JP3782939B2 - 格子状部材 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、起立する複数の縦板と起立する複数の横板とを格子状に係合させることによって組み立てられる格子状部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の格子状部材は、包装箱等の内部を複数に区画する仕切体として用いられることが知られている。本出願人は先に、縦板と横板との係合を確実に維持することができると共に、縦板と横板との係合を解除することなく偏平状態に迅速に変形させることができる仕切体を提案した(実開平5−104125号公報参照)。しかし、該仕切体は、縦板の切欠部と横板の切欠部とを係合させるときに、互いに隣り合うもの同士で逆方向に係合させなければならないために、組立作業が極めて煩わしい不都合があった。特に、仕切りの高さ寸法を比較的大とした場合には、縦板及び横板の幅寸法が大となると同時に、各切欠部の長さ寸法も長くなるため、縦板の切欠部と横板の切欠部との係合が一層困難となる不都合がある。更に、仕切りの高さ寸法を比較的大とすると、縦板及び横板の形状が大きくなるため材料コストが増加する不都合がある。
【0003】
また、この種の格子状部材は、例えば、包装箱の底板上に敷設してその上に被包装物を載置収納することで、緩衝部材として用いることが考えられる。しかし、従来のように、矩形状の縦板と横板とを互いに交差させて格子状部材を形成した場合には、その高さ方向(縦板及び横板の幅方向)に十分な撓み量が得られないため、緩衝効果が不十分である不都合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかる不都合を解消して、本発明は、組み立て状態を確実に維持して迅速に偏平状態とすることができると共に、縦板と横板とを係合させる組立作業を容易に行なうことができ、しかも、仕切部材として好適であるだけでなく十分な緩衝効果が得られる緩衝部材としても使用することができる格子状部材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、縦方向に配列された複数の縦板と横方向に配列された複数の横板とが共に起立した状態で互いに交差して組み立てられた格子状部材であり、前記目的を達成するための第1の態様は、前記縦板は、起立したとき上下方向に交互に屈曲する略波形状に形成された第1縦板と該第1縦板と同形の第2縦板とからなり、第1縦板と第2縦板とが交互に配列され、前記横板は矩形状に形成された第1横板と該第1横板と同形の第2横板とからなり、第1横板と第2横板とが交互に配列され、前記第1縦板は、その上端縁から下方に延びる第1切欠部と、下端縁から上方に延びる第2切欠部とを交互に備え、前記第2縦板は、その下端縁から上方に延びて前記第1縦板の第1切欠部に対応する位置に形成された第3切欠部と、上端縁から下方に延びて前記第1縦板の第2切欠部に対応する位置に形成された第4切欠部とを交互に備え、前記第1横板は、その下端縁から上方に延びて前記第1縦板の第1切欠部に係合する第5切欠部と、上端縁から下方に延びて前記第2縦板の第3切欠部に係合する第6切欠部とを交互に備え、前記第2横板は、その上端縁から下方に延びて前記第1縦板の第2切欠部に係合する第7切欠部と、下端縁から上方に延びて前記第2縦板の第4切欠部に係合する第8切欠部とを交互に備え、前記第1切欠部と前記第5切欠部との係合位置と、前記第3切欠部と前記第6切欠部との係合位置とが同一直線上に配設され、該直線に平行し且つ該直線と高さ位置の異なる他の直線上に、前記第2切欠部と前記第7切欠部との係合位置及び前記第4切欠部と前記第8切欠部との係合位置が配設されていることを特徴とする。
