JP3781450B2 - 縫合・結紮器 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、主に腹腔鏡下手術に用いられる縫合・結紮器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えば虫垂や胆嚢の切除術等において、従来の開腹手術に代わり、非開腹で行う腹腔鏡下手術が注目されている。この腹腔鏡下手術は、複数本のトロカール管と呼ばれる連通管を腹壁を貫通して腹腔内に挿入、固定し、一本のトロカール管から挿入した小型カメラ(内視鏡)によって腹腔内をモニターしつつ、他のトロカール管より挿入された鉗子、鋏、メス、持針器等の器具によって、モニター画像を見ながら腹腔内で手術を行うものである。
【0003】
ところで、現在では、腹腔鏡下手術専用の縫合器や結紮器が未だ開発されていないため、前記腹腔鏡下手術において生体組織を縫合する場合には、術者は、一般の持針器を用いて円弧状に湾曲した針を把持し、縫合するしかなく、縫合に手間と時間がかかっていた。
【0004】
さらに、縫合後に縫合糸を結紮する場合には、生体組織から出た糸を鉗子等を用いてトロカール管より体外へ一旦引き出し、体外で結び目を形成した後、再度糸をトロカール管内を通して腹腔内に戻し、糸を緊張させて結び目を縛ることにより行われており、縫合と同様に、手間と時間がかかっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、1つの器具で縫合と結紮とを行うことができ、操作性に優れた縫合・結紮器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(9)の本発明により達成される。
【0007】
(1) 器具本体と、
前記器具本体に対し移動可能に支持された略直線状の直線部と該直線部の先端に形成された糸のループを形成するための湾曲部とを備え、内腔に前記糸が挿通され、該直線部を回転させることができる中空管と、
先端に鋭利な針先が形成され、長手方向の途中に前記糸を係止する糸係止部を有する湾曲した縫合針と、
前記縫合針を少なくとも前記中空管の前記湾曲部の内側空間に挿入・抜去可能に移動操作する縫合針操作杆と、
前記中空管の前記湾曲部に対し接近・離間可能に設置され、前記糸をそれぞれ異なる箇所で把持し得る第1チャックおよび第2チャックと、
前記第1チャックおよび前記第2チャックをそれぞれ独立して遠隔操作するチャック操作手段とを有し、
前記中空管、前記縫合針操作杆および前記チャック操作手段がほぼ同方向に並ぶように集合された状態で前記器具本体に支持されていることを特徴とする縫合・結紮器。
【0008】
(2) 前記中空管の前記湾曲部には、末端から開き角がほぼ90〜270°の範囲で形成され前記糸が通過可能なスリットを有する上記(1)に記載の縫合・結紮器。
【0009】
(3) 前記中空管の前記湾曲部には、前記湾曲部の湾曲に沿った外周部に前記糸が通過可能なスリットが形成されている上記(1)または(2)に記載の縫合・結紮器。
【0010】
(4) 前記中空管は、前記器具本体に対し、その長手方向に移動可能に支持されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の縫合・結紮器。
【0011】
(5) 前記縫合針は、円弧状に湾曲しており、その円弧の中心位置に前記縫合針操作杆が固着されている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の縫合・結紮器。
【0012】
(6) 前記糸係止部は、フックと、該フックとの間で糸を挟持する挟持部材とで構成されている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の縫合・結紮器。
【0013】
(7) 前記第1チャックおよび前記第2チャックの少なくとも一方に、前記糸をその長手方向に移動可能に挿通する通路が形成されている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の縫合・結紮器。
【0014】
(8) 前記中空管、前記縫合針操作杆および前記チャック操作手段のうちの少なくとも1つが、前記器具本体に対し、弾性材料よりなる移動規制緩和部材を介して設置されている上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の縫合・結紮器。
