JP3781020B2

JP3781020B2 - 論理アドレスサービス起動方法及び論理アドレス管理装置及びアプリケーション実行装置及び論理アドレスサービス管理プログラム及び論理アドレスサービス起動プログラム及び論理アドレスサービス管理プログラムを格納した記憶媒体及び論理アドレスサービス起動プログラムを格納した記憶媒体

Info

Publication number: JP3781020B2
Application number: JP2003276793A
Authority: JP
Inventors: 祐一島村; 農丁
Original assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Current assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date: 2003-07-18
Filing date: 2003-07-18
Publication date: 2006-05-31
Anticipated expiration: 2023-07-18
Also published as: JP2005039706A

Description

本発明は、論理アドレスサービス起動方法及び論理アドレス管理装置及びアプリケーション実行装置及び論理アドレスサービス管理プログラム及び論理アドレスサービス起動プログラム及び論理アドレスサービス管理プログラムを格納した記憶媒体及び論理アドレスサービス起動プログラムを格納した記憶媒体に係り、特に、通信ネットワーク上で、通信ネットワークサービスを提供するシステムにおける論理アドレスサービスを起動するための論理アドレスサービス起動方法及び論理アドレス管理装置及びアプリケーション実行装置及び論理アドレスサービス管理プログラム及び論理アドレスサービス起動プログラム及び論理アドレスサービス管理プログラムを格納した記憶媒体及び論理アドレスサービス起動プログラムを格納した記憶媒体に関する。

従来、ネットワーク上のサービスにおいて、ＩＰ（Internet
Protocol）電話、電子メール、インスタントメッセージ、ＷＷＷ(World Wide Web)を１つの論理的なアドレスや番号によりアクセス可能にする方法が、公知の技術として知られている（例えば、特許文献１、非特許文献１参照）。

論理アドレス（論理番号）から複数の実サービスのアドレスを記述したアドレスリストへのアドレス変換は、論理アドレスとそれに対応するアドレスリストの組を、ネットワーク上の論理アドレス管理装置で管理することにより、ネットワーク上の様々な装置から可能になる。アドレス変換を行う装置や装置上のアプリケーションからのネットワークを介した論理アドレス変換要求に対し、論理アドレス管理装置は、アドレスリストを応答として返す。例えば、ＥＮＵＭでは、インターネットで運用されているＤＮＳ(Domain Name System)の仕組みが用いられる。

アドレスリストには、複数の異なるサービスのアドレスが記述可能であることから、論理アドレスを固定的で単一の実サービスアドレスに単純に変換するだけでなく、応答されたアドレスリストを元にアプリケーションロジックを実行する付加的な論理アドレスサービスも実現可能である。例えば、アドレスリストの中から時間に応じてサービスを１つだけ選択してアクセスするようなアプリケーションロジックや、アドレスリストの上から順番通りにアクセスするアプリケーションロジックが、論理アドレスサービスの付加サービスとして起動される。

特開２０００−１４８６３６号公報ＥＮＵＭ (RFC2916)

しかしながら、上記従来の論理アドレス管理装置を用いる方法では、論理アドレス管理装置がインターネットのようなオープンなネットワーク上で運用され、論理アドレスが複数の異なる事業者間を跨って利用可能なアドレス形態である場合には、アドレス変換が付加的な論理アドレスサービスのアプリケーションロジックが搭載されている装置で行われる保証はなく、論理アドレスサービスのアプリケーションロジックが搭載されていない端末装置やルーチング途中の装置でアドレス変換されてしまう場合も想定される。

また、論理アドレス管理装置に保持されるアドレスリストには、電話番号や、個人の属性が類推可能なドメイン名、等が含まれた実アドレスリストが含まれることになる。

このように、従来の技術では、付加的な論理アドレスサービスのアプリケーションロジックを搭載していない装置で論理アドレスをアドレスリストに変換すると、付加的な論理アドレスサービスの実行に必要なアドレスリストと付加的な論理アドレスサービスのアプリケーションロジックのうち、アドレスリストしか存在しないため、付加的な論理アドレスサービスを起動することができないという問題がある。

