JP3782535B2 - 自動車用ウインドモールのコーナー部の構造とその成形方法と成形装置 - Google Patents

自動車用ウインドモールのコーナー部の構造とその成形方法と成形装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車用ウインドモールのコーナー部の構造とその成形方法とその成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図13に示すように、自動車のウインドガラスGはウインドモールMを介して車体Bに取り付けられる。このウインドモールMは合成樹脂の押出成形品から形成され、そのコーナー部Cを示す図14のように、内側の側面に一定深さのガラス嵌着溝Nを有し、前記側面に隣接する外面が意匠面Dとされる。このウインドモールMは、四本のモール部材をその端面がコーナー部を構成するように前記ガラス嵌着溝Nを内側にして略四角形の枠状に接合して用いられたり、また、ウインドガラスの形状によっては、そのガラスの両側縁および上縁を囲むモール部材と下縁を囲むモール部材との二本のモール部材を略環状に接合して用いられたりする。
【0003】
前記モール部材の接合方法としては、次の方法がある。図15に示すように、まず、二つのモール部材M1,M2の端部m1,m2を、図14に示したウインドガラスGのコーナー部Cの角度に略合わせて斜めに切断し、前記モール部材M1,M2の端部m1,m2をそれぞれ保持型P1,P2に保持する。そして、前記モール部材M1,M2の端面を加熱などによって軟化溶融した後、図16のように保持型P1,P2を閉じることによって前記モール部材M1,M2の溶融端面を圧着し接合する。なお、前記コーナー部Cの角度は、通常ウインドガラスGの下側コーナー部よりも上側コーナー部で大(少ない曲げ)にされる。
【0004】
また、従来、前記ウインドモールMは、ウインドガラスGの側部に取り付けられるモール部材M1も、上部または下部に取り付けられるモール部材M2も、図14に示すように、ガラス嵌着溝Nの深さ(奥行き)nが同一とされ、また、車体外面に露出する意匠面D,Dの幅dも同一とされていた。そのため、前記モール部材M1,M2の切断角度θを互いに同一とすれば、両モール部材M1,M2における意匠面Dの接合線同士のみならずガラス嵌着溝N,Nの接合線同士も一致させることができ、得られるウインドモールMは前記接合部(コーナー部C)でウインドガラスGへの取り付けが損なわれたり、意匠面の接合線のずれにより外観が損なわれたりすることがなかった。
【0005】
ところで、デザイン上などの点から、特にリアウインドガラスに取り付けられるバックウインドモールについては、図17に示すように、ウインドガラスの側縁に取り付けられるモール部材Maと、上縁または下縁に取り付けられるモール部材Mbとで、車体外面に露出する意匠面Da,Dbの幅da,dbを異ならせたい場合がある。そのような場合、両モール部材Ma,Mbを前記の方法で接合するには、両モール部材Ma,Mbにおける意匠面Da,Dbの接合線の長さを互いに一致させるため、両モール部材Ma,Mbの端部の切断角度θa,θbを、互いに異ならせる必要がある。
【0006】
しかしながら、前記両モール部材Ma,Mbは、そのガラス嵌着溝N,Nの深さn,nが同じため、前記切断角度θa,θbを互いに異ならせると、両モール部材Ma,Mbの切断端面、すなわち接合部の端面に現れるガラス嵌着溝Na,Nbの深さ(奥行き)na,nbが互いに異なってしまい、図18のように、接合の際にガラス嵌着溝N,Nの奥Na,Nbがずれてその接合線が一致せず、接合されない部分が発生して溶着強度が充分でなくなる問題がある。
【0007】
