JP3783381B2 - 天井埋込型空気調和機 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井埋込型空気調和機に係わり、より詳細には、化粧パネルの四辺に設けられた吹出口に沿って配置された断熱材を簡便に、且つ正確に組付できるようにようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の天井埋込型空気調和機は、例えば図1および図8で示すように、化粧パネル1の四辺に吹出口2を設け、同吹出口2の長手方向の両側であって前記化粧パネル1の裏面に断熱材13および14を配置し、前記吹出口2に、支軸部4により風向変更板3を夫々回動自在に軸支するとともに、これら相隣る風向変更板3を、前記化粧パネル1のコーナ部1aで駆動装置に連係した連結部材5により互いに連結し、該コーナ部1aに、前記連結部材5を保護する保護カバーを被着してなる構成であった。
【0003】
しかしながら、前記断熱材13および14は、接着剤によって前記化粧パネル1の裏面に貼着したり、もしくは、ねじ15によって前記化粧パネル1の裏面に螺着するようにした構成であるため、作業性が悪くコスト的に不利になってしまう構造となり、また、前記断熱材13および14によって前記化粧パネル1の強度を補強するという二次的な効果を期待できにくいという問題を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、化粧パネルの四辺に設けられた吹出口の長手方向に沿って、前記化粧パネルの裏面に断熱材を容易に、且つ正確に取付できるようにした天井埋込型空気調和機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、化粧パネルの四辺に吹出口を設け、同吹出口の長手方向の両側であって前記化粧パネルの裏面に断熱材を配置し、前記吹出口に、支軸部により風向変更板を夫々回動自在に軸支するとともに、これら相隣る風向変更板を、前記化粧パネルのコーナ部で駆動装置に連係した連結部材により互いに連結し、該コーナ部に、前記連結部材を保護する保護カバーを被着してなる天井埋込型空気調和機において、
前記保護カバーに、前記化粧パネルに対向して前記断熱材の両側部を押圧する押圧片を設け、同押圧片と前記化粧パネルとで前記断熱材を挟持するようにした構成となっている。
【0006】
また、前記駆動装置をカバーする駆動カバーに、前記化粧パネルに対向して前記断熱材の両側部を押圧する補助押圧片を設け、同補助押圧片と前記化粧パネルとで前記断熱材を挟持するようにした構成となっている。
【0007】
また、前記断熱材の一部が、前記吹出口の一部を構成するようにした構成となっている。
【0008】
また、前記吹出口の一部を構成する前記断熱材の下部に、凹条の係止部を設ける一方、同係止部に対応して前記吹出口の周縁に凸条の係止爪を設けた構成となっている。
【0009】
また、前記化粧パネルの裏面に、前記吹出口の長手方向に沿って延びる複数のリブを立設する一方、同リブに対応して、前記断熱材に切欠部を設けた構成となっている。
【0010】
また、前記化粧パネルの裏面に、前記リブに平行な補助リブを立設し、同補助リブにより前記断熱材の端部を規制するようにした構成となっている。
【0011】
また、前記断熱材に、前記駆動装置に連なる配線を導く配線路を設けた構成となっている。
【0012】
また、前記断熱材を、前記化粧パネルの四辺に対応して同一の寸法形状により形成した構成となっている。
【0013】
また、前記支軸部が、前記吹出口の長手方向の両側部に夫々設けられた略U字状の軸受溝と、同軸受溝に対応するストッパを両側に備えて嵌合された筒状のスリーブブッシュと、同スリーブブッシュに接続されると同時に前記風向変更板の支軸に連結されたジョイントとからなる構成となっている。
【0014】
また、前記保護カバーに、前記軸受溝に沿って前記スリーブブッシュの上部を押さえる押え片を垂下した構成となっている。
【0015】
また、前記押え片の先端部を、前記スリーブブッシュの外形に対応して曲面状に形成した構成となっている。
