JP3801115B2 - 論理アドレスサービス起動方法及びシステム及び論理アドレスサービス起動プログラム及び論理アドレスサービス起動プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、論理アドレスサービス起動方法及びシステム及び論理アドレスサービス起動プログラム及び論理アドレスサービス起動プログラムを格納した記憶媒体に係り、特に、通信ネットワーク上で通信ネットワークサービスを提供するシステムにおける論理アドレスサービスを起動させるための論理アドレスサービス起動方法及びシステム及び論理アドレスサービス起動プログラム及び論理アドレスサービス起動プログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワーク上のサービスにおいて、ENUM(RFC2916)や特開2000−148636に開示されているような、IP電話、電子メール、インスタントメッセージ、WWW等の複数のサービスのアドレスを1つの論理的なアドレスや番号によりアクセス可能にする方法が、公知の技術として知られている。
【0003】
論理アドレス(論理番号)から複数の実サービスのアドレスを記述したアドレスリストへのアドレス変換は、論理アドレスとそれに対応するアドレスリストの組を、ネットワーク上の論理アドレス管理装置で管理することにより、ネットワーク上のさまざまな装置から可能になる。アドレス変換を行う装置や装置上のアプリケーションからのネットワークを介した論理アドレス変換要求に対し、論理アドレス管理装置は、アドレスリストを応答として返す。例えば、ENUMでは、インターネットで運用されているDNS(Domain Name System)の仕組みが用いられる。
【0004】
アドレスリストには、複数の異なるサービスのアドレスが記述可能であることから、論理アドレスを固定的で単一の実サービスアドレスに単純に変換するだけでなく、応答されたアドレスリストを元にアプリケーションロジックを実行する付加的な論理アドレスサービスも実現可能である。例えば、アドレスリストの中から時間に応じてサービスを1つだけ選択してアクセスするようなアプリケーションロジックや、アドレスリストの上から順番通りにアクセスするアプリケーションロジックが、論理アドレスサービスの付加サービスとして起動される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の論理アドレス管理装置を用いる方法では、論理アドレス管理装置がインターネットのようなオープンなネットワーク上で運用され、論理アドレスが複数の異なる事業者間を跨がって利用可能なアドレス形態である場合には、アドレス変換が付加的な論理アドレスサービスのアプリケーションロジックが搭載されている装置で行われる保証はなく、論理アドレスサービスのアプリケーションロジックが搭載されていない端末装置やルーチング途中の装置でアドレス変換されてしまう場合も想定される。
【0006】
このように、従来の技術では、付加的な論理アドレスサービスのアプリケーションロジックを搭載していない装置で論理アドレスをアドレスリストに変換すると、付加的な論理アドレスサービスの実行に必要なアドレスリストと付加的な論理アドレスサービスのアプリケーションロジックのうち、アドレスリストしか存在しないため、付加的な論理アドレスサービスを起動することができないという問題がある。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、ネットワーク上のどの装置で論理アドレスを変換しても付加的な論理アドレスサービスを起動することが可能な論理アドレスサービス起動方法及びシステム及び論理アドレスサービス起動プログラム及び論理アドレスサービス起動プログラムを格納した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
【0009】
本発明は、通信ネットワークサービスを提供するシステムにおいて、論理アドレスを固定的で単一の実サービスアドレスに単純に変換するだけでなく、アドレスリストを元にアプリケーションロジックを実行する付加的な論理アドレスサービスを起動させるための論理アドレスサービス起動方法であって
論理アドレスを管理する論理アドレス管理装置では、
記憶手段に、通信相手の認識に用いる論理アドレスである表論理アドレスに対するアドレスリストとして、アプリケーションを実行するアプリケーション実行装置への転送アドレスと、付加的な論理アドレスサービスの実行に用いる論理アドレスである裏論理アドレスに対するアドレスリストとして、実サービスアドレスを保持し、