【0006】
本発明の格子状部材は、前記第1切欠部と前記第5切欠部との係合位置から延びて、前記第3切欠部と前記第6切欠部との係合位置を通る直線と、前記第2切欠部と前記第7切欠部との係合位置から延びて、前記第4切欠部と前記第8切欠部との係合位置を通る他の直線とが高さの異なる位置で平行になるように各係合位置を配設したので、各縦板と各横板とが起立状態のとき、複数の縦板同士を互いに当接する方向に畳み込んだ後、縦板と横板とを夫々面方向に広げることにより、各切欠部の係合を維持した状態で容易に偏平状態とすることができる。これにより、格子状部材を組み立てた後に、扁平にして嵩張ることなく輸送や保管を行なうことができ、また、扁平にした格子状部材を容易に迅速に使用状態とすることができる。
【0007】
更に、本発明においては、前記第1の態様と同様の効果を有する構成として、第2乃至第4の態様を挙げることができる。即ち、第2の態様は、一対の第1縦板の間に複数の第2縦板が配列され、第1横板と第2横板とが交互に配列されている。そして、前記第1縦板は、その上端縁から下方に延びる第1切欠部と、下端縁から上方に延びる第2切欠部とを交互に備え、前記第2縦板は、その下端縁から上方に延びて前記第1縦板の第1切欠部に対応する位置に形成された第3切欠部と、上端縁から下方に延びて前記第1縦板の第2切欠部に対応する位置に形成された第4切欠部とを交互に備え、前記第1横板は、その下端縁から上方に延びて各第1縦板の第1切欠部に係合する一対の第5切欠部を備えると共に、上端縁から下方に延びて各第2縦板の第3切欠部に係合する複数の第6切欠部を両第5切欠部の間に備え、前記第2横板は、その上端縁から下方に延びて各第1縦板の第2切欠部に係合する一対の第7切欠部を備えると共に、下端縁から上方に延びて各第2縦板の第4切欠部に係合する複数の第8切欠部を両第7切欠部の間に備える。
【0008】
本発明の第3の態様は、第1縦板と第2縦板とが交互に配列され、一対の第1横板の間に複数の第2横板が配列されている。そして、前記第1縦板は、その上端縁から下方に延びる一対の第1切欠部を備えると共に、下端縁から上方に延びる複数の第2切欠部を両第1切欠部の間に備え、前記第2縦板は、その下端縁から上方に延びて前記第1縦板の第1切欠部に対応する位置に形成された一対の第3切欠部を備えると共に、上端縁から下方に延びて前記第1縦板の第2切欠部に対応する位置に形成された複数の第4切欠部を両第3切欠部の間に備え、前記第1横板は、その下端縁から上方に延びて前記第1縦板の第1切欠部に係合する第5切欠部と、上端縁から下方に延びて前記第2縦板の第3切欠部に係合する第6切欠部とを交互に備え、前記第2横板は、その上端縁から下方に延びて前記第1縦板の第2切欠部に係合する第7切欠部と、下端縁から上方に延びて前記第2縦板の第4切欠部に係合する第8切欠部とを交互に備える。
【0009】
本発明の第4の態様は、一対の第1縦板の間に複数の第2縦板が配列され、一対の第1横板の間に複数の第2横板が配列されている。そして、前記第1縦板は、その上端縁から下方に延びる一対の第1切欠部を備えると共に、下端縁から上方に延びる複数の第2切欠部を両第1切欠部の間に備え、前記第2縦板は、その下端縁から上方に延びて前記第1縦板の第1切欠部に対応する位置に形成された一対の第3切欠部を備えると共に、上端縁から下方に延びて前記第1縦板の第2切欠部に対応する位置に形成された複数の第4切欠部を両第3切欠部の間に備え、前記第1横板は、その下端縁から上方に延びて各第1縦板の第1切欠部に係合する一対の第5切欠部を備えると共に、上端縁から下方に延びて各第2縦板の第3切欠部に係合する複数の第6切欠部を両第5切欠部の間に備え、前記第2横板は、その上端縁から下方に延びて各第1縦板の第2切欠部に係合する一対の第7切欠部を備えると共に、下端縁から上方に延びて各第2縦板の第4切欠部に係合する複数の第8切欠部を両第7切欠部の間に備える。