また、電話番号や、個人の所属が類推可能なドメイン名、等が含まれた実サービスアドレスを、アドレスリストとして論理アドレス管理装置に保持し、ネットワーク上の様々な装置からの論理アドレス変換要求に対してそのアドレスリストを応答することは、個人情報の漏洩になるという問題がある。

本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、アドレスリストに含まれる個人情報を漏洩させずに、ネットワーク上のどの装置で論理アドレスを変換しても付加的な論理アドレスサービスを起動することが可能な論理アドレスサービスを起動するための論理アドレスサービス起動方法及び論理アドレス管理装置及びアプリケーション実行装置及び論理アドレスサービス管理プログラム及び論理アドレスサービス起動プログラム及び論理アドレスサービス管理プログラムを格納した記憶媒体及び論理アドレスサービス起動プログラムを格納した記憶媒体を提供することを目的とする。

図１は、本発明の原理を説明するための図である。
本発明（請求項１）は、通信ネットワークサービスを提供するシステムにおけるアプリケーションロジックを必要とする付加的な論理アドレスサービスを起動させるための論理アドレスサービス起動方法であって、
アプリケーションロジックを搭載し、かつ、実アドレスを含むアドレスリストを応答しても個人情報の漏洩が発生しないネットワーク上の装置をアプリケーション実行装置とし、
論理アドレスを管理する論理アドレス管理装置において、
１つの論理アドレスに対して、該論理アドレスに対するアドレスリストとして、元の論理アドレスを一意に定めることができ、かつ、転送先のアプリケーション実行装置を示す転送アドレスの組と、実アドレスの組の、２組のアドレスリストを保持し（ステップ１）、
論理アドレス変換の要求元がアプリケーション実行装置であるかどうかを判定し（ステップ２）、アプリケーション実行装置ではないネットワーク上の装置に対しては、転送アドレスを含むアドレスリストを、ネットワークを介して送信し（ステップ３）、
アプリケーション実行装置に対しては、実アドレスを含むアドレスリストを、ネットワークを介して送信し（ステップ５）、
論理アドレス管理装置から転送アドレスを含むアドレスリストを受信したアプリケーション実行装置ではないネットワーク上の装置において、
論理アドレス管理装置から受信したアドレスリスト中の転送アドレスを用いて、アプリケーション実行装置にアクセスし（ステップ４）、
転送アドレスを用いてアクセスされたアプリケーション実行装置において、
転送アドレスから一意に定まる論理アドレスを抽出し、論理アドレス管理装置に対して、抽出した論理アドレスのアドレス変換要求を行い（ステップ５）、
論理アドレス管理装置から実アドレスを含むアドレスリストを受信した（ステップ６）アプリケーション実行装置において、
論理アドレス管理装置から送信されたアドレスリスト中の実アドレスを用いて、付加的な論理アドレスサービスのアプリケーションロジックにより、付加的な論理アドレスサービスを実行する（ステップ７）。

図２は、本発明の原理構成図である。

本発明（請求項２）は、付加的な論理アドレスサービスを起動させるための論理アドレス管理装置１であって、
論理アドレスに対するアドレスリストとして、元の論理アドレスを一意に定めることができ、かつ、転送先のアプリケーション実行装置を示す転送アドレスの組と、実アドレスの組の２組のアドレスリストを保持するアドレスリスト保持手段１１と、
ネットワーク６を介して、アプリケーションロジックを搭載していないか、あるいは、実アドレスを含むアドレスリストを応答すると個人情報の漏洩が発生しそうなネットワーク上の装置から受信した論理アドレス変換要求に対しては、アドレス保持手段１１から転送アドレスを含むアドレスリストを取得して応答し、また、アプリケーションロジックを搭載し、かつ、実アドレスを含むアドレスリストを応答しても個人情報の漏洩が発生しないアプリケーション実行装置から受信した論理アドレス変換要求に対しては、アドレスリスト保持手段から実アドレスを含むアドレスリストを取得して、応答するアドレス送信手段１２と、を有する。

