及び更新期限後の未更新者を対象に、更新案内の電子メールを送信している。
【0051】
図13は、この電子メールをサービス会員に送付する、電子メール送信処理を説明するフローチャートを示す図である。
【0052】
この図13に示すように、顧客アクセスシステム10は、顧客情報テーブルTB20を検索し、会員更新期限1ヶ月前のサービス会員を抽出する(ステップS40)。具体的には、顧客アクセスシステム10は、顧客情報テーブルTB20の会員更新期限C24を検索する。そして、この電子メール送信処理を実行している日から、1ヶ月後に会員更新期限を迎えるサービス会員を抽出する。
【0053】
次に、顧客アクセスシステム10は、顧客情報テーブルTB20を検索し、会員更新期限後1ヶ月以内のサービス会員を抽出する(ステップS41)。具体的には、顧客アクセスシステム10は、顧客情報テーブルTB20の会員更新期限C24を検索する。そして、この電子メール送信処理を実行している日よりも前に、会員更新期限を迎えてしまっているが、1ヶ月は経過していないサービス会員を抽出する。なお、抽出するサービス会員を、会員更新期限を経過した後1ヶ月以内のサービス会員に限ることにより、退職した旧サービス会員や、更新意思のない旧サービス会員に、継続的に更新案内の電子メールが送信されてしまうのを回避することができる。
【0054】
次に、顧客アクセスシステム10は、ステップS40及びステップS41で抽出したサービス会員に対して、更新案内の電子メールを送信する(ステップS42)。具体的には、顧客アクセスシステム10の顧客情報テーブルTB20の電子メールアドレスC23を検索し、ステップS40及びステップS41で抽出したサービス会員の電子メールアドレスを取得する。そして、この電子メールアドレス宛に、更新案内の電子メールを送信する。
【0055】
図14は、本実施形態に係る更新案内の電子メールEM1の一例を示す図である。この図14においては、図12に示す日本太郎宛の電子メールEM1の例を示している。図14に示すように、本実施形態に係る更新案内の電子メールEM1には、更新登録のお願いとともに、更新登録処理のために、企業イントラネット30経由で顧客アクセスシステム10に日本太郎がアクセスする場合のURLと、企業イントラネット30を経由しないで(例えば自宅から)顧客アクセスシステム10にアクセスする場合のURLとが、記載されている。
【0056】
本実施形態においては、URLの引数には、図12の顧客情報テーブルTB20における電子メールを送信した企業ID C20と個人特定ID C21とが用いられている。このため、サービス会員毎に接続すべきURLは異なることとなる。また、企業イントラネット30から接続する場合と、それ以外から接続する場合とでは、異なるURLが用いられている。
【0057】
図1に示すように、顧客アクセスシステム10は、この生成した電子メールを、ネットワークサーバ12を介して、インターネット20へ送信する。そして、この送信された電子メールは、電子メールアドレスにしたがって、所定のメールサーバとしての企業イントラネット30やプロバイダー40で受信される。
【0058】
図13に示すように、ステップS42で更新案内の電子メールEM1を送信することにより、本実施形態に係る電子メール送信処理が終了する。
【0059】
次に、図15に基づいて、この更新案内の電子メールEM1を受信したサービス会員が、企業イントラネット30から顧客アクセスシステム10に接続して、更新登録をする場合の会社接続更新処理について説明する。この図15は、顧客アクセスシステム10が実行する会社接続更新処理について説明するフローチャートを示す図である。この会社接続更新処理は、サービス会員が、図14の電子メールに記載された企業イントラネット経由用のURLにアクセスしてきた場合に起動される処理である。
【0060】
図15に示すように、顧客アクセスシステム10は、その接続要求のあった企業イントラネットが、提携関係にある企業の企業イントラネットであるかどうかを判断する(ステップS50)。本実施形態においては、接続要求を送信してきた企業イントラネットのIPアドレスを用いて、提携企業の企業イントラネットからの接続であるかどうかを判断する。上述したように、提携企業のIPアドレスは、企業情報データベース14の企業情報テーブルTB10(図4)に格納されている。
【0061】
