JP2528104B2 - 内視鏡用ライトガイド - Google Patents

内視鏡用ライトガイド

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は内視鏡のチャンネル内を通して使用され、光
の出射端面を生体組織に接触させた場合における移動規
制手段を設けた内視鏡用ライトガイドに関する。
[従来の技術] 近年、切開を必要とすることなく細長の挿入部を挿入
することによって、体腔内の患部等を診断したり、必要
に応じ処置具を用いて治療処置のできる内視鏡が広く用
いられるようになった。
ところで、一般に内視鏡による観察は、可視光を組織
表面に照射する落射照明が用いられ、組織表面で反射さ
れたこの落射照明の反射光によって結像された光学像で
観察していた。
ところで、内視鏡に設けられたライトガイドの先端面
から出射される照明光では、観察部位の凹凸を見分け易
い照明がてきないため実開昭57−12403号では、内視鏡
に設けられた鉗子チャンネル内にライトガイドで形成し
た照明プローブを挿通して、観察方向に対し、斜め方向
等から照明できるようにして凹凸を見分けられるように
したものが開示されている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記内視鏡又は照明プローブを用いた内視鏡において
も、落射照明であり、組織内部の反射光よりも組織表面
からの反射光の方がより強く、そのままでは組織内部の
観察をすることが困難であった。
又、上記照明プローブのライトガイド先端面を組織表
面に密着させて組織内に透過した光によって観察するこ
とが可能になるが、内視鏡先端又は心臓とか呼吸の際等
患者が動くことによって、ライトガイドの先端面が組織
表面からずれたり、離れたりするため、しばしば観察と
か診断に支障をきたすことがあった。
本発明は上述した点にかんがみてなされたもので、ラ
イトガイドの先端面が組織表面からずれてしまったり、
離れてしまったりすることなく組織内に透過照明するこ
とのできる内視鏡用ライトガイドを提供することを目的
とする。
[問題点を解決する手段及び作用] 本発明では、内視鏡の鉗子チャンネル内を挿通可能と
する内視鏡用ライトガイドにおいて、透過照明光を伝達
するライトガイドファイバと、前記ライトガイドファイ
バを覆うもので可視光及び赤外光を遮光するチューブ
と、このライトガイドの光出射部端面を生体内組織に接
触させたとき該端面が接触部位から移動しないための移
動規制手段とを設けて、ライトガイドの光出射部端面が
観察部位からずれたり、離れたりするのを防止して、支
障なく透過照明による観察または診断を行えるようにし
ている。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図ないし第3図は本発明の第1実施例に係り、第
1図は第1実施例の先端側部分を示し、第2図は第1実
施例を内視鏡の鉗子チャンネル内に挿通した使用状態を
示し、第3図は第1実施例の全体を示す。
第2図に示すように第1実施例の(内視鏡用)ライト
ガイドとしての吸引吸着ライトガイド1が挿通して使用
される内視鏡2は、体腔内に挿入できるように細長にし
た挿入部3と、この挿入部3の後端側に連設された太幅
の操作部4と、この操作部4の後端に形成された接眼部
5と、操作部4の側部から外部に延設されたユニバーサ
ルコード6とからなる。
このユニバーサルコード6の手元側後端にはコネクタ
7が設けてあり、光源装置8のコネクタ受けに装着でき
る。
上記内視鏡2の挿入部3内には照明光を伝送するライ
トガイド(図示略)が挿通され、この先端面から照明光
を出射して前方を照明できる。又、この挿入部3内には
像伝送手段としてのイメージガイド9(第1図参照)が
挿通され、このイメージガイド9の先端面には対物レン
ズ10によって対象物の光学像が結像され、接眼部5から
観察することができる。上記内視鏡2には操作部4の側
部の鉗子口11から挿入部3内を通って挿入部2の先端面
で開口する鉗子チャンネル12が形成してあり、一般の鉗
子を挿通することができる。
ところで第1実施例の吸引吸着ライトガイド1は、上
記鉗子チャンネル12内を挿通できるように細長のライト
ガイド挿入部13と、このライトガイド挿入部13の後端に
