JP3785288B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール状に巻回された長尺紙に情報を印字するプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ロール状に巻回された長尺紙に情報を印字するプリンタとして、設置姿勢を選択することができるプリンタがある。その一例を図5に基づいて説明する。
【0003】
図5はプリンタの内部構造を示す縦断正面図である。このプリンタは、横長又は縦長の設置姿勢の選択が可能なプリンタ本体1を備えている。プリンタ本体1は机上に設置しても、壁面にかけて設置しても自由であるが、ここでは机上に設置する例で説明する。すなわち、プリンタ本体1の幅の広い一辺2はプリンタ本体1を横長の設置姿勢で机上に設置する場合の第一の取付部3とされ、幅の狭い一辺4はプリンタ本体1を縦長の設置姿勢として机上に設置する場合の第二の取付部5とされている。また、プリンタ本体1はヒンジ6を中心に開閉可能なカバー7を備えている。
【0004】
プリンタ本体1には、ロール紙8を収納するロール紙収納部9と、印字部10とが設けられている。印字部10はプラテン11とサーマルヘッド(図示せず)とよりなる。サーマルヘッドは、支軸12を中心に回動可能な可動部材13により支持され、この可動部材13をプラテン11側に付勢することによりプラテン11に圧接されるように構成されている。
【0005】
ロール紙8は、巻芯8aに長尺紙8bをロール状に巻回したものである。ロール紙収納部9と印字部10との間には、長尺紙8bを引き出すローラ14、長尺紙8bの引き出し経路を定めるガイド板15等が設けられている。また、カバー7には、印字済みの長尺紙8bを排紙させる排紙口16が形成されている。
【0006】
ロール紙収納部9はロール紙8の外周面を支える載置面17を備える。この載置面17は、プリンタ本体1の第一の取付部3とされた一辺2から第二の取付部5とされた一辺4にかけて半円弧状に湾曲されている。したがって、図5に示すように、第一の取付部3を下にしてプリンタ本体1を横置きの設置姿勢で設置した場合と、第二の取付部5を下にしてプリンタ本体1を縦置きの設置姿勢で設置した場合との何れにおいても、載置面17はロール紙8の外周面を鉛直方向に作用する自重に抗して支える。また、巻径が最大のときのロール紙8に余裕をもたせるために、カバー7には載置面17と同心円上に弧状の膨出面7aが形成されている。
【0007】
このような載置面17には第一の凹部18と第二の凹部19とが形成されている。第一の凹部18は、第一の取付部3を下にしてプリンタ本体1を横置きに設置したときに、ロール紙収納部9の中心を通る鉛直線上に配置され、第二の凹部19は、第二の取付部5を下にしてプリンタ本体1を縦置きに設置したときに、ロール紙収納部9の中心を通る鉛直線上に配置されている。第一、第二の凹部18,19は、長尺紙8bの消費が進行しロール紙8の巻径が一定以下になったときに、そのロール紙8を落下させる大きさに定められている。一定の巻径とは、長尺紙8bのエンド検出を目的とするならばロール紙8の巻芯8aの外径程度であればよく、ニヤエンド検出を目的とするならば巻芯8aの外径より多少大きめに設定すればよい。
【0008】
図5の紙面に対して垂直方向におけるロール紙収納部9の一側には、ロール紙検出装置20が設けられている。このロール紙検出装置20は、ロール紙収納部9の中心を通る中心線上を中心に90°の範囲内を回動可能で、回動範囲の両端で固定可能な回動板21を設け、この回動板21に、支軸22を中心に回動するアクチュエータ23と、このアクチュエータ23の回動方向の位置により出力する信号が切り替わるマイクロスイッチ24とを設けた構成である。アクチュエータ23はマイクロスイッチ24とは反対の一端にロール紙8の一側面に当接する当接部25を有し、この当接部25がロール紙収納部9の側面から内方に突出するように付勢されている。
【0009】
したがって、図5に示すように第一の取付部3を下に向けてプリンタ本体1を横置きに設置する場合には、アクチュエータ23の当接部25が第一の凹部18に向かうように回動板21を回動させる。この状態では、ロール紙収納部9内のロール紙8が仮想線で示すように巻径が大きいときには、アクチュエータ23は当接部25がロール紙8の側面に当接し、ロール紙収納部9の内方への動きが阻止される。ロール紙8は外周面が載置面17で支えられているが、消費が進行するに従い巻芯8aが自重により下方に変位し、さらに消費が進行して巻径が第一の凹部18以下となったときに、この第一の凹部18に落下する。このときに、アクチュエータ23はロール紙8の抵抗を受けなくなるため、当接部25がロール紙収納部9の内方に突出する方向に回動し、当接部25とは反対側の端部でマイクロスイッチ24を作動させる。このときのマイクロスイッチ24の切り替え信号により長尺紙8bのエンド検出或いはニヤエンド検出を行う。