しかも、従来においては、前記モール部材M1,M2の溶着接合の際に、その接合面に現れるバリを、前記保持型P1,P2の閉型によって型の接合側端面同士で挟んで食い切るようにしているが、このモール部材Ma,Mbのようにガラス嵌着溝N,Nの接合線同士に一致しない部分があると、その部分では、保持型Pa,Pbの接合側端面形状も一致しなくなって、ガラス嵌着溝N,Nの接合部で生じるバリを保持型Pa,Pbが完全に挟んで食いきることができなくなる。その結果、接合部(コーナー部)のガラス嵌着溝内にバリが残るようになるため、前記接合後に、接合部のガラス嵌着溝内に残ったバリをナイフ等で取り除いて、ウインドガラスへのウインドモールの取り付け不良を生じないようにしなければならず、作業が面倒になるのみならず、その際にモール部材を傷つける恐れがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明はこのような問題点を解決するために提案されたものであって、意匠面の幅が異なるモール部材の接合によってコーナー部が形成される自動車用ウインドモールについて、簡単な構造で両モール部材の意匠面の接合線同士およびガラス嵌着溝の接合線同士を一致させることができ、また接合によって形成されたコーナー部のガラス嵌着溝内にバリが残らないウインドモールのコーナー部の構造とその成形方法および成形装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る自動車用ウインドモールのコーナー部の構造は、一定深さのガラス嵌着溝を内側の側面に有し、前記側面に隣接する外面を意匠面とすると共に該意匠面の幅が互いに異なる少なくとも二つのモール部材を、その端面で接合することによって前記接合部がコーナー部とされた略四角形枠状の自動車用ウインドモールにおいて、前記接合部における二つのモール部材の意匠面端部の角度を互いに異ならせて前記意匠面の接合線同士を一致させると共に、前記意匠面端部の角度とそれと対応するガラス嵌着溝端部の角度とを互いに異ならせて前記二つのモール部材の嵌着溝の接合線同士を一致させたことを特徴とする。
【0010】
また、請求項2の発明に係る自動車ウインドモールのコーナー部の成形方法は、一定深さのガラス嵌着溝を内側の側面に有し、前記側面に隣接する外面を意匠面とすると共に該意匠面の幅が互いに異なる二つのモール部材を、斜めに切断して意匠面の切断線の長さが互いに等しい接合予定端部を形成する切断工程と、前記二つのモール部材の接合予定端部をそれぞれ収容するキャビティが形成された二つのキャビティ型と、前記二つのモール部材の接合予定端部のガラス嵌着溝への挿入凸部がそれぞれ形成されて該挿入凸部のモール部材接合側端面にその外周の食い切り部および該食い切り部内側のバリ収容凹部が形成された二つのコア型との間で、前記二つのモール部材の接合予定端部それぞれを挟持し、該接合予定端部をキャビティ型のモール部材接合側端面から所定長突出させて保持する保持工程と、前記接合予定端部の突出部を溶融した後に、前記キャビティ型同士のモール部材接合側端面間およびコア型同士の食い切り部間を閉じることにより前記突出部の端面同士を圧着して接合し、その際生じる前記接合部のガラス嵌着溝周縁のバリをコア型のバリ収容凹部に収容すると共に前記バリの基部を食い切り部で挟む溶融接合工程と、前記バリの基部を食い切り部で挟むコア型の挿入凸部をモール部材のガラス嵌着溝から前記バリと共に抜き取るバリ除去工程とにより、前記接合部を自動車用ウインドモールのコーナー部とするに際し、前記切断工程時に二つのモール部材の接合予定端部をその意匠面の切断線が略同じ長さとなるように異なる角度とし、また、前記溶融接合工程で用いる一方のコア型の食い切り部を同方のキャビティ型のモール部材接合側端面に対し所定角度で突出させると共に、他方のコア型の食い切り部を同方のキャビティ型のモール部材接合側端面から前記一方の食い切り部の角度に合わせて内側へ窪んだ構造とし、前記溶融接合工程における圧着時に、前記突出側の食い切り部と窪み側の食い切り部とをずれなく一致させることを特徴とする。
【0011】
