JP3020940U - 組み立て式の棚 - Google Patents

組み立て式の棚

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JP3020940U
JP3020940U JP1995008654U JP865495U JP3020940U JP 3020940 U JP3020940 U JP 3020940U JP 1995008654 U JP1995008654 U JP 1995008654U JP 865495 U JP865495 U JP 865495U JP 3020940 U JP3020940 U JP 3020940U
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修治 舟越
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成興工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトに梱包することができ、容易に、
しっかりと組み立てることができる、多段式の棚を提供
する。 【解決手段】 左右の側面部材1、1と、両者の後部同
士を連結するX字状の背面部材2と、側面部材1間に渡
し掛けられる棚板3とからなり、前記側面部材1がそれ
ぞれ2本の棒材13を平行に配列した前脚7および後脚
8と、棒材13の間に挟まれて両脚の上部同士を連結す
る上桟9と、下部同士を連結する下桟10とを備えた枠
状の形態を呈し、前後脚7、8の下端部が同形状の他の
側面部材の前後脚の上端部の内側に入り込むように曲げ
られている組み立て式の棚Aの構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は組み立て式の棚に関する。さらに詳しくは、コンパクトに梱包ないし 収納することができ、容易に組み立てることができる棚に関する。
【0002】
【従来の技術】
同形状の一対の側面部材(支持具)と、それらの間に渡されるガラス板などの 棚板とからなる組み立て式の棚として、実公平2−9728号公報に記載された 陳列棚がある。ここに示された棚板の支持具は、それぞれ側面形状が「レ」およ び「L」となる四角の枠体を背中合わせに固着し、レ字状の枠体に対し、L字状 の枠体の側方へ突出する部位との間に平行に桟を設け、その桟と前記突出する部 位との間にガラス板製などの棚板を通す隙間を形成したものである。この組み立 て式の棚は、2個一対の支持具をL字側同士を対向させるように配列し、前記隙 間に棚板の両端部を挿通すれば、とくに締め具などを要せずに棚板の自重で棚の 形態を維持することができる。また同一セットの棚を幾段にも重ねて配設するこ とができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の組み立て式の棚は、多数セットの部品を運送、保管する場合は、棚 板同士および支持具同士をそれぞれ重ねてコンパクトに梱包することができる。 しかし支持具自体は立体的な形状を有するので、1セットないし数セットを保管 しようとすると、比較的容積が大きくなる。本考案は1セットないし数セット程 度の部品を運搬・保管する場合でも占有スペースをとらず、組立作業も比較的簡 単な組み立て式の棚を提供することを技術課題としている。さらに本考案は、上 下方向に重ねるだけでなく、横方向にも比較的容易に伸ばすことができ、それに よって複数セットを組み合わせて上下左右に展開したり、種々のアレンジメント の形態で組み立てることができる棚板ユニットを提供することを技術課題として いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の組み立て式の棚は、それぞれ背面側の上下に連結部を備え、棒材を平 板な枠体状に構成した左右一対の側面部材と、左右の端部にそれらの側面部材の 連結部と着脱自在に連結される連結端を有する背面部材と、左右の側面部材の間 に着脱自在に渡し掛けられる棚板とからなり、前記側面部材の上端部および下端 部が、同形状の側面部材同士を前後方向および左右方向にずれないように互いに 重ねることができる形状にされていることを特徴としている。