【0015】
(9) 前記器具本体は、トロカール管に接続し得る係合部を有する上記(1)ないし(8)のいずれか記載の縫合・結紮器。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の縫合・結紮器を添付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明の縫合・結紮器の実施例の全体構成を示す平面図、図2は、図1に示す縫合・結紮器の側面図、図3は、図1中のIII −III 線での断面図、図4は、中空管の先端部の構成を示す断面平面図、図5は、図4中のV−V線での断面図、図6は、図1中のVI−VI線での断面図、図7および図8は、それぞれ、縫合針の糸係止部付近の構成を示す縦断面図、図9および図10は、それぞれ、第1チャックおよび第2チャックの構成を示す断面図である。なお、以下の説明では、図1および図2中の下側を「基端」、上側を「先端」といい、先端側へ移動することを「前進」、基端側へ移動することを「後退」という。
【0018】
図示の縫合・結紮器1は、腹腔鏡下手術に用いられる縫合・結紮器であって、腹壁を貫通して設置され、腹腔と体外とを連通させる連通管であるトロカール管10内に挿入して使用されるものである。
【0019】
この縫合・結紮器1は、図1および図2に示すように、器具本体2と、中空管3と、縫合針4と、縫合針操作杆48と、第1チャック5と、第2チャック6と、第1チャック5および第2チャック6をそれぞれ遠隔操作するチャック操作手段7とで構成されている。以下、これらについて順次説明する。
【0020】
器具本体2は、中空管3、縫合針操作杆48およびチャック操作手段7をそれぞれほぼ同方向に並ぶように集合した状態で支持する支持部21と、支持部21に連結された操作レバー26とで構成されている。支持部21には、トロカール管10の体外端側に嵌入して接続する円筒状の係合部22が設けられており、係合部22の内側の内腔23に中空管3、縫合針操作杆48およびチャック操作手段7がそれぞれ揺動可能に挿通されている。
【0021】
図3に示すように、係合部22の内腔23内には、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、シリコーンゴム、ポリウレタン等の弾性材料よりなる移動規制緩和部材24が気密的に充填されている。さらに、移動規制緩和部材24には、短管25a、25b、25c、25dが埋入されており、これらの短管25a、25b、25c、25d内に、それぞれ、中空管3、縫合針操作杆48、チャック操作手段7の第1チャック操作杆71および第2チャック操作杆78が軸方向に摺動可能にかつ回転可能に挿通されている。そして、中空管3、縫合針操作杆48、第1チャック操作杆71および第2チャック操作杆78は、それぞれ、移動規制緩和部材24の弾性により、任意の方向に揺動することができる。
【0022】
中空管3は、略直線状をなす直線部31と該直線部31の先端に形成された湾曲部32とで構成されている。湾曲部32は、後述する糸8のループを形成するためのものであり、開き角がほぼ270°の円弧状に湾曲し、その円弧の曲率中心が直線部31の延長線上に位置している。これにより、直線部31を回転させたとき、湾曲部32の内側空間33は、図1中左右に揺動することなく一定の位置に保たれる。
【0023】
図4および図5に示すように、湾曲部32には、その先端側に糸8が通過可能なスリット(切欠き)34が形成されている。スリット34の幅は、糸8の径の2〜3倍程度とするのが好ましい。また、糸8が湾曲部32から不本意に離脱することを防止するため、湾曲部32の末端付近(図4中左側)においては、スリット34の幅が減少しているのが好ましい。
【0024】
また、スリット34には、図示のように、湾曲部32の湾曲に沿った外周部に形成されているのが好ましい。これにより、湾曲部32の湾曲に沿って糸8を容易にスリット34から外したり、スリット34に通過させたりすることができる。
【0025】
なお、スリット34が湾曲部32の湾曲外周部以外、例えば湾曲の内周側にあってもよい。そのような場合、例えば、糸8を先端側に十分に送っておき、糸8をたるませ、中空管3の湾曲部32に沿わせた状態とし、糸8がスリットから脱落しないように注意して中空管3を回転操作することにより、縫合、結紮を行うことができる。
【0026】