ネットワーク上の装置からの表論理アドレスに対する論理アドレス変換要求に対してアドレスリストとして転送アドレスを返却し(ステップ1)、
ネットワーク上の装置では、
論理アドレス管理装置から返却されたアドレスリスト中の裏論理アドレスを含む転送アドレスを用いて、アプリケーション実行装置にアクセスし(ステップ2)、
アプリケーション実行装置では、
ネットワーク上の装置から取得した転送アドレスから裏論理アドレスを抽出し(ステップ3)、
裏論理アドレスに対する実アドレスを取得するためのアドレス変換要求を論理アドレス管理装置に行い(ステップ4)、
論理アドレス管理装置は、
アプリケーション実行装置から取得した裏論理アドレスに基づいて、記憶手段を検索して、実アドレスを含むアドレスリストを該アプリケーション実行装置に応答し(ステップ5)、
アプリケーション実行装置は、アドレスリストの実アドレスを用いて、付加的な論理アドレスサービスのアプリケーションロジックにより、付加的な論理アドレスサービスを実行する(ステップ6)。
【0013】
図2は、本発明の原理構成図である。
【0014】
本発明は、論理アドレス管理装置1、アプリケーション実行装置2及びネットワーク上の装置3がネットワーク6に接続された通信ネットワークサービスを提供するシステムにおいて、論理アドレスを固定的で単一の実サービスアドレスに単純に変換するだけでなく、アドレスリストを元にアプリケーションロジックを実行する付加的な論理アドレスサービスを起動させるための論理アドレスサービス起動システムであって、
論理アドレス管理装置1は、
通信相手の認識に用いる論理アドレスである表論理アドレスに対するアドレスリストとして、アプリケーションを実行するアプリケーション実行装置2への転送アドレスと、付加的な論理アドレスサービスの実行に用いる論理アドレスである裏論理アドレスに対するアドレスリストとして、実サービスアドレスを保持するアドレス保持手段11と、
ネットワーク上の装置3からの表論理アドレスに対する論理アドレス変換要求に対してアドレスリストとして裏論理アドレスを含む転送アドレスを返却し、また、アプリケーション実行装置2からの裏論理アドレスに対する実アドレスを取得するためのアドレス変換要求に対して実アドレスを含むアドレスリストを返却するアドレス応答手段12と、
を有し、
ネットワーク上の装置3は、
論理アドレス変換要求により論理アドレス管理装置から返却されたアドレスリスト中の裏論理アドレスを含む転送アドレスを用いて、アプリケーション実行装置にメッセージを送信する手段を有し、
アプリケーション実行装置2は、
ネットワーク上の装置3から取得した転送アドレスから裏論理アドレスを抽出し、該裏論理アドレスに対する実アドレスを取得するためのアドレス変換要求を論理アドレス管理装置1に行う手段と、
論理アドレス管理装置1から取得したアドレスリストの実アドレスを用いて、付加的な論理アドレスサービスのアプリケーションロジックにより、付加的な論理アドレスサービスを実行するアプリケーション実行手段21と、を有する
【0017】
本発明は、論理アドレス管理装置、アプリケーション実行装置及びネットワーク上の装置がネットワークに接続された通信ネットワークサービスを提供するシステムにおいて、論理アドレスを固定的で単一の実サービスアドレスに単純に変換するだけでなく、アドレスリストを元にアプリケーションロジックを実行する付加的な論理アドレスサービスを起動させるための論理アドレスサービス起動プログラムであって、
アプリケーション実行装置として機能するコンピュータに、
ネットワーク上の装置が表論理アドレスに対するアドレス変換要求により論理アドレス管理装置から取得した、付加的な論理アドレスサービスの実行に用いる裏論理アドレスを含むアプリケーション実行装置へアクセスするための転送アドレスを有するメッセージを、該ネットワーク上の装置から受信するステップと、
メッセージに含まれる転送アドレスから裏論理アドレスを抽出し、論理アドレス管理装置に該裏論理アドレスに対する実アドレスを取得するためのアドレス変換要求を行うステップと、
論理アドレス管理装置から取得したアドレスリストの実アドレスを用いて、付加的な論理アドレスサービスのアプリケーションロジックにより、付加的な論理アドレスサービスを実行するアプリケーション実行ステップと、を実行させるプログラムである。
【0018】
本発明は、論理アドレス管理装置、アプリケーション実行装置及びネットワーク上の装置がネットワークに接続された通信ネットワークサービスを提供するシステムにおいて、論理アドレスを固定的で単一の実サービスアドレスに単純に変換するだけでなく、アドレスリストを元にアプリケーションロジックを実行する付加的な論理アドレスサービスを起動させるための論理アドレスサービス起動プログラムを格納した記憶媒体であって、