さらに請求項3の発明に係る自動車用ウインドモールのコーナー部の成形装置は、一定深さのガラス嵌着溝を内側の側面に有し、前記側面に隣接する外面を意匠面とすると共に該意匠面の幅が互いに異なる二つのモール部材を、その端面に形成された斜めの接合予定端部がそれぞれ所定長突出するように保持し、前記二つのモール部材の接合予定端部の端面同士を溶融状態で圧着して溶着接合するための成形装置において、前記二つのモール部材の接合予定端部を所定長突出させて保持するキャビティが形成された二つのキャビティ型と、前記接合予定端部のガラス嵌着溝内面と略等しい外面形状からなって前記ガラス嵌着溝への挿入および該ガラス嵌着溝からの抜き取りが可能な挿入凸部、および前記挿入凸部のモール部材接合側端面の外周に形成された食い切り部と前記食い切り部内側に形成されたバリ収容凹部を有する二つのコア型とを備え、前記コア型同士およびキャビティ型同士がモール部材接合側端面で互いに開閉可能とされ、かつ前記一方のコア型では食い切り部が同方のキャビティ型のモール部材接合側端面から所定角度で突出し、前記他方のコア型では食い切り部が同方のキャビティ型のモール部材接合側端面から前記一方のコア型の食い切り部の突出角度に合わせて内方へ窪み、閉型時に前記両食い切り部がずれなく一致することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
図1はこの発明の自動車用ウインドモールのコーナー部の一例を示す平面図、図2はそのコーナー部を構成するモール部材の接合前を示す平面図である。
また、図3はこの発明の自動車用ウインドモールのコーナー部を成形する装置の一例を示すもので保持型のモール部材接合側を示す斜視図、図4はそのコア型を示す斜視図である。さらに図5ないし図12はこの発明の成形方法を段階的に示すもので、図5はモール部材を保持する工程を示す断面図、図6は溶融接合工程におけるモール部材の端面を溶融する際を示す断面図、図7は前記端面の圧着状態を示す断面図、図8は前記圧着直前の拡大断面図、図9は前記圧着初期を示す拡大断面図、図10は圧着終了時点を示す拡大断面図、図11はバリ除去工程を示す断面図、図12は型開き状態を示す断面図である。
【0013】
図1に示す自動車用ウインドモール10は、リアウインドガラスに取り付けられるもので、この発明の構造からなるコーナー部Kを有している。
前記、自動車用ウインドモール10は、少なくとも二つのモール部材11a,11bの端部14a,14bを接合してコーナー部Kを形成することによって略四角形枠状とされたもので、その内側側面に一定深さからなるガラス嵌着溝12a,12bを有している。そのガラス嵌着溝12a,12bは、ウインドガラスへの取付けを容易かつ確実とするため同じ深さ(奥行き)とされている。また、前記接合は溶着によってなされている。
【0014】
前記モール部材11a,11bは合成樹脂の押出成形品よりなり、前記ガラス嵌着溝12a,12bの形成された内側側面に隣接する上方の外面が意匠面13a,13bを構成している。この意匠面13a,13bは、接合されるモール部材11a,11b同士で異なった幅Wa,Wbになっている。
【0015】
また、前記モール部材11a,11bは、その接合される端部14a,14bが、モール部材11a,11bの長手方向に対して斜めに切断され、意匠面13a,13bの端部の角度Qa,Qbが、互いに異なるようにされている。すなわち、前記接合されるモール部材11a,11b同士は、互いに異なる幅の意匠面13a,13bを有しているため、接合される意匠面13a,13aの端部それぞれの角度Qa,Qbを、コーナー部Kの角度Qの1/2として互いに等しくすると、両方の意匠面13a,13bの端部における接合線15a,15bの長さ(奥行き方向の長さ)が同じにならず、外観良好に接合することができない。そのため、意匠面13aが幅狭のモール部材11aと意匠面13bが幅広のモール部材11bとで意匠面13a,13bの端部の角度Qa,Qbを互いに異ならせることにより、接合線15a,1bbの長さを等しくして、意匠面13a,13bの接合線15a,15b同士が一致するようにしている。具体的には、意匠面13aが幅狭のモール部材11aについては、意匠面13aの端部の角度Qaをコーナー部Kの角度Qの1/2より小とすると共に、意匠面13bが幅広のモール部材11bについては、意匠面13bの端部の角度Qbをコーナー部Kの角度Qの1/2よりも大にし、両意匠面13a,13bの端部における接合線15a,15bの長さが一致する角度に前記Qa,Qbを設定する。当然、この角度Qa,Qbは、両モール部材11a,11bの意匠面13a,13bの幅Wa,Wbと、求められるコーナー部Kの角度によって定まり、ウインドモールによって異なる。