また、図示の構成では、湾曲部32の末端から開き角がほぼ180°の範囲でスリット34が形成されているが、スリット34は、湾曲部32の末端から開き角がほぼ90〜270°の範囲で形成されていてもよい。このような範囲であれば、糸8の着脱およびループの形成を容易に行うことができる。
【0027】
湾曲部32の外径は、特に限定されないが、4〜8mm程度とするのが好ましく、6〜8mm程度とするのがより好ましい。
なお、湾曲部32の形状は、図示のものに限定されず、例えば、楕円弧状、放物線状、U字状、その他の任意の形状が可能である。また、湾曲部32の直線部31に対する形成位置や開き角も、図示のものに限定されず、例えば、開き角が120〜300°程度のものであってもよい。
【0028】
中空管3の直線部31と湾曲部32とは、同一材料で一体的に形成したものでも、別部材を連結したものでもよい。中空管3の構成材料、特に湾曲部32の構成材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等が挙げられる。
【0029】
中空管3の内腔には、糸8が挿通され、中空管3の基端には、糸8を巻き取りまたは糸8に張力を与える糸巻き取り手段として、リール35が回転可能に支持されている。なお、図示されていないが、リール35に巻き取った糸8が巻き出されるのを防止するために、例えばラチェット機構のようなリールの逆回転防止機構や、リール35の回転にフリクションを与える機構等が設けられていてもよい。
【0030】
図6に示すように、縫合針4は、円弧状に湾曲しており、その先端(図6中左端)には、鋭利な針先41が形成され、基端は、縫合針操作杆48の先端側に形成されたクランク部49の先端に固着されている。
【0031】
縫合針4の軸線46の曲率半径Rは、特に限定されないが、2.5〜6mm程度、特に、3〜5mm程度とするのが好ましい。また、縫合針4の構成材料としては、例えば、ステンレス鋼、チタン、ニッケル、タングステンおよびこれらの合金のような従来より針に用いられている種々の金属材料が挙げられる。
【0032】
このような縫合針4の長手方向の途中には、糸8を係止しかつ把持する糸係止部42が形成されている。この糸係止部42は、縫合針4の基端部へ向けて突出するフック43と、縫合針4の内部に形成された凹部44に収納され、前記フック43との間で糸を挟持する挟持部材45とで構成されている。
【0033】
図7に示すように、挟持部材45は、板バネ状の付勢部材451と、固定部材452とを有し、固定部材452を固定用凹部441に嵌合することにより凹部44内に設置固定されている。挟持部材45は、付勢部材451に付勢されて、その挟持面453がフック43の内面431に密着する。また、この状態で、挟持部材45の後端に形成された段差部454が、凹部44の開口442の縁部と係合し、挟持部材45は、開口442を塞ぐ。
【0034】
フック43の内面431の軸線46に対する傾斜角度θは、20〜60°程度とするのが好ましい。
このような糸係止部42の設置位置は、針先41からの長さが縫合針4の全長に対し1/4〜3/4程度の位置、特に、1/3〜2/3程度の位置とするのが好ましい。このような位置に形成することにより、縫合針4の全長を生体組織に通過させなくても、途中の糸係止部42を生体組織表面から露出させるだけで糸8を着脱することができ、縫合の操作性が向上する。
【0035】
糸8を糸係止部42で係止、把持する場合には、糸8を縫合針4に掛け、糸8に所定の張力を作用させながら、縫合針4の湾曲内側の外面に沿ってその後端側から針先41側へ移動する。糸8が開口442の位置に到達すると、糸8の張力により挟持部材45が押圧されて凹部44内に没入する。図8に示すように、さらに糸8をフック43の内側に沿って移動すると、糸8は、フック43の内面431と挟持部材45の挟持面453との間に挿入され、糸8の張力を弱めると、付勢部材451の付勢力により、糸8は、内面431と挟持面453とで挟持される。
【0036】
糸係止部42での糸8の係止を解除する場合には、糸8に、再び張力を作用させ、挟持面453を押圧する。これにより、挟持面453がフック43の内面431から離間し、糸8の挟持が解除される。この状態で、例えば縫合針4を針先41側へ移動すると、糸8の挟持されていた部分は開口442内へ移動し、さらに糸8の張力を弱めると、付勢部材451の付勢力により、挟持部材45が上昇して開口442を塞ぎ、糸8が外れる。
【0037】