【0010】
そして、第4の態様において、格子状部材を組み立てるとき、先ず、第2縦板を起立させ、第4切欠部の上方から第2横板の第8切欠部を係合させる。次いで、一対の第1縦板の第2切欠部を第2横板の上方から第7切欠部に係合させる。そして、第1縦板の第1切欠部及び第2縦板の第3切欠部に各第1横板の第5切欠部及び第6切欠部を係合させる。このように、第4の態様においては、一層簡単に組立作業を行なうことができる。
【0012】
また、上記の各態様において、各縦板が略波形状であることにより、格子状部材の高さ寸法は、縦板の幅寸法より大となる。従って、格子状部材を仕切部材として使用する場合に、縦板の材料コストを増加させることなく比較的高さ寸法を大とした仕切部材を形成することができる。
【0013】
また、各縦板が略波形状であることにより、格子状部材の高さと同じ幅寸法を有する縦板を採用した場合に比べて、横板の組み付け作業が容易となり、しかも縦板と横板との係合状態を確実に維持することができる。即ち、格子状部材の高さと同じ幅寸法を有する縦板を採用した場合の各切欠部の長さ(切り込み寸法)に対して、各縦板が略波形状である場合の各切欠部の長さが短くてよく、従って、縦板の各切欠部と横板の各切欠部との係合作業を容易に行うことができる。
【0014】
そして更に、各縦板が略波形状であることにより、起立状態の各縦板に上下方向の圧縮力が付与されたときの撓みを得ることができ、格子状部材を緩衝部材として使用した場合に、十分な緩衝効果をえることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施形態の格子状部材を示す説明的斜視図、図2は図1に示した格子状部材を分解して示す説明図、図3(a)乃至(c)は格子状部材を偏平状態にする際の説明図、図4は格子状部材の緩衝部材としての作用を示す説明図である。また、図5乃至図8は本発明の他の実施形態の格子状部材を分解して示す説明図であり、図9は図8の格子状部材の組立状態を示す斜視図である。
【0016】
本発明の第1の実施形態の格子状部材1は、図1に示すように、縦方向を長手方向とした合成樹脂製の板材からなる複数の縦板2a,2bと、横方向を長手方向とした合成樹脂製の板材からなる複数の横板3a,3bとが起立した状態で互いに交差して組み立てられている。縦板は第1縦板2aと第2縦板2bとからなる。横板は第1横板3aと第2横板3bとからなる。
【0017】
図2に示すように、第1縦板2aと第2縦板2bとは交互に配列され、第1横板3aと第2横板3bとは交互に配列されている。第1縦板2aには、第1切欠部4が上端縁(図中左方)から下方(図中右方)に延びて形成され、第2切欠部5が下端縁(図中右方)から上方(図中左方)に延びて形成されている。第1切欠部4と第2切欠部5とは第1縦板2aの長手方向に沿って交互に形成されている。第2縦板2bには、第3切欠部6が下端縁から上方に延びて形成され、第4切欠部7が上端縁から下方に延びて形成されている。即ち、第1縦板2aと、第2縦板2bとは同一形状に形成されているが、両者の同じ部位には互いに逆方向に延びる切欠部が形成されている。第1切欠部4乃至第4切欠部7は長さ寸法が等しく、縦板2a,2bの幅寸法の1/2とされている。
【0018】
また、図2に示すように、第1横板3aには、第5切欠部8が下端縁から上方に延びて形成され、第6切欠部9が上端縁から下方に延びて形成されている。第5切欠部8と第6切欠部9とは第1横板3aの長手方向に沿って交互に形成されている。第2横板3bには、第7切欠部10が上端縁から下方に延びて形成され、第8切欠部11が下端縁から上方に延びて形成されている。即ち、第1横板3aと、第2横板3bとは同一形状に形成されているが、両者の同じ部位には互いに逆方向に延びる切欠部が形成されている。第5切欠部8乃至第8切欠部11は長さ寸法が等しく、横板3a,3bの幅寸法の1/2とされている。
