JP3784238B2 - テレビジョン信号の複数のフォーマットに対応したカラーバー信号発生装置 - Google Patents

テレビジョン信号の複数のフォーマットに対応したカラーバー信号発生装置 Download PDF

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    • H04N7/0122Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving conversion of the spatial resolution of the incoming video signal the input and the output signals having different aspect ratios

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン信号の複数のフォーマットに対応したカラーバー信号発生装置に関する。さらに詳しく言えば、本発明による新規な装置で発生するカラーバー信号は、HD(16:9)での運用と、HDからSD(4:3)に変換しての運用が、従来のカラーバーと同じ方法で行えるように考慮してあり、HDからSD(NTSCを含む)まで一つのカラーバー信号で運用できるようにしたカラーバー信号発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル放送では、HD放送とSD放送の違いの他、画面サイズが異なる16:9と4:3の映像が放送される。また現行のNTSC方式の放送も行われる。このため、番組制作は高画質な16:9のHDで制作し、必要とするSD(NTSCを含む)の番組に変換して放送することが行われる。カラーバー信号は映像の基準となる重要な信号である。SDへの映像フォーマットの変換では、映像のオリジナル性を確保するため、カラーバーの差し替えは行わないことが好ましい。
【0003】
カラーバー信号は、HD(16:9)での運用と、HDからSD(4:3)に変換しての運用が、従来のカラーバーと同じ方法で行えるように考慮し、HDからSD(NTSCを含む)まで、一つのカラーバー信号で運用できることが好ましい。
現在、HDでは100%フルカラーバー信号、SDでは100%と75%のフルカラーバー信号およびSMPTEカラーバー信号が使用されている。
なお本発明において、100%フルカラーバー信号(または単にカラーバー信号)とは、画面全体にわたってR,G,Bの各ビデオレベルが100%のものをそれぞれ組み合わせて、左から輝度順に並べたカラーバー信号を言う。75%フルカラーバー信号とは、画面全体にわたってR,G,Bの各ビデオレベルが75%のものをそれぞれ組み合わせて、左から輝度順に並べたカラーバー信号を言う。これらのカラーバー信号はそれぞれの映像フォーマット専用に構成されている。また、HD(16:9)のカラーバー信号は4:3のSD信号にフォーマット変換(ダウンコンバート)されることを考慮されていない。一方SMPTEカラーバー信号にはモニタのクロマ調整のための信号が含まれているが、NTSC用として作られている。
このためSMPTE形式のモニタのクロマ調整信号は、HD(コンポーネント)モニタ調整には使用できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
(1) 番組素材のフォーマット変換で、HD(16:9)のカラーバー信号をSD(4:3)のフル画面の信号にダウンコンバートすると、画面の両側に対応する部分の信号がカットされ、カラーバー信号として使用できなくなる。
またカラーバー信号の付け替えが必要となり、信号のオリジナル性が失われる。このため、HDからSDまで共通して使えるカラーバー信号が必要である。
(2) NTSC(SD)では主にSMPTEカラーバー(75%カラーバー信号)が使用されているため、運用上、ダウンコンバートされたHDの100%フルカラーバー信号は、相対的にレベルが異なるだけの75%フルカラーバー信号と間違えことがある。また、カラーバー信号レベルを間違えて調整し放送すると放送事故となる。