形成され、光源装置8のコネクタ受けに装着可能とする
コネクタ部14とからなり、このコネクタ部14にはライト
ガイド口金15と吸引コネクタ16とが設けてある。
上記ライトガイド挿入部13は、第1図又は第3図に示
すように可撓性のチューブ17で覆われ、このチューブ17
内の例えば中心軸に沿って可撓性のチューブ18を挿通し
て、このチューブ18内側に吸引路19が形成してある。
尚、上記チューブ17は可視及び赤外に対し、遮光性の部
材で形成してあるか、遮光性塗料が塗布してある。上記
チューブ18の外周の空間部分には(ライトガイド)ファ
イバ束21が充填されている。しかして、このファイバ束
21の後端はライトガイド口金15で固着され、又吸引路19
を形成するチューブ18の後端は吸引コネクタ16に接続し
てある。
上記内視鏡2のユニバーサルコード6及び第1実施例
の吸引吸着ライトガイド1の各後端が装着される光源装
置8は、可視(域照明用)光源22と赤外(域照明用)光
源23と、吸引ポンプ24とを有する。上記可視光源22の照
明光は集光レンズ25によってユニバーサルコード6の後
端に形成したコネクタ7におけるライトガイド口金26に
集光照射される。このコネクタ7における送気送水口金
27は、吸引ポンプ24の送気口側に接続され、送気したり
送水して観察窓に付着したごみ等を除去できるようにな
っている。
又、赤外光源23の照明光は、集光レンズ28によって集
光されてライトガイド口金15の端面に照射され、ライト
ガイドファイバ束21によって伝送され、先端面から先端
面前方に向けて出射され、赤外光による照明を行えるよ
うにしてある。
又、吸引コネクタ16は吸引チューブ29を介して吸引ポ
ンプ24の吸引口に接続され、ライトガイド挿入部13の先
端面を生体組織30の表面に接触させた状態で、吸引ポン
プ24を作動させることによって吸引路19内の空気が吸引
されて、この吸引路19の先端の開口する吸引口19Aを生
体組織30表面に密着固定できるようにしてあり、この吸
引口19A周囲のファイバ束21の出射端面を生体組織30の
表面に密着固定して、この出射端面がずれたり、離れた
りするのを防ぐ移動規制手段が形成してある。
尚、上記内視鏡2の操作部4には、湾曲操作用ノズ31
が設けてあり、挿入部3の先端近傍の湾曲部を湾曲でき
るようにしてある。
又、接眼部5には可視光及び赤外光に感度を有するCC
D等の撮像手段を有するテレビカメラ32を装着すること
によって、イメージガイド9により接眼部5側に伝送さ
れた光学像をNTSC方式等の映像信号に変換し、ケーブル
33を介してモニタ34を表示画面に表示できるようにして
ある。
尚、上記第1実施例の吸引吸着ライトガイド1のファ
イバ束21は、赤外光を伝送するファイバ束で形成してあ
る。又、イメージガイド9は、可視光と共に赤外光も伝
送できるファイバ束で形成してある。
又、光源装置8の可視光源22及び赤外光源23は互いに
独立に点灯したり消灯できるようにしてある。
このように構成された第1実施例の作用を以下に説明
する。
例えば内視鏡2のユニバーサルコード6のコネクタ7
を光源装置8に装着し、挿入部3の先端面を生体組織30
の表面近くに設定することによって、可視照明のもと
で、その前方の患部等の観察部位を肉眼観察又は接眼部
分にテレビカメラ32を装着することによって、モニタ34
の表示画面上にカラー表示することができる。
一方、観察部位の組織内を観察したいと望む場合に
は、第3図に示す吸引吸着ライトガイド1の先端側を内
視鏡2の鉗子口11に挿入し、挿入部3の先端より突出さ
せて、生体組織30の表面に接触させる。この場合、ライ
トガイドの後端のコネクタ部14を光源装置8に装着し、
吸引ポンプ24を動作させてライトガイド1の吸引路19を
通して吸引動作を行えば、吸引作用によってライトガイ
ド1の先端面の光が出射される出射端面は生体組織30に
密着した状態で固定され、出射端面がずれたり、離れた
りすることが防止される。
この状態で、赤外光源23の点灯し、可視光源22を消灯
させれば、ライトガイドファイバ束21の出射端面から、
この出射端面が密着する生体組織30内に赤外光が照射さ
れる。しかして、生体組織30内部における充血した血管
部分等屈折率の異る部分があると、反射され、対物レン
ズ10によりイメージガイド9の先端面に結像され、接眼