本発明（請求項３）は、通信ネットワークサービスを提供するシステムにおけるアプリケーションロジックを必要とする付加的な論理アドレスサービスを起動させるための論理アドレスサービスの起動に用いられ、アプリケーションロジックを搭載し、かつ、実アドレスを含むアドレスリストを応答しても個人情報の漏洩が発生しないネットワーク上の装置であるアプリケーション実行装置２であって、
元の論理アドレスを一意に定めることができ、かつ、転送先のアプリケーション実行装置を示す転送アドレスを用いたアクセスから、論理アドレスを抽出する手段と、
抽出した論理アドレスのアドレス変換を論理アドレス管理装置に対して要求する手段と、
論理アドレス管理装置から実アドレスを含むアドレスリストを受信し、当該実アドレスを用いて、付加的な論理アドレスサービスのアプリケーションロジックにより、付加的な論理アドレスサービスを実行するアプリケーション実行手段２１と、を有する。

本発明（請求項４）は、コンピュータを、
請求項２記載の論理アドレスサービス管理装置として機能させる論理アドレスサービス管理プログラムである。

本発明（請求項５）は、コンピュータを、請求項３記載のアプリケーション実行装置として機能させる論理アドレスサービス起動プログラムである。

本発明（請求項６）は、コンピュータを、請求項２記載の論理アドレスサービス管理装置として機能させるプログラムを格納した論理アドレスサービス管理プログラムを格納した記憶媒体である。

本発明（請求項７）は、コンピュータを、請求項３記載のアプリケーション実行装置として機能させるプログラムを格納した記憶媒体である。

本発明では、論理アドレス管理装置が、アプリケーションロジックを搭載していないネットワーク上の装置に対しては、転送アドレスを含むアドレスリストを応答し、アプリケーションロジックを搭載しているアプリケーション実行装置に対しては、実アドレスを含むアドレスリストを応答することにより、ネットワーク上のどの装置で論理アドレスが変換されても、論理アドレスサービスのアプリケーションロジックを搭載したアプリケーション実行装置で、実アドレスを利用した付加的な論理アドレスサービスを実行することが可能となる。

また、本発明では、論理アドレス管理装置が、実アドレスを含むアドレスリストを応答すると、個人情報の漏洩が発生しそうなネットワーク上の装置に対しては、転送アドレスを含むアドレスリストを応答し、実アドレスを含むアドレスリストを応答しても個人情報の漏洩が発生しないアプリケーション実行装置に対してのみ、実アドレスを含むアドレスリストを応答することにより、実アドレスに含まれる個人情報がネットワークを介して漏洩することもない。

以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。

図３は、本発明の一実施の形態におけるシステム構成を示しており、ＳＩＰ(Session Initiation Protocol)による通信において、論理アドレスサービスを提供する場合のシステムを示す。

同図に示すシステムは、論理アドレス管理装置１、アプリケーション実行装置２、ＳＩＰプロキシ装置３、発側装置４、着側装置５、及びこれらの装置を接続するネットワーク６から構成される。

論理アドレス管理装置１は、論理アドレスデーターベース１１と論理アドレス管理アプリケーションロジック１２から構成される。

論理アドレスデーターベース１１は、論理アドレスに対する転送アドレスの組を管理する転送アドレス管理部１１１と、論理アドレスに対する実アドレスの組を管理する実アドレス管理部１１２から構成される。

転送アドレス管理部１１１は、論理アドレスサービスのキー情報となる論理アドレス１１１１と、それに対応するアプリケーション実行装置２への転送アドレスをリストとして格納したアドレスリスト１１１２をデーターベースカラムとして持つデーターベースである。