【0016】
また、前記連結部材が、ユニバーサルジョイントからなる構成となっている。
【0017】
更に、前記連結部材が、フレキシブルジョイントからなる構成となっている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1と、図2と、図3と、図4(A)乃至図4(C)と、図5と、図6(A)乃至図6(C)と、図7とにおいて、1は天井埋込型空気調和機を構成し、運転情報を表示する表示部1cを備えて四辺に吹出口2を設けた化粧パネル、3は前記吹出口2に支軸部4により夫々回動自在に軸支された風向変更板である。
【0019】
前記吹出口2の長手方向の両側であって前記化粧パネル1の裏面には、断熱材13および14を配置した構成となっている。
【0020】
また、前記化粧パネル1の中央部に設けられ、内側にフィルタ9を備えた吸込口8と前記吹出口2とを結ぶ空気通路には、ファンモータ10を備えた送風ファン11と熱交換器12とが設けられた構成となっている。
【0021】
また、相隣る前記風向変更板3は、前記化粧パネル1のコーナ部1aで駆動装置6に連係した連結部材5により互いに連結され、該コーナ部1aには、前記連結部材5を保護する保護カバー7を、同保護カバー7に設けた挿通孔aを挿通したねじを前記コーナ部1aに設けたねじ孔bに螺着して被着するようにした構成となっている。
【0022】
前記保護カバー7には、図4(A)で示すように、前記化粧パネル1に対向して、前記断熱材13および14の両側部を押圧する押圧片7aおよび7bを設け、同押圧片7aおよび7bと前記化粧パネル1とで、前記断熱材13および14を挟持するようにした構成となっており、
これによって、前記断熱材13および14を、上記に従来技術として説明したように、作業性が悪くなったりコスト的に不利になってしまうことなく、前記化粧パネル1の四辺に設けられた前記吹出口2の長手方向に沿って、前記化粧パネル1の裏面に断熱材13および14を容易に、且つ正確に取付できるようにした構造となる。
【0023】
また、前記駆動装置6をカバーするための駆動カバーに、前記化粧パネル1に対向して前記断熱材13および14の両側部を押圧する補助押圧片6aを設け、同補助押圧片6aと前記化粧パネル1とで前記断熱材13および14を挟持するようにした構成となっており、
これによって、前記化粧パネル1の裏面に断熱材13および14をより正確に取付できるようにした構造となる。
【0024】
また、前記断熱材13の一部が、図7で示すように、前記吹出口2の一部を構成するようにしたことにより、前記吹出口2に効果的に断熱効果をもたせるとともに、同吹出口2を、簡便な構成によりコスト的に有利に形成できるようにした構成となっている。
【0025】
また、前記吹出口2の一部を構成する前記断熱材13の下部に、図6(A)および図7で示すように、凹条の係止部13b を設ける一方、同係止部13b に対応して前記吹出口2の周縁に凸条の係止爪1fを設けた構成となっており、
これによって、正確に位置決めした前記断熱材13より、前記吹出口2の一部を形成できるようにした構造となっている。
【0026】
また、前記化粧パネル1の裏面に、前記吹出口2の長手方向に沿って延びる複数のリブ1eおよび1hを立設する一方、同リブ1eおよび1hに対応して、前記断熱材13および14に切欠部13a および14a を設けた構成となっており、
これによって、前記化粧パネル1の強度を増強できるとともに、前記断熱材13および14を容易に、且つ正確に位置決めできるようにした構造となっている。
【0027】
また、前記化粧パネル1の裏面に、図6(A)乃至図6(C)と図7とで示すように、前記1eおよび1hリブに平行な補助リブ1gを立設し、同補助リブ1gにより前記断熱材13および14の端部を規制するようにした構成となっており、
これによって、前記化粧パネル1の強度をより増強できるとともに、前記断熱材14を必要な寸法形状に制限して正確に位置決めできるようにした構造となっている。
【0028】