部5側に伝送され、接眼部5に装着したテレビカメラ32
を介してモニタ34に表示される。
このように作用する第1実施例によれば、生体組織30
の表面に密着させた状態に保持され、且つ移動するのを
防止する規動規制手段が形成してあるので、出射端面が
ずれたり離れたりすることを確実に防止でき赤外光照明
のもとでの観察像を得ることができる。
又、簡単な操作でライトガイド1の光の出射端面を生
体組織30に密着させることができる。
又、この第1実施例によれば、鉗子チャンネルを有す
る通常の内視鏡に適用して使用できるという利点を有す
る。
尚、上記光源装置8は可視光源22及び赤外光源23が独
立に設けてあるが、両波長域を含む共通の光源を用い全
反射ミラーで切換える等しても良い。
第4図は本発明の第2実施例を示す。
この第2実施例の吸引吸着ライトガイド41は、上記第
3図に示す第1実施例において、コネクタ部14の側部に
向けて吸引コネクタ42が設けてあり、この吸引コネクタ
42に吸引用チューブ43を介して注射器44を接続できるよ
うにしてある。しかして、この注射器44のシリンダ45に
対し、スライド移動可能なピストン46側を手元側に引く
吸引操作を行うことによって、上記第1実施例における
吸引ポンプ24と同様の作用を行うことができる。つま
り、この吸引操作によって、光の出射端面を生体組織表
面に密着させ、且つその密着状態を保持してずれたりす
るのを防止できるようにしてある。
この第2実施例の効果は上記第1実施例とほぼ同様の
ものとなる。
第5図は本発明の第3実施例のライトガイド51を示
す。
この第3実施例のライトガイド51は、第1実施例の吸
引路19が形成されることなく、チューブ17内にライトガ
イドファイバ束21が充填されている(第6図、第7図参
照)。又、このファイバ束21は、コネクタ部14において
ライトガイド口金15と接続されている。ところで、この
第3実施例では第6図に示すようにライトガイド挿入部
13の先端部にライトガイドファイバ束21の固定リング52
が形成され、この固定リング52の円状端面とファイバ束
21の出射端面とは面一であるが、固定リング52の円状端
面には移動規制手段として針53,53,53,53が前方に突設
してある。しかして、これら針53,…を第7図に示すよ
うに生体組織30の表面に突き刺すことによって、出射端
面が移動することを防止できるようにしてある。このラ
イトガイド51は、例えば第8図に示すように電子式の内
視鏡55の鉗子口11から鉗子チャンネル内を挿通し、ライ
トガイド口金15を光源装置56に装着できる様にしてあ
る。
上記電子式の内視鏡55は、挿入部3に内に照明光を伝
送する図示しないライトガイドが挿通され、且つ鉗子チ
ャンネルが設けてある。又、挿入部3の先端側には第7
図に示すように対物レンズ57によって、対象物をCCD等
の固定撮像素子(以下SIDと記す。)58の撮像面に光学
像を結び、このSID58で光電変換された信号は、信号ケ
ーブル59を介して手元側操作部4に伝送され、さらにユ
ニバーサルコード6を経て光源装置56内のビデオプロセ
ッサ61に入力されさる。このビデオプロセッサ61によっ
て、NTSC方式の複合映像信号に変換され、信号ケーブル
を介してモニタ34で表示できるようにしてある。
尚、SID58の撮像面にはモザイク状のカラーフィルタ6
2が取付けてある。このカラーフィルタ62は、赤、緑、
青の各波長の光、つまりR,G,Bをそれぞれ通すと共に、
それぞれ赤外域の光もそれぞれ通す色透過フィルタがモ
ザイク状ないしは市松模様状に配設したものである。
その他は上記第1実施例とほぼ同様の構成であり、同
一部材には同符号が付けてある。
この第3実施例では、内視鏡55の鉗子チャンネル内を
挿通したライトガイド51の先端側を突出させ、生体組織
30における目的とする観察部位に先端面を押し付けるこ
とによって、各針53は生体組織30の表面に突き刺さり、
密着状態が保持され、ずれてしまうことを防止して、赤
外光による観察像を得ることができる。
この第3実施例の作用効果は上記第1実施例とほぼ同
様のものとなる。
上記第3実施例ではライトガイド挿入部13の先端面に
突き刺して移動を規制する針53,53,…を設けたが、本発
明はこれに限定されるものでなく、第9図及び第10図に
