JP3781857B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可撓性を有する細長の挿入部を備えた内視鏡の挿入部の先端側に設けられた内視鏡先端硬質部の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、医療分野あるいは工業分野において、被観察部の内部を外部から視覚による観察によって検査するために内視鏡が用いられている。
【0003】
この内視鏡の構成について、以下に説明する。図2は、内視鏡の一例の構成を示す図であり、図2(A)は、先端硬質部が装着される内視鏡の一例の全体構成を示す斜視図であり、図2(B)は、図2(A)に示す内視鏡の先端硬質部の構成を示す正面図である。
【0004】
図2(A)に示すように、この内視鏡100は、可撓性を有する挿入部1と、挿入部1の基端側に設けられた手元操作部2と、手元操作部2に接続して延設されたコネクターコード部3を備えて構成されている。
【0005】
挿入部1は、先端側より順に、先端硬質部10と、手元操作部により遠隔制御されるアングル部11と、可撓性を有する軟性部とを有している。
【0006】
また、先端硬質部10′は、図2(B)に示すように、その前面に、照明レンズ13,13と、対物レンズ14と、送気・送水ノズル15と、吸引・処置口16とを有している。
【0007】
また、手元操作部2は、グリップ部20と、前記アングル部11をワイヤーを介して遠隔彎曲制御するための上下アングルツマミ21a及び左右アングルツマミ21bと、吸引ボタン22aと、送気・送水ボタン22bと、鉗子口部材24及び鉗子栓25と、接眼部26とを有している。
また、コネクターコード部3は、図示しない光源と、吸引源と、送気・送水源に接続されている。
【0008】
上記の光源(図示せず)は、ハロゲンランプやキセノンランプ等を有しており、この光源からの光は、ライトガイドコネクター33aからコネクターコード部3内のライトガイド(図示せず)内に導かれる。このライトガイドは、光ファイバー束から構成されており、コネクターコード部3を経て挿入部1の内部に挿通され、これにより先端硬質部10′に設けられた照明レンズ13,13から光が射出され、後述する対物レンズ14の視野内が照明される。
【0009】
次に、従来の内視鏡の先端硬質部の構成について、図を参照しつつ詳述する。図3は、従来の内視鏡の先端硬質部のさらに詳細な構成を示す延設方向に平行な断面図である。
【0010】
図に示すように、先端硬質部10′は、全体として略円柱状に形成されており、中実なブロック状の先端ブロック部101′と、その前方に取り付けられる先端キャップ部105′とからなり、この先端硬質部10′の基端側には、アングル部11を構成するアングルリング部102′と、アングルリング部102′の外側を被覆するように取り付けられるアングルネット部103と、アングルネット部103の外側を被覆するように取り付けられるアングルゴム部104と、上記の構成要素を封止し全体として先端側が閉塞された略円筒状構造体を構成させる封止部106が接続されている。
【0011】
挿入部1には、被観察部内の被写体像を手元操作部2に設けた接眼部26に伝達するための観察系111′を構成する対物レンズ14と、金属材料,合成樹脂材料,又はセラミックス材料等からなりこの対物レンズ14を先端硬質部10′に保持する略円筒状の対物レンズ鏡筒141′と、光ファイバー束からなるイメージガイド142と、対物レンズ鏡筒141′及びイメージガイド142とを接続する観察系接続部143とが設けられている。
【0012】
また、この挿入部1内には、照明系と、送気・送水系と、吸引・処置系112′が設けられている。
上記の照明系は、照明レンズ13(図2を参照)と、光ファイバー束からなるライトガイド(図示せず)とが設けられている。
【0013】
また、送気・送水系は、送気・送水ノズル15(図2を参照)と、送気・送水チューブ(図示せず)からなる。
【0014】
また、吸引・処置系112′は、先端硬質部10′に形成された吸引・処置口16と、金属材料,合成樹脂材料,又はセラミックス材料等からなり吸引・処置口16が先端に形成された略筒状の吸引・処置パイプ161′と、テフロンなどの合成樹脂材料等の柔軟な材料で形成され吸引・処置パイプ161′の後方に接続する吸引・処置チャンネル162と、吸引・処置パイプ161′と吸引・処置チャンネル162とを接続する吸引・処置系接続部163とを有している。
【0015】
