JP3784469B2 - 風呂装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は浴槽の湯水の温度および水位を制御する風呂装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
風呂装置には、追焚装置の循環経路に設けた水位センサの検出値に基づき浴槽に給湯装置からの湯水を補給して水位を制御するものが使用されているが、この浴槽における設定水位は入浴者にとって入浴における感覚的な目安であって、この感覚的目安を損なわない程度の水位制御として、水位センサを用いずに、水位が不足するときには浴槽内の湯水を追焚装置にて加熱して、その上昇温度、加熱時間、加熱能力、設定水位(水量)より浴槽内の残水量と設定水位(水量)との差を演算して、浴槽内に不足する水位に相当する水量を給湯装置により補給する風呂装置が使用されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述の風呂装置による水位制御において、入浴者の感覚的な水位の許容範囲からわずかに外れて制御されることがしばしば発生し、この水位を許容範囲に戻すべく入浴者によって水位の設定の変更が行われ、この水位変更に伴う水位制御の結果、ますます感覚的な許容範囲から逸脱し、水位制御の信頼性が失われる。すなわち、水位の設定値自体が入浴者の水位感覚とかけ離れたものとなりスムースな水位変更を行うことができなくなる。
【0004】
そこで、本発明は、水位センサを用いないで最適な水位制御を行ない、必要に応じてその水位制御のキャンセルを可能にし、入浴者が希望する水位を迅速かつ容易に実現できる風呂装置を提供することを目的とする。
【0005】
本発明の風呂装置は、浴槽の湯水を循環経路を通して循環させて前記湯水を加熱する追焚制御モードと、上水を加熱して前記循環経路を介して前記浴槽に供給する給湯制御モードとを選択的に設定する制御手段を備え、前記浴槽に残水がある場合に前記追焚制御モードに移行して前記浴槽の湯水を加熱し、加熱開始から所定時間経過後の前記湯水の温度を検出し、この検出温度が設定温度より所定温度だけ低いしきい温度以上の場合は、前記設定温度まで沸き上げ、前記検出温度が前記しきい温度未満の場合は、前記しきい温度から前記設定温度まで沸き上げる間において、上昇温度とその上昇に要した時間とその時間の加熱量を用いて前記浴槽内の水量を演算し、この演算結果を用いて前記給湯制御モード移行して前記浴槽の水位を制御するようにしたことを特徴とする。
【0006】
また、本発明の風呂装置は、熱源の熱により浴槽の湯水を加熱する熱交換器と、前記浴槽に対する給水を調整する給水弁と、前記浴槽の湯水の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の検出温度により、前記熱交換器又は前記給水弁の制御をする制御手段とを備え、前記制御手段が、前記熱交換器により前記浴槽の湯水を所定時間だけ加熱し、加熱開始から前記所定時間経過後の検出温度が設定温度より所定温度だけ低いしきい温度未満であれば、そのしきい温度から前記設定温度までの加熱時間を計測し、前記湯水の上昇温度及び加熱時間を用いて前記浴槽内の水量を演算し、この演算結果を用いて前記給水弁を制御して前記浴槽の水位制御を行い、前記所定時間の加熱で前記湯水の検出温度が前記しきい温度以上に上昇した場合には、前記水位制御を解除し、前記熱交換器により、前記浴槽内の湯水を加熱して前記設定温度まで沸き上げることを特徴とする。
【0007】
浴槽の湯水を追焚きすると、浴槽に還流された温水のもつ熱量により浴槽内の湯水は緩やかに昇温していき、ある程度熱量が蓄積すると、その湯水の上昇温度勾配が直線化してくる。このように温度勾配が直線化した時の温度上昇量に対する加熱時間を計測して浴槽内の水量を演算することにより、再現性のある水位制御を実現できる。また、追焚きにより、浴槽の湯水の上昇温度勾配が直線化していないときには、所定温度上昇における加熱計測時間が長くなり誤差が生じる。このような時には水位制御をキャンセルして、意図的に現在の水位が設定水位に基づくものでないことを認識させることができる。このように水位制御の動作後の水位と設定水量値とを比較することにより、入浴者が希望する水位と水位設定値が整合し、水位制御の信頼性が向上する。
【0008】
浴槽の湯水に追焚きによって所定の熱量を加えた後に検温し、所定温度に到達していない場合には直線化したと判定して給湯制御モードに移行して水位制御を行う。また所定温度を越えた場合には温度勾配が直線化していないものとして設定温度まで沸き上げて制御動作を終了する。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明を図面に示した一実施形態を参照して詳細に説明する。