第4実施例のライトガイド71の場合のようにしても良
い。
この第4実施例では、ライトガイド挿入部13の先端部
近傍の外周に金属等の硬質物質を巻きつけたり、金属パ
イプ72を取付け、且つ楔状に中央が突出するように対向
する2面を斜めにカットし、第10図に示すように突出す
る中央部分が生体組織30にくい込み易くし、その際斜め
のカット面73,73が生体組織30表面に密着し、且つくい
込み部分によって移動しにくくなるものである。
このようにすると、光の拡散も、容易に行うことがで
き、広い部分を証明するのに適する。
尚、カット面は2面に限らず3面以上にしても良い
し、1面にしても良い。又円錐面状にしても良い。
第11図及び第12図は本発明の第5実施例のライトガイド
81の先端側を示す。
この実施例チューブ17で被覆されたライトガイド挿入
部13の先端側に例えば前方に拡開する形状の吸盤82を接
着その他で取付け、生体組織30にライトガイド挿入部13
の先端面を押し付けることによって、吸盤82を生体組織
30の表面に吸着させ、移動を防止できるようにしてあ
る。
尚、この吸盤82は鉗子チャンネル内の挿通できる大き
さにしてある。又、この吸盤82の基部側のねじ等でライ
トガイド81の先端外周に着脱自在にして、チャンネル内
に挿通できない場合には、取り外して挿通し、先端部を
突出させた状態で吸盤82を取り付けるようにしても良
い。
第13図ないし第15図は本発明の第6実施例のライトガ
イド91の先端側を示す。
この第6実施例ではライトガイド挿入部13の先端外周
部分にリング92が取付けられ、このリング92の外周にお
ける上部及び下部等、対向する2箇所に形状記憶合金で
形成した形状記憶合金フック93,93が突設してある。
これらフック93,93は生体温度近くまで加熱される
と、高温相に転移し、第14図の1点鎖線で示す形状から
実線で示す形状へと、前方に突出すると共に両フック先
端が近接する方向に突出する形状記憶処理が施してあ
り、一方この高温相側から冷却されて低温相になると、
第14図の1点鎖線又は第13図に示すように元に戻る。
上記両フック93,93はライトガイド挿入部13の先端面
が生体組織30に押し付けられると、生体の温度が伝わ
り、高温相へと相転移できるようにしてある。しかし
て、この相転移の際に両フック93,93を突出させて生体
組織30表面にフック93,93をくい込ませてライトガイド9
1の先端面が移動することなく固定できるようにしてあ
る。
一方、低温相にして固定を解除する場合には、第15図
に示すように送水口94を経て水を噴出させてリング92と
か両フック93,93を冷却することによって、迅速に低温
相側に相転移させ、両フック93,93を元に戻すことがで
きるようになっている。
この第6実施例によれば、ライトガイド91の先端面を
生体組織に押し当てるだけで移動しないように固定でき
る。
第16図は本発明の第7実施例を用いた内視鏡を示す。
この実施例では、上記第6実施例のフック93,93の代
りに低温相では例えば第17図に示すようにS字形状の形
状記憶合金片101,101(一方のみ示す。)がその基部を
リング92の外周面に固定されたライトガイド102にして
ある。しかして高温相になると、第17図の1点鎖線で示
すように直線形状になり、固定された基部に対し、他端
はリング92の周端面より前方に突出し、組織表面内にく
い込んでライトガイド先端面が組織表面からずれない移
動規制手段が形成できるようにしてある。
上記各形状記憶合金片101は、第6実施例のように生
体温度程度になると高温相に転移させるようにもできる
が、この実施例では、赤外光照射等によって、生体温度
から例えば数度程度上昇した温度で高温相になるように
してある。つまり、赤外光による観察を行う場合、赤外
光を照射することになるが、その照射によってその観察
部位の温度が上昇することを利用する。従って赤外光に
よる観察を行うために、ライトガイド先端面を生体組織
30表面に押し付け、且つ赤外光を照射することによっ
て、その部位は多少温度上昇し、その際の温度上昇によ
って高温相に転移し、各形状記憶合金片101は突出して
生体組織30表面にくい込むことになる。しかして、赤外
光による観察を終えた場合とか観察場所を移す場合には
赤外光の照射を停止すると、温度が下がり、突出してい
