JPH08215199A - 縫合・結紮器 - Google Patents

縫合・結紮器

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JPH08215199A
JPH08215199A JP7044798A JP4479895A JPH08215199A JP H08215199 A JPH08215199 A JP H08215199A JP 7044798 A JP7044798 A JP 7044798A JP 4479895 A JP4479895 A JP 4479895A JP H08215199 A JPH08215199 A JP H08215199A
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thread
suture
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suture needle
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重人 徐
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明の縫合・結紮器1は、器具本体2と、中
空管3と、円弧状に湾曲する縫合針4と、縫合針操作杆
48と、第1チャック5と、第2チャック6と、両チャ
ック5、6をそれぞれ遠隔操作するチャック操作手段7
とで構成されている。器具本体2の係合部22には、中
空管3、縫合針操作杆48およびチャック操作杆71、
78を揺動可能に支持する移動規制緩和部材24が設置
されている。中空管3の先端部には、糸8にループを形
成するための湾曲部32が設けられ、この湾曲部32の
先端側に、糸8が通過可能なスリット34が形成されて
いる。両チャック5、6は、糸8を把持するもので、ワ
イヤー牽引手段77によるワイヤーの牽引操作によりそ
れぞれ独立して開閉する。 【効果】1つの器具で縫合と結紮とを行える。操作性に
優れ、確実な縫合、結紮ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に腹腔鏡下手術に用
いられる縫合・結紮器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば虫垂や胆嚢の切除術等にお
いて、従来の開腹手術に代わり、非開腹で行う腹腔鏡下
手術が注目されている。この腹腔鏡下手術は、複数本の
トロカール管と呼ばれる連通管を腹壁を貫通して腹腔内
に挿入、固定し、一本のトロカール管から挿入した小型
カメラ(内視鏡)によって腹腔内をモニターしつつ、他
のトロカール管より挿入された鉗子、鋏、メス、持針器
等の器具によって、モニター画像を見ながら腹腔内で手
術を行うものである。
【0003】ところで、現在では、腹腔鏡下手術専用の
縫合器や結紮器が未だ開発されていないため、前記腹腔
鏡下手術において生体組織を縫合する場合には、術者
は、一般の持針器を用いて円弧状に湾曲した針を把持
し、縫合するしかなく、縫合に手間と時間がかかってい
た。
【0004】さらに、縫合後に縫合糸を結紮する場合に
は、生体組織から出た糸を鉗子等を用いてトロカール管
より体外へ一旦引き出し、体外で結び目を形成した後、
再度糸をトロカール管内を通して腹腔内に戻し、糸を緊
張させて結び目を縛ることにより行われており、縫合と
同様に、手間と時間がかかっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、1つ
の器具で縫合と結紮とを行うことができ、操作性に優れ
た縫合・結紮器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(9)の本発明により達成される。
【0007】(1) 器具本体と、前記器具本体に対し
移動可能に支持された略直線状の直線部と該直線部の先
端に形成された湾曲部とを備え、前記湾曲部の先端側に
糸が通過可能なスリットが形成された中空管と、長手方
向の途中に糸を係止する糸係止部を有する湾曲した縫合
針と、前記縫合針を少なくとも前記中空管の前記湾曲部
の内側に挿入・抜去可能に移動操作する縫合針操作杆
と、前記中空管に対し接近・離間可能に設置され、前記
糸をそれぞれ異なる箇所で把持し得る第1チャックおよ
び第2チャックと、前記第1チャックおよび前記第2チ
ャックをそれぞれ遠隔操作するチャック操作手段とを有
し、前記中空管、前記縫合針操作杆および前記チャック
操作手段がほぼ同方向に並ぶように集合された状態で前
記器具本体に支持されていることを特徴とする縫合・結
紮器。
【0008】(2) 前記中空管は、前記器具本体に対
し、その長手方向に移動可能にかつ中空管の軸を中心に
回転可能に支持されている上記(1)に記載の縫合・結