また、前記断熱材13に、前記駆動装置6や前記表示部1cに連なる配線(図示せず)を導く配線路13a を設けたことにより、該配線(図示せず)を容易に導くことができるようにした構成となっている。
【0029】
また、前記断熱材13および14を、前記化粧パネル1の四辺に対応して同一の寸法形状により形成したことにより、該断熱材13および14の標準化をはかってコスト的に有利にした構成となっている。
【0030】
また、前記支軸部4が、図4(B)および図4(C)で示すように、前記吹出口2の長手方向の両側部に夫々設けられた略U字状の軸受溝1bと、同軸受溝1bに対応するストッパを両側に備えて嵌合された筒状のスリーブブッシュ4aと、同スリーブブッシュ4aに接続されると同時に前記風向変更板3の支軸3aに連結されたジョイント4bとからなる構成となっており、
これによって、前記風向変更板3を簡便な構成によって容易に、且つ正確に軸支できるようにした構造となる。
【0031】
また、前記保護カバー7に、図4(A)で示すように、前記軸受溝1bに沿って前記スリーブブッシュ4aの上部を押さえる押え片4'を垂下したことにより、前記スリーブブッシュ4aを押さえて、前記軸受溝1bに正確に固定できるようにした構成となっている。
【0032】
また、前記押え片4'の先端部を、図4(A)で示すように、前記スリーブブッシュ4aの外形に対応して曲面状に形成したことにより、該押え片4'の先端部を前記スリーブブッシュ4aの外形上部に密接させて、より正確に押圧できるようにした構成となっている。
【0033】
また、前記連結部材5が、ユニバーサルジョイントからなる構成となっており、これによって、四つの前記風向変更板3を自動的に、且つ正確に駆動し回動させて快適な空気調和を実現できるようにした構造となっている。
【0034】
更に、前記連結部材5が、フレキシブルジョイントからなる構成となっており、これによって、前記ユニバーサルジョイントよりも簡便でコスト的に有利に構成できるようにした構造となっている。
【0035】
以上の構成により、図1と、図2と、図3と、図4(A)乃至図4(C)と、図5と、図6(A)乃至図6(C)と、図7とで示すように、前記保護カバー7には、前記化粧パネル1に対向して、前記断熱材13および14の両側部を押圧する押圧片7aおよび7bを設け、同押圧片7aおよび7bと前記化粧パネル1とで、前記断熱材13および14を挟持するようにしたので、前記断熱材13および14を、上記に従来技術として説明したように、作業性が悪くなったりコスト的に不利になってしまうことなく、前記化粧パネル1の四辺に設けられた前記吹出口2の長手方向に沿って、前記化粧パネル1の裏面に断熱材13および14を容易に、且つ正確に取付できるようにした天井埋込型空気調和機となる。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、化粧パネルの四辺に設けられた吹出口の長手方向に沿って、前記化粧パネルの裏面に断熱材を容易に、且つ正確に取付できるようにした天井埋込型空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明および従来例による天井埋込型空気調和機の断面図である。
【図2】本発明による天井埋込型空気調和機の要部分解斜視図で、断熱材を組み付ける前の状態を示す。
【図3】本発明による天井埋込型空気調和機の要部分解斜視図で、断熱材を組み付けた状態を示す。
【図4】本発明による天井埋込型空気調和機の要部説明図で、(A)は化粧パネルのコーナ部の分解斜視図であり、(B)は風向変更板の支軸部の分解斜視図であり、(C)は支軸部の分解正面図である。
【図5】本発明による天井埋込型空気調和機の要部斜視図である。
【図6】本発明による天井埋込型空気調和機の要部断面図で、(A)は断熱材を組み付ける前の状態を示し、(B)および(C)は組み付けた状態を示す。
【図7】本発明による天井埋込型空気調和機の要部拡大断面図である。
【図8】従来例による天井埋込型空気調和機の要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 化粧パネル
1a コーナ部
1b 軸受溝
1c 表示部