【0010】
図1は、本発明の風呂装置の一実施形態を示したものである。
【0011】
この風呂装置は、給湯追焚装置1を備えている。浴槽3には循環口5を介して給湯追焚装置1の戻り管7および往き管9が接続されており、追焚用熱交換器11によって浴槽3の湯水を加熱するための追焚経路が形成されている。戻り管7には、浴槽3の湯水を循環させるためのポンプ13と、このポンプ13による湯水の流水を検出するための流水スイッチ15と、浴槽3の湯水の温度を検出するための温度センサ17が設けられている。
【0012】
戻り管7には、切換弁19を介して上水管21からの上水を給湯用熱交換器23により加熱して導入するための給湯装置が接続されている。この給湯装置における熱交換器11の上流側には、熱交換器23に流入する上水温度と水量を検出するための給水温度センサ25と給水量センサ27が設けられ、熱交換器23の下流側には熱交換器23により加熱された上水温度を検出するための出湯温度センサ29が設けられている。更に、熱交換器23の下流側には、熱交換器23へ上水を流入させて給湯装置を動作させるための開閉弁31と、上水と下水を分離するためのホッパー33と、浴槽3への上水の供給量を検出するための水量センサ35とが設けられている。
【0013】
熱交換器11と熱交換器23には、熱交換により湯水を加熱するためのバーナ37、39が備えられている。各バーナ37、39には燃料ガス管41からの燃料ガスが燃料開閉弁43、燃料比例弁45、燃料元弁47、49を介して供給されている。すなわち、熱交換器11を加熱するバーナ37は固定された燃焼能力を備えたものであり、熱交換器23を加熱するバーナ39の燃焼能力は給湯制御のために可変できるようにしてある。ファンモータ59、61はバーナ37、39に燃焼に必要な空気を供給する。
【0014】
バーナ37、39の点火はイグナイター51、53により行われ、バーナ37、39の燃焼確認をフレームロッド55、57により行う。
【0015】
次に、図2は、風呂装置の制御装置100を示し、この制御装置100にはマイクロコンピュータ等で構成される制御部101が備えられている。この制御部101には、風呂装置の制御を司るCPU103が備えられており、このCPU103にはA/D変換器105、外部のアナログ回路とのインターフェイスとしての入出力回路107が接続され、更にCPU103の演算処理の一時記憶、演算データ、設定データが格納されているRAM109、CPU103の動作プログラムや処理条件データ等が格納されているROM111やCLOCK113が接続されている。
【0016】
入出力回路107には、水量検出回路115、流水検出回路117、炎検出回路119、点火回路121、ポンプ駆動回路123、開閉弁駆動回路125、切換弁駆動回路127、燃料比例弁駆動回路128、燃料開閉弁駆動回路129、燃料元弁駆動回路131、ファンモータ駆動回路133、熱効率切換回路135、送受信回路137が接続されており、これらには水量センサ27、35、流水スイッチ15、フレームロッド55、57、イグナイター51、53、ポンプ13、開閉弁31、切換弁19、燃料比例弁45、燃料開閉弁43、燃料元弁47、49、ファンモータ59、61、切換スイッチ139が接続されている。
【0017】
また、A/D変換器105には給水温度センサ25、出湯温度センサ29、温度センサ17がそれぞれ接続されている。
【0018】
次に、図3は、制御装置100に対応する遠隔制御装置200を示している。制御装置100と遠隔制御装置200との通信媒体は、有線または無線による。遠隔制御装置200は、制御装置100に設定データ、運転命令を送信し、制御装置100の動作状態等を表示する。
【0019】
遠隔制御部201には遠隔制御装置200の演算動作等を司るCPU203が備えられており、このCPU203にはインターフェィスとしての入出力回路205、CPU203の演算データの一時記憶を行い、設定データを格納記憶するためのRAM207、CPU203の制御プログラムおよび各種データが格納されているROM209、CLOCK211が接続されている。
【0020】
入出力回路205には、スイッチによる追焚温度入力、給湯温度入力、水位入力、運転指令入力を検出するためのスイッチ検出装置213と、追焚温度、給湯温度、水位、運転状態を液晶ディスプレイ、LED、蛍光表示管、ブラウン管などに表示するための表示装置215とが備えられている。
【0021】
次に、追焚制御モードおよび給湯制御モードにおける動作を図4〜図5を参照して説明する。