【0016】
さらに、前記両モール部材11a,11bの接合部(コーナー部K)においては、前記ガラス嵌着溝12a,12bの端部の角度Qc,Qdそれぞれを、対応する前記意匠面13a,13bの端部の角度Qa,Qbと異ならせている。すなわち、Qa≠Qc、Qb≠Qdとしている。これは、前記のように両モール部材11a,11bのガラス嵌着溝12a,12bが、意匠面13a,13bの幅に係わらず一定の深さで同一にされているため、接合するモール部材11a,11bの端部14a,14b全体を、前記意匠面13a,13bの幅Wa,Wbを考慮した角度Qa,Qb(Qa<Qb)にすると、前記切断面において意匠面13aが幅狭のモール部材11aではガラス嵌着溝12aの端部の深さ(奥行き)が大となるのに対し、意匠面13bが幅広のモール部材11bではガラス嵌着溝12bの端部の深さ(奥行き)が小になって、両ガラス嵌着溝12a,12bの端部の接合線16a,16bが一致せず、確実かつ強固な接合ができにくくなるからである。
【0017】
従って、前記接合部において、前記ガラス嵌着溝12a,12aの端部の角度Qc,Qdを、それぞれ対応する意匠面13a,13bの端部の角度Qa,Qbと異ならせ、両方のモール部材11a,11bのガラス嵌着溝12a,12bの端部の接合線同士16a,16bを合致させている。具体的には、ガラス嵌着溝12a,12bの深さは一定であるので、前記Qc,Qdのいずれも、前記コーナー部Kの角度Qの1/2にすればよい。
【0018】
前記のように意匠面13a,13bの端部の角度Qa,Qbと,ガラス嵌着溝12a,12bの端部の角度Qc,Qdを設定したため、意匠面13a,13bの幅が異なるモール部材11a,11bの接合により形成されたコーナー部Kにおいて、両モール部材11a,11bの意匠面13a,13b端部の接合線15a,15b同士のみならずガラス嵌着溝12a,12b端部の接合線16a,16b同士も一致させることができたのである。それによって、前記コーナー部Kにおける両モール部材11a,11bの接合が極めて強固にできたのみならず、意匠面の接合線にずれのない優れた外観となったのである。なお、前記コーナー部Kの形成は、次に示す成形方法によってなされる。
【0019】
自動車用ウインドモールのコーナー部の成形方法は、モール部材の切断工程と保持工程と溶融接合工程とバリ除去工程とからなる。
モール部材の切断工程では、図2に示すように、所定長に形成された少なくとも二つのモール部材11a,11bが、所定角度で斜めに切断されて接合予定端部17a,17bが形成される。この実施例において、一方のモール部材11bにはその側部にひれ片18が形成されるとともに幅広の意匠面13bを有し、他方のモール部材11aは前記ひれ片18がなく、幅狭の意匠面13aを有している。このように、これらモール部材11a,11bには互いに異なった幅の意匠面13a,13bが形成されているので、意匠面13a,13bの端部をずれなく一致させて接合させるため、両モール部材11a,11bの意匠面13a,13aの切断線の長さが互いに略等しくなるように、前記接合予定端部17a,17bの角度Qa,Qbを互いに異ならせている。
図2では、二つのモール部材11a,11bの接合角度(図1におけるコーナー部Kの角度Q)を107.5°に設定し、幅狭の意匠面13aを有するモール部材11aの接合予定端部17aの角度Qaを50°とする一方、幅広の意匠面13bを有するモール部材11bの接合予定端部17bの角度Qbを57.5°とした。
【0020】
次の保持工程では、前記モール部材11a,11bの接合予定端部17a,17bを、図5に示す請求項3の発明に係る成形装置20を用いて保持し、そのキャビティ型22A,22Bのモール部材接合側端面23A,23Bから所定長突出させる。
【0021】
ここで、自動車用ウインドモールのコーナー部の成形装置20について説明する。その成形装置20は図示しないシリンダ装置等によって開閉する台20A,20Bの上に保持型21を有する。