【0005】 前記側面部材の上端部および下端部のうちのいずれか一方の前後端の近辺に、 それぞれ左右方向に間隔を開けて配列した棒材からなる二又状の受け部を設け、 他方の前後端の近辺にそれらの受け部に挿入される挿入部を設けるのが好ましい 。その場合、前記側面部材を、それぞれ左右に間隔をあけて並ぶ2本の棒材から なる一対の対辺と、それぞれの端部が各対辺の2本の棒材の端部近辺で2本の棒 材同士の間に挟まれて固着された棒材からなる他の一対の対辺とを有する矩形状 の枠体とすることにより、前記間隔をあけて並ぶ2本の棒材の端部近辺で前記受 け部を構成すると共に、他の一対の対辺の棒材の端部近辺で挿入部を構成するこ とができる。
【0006】 また前記側面部材を、それぞれ左右に間隔をあけて並ぶ2本の棒材からなる前 脚および後脚と、それぞれ前端部および後端部が各脚の2本の棒材の上下の端部 近辺で2本の棒材同士の間に挟まれて固着された上桟および下桟とを有する枠体 とすることができ、その場合は前脚および後脚の上端または下端を前記受け部と すると共に、下桟または上桟を挿入部とすることができる。その場合は上桟また は下桟のうち受け部側の桟を、挿入部側の桟よりわずかに直径ないし幅が大きい 棒材で構成するのが好ましい。
【0007】 前記側面部材を、棒材からなる前脚および後脚と、各脚の上下の端部近辺で固 着された棒材からなる上桟および下桟とを有する枠体とし、前脚および後脚の上 端同士の間隔と下端同士の間隔とを異ならせ、それにより前脚および後脚の下端 部が、他の同形状の側面部材の上端部の内側または外側に重なるように構成する のが好ましい。
【0008】 前記側面部材を構成する棒材のうち少なくとも2本の棒材を上下に間隔をあけ て前後方向に延ばし、それらの棒材の後端部に、前記連結部を構成する雄ネジ部 を設け、その雄ネジ部にナットを螺合し、背面部材の先端部にそれらの雄ネジ部 と嵌合する孔を、前記連結端として形成するようにしてもよい。その場合は背面 部材を、各先端部にそれらの側面部材の連結部と着脱自在に連結される連結端を 有し、中央部でピンジョイントされた2本の薄板状のバーからなる折りたたみ自 在のX字状を呈するものとするのが好ましい。さらに前記側面部材を左右対称に 構成し、かつ、その連結部として背面部材を構成するバー2本を重ねて固定し得 るものを採用し、それにより1個の側面部材、背面部材および棚板を追加して、 側面部材を共有する隣接棚を設けることができるようにするのが好ましい。
【0009】
【作用】
本考案の組み立て式の棚においては、側面部材が平板な枠状であるので、1セ ットの棚であっても、それらを棚板と共に、扁平な形状に包装ないし梱包するこ とができる。棚を組み立てるときは、左右の側面部材の連結部に背面部材の連結 端を連結して骨組みを組み立て、ついで左右の側面部材の間に棚板を渡し掛けれ ばよい。分解する場合は上記と逆にする。折りたたみ自在のX字状の背面部材を 用いる場合は、1本の棒のように折りたたまれている背面部材の一方のバーを、 中央のピンジョイント廻りに回転させてX字状に展開し、上記と同様にして組み 立てる。その場合、背面部材は一層コンパクトに収容することができ、しかも組 み立て後は各バーがいわば筋交いのように作用し、左右の側面部材同士を平行に 維持する。
【0010】 さらに本考案の棚においては、側面部材の上端部と下端部の形状を、同形状の 他の側面部材の上端部の上に前後左右にずれないように重ねることができる形状 にしているので、1個の組み立てた棚の側面部材の上に、別個に組み立てた棚の 側面部材の下端を重ね合わせると2段の棚となり、さらに必要な段数の棚を重ね れば、多段の棚を構成し得る。側面部材を左右対称に構成し、かつ、その連結部 として背面部材を構成するバー2本を重ねて固定し得る構造を採用したものでは 、1個の側面部材の連結部に2個の背面部材の連結端を重ねるようにして連結し 、それぞれの背面部材の自由端の連結端に他の側面部材を連結すれば、左右に2 連の棚ユニットがつながった連接棚が得られる。さらに追加の背面部材および側 面部材を用いれば、3連ないしそれ以上のユニットが横につながった連接棚が得 られる。