アプリケーション実行装置として機能するコンピュータに、
ネットワーク上の装置が表論理アドレスに対するアドレス変換要求により論理アドレス管理装置から取得した、付加的な論理アドレスサービスの実行に用いる裏論理アドレスを含むアプリケーション実行装置へアクセスするための転送アドレスを有するメッセージを、該ネットワーク上の装置から受信するステップと、
メッセージに含まれる転送アドレスから裏論理アドレスを抽出し、論理アドレス管理装置に該裏論理アドレスに対する実アドレスを取得するためのアドレス変換要求を行うステップと、
論理アドレス管理装置から取得したアドレスリストの実アドレスを用いて、付加的な論理アドレスサービスのアプリケーションロジックにより、付加的な論理アドレスサービスを実行するアプリケーション実行ステップと、を実行させるプログラムを格納した記憶媒体である
【0019】
上記のように、本発明は、付加的な論理アドレスサービスのアプリケーションロジックを搭載して実行するアプリケーション実行装置を有し、論理アドレス管理装置では、表論理アドレスに対応するアドレスリストとしてアプリケーション実行装置への転送アドレスと、転送アドレスから一意に定まる裏論理アドレスに対応するアドレスリストとして実サービスのアドレス(実サービスアドレス)を保持し、アプリケーション実行装置では、アプリケーションロジックと論理アドレス管理装置が保持するアドレスリスト中の実サービスアドレスを使って付加的な論理アドレスサービスを実行する。
【0020】
上記のように、本発明では、論理アドレス管理装置に実サービスのアドレスだけでなく転送アドレスも設定することにより、実サービスアドレスを利用して付加的な論理アドレスサービスを実行することが可能なアプリケーション実行装置への転送が可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
【0022】
図3は、本発明の一実施の形態におけるシステム構成図であり、SIP(Session Initiation Protocol) による通信において論理アドレスサービスを提供する場合のシステム構成を示す。
【0023】
同図に示すシステムは、論理アドレス管理装置1、アプリケーション実行装置2、SIPプロキシ装置3、発側装置4、着側装置5及びネットワーク6から構成される。
【0024】
論理アドレス管理装置1は、論理アドレスデータベース11と論理アドレス管理アプリケーションロジック12から構成される。論理アドレスデータベース11は、論理アドレス111とそれに対応するアドレスリスト112をデータベースカラムとして持つデータベースである。
【0025】
付加的な論理アドレスサービスを提供する際には、サービスにアクセスする際のキー情報となる表論理アドレスと、それに対応するアプリケーション実行装置2への転送アドレスをリストとして格納したアドレスリスト、さらに、論理アドレスサービスを実行する際のキー情報となる裏論理アドレスと、それに対応する実アドレスをリストとして格納したアドレスリストの2レコードを論理アドレスデータベース11に設定しておく。
【0026】
ここで裏論理アドレスとは、転送アドレスから一意に定まる第2の論理アドレスである。
【0027】
また、アドレスリスト112中の実アドレスリストとは、例えば、論理番号でアクセスすると優先度を付けた複数のSIP通信の着信先を順番に呼び出すという付加サービスの場合は、着信優先度と着信先となるアドレスの組である。
【0028】
アドレスリスト112へのアドレスの格納は、アドレス表記方法によって異なる。URI(Uniform Resource Identifiers)のようにアドレス表記中に通信プロトコルが含まれる場合には、通信プロトコル毎にアプリケーション実行装置2への複数の転送アドレスをリストとして格納する。
【0029】
アプリケーション実行装置2は、付加サービスアプリケーションロジック21を有する。
【0030】
SIPプロキシ装置3は、SIP通信に必要となるSIPプロキシ機能を搭載した装置である。
【0031】
発側装置4は、SIP通信の発側装置であり、SIPクライアント機能を搭載している。
【0032】
着側装置5は、SIP通信の着側装置であ、SIPクライアント機能を搭載している。
【0033】
ネットワーク6は、論理アドレス管理装置1、アプリケーション実行装置2、SIPプロキシ装置3、発側装置4、着側装置5が接続されるネットワークであり、例えば、インターネットである。
【0034】
次に、上記の構成における動作を説明する。
【0035】
