JP2004070752A - ユーザプレゼンス情報によるメディア選択方法及びメディア選択システム及びメディア選択プログラム及びメディア選択プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

ユーザプレゼンス情報によるメディア選択方法及びメディア選択システム及びメディア選択プログラム及びメディア選択プログラムを格納した記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2004070752A
JP2004070752A JP2002230554A JP2002230554A JP2004070752A JP 2004070752 A JP2004070752 A JP 2004070752A JP 2002230554 A JP2002230554 A JP 2002230554A JP 2002230554 A JP2002230554 A JP 2002230554A JP 2004070752 A JP2004070752 A JP 2004070752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
media
management database
medium
presence management
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002230554A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3876792B2 (ja
Inventor
No Cho
丁 農
Yuichi Shimamura
島村 祐一
Mitsuhiro Okamoto
岡本 光浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2002230554A priority Critical patent/JP3876792B2/ja
Publication of JP2004070752A publication Critical patent/JP2004070752A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3876792B2 publication Critical patent/JP3876792B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】複数の通信メディアを持った端末が、あるメディアで通信ができない場合は、別のメディアアプリケーションを自動的に起動することを可能にする。
【解決手段】本発明は、論理番号を用いて発信されると、通信メディア選択装置は、論理番号で論理番号管理データベースを参照し、ユーザプレゼンス管理データベースの実アドレスを取得し、取得した実アドレスに基づいてユーザプレゼンス管理データベースを参照し、着信ユーザの利用可能なメディアの実アドレスを取得し、ユーザの端末上のメディアから、着信ユーザ端末の利用可能なメディアとの通信を行うメディアを選択し、選択されたメディアを使用するアプリケーションに対して、着信ユーザ端末の利用可能なメディアの実アドレスを渡す。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザプレゼンス情報によるメディア選択方法及びメディア選択システム及びメディア選択プログラム及びメディア選択プログラムを格納した記憶媒体に係り、特に、着信ユーザのメディアリスト及びその属性情報に加えて、それらの情報のプレゼンス情報を管理し、効率のよいメディア選択を行うためのユーザプレゼンス情報によるメディア選択方法及びメディア選択システム及びメディア選択プログラム及びメディア選択プログラムを格納した記憶媒体に関する。
【従来の技術】
従来、インターネット上の通信アプリケーションでは、通信相手のリソースアドレスやメディアを特定するためにURIを利用しており、このURIと実アドレスであるIPアドレスの対応をDNS(Domain Name System)などにより名前解決している。
また、数字入力しかできないメディアに対応できるようにするために、E164番号とURIの対応の管理をするENUM(RFC2916)−DNSなどの仕組みがある。
【0002】
また、ENUM−DNS上に登録された複数レコードに付与された優先度を利用して、最も優先度の高いメディアを選択するなどのメディア選択方法がある。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、URIを利用するDNSの仕組みを利用する場合、例えば、一般固定電話端末のような数字入力しかできないメディアから発信することができない。
【0003】
また、ENUM−DNSを利用すると、数字入力しかできないメディアからも発信することが可能であるが、ENUM−DNSを利用するアプリケーションでは、ENUM−DNSから返却されたレコードに付けられた優先度で使用するメディアを判断するため、発ユーザが利用したいメディアを利用するということができない。
【0004】
また、通信の開始を試みたメディアに対して相手先のメディアが対応していない場合、自端末上に相手先の利用可能メディアと同じ利用可能メディアが存在しても、それを用いて通信を開始しない。