提携関係にある企業の企業イントラネットからの接続であった場合(ステップS50:Yes)には、更新対象のサービス会員からの接続要求であるかどうかを判断する(ステップS51)。具体的には、サービス会員の接続先であるURLの引数から、個人特定IDを取得する。上述したように、本実施形態における接続先のURLには、個人特定IDが含まれている。このため、接続先のURLに基づいて、サービス会員を特定できるのである。そして、この個人特定IDに基づいて、図12の顧客情報テーブルTB20の個人特定ID C21を検索し、該当する個人特定IDの会員更新期限 C24を取得する。そして、顧客アクセスシステム10は、この会員更新期限が、1ヶ月以内到来する年月日であるか、又は、すでに経過した年月日であるかどうかを判断する。会員更新期限が、1ヶ月以内到来する年月日であるか、又は、すでに経過した年月日である場合には、その接続要求は、更新対象者からの接続要求であると判断できる。
【0062】
更新対象者からの接続要求であった場合には、図15に示すように、次に顧客アクセスシステム10は、更新確認画面を表示する(ステップS52)。図16は、更新確認画面W70の一例を示す図である。この図16に示すように、更新確認画面W70には、更新登録する旨の表示と、その意思の確認である「更新」ボタンB70とが、設けられている。サービス会員の更新登録をしたいと考えている場合には、この「更新」ボタンB70をクリックする。
【0063】
このため、図15に示すように、顧客アクセスシステム10は、この更新確認画面W70を表示した後は、この「更新」ボタンB70がクリックされたかどうかを判断する(ステップS53)。「更新」ボタンB70がクリックされた場合(ステップS53:Yes)には、顧客アクセスシステム10は、サービス会員の期限を1年間更新する(ステップS54)。
【0064】
具体的には、顧客アクセスシステム10は、図12の顧客情報テーブルTB20における該当するサービス会員の会員更新期限C24に格納されている年月日を、1年後に変更する。
【0065】
次に、図15に示すように、顧客アクセスシステム10は、サンキュー画面を表示する(ステップS55)。図17は、サンキュー画面W80の一例を示す図である。このサンキュー画面W80を表示することにより、サービス会員の更新処理が順当になされた場合の会社接続更新処理が終了する。
【0066】
一方、図15のステップS50又はステップS51において、提携関係にある企業の企業イントラネットからの接続でないと判断した場合(ステップS50:No)、又は、更新対象者からの接続要求でないと判断した場合(ステップS51:No)には、顧客アクセスシステム10は、エラー画面を表示する(ステップS56)。そして、この会社接続更新処理を終了する。
【0067】
次に、図18に基づいて、この更新案内の電子メールEM1を受信したサービス会員が、自宅から、つまり企業イントラネット30以外から、顧客アクセスシステム10に接続して、更新登録をする場合の自宅接続更新処理について説明する。この図18は、顧客アクセスシステム10が実行する自宅接続更新処理について説明するフローチャートを示す図である。この自宅接続更新処理は、サービス会員が、図14の電子メールに記載された自宅接続用のURLにアクセスしてきた場合に起動される処理である。
【0068】
図18に示すように、顧客アクセスシステム10は、企業パスワード入力画面を表示する(ステップS60)。図19は、企業パスワード入力画面W90の一例を示す図である。この企業パスワード入力画面W90においては、上述した図10の企業パスワード入力画面W50と同様に、従業員が企業イントラネットから顧客アクセスシステム10に接続して取得した企業パスワードを、フィールドF90に入力する。そして、「ログイン」ボタンB90をクリックする。
【0069】
次に、図18に示すように、顧客アクセスシステム10は、サービス会員が入力した企業パスワードと、企業情報テーブルTB10に登録されている企業パスワードとが一致するかどうかを判断する(ステップS61)。具体的には、顧客アクセスシステム10は、サービス会員が接続してきた接続先のURLから、企業IDを取得する。上述したように、本実施形態においては、自宅接続用のURLには、企業IDが引数として含まれている。このため、接続先のURLから企業IDを取得できるのである。そして、この企業IDに基づいて、企業情報テーブルTB10を検索し、この企業ID C11に対応する企業パスワード(今月)C13を取得する。この企業情報テーブルTB10から取得した企業パスワード(今月)C13と、従業員がフィールドF90に入力した企業パスワードとが、一致するかどうかを判断する。
【0070】