なお、糸係止部42での糸8の把持力は、第1チャック5、第2チャック6等での糸8の把持力より弱いので、糸8を第1チャック5または第2チャック6で把持し、牽引することにより、糸係止部42から糸8を外すこともできる。
【0038】
縫合針4に対する縫合針操作杆48の固着は、図6のような横断面上において、縫合針4の軸線46の円弧の中心に縫合針操作杆48が位置するように設定されている。これにより、縫合針操作杆48を回転したとき、縫合針4は、その軸線46に沿って円弧状の軌跡で移動する。縫合針4の移動、すなわち縫合針操作杆48の軸を中心とする回転により、縫合針4が、前記中空管3の湾曲部32の内側空間33に、挿入・抜去される。このとき、縫合針4は、その軸線46に沿った円弧運動を行うので、内側空間33に対する揺動が少なく、挿入・抜去を確実かつ容易に行うことができる。また、生体組織への穿刺・抜去も同様に安定的に確実に行うことができる。
【0039】
なお、縫合針操作杆48の基端は、縫合針操作杆48の回転操作、前進・後退操作をし易くするために、L字状に屈曲したハンドル部481を有している。
また、本発明の縫合・結紮器1は、糸8をそれぞれ異なる箇所で挟持し得る第1チャック5および第2チャック6と、これらの両チャックをそれぞれ独立して遠隔的に操作するチャック操作手段7とを有している。以下、これらについて、第1チャック5を中心に説明する。
【0040】
図9および図10に示すように、第1チャック5は、一対の開閉可能な可動挟持片51、52で構成されており、両可動挟持片51、52は、それぞれその基端部において、摺動部材72に対しピン73により回動可能に支持されている。また、両可動挟持片51、52は、例えば図示しないバネにより、互いに開く方向に付勢されている。
【0041】
摺動部材72は、中空の第1チャック操作杆71の先端部に、軸方向に摺動可能に収納されている。摺動部材72の基端には、第1チャック5を開閉するための牽引用ワイヤー74の先端が固着されている。また、第1チャック操作杆71の内側に突出形成されたフランジ75と、摺動部材72との間には、コイルバネ76が圧縮状態で収納されている。このコイルバネ76により、摺動部材72は、先端側へ付勢され、第1チャック操作杆71の先端壁の内面に当接する。
【0042】
ワイヤー74は、第1チャック操作杆71内を通り、第1チャック操作杆71の基端部に設置されたワイヤー牽引手段77に接続されている。ワイヤー牽引手段77は、ワイヤー74を巻き取るカム771と、カム771と一体化されたレバー772と、カム771を回動可能に支持するピン773とで構成されている。なお、図示されていないが、レバー772の回動位置をロックするロック機構が設けられているのが好ましい。
【0043】
図2において、レバー772が反時計方向に回動されているとき(図2中実線で示す)には、ワイヤー74にはほとんど張力が作用せず、よって、図9に示すように、摺動部材72は、コイルバネ76の付勢力により先端側へ位置し、第1チャック5の両可動挟持片51、52は、開いた状態となる。
【0044】
図2において、レバー772を時計方向に回動(図2中一点鎖線で示す)すると、ワイヤー74がカム771に巻き取られて基端方向へ牽引され、図10に示すように、摺動部材72は、コイルバネ76の付勢力に抗して後退し、第1チャック5の両可動挟持片51、52も同様に後退する。この移動に伴い、可動挟持片51、52の基端部外面にそれぞれ形成されたテーパ部53、54が、第1チャック操作杆71の先端壁の端面715に当接し、規制されて、第1チャック5の両可動挟持片51、52は、閉じる。このとき、レバー772の回動は、前記ロック機構等によりロックされているので、レバー772を図2中実線で示す状態に戻すまでは、第1チャック5は閉じた状態を維持する。
【0045】
なお、可動挟持片51、52の基端部内側には、それぞれ、半円状の切欠き55が形成されており、可動挟持片51、52を閉じた状態で、糸8がその長手方向に移動可能に挿通する円形の通路が形成される。
【0046】
また、第2チャック6も、前記第1チャック5と同様に、一対の可動挟持片61、62で構成されており、前記第1チャック操作杆71と同様の第2チャック操作杆78の先端部に支持されている。第2チャック操作杆78の基端部にも、前記と同様のワイヤー牽引手段77が設置され、第2チャック6は、このワイヤー牽引手段77を操作することにより、第1チャック5と同様の原理で開閉する。
【0047】