【0005】
また、ENUM−DNSは、DNSがベースになっているため、ユーザの現在の状態が遷移し、利用したいメディアの優先度を変更しても、それがすぐには反映されず、リアルタイムに近いユーザプレゼンスを利用できないという問題がある。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、複数の通信メディアを持った端末において、あるメディアで通信ができない場合は、別のメディアアプリケーションを自動的に起動することが可能なユーザプレゼンス情報によるメディア選択方法及びメディア選択システム及びメディア選択プログラム及びメディア選択プログラムを格納した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
【0008】
本発明は、ユーザが他のユーザと通信を行おうとするときに、ユーザプレゼンス情報を用いて、使用するメディアを選択するためのユーザプレゼンス情報による通信メディア選択方法において、
端末に接続される、または、端末上のユーザプレゼンス管理装置において、ユーザの端末のメディアの状態監視を行い、状態をユーザプレゼンス管理データベースに登録しておき(ステップ1)、
論理番号とユーザプレゼンス管理データベースの実アドレスを論理番号管理データベースに登録しておき(ステップ2)、
端末に接続される、または、端末上の通信メディア選択装置において、
発信ユーザの端末から論理番号を用いた発信が行われると(ステップ3)、
論理番号に基づいて、論理番号管理データベースにアクセスし、ユーザプレゼンス管理データベースの実アドレスを取得し(ステップ4)、
取得した実アドレスに基づいてユーザプレゼンス管理データベースにアクセスし、着信ユーザの利用可能なメディアの実アドレスを取得し(ステップ5)、
ユーザの端末上のメディアから、着信ユーザ端末の利用可能なメディアとの通信を行うメディアを選択し(ステップ6)、
選択されたメディアを使用するアプリケーションが起動されているかを判断し、起動されていない場合には、起動すると共に、該アプリケーションに対して、着信ユーザ端末の利用可能なメディアの実アドレスを渡す(ステップ7)。
【0009】
また、本発明の通信メディア選択方法は、ユーザプレゼンス管理装置において、
時間によって通信するユーザ端末上のメディアを選択し、ユーザプレゼンス管理データベースに登録する。
【0010】
また、本発明の通信メディア選択方法は、ユーザプレゼンス管理装置において、ユーザ端末上で選択できるメディアの輻輳状態によって通信するメディアを選択し、ユーザプレゼンス管理データベースに登録する。
【0011】
また、本発明の通信メディア選択方法は、ユーザプレゼンス管理装置において、ユーザ端末上で選択できるメディアについて、ユーザが入力した優先度に基づいてメディアを選択し、ユーザプレゼンス管理データベースに登録する。
【0012】
また、本発明のユーザ端末において、
ユーザ端末を管理するユーザプレゼンス管理装置が決定されると、該ユーザ端末が利用する論理番号と、該ユーザ端末を管理するユーザプレゼンス管理データベースの実アドレスを対応付け、その対応情報を、論理番号管理データベースに登録する。
【0013】
図2は、本発明の原理構成図である。
【0014】
本発明は、ユーザが他のユーザと通信を行おうとするときに、使用するメディアを選択するための、ユーザ端末上、または、ユーザ端末に接続される通信メディア選択装置100及びユーザプレゼンス管理装置200を有する通信メディア選択システムであって、
ユーザの端末のメディアの状態監視を行い、その状態を保持するユーザプレゼンス管理データベース40と、
論理番号とユーザプレゼンス管理データベース40の実アドレスを保持する論理番号管理データベース30とを有し、
通信メディア選択装置100は、
発信ユーザの端末から論理番号を用いた発信が行われると、論理番号管理データベースにアクセスし、ユーザプレゼンス管理データベース40の実アドレスを取得する第1の参照手段101と、
第1の参照手段101で取得した実アドレスに基づいてユーザプレゼンス管理データベース40にアクセスし、着信ユーザの利用可能なメディアの実アドレスを取得する第2の参照手段102と、
第2の参照手段102で取得した実アドレスに基づいて、ユーザの端末上のメディアから、着信ユーザ端末の利用可能なメディアとの通信を行うメディアを選択するメディア選択手段103と、
メディア選択手段103で選択されたメディアを使用するアプリケーションが起動されているかを判断し、起動されていない場合には、起動すると共に、該アプリケーションに対して、着信ユーザ端末の利用可能なメディアの実アドレスを渡すアドレス通知手段104と、を有する。
【0015】
また、本発明のユーザプレゼンス管理装置200は、
時間によって通信するユーザ端末上のメディアを選択し、ユーザプレゼンス管理データベース40に登録する手段を有する。
【0016】
また、本発明のユーザプレゼンス管理装置200は、
ユーザ端末上で選択できるメディアの輻輳状態によって通信するメディアを選択し、ユーザプレゼンス管理データベース40に登録する手段を有する。
【0017】
また、本発明のユーザプレゼンス管理装置200は、