(3) NTSCでの映像の色管理にはベクトルスコープを使用している。特に顔色(肌色)は健康状態が分かるので、視聴者でも気になるものである。そこで、バースト信号の振幅を目安に波形を拡大して客観的に肌色を監視している(図9のC)。しかし、HD(コンポーネント)信号には目安となるNTSCのようなバースト信号がない。
(4) カラーバー信号のモニタの輝度調整用信号レベルは、HDでは±2%、SDでは±4%が使用されているが、ダウンコンバータはマイナス信号を出力しない(図6の63,図7の71)。このため、SDのモニタの輝度調整で、−4%の信号が使えない(図11の111,112)。
(5) NTSCで使用されているSMPTEカラーバー信号ではコンポーネントモニタのクロマ調整ができない(図10のA)。
【0005】
本発明の目的は、テレビジョン信号の複数のフォーマットに対応したカラーバー信号発生装置を提供することにある。
本発明のさらに詳細な目的は、本発明による新規な装置で発生するカラーバー信号は、HD(16:9)での運用と、HDからSD(4:3)に変換しての運用が、従来のカラーバーと同じ方法で行えるように考慮してあり、HDからSD(NTSCを含む)まで一つのカラーバー信号で運用できるようにしたカラーバー信号発生装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明者達が着目した第1の解決手段は、一般的には、HD(16:9)画面のSD(4:3)の範囲にHD用カラーバー信号とSD用カラーバー信号を割り振って構成すれば、問題は容易に解決することが予想される。しかし、波形モニタでの表示波形が従来より複雑となり、波形モニタでの観測方法を従来と変える必要があることである。
そこで本発明では、HD(16:9)画面のSD(4:3)の外側部分はHD(16:9)の時しか使わないことに着眼して、SD(4:3)の範囲はNTSC用として100%白と75%カラーバー信号で構成し、外側の部分をHD用カラーバー信号として100%カラーバー信号の一部で構成した(図2)。
【0007】
HDカラーバー信号が100%カラーバー信号の一部の信号で良い理由は次のとおりである。
カラーバー信号でシステムのレベルの調整と確認をするとき、R,G,B信号では100%白信号で行えるが、Y,Pb,Pr信号ではそれぞれ基準となる信号が必要である。そこで、
(1) レベル合わせでのYはSDの100%の白と共用する。
(2) Pbは黄(Ye)のレベルが−50%、青(B)のレベルが+50%となるように調整する。したがって、100%の黄と青、または、どちらかがあればよい。
(3) Prはシアン(CY)のレベルが−50%、赤(R)のレベルが+50%となるように調整する。したがって、100%のシアンと赤、または、どちらかがあればよい。
HDカラーバー信号のレベル調整では、
(1) 従来、Pb,Prのレベル調整は黄と青間のレベル、およびシアンと赤間のレベルがそれぞれ100%になるように行っている。
(2) Pbの波形は右上がりである。
このため、Pbには青、Prにはシアンを選択した。波形モニタ上ではそれぞれが隣接するように、画面の右端を青、左端をシアンの配置にして、青とシアン間のレベルが100%となるように配慮した(図2の24,25、図4の43,44)。
【0008】
前記目的を達成するために、本発明者達が着目した第2の解決手段は、HD(16:9)画面のSD(4:3)の範囲をNTSC用として100%白と75%のカラーバー信号で構成した(図2の21、30)。
その理由は次のとおりである。
(1) 100%白はHDと共用できる。また、モニタのホワイトバランス調整にも使用する。
(2) NTSCでは主に75%カラーバー信号のSMPTEカラーバーが使用されている。
(3) 100%カラーバー信号はNTSCシステムでは110%程度でシステムクリップされる場合がある。
(NTSCでは100%カラーバー信号は、プラス側のピークが133%になる。)
(4) NTSC波形モニタの目盛は、現在プラス側120%までしかない。
(5) HD用の100%カラーバー信号は4:3範囲の外側に構成した。(図2の24,25)