図2に示すように、第1チャック5および第2チャック6は、糸8を把持し易くするために、それぞれ、斜め先端方向に向いている。なお、本発明では、第1チャック5および第2チャック6の方向が調整可能な構成であってもよい。
【0048】
第1チャック5および第2チャック6のそれぞれについての第1、第2チャック操作杆71、78、摺動部材72、ピン73、ワイヤー74、フランジ75、コイルバネ76およびワイヤー牽引手段77により、第1チャック5および第2チャック6をそれぞれ遠隔操作するチャック操作手段7が構成される。
【0049】
このチャック操作手段7では、第1チャック操作杆71および第2チャック操作杆78を基端側において前進・後退、揺動および回転操作することにより、第1チャック5および第2チャック6をそれぞれ、独立して中空管3の湾曲部32に対し接近・離間させることができる。
【0050】
なお、図示の実施例と異なり、第1チャックおよび第2チャックが1つのチャック操作杆に設置されているもの、さらには、両チャックが連動して作動するものであってもよい。
【0051】
次に、本発明の縫合・結紮器1の作用について、腹腔鏡下手術における縫合、結紮に適用した場合を例にして説明する。
【0052】
[1] 患者の腹壁に固定されているトロカール管10に縫合・結紮器1を挿通し、器具本体2の係合部22をトロカール管10の体外端に嵌合、固定する。この状態で、中空管3内に挿通されている糸8を湾曲部32内を通さずにほぼ直線状態とし、一方、両ワイヤー牽引手段77を操作して、第1チャック5および第2チャック6を開く(図11参照)。
【0053】
[2] 両ワイヤー牽引手段77を操作して、第1チャック5および第2チャック6を閉じ、中空管3の先端部より突出した糸8をそれぞれ異なる位置で把持する。次いで、第1チャック操作杆71および第2チャック操作杆78を前進させ、糸8をループの形成に必要な所定長さ引き出す(図12参照)。
【0054】
[3] 中空管3を約180°回転して、湾曲部32の先端部を第1チャック操作杆71および第2チャック操作杆78の先端部側に向ける(図13参照)。
【0055】
[4] 第1チャック操作杆71および第2チャック操作杆78を、第1チャック5および第2チャック6が中空管3から離間するように揺動させつつ後退させて、糸8をスリット34を通過させ、湾曲部32内に巻き付ける(図14参照)。
【0056】
[5] 中空管3を再び約180°回転する。これにより、湾曲部32付近に糸8のループ81が形成される(図15参照)。
【0057】
[6] 第1チャック操作杆71および第2チャック操作杆78を揺動させ、第1チャック5および第2チャック6を中空管3の湾曲部32から離間させる(図16参照)。なお、第1チャック5および第2チャック6の湾曲部32からの離間距離は、1cm以上とするのが好ましい。
【0058】
[7] 縫合針4と湾曲部32とがほぼ一致する位置まで縫合針操作杆48を後退させ、あるいは中空管3を前進させ、次いで、縫合針操作杆48を所定方向に回転する。これにより、縫合針4が湾曲部32の内側空間33、すなわちループ81内を通り、さらに、生体組織9の縫合すべき部位を穿刺する(図17参照)。
【0059】
[8] 針先41が生体組織9を貫通し、糸係止部42が生体組織9の表面から露出したら、第1チャック5、第2チャック6間に把持されている糸8を縫合針4の糸係止部42で係止、把持する(図17参照)。
【0060】
このとき、第1チャック5、第2チャック6をこれらが互いに離れる方向に移動し、両チャック間の糸8を張った状態で糸係止部42に係止させるのが好ましい。
【0061】
[9] 第1チャック5および第2チャック6を開いて糸8の把持を解除し、縫合針操作杆48を前記と逆方向に回転して、縫合針4を生体組織9から抜き取る。これにより、糸8は、生体組織9の内部に挿通され、さらにループ81内に挿通される(図18参照)。
【0062】
[10] 針先41がループ81から抜ける位置まで縫合針4を回転したら、中空管3を約180°回転し、再び元の位置に戻して、糸8を湾曲部32から外す。これにより、生体組織9から出た糸8に第1の結び目82が形成される(図19参照)。
【0063】
[11] 中空管3を前進させるとともに、縫合針操作杆48を後退させ、第1の結び目82の輪がより小さくなるように整える(図20参照)。
【0064】
[12] 生体組織9から出た糸8のうちの縫合針4側の糸8の所定部位を、第1のチャック5の両切欠き55に挿通し、他の部位を第2のチャック6で把持する(図21参照)。