【0010】
第二の取付部5を下に向けてプリンタ本体1を縦置きに設置する場合(図5の向きを反時計方向に90°回転させた状態)には、仮想線で示すようにアクチュエータ23の当接部25が第二の凹部19に向かうように回動板21を回動させる。この場合においても、ロール紙収納部9内のロール紙8が仮想線で示すように巻径が大きいときには、アクチュエータ23は当接部25がロール紙8の側面に当接し、ロール紙収納部9の内方への動きが阻止される。長尺紙8bの消費によりロール紙8の巻径が一定以下になると、ロール紙8が第二の凹部19に落下する。したがって、前述し場合の同様に、アクチュエータ23の変位動作でマイクロスイッチ24を作動させ、長尺紙8bのエンド検出或いはニヤエンド検出を行うことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のプリンタは、設置姿勢を変更する度にロール紙検出装置20の向きを変更しなければならない。また、ロール紙検出装置20の向きの変更をし忘れることにより、検出機能を失うことがある。
【0012】
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、プリンタ本体の設置姿勢の変更に伴う操作を何ら必要とすることなく、ロール紙の消費状況を検出できるプリンタを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、机上又は壁面に取り付けられる二つの取付部を有し前記取付部の選択により設置姿勢が二通りに変更可能なプリンタ本体と、前記プリンタ本体に設けられた印字部と、前記プリンタ本体に設けられ前記プリンタ本体の設置姿勢の変更に拘らず前記印字部に供給する長尺紙を巻回してなるロール紙の外周面をそのロール紙の自重に抗して支える載置面を有するロール紙収納部と、前記プリンタ本体の設置姿勢の変更に伴い発生位置が二通りに変化する前記ロール紙の自重による中心部の変位を検出するロール紙変位検出手段と、を備え、前記ロール紙変位検出手段は、前記プリンタ本体に回動自在に取り付けられた支点軸を中心に揺動自在であり、前記支点軸から異なる二方向に向けて延出して前記二通りに変化する前記ロール紙の自重による中心部の変位に応じてそれぞれ変位する第1のアクチュエータと第2のアクチュエータとを有する機構と、前記第1のアクチュエータの変位によっても前記第2のアクチュエータの変位によっても共通に発生する前記支点軸の回動に伴う状態変動に応じて出力する信号が切り替わるセンサと、を備える。
【0014】
したがって、長尺紙の消費によりロール紙の巻径が小さくなると、ロール紙収納部の載置面に支えられているロール紙はプリンタ本体の設置姿勢の如何に拘らず自重の作用する鉛直方向に中心部が変位するので、このロール紙の中心部の変位をロール紙変位検出手段で検出することにより、長尺紙の消費状態が認識できる。
【0015】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記プリンタ本体の設置姿勢に対応して前記載置面に形成され前記ロール紙が所定の巻径以下に消費されたときに自重で落下する前記ロール紙を収容する二つの凹部を備え、前記ロール紙の自重による中心部の変位は、前記ロール紙が所定の巻径以下に消費されたときに当該ロール紙が前記凹部に自重で落下することによって発生する。
【0016】
したがって、長尺紙の消費によりロール紙の巻径が小さくなると、ロール紙収納部の載置面に支えられているロール紙は自重の作用する鉛直方向に変位するので、巻径が一定以下になるとロール紙がプリンタ本体の設置姿勢を対応する凹部に落下する。これによりアクチュエータが変位し、このアクチュエータの変位動作により切り替わるセンサから出力される信号により、長尺紙の消費状態が認識できる。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記取付部は前記プリンタ本体の設置姿勢を略90°変更可能に設けられ、前記凹部及び前記アクチュエータは、前記ロール紙収納部の中心部を中心とする半径の円周上で略90°の角度を隔てた二位置に配設されている。
【0018】