前記保持型21は、前記モール部材11a,11bの接合予定端部17a,17bを対向させて保持し、圧着させて所定の接合角度Qで接合するためのもので、前記意匠面13aが幅狭のモール部材11aを保持する幅狭側保持型21Aと、前記意匠面13bが幅広のモール部材11bを保持する幅広側保持型21Bとよりなり、それぞれのモール部材接合側端を対向させて配置され、前記台20A,20Bの開閉によって開閉可能にされている。
【0022】
また、前記幅狭側保持型21Aと幅広側保持型21Bは、図3に示すように、キャビティ型22A,22Bとコア型25A,25Bとで構成される。
キャビティ型22A,22Bは、それぞれ対応する前記モール部材11a,11bの意匠面13a,13bを含む外側表面の形状に合ったキャビティ26A,26Bが形成されていて、そのキャビティ26A,26Bにモール部材11a,11bの外面側を保持するようになっている。また、前記キャビティ型22A,22Bのモール部材接合側端面23A,23Bは、キャビティ26A,26Bの長手方向に対する角度Fa,Fb(図5に示す)が、それぞれ前記モール部材11a,11bの意匠面13a,13bの端部の角度Qa,Qbと等しくされている。なお、このキャビティ型22A,22Bそれぞれは、モール部材11a,11bの収容および取り外しを可能とするため、それぞれ分割型で構成されている。
【0023】
コア型25A,25Bは、前記モール部材11a,11bの接合予定端部17a,1bbを圧着させて接合する際に、それぞれ対応するモール部材11a,11bの内側を保持し、ガラス嵌着溝12a,12bの接合線を一致させて賦形すると共に、その接合時にガラス嵌着溝12a,12a内に生じるバリを食い切って除去するためのもので、図3およびコア型25A,25Bのモール部材接合側を示す図4のように、挿入凸部27A,27Bと食い切り部28A,28Bとバリ収容凹部29A,29Bがそれぞれ形成されている。そして、図5のようにシリンダ装置31A,31Bにより、前記キャビティ型22A,22Bに対して前進後退するようになっている。
【0024】
挿入凸部27A,27Bは、前記モール部材11a,11bのガラス嵌着溝12a,12b内に挿入されて、その開口形状を保持すると共に、ガラス嵌着溝12a,12aの接合をずれなく行うためのもので、前記ガラス嵌着溝12a,12bに収まる突出形状に形成されている。また、前記挿入凸部27A,27Bは、そのモール部材接合側端面(食い切り部28A,28Bと一致する)30A,30Bの外周線が互いに一致するように、意匠面13bが幅広のモール部材11bに対するコア型25Bの挿入凸部27Bが、前記キャビティ型22Bのモール部材接合側端面23Bから所定角度Hで相手側コア型25A側へ突出し、他方意匠面13aが幅狭のモール部材11aに対するコア型25Aにおける挿入凸部27Aが、前記角度Hでキャビティ型21Aのモール部材接合側端面23Aから窪んでいる。これによって、挿入凸部27A,27Bの先端側(ガラス嵌着溝の奥側となる部分)の角度が、それぞれ前記コーナー部Kにおけるガラス嵌着溝12a,12bの接合側端部の角度Qc,Qd(Qc=Qd)と一致したものとなる。
【0025】
食い切り部28A,28Bは、前記保持型21A,21Bの閉型によりモール部材11a,11bの接合予定端部17A,17Bを圧着して接合する際に、ガラス嵌着溝12a,12aの接合部に生じるバリを挟んで食い切り、接合部(コーナー部)に所定深さのガラス嵌着溝を精度良く形成するためのもので、前記挿入凸部27A,27Bのモール部材接合側端面30A,30Bの外周に、前記ガラス嵌着溝12a,12bの内面形状に沿って形成されている。
【0026】
バリ収容凹部29A,29Bは、前記食い切り部28A,28Bの内側に形成されている。そのため、前記食い切り部28A,28Bが略コの字形状の刃のような形となり、前記保持型21A,21Bの閉型により一層効果的にバリを食い切ることができるようになる。しかも、食い切られたバリは、バリ収容凹部29A,29B内に収容されて効率よくモール部材11a,11bの接合部(コーナー部)から引き離され、除去される。