【0019】
そして、図2に示すように、第1切欠部4は第5切欠部8に、第2切欠部5は第7切欠部10に、夫々対応する位置において係合し、第3切欠部6は第6切欠部9に、第4切欠部7は第8切欠部11に、夫々対応する位置において係合して図1に示すように組み立てられる。
【0020】
そしてこのとき、各切欠部の係合位置の位置関係を説明すれば、図1に示すように、第1切欠部4と第5切欠部8との係合位置から第3切欠部6と第6切欠部9との係合位置を通る直線Aは第1横板3aに沿って延び、第2切欠部5と第7切欠部10との係合位置から第4切欠部7と第8切欠部11との係合位置を通る直線Bは第2横板3bに沿って延び、更に両直線A,Bは互いに平行に位置される。これによって、図1に示すように両直線A,Bの高さ位置が異なっていても、本実施形態の格子状部材1は、容易に偏平状態とすることができる。
【0021】
即ち、先ず、図3(a)に示すように、格子状部材1の対角線方向に畳み込み、図3(b)に示すように、各縦板2a,2bと各横板3a,3bとを積層状態に収束させる。次いで、積層状態の格子状部材1を、各縦板2a,2b及び各横板3a,3bの夫々の面が上下方向となるように倒して、各縦板2a,2b及び各横板3a,3bを夫々の面に対して水平に広げる。こうすると、図3(c)に示すように、各縦板2a,2bと各横板3a,3bとは、各切欠部の係合部分を支点として回転し、各切欠部の係合を維持して偏平となる。
【0022】
このようにして形成された格子状部材1は、図1に示す組立状態で図示しない包装箱等に収容し、被包装物を区分けして収容する仕切部材として使用することができる。また、格子状部材1は、図4(a)に示すように、包装箱Xの底部に収容して底板Yを介して被包装物Zを載置することによって、緩衝部材として用いることができる。このとき、前記第1縦板2aと第2縦板2bとは略波形状であるので、上下からの圧縮方向に付与された荷重や衝撃に対して、図4(b)に示すように撓み易く、十分な緩衝作用を得ることができる。
【0023】
次に、本発明の第2乃至第4の実施形態について図5乃至図7に基づいて説明する。第2乃至第4の実施形態においては、前述した第1の実施形態の格子状部材1(図1示)と外観が同じであり、図3及び図4に基づいて説明した作用効果も同様に備えるものである。
【0024】
先ず第2の実施形態について図5に基づいて説明する。第2の実施形態における縦板12a,12bは、一対の第1縦板12aの間に複数の第2縦板12bが配列されている。また、横板13a,13bは、一対の第1横板13aの間に複数の第2横板13bが配列されている。
【0025】
第2の実施形態における第1縦板12aは、一対の第1切欠部4と、両第1切欠部4間に配列された複数の第2切欠部5とを備えている。第1切欠部4は第1縦板12aの上端縁から下方に延びて形成され、第2切欠部5は第1縦板12aの下端縁から上方に延びて形成されている。第2の実施形態における第2縦板12bは、一対の第3切欠部6と、両第3切欠部6間に配列された複数の第4切欠部7とを備えている。第3切欠部6は第2縦板12bの下端縁から上方に延びて形成され、第4切欠部7は第2縦板12bの上端縁から下方に延びて形成されている。
【0026】
また、第2の実施形態における第1横板13aは、一対の第5切欠部8と、両第5切欠部8間に配列された複数の第6切欠部9とを備えている。第5切欠部8は第1横板13aの下端縁から上方に延びて形成され、第6切欠部9は第1横板13aの上端縁から下方に延びて形成されている。第2の実施形態における第2横板13bは、一対の第7切欠部10と、両第7切欠部10間に配列された複数の第8切欠部11とを備えている。第7切欠部10は第2横板13bの上端縁から下方に延びて形成され、第8切欠部11は第2横板13bの下端縁から上方に延びて形成されている。