したがって、ロール紙は巻径が一定以下に小さくなると、プリンタ本体の設置姿勢に応じて二位置の何れか一方の位置に配設された凹部に落下する。その凹部に対応するアクチュエータはロール紙の落下により変位する。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図1ないし図4に基づいて説明する。図1はプリンタの内部構造を示す縦断正面図、図2はロール紙の巻径が一定以下になったときに変位するアクチュエータとセンサとの関係を示す分解斜視図、図3は図1のA-A線部で断面にしてロール紙の巻径が大きいときのアクチュエータの状態を示す縦断側面図、図4は図1のA-A線部で断面にしてロール紙の巻径が一定以下になったときのアクチュエータの状態を示す縦断側面図である。本実施の形態において、図5に基づいて説明した部分と同一部分は同一符号を用いて簡単に説明する。
【0022】
本実施の形態におけるプリンタは、横長又は縦長の設置姿勢の選択が可能なプリンタ本体1を備えている。プリンタ本体1は机上に設置しても、壁面にかけて設置しても自由であるが、ここでは机上に設置する例で説明する。すなわち、プリンタ本体1の幅の広い一辺2はプリンタ本体1を横長の設置姿勢で机上に設置する場合の取付部である第一の取付部3とされ、幅の狭い一辺4はプリンタ本体1を縦長の設置姿勢として机上に設置する場合の取付部である第二の取付部5とされている。
【0023】
ロール紙収納部9はロール紙8の外周面を支える載置面17を備える。この載置面17は、プリンタ本体1の第一の取付部3とされた一辺2から第二の取付部5とされた一辺4にかけて半円弧状に湾曲され、したがって、図1に示すように、第一の取付部3を下にしてプリンタ本体1を横置きの設置姿勢で設置した場合と、第二の取付部5を下にしてプリンタ本体1を縦置きの設置姿勢で設置した場合との何れにおいても、ロール紙8の外周面を鉛直方向に作用する自重に抗して支える。
【0024】
このような載置面17には、ロール紙収納部9の中心部(載置面17の半径の中心)を中心とする半径の円周上で略90°の角度を隔てた二位置に、それぞれ凹部としての第一の凹部18と第二の凹部19とが形成されている。第一の凹部18は、第一の取付部3を下にしてプリンタ本体1を横置きに設置したときに、ロール紙収納部9の中心を通る鉛直線上に配置され、第二の凹部19は、第二の取付部5を下にしてプリンタ本体1を縦置きに設置したときに、ロール紙収納部9の中心を通る鉛直線上に配置されている。第一、第二の凹部18,19は、長尺紙8bの消費が進行しロール紙8の巻径が一定以下になったときに、そのロール紙8を落下させる大きさに定められている。一定の巻径とは、長尺紙8bのニヤエンド検出を目的とするならばロール紙8の巻芯8aの外径より多少大きめに設定すればよく、エンド検出を目的とするならば巻芯8aの外径と等しく設定すればよい。本実施の形態はエンド検出を目的として説明する。
【0025】
ロール紙収納部9は、ロール紙8の軸方向で対向する一対の側板26,27(図3及び図4参照)を備えている。図1では側板26を表していないが、この手前側の側板26の外側にはそれぞれアクチュエータである第一のアクチュエータ28と第二のアクチュエータ29とが設けられている。これらの第一、第二のアクチュエータ28,29の先端にはロール紙8の手前側の側面に当接する当接部30,31が形成されている。当接部30は第一の凹部18の近傍に、当接部31は第二の凹部19の近傍に延出されている。また、手前側の側板26にはセンサであるマイクロスイッチ32が設けられている。このマイクロスイッチ32はアーム33を有し、このアーム33が押圧されたときにON信号を出力する。
【0026】
ここで、第一、第二のアクチュエータ28,29及びマイクロスイッチ32の支持構造を図2に基づいて具体的に説明する。第一、第二のアクチュエータ28,29は、マイクロスイッチ32のアーム33を押圧する押圧片34と支点軸35とを共通に備えるように一体に形成され、両者は押圧片34を中心に対称をなす。また、第一のアクチュエータ28は、当接部30が側板26に形成された開口部36(図3参照)からロール紙収納部9に突出する方向に、また、押圧片34がマイクロスイッチ32のアーム33を押圧する方向に捩じりコイルスプリング37により付勢されている。同様に、第二のアクチュエータ29も、当接部31が側板26に形成された開口部(図示せず)からロール紙収納部9に突出する方向に付勢されている。図2において、38は手前側の側板26に固定された支持板で、この支持板38には支点軸35を着脱可能及び回動可能に支持するヒンジ片39と、マイクロスイッチ32を螺子40により取付ける取付部41とが形成されている。
【0027】