【0009】
前記目的を達成するために、本発明者達が着目した第3の解決手段は、NTSCでの肌色の観測では観測をしやすくするため、バースト信号の振幅がベクトルスコープのテストサークルの目盛に接するように波形を拡大している。また、肌色のNTSCベクトルスコープ上の表示は、+I軸付近である(図9のC)。そこで本発明は、以下の条件の肌色基準信号を新たにカラーバー信号に加えた(図2の26,図4Aの41,図4Bの42,図6の61)。
(1) NTSCベクトルスコープの+I軸上でバースト信号と同じ振幅となる信号(2) NTSC波形モニタでの表示で、カラーバー部分の観測の妨げにならない位置の信号
この結果、HDのベクトルスコープでは肌色基準信号(+I信号)を使って、NTSCと同じように波形を拡大すれば、NTSCの場合と同じ感覚で肌色の監視が行える(図8)。(NTSCとの整合性をとった)
【0010】
前記目的を達成するために、本発明者達が着目した第4の解決手段は、モニタの輝度調整用信号はそれぞれ規格化されている(HD:±2%、SD:±4%)。しかし、SDへのダウンコンバートではマイナス信号が出力されない。そこで本発明ではSDの−4%の代わりに+2%を採用した(図2の28,図5Aの51,図6の62)。モニタの輝度は、モニタ上+4%の信号が見えて、+2%の信号が見えないように調整する(図11の113,114)。この設定は、±4%の信号で調整したモニタの設定の範囲に含まれる。
【0011】
前記目的を達成するために、本発明者達が着目した第5の解決手段は、SMPTEカラーバーはモニタのPrの調整で、モニタを赤チャンネルの表示だけにしたとき、比較するRef信号が離れてしまうため、目視で同一の明るさの設定ができず、Prの調整ができない(図10の101,102)。
本発明ではモニタのクロマ調整用基準信号としてモニタ上、Ref75%白が75%カラーバー信号の各色のバー信号に接するようにした。モニタのPrの調整で、75%カラーバー信号の赤は変化するが、赤に接するRef75%の白は変化しない。本来、赤と白は75%のレベルであるのでモニタを赤チャンネルだけにしたとき、Prは、それぞれの明るさが同一になるように調整する(図10の103,104)。
【0012】
すなわち、本発明によるカラーバー信号発生装置は、
16:9のアスペクト比のカラーバー信号を発生する第1,第2および第3のカラーバー信号発生器と、
前記発生器の出力を切り替えるカラーバー信号切替器とを含み、
前記カラーバー信号をテレビ画面のアスペクト比16:9(HD)と4:3(NTSC)に共通して使用するために、画面の4:3の範囲をNTSCのために75%カラーバー信号で構成し、4:3の範囲の外側をHDのために100%カラーバー信号として構成してある。
前記カラーバー信号発生装置において、ベクトルスコープによる肌色の色相を監視する目的で、肌色信号を採り入れて構成することができる。
前記カラーバー信号発生装置において、コンポーネントモニタとコンポジットモニタのクロマ信号を調整するために、クロマ信号調整用基準信号として、カラーバーを生成する信号と同レベルの白信号が各色のバーに接するように構成することができる。
前記カラーバー信号発生装置において、モニタの輝度調整をするために、ゼロレベルの信号を含む正側の3つの信号を組み入れて構成することができる。
【0013】
【作用】
本装置のカラーバー信号をHD(16:9)に使用すれば、SD(NTSC/4:3)にフォーマット変換(ダウンコンバート)してもカラーバー信号の差し替えをせず使用できる。
【0014】
【発明の実施態様】
以下図面等を参照して本発明による装置の実施の形態を説明する。図1に本発明の実施例を示す。本装置はカラーバー信号発生器1、カラーバー信号発生器2、カラーバー信号発生器3、カラーバー信号切替器、マトリックスで構成される。ダウンコンバータは、カラーバー信号がSD(4:3)にフォーマット変換して使用される状況を説明するために記述している。
【0015】