また、吸引・処置系接続部163は、吸引・処置パイプ161′の後端と吸引・処置チャンネル162の前端とをオーバーラップさせた部分の周囲に巻き付けられた糸状部材163aと、巻き付けられた糸状部材163aの上から塗布された接着剤163bとを有して構成されている。したがって、吸引・処置系接続部163は、吸引・処置パイプ161′や吸引・処置チャンネル162に比べてその外径が拡大しており、略膨満した形状となっている。また、吸引・処置系接続部163における糸状部材163aは合成樹脂繊維等から形成され、接着剤163bはエポキシ樹脂等の合成樹脂材料からなる。観察系接続部143や、照明系接続部(図示せず)、又は送気・送水系接続部(図示せず)も、同様の構成を有している。
【0016】
次に、上記の略円筒状構造体の構成について、さらに詳細に説明する。
上記の先端キャップ部105′は、テフロン等の電気的絶縁性を有する合成樹脂材料等からなり、略円盤状の基板部105a′を有している。この基板部105a′の前面の外縁部付近は滑らかな曲面状に形成されている。また、基板部105a′の背面の外縁付近から後方に向けては、リング状のリブ105b′が形成されている。また、先端キャップ部105′の基板部105a′には、上記の照明レンズ13,対物レンズ14,送気・送水ノズル15,吸引・処置口16が取り付けられる開口が設けられている。
【0017】
先端ブロック部101′は、ステンレス鋼等の金属材料等からなり、中実の略円柱ブロック状に形成されている。この先端ブロック部101′の前端面の直径は、上記の先端キャップ部105′の背面の内空直径とほぼ同一値に設定され、先端キャップ部105′の背面に嵌めつけられている。また、先端ブロック部101′には、対物レンズ鏡筒141′,吸引・処置パイプ161′等が取り付けられる略筒状の開口が設けられている。
【0018】
アングルリング部102′は、ステンレス鋼等の金属材料等からなり、薄肉の略円筒状に形成されている。このアングルリング部102′の前端部の内径は、上記の先端ブロック部101′の後部の外径とほぼ同一値に設定され、先端ブロック部101′の後部に嵌められた後、ハンダ付け等によって固定されている。また、アングルリング部102′の後端部付近には、上記の操作ワイヤー121,122,123の前端部が、121a,122a,123aに示すように、ハンダ付け等によって定着されている。また、上記したように、操作ワイヤー121,122,123の後端部は、軟性部12内を経て手元操作部2の上下アングルツマミ21a及び左右アングルツマミ21bに接続されている。
【0019】
また、アングルネット部103は、ステンレス鋼等の金属材料等からなる微細線材が略織布状に編まれ、全体として薄肉の略円筒状に形成されている。
【0020】
そして、アングルゴム部104は、ゴム材料等の柔軟な材料からなり、薄肉の略円筒状に形成されている。このアングルゴム部104の内径は、上記のアングルネット部103の外径よりやや小さな値に設定され、アングルネット部103が装着された上から被着されている。また、アングルゴム部104の前端位置は、上記の先端キャップ部105′のリブ105b′の後端面位置と一致するように設定されている。
【0021】
また、封止部106は、先端ブロック部101′の前部に先端キャップ部105′を取り付けた後に、先端ブロック部101′の後部にアングルリング部102′をハンダ付け等によって取り付け、この上にアングルネット部103とアングルゴム部104を被着させた状態で、アングルゴム部104の前端部付近を先端ブロック部101′上に強固に封止するために設けられる。この封止部106は、上記状態におけるアングルゴム部104の前端部の周囲に巻き付けられた糸状部材106aと、巻き付けられた糸状部材106aの上から塗布された接着剤106bとを有して構成されている。この糸状部材106aは合成樹脂繊維等から形成され、接着剤106bはエポキシ樹脂等の合成樹脂材料からなる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の内視鏡の先端硬質部10′においては、
(i) 観察系111′及び吸引・処置系112′等を確実に支持するため、先端硬質部10′の内部の先端側には強度の高い先端ブロック部101′を設ける必要があること
(ii) 対物レンズ14等を所望方向に向かせるアングル機構を構成するため、操作ワイヤー121等の前端部を剛性の高い部分に定着する必要があり、そのための部材として、先端ブロック部101′に固定されて後続するアングルリング部102′を設ける必要があること