紮器。
【0009】(3) 前記縫合針は、円弧状に湾曲して
おり、その円弧の中心位置に前記縫合針操作杆が固着さ
れている上記(1)または(2)に記載の縫合・結紮
器。
【0010】(4) 前記糸係止部は、フックと、該フ
ックとの間で糸を挟持する挟持部材とで構成されている
上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の縫合・結紮
器。
【0011】(5) 前記第1チャックおよび前記第2
チャックの少なくとも一方に、前記糸をその長手方向に
移動可能に挿通する通路が形成されている上記(1)な
いし(4)のいずれかに記載の縫合・結紮器。
【0012】(6) 前記チャック操作手段は、前記第
1チャックと前記第2チャックとをそれぞれ独立して作
動させるものである上記(1)ないし(5)のいずれか
に記載の縫合・結紮器。
【0013】(7) 前記中空管、前記縫合針操作杆お
よび前記チャック操作手段のうちの少なくとも1つが、
前記器具本体に対し、弾性材料よりなる移動規制緩和部
材を介して設置されている上記(1)ないし(6)のい
ずれかに記載の縫合・結紮器。
【0014】(8) 前記器具本体は、トロカール管に
接続し得る係合部を有する上記(1)ないし(7)のい
ずれか記載の縫合・結紮器。
【0015】(9) 前記スリットは、前記中空管の前
記湾曲部の湾曲に沿った外周部に形成されている上記
(1)ないし(8)のいずれか記載の縫合・結紮器。
【0016】
【実施例】以下、本発明の縫合・結紮器を添付図面に示
す好適実施例に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の縫合・結紮器の実施例の
全体構成を示す平面図、図2は、図1に示す縫合・結紮
器の側面図、図3は、図1中のIII −III 線での断面
図、図4は、中空管の先端部の構成を示す断面平面図、
図5は、図4中のV−V線での断面図、図6は、図1中
のVI−VI線での断面図、図7および図8は、それぞれ、
縫合針の糸係止部付近の構成を示す縦断面図、図9およ
び図10は、それぞれ、第1チャックおよび第2チャッ
クの構成を示す断面図である。なお、以下の説明では、
図1および図2中の下側を「基端」、上側を「先端」と
いい、先端側へ移動することを「前進」、基端側へ移動
することを「後退」という。
【0018】図示の縫合・結紮器1は、腹腔鏡下手術に
用いられる縫合・結紮器であって、腹壁を貫通して設置
され、腹腔と体外とを連通させる連通管であるトロカー
ル管10内に挿入して使用されるものである。
【0019】この縫合・結紮器1は、図1および図2に
示すように、器具本体2と、中空管3と、縫合針4と、
縫合針操作杆48と、第1チャック5と、第2チャック
6と、第1チャック5および第2チャック6をそれぞれ
遠隔操作するチャック操作手段7とで構成されている。
以下、これらについて順次説明する。
【0020】器具本体2は、中空管3、縫合針操作杆4
8およびチャック操作手段7をそれぞれほぼ同方向に並
ぶように集合した状態で支持する支持部21と、支持部
21に連結された操作レバー26とで構成されている。
支持部21には、トロカール管10の体外端側に嵌入し
て接続する円筒状の係合部22が設けられており、係合
部22の内側の内腔23に中空管3、縫合針操作杆48
およびチャック操作手段7がそれぞれ揺動可能に挿通さ
れている。
【0021】図3に示すように、係合部22の内腔23
内には、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレン
−ブタジエンゴム、シリコーンゴム、ポリウレタン等の
弾性材料よりなる移動規制緩和部材24が気密的に充填
されている。さらに、移動規制緩和部材24には、短管
25a、25b、25c、25dが埋入されており、こ
れらの短管25a、25b、25c、25d内に、それ
ぞれ、中空管3、縫合針操作杆48、チャック操作手段
7の第1チャック操作杆71および第2チャック操作杆
78が軸方向に摺動可能にかつ回転可能に挿通されてい
る。そして、中空管3、縫合針操作杆48、第1チャッ
ク操作杆71および第2チャック操作杆78は、それぞ
れ、移動規制緩和部材24の弾性により、任意の方向に
揺動することができる。
【0022】中空管3は、略直線状をなす直線部31と
該直線部31の先端に形成された湾曲部32とで構成さ
れている。湾曲部32は、後述する糸8のループを形成
するためのものであり、開き角がほぼ270°の円弧状
に湾曲し、その円弧の曲率中心が直線部31の延長線上
に位置している。これにより、直線部31を回転させた
とき、湾曲部32の内側空間33は、図1中左右に揺動
することなく一定の位置に保たれる。
【0023】図4および図5に示すように、湾曲部32
には、その先端側に糸8が通過可能なスリット(切欠