図1に示すように本発明によるカラーバー信号発生装置は、3つの信号発生器から出力される信号(図1の1,2,3)を図2に示す画面構成になるようにカラーバー信号切替器で切り替えて出力する。また、出力信号はR,G,B出力(図1の4)とマトリックスで変換されたY,Pb,Pr出力(図1の5)がある。図1の1,2,3,4,5での信号の詳細を図3,4,5に示す。
【0016】
本装置はダウンコンバートしたSD(4:3)に対応した信号を出力することに特徴があるため、SD(NTSC)にダウンコンバートした信号の詳細を図6、7に示す。図2は、HD(映像フォーマット1080i)の場合のデジタル信号での各信号の画面構成を示す。カラーバー1は、アスペクト比16:9のうち、4:3の範囲が75%のカラーバー信号(21)で、その両側が40%のグレー(無彩色)信号(22,23)である。カラーバー信号21は、NTSCシステム(SD)でのレベル調整に使用する。また、モニタ調整にも使用する。信号22,23は、カラーバー信号のAPL調整用である。
【0017】
カラーバー信号2は、カラーバー信号1の75%白に対応する範囲が肌色基準信号(+I信号)26、カラーバー信号1の40%グレーに対応する範囲が100%カラーバー信号のシアン24と青25である(画面上左がシアン、右が青)。カラーバー信号1の黄から青に対応する範囲がRef75%白27である。
【0018】
肌色基準信号は、ベクトルスコープでの肌色監視のための基準信号として使用する。また、NTSCベクトルスコープの表示上では+I軸上にあり、そのレベルはセットアップ0%カラーバー信号でのバースト信号と同じで、かつ輝度が最も低い信号としている。(図4Aの41,図4Bの42,図6の61)
+I信号の換算されたR,G,Bの各レベル値は、I=40×1/2,Q=0,B=0 としているため、以下の式から、R=41.2545%,G=16.6946%,B=0 % となる。
I=−0.274557G − 0.321344B+ 0.595901R
Q=−0.522736G + 0.311200B+ 0.211537R
24,25はコンポーネントシステム(HD)でのPb,Prのレベル調整に使用する。27はコンポーネントモニタとコンポジットモニタのクロマ調整に使用する。カラーバー信号3は、カラーバー信号1の75%白に対応する範囲がSDモニタの輝度調整用信号28、カラーバー信号1の青に対応する範囲がHDモニタの輝度調整用信号29、カラーバー信号1のシアン・緑・マゼンタに対応する範囲が100%白30である。28はSDモニタで+4%信号が見えて、+2%信号が見えないようにモニタの輝度を調整する。29はHDモニタで+2%信号が見えて、−2%信号が見えないように輝度を調整する。30は映像レベル(または輝度レベルY)の調整とモニタのホワイトバランスの調整に使用する。
【0019】
図3関連の図は、カラーバー信号1の信号発生器の出力信号を説明したものである。図3Aは図1の端子4でのカラーバー信号1のG,B,Rの各出力波形を示す。図3Bは図1の端子5でのカラーバー信号1のY,Pb,Prの各出力波形を示す。図4関連の図は、カラーバー信号2の信号発生器の出力信号を説明したものである。図4Aは図1の 4でのカラーバー信号2のG,B,Rの各出力波形を示す。図4Bは図1の5でのカラーバー信号2のY,Pb,Prの各出力波形を示す。
【0020】
図5関連の図は、カラーバー信号3の信号発生器の出力信号を説明したものである。図5のAは図1の4でのカラーバー信号3のG,B,Rの各出力波形を示す。各出力波形は同じである。51はSDモニタの輝度調整用信号、52はHDモニタの輝度調整用信号である。図5のBは図1の5でのカラーバー信号3のY,Pb,Prの各出力波形を示す。G=B=Rのため、Pb,Pr信号はゼロである。
【0021】
図6は、NTSC(4:3)にダウンコンバートしたときの図1の6での出力信号を説明したものである。図6のAは、カラーバー信号1の出力波形を示す。図6のBは、カラーバー信号2の出力波形を示す。図6のCは、カラーバー信号3の出力波形を示す。63は、ダウンコンバータから−2%信号が出力されないことを示す。