【0027】
前記キャビティ型22A,22Bのモール部材接合側端面23A,23Bから突出したモール部材11a,11bの部分は、後で述べる溶融接合工程において加熱されて軟化溶融され、互いの圧着により接合を果たすためのもので、その突出長さは適当とすることができるが、余り長くすると溶融に時間がかかるとともに、接合時に余分なバリを生成し材料の無駄となる。そのため、確実に溶着可能な最小長さの一定長を突出させることが、かかる接合作業を効率的かつ精度よく行なうために好ましい。この例では、図5に示すように、所定距離離れて対向する前記保持型21A,21Bの間に平板状のモール位置決めストッパS1を配置し、前記キャビティ型22A,22Bとコア型25A,25B間にモール部材11a,11bを挟持する際に、モール部材11a,11bの接合予定端部17a,17bの先端面をモール位置決めストッパS1に当接させて、前記突出量を正しくし、その状態でコア型25A,25Bをキャビティ型22A,22Bに対して前進させて、モール部材11a,11bをコア型25A,25Bとキャビティ型22A,22Bで確実に挟持する。
【0028】
続く溶融接合工程では、前記したように、モール部材11a,11bの接合予定端部17a,17bが所定角度で接合される。まず、前記モール位置決めストッパS1が型外へ移動し、次に図6に示すように、代わりに電気や蒸気などを熱源とする適当なヒーターHが保持型21A,21B間に配置される。そして、前記キャビティ型22A,22Bのモール部材接合側端面23A,23Bから所定長突出しているモール部材11a,11bの接合予定端部17a,17bを所定の温度まで加熱し、接合作業に有効な柔らかさまで溶融する。その後、前記ヒーターHを保持型21A,21B間から後退させて、図7に示すように直ちに保持型21A,21Bを閉じる。
【0029】
その際、前記保持型21A,21Bのモール部材接合側を拡大して示す図8および図9のように、まず、前記モール部材11a,11bの接合予定端部17a,17bの端面同士が当接する。このとき、キャビティ型22A,22B同士は僅かに離れており、また、キャビティ型22Bから突出している挿入凸部25Bの食い切り部28Bが、対向するキャビティ型22Aの窪んでいる挿入凸部25A側へ入り込む。すなわち、前記意匠面13bの幅が狭いモール部材11aのガラス嵌着溝12a内へ入り込む。
【0030】
その後、図10のように、キャビティ型22A,22Bのモール部材接合側端面23A,23Bが当接して完全に閉型する。この間に、前記モール部材11a,11bの接合予定端部17a,17bは、互いの当接面が圧着されて溶着する。そして接合されたモール部材11a,11bの意匠面13a,13bの端部は、前記接合予定端部17a,17bの切断角度の設定Qa,QBにより、接合線が一致したものとなる。
【0031】
また、前記ガラス嵌着溝12a,12bの部分では、前記閉型初期に意匠面13aの幅が狭いモール部材11aのガラス嵌着溝12a内面へ入り込んだ、前記挿入凸部27bの食い切り部28bは、前記完全な閉型によって、さらに相手側の食い切り部28a側へ入り込んで、最終的にその食い切り部28aと当接する。その際、前記ガラス嵌着溝12a,12bは、モール部材11a,11bの接合予定端部17a,17bの切断角度Qa,Qbが異なっているため、図10の破線32で示すように、その当接面が一致せず、挿入凸部28bの外面とガラス嵌着溝12aの内面間に隙間33を生じることとなる。しかしながら、その隙間は、前記接合予定端部17a,17bの圧着時に挿入凸部27a,27bの外周付近でガラス嵌着溝12a,12bが圧縮され、それにより生じた余剰の樹脂によって埋められる。そのため、ガラス嵌着溝12a,12bは、挿入凸部27a,27bの外面に沿った形状、すなわち接合線が一致した状態に接合される。また、そのガラス嵌着溝12a,12bの接合時に発生したバリ34は、その基部が前記食い切り部28a,28b間に挟まれてバリ収容凹部29a,29bに収容される。
【0032】