従業員が入力した企業パスワードと、企業情報テーブルTB10に登録されている企業パスワードとが一致した場合(ステップS61:Yes)には、顧客アクセスシステム10は、更新対象のサービス会員からの接続要求であるかどうかをチェックする(ステップS62)。具体的には、接続先のURLに含まれている引数から、個人特定IDを取得する。そして、この個人特定IDに基づいて、図12の顧客情報テーブルTB20の個人特定ID C21を検索し、該当する個人特定IDの会員更新期限 C24を取得する。そして、顧客アクセスシステム10は、この会員更新期限が、1ヶ月以内到来する年月日であるか、又は、すでに経過した年月日であるかどうかを判断する。会員更新期限が、1ヶ月以内到来する年月日であるか、又は、すでに経過した年月日である場合には、その接続要求は、更新対象者からの接続要求であると判断できる。
【0071】
更新対象者からの接続要求であった場合には、図18に示すように、次に顧客アクセスシステム10は、図16に示す更新確認画面W70を表示する(ステップS52)。
【0072】
次に、顧客アクセスシステム10は、この更新確認画面W70の「更新」ボタンB70がクリックされたかどうかを判断する(ステップS64)。「更新」ボタンB70がクリックされた場合(ステップS64:Yes)には、顧客アクセスシステム10は、サービス会員の期限を1年間更新する(ステップS65)。
【0073】
具体的には、顧客アクセスシステム10は、図12の顧客情報テーブルTB20における該当するサービス会員の会員更新期限C24に格納されている年月日を、1年後に変更する。
【0074】
次に、図18に示すように、顧客アクセスシステム10は、図17に示すサンキュー画面W80を表示する(ステップS55)。これにより、サービス会員の更新処理が順当になされた場合の自宅接続更新処理が終了する。
【0075】
一方、図18のステップS61又はステップS62において、サービス会員が入力した企業パスワードと、企業情報テーブルTB10に登録されている企業パスワードとが一致しなかった場合(ステップS61:No)、又は、更新対象者からの接続要求でないと判断した場合(ステップS62:No)には、顧客アクセスシステム10は、エラー画面を表示する(ステップS67)。そして、この会社接続更新処理を終了する。
【0076】
以上のように、本実施形態に係る金融機関Xの顧客アクセスシステム10によれば、提携関係にある企業Yの従業員に対して、企業Y専用のホームページを、自宅Zの自宅パソコン42からも閲覧してもらうことができる。
【0077】
しかも、上述した実施形態においては、金融機関Xは、提携関係にある企業単位で、企業IDと企業パスワードを発行することとしたので、各従業員に個別のIDやパスワードを配布する必要がなくなる。このため、金融機関X側のIDやパスワードの管理コストの低減を図ることができる。
【0078】
その上で、企業パスワードを毎月更新することとしたので、例えば企業Yの従業員は、定期的に企業イントラネット30経由で顧客アクセスシステム10の自宅接続説明画面W30にアクセスし、新しい企業パスワードを取得する必要がある。このため、企業Yを退社した従業員は、一定期間経過後には、自宅のパソコンから自宅接続用企業Y専用ホームページW60を閲覧することができなくなる。一方、新たに企業Yに入社した従業員は、企業イントラネット30を介して、顧客アクセスシステム10の自宅接続説明画面W30を閲覧し、新たに企業パスワードと自宅接続用URLとを取得すれば、自宅のパソコンから自宅接続用企業Y専用ホームページW60にアクセスすることができるようになる。したがって、金融機関Xは、企業Yの従業員の入社及び退社の管理を行う必要がなくなる。
【0079】
さらに、本実施形態に係る顧客アクセスシステム10によれば、提携関係にある企業の従業員について、個別にサービス会員として登録できるようにし、このサービス会員の有効期限を原則として1年間とした。そして、必要に応じて何度でも更新登録をすることができるようにした。この会員更新期限の1ヶ月前又は会員更新期限経過後1ヶ月以内のサービス会員については、更新登録の案内を電子メールで送信し、この電子メールに更新登録をする場合のURLを記載することとした。このURLは、企業IDと個人特定IDが含まれており、個々のサービス会員毎に異なるので、このURLに接続してきた場合には、顧客アクセスシステム10は、URLに基づいてサービス会員を特定し、更新登録処理を行う。このため、サービス会員は、自分の個人特定ID等を入力せずとも、簡単に更新登録をすることができる。すなわち、図16の更新登録確認画面W70の「更新」ボタンB70をクリックするだけで、更新処理をすることができる。