(iii) 先端硬質部10′自体の外径が約5〜14mm程度と非常に小さいものであるため、膨満した各接続部143等又は操作ワイヤー121等の定着部121a等が相互に干渉しないように、それぞれを延設方向の前後にずらすように配慮しながら、観察系111′及び吸引・処置系112′等を略円筒状構造体の内部に配置する必要があること
という構造上の要請があった。
【0023】
このため、従来の内視鏡の先端硬質部10′の先端には、柔軟なアングル部11や軟性部12に比べて非常に剛性が高く硬い部分(以下、「硬性部」という。)が形成され、その延設方向の長さ(以下、「硬性部長」という。)として少なくともL2 を確保する必要があった。
【0024】
しかしながら、上記の硬性部長が長いと、内視鏡を生体観察に用いた場合に患者の体内の被観察部まで挿入する場合や、患者の体内で先端硬質部10′の方向を変えた場合に、患者の違和感や苦痛が大きいため、硬性部長の短縮化が強く望まれていた。ところが、従来の内視鏡の先端硬質部では、上記したように、その構造上、硬性部長をL2 よりも短縮化することはできなかった。
【0025】
本発明は上記した問題を解決するためになされたものであり、本発明の解決しようとする課題は、硬性部長を短縮化し得る内視鏡を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に係る内視鏡は、
内部に細長の内蔵部材を配し、先端側より順に先端硬質部、手元操作部により遠隔彎曲制御されるアングル部、及び可撓性を有する軟性部が配設され被観察部内へ挿入される挿入部を備えた内視鏡において、
前記内蔵部材の先端硬質部は、略円筒状に形成され、前記内蔵部材を内包状態で支持し、前記内蔵部材の先端付近の所定部分が略中空状空間となるように構成された硬殻体を備え
前記硬殻体は、
略円筒状に形成された筒体部と、
前記筒体部の先端縁に連接し前記筒体部の先端側を略閉塞する略平板状の閉塞板部を有し、
かつ、前記閉塞板部に開設された開口を取り巻き前記筒体部の内部へ向けて延設された筒状部は、前記内蔵部材を支持するとともに前記被観察部に臨出させる支持手段を構成することを特徴とする。
【0027】
また、本発明の請求項2に係る内視鏡は、
請求項1記載の内視鏡において、
前記内蔵部材を、前記硬殻体の先端側から固定する固定手段を有すること
を特徴とする
【0028】
また、本発明の請求項3に係る内視鏡は、
請求項1記載の内視鏡において、
前記硬殻体は、一体成形によって形成されていること
を特徴とする
【0029】
また、上記の内視鏡において、好ましくは、前記硬殻体は、略円筒状に形成された筒体部と、前記筒体部の先端縁に連接し前記筒体部の先端側を略閉塞する略平板状の閉塞板部を有し、かつ、前記支持手段は、前記閉塞板部に開設された開口を取り巻き前記筒体部の内部へ向けて延設された筒状部である。
【0030】
また、上記の内視鏡において、好ましくは、前記内蔵部材を、前記硬殻体の先端側から固定する固定手段を有する。
【0031】
また、上記の内視鏡において、好ましくは、前記硬殻体は、一体成形によって形成されている。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る内視鏡の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態である内視鏡の先端硬質部の構成を示す延設方向に平行な断面図である。
【0033】
図1に示す構成は、図3に示した構成と同様に、先端硬質部10は、先端キャップ部105と、アングルカップ部102と、アングルネット部103と、アングルゴム部104と、封止部106と、観察系111と、吸引・処置系112と、操作ワイヤー121及び122及び123とを有している。また、上記の先端硬質部10が適用される内視鏡の構成は、図2に示したものとまったく同様である。
【0034】
上記の各構成要素のうち、観察系111は、対物レンズ14と、対物レンズ鏡筒141と、イメージガイド142と、観察系接続部143と、固定具144とを有している。この観察系111が従来の先端硬質部10′における観察系111′と異なる点は、対物レンズ鏡筒141が従来よりも短尺で略リング状の係止突起部141aを有している点と、対物レンズ鏡筒141を先端キャップ部105に先端側から取り付けるための固定具144を有している点であり、他の構成要素の構成は、従来の構成と同様であるので、その説明は省略する。
【0035】
また、この挿入部1内には、照明系と、送気・送水系と、吸引・処置系112が設けられている。