き)34が形成されている。スリット34の幅は、糸8
の径の2〜3倍程度とするのが好ましい。また、糸8が
湾曲部32から不本意に離脱することを防止するため、
湾曲部32の末端付近(図4中左側)においては、スリ
ット34の幅が減少しているのが好ましい。
【0024】また、スリット34には、図示のように、
湾曲部32の湾曲に沿った外周部に形成されているのが
好ましい。これにより、湾曲部32の湾曲に沿って糸8
を容易にスリット34から外したり、スリット34に通
過させたりすることができる。
【0025】なお、スリット34が湾曲部32の湾曲外
周部以外、例えば湾曲の内周側にあってもよい。そのよ
うな場合、例えば、糸8を先端側に十分に送っておき、
糸8をたるませ、中空管3の湾曲部32に沿わせた状態
とし、糸8がスリットから脱落しないように注意して中
空管3を回転操作することにより、縫合、結紮を行うこ
とができる。
【0026】また、図示の構成では、湾曲部32の末端
から開き角がほぼ180°の範囲でスリット34が形成
されているが、スリット34は、湾曲部32の末端から
開き角がほぼ90〜270°の範囲で形成されていても
よい。このような範囲であれば、糸8の着脱およびルー
プの形成を容易に行うことができる。
【0027】湾曲部32の外径は、特に限定されない
が、4〜8mm程度とするのが好ましく、6〜8mm程度と
するのがより好ましい。なお、湾曲部32の形状は、図
示のものに限定されず、例えば、楕円弧状、放物線状、
U字状、その他の任意の形状が可能である。また、湾曲
部32の直線部31に対する形成位置や開き角も、図示
のものに限定されず、例えば、開き角が120〜300
°程度のものであってもよい。
【0028】中空管3の直線部31と湾曲部32とは、
同一材料で一体的に形成したものでも、別部材を連結し
たものでもよい。中空管3の構成材料、特に湾曲部32
の構成材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニル等が挙げられる。
【0029】中空管3の内腔には、糸8が挿通され、中
空管3の基端には、糸8を巻き取りまたは糸8に張力を
与える糸巻き取り手段として、リール35が回転可能に
支持されている。なお、図示されていないが、リール3
5に巻き取った糸8が巻き出されるのを防止するため
に、例えばラチェット機構のようなリールの逆回転防止
機構や、リール35の回転にフリクションを与える機構
等が設けられていてもよい。
【0030】図6に示すように、縫合針4は、円弧状に
湾曲しており、その先端(図6中左端)には、鋭利な針
先41が形成され、基端は、縫合針操作杆48の先端側
に形成されたクランク部49の先端に固着されている。
【0031】縫合針4の軸線46の曲率半径Rは、特に
限定されないが、2.5〜6mm程度、特に、3〜5mm程
度とするのが好ましい。また、縫合針4の構成材料とし
ては、例えば、ステンレス鋼、チタン、ニッケル、タン
グステンおよびこれらの合金のような従来より針に用い
られている種々の金属材料が挙げられる。
【0032】このような縫合針4の長手方向の途中に
は、糸8を係止しかつ把持する糸係止部42が形成され
ている。この糸係止部42は、縫合針4の基端部へ向け
て突出するフック43と、縫合針4の内部に形成された
凹部44に収納され、前記フック43との間で糸を挟持
する挟持部材45とで構成されている。
【0033】図7に示すように、挟持部材45は、板バ
ネ状の付勢部材451と、固定部材452とを有し、固
定部材452を固定用凹部441に嵌合することにより
凹部44内に設置固定されている。挟持部材45は、付
勢部材451に付勢されて、その挟持面453がフック
43の内面431に密着する。また、この状態で、挟持
部材45の後端に形成された段差部454が、凹部44
の開口442の縁部と係合し、挟持部材45は、開口4
42を塞ぐ。
【0034】フック43の内面431の軸線46に対す
る傾斜角度θは、20〜60°程度とするのが好まし
い。このような糸係止部42の設置位置は、針先41か
らの長さが縫合針4の全長に対し1/4〜3/4程度の
位置、特に、1/3〜2/3程度の位置とするのが好ま
しい。このような位置に形成することにより、縫合針4
の全長を生体組織に通過させなくても、途中の糸係止部
42を生体組織表面から露出させるだけで糸8を着脱す
ることができ、縫合の操作性が向上する。
【0035】糸8を糸係止部42で係止、把持する場合
には、糸8を縫合針4に掛け、糸8に所定の張力を作用
させながら、縫合針4の湾曲内側の外面に沿ってその後
端側から針先41側へ移動する。糸8が開口442の位
置に到達すると、糸8の張力により挟持部材45が押圧
されて凹部44内に没入する。図8に示すように、さら
に糸8をフック43の内側に沿って移動すると、糸8