図7は、NTSC(4:3)にダウンコンバートしたときの図1の6での7.5%セットアップ付き出力波形を示す。図7のAはカラーバー信号1の出力波形を示す。図7のBはカラーバー信号2の出力波形を示す。図7のCはカラーバー信号3の出力波形を示す。71はダウンコンバータから−2%信号が出力されないことを示す。
なお、SDにダウンコンバートしたときの図1の7でのコンポーネント信号波形は、カラーバー信号3の−2%信号が出力されないだけで、画面に対応した図3,4,5に示す信号波形となる。
図8は、本発明カラーバー信号のHDベクトルスコープでの表示例を示す。また、図のI/Q軸はNTSCベクトルスコープのI/Q軸目盛に対応させたものである。図8のAはノーマル・ゲイン・モードでのカラーバー信号の表示を示す。図8のBは、+I信号の表示がベクトルスコープの円目盛上に拡大表示されるように、ベクトルスコープのゲインを調整したときの表示(拡大ゲイン・モード)を示す。図8のCは前記の拡大ゲイン・モードでの顔の表示例を示す。
【0022】
図9は、NTSC(4:3)にダウンコンバートしたときの、NTSCベクトルスコープでの表示例を示したものである。図9のAはノーマル・ゲイン・モードでのカラーバー信号の表示を示す(7.5%セットアップなしのとき)。図9のBは、+I信号の表示がベクトルスコープの円目盛上に拡大表示されるように、ベクトルスコープのゲインを調整したときの表示(拡大ゲイン・モード)を示す。図9のCは前記の拡大ゲイン・モードでの顔の表示例を示す。図8のCと図9のCは肌色基準信号(+I信号)を使用しての肌色(顔色)監視でのHDとNTSCとの相関性と有効性を表している。
【0023】
図10は、コンポーネントモニタのPb,Prの調整を示したものである。図10のAは、SMPTEカラーバーでのモニタ調整を示したもので、Prの調整ではカラーバー信号1(101)とカラーバー信号2(102)が離れて、同一の明るさに調整できないことを示す。図10のBは、本発明のカラーバーでのモニタ調整を示したもので、Prの調整ではカラーバー信号1(103)とカラーバー信号2(104)は隣接し、カラーバー信号2は75%白信号(無彩色)であるため、クロマ調整の影響を受けず、103と104を同一の明るさに調整できることを示す。
【0024】
図11は、SDでのモニタの輝度調整を示したものである。図11のAは、ダウンコンバートされたSMPTEカラーバーの例を示すが、0%、±4%輝度調整信号のうちマイナス4%信号がなくなるため(111)、輝度調整が+4%信号(112)のみで曖昧となる。図11のBは本発明のカラーバーでの調整を示すが、輝度調整信号を0、+2%、+4%としているため、+4%(114)が見えて、+2%(113)が見えないように調整できることを示す。
【0025】
【発明の効果】
(1) デジタル放送では、各種の映像フォーマットの放送が行われるため、番組は各種の映像フォーマットへの対応を考慮して制作される。このため、番組制作はHD(16:9)で行い、SD番組(4:3を含む)はダウンコンバートして対応する方向にある。
SD(4:3)へのダウンコンバートでカラーバー信号の一部が欠落すると、カラーバー信号の付け替えが必要となる。カラーバー信号の付け替えは放送業務の円滑化を妨げるほか、素材信号のオリジナル性が失われるため、好ましくない。本装置のカラーバー信号は、上記の問題を解決するための信号構成としているため、HD(16:9)からダウンコンバートしたSD(NTSC/4:3)まで一つのカラーバー信号で対応できる。デジタル放送時代での放送業務の円滑化と素材信号のオリジナル性が確保できる。
(2) 肌色基準信号は、コンポーネント信号(HD/SD)のベクトルスコープでの肌色の監視と把握に役立つ。また、NTSCとの相関性が把握できる。
(3) 本装置のカラーバー信号は、コンポーネントモニタ(HD/SD)とコンポジットモニタ(NTSC)の調整に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカラーバー信号発生装置の実施例のブロック図である。
【図2】前記実施例装置で発生するHD(映像フォーマット1080i)の場合のデジタル信号での各信号の画面構成を示す図である。