上記の各構成要素のうち、吸引・処置系112が従来の吸引・処置系112′と異なる点は、吸引・処置パイプ161が従来よりも短尺で略リング状の係止突起部161aを有している点と、吸引・処置パイプ161を先端キャップ部105に先端側から取り付けるための固定具164を有している点であり、他の構成要素である吸引・処置チャンネル162と吸引・処置系接続部163の構成は、従来の構成と同様であるので、その説明は省略する。
【0036】
本実施形態の挿入部1における照明系についても同様であり、照明レンズ13(図2を参照)を先端キャップ部105に先端側から取り付けるための固定具(図示せず)を有している点を除き、従来の照明系と同様の構成を有している。
そして、本実施形態の挿入部1における送気・送水系についても同様であり、送気・送水ノズル15(図2を参照)を先端キャップ部105に先端側から取り付けるための固定具(図示せず)を有している点を除き、従来の送気・送水系と同様の構成を有している。
このため、照明系及び送気・送水系の他の構成要素についての説明は省略する。
【0037】
次に、上記の略円筒状構造体の構成について、さらに詳細に説明する。
本実施形態の先端硬質部10における略円筒状構造体が従来の先端硬質部10′における略円筒状構造体と異なる点は、先端ブロック部101′及びアングルリング部102′のかわりにアングルカップ部102を有している点と、先端キャップ部105の肉厚が厚くなっている点であり、他の構成要素であるアングルネット部103とアングルゴム部104と封止部106と操作ワイヤー121〜123の構成は、従来の先端硬質部10′におけるアングルネット部103とアングルゴム部104と封止部106と操作ワイヤー121〜123の構成と同様であるので、その説明は省略する。
【0038】
上記の先端キャップ部105は、テフロン等の電気的絶縁性を有する合成樹脂材料等からなり、厚肉の略円盤状に形成された基板部105aを有している。この基板部105aの前面の外縁部付近は滑らかな曲面状に形成されている。また、基板部105aの背面の外縁付近から後方に向けては、略円筒状のリブ105bが形成されている。また、先端キャップ部105の基板部105aには、上記の照明レンズ13,対物レンズ14,送気・送水ノズル15,吸引・処置口16が取り付けられる開口が設けられている。これらの開口は、上記の固定具144,164等を収容する凹部状空間も有している。
【0039】
アングルカップ部102は、ステンレス鋼等の金属材料等からなり、薄肉の略カップ状、すなわち図1における左端が略閉塞された有底筒状に形成されており、筒体部102aと、閉塞板部102bと、筒状部102c,102d等を有している。筒体部102aは、略円筒状に形成された部分である。また、閉塞板部102bは、筒体部102aの先端縁に一体的に連接し筒体部102aの先端側を略閉塞する略平板状の部分である。そして、筒状部102c又は102d等は、閉塞板部102bに開設された開口を取り巻き、筒体部102aの内部へ向けて突出するように設けられている。また、アングルカップ部102の後端部付近には、上記の操作ワイヤー121,122,123の前端部が、121a,122a,123aに示すように、ハンダ付け等によって定着されている。また、操作ワイヤー121〜123の後端部は、軟性部12内を経て手元操作部2の上下アングルツマミ21a及び左右アングルツマミ21bに接続されている。
【0040】
次に、上記した先端硬質部10の作用について説明する。
上記したように、先端キャップ部105は、その前面の外縁部付近が曲面状に形成されているため、生体内部等に損傷を与えることがない。また、先端キャップ部105は、上記の照明レンズ13,対物レンズ14,送気・送水ノズル15,吸引・処置口16を生体内部等に向けて露出させ、生体内部映像の撮像等の各種の機能を果たすことができる。さらに、先端キャップ部105は、電気的絶縁性を有する材料により形成されているので、高周波電気メス等を用いた場合にも電気的絶縁性を確保することができる。
【0041】
また、アングルカップ部102は、上記のような構成により、単なるパイプ構造ではなく、剛性と強度が向上しているので、上記した従来例の先端硬質部10′における先端ブロック部101′とアングルリング部102′との合成構造と同等の構造となっている。したがって、まず先端キャップ部105の後部にアングルカップ部102を嵌め込み、次に、アングルカップ部102の内部側から筒状部102cの開口へ対物レンズ鏡筒141を挿入し、対物レンズ鏡筒141の係止突起部141aを筒状部102cの端面と係合させ、この状態で、先端キャップ部105の先端側、すなわち図1における左側から固定具144により挟み込むようにして嵌合させることにより、対物レンズ鏡筒141をアングルカップ部102に固定させ、確実に支持することができる。