は、フック43の内面431と挟持部材45の挟持面4
53との間に挿入され、糸8の張力を弱めると、付勢部
材451の付勢力により、糸8は、内面431と挟持面
453とで挟持される。
【0036】糸係止部42での糸8の係止を解除する場
合には、糸8に、再び張力を作用させ、挟持面453を
押圧する。これにより、挟持面453がフック43の内
面431から離間し、糸8の挟持が解除される。この状
態で、例えば縫合針4を針先41側へ移動すると、糸8
の挟持されていた部分は開口442内へ移動し、さらに
糸8の張力を弱めると、付勢部材451の付勢力によ
り、挟持部材45が上昇して開口442を塞ぎ、糸8が
外れる。
【0037】なお、糸係止部42での糸8の把持力は、
第1チャック5、第2チャック6等での糸8の把持力よ
り弱いので、糸8を第1チャック5または第2チャック
6で把持し、牽引することにより、糸係止部42から糸
8を外すこともできる。
【0038】縫合針4に対する縫合針操作杆48の固着
は、図6のような横断面上において、縫合針4の軸線4
6の円弧の中心に縫合針操作杆48が位置するように設
定されている。これにより、縫合針操作杆48を回転し
たとき、縫合針4は、その軸線46に沿って円弧状の軌
跡で移動する。縫合針4の移動、すなわち縫合針操作杆
48の軸を中心とする回転により、縫合針4が、前記中
空管3の湾曲部32の内側空間33に、挿入・抜去され
る。このとき、縫合針4は、その軸線46に沿った円弧
運動を行うので、内側空間33に対する揺動が少なく、
挿入・抜去を確実かつ容易に行うことができる。また、
生体組織への穿刺・抜去も同様に安定的に確実に行うこ
とができる。
【0039】なお、縫合針操作杆48の基端は、縫合針
操作杆48の回転操作、前進・後退操作をし易くするた
めに、L字状に屈曲したハンドル部481を有してい
る。また、本発明の縫合・結紮器1は、糸8をそれぞれ
異なる箇所で挟持し得る第1チャック5および第2チャ
ック6と、これらの両チャックをそれぞれ独立して遠隔
的に操作するチャック操作手段7とを有している。以
下、これらについて、第1チャック5を中心に説明す
る。
【0040】図9および図10に示すように、第1チャ
ック5は、一対の開閉可能な可動挟持片51、52で構
成されており、両可動挟持片51、52は、それぞれそ
の基端部において、摺動部材72に対しピン73により
回動可能に支持されている。また、両可動挟持片51、
52は、例えば図示しないバネにより、互いに開く方向
に付勢されている。
【0041】摺動部材72は、中空の第1チャック操作
杆71の先端部に、軸方向に摺動可能に収納されてい
る。摺動部材72の基端には、第1チャック5を開閉す
るための牽引用ワイヤー74の先端が固着されている。
また、第1チャック操作杆71の内側に突出形成された
フランジ75と、摺動部材72との間には、コイルバネ
76が圧縮状態で収納されている。このコイルバネ76
により、摺動部材72は、先端側へ付勢され、第1チャ
ック操作杆71の先端壁の内面に当接する。
【0042】ワイヤー74は、第1チャック操作杆71
内を通り、第1チャック操作杆71の基端部に設置され
たワイヤー牽引手段77に接続されている。ワイヤー牽
引手段77は、ワイヤー74を巻き取るカム771と、
カム771と一体化されたレバー772と、カム771
を回動可能に支持するピン773とで構成されている。
なお、図示されていないが、レバー772の回動位置を
ロックするロック機構が設けられているのが好ましい。
【0043】図2において、レバー772が反時計方向
に回動されているとき(図2中実線で示す)には、ワイ
ヤー74にはほとんど張力が作用せず、よって、図9に
示すように、摺動部材72は、コイルバネ76の付勢力
により先端側へ位置し、第1チャック5の両可動挟持片
51、52は、開いた状態となる。
【0044】図2において、レバー772を時計方向に
回動(図2中一点鎖線で示す)すると、ワイヤー74が
カム771に巻き取られて基端方向へ牽引され、図10
に示すように、摺動部材72は、コイルバネ76の付勢
力に抗して後退し、第1チャック5の両可動挟持片5
1、52も同様に後退する。この移動に伴い、可動挟持
片51、52の基端部外面にそれぞれ形成されたテーパ
部53、54が、第1チャック操作杆71の先端壁の端
面715に当接し、規制されて、第1チャック5の両可
動挟持片51、52は、閉じる。このとき、レバー77
2の回動は、前記ロック機構等によりロックされている
ので、レバー772を図2中実線で示す状態に戻すまで
は、第1チャック5は閉じた状態を維持する。
【0045】なお、可動挟持片51、52の基端部内側
には、それぞれ、半円状の切欠き55が形成されてお
り、可動挟持片51、52を閉じた状態で、糸8がその
長手方向に移動可能に挿通する円形の通路が形成され