2 吹出口
3 風向変更板
3a 支軸
4 ジョイント
4a スリーブブッシュ
4' 押え片
4b ジョイント
5 連結部材
6 駆動装置
6a 補助押圧片
7 保護カバー
7a,7b 押圧片
8 吸込口
9 フィルタ
10 ファンモータ
11 送風ファン
12 熱交換器
13,14 断熱材
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井埋込型空気調和機に係わり、より詳細には、化粧パネルの四辺に設けられた吹出口に沿って配置された断熱材を簡便に、且つ正確に組付できるようにようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の天井埋込型空気調和機は、例えば図1および図8で示すように、化粧パネル1の四辺に吹出口2を設け、同吹出口2の長手方向の両側であって前記化粧パネル1の裏面に断熱材13および14を配置し、前記吹出口2に、支軸部4により風向変更板3を夫々回動自在に軸支するとともに、これら相隣る風向変更板3を、前記化粧パネル1のコーナ部1aで駆動装置に連係した連結部材5により互いに連結し、該コーナ部1aに、前記連結部材5を保護する保護カバーを被着してなる構成であった。
【0003】
しかしながら、前記断熱材13および14は、接着剤によって前記化粧パネル1の裏面に貼着したり、もしくは、ねじ15によって前記化粧パネル1の裏面に螺着するようにした構成であるため、作業性が悪くコスト的に不利になってしまう構造となり、また、前記断熱材13および14によって前記化粧パネル1の強度を補強するという二次的な効果を期待できにくいという問題を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、化粧パネルの四辺に設けられた吹出口の長手方向に沿って、前記化粧パネルの裏面に断熱材を容易に、且つ正確に取付できるようにした天井埋込型空気調和機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、化粧パネルの四辺に吹出口を設け、同吹出口の長手方向の両側であって前記化粧パネルの裏面に断熱材を配置し、前記吹出口に、支軸部により風向変更板を夫々回動自在に軸支するとともに、これら相隣る風向変更板を、前記化粧パネルのコーナ部で駆動装置に連係した連結部材により互いに連結し、該コーナ部に、前記連結部材を保護する保護カバーを被着してなる天井埋込型空気調和機において、
前記保護カバーに、前記化粧パネルに対向して前記断熱材の両側部を押圧する押圧片を設け、同押圧片と前記化粧パネルとで前記断熱材を挟持するようにした構成となっている。
【0006】
また、前記駆動装置をカバーする駆動カバーに、前記化粧パネルに対向して前記断熱材の両側部を押圧する補助押圧片を設け、同補助押圧片と前記化粧パネルとで前記断熱材を挟持するようにした構成となっている。
【0007】
また、前記断熱材の一部が、前記吹出口の一部を構成するようにした構成となっている。
【0008】
また、前記吹出口の一部を構成する前記断熱材の下部に、凹条の係止部を設ける一方、同係止部に対応して前記吹出口の周縁に凸条の係止爪を設けた構成となっている。
【0009】
また、前記化粧パネルの裏面に、前記吹出口の長手方向に沿って延びる複数のリブを立設する一方、同リブに対応して、前記断熱材に切欠部を設けた構成となっている。
【0010】
また、前記化粧パネルの裏面に、前記リブに平行な補助リブを立設し、同補助リブにより前記断熱材の端部を規制するようにした構成となっている。
【0011】
また、前記断熱材に、前記駆動装置に連なる配線を導く配線路を設けた構成となっている。
【0012】
また、前記断熱材を、前記化粧パネルの四辺に対応して同一の寸法形状により形成した構成となっている。
【0013】
また、前記支軸部が、前記吹出口の長手方向の両側部に夫々設けられた略U字状の軸受溝と、同軸受溝に対応するストッパを両側に備えて嵌合された筒状のスリーブブッシュと、同スリーブブッシュに接続されると同時に前記風向変更板の支軸に連結されたジョイントとからなる構成となっている。