【0042】
吸引・処置パイプ161についてもまったく同様にして、先端キャップ部105が取り付けられたアングルカップ部102の内部側から筒状部102dの開口へ吸引・処置パイプ161を挿入し、吸引・処置パイプ161の係止突起部161aを筒状部102dの端面と係合させ、この状態で、先端キャップ部105の先端側、すなわち図1における左側から固定具164により挟み込むようにして嵌合させることにより、吸引・処置パイプ161をアングルカップ部102に固定させ、確実に支持することができる。
【0043】
照明レンズ13及び送気・送水ノズル15についても、上記とまったく同様にして、先端キャップ部105の先端側から固定具で挟み込むようにして嵌合させ固定することができる。
【0044】
また、同時に、本実施形態のアングルカップ部102は、図1において121a〜123aに示すように、各操作ワイヤー121〜123を定着する箇所としての作用を支障なく果たすことができる。このため、操作者が、手元操作部2のグリップ部20を握り、指で上下アングルツマミ21a及び左右アングルツマミ21bのいずれか又は両方を回動すると、先端硬質部10を三次元的にいずれの方向へも向かせるような遠隔彎曲制御を行うことができる。
【0045】
上記のような構成により、本実施形態の先端硬質部10においては、
▲1▼ 先端硬質部10の内部の先端側に従来のような中実状の先端ブロック部を設けておらず、略中空状の空間が形成され、特に先端付近に略中空状の空間が形成されるため、その分だけ観察系111及び吸引・処置系112の各接続部143等の位置を先端側へ移動させることができ、
▲2▼ 操作ワイヤー121等の前端部と干渉する可能性のある膨満した各接続部143等の位置が先端側へ移動可能なため、操作ワイヤー121等の定着部121a等も先端側へ移動することが可能となり、これに伴いアングルカップ部102の筒体部102aの後端(図1における右端)の位置も先端側へ移動させることができる、
という特長がある。
【0046】
したがって、本実施形態の内視鏡の先端硬質部10の硬性部長は、L1 とすることができる。この硬性部長L1 の値は、上記した従来の先端硬質部10′の硬性部長L2 に対して
L1 <L2
の関係があり、その値は、内視鏡の種類や機能にもよるが、例えばL1 は、概略L2 /2程度となり、従来に比べ大幅に低減される。
【0047】
このため、硬性部長を従来よりも短縮することができ、患者の体内の被観察部まで挿入する場合や、患者の体内で先端硬質部10′の方向を変えた場合であっても、患者の違和感や苦痛は小さい、という利点がある。
【0048】
次に、上記のアングルカップ部102の作製方法について説明する。
まず、金属材料からなり薄板状に形成された素材からパンチを用いたプレス加工等により略円盤状のブランク材を打ち抜く。この打ち抜き加工の際に、浅く絞り加工を施し、浅いカップ状部材(以下、「第1加工部材」という。)を形成する。次に、この第1加工部材に対し、横長のストロークの長いプレスにより「再絞り」と「しごき成形」を同一ストローク内で施す。これにより、上記の第1加工部材よりもさらに深い略カップ状の部材(以下、「第2加工部材」という。)が得られる。次に、この第2加工部材の閉塞面に対してプレス加工を行い、開口を開設するとともに開口を取り巻く筒状部102c,102d等を形成する。また、不要ないわゆる「バリ」の部分は、カッター等により適宜切除される。また、上記したような「絞り・しごき加工」が可能な金属材料としては、薄肉ステンレス鋼,低炭素鋼(キルド鋼)等が挙げられる。
【0049】
上記の実施形態において、観察系111,吸引・処置系112,照明系,送気・送水系等は内蔵部材に相当している。また、対物レンズ14,吸引・処置口16,照明レンズ13,送気・送水ノズル15等は、臨出部に相当している。また、イメージガイド142,吸引・処置チャンネル162,ライトガイド(図示せず),送気・送水チューブ(図示せず)等は、後続部に相当している。また、観察系接続部143,吸引・処置系接続部163,照明系接続部(図示せず),送気・送水系接続部(図示せず)等は、接続部に相当している。また、アングルカップ部102は硬殻体に相当している。また、アングルカップ部102の内部に形成される略中空状の空間のうち先端付近の部分は、所定部分に相当している。また、アングルカップ部102の筒状部102c,102d等は、支持手段に相当している。また、固定具144,164等は固定手段に相当している。