る。
【0046】また、第2チャック6も、前記第1チャッ
ク5と同様に、一対の可動挟持片61、62で構成され
ており、前記第1チャック操作杆71と同様の第2チャ
ック操作杆78の先端部に支持されている。第2チャッ
ク操作杆78の基端部にも、前記と同様のワイヤー牽引
手段77が設置され、第2チャック6は、このワイヤー
牽引手段77を操作することにより、第1チャック5と
同様の原理で開閉する。
【0047】図2に示すように、第1チャック5および
第2チャック6は、糸8を把持し易くするために、それ
ぞれ、斜め先端方向に向いている。なお、本発明では、
第1チャック5および第2チャック6の方向が調整可能
な構成であってもよい。
【0048】第1チャック5および第2チャック6のそ
れぞれについての第1、第2チャック操作杆71、7
8、摺動部材72、ピン73、ワイヤー74、フランジ
75、コイルバネ76およびワイヤー牽引手段77によ
り、第1チャック5および第2チャック6をそれぞれ遠
隔操作するチャック操作手段7が構成される。
【0049】このチャック操作手段7では、第1チャッ
ク操作杆71および第2チャック操作杆78を基端側に
おいて前進・後退、揺動および回転操作することによ
り、第1チャック5および第2チャック6をそれぞれ、
独立して中空管3の湾曲部32に対し接近・離間させる
ことができる。
【0050】なお、図示の実施例と異なり、第1チャッ
クおよび第2チャックが1つのチャック操作杆に設置さ
れているもの、さらには、両チャックが連動して作動す
るものであってもよい。
【0051】次に、本発明の縫合・結紮器1の作用につ
いて、腹腔鏡下手術における縫合、結紮に適用した場合
を例にして説明する。
【0052】[1] 患者の腹壁に固定されているトロ
カール管10に縫合・結紮器1を挿通し、器具本体2の
係合部22をトロカール管10の体外端に嵌合、固定す
る。この状態で、中空管3内に挿通されている糸8を湾
曲部32内を通さずにほぼ直線状態とし、一方、両ワイ
ヤー牽引手段77を操作して、第1チャック5および第
2チャック6を開く(図11参照)。
【0053】[2] 両ワイヤー牽引手段77を操作し
て、第1チャック5および第2チャック6を閉じ、中空
管3の先端部より突出した糸8をそれぞれ異なる位置で
把持する。次いで、第1チャック操作杆71および第2
チャック操作杆78を前進させ、糸8をループの形成に
必要な所定長さ引き出す(図12参照)。
【0054】[3] 中空管3を約180°回転して、
湾曲部32の先端部を第1チャック操作杆71および第
2チャック操作杆78の先端部側に向ける(図13参
照)。
【0055】[4] 第1チャック操作杆71および第
2チャック操作杆78を、第1チャック5および第2チ
ャック6が中空管3から離間するように揺動させつつ後
退させて、糸8をスリット34を通過させ、湾曲部32
内に巻き付ける(図14参照)。
【0056】[5] 中空管3を再び約180°回転す
る。これにより、湾曲部32付近に糸8のループ81が
形成される(図15参照)。
【0057】[6] 第1チャック操作杆71および第
2チャック操作杆78を揺動させ、第1チャック5およ
び第2チャック6を中空管3の湾曲部32から離間させ
る(図16参照)。なお、第1チャック5および第2チ
ャック6の湾曲部32からの離間距離は、1cm以上とす
るのが好ましい。
【0058】[7] 縫合針4と湾曲部32とがほぼ一
致する位置まで縫合針操作杆48を後退させ、あるいは
中空管3を前進させ、次いで、縫合針操作杆48を所定
方向に回転する。これにより、縫合針4が湾曲部32の
内側空間33、すなわちループ81内を通り、さらに、
生体組織9の縫合すべき部位を穿刺する(図17参
照)。
【0059】[8] 針先41が生体組織9を貫通し、
糸係止部42が生体組織9の表面から露出したら、第1
チャック5、第2チャック6間に把持されている糸8を
縫合針4の糸係止部42で係止、把持する(図17参
照)。
【0060】このとき、第1チャック5、第2チャック
6をこれらが互いに離れる方向に移動し、両チャック間
の糸8を張った状態で糸係止部42に係止させるのが好
ましい。
【0061】[9] 第1チャック5および第2チャッ
ク6を開いて糸8の把持を解除し、縫合針操作杆48を
前記と逆方向に回転して、縫合針4を生体組織9から抜
き取る。これにより、糸8は、生体組織9の内部に挿通
され、さらにループ81内に挿通される(図18参
照)。
【0062】[10] 針先41がループ81から抜ける
位置まで縫合針4を回転したら、中空管3を約180°
回転し、再び元の位置に戻して、糸8を湾曲部32から
外す。これにより、生体組織9から出た糸8に第1の結
び目82が形成される(図19参照)。
【0063】[11] 中空管3を前進させるとともに、