【0065】
[13] リール35を回転して糸8を巻き取り、糸8に張力を与えつつ、第1チャック5を生体組織9の縫合部位に近付けるように、回転、揺動および後退させる。これにより、糸8が第1のチャック5の両切欠き55で構成された通路内を通過し、第1の結び目82が生体組織9の縫合部位に寄せられて、第1の結び目82の輪が徐々に小さくなり、第1の結び目82が縛られる(図22参照)。
【0066】
[14] 第1チャック5および第2チャック6を開いて糸8の把持を解除し、次いで、第1チャック操作杆71および第2チャック操作杆78を揺動させ、第1チャック5および第2チャック6を中空管3の湾曲部32から離間させる(図23参照)。
【0067】
[15] 中空管3を前進、揺動および回転させて、糸8をスリット34を通過させ、湾曲部32内に巻き付ける。次に、中空管3を前記工程[5]と逆方向に回転する。これにより、湾曲部32付近に糸8のループ83が形成される(図23参照)。なお、このループ83においては、図15に示す状態と異なり、湾曲部32の先端から出た糸8は、中空管3の手前側を通って生体組織9へ至っている。
【0068】
[16] 第2チャック操作杆78を揺動、回転させて、第2チャック6をループ83内に入れ、この第2チャック6で生体組織9から出た糸8のうちの縫合針4側の糸8を把持する(図24参照)。
【0069】
[17] 第2チャック操作杆78を揺動させ、糸8を把持した状態の第2チャック6を中空管3の湾曲部32から離間させる。これにより、糸8は、縫合針4の糸係止部42から外れ、ループ83内に前記工程[9]とは逆方向から挿通される(図25参照)。なお、このとき、縫合針4を回転または揺動させると、糸係止部42から糸8が外れ易くなる。
【0070】
[18] 中空管3を後退させるとともに、約180°回転し、再び元の位置に戻して、糸8を湾曲部32から外す。これにより、第2の結び目84が形成される(図26参照)。なお、この第2の結び目84は、前記第1の結び目82とは逆方向の結び目である。
【0071】
[19] 第2の結び目84と第2チャック6との間の糸8を、第1のチャック5の両切欠き55に挿通し、リール35を回転して糸8を巻き取り、糸8に張力を与えつつ、第1チャック5を生体組織9の縫合部位に近付けるように、回転、揺動および後退させる。これにより、糸8が第1のチャック5の両切欠き55で構成された通路内を通過し、第2の結び目84が生体組織9の縫合部位に寄せられて、第2の結び目84の輪が徐々に小さくなり、第2の結び目84が縛られる。このようにして、生体組織9の縫合部位は、互いに逆方向の第1の結び目82および第2の結び目84により、確実に結紮される(図27参照)。
【0072】
[20] 他のトロカール管等より挿入された鋏(図示せず)により、余分な糸8を切断し、縫合、結紮操作を完了する。
【0073】
なお、上述した操作手順は、一例であり、種々の変更が可能であり、これに限定されるものではない。特に、中空管3の回転方向や、第1チャック5、第2チャック6、中空管3、縫合針4等の縫合部位に対する位置関係等は、任意可能である。
【0074】
本発明の縫合・結紮器は、上述した実施例のものに限定されず、例えば、中空管、縫合針、糸係止部、縫合針操作杆、第1チャック、第2チャック、チャック操作手段等の構成は、それぞれ、同様の機能を持つ任意の形状、構造のものに置換することができる。例えば、糸係止部は、フックのみで構成されたものであってもよい。
また、本発明の縫合・結紮器は、腹腔鏡下手術に用いられるものに限定されない。
【0075】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の縫合・結紮器によれば、1つの器具で縫合と結紮とを行うことができ、特に、腹腔内等で縫合、結紮を容易に完了することができ、その操作性にも優れている。そのため、患者への負担が減少し、安全性も高まる。
【0076】
また、中空管が器具本体に対しその長手方向に移動しかつ中空管の軸を中心に回転可能に支持されている場合には、糸のループの形成やループ内への糸の挿通がより一層し易くなる。
【0077】
また、縫合針が円弧状に湾曲しており、その円弧の中心位置に縫合針操作杆が固着されている場合には、縫合針がその軸方向に移動するので、縫合針の糸のループ内への挿入・抜去や生体組織への穿刺、縫合をより確実に行うことができる。
【0078】