【0022】
図4は、追焚制御モードを示している。追焚制御モードは、浴槽3の湯水を循環経路を循環させて、熱交換器11にて湯水を加熱し、その加熱された湯水を浴槽3に圧送、撹拌させて浴槽3内の湯水の温度を昇温させるものである。
【0023】
まず、追焚制御モードに移行すると、切換弁19を追焚循環するように切り換えて、給湯経路から遮断する。続いてポンプ13を駆動させ、浴槽3内の湯水が循環経路を循環したかどうかを流水スイッチ15により検出し、流水スイッチ15が動作状態になるとファンモータ59が動作開始し、燃料元弁49と燃料開閉弁43が開き、イグナイター51が放電を開始してバーナ37が燃焼を開始する。バーナ37の燃焼はフレームロッド55より炎信号を検出して確認する。
【0024】
熱交換器11にて加熱された湯水を浴槽3内に圧送し、撹拌されて再び戻り管7より循環経路に戻される。この戻された湯水の温度を温度センサ17にて検出し、遠隔制御装置200にて設定される追焚温度と比較する。そして、浴槽3の湯水の温度が追焚温度と一致したときに、燃料開閉弁43、燃料元弁49を閉じて燃料供給を遮断してバーナ37の燃焼を停止させ、以後順次ポンプ13、ファンモータ59を適当な時間間隔で停止させる。
【0025】
次に、図5は給湯制御モードを示している。給湯制御モードの動作に先立ち、切換弁19をホッパー33から熱交換器11への流路に切り換える。制御装置100または遠隔制御装置200からの給湯命令により、開閉弁31を開く。すると、上水管21からの上水は上水圧力により熱交換器23、熱交換器11、往き管9を介して浴槽3に圧送される。この上水の流入を給水量センサ27により検出すると、ファンモータ61が回転し、燃料元弁49、47が開き、給水量センサ27により検出される給水量と給水温度センサ25により検出される給水温度と設定温度とに基づいて演算される燃料供給量に比例した開度に燃料比例弁45が開かれ、イグナイター53の放電によりバーナ39が燃焼を開始する。燃焼はフレームロッド57にて確認する。以後は出湯温度センサ29にて確認される出湯温度と遠隔制御装置200にて設定された入浴温度、すなわちここでは追焚温度と比較して燃料比例弁45を制御する。
【0026】
そして、給湯制御モードの終了に際しては開閉弁31を閉じて上水の流入を遮断して、順次燃料元弁47、49、ファンモータ61を停止させる。
【0027】
次に、この風呂装置における浴槽3内の水位の制御動作について説明する。
【0028】
まず、給湯制御モードに移行して、切換弁19をホッパー33からポンプ13側に切り換えて、ポンプ13に呼び水を行う。続いて切換弁19を切り換えて循環経路を形成し、ポンプ13を所定時間駆動させて、流水スイッチ15により循環流水があるかどうかを確認する。循環流水が確認できなかった場合には、浴槽3内には湯水が無いと判断して、給湯制御モードに移行し、遠隔制御装置200にて設定された浴槽3における希望する水位、すなわち湯水量が浴槽3に供給されたかどうかを水量センサ35の検出値より判断し、設定水量に到達したら給湯制御モードを停止させる。以上のプロセスにより、浴槽3内が空の場合の水位制御が完了する。
【0029】
以上の動作に於いて、浴槽3内に残水があった場合の水位制御について説明する。
【0030】
この場合には、引き続きバーナ37を着火させて追焚制御モードに移行する。浴槽3内の湯水が所定温度上昇する時間をCLOCK113の信号を基にCPU103が計測し、式(1)の演算を行う。
Q=S×η×t/△T ・・・・・(1)
ただし、Q:残水量、S:追焚インプット能力、η:熱効率、t:加熱時間、T:上昇温度である。
【0031】
そして、設定水位(水量)Q0とQとを比較して、Q0>Qであれば、不足水量Q’を算出して給湯制御モードに移行して、浴槽3に不足水量Q’に相当する水量を給水する。
【0032】
また、熱効率ηは浴槽、配管などの放熱ロスを考慮した熱効率であって、標準的な設定水量Q0を所定温度加熱して得られた熱効率で式(2)から求める。
η=Q0×△T/S×t・・・(2)
【0033】
この熱効率ηは、配管長ごとに計測して、ROM111に格納しておき、配管長に応じて切換スイッチ139を切り換えて最適な熱効率データをROM111から読み込んで水位制御に使用する。また、給湯制御モード後の水位と設定水位との差が大きい場合には、切換スイッチ139を適宜切り換えて、水位制御演算の補正を行う。
【0034】