縫合針操作杆48を後退させ、第1の結び目82の輪が
より小さくなるように整える(図20参照)。
【0064】[12] 生体組織9から出た糸8のうちの
縫合針4側の糸8の所定部位を、第1のチャック5の両
切欠き55に挿通し、他の部位を第2のチャック6で把
持する(図21参照)。
【0065】[13] リール35を回転して糸8を巻き
取り、糸8に張力を与えつつ、第1チャック5を生体組
織9の縫合部位に近付けるように、回転、揺動および後
退させる。これにより、糸8が第1のチャック5の両切
欠き55で構成された通路内を通過し、第1の結び目8
2が生体組織9の縫合部位に寄せられて、第1の結び目
82の輪が徐々に小さくなり、第1の結び目82が縛ら
れる(図22参照)。
【0066】[14] 第1チャック5および第2チャッ
ク6を開いて糸8の把持を解除し、次いで、第1チャッ
ク操作杆71および第2チャック操作杆78を揺動さ
せ、第1チャック5および第2チャック6を中空管3の
湾曲部32から離間させる(図23参照)。
【0067】[15] 中空管3を前進、揺動および回転
させて、糸8をスリット34を通過させ、湾曲部32内
に巻き付ける。次に、中空管3を前記工程[5]と逆方
向に回転する。これにより、湾曲部32付近に糸8のル
ープ83が形成される(図23参照)。なお、このルー
プ83においては、図15に示す状態と異なり、湾曲部
32の先端から出た糸8は、中空管3の手前側を通って
生体組織9へ至っている。
【0068】[16] 第2チャック操作杆78を揺動、
回転させて、第2チャック6をループ83内に入れ、こ
の第2チャック6で生体組織9から出た糸8のうちの縫
合針4側の糸8を把持する(図24参照)。
【0069】[17] 第2チャック操作杆78を揺動さ
せ、糸8を把持した状態の第2チャック6を中空管3の
湾曲部32から離間させる。これにより、糸8は、縫合
針4の糸係止部42から外れ、ループ83内に前記工程
[9]とは逆方向から挿通される(図25参照)。な
お、このとき、縫合針4を回転または揺動させると、糸
係止部42から糸8が外れ易くなる。
【0070】[18] 中空管3を後退させるとともに、
約180°回転し、再び元の位置に戻して、糸8を湾曲
部32から外す。これにより、第2の結び目84が形成
される(図26参照)。なお、この第2の結び目84
は、前記第1の結び目82とは逆方向の結び目である。
【0071】[19] 第2の結び目84と第2チャック
6との間の糸8を、第1のチャック5の両切欠き55に
挿通し、リール35を回転して糸8を巻き取り、糸8に
張力を与えつつ、第1チャック5を生体組織9の縫合部
位に近付けるように、回転、揺動および後退させる。こ
れにより、糸8が第1のチャック5の両切欠き55で構
成された通路内を通過し、第2の結び目84が生体組織
9の縫合部位に寄せられて、第2の結び目84の輪が徐
々に小さくなり、第2の結び目84が縛られる。このよ
うにして、生体組織9の縫合部位は、互いに逆方向の第
1の結び目82および第2の結び目84により、確実に
結紮される(図27参照)。
【0072】[20] 他のトロカール管等より挿入され
た鋏(図示せず)により、余分な糸8を切断し、縫合、
結紮操作を完了する。
【0073】なお、上述した操作手順は、一例であり、
種々の変更が可能であり、これに限定されるものではな
い。特に、中空管3の回転方向や、第1チャック5、第
2チャック6、中空管3、縫合針4等の縫合部位に対す
る位置関係等は、任意可能である。
【0074】本発明の縫合・結紮器は、上述した実施例
のものに限定されず、例えば、中空管、縫合針、糸係止
部、縫合針操作杆、第1チャック、第2チャック、チャ
ック操作手段等の構成は、それぞれ、同様の機能を持つ
任意の形状、構造のものに置換することができる。例え
ば、糸係止部は、フックのみで構成されたものであって
もよい。また、本発明の縫合・結紮器は、腹腔鏡下手術
に用いられるものに限定されない。
【0075】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の縫合・結紮
器によれば、1つの器具で縫合と結紮とを行うことがで
き、特に、腹腔内等で縫合、結紮を容易に完了すること
ができ、その操作性にも優れている。そのため、患者へ
の負担が減少し、安全性も高まる。
【0076】また、中空管が器具本体に対しその長手方
向に移動しかつ中空管の軸を中心に回転可能に支持され
ている場合には、糸のループの形成やループ内への糸の
挿通がより一層し易くなる。
【0077】また、縫合針が円弧状に湾曲しており、そ
の円弧の中心位置に縫合針操作杆が固着されている場合
には、縫合針がその軸方向に移動するので、縫合針の糸
のループ内への挿入・抜去や生体組織への穿刺、縫合を
より確実に行うことができる。
【0078】また、縫合針に形成された糸係止部がフッ