また、縫合針に形成された糸係止部がフックと、該フックとの間で糸を挟持する挟持部材とで構成されている場合には、フックに掛かった糸をフックと挟持部材とで確実に挟持するので、縫合、結紮中に、不本意に糸が縫合針から外れるということが防止される。
【0079】
また、第1チャックおよび第2チャックの少なくとも一方に、糸をその長手方向に移動可能に挿通する通路が形成されている場合には、結び目を縫合部位へ寄せることができ、より確実に結紮を行うことができる。
【0080】
また、チャック操作手段が第1チャックと第2チャックとをそれぞれ独立して作動させるものである場合には、第1チャックおよび第2チャックのそれぞれの動作の組み合わせにより、複雑な糸の把持操作が可能となり、縫合、結紮の操作性が向上する。
【0081】
また、中空管、縫合針操作杆およびチャック操作手段のうちの少なくとも1つが器具本体に対し移動規制緩和部材を介して設置されている場合には、これらが器具本体に対し揺動可能となり、例えば、中空管と第1チャック、第2チャックとを離間、接近させることもできるので、縫合、結紮の操作性がより一層向上する。
【0082】
また、器具本体がトロカール管に接続し得る係合部を有するものである場合には、腹腔鏡下手術への適用に際し、縫合・結紮器を確実に固定することができ、縫合・結紮の操作をより安定的に行うことができる。
【0083】
また、スリットが中空管の湾曲部の湾曲に沿った外周部に形成されている場合には、糸をスリットを介して湾曲部に容易に着脱することができるので、縫合、結紮の操作性がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縫合・結紮器の実施例の全体構成を示す平面図である。
【図2】図1に示す縫合・結紮器の側面図である。
【図3】図1中のIII −III 線での断面図である。
【図4】中空管の先端部の構成を示す断面平面図である。
【図5】図4中のV−V線での断面図である。
【図6】図1中のVI−VI線での断面図である。
【図7】縫合針の糸係止部付近の構成を示す縦断面図である。
【図8】縫合針の糸係止部付近の構成を示す縦断面図である。
【図9】第1チャックおよび第2チャックの構成を示す断面図である。
【図10】第1チャックおよび第2チャックの構成を示す断面図である。
【図11】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を行う場合の手順を示す模式図である。
【図12】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を行う場合の手順を示す模式図である。
【図13】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を行う場合の手順を示す模式図である。
【図14】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を行う場合の手順を示す模式図である。
【図15】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を行う場合の手順を示す模式図である。
【図16】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を行う場合の手順を示す模式図である。
【図17】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を行う場合の手順を示す模式図である。
【図18】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を行う場合の手順を示す模式図である。
【図19】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を行う場合の手順を示す模式図である。
【図20】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を行う場合の手順を示す模式図である。
【図21】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を行う場合の手順を示す模式図である。
【図22】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を行う場合の手順を示す模式図である。