実アドレス管理部１１２は、論理アドレスサービスのキー情報となる論理アドレス１１２１と、それに対応する付加的な論理アドレスサービスの実行に必要な実アドレスをリストとして格納したアドレスリスト１１２２をデーターベースカラムとして持つデーターベースである。

転送アドレス管理部１１１と実アドレス管理部１１２には、同一の論理アドレスをそれぞれキー情報として格納する。また、対応する元の論理アドレスを一意に定めることができるアドレスを、転送アドレスとして格納する。

アドレスリスト１１２２の実アドレスのリストとは、例えば、論理番号でアクセスすると、優先度を付けた複数のＳＩＰ通信の着信先を順番に呼び出すという付加サービスの場合は、着信優先度と着信先となるアドレスの組である。

アドレスリスト１１１２、及び、アドレスリスト１１２２へのアドレスの格納は、アドレス表記方法によって異なる。ＵＲＩ(Uniform Resource Identifiers)のように、アドレス表記中に通信プロトコルが含まれる場合には、通信プロトコル毎に複数のアドレスをリストとして格納する。一方、アドレス表記中に通信プロトコルが含まれていない場合には、複数の通信プロトコルで共用するアドレスを格納してもよい。

アプリケーション実行装置２は、付加サービスアプリケーションロジック２１を搭載している。

ＳＩＰプロキシ装置３は、ＳＩＰ通信に必要となるＳＩＰプロキシ機能を搭載している装置である。

発側装置４は、ＳＩＰ通信の発信側の装置であり、ＳＩＰクライアント機能を搭載している。

着側装置５は、ＳＩＰ通信の着信側の装置であり、ＳＩＰクライアント機能を搭載している。

ネットワーク６は、論理アドレス管理装置１、アプリケーション実行装置２、ＳＩＰプロキシ装置３、発側装置４、及び、着側装置５が接続される通信ネットワークであり、例えば、インターネットである。

次に、上記の構成における動作を説明する。

図４は、本発明の一実施の形態におけるシステム全体の動作のシーケンスチャートであり、図５は、本発明の一実施の形態における論理アドレス管理装置の論理アドレス管理アプリケーションロジックの動作のフローチャートであり、図６は、本発明の一実施の形態におけるアプリケーション実行装置の付加サービスアプリケーションロジックの動作のフローチャートである。

以下、図４〜図６を用いて、発側装置４がある論理アドレスで示される通信相手との間でＳＩＰによる呼の確立を試み、付加サービスアプリケーションロジック２１によって着側装置５が選択され、発側装置４と着側装置５との間でＳＩＰの呼が確立するようなＳＩＰ通信における付加的な論理アドレスサービスの動作を説明する。

論理アドレス管理装置１では、論理アドレスに対する転送アドレスの組をアドレスリストとして論理アドレスデーターベース１１の転送アドレス管理部１１１に、論理アドレスに対する実アドレスの組をアドレスリストとして論理アドレスデーターベース１１の実アドレス管理部１１２にそれぞれ保持する（ステップ２０１）。

図７に転送アドレス管理部１１１のレコードの例を、図８に実アドレス管理部１１２のレコードの例を示す。図７の例では、アプリケーション実行装置２への転送アドレス（Ｒ５０１）を格納している。転送アドレスは、対応する元の論理アドレスを一意に決定できるようにする。図８の例では、付加的な論理アドレスサービスの実行に必要な実アドレス（Ｒ５０２）を格納している。

論理アドレスデーターベース１１は、例えば、ＤＮＳのＮＡＰＴＲ(Naming
Authority Pointer)リソースレコードにより実現されてもよい。

発側装置４は、ネットワーク６を介して、ＳＩＰプロキシ装置３にＳＩＰの“ｉｎｖｉｔｅ”メッセージを送る（ステップ２０２）。このとき、宛先を示す“Ｒｅｑｕｅｓｔ−ＵＲＩ”に論理アドレスを指定する。