図4は、本発明の一実施の形態におけるシステム全体の動作のシーケンスチャートであり、図5は、本発明の一実施の形態における論理アドレス管理装置の論理アドレス管理アプリケーションロジックの動作のフローチャートであり、図6は、本発明の一実施の形態におけるアプリケーション実行装置の付加サービスアプリケーションロジックの動作のフローチャートである。
【0036】
以下、図4〜図6を用いて、発側装置4が、ある論理アドレスで示される通信相手との間でSIPによる呼の確立を試み、付加アプリケーションロジック12によって着側装置5が選択され、発側装置4と着側装置5との間でSIPの呼が確立するようなSIP通信における付加的な論理アドレスサービスの動作を説明する。
【0037】
発側装置4は、ネットワーク6を介してSIPプロキシ装置3にSIPのinviteメッセージを送る(ステップ201)。このとき、宛先を示すRequest−URIに発側装置4が通信相手と認識している論理アドレス(以下、表論理アドレス)を指定する。
【0038】
SIPプロキシ装置3では、SIPメッセージ中のRequest−URIに含まれる表論理アドレスの実際のSIPアドレス(URI)に変換するために、ネットワーク6を介して論理アドレス管理装置1にアドレス変換要求を行う(ステップ202)。
【0039】
論理アドレス管理装置1では、論理アドレス管理アプリケーションロジック12が図5に示す手順でアドレス変換要求を受け付けると(ステップ301)、アドレス変換要求された表論理アドレスに対するアドレスリストを論理アドレスデータベース11から検索し(ステップ302)、応答電文を作成し(ステップ303)、ネットワーク6を介してSIPプロキシ装置3にアドレス変換要求に対して応答する(ステップ304、ステップ203)。
【0040】
アドレスリスト112には、アプリケーション実行装置2への転送アドレスを予め格納しておく。また、論理アドレスデータベース11の別のレコードには、付加的な論理アドレスサービスの実行時に用いられるアドレス(以下、裏論理アドレス)とそれに対応するアドレスリストとして実サービスアドレスを格納しておく。図7の例では、1レコード目の論理アドレス“1234567”が論理アドレスサービスのアクセス時に用いられる表論理アドレスR501であり、2レコード目の論理アドレス“001234567”が論理アドレスサービスの実行時に用いられる裏論理アドレスR502である。裏論理アドレスは、アドレスリストに格納される転送アドレスから一意に決定される必要がある。
【0041】
SIPプロキシ装置3では、SIP通信の呼を確立するために、アドレスリストの中からSIPプロトコルの通信アドレスで、かつ優先度の高いものを選択し、ネットワーク6を介してアプリケーション実行装置2にSIPのinviteメッセージを転送する(ステップ204)。
【0042】
アプリケーション実行装置2で、付加サービスアプリケーションロジック21が起動される。付加サービスアプリケーションロジック21は、図6に示すように、SIPメッセージ中の転送アドレスを受け付け(ステップ401)、裏論理アドレスを抽出し(ステップ402)、その裏論理アドレスに対する実がドレスを取得するために、ネットワーク6を介して論理アドレス管理装置1にアドレス変換要求を行う(ステップ403、ステップ205)。
【0043】
論理アドレス管理装置1では、SIPプロキシ装置3からのアドレス変換要求時と全く同じ動作を行う。即ち、論理アドレス管理アプリケーションロジック12が、アドレス変換要求を受け付け(ステップ301)、アドレス変換要求された裏論理アドレスに対するアドレスリストを論理アドレスデータベース11から検索し(ステップ302)、応答電文を作成し(ステップ303)、ネットワーク6を介してアプリケーション実行装置2にアドレス変換要求応答を行う(ステップ304、ステップ206)。
【0044】
付加サービスアプリケーションロジック21は、アドレスリストの中から最も優先度の高い実アドレスに対してSIPによる呼の確立を試みる付加アプリケーションの例を示す。
【0045】
アドレス変換要求応答としてアドレスリストを受信(ステップ404)したアプリケーション実行装置2上の付加サービスアプリケーションロジック21は、最も優先度の高いものを選択し(ステップ405)、SIPのメッセージをそのアドレスに対応する着側装置5に送信する(ステップ207)。
【0046】
着側装置5が応答すると(ステップ208)、発側装置4と着側装置5との間でSIPによる呼が確立する。
【0047】
また、上記の実施の形態における論理アドレス管理装置1の論理アドレス管理アプリケーションロジック及びアプリケーション実行装置2の付加サービスアプリケーションロジックは、プログラムとして当該論理アドレス管理装置1及びアプリケーション実行装置2として利用されるコンピュータにインストールしておくものとする。