た各形状記憶合金片101は元にもどることになる。尚、
上記フック93,93とか合金片101,101は2つに限らず3個
以上でも良い。
ところで、上記第7実施例では第16図に示す構成の光
源装置103が用いてある。
この光源装置103では、例えば白色光源104の光をダイ
クロイックミラー104で赤外域側の長波長成分を反射
し、可視光側に透過し、レンズ25でライトガイド口金26
に照射する。しかして、上記反射された赤外光は全反射
ミラー105で反射され、挿脱自在の熱線カットフィルタ1
06を介してレンズ28で集光されてライトガイド口金15に
照射される。
上記熱線カットフィルタ106は、例えば迅速に高温相
側に設定したいと望む場合には光路内から退避させる等
に用いることができ、このようにすると熱線によって生
体組織30の温度を迅速に上昇させることができる。高温
相に相転移させた後は熱線成分を除去して赤外光のみの
照射によって、あまり患部等を温度上昇させすぎること
なく観察することができる。その他は、第8図に示す構
成と同様である。
尚、各実施例において、先端側部分を適宜長さ硬性の
チューブとかある程度の硬さを有するチューブ等にして
内視鏡の先端がふらつかないようにすることもできる。
(少なくとも突出する部分のチューブ外表面は遮光性に
する。) 尚、本発明は光の出射端面の移動を規制する場合に用
いることができるのみならず、内視鏡の先端側を固定し
て観察する場合にも用いることができる。つまり、例え
ば第1図のようにライトガイド先端面を固定し、赤外照
明を行わないで通常の内視鏡による観察を行うことにも
使用できる。この場合には内視鏡先端側がふらつくこと
が少なく、観察し易い。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、透過照明光を伝達
する内視鏡用ライトガイドにおいて、照明光の出射端面
近くに、該出射端面を生体組織に固定して移動しないよ
うにする移動規制手段を設けてあるので、ライトガイド
の先端面が組織表面からずれてしまったり、離れてしま
ったりすることなく組織内に透過照明することができ、
支障なく透過照明による観察、診断等を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は第1実施例の先端側を拡大して示す側面図、第2図
は第1実施例を用いて観察を行う内視鏡及び光源装置を
示す概略構成図、第3図は第1実施例のライトガイドを
示す側面図、第4図は本発明の第2実施例を示す側面
図、第5図は本発明の第3実施例を示す側面図、第6図
は第3実施例の先端側を示す斜視図、第7図は第3実施
例の先端側を示す側面図、第8図は第3実施例に係る内
視鏡を示す構成図、第9図は本発明の第4実施例の先端
側を示す斜視図、第10図は第4実施例の先端側を示す断
面図、第11図は本発明の第5実施例の先端側を示す斜視
図、第12図は第5実施例の先端側を示す断面図、第13図
は本発明の第6実施例の先端側を示す斜視図、第14図は
第6実施例の先端側を示す断面図、第15図は第6実施例
の先端側を示す斜視図、第16図は本発明の第7実施例に
係る内視鏡を示す構成図、第17図は第7実施例の先端側
を示す側面図である。 1……吸引吸着ライトガイド 2……内視鏡、3……挿入部 8……光源装置、11……鉗子口 12……鉗子チャンネル 13……ライトガイド挿入口 14……コネクタ部 15……ライトガイド口金 16……吸引コネクタ、17……ファイバ束 19……吸引器、22……可視光源 23……赤外光源、27……吸引ポンプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡用の鉗子チャンネルを介して該内視
    鏡の挿入部先端より突出することが可能なライトガイド
    において、透過照明光を伝達するライトガイドファイバ
    と、前記ライトガイドファイバを覆うもので可視光及び
    赤外光を遮光するチューブと、このライトガイドの光出
    射部端面を生体内組織に接触させたとき該端面が接触部
    位から移動しないための移動規制手段とを設けたことを
    特徴とする内視鏡用ライトガイド。
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