ＳＩＰプロキシ装置３では、ＳＩＰメッセージ中の“Ｒｅｑｕｅｓｔ−ＵＲＩ”に含まれる論理アドレスを実際のＳＩＰアドレス（ＳＩＰ−ＵＲＩ）に変換するために、ネットワーク６を介して論理アドレス管理装置１に論理アドレス変換要求を行う（ステップ２０３）。

論理アドレス管理装置１では、論理アドレス管理アプリケーションロジック１２が図５に示す手順で、論理アドレス変換要求を受け付けると（ステップ３０１）、論理アドレス変換要求元が、アプリケーションロジックを搭載していないか、あるいは、実アドレスを含むアドレスリストを応答すると個人情報の漏洩が発生しそうなネットワーク上の装置なのか、アプリケーションロジックを搭載し、かつ、実アドレスを含むアドレスリストを応答しても個人情報の漏洩が発生しないアプリケーション実行装置なのか、を判定し（ステップ３０２）、アプリケーションロジックを搭載していないか、あるいは、実アドレスを含むアドレスリストを応答すると、個人情報の漏洩が発生しそうなネットワーク上の装置の場合には、論理アドレスデーターベース１１の転送アドレス管理部１１１を検索し（ステップ３０３）、アプリケーションロジックを搭載し、かつ、実アドレスを含むアドレスリストを応答しても個人情報の漏洩が発生しないアプリケーション実行装置の場合には、論理アドレスデーターベース１１の実アドレス管理部１１２を検索する（ステップ３０３）。

本実施の形態のステップ２０３の論理アドレス変換要求は、アプリケーションロジックを搭載していないＳＩＰプロキシ装置３からのものなので、転送アドレス管理部１１１に保持されている転送アドレスを含むアドレスリストが検索される。

論理アドレス変換要求元の装置の判定は、予め、転送アドレスを含むアドレスリストを応答すべき装置と、実アドレスを含むアドレスリストを応答すべき装置、それぞれのＩＰアドレス等の通信アドレスや装置ＩＤ等を登録しておき判定する。実アドレスを含むアドレスリストを応答すべき装置の通信アドレスや装置ＩＤのみを登録しておき、それ以外の通信アドレスや装置ＩＤからの論理アドレス変換要求に対しては、転送アドレスを含むアドレスリストを応答してもよい。

例えば、論理アドレス管理装置１を一般的なＤＮＳサーバソフトウェアであるＢＩＮＤ(Barkeley Internet Domain)Version9で実現した場合には、ＤＮＳクライアントのＩＰアドレスにより、ＤＮＳクエリ応答内容を設定可能なビュー機能により実現してもよい。

次に、論理アドレス管理装置１では、応答電文を作成し（ステップ３０４）、ネットワーク６を介してＳＩＰプロキシ装置３に転送アドレスを含むアドレスリストを応答する（ステップ３０５、ステップ２０４）。

ＳＩＰプロキシ装置３では、ＳＩＰ通信の呼を確立するために、アドレスリストの中からＳＩＰプロトコルの通信アドレスで、かつ優先度が高いものを選択し、ネットワーク６を介してアプリケーション実行装置２にＳＩＰの“ｉｎｖｉｔｅ”メッセージを転送する（ステップ２０５）。

アプリケーション実行装置２では、付加サービスアプリケーションロジック２１が図６に示す手順で、ＳＩＰメッセージを受け付け（ステップ４０１）、ＳＩＰメッセージ中の転送アドレスから論理アドレスを抽出し（ステップ４０２）、その論理アドレスに対する実アドレスを含むアドレスリストを取得するために、ネットワーク６を介して論理アドレス管理装置１に論理アドレス変換要求を行う（ステップ４０３、ステップ２０６）。

論理アドレス管理装置１では、論理アドレス管理アプリケーションロジック１２が、論理アドレス変換要求を受け付け（ステップ３０１）、論理アドレス変換要求元を判定し（ステップ３０２）、論理アドレスデーターベース１１を検索する（ステップ３０３）。