【0027】
そして、各縦板12a,12bと各横板13a,13bとは、第1切欠部4は第5切欠部8に、第2切欠部5は第7切欠部10に、夫々対応する位置において係合し、第3切欠部6は第6切欠部9に、第4切欠部7は第8切欠部11に、夫々対応する位置において係合して図1に示すように組み立てられる。
【0028】
ここで、第2の実施形態における格子状部材の組立作業を説明すれば、先ず、第2縦板12bを起立させる。次いで、第2縦板12bの第4切欠部7にその上方から、第2横板13bの第8切欠部11を係合させる。これにより、第2縦板12bに組み込まれた第2横板13bが起立する。このように、第2縦板12bと第2横板13bとを一挙に係合させることができるので、係合作業を効率よく行なうことができる。
【0029】
続いて、第2横板13bの第7切欠部10に、その上方から第1縦板12aの第2切欠部5を係合させる。このときにも、該第2横板13bの第7切欠部10が上端縁から下方に延び、第1縦板12aの第2切欠部5が下端縁から上方に延びていることにより、その係合作業が容易に行なえる。
【0030】
最後に、第1縦板12aの第1切欠部4に第1横板13aの第5切欠部8を係合させ、第2縦板12bの第3切欠部6に第1横板13aの第6切欠部9を係合させる。このときにも、縦板12a,12bが略波形状に形成されていることによって、互い違いの切欠部の係合を容易に行なうことができる。
【0031】
そして、以上のように組み立てられた第2の実施形態の格子状部材においても、容易に偏平状態とすることができるが、前述の第1の実施形態の格子状部材1と同様であるので、その説明は省略する。
【0032】
次に、第3及び第4の実施形態について説明する。第3の実施形態においては、図6に示すように、部材として前記第1の実施形態において使用した第1縦板2a及び第2縦板2bを並べ替えて使用し、前記第2の実施形態において使用した第1横板13a及び第2横板13bを並べ替えて使用する。即ち、第3の実施形態においては、図6を図2と比較して明らかなように、一対の第1縦板2aの間に複数の第2縦板2bが配列されている。また、図6を図5と比較して明らかなように、第1横板13aと第2横板13bとが交互に配列されている。そして、図示しないが、第1切欠部4と第5切欠部8とが係合され、第2切欠部5と第7切欠部10とが係合され、更に、第3切欠部6と第6切欠部9とが係合され、第4切欠部7と第8切欠部11とが係合されて格子状に組み立てられる。これによっても、図1に示した格子状部材1と同様の形状及び効果を得ることができる。
【0033】
更に、第4の実施形態においては、図7に示すように、部材として前記第2の実施形態において使用した第1縦板12a及び第2縦板12bを並べ替えて使用し、前記第1の実施形態において使用した第1横板3a及び第2横板3bを並べ替えて使用する。即ち、第4の実施形態においては、図7を図5と比較して明らかなように、第1縦板12aと第2縦板12bとを交互に配列させ、図7を図2と比較して明らかなように、一対の第1横板3a間に複数の第2横板3bが配列されている。そして、図示しないが、前述した通り、第1切欠部4と第5切欠部8とが係合され、第2切欠部5と第7切欠部10とが係合され、更に、第3切欠部6と第6切欠部9とが係合され、第4切欠部7と第8切欠部11とが係合されて格子状に組み立てられる。これによっても、図1に示した格子状部材1と同様の形状及び効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の格子状部材を示す説明的斜視図。