次に、バリ除去工程を行う。この工程では、図11に示すように、前記キャビティ型22A,22Bにモール部材11a,11bを保持したまま、かつコア型25a,25bを閉じた状態でキャビティ型22A,22Bから後退させ、挿入凸部27A,27Bをモール部材11a,11bのガラス嵌着溝12a,12bから抜き取る。それによって、前記食い切り部28A,28B間に挟まれていたバリ30がモール部材12a,12bの接合部から確実に引き千切られ、バリ除去が簡単かつ確実になされる。なお、この実施例では、対向するコア型25A,25Bのモール部材接合側端面に結合ピン35とその結合ピン35と対応するピン穴36とを設けて、型閉めの際の位置決めと、前記コア型25A,25Bの抜き取り時にコア型25A,25B間が開いてバリの食い切りが不完全にならないようにしている。
さらに、図示は省略するが、前記食い切り部およびバリ収容凹部をキャビティ型のキャビティ外周に設けることも好ましい。
【0033】
その後、図12に示すように、閉型していたキャビティ型22A,22Bを開いて製品を脱型すれば、所望のウィンドモールのコーナー部Kが得られる。
【0034】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、この発明の自動車用ウインドモールのコーナー部の構造によれば、意匠面の幅が異なり、かつ一定深さのガラス嵌着溝を有する二つのモール部材の接合によって形成されるコーナー部が、それぞれのモール部材の意匠面端部の角度とガラス嵌着溝端部の角度とを互いに異ならせることによって、意匠面の接合線のみなずガラス嵌着溝の接合線までも一致させた構造からなるため、意匠面の接合線にずれがない良好な外観が得られ、しかもガラス嵌着溝の部分においても隙間なく接合され、コーナー部の強度が高いものとなる。
【0035】
また、この発明の自動車用ウインドモールのコーナー部の成形方法によれば、前記意匠面の幅が異なる二つのモール部材を、それぞれの意匠面の端部の接合線をずれなく一致させることができるのみならず、ガラス嵌着溝の端部の接合線もずれなく一致させることができ、外観が良好で接合強度の高いコーナー部が得られる。しかも、接合部のガラス嵌着溝内に生じるバリも、コーナー部の成形時に確実に食い切ることができるので、バリ除去の煩わしさが軽減される。
【0036】
さらに、この発明の自動車用ウインドモールのコーナー部の成形装置によれば、前記コーナー部の成形を容易かつ確実にすることができる。しかも、装置の構造も簡単で、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ウインドモールのコーナー部の一例を示す平面図である。
【図2】そのコーナー部を構成するモール部材の接合前を示す平面図である。
【図3】本発明の自動車用ウインドモールのコーナー部を成形する装置の一例を示す斜視図である。
【図4】そのコア型を示す斜視図である。
【図5】モール部材を保持する工程を示す断面図である。
【図6】溶融接合工程を示す断面図である。
【図7】モール部材の端面の圧着状態を示す断面図である。
【図8】前記圧着直前の拡大断面図である。
【図9】前記圧着初期を示す拡大断面図である。
【図10】圧着終了時点を示す拡大断面図である。
【図11】バリ除去工程を示す断面図である。
【図12】型開き状態を示す断面図である。
【図13】一般的な自動車のバックウインドを示す斜視図である。
【図14】そのウィンドモールのコーナー部をモール部材の断面とともに示す平面図である。
【図15】従来のモール部材の接合方法に用いる保持型の平面図である。
【図16】その接合時を示す平面図である。
【図17】意匠面の幅が異なるモール部材の接合によって形成されたウィンドモールのコーナー部を、モール部材の断面とともに示す平面図である。
【図18】そのモール部材の接合時を示す保持型の平面図である。
【符号の説明】
10 ウインドモール
11a,11b モール部材
12a,12b ガラス嵌着溝
13a,13b 意匠面
20 成形装置
21A 幅狭側保持型
21B 幅広側保持型
22A,22B キャビティ型
25A,25B コア型
27A,27B 挿入凸部
28A,28B 食い切り部