【0011】 前記側面部材の上端部および下端部のうちのいずれか一方の前後端の近辺に、 それぞれ左右方向に間隔を開けて配列した棒材からなる二又状の受け部を設け、 他方の前後端の近辺にそれらの受け部に挿入される挿入部を設けた棚においては 、受け部と挿入部が前後の2か所で係合するので、側面部材同士を積み重ねたと き、左右方向のずれと共に、ねじり方向のずれを好適に防止することができる。 また側面部材を、棒材からなる前脚および後脚と、各脚の上下の端部近辺で固着 された棒材からなる上桟および下桟とを有する枠体とし、前脚および後脚の上端 同士の間隔と下端同士の間隔とを異ならせ、それにより前脚および後脚の下端部 が、他の同形状の側面部材の上端部の内側または外側に重なるように構成すると 、前後方向にずれないように、さらに前傾または後傾しないように積み重ねるこ とができる。その場合、上端または下端の一方をその端部近辺で内側に曲げ、再 び上下に延びるように曲げておくと、棚を重ねたときに脚が上下にまっすぐ延び 、しかも曲げた部分が隠されるので、見栄えがよい。
【0012】
【考案の実施の形態】
つぎに図面を参照しながら本考案の組み立て式の棚(以下、単に棚という)の 実施の形態を説明する。図1は本考案の棚の一実施形態を示す組み立て前の斜視 図、図2はその組立後の要部斜視図、図3は図2の棚を上下に重ねた状態を示す 一部切り欠き要部側面図、図4はそのIV-IV 線断面図、図5は図2の棚を重ねて さらに追加ユニットを組み付けた状態を示す正面図、図6は図5のVI-VI 線断面 図、図7は棚を重ねた状態の他の例を示す斜視図、図8は本考案の棚の他の実施 形態の要部斜視図である。
【0013】 図1に示す棚Aは、左右一対の側面部材1、1と、その背面側に設けられる背 面部材2と、左右の側面部材1、1の間に渡し掛けられる棚板3とからなる。符 号4は袋ナット、符号5はスプリングワッシャである。
【0014】 左右の側面部材1、1は同形状のものであり、図2に詳細に示すように、互い に平行に上下に配列される前脚7および後脚8と、前脚7と後脚8の上端近辺同 士を連結する上桟9と、前脚7と後脚8の下端近辺同士を連結する下桟10と、 上桟9と下桟10の間に設けられる2本の中間桟11、12とを有する。前脚7 および後脚8は、それぞれ各桟9、10、11、12の前端部および後端部を挟 むように固定された、互いに平行に設けられる2本の丸棒13、13により構成 されている。したがって前脚7および後脚8の下端部14は、左右に間隔をあけ て配置した丸棒から、いわば二又状に構成されている。それらの下端部14は請 求項2にいう受け部を構成している。なお本実施形態では各桟9、10、11、 12も丸棒により構成している。ただし脚や桟は丸棒に変えて角棒あるいはパイ プで構成することもできる。
【0015】 前脚7の2本の丸棒13の下端部14は、一旦後方に傾斜するように曲げ、さ らに再びまっすぐ下に延びるように曲げた曲がり部14aにより、その上側の部 分に対し、丸棒12の直径よりわずかに大きい寸法だけ後方にずれている。また 後脚8の下端部14も同様に前側にずれるように曲げられている。さらに上桟9 と下側の中間桟12の後端部は後脚8よりいくらか後方に延ばされており、その 延長部9a、12aに前記袋ナット4を螺合させ得る雄ネジが連結部として形成 されている。この側面部材1は全体として8本の鋼丸棒を組み合わせ、互いに溶 接することにより構成し得る。なお図1および2の符号15は、もっとも下の棚 の脚に装着するアジャスタである。このアジャスタ15は上部に2本の丸棒の端 部を挿入する挿入部15aを有し、下部はネジなどによる高さ調節部15bを有 する。