前述の通り、水位制御を行うに際し、放熱損失等を加味して熱効率を補正することにより水位制御の精度の向上を図っているが、この補正を行っても制御される水位が大幅に異なる場合がある。すなわち、熱交換器11にて加熱されて浴槽3に圧送された湯水は、浴槽3内の湯水と撹拌されるため、大容量の湯水を溜める浴槽3の湯水の温度を上昇させるにはかなりの熱量を必要とし、このため加熱開始初期の温度勾配は緩やかなカーブを描き、やがて浴槽3内の湯水に十分な熱量が蓄積されてくると、温度勾配が直線性を有してくる。この温度勾配の推移において、温度勾配が非直線的であるときに加熱温度差に対する加熱時間を計測することにより水位制御における制御誤差が発生する。従って、温度傾斜が直線性を有しているときに上昇温度における加熱時間を計測して水量演算を行えば誤差の発生が抑制される。
【0035】
しかしながら、加熱前の浴槽3の湯水の温度、放熱損失によって、湯水の上昇温度の勾配が異なるため、湯水の温度をサンプリングして温度勾配が直線化したかどうかを判定することは極めて難しい。そこで、浴槽3内の湯水に所定時間の熱量を与えて、その時の検出温度が設定温度より所定温度低いしきい温度未満であればしきい温度から設定温度までの上昇区間は温度勾配に直線性があるとして、しきい温度から設定温度までの加熱時間を計測して、この上昇温度、加熱時間から式(1)より浴槽3内の水量を演算して、水位制御を行う。また、しきい温度以上に湯水の温度が上昇したら、温度勾配に直線性が無いものと判断して、誤差のある水位制御を排除して設定温度まで沸き上げる。
【0036】
さて、本発明ではしきい温度として、温度勾配による水量演算の可否、時間計測に移行する間の制御動作誤差を排除するために、湯水の温度勾配が水量演算に適しているかどうかを判断するためのしきい温度、すなわち第1の目標温度として例えば設定温度より5゜C低い温度値を設定し、また加熱時間計測を行うためのしきい温度、すなわち第2の目標温度として例えば設定温度より3゜C低い値を設定している。
【0037】
ところで、水位制御にかかるデータの要素として温度差と時間が重要な要素を帯びている。時間の計測の場合には、CLOCK113からの発信パルスを時間計測に使用できることから精度の高い時間計測が可能であるが、温度の場合、ポンプ13の圧送圧力による浴槽3の湯水の温度変動が顕著であることから、高い精度のA/D変換器105による温度計測処理が難しく、一般的に8ビットのものが使用されており、A/D変換器105による分解温度は0.5゜C〜1゜Cに設定されている。すなわちA/D変換器105による検出温度には0.5゜C〜1゜Cもの誤差範囲を含んでいる。
【0038】
そこで、A/D変換器105より計測されたA/D変換データから、A/D変換器105の分解能としてのしきい値を越える時を温度計測のための基準とする必要がある。A/D変換器105からの温度データとしてのA/D変換データを所定時間ごとにサンプリングしてRAM109に格納し、記憶された複数の温度データをサンプリング時間ごとに平均値を算出して、この平均値が目標温度、設定温度となったときをA/D変換におけるしきい値を越えた時点と判断して、時間計測を開始することにより、計測誤差を排除する。
【0039】
次に、この風呂装置の制御動作を図6及び図7のフローチャートを参照して説明する。図中のA、Bは各フローチャートの連結子である。
【0040】
ステップS1ではポンプ13による湯水の循環があるか否かを判定する。遠隔制御装置200から運転命令が入力されると、制御装置100は各設定データに基づき制御動作を開始する。まず切換弁19がホッパー33からポンプ13への流路に切り換えられ、開閉弁31を開き上水をポンプ13に導入して呼び水を行う。続いて、開閉弁31を閉じ、切換弁19を循環経路に切り換えて、ポンプ13を駆動させて循環流水を発生させ、流水スイッチ15より浴槽3の残水の有無を検出する。残水が確認されればステップS2へ、確認されなければステップS3に移行する。
【0041】
ステップS1にて残水が確認されなければ、ステップS3の給湯制御モードに移行し、ステップS4で設定水量を浴槽3に給湯する。遠隔制御装置200にて設定された浴槽の水位まで上水を加熱し導入する。以後はステップS15に移行する。
【0042】
ステップS1にて残水が確認された場合には、ステップS2の追焚制御モードに移行して、ポンプ13を動作させ、バーナ37を点火して燃焼を開始する。燃焼開始をフレームロッド55にて検出したら時間計測を開始し、浴槽3の湯水に2分間熱量を与える。ステップS5、S6に示すように、この間に浴槽3の湯水が設定温度まで上昇した場合には追焚制御モードを停止し、制御動作を終了させる。
【0043】
2分間湯水に熱量を加え、この時点で浴槽3の湯水が設定温度より5゜C低い第1の目標温度に到達したかどうかを判定する。ステップS7に示すように、第1の目標温度を越えていた場合にはステップS15に移行する。