本実施の形態におけるステップ２０６の論理アドレス変換要求は、アプリケーションロジックを搭載しているアプリケーション実行装置２からのものなので、実アドレス管理部１１２に保持されている実アドレスを含むアドレスリストが検索される。

次に、論理アドレス管理装置１では、応答電文を作成し（ステップ３０４）、ネットワーク６を介してアプリケーション実行装置２に実アドレスを含むアドレスリストを応答する（ステップ３０５、ステップ２０７）。

本実施の形態における動作の説明では、付加サービスアプリケーションロジック２１は、アドレスリストの中から最も優先度の高い実アドレスに対してＳＩＰによる呼の確立を試みる付加アプリケーションの例を示す。

論理アドレス変換要求応答としてアドレスリストを受信した（ステップ４０４）アプリケーション実行装置２上の付加サービスアプリケーションロジック２１は、実アドレスを含むアドレスリストの中で最も優先度の高いものを選択し（ステップ４０５）、ＳＩＰメッセージをそのアドレスに対応する着側装置５に送信する（ステップ２０８）。

着側装置５が応答すると（ステップ２０９）、発側装置４と着側装置５との間でＳＩＰによる呼が確立する。

また、上記の実施の形態における論理アドレス管理装置１の論理アドレス管理アプリケーションロジック、及び、アプリケーション実行装置２の付加サービスアプリケーションロジックは、プログラムとして当該論理アドレス管理装置１、及び、アプリケーション実行装置２として利用されるコンピュータにインストール、または、ネットワークを介して流通させることも可能である。

また、プログラムとしての論理アドレス管理アプリケーションロジック及び付加サービスアプリケーションロジックをそれぞれ、論理アドレス管理装置１、アプリケーション実行装置２として利用されるコンピュータに接続されるハードディスク装置や、フレキシブルディスク、ＣＤ−ＲＯＭ等の可搬記憶媒体に格納しておき、本発明を実施する際にインストールすることも可能である。

なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。

本発明は、通信ネットワークサービスを提供するシステムや、ＥＮＵＭ−ＤＮＳに適用可能である。

本発明の原理を説明するための図である。本発明の原理構成図である。本発明の一実施の形態におけるシステム構成図である。本発明の一実施の形態におけるシステム全体の動作のシーケンスチャートである。本発明の一実施の形態における論理アドレス管理装置の論理アドレス管理アプリケーションロジックの動作のフローチャートである。本発明の一実施の形態におけるアプリケーション実行装置の付加サービスアプリケーションロジックの動作のフローチャートである。本発明の一実施の形態における論理アドレスデーターベースの転送アドレス管理部のレコードの例である。本発明の一実施の形態における論理アドレスデーターベースの実アドレス管理部のレコードの例である。

符号の説明

１論理アドレス管理装置
２アプリケーション実行装置
３ＳＩＰプロキシ装置
４発側装置
５着側装置
６ネットワーク
１１アドレスリスト保持手段、論理アドレスデーターベース
１２アドレスリスト送信手段、論理アドレス管理アプリケーションロジック
２１アプリケーション実行手段、付加サービスアプリケーションロジック
１１１転送アドレス管理部
１１２実アドレス管理部
１１１１論理アドレス
１１１２アドレスリスト
１１２１実アドレス
１１２２アドレスリスト
Ｒ５０１転送アドレスを含むアドレスリスト
Ｒ５０２実アドレスを含むアドレスリスト