【0016】 図1に戻って、背面部材2は中央部同士がピン16により回転自在に連結され た薄鋼板17、17からなり、折りたたみ自在のX字状を呈している。各薄鋼板 17の先端近辺には孔18が形成されている。この孔18ないしその周囲は、前 述の上桟9の延長部9aおよび下側の中間桟11の延長部11aを通して連結す る連結端である。
【0017】 棚板3は木、ガラス、あるいは合成樹脂などの通常は矩形状の板材20と、そ の両端に固着された2個ずつの係合金具21とから構成されている。係合金具2 1は図4に示すように、板材20の下面にネジ22で固定される固定部23、そ の固定部23の端部から立ち上がり、前方へ延び、さらに下向きに折れ曲がる引 っ掛け部24とから構成されている。このものは金属板を曲げて、ネジ22用の 穴を形成することにより得られる。なお金属線を折り曲げたもの、あるいは金属 以外の、たとえば合成樹脂製のものであってもよい。この棚Aでは図6に示すよ うに、棚板3の右側では後方の係合金具21をいくらか前方にずらせ、左側では 前側の係合金具21を後方にずらせている。
【0018】 上記のごとく構成される棚Aは、平板状の2個の側面部材1と、1個の背面部 材2と、棚板3とを主要な構成要素としているので、組み立てる前においては比 較的コンパクトに梱包することができる。また背面部材2は折りたたんで1本の 細い棒状ないし板状にしておくことができるので、一層コンパクトである。
【0019】 このものを組み立てる場合は、背面部材2をX字状に開き、一方の側面部材1 のネジ部が形成されている桟9、12の後端部9a、12aに、背面部材2の端 部の孔18を通し、袋ナット4ないし通常のナットで固定する。さらに背面部材 2の他方の端部に、他の側面部材1を取りつける。それにより骨組みが完成する 。
【0020】 ついで左右の側面部材1の下桟10に棚板3の係合金具21を引っ掛けて、側 面部材1、1間に棚板3を掛け渡す。それにより棚Aが完成し、全体が箱状にな って安定する。すなわち骨組みだけでは平面視がコ字状でゆがみが生じ易いが、 棚板3を係止させることにより、ゆがみにくくなる。さらに得られた棚Aの上桟 9同士の間にもう1枚の棚板3を掛け渡すようにしてもよく、場合により、中間 桟10、11に棚板3を掛け渡してもよい。いずれの場合も一層ゆがみにくくな る。なお図1では側面部材1は脚7、8の曲がり部14a、14aが下側になる ように配置しているが、それらを上側にして配置することもできる。
【0021】 上記のように組み立てた棚Aは、図2に示すように、側面部材1の上に他の棚 A2の側面部材1の下端を重ねることにより、図5の右側に示すように多段に構 成することができる。すなわち図2の側面部材1の上桟9は前後に延びる1本の 棒材からなるので、図3および図4のように、その前後端近辺に他の側面部材2 5の前脚7および後脚8の二又状の下端部14、14を跨がせるように乗せるこ とができる。すなわち上桟9は請求項2における挿入部を構成している。そのと き上側の側面部材1の前脚7および後脚8の下端部14、14は、図3に示すよ うに、下側の側面部材1の前脚7および後脚8の上端部の内側に嵌る。したがっ て左右方向のずれは前後脚7、8の二又状の下端部14、14と上桟9との係合 により抑制され、前後方向のずれは各脚7、8の上端部と下端部14、14の係 合により抑制される。
【0022】 図4は下側の側面部材1の上に、直接他の側面部材25を乗せている状態を示 している。そして、その上側の側面部材25の下桟10に、棚板3の係止金具2 1を係止させている。この場合は下側の側面部材1の上桟9の上に、上側の側面 部材1の下桟10がほぼ全体的に接するように乗ることになる。しかし下側の棚 Aの上桟9にあらかじめ棚板3を係止させ、その上に他の棚A2の側面部材25 の下端部を重ねてもよい。その場合は棚板3の係合金具21の引っ掛け部24の 上に下桟10が乗るので、片側について前後の2か所で支えることになる。