29A,29B バリ収容凹部

Claims (3)

  1. 一定深さのガラス嵌着溝を内側の側面に有し、前記側面に隣接する外面を意匠面とすると共に該意匠面の幅が互いに異なる少なくとも二つのモール部材を、その端面で接合することによって前記接合部がコーナー部とされた略四角形枠状の自動車用ウインドモールにおいて、
    前記接合部における二つのモール部材の意匠面端部の角度を互いに異ならせて前記意匠面の接合線同士を一致させると共に、前記意匠面端部の角度とそれと対応するガラス嵌着溝端部の角度とを互いに異ならせて前記二つのモール部材の嵌着溝の接合線同士を一致させたことを特徴とする自動車用ウインドモールのコーナー部の構造。
  2. 一定深さのガラス嵌着溝を内側の側面に有し、前記側面に隣接する外面を意匠面とすると共に該意匠面の幅が互いに異なる二つのモール部材を、斜めに切断して意匠面の切断線の長さが互いに等しい接合予定端部を形成する切断工程と、
    前記二つのモール部材の接合予定端部をそれぞれ収容するキャビティが形成された二つのキャビティ型と、前記二つのモール部材の接合予定端部のガラス嵌着溝への挿入凸部がそれぞれ形成されて該挿入凸部のモール部材接合側端面にその外周の食い切り部および該食い切り部内側のバリ収容凹部が形成された二つのコア型との間で、前記二つのモール部材の接合予定端部それぞれを挟持し、該接合予定端部をキャビティ型のモール部材接合側端面から所定長突出させて保持する保持工程と、
    前記接合予定端部の突出部を溶融した後に、前記キャビティ型同士のモール部材接合側端面間およびコア型同士の食い切り部間を閉じることにより前記突出部の端面同士を圧着して接合し、その際生じる前記接合部のガラス嵌着溝周縁のバリをコア型のバリ収容凹部に収容すると共に前記バリの基部を食い切り部で挟む溶融接合工程と、
    前記バリの基部を食い切り部で挟むコア型の挿入凸部をモール部材のガラス嵌着溝から前記バリと共に抜き取るバリ除去工程とにより、
    前記接合部を自動車用ウインドモールのコーナー部とするに際し、
    前記切断工程時に二つのモール部材の接合予定端部をその意匠面の切断線が同じ長さとなるように異なる角度とし、
    また、前記溶融接合工程で用いる一方のコア型の食い切り部を同方のキャビティ型のモール部材接合側端面に対し所定角度で突出させると共に、他方のコア型の食い切り部を同方のキャビティ型のモール部材接合側端面から前記一方の食い切り部の角度に合わせて内側へ窪んだ構造とし、前記溶融接合工程における圧着時に、前記突出側の食い切り部と窪み側の食い切り部とをずれなく一致させることを特徴とする自動車用ウインドモールのコーナー部の成形方法。
  3. 一定深さのガラス嵌着溝を内側の側面に有し、前記側面に隣接する外面を意匠面とすると共に該意匠面の幅が互いに異なる二つのモール部材を、その端面に形成された斜めの接合予定端部がそれぞれ所定長突出するように保持し、前記二つのモール部材の接合予定端部の端面同士を溶融状態で圧着して溶着接合するための成形装置において、
    前記二つのモール部材の接合予定端部を所定長突出させて保持するキャビティが形成された二つのキャビティ型と、
    前記接合予定端部のガラス嵌着溝内面と略等しい外面形状からなって前記ガラス嵌着溝への挿入および該ガラス嵌着溝からの抜き取りが可能な挿入凸部、および前記挿入凸部のモール部材接合側端面の外周に形成された食い切り部と前記食い切り部内側に形成されたバリ収容凹部を有する二つのコア型とを備え、
    前記コア型同士およびキャビティ型同士がモール部材接合側端面で互いに開閉可能とされ、かつ前記一方のコア型では食い切り部が同方のキャビティ型のモール部材接合側端面から所定角度で突出し、前記他方のコア型では食い切り部が同方のキャビティ型のモール部材接合側端面から前記一方のコア型の食い切り部の突出角度に合わせて内方へ窪み、閉型時に前記両食い切り部がずれなく一致することを特徴とする自動車用ウインドモールのコーナー部の成形装置。
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