【図2】図1に示した格子状部材を分解して示す説明図。
【図3】(a)乃至(c)は格子状部材を偏平状態にする際の説明図。
【図4】格子状部材の緩衝部材としての作用を示す説明図。
【図5】第2の実施形態の格子状部材を分解して示す説明図。
【図6】第3の実施形態の格子状部材を分解して示す説明図。
【図7】第4の実施形態の格子状部材を分解して示す説明図。
【符号の説明】
1…格子状部材、2a,12a…第1縦板、2b,12b…第2縦板、3a,13a…第1横板、3b,13b…第2横板、4…第1切欠部、5…第2切欠部、6…第3切欠部、7…第4切欠部、8…第5切欠部、9…第6切欠部、10…第7切欠部、11…第8切欠部。
Claims (4)
- 縦方向に配列された複数の縦板と横方向に配列された複数の横板とが共に起立した状態で互いに交差して組み立てられた格子状部材において、
前記縦板は、起立したとき上下方向に交互に屈曲する略波形状に形成された第1縦板と該第1縦板と同形の第2縦板とからなり、第1縦板と第2縦板とが交互に配列され、
前記横板は、矩形状に形成された第1横板と該第1横板と同形の第2横板とからなり、第1横板と第2横板とが交互に配列され、
前記第1縦板は、その上端縁から下方に延びる第1切欠部と、下端縁から上方に延びる第2切欠部とを交互に備え、
前記第2縦板は、その下端縁から上方に延びて前記第1縦板の第1切欠部に対応する位置に形成された第3切欠部と、上端縁から下方に延びて前記第1縦板の第2切欠部に対応する位置に形成された第4切欠部とを交互に備え、
前記第1横板は、その下端縁から上方に延びて前記第1縦板の第1切欠部に係合する第5切欠部と、上端縁から下方に延びて前記第2縦板の第3切欠部に係合する第6切欠部とを交互に備え、
前記第2横板は、その上端縁から下方に延びて前記第1縦板の第2切欠部に係合する第7切欠部と、下端縁から上方に延びて前記第2縦板の第4切欠部に係合する第8切欠部とを交互に備え、
前記第1切欠部と前記第5切欠部との係合位置と、前記第3切欠部と前記第6切欠部との係合位置とが同一直線上に配設され、該直線に平行し且つ該直線と高さ位置の異なる他の直線上に、前記第2切欠部と前記第7切欠部との係合位置及び前記第4切欠部と前記第8切欠部との係合位置が配設されていることを特徴とする格子状部材。 - 縦方向に配列された複数の縦板と横方向に配列された複数の横板とが共に起立した状態で互いに交差して組み立てられた格子状部材において、
前記縦板は、起立したとき上下方向に交互に屈曲する略波形状に形成された第1縦板と該第1縦板と同形の第2縦板とからなり、一対の第1縦板の間に複数の第2縦板が配列され、
前記横板は、矩形状に形成された第1横板と該第1横板と同形の第2横板とからなり、第1横板と第2横板とが交互に配列され、
前記第1縦板は、その上端縁から下方に延びる第1切欠部と、下端縁から上方に延びる第2切欠部とを交互に備え、
前記第2縦板は、その下端縁から上方に延びて前記第1縦板の第1切欠部に対応する位置に形成された第3切欠部と、上端縁から下方に延びて前記第1縦板の第2切欠部に対応する位置に形成された第4切欠部とを交互に備え、
前記第1横板は、その下端縁から上方に延びて各第1縦板の第1切欠部に係合する一対の第5切欠部を備えると共に、上端縁から下方に延びて各第2縦板の第3切欠部に係合する複数の第6切欠部を両第5切欠部の間に備え、
前記第2横板は、その上端縁から下方に延びて各第1縦板の第2切欠部に係合する一対の第7切欠部を備えると共に、下端縁から上方に延びて各第2縦板の第4切欠部に係合する複数の第8切欠部を両第7切欠部の間に備え、