なお、第一、第二のアクチュエータ28,29と、これらが共有する押圧片34と、この押圧片34により出力が切り替わるマイクロスイッチ32とは、プリンタ本体1の設置姿勢の変更に拘らずロール紙8の自重による中心部の変位を検出する、請求項1記載のロール紙変位検出手段42を構成している。
【0028】
このような構成において、図1に示すように第一の取付部3を下に向けてプリンタ本体1を横置きに設置する場合において、ロール紙収納部9内のロール紙8が仮想線で示すように巻径が大きいときには、第一のアクチュエータ28は当接部30が側板26の開口部36においてロール紙8の側面に当接し、ロール紙収納部9の内方への動きが阻止される(図3参照)。この状態では、マイクロスイッチ32はアーム33が押圧片34により押圧されない状態であるためOFF状態である。また、第二のアクチュエータ29も当接部31が側板26に形成された図示しない開口部においてロール紙8の側面に当接し、ロール紙収納部9の内方への動きが阻止される。
【0029】
ロール紙8は外周面がプリンタ本体1の幅の広い一辺2と対向する載置面17の部分で支えられているが、消費が進行するに従い巻芯8a(中心部)が自重により下方に変位し、さらに消費が進行して巻径が巻芯8aの外径程度まで小さくなったときに、図1に実線で示すように巻芯8aが第一の凹部18に落下する。このときに、第一のアクチュエータ28はロール紙8の抵抗を受けなくなるので、第一のアクチュエータ28は当接部30がロール紙収納部9の内方に突出する方向に回動する(図4参照)。第二のアクチュエータ29の動きについては図示しないが、当接部31がロール紙収納部9の内方に突出する方向に回動する。
【0030】
このときの支点軸35を中心とする第一、第二のアクチュエータ28,29の回動により、マイクロスイッチ32はアーム33が押圧片34により押圧されてON信号を出力する。このON信号により長尺紙8bのエンド検出を行うことができる。
【0031】
第二の取付部5を下に向けてプリンタ本体1を縦置きに設置する場合(図1の向きを反時計方向に90°回転させた状態)においても、ロール紙収納部9内のロール紙8が仮想線で示すように巻径が大きいときには、第二のアクチュエータ29は当接部31が側板26に形成された図示しない開口部においてロール紙8の側面に当接し、ロール紙収納部9の内方への動きが阻止される。第一のアクチュエータ28も同様に当接部30が側板26の開口部36においてロール紙8の側面に当接し、ロール紙収納部9の内方への動きが阻止される。
【0032】
この場合、ロール紙8は外周面がプリンタ本体1の幅の狭い一辺4と対向する載置面17の部分で支えられているが、消費が進行するに従い巻芯8a(中心部)が自重により下方に変位し、さらに消費が進行して巻径が巻芯8aの外径程度に小さくなったときに、図1に仮想線で示すように巻芯8aが第二の凹部19に落下する。このときに、第二のアクチュエータ29はロール紙8の抵抗を受けなくなり、また、それ以前に巻径が小さくなったロール紙8の外周が第一のアクチュエータ28の当接部30の前面より下方に変位するので、第一、第二のアクチュエータ28,29は当接部30,31ロール紙収納部9の内方に突出する方向に回動する。
【0033】
このときの支点軸35を中心とする第一、第二のアクチュエータ28,29の回動により、マイクロスイッチ32はアーム33が押圧片34により押圧されてON信号を出力する。このON信号により長尺紙8bのエンド検出を行うことができる。
【0034】
以上のように、プリンタ本体1の設置姿勢を変更しても、プリンタ本体1に対する第一、第二のアクチュエータ28,29及びマイクロスイッチ32の取付状態を変更する操作をすることなしに、長尺紙8bのエンド検出をすることができる。
【0035】
さらに、マイクロスイッチ32は第一、第二の二つのアクチュエータ28,29の何れか一方が変位してもその変位動作により出力する信号が切り替わるので、一つのマイクロスイッチ32で済ませることができる。
【0036】
もちろん、第一、第二の凹部18,19毎に設けたアクチュエータの変位動作を独立的に検出する複数のセンサを設けてもよい。この場合、アクチュエータを第一、第二の凹部18,19のそれぞれの内部に配置することも可能である。
【0037】
さらに、ロール紙8は巻径が小さくなるに従い中心部が少しずつ下方に変位するが、巻径が第一、第二の凹部18,19以下になったときに一気に凹部18又は19に落下するので、アクチュエータ28,29を広範囲に変位させてマイクロスイッチ32の出力を確実に切り替えることができる。
【0038】