【0023】 図5の右側は前述の棚Aの上に第2の棚A2を乗せ、さらにその上に第3の棚 A3を乗せた状態を示している。このように棚は多段に積み重ねることができる 。なお図5では、1段目の棚Aの下桟10および上桟9、第2の棚A2の上側の 中間桟10および第3の棚A3の下側の中間桟11および上桟9にそれぞれ棚板 3を係合させ、それにより上3か所の物を置くスペースS1と、もっとも下のス ペースS2とで、棚板3同士の間隔を変えている。
【0024】 さらに図5の棚Aの左側には、1個の側面部材1と、1個の背面部材2と、2 枚の棚板3からなる追加の部品を組みつけて、追加の棚A4を設けている。この ように本実施形態の棚Aでは、中央の側面部材1を共通にすることで2連の棚A 、A4を一体化することができる。なお追加の棚A4の上に、第2の棚A2と一 体化した追加の棚A5をさらに設けることもできる。このように本実施形態の棚 は種々の形態に拡張していくことができるので、使用者の種々の要望に広く応じ ることができる。
【0025】 図6は上記の共通の側面部材1に左右から棚板3、3を乗せる場合を示してい る。このように棚板の係合金具21は左右で前後方向にずれているので、1本の 上桟9または下桟10に左右の棚板の係合金具21を交互に係合させることがで きる。また背面部材2は同一の棒材の延長部9a、12aなどに止めることがで きる。係合金具21は、たとえば棚板3の右側で内側に配置し、左側で外側に配 置することができ、その場合でも左右の棚板の係合金具同士の干渉を避けて、1 本の桟に係合させることができる。
【0026】 図7は図1の棚Aを前後を逆にしながら複数段に重ねた状態を示している。こ のようにすれば背面部材2が交互に配設されるので、部屋の仕切りとして使用し たときに両側から棚Aを利用することができる。
【0027】 図8は本考案の棚における側面部材の他の実施形態を示している。この側面部 材31では前脚7および後脚8をそれぞれ1本の太い棒材で構成し、上桟9およ び下桟10はそれぞれ各脚7、8の上下の端部近辺を挟む2本の丸棒13から構 成している。そしてこの実施形態では、各脚7、8の上端部32、33を内側に 曲げてずらせている。このものは下桟10の2本の丸棒13の前後端近辺が二又 状の受け部となっており、前後の脚7、8の上端部32、33がそれらの間に挿 入される挿入部となっている。したがってこの側面部材31も前後左右にずれな いように上下に重ねることができる。
【0028】 上記の実施形態ではいずれの側面部材も前後脚を上桟および下桟で連結して矩 形状に構成しているが、前後脚の連結は中間桟などで行って、上下の桟は棚を重 ねる部位、すなわち端部近辺のみを残して中間部を省略することもできる。その 場合は側面部材は略H字状の枠体となるが、棚板は中間桟などに係合することに より側面部材間に掛け渡すことができる。
【0029】
【考案の効果】
本考案の組み立て式の棚は、組立前はコンパクトに梱包することができ、しか も簡単に組み立てることができる。また左右の側面部材とその背後の背面部材と 棚板とにより、箱状に組み立てることができるので、外力に対して変形しにくく 、さらに複数個の棚を容易に上下に重ねることができる。また特定の背面部材お よび連結部を有する棚の場合は、左右に拡張することも容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の棚の一実施形態を示す組み立て前の斜
視図である。
【図2】図1の棚の組立後の要部斜視図である。
【図3】図2の棚を上下に重ねた状態を示す一部切り欠
き要部側面図である。
【図4】図3のIV-IV 線断面図である。
【図5】図2の棚を重ねて、さらに追加ユニットを組み
付けた状態を示す正面図である。
【図6】図5のVI-VI 線断面図である。
【図7】棚を重ねた状態の他の例を示す概略斜視図であ
る。
【図8】本考案の棚の他の実施形態の要部斜視図であ
る。
【符号の説明】
A 棚 1 側面部材 2 背面部材 3 棚板 7 前脚 8 後脚 9 上桟 9a 延長部 10 下桟 11 中間桟 12 中間桟 12a 延長部 14 下端部 25 側面部材 31 側面部材