【0048】
また、プログラムとしての論理アドレス管理アプリケーションロジック及び付加サービスアプリケーションロジックをそれぞれ、論理アドレス管理装置1、アプリケーション実行装置2として利用されるコンピュータに接続されるハードディスク装置や、フレキシブルディスク、CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納しておき、本発明を実施する際にインストールすることも可能である。
【0049】
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
【0050】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、表論理アドレスに対するアドレスリストとして転送アドレスを、裏論理アドレスに対するアドレスリストとして実アドレスを論理アドレス管理装置で管理することにより、転送アドレスが示すアプリケーション実行装置において、付加的な論理アドレスサービスが起動可能になり、また、実アドレスを使った付加的な論理アドレスサービスの実行が可能になっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の一実施の形態におけるシステム構成図である。
【図4】本発明の一実施の形態におけるシステム全体の動作のシーケンスチャートである。
【図5】本発明の一実施の形態における論理アドレス管理装置の論理アドレス管理アプリケーションロジックの動作のフローチャートである。
【図6】本発明の一実施の形態におけるアプリケーション実行装置の付加サービスアプリケーションロジックの動作のフローチャートである。
【図7】本発明の一実施の形態における表論理アドレス及び裏論理アドレスに対応するアドレスリストの例である。
【符号の説明】
1 論理アドレス管理装置
2 アプリケーション実行装置
ネットワーク上の装置、SIPプロキシ装置
4 発側装置
5 着側装置
6 ネットワーク
11 アドレス保持手段、論理アドレスデータベース
12 アドレス応答手段、論理アドレス管理アプリケーションロジック
21 アプリケーション実行手段、付加サービスアプリケーションロジック
111 論理アドレス
112 アドレスリスト
R501 表論理アドレス
R502 裏論理アドレス

Claims (4)

  1. 通信ネットワークサービスを提供するシステムにおいて、論理アドレスを固定的で単一の実サービスアドレスに単純に変換するだけでなく、アドレスリストを元にアプリケーションロジックを実行する付加的な論理アドレスサービスを起動させるための論理アドレスサービス起動方法であって
    論理アドレスを管理する論理アドレス管理装置では、
    記憶手段に、通信相手の認識に用いる論理アドレスである表論理アドレスに対するアドレスリストとして、アプリケーションを実行するアプリケーション実行装置への転送アドレスと、前記付加的な論理アドレスサービスの実行に用いる論理アドレスである裏論理アドレスに対するアドレスリストとして、実サービスアドレスを保持し、
    ネットワーク上の装置からの前記表論理アドレスに対する論理アドレス変換要求に対してアドレスリストとして転送アドレスを返却し、
    前記ネットワーク上の装置では、
    前記論理アドレス管理装置から返却された前記アドレスリスト中の裏論理アドレスを含む転送アドレスを用いて、アプリケーション実行装置にアクセスし、
    前記アプリケーション実行装置では、
    前記ネットワーク上の装置から取得した前記転送アドレスから裏論理アドレスを抽出し、
    前記裏論理アドレスに対する実アドレスを取得するためのアドレス変換要求を前記論理アドレス管理装置に行い、
    前記論理アドレス管理装置は、
    前記アプリケーション実行装置から取得した前記裏論理アドレスに基づいて、前記記憶手段を検索して、実アドレスを含むアドレスリストを該アプリケーション実行装置に応答し、
    前記アプリケーション実行装置は、前記アドレスリストの前記実アドレスを用いて、前記付加的な論理アドレスサービスのアプリケーションロジックにより、前記付加的な論理アドレスサービスを実行する
    ことを特徴とする論理アドレスサービス起動方法。
  2. 論理アドレス管理装置、アプリケーション実行装置及びネットワーク上の装置がネットワークに接続された通信ネットワークサービスを提供するシステムにおいて、論理アドレスを固定的で単一の実サービスアドレスに単純に変換するだけでなく、アドレスリストを元にアプリケーションロジックを実行する付加的な論理アドレスサービスを起動させるための論理アドレスサービス起動システムであって、