ユーザ端末上で選択できるメディアについて、ユーザが入力した優先度に基づいてメディアを選択し、ユーザプレゼンス管理データベースに登録する手段を有する。
【0018】
また、本発明のユーザ端末は、
ユーザ端末を管理するユーザプレゼンス管理装置200が決定されると、該ユーザ端末が利用する論理番号と、該ユーザ端末を管理するユーザプレゼンス管理データベースの実アドレスを対応付け、その対応情報を、論理番号管理データベース30に登録する手段を有する。
【0019】
本発明は、ユーザが他のユーザと通信を行おうとするときに、使用するメディアを選択するユーザ端末で実行される通信メディア選択プログラムであって、
発信ユーザから直接または、外部の発信ユーザの端末から論理番号を用いた発信が行われると、該論理番号に基づいて、論理番号とユーザの端末のメディアの状態を保持するユーザプレゼンス管理データベースの実アドレスを保持する論理番号管理データベースにアクセスし、該ユーザプレゼンス管理データベースの実アドレスを取得する第1の参照ステップと、
第1の参照ステップで取得した実アドレスに基づいて、ユーザプレゼンス管理データベースにアクセスし、着信ユーザの利用可能なメディアの実アドレスを取得する第2の参照ステップと、
第2の参照ステップで取得した実アドレスに基づいて、ユーザの端末上のメディアから、着信ユーザ端末の利用可能なメディアとの通信を行うメディアを選択するメディア選択ステップと、
メディア選択ステップで選択されたメディアを使用するアプリケーションが起動されているかを判断し、起動されていない場合には、起動すると共に、該アプリケーションに対して、着信ユーザ端末の利用可能なメディアの実アドレスを渡すアドレス通知ステップと、を実行する。
【0020】
本発明の通信メディア選択プログラムは、時間によって通信するユーザ端末上のメディアを選択し、ユーザプレゼンス管理データベースに登録するステップを更に実行する。
【0021】
本発明の通信メディア選択プログラムは、ユーザ端末上で選択できるメディアの輻輳状態によって通信するメディアを選択し、ユーザプレゼンス管理データベースに登録するステップを更に実行する。
【0022】
本発明の通信メディア選択プログラムは、ユーザ端末上で選択できるメディアについて、ユーザが入力した優先度に基づいてメディアを選択し、ユーザプレゼンス管理データベースに登録するステップを更に実行する。
【0023】
本発明の通信メディア選択プログラムは、ユーザ端末を管理するユーザプレゼンス管理装置が決定されると、該ユーザ端末が利用する論理番号と、該ユーザ端末を管理するユーザプレゼンス管理データベースの実アドレスを対応付け、その対応情報を、論理番号管理データベースに登録するステップを更に実行する。
【0024】
本発明は、ユーザが他のユーザと通信を行おうとするときに、使用するメディアを選択する通信メディア選択プログラムを格納した記憶媒体であって、
上記の通信選択メディアプログラムを格納する。
【0025】
上記のように、本発明では、着側ユーザの現在の状態に合わせて通信メディアを選択し、発側ユーザに通知し、発側ユーザのメディアがアクティブであれば当該メディアによる通信を開始し、発側ユーザの当該メディアが利用可能であるもののアクティブでない場合には、当該メディアを自動的に起動すると共に、着側ユーザの実アドレスを当該メディアに渡し、通信を開始することにより、ユーザがメディアの選択等の操作を行うことなしに、適正なメディアを選択することが可能となる。
【0026】
また、本発明では、論理番号管理データベースと、ユーザプレゼンス管理データベースを分離することにより、比較的静的な処理である論理番号データと、リアルタイム性が要求されるプレゼンスデータを分離し、より高速にユーザのプレゼンスを反映した着メディアの選択が利用することが可能となる。
【0027】
このように、本発明では、論理番号を利用する複数のメディアアプリケーションが利用可能な端末において、自端末上のメディアアプリケーションがアクティブかどうかを自動的に判断し、また、プレゼンス管理サービスに加入しているユーザに発信した場合、相手ユーザのプレゼンス状態によって、着信メディアを自動選択し、非アクティブなメディアアプリケーションについては自動的に起動し、ユーザがただ1度論理番号をあるメディアで入力するだけで、発信側と着信側双方で利用可能なメディアを自動的に選択し、発信することにより、ユーザの負担を軽減することが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
【0029】
図3は、本発明の一実施の形態におけるシステム構成を示す。
【0030】
同図に示すシステムは、通信メディア選択装置100及び複数のメディアを有する発信ユーザ端末10と、論理番号管理データベース30、ユーザプレゼンス管理データベース40と、ユーザプレゼンス管理装置200及び少なくとも1つのメディアを有する着信ユーザ端末20から構成される。
【0031】
通信メディア選択装置100は、ユーザ端末10上にソフトウェアあるいはハードウェアの形で接続される装置である。
【0032】
また、ユーザ端末10上の各通信メディアA,B,Cは、通信メディア選択装置100と通信し、各メディアの現在の状態を通知する。
【0033】
論理番号管理データベース30は、論理番号に関連付けられた各メディアを保持しているデータベースである。