クと、該フックとの間で糸を挟持する挟持部材とで構成
されている場合には、フックに掛かった糸をフックと挟
持部材とで確実に挟持するので、縫合、結紮中に、不本
意に糸が縫合針から外れるということが防止される。
【0079】また、第1チャックおよび第2チャックの
少なくとも一方に、糸をその長手方向に移動可能に挿通
する通路が形成されている場合には、結び目を縫合部位
へ寄せることができ、より確実に結紮を行うことができ
る。
【0080】また、チャック操作手段が第1チャックと
第2チャックとをそれぞれ独立して作動させるものであ
る場合には、第1チャックおよび第2チャックのそれぞ
れの動作の組み合わせにより、複雑な糸の把持操作が可
能となり、縫合、結紮の操作性が向上する。
【0081】また、中空管、縫合針操作杆およびチャッ
ク操作手段のうちの少なくとも1つが器具本体に対し移
動規制緩和部材を介して設置されている場合には、これ
らが器具本体に対し揺動可能となり、例えば、中空管と
第1チャック、第2チャックとを離間、接近させること
もできるので、縫合、結紮の操作性がより一層向上す
る。
【0082】また、器具本体がトロカール管に接続し得
る係合部を有するものである場合には、腹腔鏡下手術へ
の適用に際し、縫合・結紮器を確実に固定することがで
き、縫合・結紮の操作をより安定的に行うことができ
る。
【0083】また、スリットが中空管の湾曲部の湾曲に
沿った外周部に形成されている場合には、糸をスリット
を介して湾曲部に容易に着脱することができるので、縫
合、結紮の操作性がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縫合・結紮器の実施例の全体構成を示
す平面図である。
【図2】図1に示す縫合・結紮器の側面図である。
【図3】図1中のIII −III 線での断面図である。
【図4】中空管の先端部の構成を示す断面平面図であ
る。
【図5】図4中のV−V線での断面図である。
【図6】図1中のVI−VI線での断面図である。
【図7】縫合針の糸係止部付近の構成を示す縦断面図で
ある。
【図8】縫合針の糸係止部付近の構成を示す縦断面図で
ある。
【図9】第1チャックおよび第2チャックの構成を示す
断面図である。
【図10】第1チャックおよび第2チャックの構成を示
す断面図である。
【図11】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を
行う場合の手順を示す模式図である。
【図12】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を
行う場合の手順を示す模式図である。
【図13】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を
行う場合の手順を示す模式図である。
【図14】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を
行う場合の手順を示す模式図である。
【図15】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を
行う場合の手順を示す模式図である。
【図16】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を
行う場合の手順を示す模式図である。
【図17】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を
行う場合の手順を示す模式図である。
【図18】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を
行う場合の手順を示す模式図である。
【図19】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を
行う場合の手順を示す模式図である。
【図20】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を
行う場合の手順を示す模式図である。
【図21】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を
行う場合の手順を示す模式図である。
【図22】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を
行う場合の手順を示す模式図である。
【図23】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を
行う場合の手順を示す模式図である。
【図24】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を
行う場合の手順を示す模式図である。