    前記論理アドレス管理装置は、
    通信相手の認識に用いる論理アドレスである表論理アドレスに対するアドレスリストとして、アプリケーションを実行するアプリケーション実行装置への転送アドレスと、前記付加的な論理アドレスサービスの実行に用いる論理アドレスである裏論理アドレスに対するアドレスリストとして、実サービスアドレスを保持するアドレス保持手段と、
    前記ネットワーク上の装置からの前記表論理アドレスに対する論理アドレス変換要求に対してアドレスリストとして前記裏論理アドレスを含む転送アドレスを返却し、また、前記アプリケーション実行装置からの裏論理アドレスに対する実アドレスを取得するためのアドレス変換要求に対して実アドレスを含むアドレスリストを返却するアドレス応答手段と、
    を有し、
    前記ネットワーク上の装置は、
    前記論理アドレス変換要求により前記論理アドレス管理装置から返却された前記アドレスリスト中の前記裏論理アドレスを含む転送アドレスを用いて、前記アプリケーション実行装置にメッセージを送信する手段を有し、
    前記アプリケーション実行装置は、
    前記ネットワーク上の装置から取得した前記転送アドレスから裏論理アドレスを抽出し、該裏論理アドレスに対する実アドレスを取得するためのアドレス変換要求を前記論理アドレス管理装置に行う手段と、
    前記論理アドレス管理装置から取得した前記アドレスリストの前記実アドレスを用いて、前記付加的な論理アドレスサービスのアプリケーションロジックにより、前記付加的な論理アドレスサービスを実行するアプリケーション実行手段と、
    を有することを特徴とする論理アドレスサービス起動システム。
  3. 論理アドレス管理装置、アプリケーション実行装置及びネットワーク上の装置がネットワークに接続された通信ネットワークサービスを提供するシステムにおいて、論理アドレスを固定的で単一の実サービスアドレスに単純に変換するだけでなく、アドレスリストを元にアプリケーションロジックを実行する付加的な論理アドレスサービスを起動させるための論理アドレスサービス起動プログラムであって、
    前記アプリケーション実行装置として機能するコンピュータに、
    前記ネットワーク上の装置が表論理アドレスに対するアドレス変換要求により前記論理アドレス管理装置から取得した、前記付加的な論理アドレスサービスの実行に用いる裏論理アドレスを含むアプリケーション実行装置へアクセスするための転送アドレスを有するメッセージを、該ネットワーク上の装置から受信するステップと、
    前記メッセージに含まれる前記転送アドレスから裏論理アドレスを抽出し、前記論理アドレス管理装置に該裏論理アドレスに対する実アドレスを取得するためのアドレス変換要求を行うステップと、
    前記論理アドレス管理装置から取得したアドレスリストの実アドレスを用いて、前記付加的な論理アドレスサービスのアプリケーションロジックにより、前記付加的な論理アドレスサービスを実行するアプリケーション実行ステップと、
    を実行させることを特徴とする論理アドレスサービス起動プログラム。
  4. 論理アドレス管理装置、アプリケーション実行装置及びネットワーク上の装置がネットワークに接続された通信ネットワークサービスを提供するシステムにおいて、論理アドレスを固定的で単一の実サービスアドレスに単純に変換するだけでなく、アドレスリストを元にアプリケーションロジックを実行する付加的な論理アドレスサービスを起動させるための論理アドレスサービス起動プログラムを格納した記憶媒体であって、
    前記アプリケーション実行装置として機能するコンピュータに、
    前記ネットワーク上の装置が表論理アドレスに対するアドレス変換要求により前記論理アドレス管理装置から取得した、前記付加的な論理アドレスサービスの実行に用いる裏論理アドレスを含むアプリケーション実行装置へアクセスするための転送アドレスを有するメッセージを、該ネットワーク上の装置から受信するステップと、
    前記メッセージに含まれる前記転送アドレスから裏論理アドレスを抽出し、前記論理アドレス管理装置に該裏論理アドレスに対する実アドレスを取得するためのアドレス変換要求を行うステップと、
    前記論理アドレス管理装置から取得したアドレスリストの実アドレスを用いて、前記付加的な論理アドレスサービスのアプリケーションロジックにより、前記付加的な論理アドレスサービスを実行するアプリケーション実行ステップと、
    を実行させるプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体
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