本実施の形態において、センサとしてマイクロスイッチ32を用いたが、第一、第二のアクチュエータ28,29及びこれに類するアクチュエータの変位動作を光学的に検出する光センサ、或いは、アクチュエータの変位動作を磁気的に検出する磁気センサ等を用いてもよい。
【0039】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、長尺紙の消費によりロール紙の巻径が小さくなると、ロール紙収納部の載置面に支えられているロール紙はプリンタ本体の設置姿勢の如何に拘らず自重の作用する鉛直方向に中心部が変位し、このロール紙の中心部の変位をロール紙変位検出手段で検出することにより、長尺紙の消費状態を認識できる。また、プリンタ本体の設置姿勢を変更してもロール紙の検出に関する操作を不要にすることができる。
【0040】
請求項2記載の発明によれば、長尺紙の消費によりロール紙の巻径が小さくなると、ロール紙収納部の載置面に支えられているロール紙は自重の作用する鉛直方向に中心部が変位し、巻径が一定以下になるとロール紙がプリンタ本体の設置姿勢を対応する凹部に落下する。この状態をアクチュエータとセンサとにより検出することにより、長尺紙の消費状態を認識できる。また、ロール紙が凹部に落下したときのアクチュエータの大きな変位動作でセンサを切り替えることができるため、検出精度を高めることができる。さらに、プリンタ本体の設置姿勢を変更してもロール紙の検出に関する操作を不要にすることができる。
【0041】
請求項3記載の発明によれば、ロール紙は巻径が一定以下に小さくなると、プリンタ本体の設置姿勢に応じて二位置の何れか一方の位置に配設された凹部に落下し、その凹部に対応するアクチュエータを変位させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるプリンタの内部構造を示す縦断正面図である。
【図2】アクチュエータとセンサとの関係を示す分解斜視図である。
【図3】図1のA-A線部で断面にしてロール紙の巻径が大きいときのアクチュエータの状態を示す縦断側面図である。
【図4】図1のA-A線部で断面にしてロール紙の巻径が一定以下になったときのアクチュエータの状態を示す縦断側面図である。
【図5】従来のプリンタの内部構造を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
1 プリンタ本体
3,5 取付部
8 ロール紙
8b 長尺紙
9 ロール紙収納部
10 印字部
17 載置面
18,19 凹部
28,29アクチュエータ
32 センサ
42 ロール紙変位検出手段

Claims (3)

  1. 机上又は壁面に取り付けられる二つの取付部を有し前記取付部の選択により設置姿勢が二通りに変更可能なプリンタ本体と、
    前記プリンタ本体に設けられた印字部と、
    前記プリンタ本体に設けられ前記プリンタ本体の設置姿勢の変更に拘らず前記印字部に供給する長尺紙を巻回してなるロール紙の外周面をそのロール紙の自重に抗して支える載置面を有するロール紙収納部と、
    前記プリンタ本体の設置姿勢の変更に伴い発生位置が二通りに変化する前記ロール紙の自重による中心部の変位を検出するロール紙変位検出手段と、
    を備え、前記ロール紙変位検出手段は、
    前記プリンタ本体に回動自在に取り付けられた支点軸を中心に揺動自在であり、前記支点軸から異なる二方向に向けて延出して前記二通りに変化する前記ロール紙の自重による中心部の変位に応じてそれぞれ変位する第1のアクチュエータと第2のアクチュエータとを有する機構と、
    前記第1のアクチュエータの変位によっても前記第2のアクチュエータの変位によっても共通に発生する前記支点軸の回動に伴う状態変動に応じて出力する信号が切り替わるセンサと、
    を備えるプリンタ。
  2. 記プリンタ本体の設置姿勢に対応して前記載置面に形成され前記ロール紙が所定の巻径以下に消費されたときに自重で落下する前記ロール紙を収容する二つの凹部を備え、
    前記ロール紙の自重による中心部の変位は、前記ロール紙が所定の巻径以下に消費されたときに当該ロール紙が前記凹部に自重で落下することによって発生する、
    請求項1記載のプリンタ。
  3. 前記取付部は前記プリンタ本体の設置姿勢を略90°変更可能に設けられ、前記凹部及び前記アクチュエータは、前記ロール紙収納部の中心部を中心とする半径の円周上で略90°の角度を隔てた二位置に配設されている請求項2記載のプリンタ。
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