【0044】
次に、ステップS8では設定温度より3゜C低い第2の目標温度に到達したかどうかを判定し、A/D変換器105からの温度データの平均値が第2の目標温度になった時点から、ステップS9で設定温度になるまでの加熱時間の計測を行い、ステップS10では設定温度に到達したか否かを判定する。
【0045】
そして、ステップS11では例えば3°Cの上昇温度と加熱時間から浴槽3内の残湯量を演算し、ステップS12でこの演算された水量が遠隔制御装置200にて設定された水量より少ないときには、ステップS13、S14で給湯制御モードに移行して不足水量を浴槽3に供給する。
【0046】
また、ステップS15では追焚制御モードに移行し、ステップS16で設定温度まで浴槽3の湯水を沸き上げる。尚、追焚制御モードにおいて設定温度まで沸き上げてから一定時間ごとに追焚制御モードを動作させて浴槽3内の湯水を保温する。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、次の効果が得られる。
a.水位センサを用いないで水位制御を行なうとともに、湯水の上昇温度勾配が直線化したときに水位制御を行うことから水位の再現性が高く、入浴者の感覚的な水位の許容範囲内に水位を維持することができる。
b.水位制御の誤差が生じる場合には水位制御をキャンセルし、入浴者に意図的に現在の水位が設定水位に基づくものでないことを認識させることができ、水位制御時の水位と設定水位値との整合性を高めることができ、水位制御の信頼性を向上させることができ、この設定水位値に基づいて入浴者の所望する水位に迅速かつ容易に変更することができる等、快適な入浴環境の形成に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の風呂装置の実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の風呂装置の制御装置を示すブロック図である。
【図3】本発明の風呂装置の遠隔制御装置を示すブロック図である。
【図4】本発明の風呂装置の追焚制御モードにおける動作状態図である。
【図5】本発明の風呂装置の給湯制御モードにおける動作状態図である。
【図6】本発明の風呂装置の動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の風呂装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 給湯追焚装置
3 浴槽
7 戻り管
9 往き管
11 追焚用熱交換器
13 ポンプ
23 給湯用熱交換器
100 制御装置(制御手段)

Claims (2)

  1. 浴槽の湯水を循環経路を通して循環させて前記湯水を加熱する追焚制御モードと、上水を加熱して前記循環経路を介して前記浴槽に供給する給湯制御モードとを選択的に設定する制御手段を備え、
    前記浴槽に残水がある場合に前記追焚制御モードに移行して前記浴槽の湯水を加熱し、加熱開始から所定時間経過後の前記湯水の温度を検出し、この検出温度が設定温度より所定温度だけ低いしきい温度以上の場合は、前記設定温度まで沸き上げ、前記検出温度が前記しきい温度未満の場合は、前記しきい温度から前記設定温度まで沸き上げる間において、上昇温度とその上昇に要した時間とその時間の加熱量を用いて前記浴槽内の水量を演算し、この演算結果を用いて前記給湯制御モード移行して前記浴槽の水位を制御するようにしたことを特徴とする風呂装置。
  2. 熱源の熱により浴槽の湯水を加熱する熱交換器と、
    前記浴槽に対する給水を調整する給水弁と、
    前記浴槽の湯水の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段の検出温度により、前記熱交換器又は前記給水弁の制御をする制御手段と、
    を備え、前記制御手段が、前記熱交換器により前記浴槽の湯水を所定時間だけ加熱し、加熱開始から前記所定時間経過後の検出温度が設定温度より所定温度だけ低いしきい温度未満であれば、そのしきい温度から前記設定温度までの加熱時間を計測し、前記湯水の上昇温度及び加熱時間を用いて前記浴槽内の水量を演算し、この演算結果を用いて前記給水弁を制御して前記浴槽の水位制御を行い、前記所定時間の加熱で前記湯水の検出温度が前記しきい温度以上に上昇した場合には、前記水位制御を解除し、前記熱交換器により、前記浴槽内の湯水を加熱して前記設定温度まで沸き上げることを特徴とする風呂装置。
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