【図23】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を行う場合の手順を示す模式図である。
【図24】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を行う場合の手順を示す模式図である。
【図25】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を行う場合の手順を示す模式図である。
【図26】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を行う場合の手順を示す模式図である。
【図27】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を行う場合の手順を示す模式図である。
【符号の説明】
1 縫合・結紮器
2 器具本体
21 支持部
22 係合部
23 内腔
24 移動規制緩和部材
25a〜25d 短管
26 操作レバー
3 中空管
31 直線部
32 湾曲部
33 内側空間
34 スリット
35 リール
4 縫合針
41 針先
42 糸係止部
43 フック
431 内面
44 凹部
441 固定用凹部
442 開口
45 挟持部材
451 付勢部材
452 固定部材
453 挟持面
454 段差部
46 軸線
48 縫合針操作杆
481 ハンドル部
49 クランク部
5 第1チャック
51、52 可動挟持片
53、54 テーパ部
55 切欠き
6 第2チャック
61、62 可動挟持片
7 チャック操作手段
71 第1チャック操作杆
715 先端壁の端面
72 摺動部材
73 ピン
74 ワイヤー
75 フランジ
76 コイルバネ
77 ワイヤー牽引手段
771 カム
772 レバー
773 ピン
78 第2チャック操作杆
8 糸
81 ループ
82 第1の結び目
83 ループ
84 第2の結び目
9 生体組織
10 トロカール管

Claims (9)

  1. 器具本体と、
    前記器具本体に対し移動可能に支持された略直線状の直線部と該直線部の先端に形成された糸のループを形成するための湾曲部とを備え、内腔に前記糸が挿通され、該直線部を回転させることができる中空管と、
    先端に鋭利な針先が形成され、長手方向の途中に前記糸を係止する糸係止部を有する湾曲した縫合針と、
    前記縫合針を少なくとも前記中空管の前記湾曲部の内側空間に挿入・抜去可能に移動操作する縫合針操作杆と、
    前記中空管の前記湾曲部に対し接近・離間可能に設置され、前記糸をそれぞれ異なる箇所で把持し得る第1チャックおよび第2チャックと、
    前記第1チャックおよび前記第2チャックをそれぞれ独立して遠隔操作するチャック操作手段とを有し、
    前記中空管、前記縫合針操作杆および前記チャック操作手段がほぼ同方向に並ぶように集合された状態で前記器具本体に支持されていることを特徴とする縫合・結紮器。
  2. 前記中空管の前記湾曲部には、末端から開き角がほぼ90〜270°の範囲で形成され前記糸が通過可能なスリットを有する請求項1に記載の縫合・結紮器。
  3. 前記中空管の前記湾曲部には、前記湾曲部の湾曲に沿った外周部に前記糸が通過可能なスリットが形成されている請求項1または2に記載の縫合・結紮器。
  4. 前記中空管は、前記器具本体に対し、その長手方向に移動可能に支持されている請求項1ないし3のいずれかに記載の縫合・結紮器。
  5. 前記縫合針は、円弧状に湾曲しており、その円弧の中心位置に前記縫合針操作杆が固着されている請求項1ないし4のいずれかに記載の縫合・結紮器。
  6. 前記糸係止部は、フックと、該フックとの間で糸を挟持する挟持部材とで構成されている請求項1ないしのいずれかに記載の縫合・結紮器。
  7. 前記第1チャックおよび前記第2チャックの少なくとも一方に、前記糸をその長手方向に移動可能に挿通する通路が形成されている請求項1ないしのいずれかに記載の縫合・結紮器。
  8. 前記中空管、前記縫合針操作杆および前記チャック操作手段のうちの少なくとも1つが、前記器具本体に対し、弾性材料よりなる移動規制緩和部材を介して設置されている請求項1ないしのいずれかに記載の縫合・結紮器。
  9. 前記器具本体は、トロカール管に接続し得る係合部を有する請求項1ないしのいずれか記載の縫合・結紮器。
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