【0014】
また、前記保護カバーに、前記軸受溝に沿って前記スリーブブッシュの上部を押さえる押え片を垂下した構成となっている。
【0015】
また、前記押え片の先端部を、前記スリーブブッシュの外形に対応して曲面状に形成した構成となっている。
【0016】
また、前記連結部材が、ユニバーサルジョイントからなる構成となっている。
【0017】
更に、前記連結部材が、フレキシブルジョイントからなる構成となっている。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1と、図2と、図3と、図4(A)乃至図4(C)と、図5と、図6(A)乃至図6(C)と、図7とにおいて、1は天井埋込型空気調和機を構成し、運転情報を表示する表示部1cを備えて四辺に吹出口2を設けた化粧パネル、3は前記吹出口2に支軸部4により夫々回動自在に軸支された風向変更板である。
【0019】
前記吹出口2の長手方向の両側であって前記化粧パネル1の裏面には、断熱材13および14を配置した構成となっている。
【0020】
また、前記化粧パネル1の中央部に設けられ、内側にフィルタ9を備えた吸込口8と前記吹出口2とを結ぶ空気通路には、ファンモータ10を備えた送風ファン11と熱交換器12とが設けられた構成となっている。
【0021】
また、相隣る前記風向変更板3は、前記化粧パネル1のコーナ部1aで駆動装置6に連係した連結部材5により互いに連結され、該コーナ部1aには、前記連結部材5を保護する保護カバー7を、同保護カバー7に設けた挿通孔aを挿通したねじを前記コーナ部1aに設けたねじ孔bに螺着して被着するようにした構成となっている。
【0022】
前記保護カバー7には、図4(A)で示すように、前記化粧パネル1に対向して、前記断熱材13および14の両側部を押圧する押圧片7aおよび7bを設け、同押圧片7aおよび7bと前記化粧パネル1とで、前記断熱材13および14を挟持するようにした構成となっており、
これによって、前記断熱材13および14を、上記に従来技術として説明したように、作業性が悪くなったりコスト的に不利になってしまうことなく、前記化粧パネル1の四辺に設けられた前記吹出口2の長手方向に沿って、前記化粧パネル1の裏面に断熱材13および14を容易に、且つ正確に取付できるようにした構造となる。
【0023】
また、前記駆動装置6をカバーするための駆動カバーに、前記化粧パネル1に対向して前記断熱材13および14の両側部を押圧する補助押圧片6aを設け、同補助押圧片6aと前記化粧パネル1とで前記断熱材13および14を挟持するようにした構成となっており、
これによって、前記化粧パネル1の裏面に断熱材13および14をより正確に取付できるようにした構造となる。
【0024】
また、前記断熱材13の一部が、図7で示すように、前記吹出口2の一部を構成するようにしたことにより、前記吹出口2に効果的に断熱効果をもたせるとともに、同吹出口2を、簡便な構成によりコスト的に有利に形成できるようにした構成となっている。
【0025】
また、前記吹出口2の一部を構成する前記断熱材13の下部に、図6(A)および図7で示すように、凹条の係止部13b を設ける一方、同係止部13b に対応して前記吹出口2の周縁に凸条の係止爪1fを設けた構成となっており、
これによって、正確に位置決めした前記断熱材13より、前記吹出口2の一部を形成できるようにした構造となっている。
【0026】
また、前記化粧パネル1の裏面に、前記吹出口2の長手方向に沿って延びる複数のリブ1eおよび1hを立設する一方、同リブ1eおよび1hに対応して、前記断熱材13および14に切欠部13a および14a を設けた構成となっており、
これによって、前記化粧パネル1の強度を増強できるとともに、前記断熱材13および14を容易に、且つ正確に位置決めできるようにした構造となっている。
【0027】
また、前記化粧パネル1の裏面に、図6(A)乃至図6(C)と図7とで示すように、前記1eおよび1hリブに平行な補助リブ1gを立設し、同補助リブ1gにより前記断熱材13および14の端部を規制するようにした構成となっており、