【0080】
しかも、図15の会社接続更新処理においては、例えばこの金融機関Xと提携関係にある企業Yの企業イントラネット30から接続された場合にのみ、更新登録処理を行うこととしたので、企業Yを退職した従業員がサービス会員の更新登録処理をしてしまうのを回避することができる。このため、提携関係にある企業Yの従業員にのみサービス会員の登録を認めている場合でも、サービス会員登録の自動的な整理を図ることができる。
【0081】
さらに本実施形態においては、例えば、この金融機関Xと提携関係にある企業Yの従業員が、図19の企業パスワード入力画面W90から企業パスワードを入力した場合には、自宅Zの自宅パソコン42からもこの顧客アクセスシステム10に接続して会員登録処理を行えるようにした。このため、サービス会員の利便性を向上させることができる。しかも上述したように、この企業パスワードは定期的に変更するので、企業Yを退職した旧従業員が、このサービス会員の更新処理を繰り返してしまうのを防止することができる。
【0082】
なお、本発明は上記実施形態に限定されず種々に変形可能である。例えば、上述した実施形態においては、企業ネットワークの例として企業イントラネット30を用いて説明したが、この企業ネットワークは企業内部以外の特定の者に解放されているネットワークであってもよい。また、上述した実施形態においては、企業ネットワークを識別する識別アドレスとして、IPアドレスを用いたが、IPアドレス以外のものを識別アドレスとして用いてもよい。
【0083】
さらに、企業ネットワークを介す必要は必ずしもなく、例えば、特定の発信元から接続された場合にのみ、あるページの閲覧を認める顧客アクセスシステム10に対しても同様に本発明を適用することができる。
【0084】
また、上述した実施形態においては、月1回の割合で企業パスワードを変更することとしたが、この期間や回数はこれに限るものではない。すなわち、所定期間経過後に定期的に企業パスワードを変更すれば、上述した退社後の従業員の継続的な接続を回避することができる。
【0085】
さらに、上述した実施形態においては、顧客アクセスシステム10を金融機関Xに設けた例を説明したが、顧客アクセスシステム10は金融機関以外の他の企業やサービス機関等に設けてもよい。つまり、顧客アクセスシステム10は、特定の発信元から接続された場合に特定の情報を提供するシステムとして、また、会員登録についての有効期限がある場合における会員登録を管理するシステムとして、広く活用することができる。
【0086】
また、上述した実施形態においては、インターネット20に接続する情報処理端末として、パソコンを例に説明したが、情報処理端末としてパソコンに限るものではない。例えば、情報処理端末として、携帯電話やテレビジョンセットなども用いることができる。
【0087】
さらに、上述した実施形態においては、自宅パソコン42から顧客アクセスシステム10に接続する場合には、図10の企業パスワード入力画面W50及び図19の企業パスワード入力画面W90から企業パスワードのみを入力することとしたが、企業パスワードと企業IDの双方を入力するようにしてもよい。この場合、図7の自宅接続説明画面W30に、企業パスワードとともに企業IDも提示する必要がある。このようにすれば、自宅接続用URLを提携関係にある企業共通のURLにすることができる。
【0088】
この場合、さらにURLと企業IDとを毎回従業員が自宅パソコン42から入力する手間を省くように、自宅接続用URLへのアクセスアイコンの自動作成と、企業IDを記憶して2回目以降はその入力を不要とするプログラムを、CD−ROM等の記録媒体として、提携関係にある企業の従業員に配布するようにしてもよい。
【0089】
また、上述した実施形態においては、サービス会員の有効期限を1年間としたが、この有効期限はこれに限るものではない。また、上述した実施形態においては、更新案内の電子メールを送信するタイミングを、会員更新期限の1ヶ月前及び会員更新期限経過後1ヶ月以内としたが、このタイミングに限るものではない。例えば、電子メールの送信対象のサービス会員を、会員更新期限の1ヶ月前のサービス会員のみにしたり、会員更新期限経過後1ヶ月以内のサービス会員のみにしてもよい。また、この1ヶ月という期間を2ヶ月に変更することが可能であり、更新案内の電子メールを送信する回数も任意に変更することが可能である。
【0090】