Claims

通信ネットワークサービスを提供するシステムにおけるアプリケーションロジックを必要とする付加的な論理アドレスサービスを起動させるための論理アドレスサービス起動方法であって、
アプリケーションロジックを搭載し、かつ、実アドレスを含むアドレスリストを応答しても個人情報の漏洩が発生しないネットワーク上の装置をアプリケーション実行装置とし、
論理アドレスを管理する論理アドレス管理装置において、
１つの論理アドレスに対して、該論理アドレスに対するアドレスリストとして、元の論理アドレスを一意に定めることができ、かつ、転送先のアプリケーション実行装置を示す転送アドレスの組と、実アドレスの組の、２組のアドレスリストを保持し、
論理アドレス変換の要求元がアプリケーション実行装置であるかどうかを判定し、アプリケーション実行装置ではないネットワーク上の装置に対しては、転送アドレスを含むアドレスリストを、ネットワークを介して送信し、
アプリケーション実行装置に対しては、実アドレスを含むアドレスリストを、ネットワークを介して送信し、
前記論理アドレス管理装置から転送アドレスを含むアドレスリストを受信したアプリケーション実行装置ではないネットワーク上の装置において、
前記論理アドレス管理装置から受信した前記アドレスリスト中の転送アドレスを用いて、アプリケーション実行装置にアクセスし、
前記転送アドレスを用いてアクセスされたアプリケーション実行装置において、
前記転送アドレスから一意に定まる論理アドレスを抽出し、前記論理アドレス管理装置に対して、抽出した論理アドレスのアドレス変換要求を行い、
前記論理アドレス管理装置から実アドレスを含むアドレスリストを受信したアプリケーション実行装置において、
前記論理アドレス管理装置から送信されたアドレスリスト中の実アドレスを用いて、付加的な論理アドレスサービスのアプリケーションロジックにより、付加的な論理アドレスサービスを実行することを特徴とする論理アドレス起動方法。
付加的な論理アドレスサービスを起動させるための論理アドレス管理装置であって、
論理アドレスに対するアドレスリストとして、元の論理アドレスを一意に定めることができ、かつ、転送先のアプリケーション実行装置を示す転送アドレスの組と、実アドレスの組の２組のアドレスリストを保持するアドレスリスト保持手段と、
ネットワークを介して、アプリケーションロジックを搭載していないか、あるいは、実アドレスを含むアドレスリストを応答すると個人情報の漏洩が発生しそうなネットワーク上の装置から受信した論理アドレス変換要求に対しては、前記アドレス保持手段から転送アドレスを含むアドレスリストを取得して応答し、また、アプリケーションロジックを搭載し、かつ、実アドレスを含むアドレスリストを応答しても個人情報の漏洩が発生しないアプリケーション実行装置から受信した論理アドレス変換要求に対しては、前記アドレスリスト保持手段から実アドレスを含むアドレスリストを取得して、応答するアドレス送信手段と、を有することを特徴とする論理アドレス管理装置。
通信ネットワークサービスを提供するシステムにおけるアプリケーションロジックを必要とする付加的な論理アドレスサービスを起動させるための論理アドレスサービスの起動に用いられ、アプリケーションロジックを搭載し、かつ、実アドレスを含むアドレスリストを応答しても個人情報の漏洩が発生しないネットワーク上の装置であるアプリケーション実行装置であって、
元の論理アドレスを一意に定めることができ、かつ、転送先のアプリケーション実行装置を示す転送アドレスを用いたアクセスから、論理アドレスを抽出する手段と、
抽出した前記論理アドレスのアドレス変換を論理アドレス管理装置に対して要求する手段と、
論理アドレス管理装置から実アドレスを含むアドレスリストを受信し、当該実アドレスを用いて、付加的な論理アドレスサービスのアプリケーションロジックにより、付加的な論理アドレスサービスを実行する手段と、を有することを特徴とするアプリケーション実行装置。
コンピュータを、
請求項２記載の論理アドレスサービス管理装置として機能させることを特徴とする論理アドレスサービス管理プログラム。
コンピュータを、
請求項３記載のアプリケーション実行装置として機能させることを特徴とする論理アドレスサービス起動プログラム。
コンピュータを、
請求項２記載の論理アドレスサービス管理装置として機能させるプログラムを格納したことを特徴とする論理アドレスサービス管理プログラムを格納した記憶媒体。
コンピュータを、
請求項３記載のアプリケーション実行装置として機能させるプログラムを格納したことを特徴とする論理アドレスサービス起動プログラムを格納した記憶媒体。