これによって、前記化粧パネル1の強度をより増強できるとともに、前記断熱材14を必要な寸法形状に制限して正確に位置決めできるようにした構造となっている。
【0028】
また、前記断熱材13に、前記駆動装置6や前記表示部1cに連なる配線(図示せず)を導く配線路13a を設けたことにより、該配線(図示せず)を容易に導くことができるようにした構成となっている。
【0029】
また、前記断熱材13および14を、前記化粧パネル1の四辺に対応して同一の寸法形状により形成したことにより、該断熱材13および14の標準化をはかってコスト的に有利にした構成となっている。
【0030】
また、前記支軸部4が、図4(B)および図4(C)で示すように、前記吹出口2の長手方向の両側部に夫々設けられた略U字状の軸受溝1bと、同軸受溝1bに対応するストッパを両側に備えて嵌合された筒状のスリーブブッシュ4aと、同スリーブブッシュ4aに接続されると同時に前記風向変更板3の支軸3aに連結されたジョイント4bとからなる構成となっており、
これによって、前記風向変更板3を簡便な構成によって容易に、且つ正確に軸支できるようにした構造となる。
【0031】
また、前記保護カバー7に、図4(A)で示すように、前記軸受溝1bに沿って前記スリーブブッシュ4aの上部を押さえる押え片4'を垂下したことにより、前記スリーブブッシュ4aを押さえて、前記軸受溝1bに正確に固定できるようにした構成となっている。
【0032】
また、前記押え片4'の先端部を、図4(A)で示すように、前記スリーブブッシュ4aの外形に対応して曲面状に形成したことにより、該押え片4'の先端部を前記スリーブブッシュ4aの外形上部に密接させて、より正確に押圧できるようにした構成となっている。
【0033】
また、前記連結部材5が、ユニバーサルジョイントからなる構成となっており、これによって、四つの前記風向変更板3を自動的に、且つ正確に駆動し回動させて快適な空気調和を実現できるようにした構造となっている。
【0034】
更に、前記連結部材5が、フレキシブルジョイントからなる構成となっており、これによって、前記ユニバーサルジョイントよりも簡便でコスト的に有利に構成できるようにした構造となっている。
【0035】
以上の構成により、図1と、図2と、図3と、図4(A)乃至図4(C)と、図5と、図6(A)乃至図6(C)と、図7とで示すように、前記保護カバー7には、前記化粧パネル1に対向して、前記断熱材13および14の両側部を押圧する押圧片7aおよび7bを設け、同押圧片7aおよび7bと前記化粧パネル1とで、前記断熱材13および14を挟持するようにしたので、前記断熱材13および14を、上記に従来技術として説明したように、作業性が悪くなったりコスト的に不利になってしまうことなく、前記化粧パネル1の四辺に設けられた前記吹出口2の長手方向に沿って、前記化粧パネル1の裏面に断熱材13および14を容易に、且つ正確に取付できるようにした天井埋込型空気調和機となる。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、化粧パネルの四辺に設けられた吹出口の長手方向に沿って、前記化粧パネルの裏面に断熱材を容易に、且つ正確に取付できるようにした天井埋込型空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明および従来例による天井埋込型空気調和機の断面図である。
【図2】本発明による天井埋込型空気調和機の要部分解斜視図で、断熱材を組み付ける前の状態を示す。
【図3】本発明による天井埋込型空気調和機の要部分解斜視図で、断熱材を組み付けた状態を示す。
【図4】本発明による天井埋込型空気調和機の要部説明図で、(A)は化粧パネルのコーナ部の分解斜視図であり、(B)は風向変更板の支軸部の分解斜視図であり、(C)は支軸部の分解正面図である。
【図5】本発明による天井埋込型空気調和機の要部斜視図である。
【図6】本発明による天井埋込型空気調和機の要部断面図で、(A)は断熱材を組み付ける前の状態を示し、(B)および(C)は組み付けた状態を示す。