さらに、上述の実施形態で説明した各処理については、これら各処理を実行するためのプログラムをフロッピーディスク、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、ROM、メモリカード等の記録媒体に記録して、記録媒体の形で頒布することが可能である。この場合、このプログラムが記録された記録媒体を顧客アクセスシステム10に読み込ませ、実行させることにより、上述した実施形態を実現することができる。
【0091】
また、顧客アクセスシステム10は、オペレーティングシステムや別のアプリケーションプログラム等の他のプログラムを備える場合がある。この場合、顧客アクセスシステム10の備える他のプログラムを活用し、記録媒体にはその顧客アクセスシステム10が備えるプログラムの中から、本実施形態と同等の処理を実現するプログラムを呼び出すような命令を記録するようにしてもよい。
【0092】
さらに、このようなプログラムは、記録媒体の形ではなく、ネットワークを通じて搬送波として頒布することも可能である。ネットワーク上を搬送波の形で伝送されたプログラムは、顧客アクセスシステム10に取り込まれて、このプログラムを実行することにより上述した実施形態を実現することができる。
【0093】
また、記録媒体にプログラムを記録する際や、ネットワーク上を搬送波として伝送される際に、プログラムの暗号化や圧縮化がなされている場合がある。この場合には、これら記録媒体や搬送波からプログラムを読み込んだ顧客アクセスシステム10は、そのプログラムの復号化や伸張化を行った上で、実行する必要がある。
【0094】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るアクセスシステムによれば、複数の会員が会員登録し、その会員登録について更新期限のある場合に、会員が更新登録処理を簡単に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の適用されるネットワーク構成の一例をブロックで示す図。
【図2】本実施形態に係る企業イントラネット接続処理を説明するフローチャート。
【図3】本実施形態に係る会社内パソコンに表示されるイントラネットメニュー画面の一例を示す図。
【図4】本実施形態に係る企業情報テーブルの構成の一例を示す図。
【図5】本実施形態に係る企業イントラネット接続処理において、会社内パソコンに表示される企業Y専用ホームページの一例を示す図。
【図6】本実施形態に係る自宅接続準備処理を説明するフローチャート。
【図7】本実施形態に係る自宅接続準備処理において表示される自宅接続説明画面の一例を示す図。
【図8】本実施形態に係る自宅接続準備処理において表示されるサンキュー画面の一例を示す図。
【図9】本実施形態に係る自宅接続処理を説明するフローチャート。
【図10】本実施形態に係る自宅接続処理において表示される企業パスワード入力画面の一例を示す図。
【図11】本実施形態に係る自宅接続処理において、自宅パソコンに表示される自宅接続用企業Y専用ホームページの一例を示す図。
【図12】本実施形態に係る顧客情報テーブルの構成の一例を示す図。
【図13】本実施形態に係る電子メール送信処理を説明するフローチャート。
【図14】本実施形態に係る更新案内の電子メールの一例を示す図。
【図15】本実施形態に係る会社接続更新処理を説明するフローチャート。
【図16】本実施形態に係る会社接続更新処理において、会社内パソコンや自宅パソコンに表示される更新確認画面を示す図。
【図17】本実施形態に係る会社接続更新処理において、会社内パソコンや自宅パソコンに表示されるサンキュー画面を示す図。
【図18】本実施形態に係る自宅接続更新処理を説明するフローチャート。
【図19】本実施形態に係る自宅接続更新処理において、自宅パソコンに表示されるサンキュー画面を示す図。
【符号の説明】
10 顧客アクセスシステム
12 ネットワークサーバ
14 企業情報データベース
16 顧客情報データベース
20 インターネット
30 企業イントラネット
32 会社内パソコン
40 プロバイダー
42 自宅パソコン

Claims (7)

  1. 複数の会員が会員登録してアクセスし、且つ、その会員登録について更新期限のあるアクセスシステムであって、
    前記複数の会員の会員更新期限を格納する、会員更新期限格納手段と、
    前記会員更新期限格納手段から、会員登録について更新登録処理が必要な会員を抽出する、抽出手段と、
    前記抽出手段で抽出した会員に対して、会員毎に異なるように割り付けられたURLを、更新登録処理をする際に接続するURLとして通知する、通知手段と、