【0050】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【0051】
例えば、上記実施形態においては、内視鏡として、対物レンズが捉えた光像を光ファイバー束(図示せず)によって挿入部1から接眼部26に伝達し、医師等が直接肉眼で観察する形式の内視鏡を例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されず、他の映像化方式を採用する内視鏡、例えば、対物レンズが捉えた視野内の光像を、先端硬質部の内部に後段側に配置された図示しないCCD(Charge Cuppled Device :電荷結合撮像素子)に伝達し、このCCDにより光像を多数の画素の電気信号(以下、「映像信号」という。)に変換した後、この映像信号をリード線(図示せず)等により、挿入部1からコネクターコード部3を経て内視鏡処理支援装置(プロセッサ:図示せず)等に伝達して処理し、外部に設けたCRT(Cathode Ray Tube:陰極管画像表示装置)や液晶表示装置等のモニタ装置(図示せず)等に送り、映像信号を映像化する形式の内視鏡であってもよい。
この場合には、対物レンズが臨出部に相当し、CCD及びリード線等が後続部に相当し、対物レンズとCCDとリード線等の全体が観察系を構成している。
【0052】
また、上記実施形態においては、硬殻体であるアングルカップ部102の閉塞板部102bに設けられた支持手段である筒状部102c,102dは、アングルカップ部102の内部に向けて突出するように設けられた例について説明したが、本発明はこれには限定されず、他の構成の支持手段、例えば、硬殻体であるアングルカップ部102の外部に向けて突出するように閉塞板部102bに設けられた筒状部であってもよい。このような外部に突出する筒状部も、上記の「絞り・しごき加工」の後のプレス加工等によって形成することが可能である。
【0053】
また、支持手段は、筒体部の先端側を略閉塞する閉塞板部の一部として形成されるものに限定されず、筒体部と連結する構成であって観察系や吸引・処置系を支持できればどのような構成のものであってもよい。例えば、筒体部の先端側の端面の一部から他の部分へ略橋状に渡された梁状部材であってもよい。あるいは、筒体部の先端側の端面の一部から他の部分へ向けて途中まで片持ち梁状に突出するように形成された部材であってもよい。要は、支持手段は、硬殻体(102)において、観察系(111)及び吸引・処置系(112)等の内蔵部材を先端側で支持するとともに生体内部等の被観察部に臨出させるための部材,凸部,開口,凹部,空間,又はこれらの適宜の組合わせであればどのような構成のものであってもよいのである。
【0054】
また、上記実施形態においては、硬殻体であるアングルカップ部102は、「絞り・しごき加工」によって作製される例について説明したが、本発明はこれには限定されず、他の作製方法、例えば、塊状の金属材料等から切削加工により削り出し、硬殻体の閉塞板部を形成してもよい。
あるいは、塊状素材に上記のような切削加工を施し、図1におけるA−A線より先端側はブロック状に残し、A−A線より後方は略円筒状になるように削り出すようにしてもよい。このようにすれば、観察系や吸引・処置系等の内蔵部材の先端付近の所定部分を略中空状空間とするとともに、かつ内蔵部材の取付箇所の剛性や強度をさらに向上することができ、内視鏡の先端硬質部の耐久性等が向上する。
【0055】
また、上記実施形態においては、硬殻体であるアングルカップ部102は、略円筒状に形成された筒体部(102a)と、筒体部の先端縁に連接し筒体部の先端側を略閉塞する略平板状の閉塞板部(102b)と、閉塞板部に開設された開口を取り巻き筒体部の内部へ向けて延設された筒状部(102c,102d等)とを有して一体成形される例について説明したが、本発明はこれには限定されず、他の構成の硬殻体、例えば、閉塞板部が筒体部と別体の略円盤状部材として作製され、作製後に接合手段によって接合されるものなどであってもよい。この接合の原理としては、ビス,ボルト,ナット等の機械的接合具によるもの、又はハンダ付け,ロウ付け,接着剤などによる接着、あるいは溶接,溶着など材料の物性を変化させる形式の接合等が挙げられる。
【0056】