【図25】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を
行う場合の手順を示す模式図である。
【図26】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を
行う場合の手順を示す模式図である。
【図27】本発明の縫合・結紮器を用いて縫合、結紮を
行う場合の手順を示す模式図である。
【符号の説明】
1 縫合・結紮器 2 器具本体 21 支持部 22 係合部 23 内腔 24 移動規制緩和部材 25a〜25d 短管 26 操作レバー 3 中空管 31 直線部 32 湾曲部 33 内側空間 34 スリット 35 リール 4 縫合針 41 針先 42 糸係止部 43 フック 431 内面 44 凹部 441 固定用凹部 442 開口 45 挟持部材 451 付勢部材 452 固定部材 453 挟持面 454 段差部 46 軸線 48 縫合針操作杆 481 ハンドル部 49 クランク部 5 第1チャック 51、52 可動挟持片 53、54 テーパ部 55 切欠き 6 第2チャック 61、62 可動挟持片 7 チャック操作手段 71 第1チャック操作杆 715 先端壁の端面 72 摺動部材 73 ピン 74 ワイヤー 75 フランジ 76 コイルバネ 77 ワイヤー牽引手段 771 カム 772 レバー 773 ピン 78 第2チャック操作杆 8 糸 81 ループ 82 第1の結び目 83 ループ 84 第2の結び目 9 生体組織 10 トロカール管

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器具本体と、 前記器具本体に対し移動可能に支持された略直線状の直
    線部と該直線部の先端に形成された湾曲部とを備え、前
    記湾曲部の先端側に糸が通過可能なスリットが形成され
    た中空管と、 長手方向の途中に糸を係止する糸係止部を有する湾曲し
    た縫合針と、 前記縫合針を少なくとも前記中空管の前記湾曲部の内側
    に挿入・抜去可能に移動操作する縫合針操作杆と、 前記中空管に対し接近・離間可能に設置され、前記糸を
    それぞれ異なる箇所で把持し得る第1チャックおよび第
    2チャックと、 前記第1チャックおよび前記第2チャックをそれぞれ遠
    隔操作するチャック操作手段とを有し、 前記中空管、前記縫合針操作杆および前記チャック操作
    手段がほぼ同方向に並ぶように集合された状態で前記器
    具本体に支持されていることを特徴とする縫合・結紮
    器。
  2. 【請求項2】 前記中空管は、前記器具本体に対し、そ
    の長手方向に移動可能にかつ中空管の軸を中心に回転可
    能に支持されている請求項1に記載の縫合・結紮器。
  3. 【請求項3】 前記縫合針は、円弧状に湾曲しており、
    その円弧の中心位置に前記縫合針操作杆が固着されてい
    る請求項1または2に記載の縫合・結紮器。
  4. 【請求項4】 前記糸係止部は、フックと、該フックと
    の間で糸を挟持する挟持部材とで構成されている請求項
    1ないし3のいずれかに記載の縫合・結紮器。
  5. 【請求項5】 前記第1チャックおよび前記第2チャッ
    クの少なくとも一方に、前記糸をその長手方向に移動可
    能に挿通する通路が形成されている請求項1ないし4の
    いずれかに記載の縫合・結紮器。
  6. 【請求項6】 前記チャック操作手段は、前記第1チャ
    ックと前記第2チャックとをそれぞれ独立して作動させ
    るものである請求項1ないし5のいずれかに記載の縫合
    ・結紮器。
  7. 【請求項7】 前記中空管、前記縫合針操作杆および前
    記チャック操作手段のうちの少なくとも1つが、前記器
    具本体に対し、弾性材料よりなる移動規制緩和部材を介
    して設置されている請求項1ないし6のいずれかに記載
    の縫合・結紮器。
  8. 【請求項8】 前記器具本体は、トロカール管に接続し
    得る係合部を有する請求項1ないし7のいずれか記載の
    縫合・結紮器。
  9. 【請求項9】 前記スリットは、前記中空管の前記湾曲
    部の湾曲に沿った外周部に形成されている請求項1ない
    し8のいずれか記載の縫合・結紮器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011052872A1 (ko) * 2009-10-26 2011-05-05 국립암센터 수술용 봉합장치
CN109009490A (zh) * 2018-09-13 2018-12-18 江苏唯德康医疗科技有限公司 柔性可回收穿刺锚及其固定器

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