    特定のIPアドレスから前記URLに接続してきた場合には、そのURLに基づいて、会員を特定し、この特定された会員の更新登録処理を行う、更新登録処理手段と、
    前記更新登録処理ではない通常の処理において、当該アクセスシステムに前記特定のIPアドレスから接続してきた場合に、予め決められているパスワードを通知する、パスワード通知手段と、
    を備えるとともに、
    前記更新登録処理手段は、前記特定のIPアドレス以外から接続してきた場合でも、パスワードを入力させ、入力したパスワードと予め決められているパスワードとが、一致した場合には、前記更新登録処理を行う、ことを特徴とするアクセスシステム。
  2. 前記予め決められているパスワードは、定期的に変更されることを特徴とする請求項に記載のアクセスシステム。
  3. 前記特定のIPアドレスは、特定の企業の企業イントラネットである、ことを特徴とする請求項1又は請求項に記載のアクセスシステム。
  4. 前記更新登録処理手段は、接続してきた者が会員登録を更新する意思があることを確認する、意思確認手段を備えているとともに、
    前記意思確認手段で会員登録する意思が確認された場合に、前記更新登録処理を行う、ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のアクセスシステム。
  5. 前記抽出手段は、前記会員更新期限まで所定期間以内の会員、及び/又は、前記会員更新期限経過後所定期間以内の会員を、更新登録処理が必要な会員として抽出する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のアクセスシステム。
  6. 複数の会員が会員登録してアクセスし、且つ、その会員登録について更新期限のあるアクセスシステムの処理方法であって、
    前記複数の会員の会員更新期限が格納されている会員更新期限格納手段から、アクセスシステムが、会員登録について更新登録処理が必要な会員を抽出する、抽出工程と、
    アクセスシステムが、前記抽出工程で抽出した会員に対して、会員毎に異なるように割り付けられたURLを、更新登録処理をする際に接続するURLとして通知する、通知工程と、
    特定のIPアドレスから前記URLに接続してきた場合には、そのURLに基づいて、アクセスシステムが会員を特定し、この特定された会員の更新登録処理を行う、更新登録処理工程と、
    前記更新登録処理ではない通常の処理において、アクセスシステムに前記特定のIPアドレスから接続してきた場合に、予め決められているパスワードをアクセスシステムから通知する、パスワード通知工程と、
    を備えるとともに、
    前記更新登録処理工程では、アクセスシステムは、前記特定のIPアドレス以外から接続してきた場合でも、パスワードを入力させ、入力したパスワードと予め決められている パスワードとが、一致した場合には、前記更新登録処理を行う、ことを特徴とするアクセスシステムの処理方法。
  7. 複数の会員が会員登録してアクセスし、且つ、その会員登録について更新期限のあるアクセスシステムで処理するプログラムが記録された記録媒体であって、
    前記複数の会員の会員更新期限が格納されている会員更新期限格納手段から、会員登録について更新登録処理が必要な会員を抽出する、抽出ステップと、
    前記抽出工程で抽出した会員に対して、会員毎に異なるように割り付けられたURLを、更新登録処理をする際に接続するURLとして通知する、通知ステップと、
    特定のIPアドレスから前記URLに接続してきた場合には、そのURLに基づいて、会員を特定し、この特定された会員の更新登録処理を行う、更新登録処理ステップと、
    前記更新登録処理ではない通常の処理において、当該アクセスシステムに前記特定のIPアドレスから接続してきた場合に、予め決められているパスワードを通知する、パスワード通知ステップと、
    をアクセスシステムに実行させるとともに、
    前記更新登録処理ステップでは、前記特定のIPアドレス以外から接続してきた場合でも、パスワードを入力させ、入力したパスワードと予め決められているパスワードとが、一致した場合には、アクセスシステムに前記更新登録処理を行わせるプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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