また、上記実施形態においては、内蔵部材として、観察系111と、吸引・処置系112と、照明系と、送気・送水系とを例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定されず、他の構成の内蔵部材、例えば、照明系と観察系のみを有しており被観察部内の観察のみが可能な内視鏡であってもよい。要は、内蔵部材は、被観察部に対する観察、撮影,照明,送気,送水,投薬や手術等を含む処置,吸引,標本採取あるいは他の措置のいずれか又はこれらの適宜の組合わせを行うものであればどのようなものであってもよい。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る内視鏡によれば、内視鏡の先端硬質部の内部に従来のような中実状の先端ブロック部を設けておらず、略中空状の空間が形成され、特に先端付近に略中空状の空間が形成されるため、その分だけ内蔵部材の位置を先端硬質部の先端側へ移動させることができる。かつ、これに伴って操作ワイヤー等の定着部等も先端側へ移動することが可能となるため、硬殻体の筒体部の後端の位置も先端側へ移動させることができる。これらのことから、本発明に係る内視鏡の先端硬質部の硬性部長が大幅に短縮化される、という利点がある。
この結果、本発明に係る内視鏡の先端硬質部を患者の体内等の被観察部まで挿入する場合や、患者の体内で先端硬質部の方向を変えた場合であっても、患者の違和感や苦痛が小さく、より快適な医療サービスを提供できる、という利点も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である内視鏡の先端硬質部の構成を示す延設方向に平行な断面図である。
【図2】内視鏡の一例の構成を示す図であり、図2(A)は、先端硬質部が装着される内視鏡の一例の全体構成を示す斜視図であり、図2(B)は、図2(A)に示す内視鏡の先端硬質部の構成を示す正面図である。
【図3】従来の内視鏡の先端硬質部のさらに詳細な構成を示す延設方向に平行な断面図である。
【符号の説明】
1 挿入部
2 手元操作部
3 コネクターコード部
10,10′ 先端硬質部
11 アングル部
12 軟性部
13 照明レンズ
14 対物レンズ
15 送気・送水ノズル
16 吸引・処置口
20 グリップ部
21a 上下アングルツマミ
21b 左右アングルツマミ
22a 吸引ボタン
22b 送気・送水ボタン
24 鉗子口部材
25 鉗子栓
26 接眼部
100 内視鏡
101′ 先端ブロック部
102 アングルカップ部
102a 筒体部
102b 閉塞板部
102c,102d 筒状部
102′ アングルリング部
103 アングルネット部
104 アングルゴム部
105 先端キャップ部
105a 基板部
105b リブ
105′ 先端キャップ部
105a′ 基板部
105b′ リブ
106 封止部
106a 糸状部材
106b 接着剤
111,111′ 観察系
112,112′ 吸引・処置系
121〜123 操作ワイヤー
121a〜123a 定着部
141 対物レンズ鏡筒
141a 係止突起部
141′ 対物レンズ鏡筒
142 イメージガイド
143 観察系接続部
144 固定具
161 吸引・処置パイプ
161a 係止突起部
161′ 吸引・処置パイプ
162 吸引・処置チャンネル
163 吸引・処置系接続部
163a 糸状部材
163b 接着剤
164 固定具
L1 ,L2 硬性部長

Claims (3)

  1. 内部に細長の内蔵部材を配し、先端側より順に先端硬質部、手元操作部により遠隔彎曲制御されるアングル部、及び可撓性を有する軟性部が配設され被観察部内へ挿入される挿入部を備えた内視鏡において、
    前記内蔵部材の先端硬質部は、略円筒状に形成され、前記内蔵部材を内包状態で支持し、前記内蔵部材の先端付近の所定部分が略中空状空間となるように構成された硬殻体を備え
    前記硬殻体は、
    略円筒状に形成された筒体部と、
    前記筒体部の先端縁に連接し前記筒体部の先端側を略閉塞する略平板状の閉塞板部を有し、
    かつ、前記閉塞板部に開設された開口を取り巻き前記筒体部の内部へ向けて延設された筒状部は、前記内蔵部材を支持するとともに前記被観察部に臨出させる支持手段を構成すること
    を特徴とする内視鏡。
  2. 請求項1記載の内視鏡において、
    前記内蔵部材を、前記硬殻体の先端側から固定する固定手段を有すること
    を特徴とする内視鏡。
  3. 請求項1記載の内視鏡において、
    前記硬殻体は、一体成形によって形成されていること
    を特徴とする内視鏡。
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