【図3A】図1に示すカラーバー信号発生装置の4の示す端子での第1のカラーバー信号発生器のG,B,Rの各出力波形を示す波形図である。
【図3B】図1に示すカラーバー信号発生装置の5の示す端子で第1のカラーバー信号発生器のY,Pb,Prの各出力波形を示す波形図である。
【図4A】図1に示すカラーバー信号発生装置の4の示す端子での第2のカラーバー信号発生器のG,B,Rの各出力波形を示す波形図である。
【図4B】図1に示すカラーバー信号発生装置の5の示す端子での第2のカラーバー信号発生器のY,Pb,Prの各出力波形を示す波形図である。
【図5A】図1に示すカラーバー信号発生装置の4の示す端子での第3のカラーバー信号発生器のG,B,Rの各出力波形を示す波形図である。
【図5B】図1に示すカラーバー信号発生装置の5の示す端子での第3のカラーバー信号発生器のY,Pb,Prの各出力波形を示す波形図である。
【図6】図1示すカラーバー信号発生装置の出力をNTSC(4:3)にダウンコンバートしたときの端子6での出力信号を説明したものであり図中(A)はカラーバー信号1の出力波形、(B)はカラーバー信号2の出力波形、(C)はカラーバー信号3の出力波形を示す。
【図7】図1に示すカラーバー信号発生装置の出力をNTSC(4:3)にダウンコンバートしたときの端子6での7.5%セットアップ付の出力信号を説明したものであり、図中(A)はカラーバー信号1の出力波形、(B)はカラーバー信号2の出力波形、(C)はカラーバー信号3の出力波形を示す。
【図8】本発明による装置のカラーバー信号のHDベクトルスコープでの表示例を示す図であり、同図(A)は、ノーマル・ゲイン・モードでのカラーバー信号の表示、同図(B)は、+I信号の表示がベクトルスコープの円目盛上に拡大表示されるように、ベクトルスコープのゲインを調整したときの表示、同図(C)は前記の拡大ゲイン・モードでの顔の表示例を示す。
【図9】図9は、NTSC(4:3)にダウンコンバートしたときの、NTSCベクトルスコープでの表示例であり(A)はノーマル・ゲインモードでのカラーバー信号の表示、同図(B)は、+I信号の表示がベクトルスコープの円目盛上に拡大表示されるように、ベクトルスコープのゲインを調整したときの表示、同図(C)は、前記の拡大ゲイン・モードでの顔の表示例を示す。また、図8と図9は、肌色基準信号( +I信号) を使用しての肌色(顔色)監視でのHDとNTSCとの相関性と有効性を表している。
【図10】コンポーネントモニタのPb,Prの調整を示した図である。
【図11】SDでのモニタの輝度調整を示した図である。
【符号の説明】
1,2,3 信号発生器からの信号
4 信号切替器出力
5 マトリックス回路出力
6 ダウンコンバータ出力(NTSC)
7 ダウンコンバータ出力(SD)

Claims (4)

  1. 16:9のアスペクト比のカラーバー信号を発生する第1,第2および第3のカラーバー信号発生器と、
    前記発生器の出力を切り替えるカラーバー信号切替器とを含み、
    前記カラーバー信号をテレビ画面のアスペクト比16:9(HD)と4:3(NTSC)に共通して使用するために、画面の4:3の範囲をNTSCのために75%カラーバー信号で構成し、4:3の範囲の外側をHDのために100%カラーバー信号としての機能を持たせて構成したカラーバー信号発生装置。
  2. 請求項1記載のカラーバー信号発生装置において、ベクトルスコープによる肌色の色相を監視する目的で、肌色信号を取り入れて構成したカラーバー信号発生装置。
  3. 請求項1記載のカラーバー信号発生装置において、コンポーネントモニタとコンポジットモニタのクロマ信号を調整するために、クロマ信号調整用基準信号として、カラーバーを生成する信号と同レベルの白信号が各色のバーに接するように構成したカラーバー信号発生装置。
  4. 請求項1記載のカラーバー信号発生装置において、モニタの輝度調整をするために、ゼロレベルの信号を含む正側の3つの信号を組み入れたカラーバー信号発生装置。
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