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ背面側の上下に連結部を備え、
    棒材を平板な枠体状に構成した左右一対の側面部材と、
    左右の端部にそれらの側面部材の連結部と着脱自在に連
    結される連結端を有する背面部材と、左右の側面部材の
    間に着脱自在に渡し掛けられる棚板とからなり、前記側
    面部材の上端部および下端部が、同形状の側面部材同士
    を前後方向および左右方向にずれないように互いに重ね
    ることができる形状にされている、組み立て式の棚。
  2. 【請求項2】 前記側面部材の上端部および下端部のう
    ちのいずれか一方の前後端の近辺にそれぞれ左右方向に
    間隔を開けて設けられる棒材からなる二又状の受け部が
    設けられ、他方の前後端の近辺にそれらの受け部に挿入
    される挿入部が設けられている請求項1記載の棚。
  3. 【請求項3】 前記側面部材が、それぞれ左右に間隔を
    あけて並ぶ2本の棒材からなる一対の対辺と、それぞれ
    の端部が各対辺の2本の棒材の端部近辺で2本の棒材同
    士の間に挟まれて固着された棒材からなる他の一対の対
    辺とを有する矩形状の枠体であり、前記間隔をあけて並
    ぶ2本の棒材の端部近辺が前記受け部を構成すると共
    に、他の一対の対辺の棒材の端部近辺が挿入部を構成し
    ている請求項2記載の棚。
  4. 【請求項4】 前記側面部材が、それぞれ左右に間隔を
    あけて並ぶ2本の棒材からなる前脚および後脚と、それ
    ぞれ前端部および後端部が各脚の2本の棒材の上下の端
    部近辺で、2本の棒材同士の間に挟まれて固着された上
    桟および下桟とを有し、前脚および後脚の上端または下
    端が前記受け部を構成すると共に、下桟または上桟が挿
    入部を構成している請求項3記載の棚。
  5. 【請求項5】 上桟または下桟のうち受け部側の桟が、
    挿入部側の桟よりわずかに直径ないし幅が大きい棒材で
    構成されている請求項4記載の棚。
  6. 【請求項6】 前記側面部材が、棒材からなる前脚およ
    び後脚と、各脚の上下の端部近辺で固着された棒材から
    なる上桟および下桟とを有し、前脚および後脚の上端同
    士の間隔と下端同士の間隔とが異なっており、それによ
    り前脚および後脚の下端部が、他の同形状の側面部材の
    上端部の内側または外側に重なるように構成されている
    請求項3、4または5記載の棚。
  7. 【請求項7】 前記側面部材を構成する棒材のうち少な
    くとも2本の棒材が上下に間隔をあけて前後方向に延び
    ており、それらの棒材の後端部に、前記連結部を構成す
    る雄ネジ部が設けられると共に、その雄ネジ部にナット
    が螺合しており、背面部材の先端部にそれらの雄ネジ部
    と嵌合する孔が、前記連結端として形成されている請求
    項1、4または6記載の組み立て式の棚。
  8. 【請求項8】 前記背面部材が、各先端部にそれらの側
    面部材の連結部と着脱自在に連結される連結端を有し、
    中央部でピンジョイントされた2本の薄板状のバーから
    なる折りたたみ自在のX字状を呈する請求項7記載の
    棚。
  9. 【請求項9】 前記側面部材が左右対称に構成され、か
    つ、その連結部が背面部材を構成するバー2本を重ねて
    固定し得るものであり、それにより1個の側面部材、背
    面部材および棚板を追加して、側面部材を共有する隣接
    棚を設けることができる請求項8記載の組み立て式の
    棚。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160088742A (ko) * 2015-01-16 2016-07-26 주식회사 펀잇쳐스 조립식 가구 세트

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