【図7】本発明による天井埋込型空気調和機の要部拡大断面図である。
【図8】従来例による天井埋込型空気調和機の要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 化粧パネル
1a コーナ部
1b 軸受溝
1c 表示部
2 吹出口
3 風向変更板
3a 支軸
4 ジョイント
4a スリーブブッシュ
4' 押え片
4b ジョイント
5 連結部材
6 駆動装置
6a 補助押圧片
7 保護カバー
7a,7b 押圧片
8 吸込口
9 フィルタ
10 ファンモータ
11 送風ファン
12 熱交換器
13,14 断熱材
Claims (13)
- 化粧パネルの四辺に吹出口を設け、同吹出口の長手方向の両側であって前記化粧パネルの裏面に断熱材を配置し、前記吹出口に、支軸部により風向変更板を夫々回動自在に軸支するとともに、これら相隣る風向変更板を、前記化粧パネルのコーナ部で駆動装置に連係した連結部材により互いに連結し、該コーナ部に、前記連結部材を保護する保護カバーを被着してなる天井埋込型空気調和機において、
前記保護カバーに、前記化粧パネルに対向して前記断熱材の両側部を押圧する押圧片を設け、同押圧片と前記化粧パネルとで前記断熱材を挟持するようにしたことを特徴とする天井埋込型空気調和機。 - 前記駆動装置をカバーする駆動カバーに、前記化粧パネルに対向して前記断熱材の両側部を押圧する補助押圧片を設け、同補助押圧片と前記化粧パネルとで前記断熱材を挟持するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の天井埋込型空気調和機。
- 前記断熱材の一部が、前記吹出口の一部を構成するようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の天井埋込型空気調和機。
- 前記吹出口の一部を構成する前記断熱材の下部に、凹条の係止部を設ける一方、同係止部に対応して前記吹出口の周縁に凸条の係止爪を設けたことを特徴とする請求項3に記載の天井埋込型空気調和機。
- 前記化粧パネルの裏面に、前記吹出口の長手方向に沿って延びる複数のリブを立設する一方、同リブに対応して、前記断熱材に切欠部を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の天井埋込型空気調和機。
- 前記化粧パネルの裏面に、前記リブに平行な補助リブを立設し、同補助リブにより前記断熱材の端部を規制するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の天井埋込型空気調和機。
- 前記断熱材に、前記駆動装置に連なる配線を導く配線路を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6に記載の天井埋込型空気調和機。
- 前記断熱材を、前記化粧パネルの四辺に対応して同一の寸法形状により形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項7に記載の天井埋込型空気調和機。
- 前記支軸部が、前記吹出口の長手方向の両側部に夫々設けられた略U字状の軸受溝と、同軸受溝に対応するストッパを両側に備えて嵌合された筒状のスリーブブッシュと、同スリーブブッシュに接続されると同時に前記風向変更板の支軸に連結されたジョイントとからなることを特徴とする請求項1に記載の天井埋込型空気調和機。
- 前記保護カバーに、前記軸受溝に沿って前記スリーブブッシュの上部を押さえる押え片を垂下したことを特徴とする請求項1または請求項9に記載の天井埋込型空気調和機。
- 前記押え片の先端部を、前記スリーブブッシュの外形に対応して曲面状に形成したことを特徴とする請求項10に記載の天井埋込型空気調和機。
- 前記連結部材が、ユニバーサルジョイントからなることを特徴とする請求項1に記載の天井埋込型空気調和機。
- 前記連結部材が、フレキシブルジョイントからなることを特徴とする請求項1に記載の天井埋込型空気調和機。
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