前記第1切欠部と前記第5切欠部との係合位置と、前記第3切欠部と前記第6切欠部との係合位置とが同一直線上に配設され、該直線に平行し且つ該直線と高さ位置の異なる他の直線上に、前記第2切欠部と前記第7切欠部との係合位置及び前記第4切欠部と前記第8切欠部との係合位置が配設されていることを特徴とする格子状部材。 - 縦方向に配列された複数の縦板と横方向に配列された複数の横板とが共に起立した状態で互いに交差して組み立てられた格子状部材において、
前記縦板は、起立したとき上下方向に交互に屈曲する略波形状に形成された第1縦板と該第1縦板と同形の第2縦板とからなり、第1縦板と第2縦板とが交互に配列され、
前記横板は、矩形状に形成された第1横板と該第1横板と同形の第2横板とからなり、一対の第1横板の間に複数の第2横板が配列され、
前記第1縦板は、その上端縁から下方に延びる一対の第1切欠部を備えると共に、下端縁から上方に延びる複数の第2切欠部を両第1切欠部の間に備え、
前記第2縦板は、その下端縁から上方に延びて前記第1縦板の第1切欠部に対応する位置に形成された一対の第3切欠部を備えると共に、上端縁から下方に延びて前記第1縦板の第2切欠部に対応する位置に形成された複数の第4切欠部を両第3切欠部の間に備え、
前記第1横板は、その下端縁から上方に延びて前記第1縦板の第1切欠部に係合する第5切欠部と、上端縁から下方に延びて前記第2縦板の第3切欠部に係合する第6切欠部とを交互に備え、
前記第2横板は、その上端縁から下方に延びて前記第1縦板の第2切欠部に係合する第7切欠部と、下端縁から上方に延びて前記第2縦板の第4切欠部に係合する第8切欠部とを交互に備え、
前記第1切欠部と前記第5切欠部との係合位置と、前記第3切欠部と前記第6切欠部との係合位置とが同一直線上に配設され、該直線に平行し且つ該直線と高さ位置の異なる他の直線上に、前記第2切欠部と前記第7切欠部との係合位置及び前記第4切欠部と前記第8切欠部との係合位置が配設されていることを特徴とする格子状部材。 - 縦方向に配列された複数の縦板と横方向に配列された複数の横板とが共に起立した状態で互いに交差して組み立てられた格子状部材において、
前記縦板は、起立したとき上下方向に交互に屈曲する略波形状に形成された第1縦板と該第1縦板と同形の第2縦板とからなり、一対の第1縦板の間に複数の第2縦板が配列され、
前記横板は、矩形状に形成された第1横板と該第1横板と同形の第2横板とからなり、一対の第1横板の間に複数の第2横板が配列され、
前記第1縦板は、その上端縁から下方に延びる一対の第1切欠部を備えると共に、下端縁から上方に延びる複数の第2切欠部を両第1切欠部の間に備え、
前記第2縦板は、その下端縁から上方に延びて前記第1縦板の第1切欠部に対応する位置に形成された一対の第3切欠部を備えると共に、上端縁から下方に延びて前記第1縦板の第2切欠部に対応する位置に形成された複数の第4切欠部を両第3切欠部の間に備え、
前記第1横板は、その下端縁から上方に延びて各第1縦板の第1切欠部に係合する一対の第5切欠部を備えると共に、上端縁から下方に延びて各第2縦板の第3切欠部に係合する複数の第6切欠部を両第5切欠部の間に備え、
前記第2横板は、その上端縁から下方に延びて各第1縦板の第2切欠部に係合する一対の第7切欠部を備えると共に、下端縁から上方に延びて各第2縦板の第4切欠部に係合する複数の第8切欠部を両第7切欠部の間に備え、
前記第1切欠部と前記第5切欠部との係合位置と、前記第3切欠部と前記第6切欠部との係合位置とが同一直線上に配設され、該直線に平行し且つ該直線と高さ位置の異なる他の直線上に、前記第2切欠部と前記第7切欠部との係合位置及び前記第4切欠部と前記第8切欠部との係合位置が配設されていることを特徴とする格子状部材。
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