【0034】
ユーザプレゼンス管理装置200は、ユーザ端末20上で起動され、様々なユーザ情報を収集し、常に(一定期間間隔で)ユーザプレゼンス管理データベース40に登録している。
【0035】
ユーザプレゼンス管理データベース40は、一定間隔でユーザプレゼンス管理装置200から送信されてくる情報を受け取り、その情報を当該ユーザの情報として登録している。また、ユーザプレゼンス管理データベース40は、最も優先度の高い利用可能メディアの実アドレスか、優先度順にソートされた利用可能なメディアリストを通信メディア選択装置100に対して送信する。
【0036】
次に、上記の構成における動作を説明する。
【0037】
図4は、本発明の一実施の形態におけるメッセージシーケンスチャートである。
【0038】
各端末メディアは、各メディアが現在アクティブであることを、通信メディア選択装置100にメディア状態通知として通知する(ステップ101)。この通知は、非同期で行われる。
【0039】
また、着信ユーザ端末20のユーザプレゼンス管理装置200は、常にユーザ端末20の状態を監視し、ユーザプレゼンス管理データベース40にユーザプレゼンス情報を通知・登録している(ステップ102)。
【0040】
次に、ユーザがある端末メディアに着信側の論理番号を入力し発信を行うと、その情報が通信メディア選択装置100に通知される(ステップ103)。
【0041】
通信メディア選択装置100は、論理番号とURIなどの実アドレスとの対応を解決するために、論理番号管理データベース30に対して、名前解決問い合わせとして、論理番号を送信する(ステップ104)。
【0042】
名前解決問い合わせとして論理番号を受信した論理番号管理データベース30は、論理番号をキーとして、自身が管理するデータベースを検索し、当該キーに関連付けられたプレゼンス管理データベース実アドレスを探し出し、着信先メディア応答として、実アドレスを通信メディア選択装置100に返信する(ステップ105)。
【0043】
通信メディア選択装置100は、受信したユーザプレゼンス管理データベース40の実アドレスに対して、論理番号を用いて名前解決問い合わせを行う(ステップ106)。当該論理番号は、例えば、電話番号等のような番号であり、あるメディアアプリケーションを起動したユーザがそのアプリケーションを利用して通信を行うとき、相手を識別することが可能な情報である。
【0044】
論理番号を受信したユーザプレゼンス管理データベース40は、受信したユーザプレゼンス管理データベースは、自身のデータベースを検索し、着側ユーザがユーザプレゼンス管理装置200にて登録している情報から選択される通信メディアの実アドレス(例えば、URI)を返答する(ステップ107)。
【0045】
通信メディア選択装置100は、自身が管理するメディアアプリケーションが非アクティブである場合、通信メディア選択装置からの起動要求によって、当該アプリケーションを起動する(ステップ108)。
【0046】
選択されたメディアアプリケーションは、通信メディア選択装置100から渡された実アドレスに対して発信を行い、通信パスの確立を試みる(ステップ109、ステップ110)。
【0047】
【実施例】
以下、図面と共に本発明の実施例を説明する。
【0048】
[第1の実施例]
図5は、本発明の第1の実施例のシステム構成図である。
【0049】
本実施例のシステムは、通信アプリケーションとして、例えば、HTTPを利用したWebブラウザや、電子メールアプリケーション、IPを利用したIP電話アプリケーションなどを想定しており、これらのメディアを使用することが可能なパーソナルコンピュータ上のソフトウェア、あるいは、パーソナルコンピュータに接続して用いるハードウェアなどにより実現される。
【0050】
また、このシステムは、インターネットなどのオープンなネットワーク、あるいは、企業内で用いられるようなプライベートなネットワークで使用される。但し、どちらのネットワークにおいても、論理番号を管理している論理番号管理データベース30が必要であり、このデータベースがネットワーク上に存在する必要がある。
【0051】
論理番号は、数字のみで構成される独自の名前空間を持ち、その論理番号と通信相手のアプリケーションの種類と相手のリソースアドレスを特定できる情報との対応を管理する論理番号管理データベース30が必要であるが、これは、ENUM(RFC2916)のような仕組みに従い、例えば、E.164名前空間とURIを対応させたENUM−DNSなどにより実現されることが考えられる。以下、本発明の特徴である通信メディア選択装置の機能について図5に基づいて説明する。
【0052】
図5に示す通信メディア選択装置100は、メディア対向部110、問い合わせ形式変換部120、論理番号管理データベース対向部130、URI選択部150、アプリケーション起動部160、アプリケーション監視部170、アプリケーションリスト180から構成される。
【0053】
メディア対向部110は、Webブラウザやメールクライアント、SIP端末等と情報を交換するための機能である。これらの機能は、各メディアに対してAPI(Application Program Interface) 等の形で提供される。
【0054】
また、メディア対向部110が、各メディアの機能を利用する場合は、各メディアが提供するAPIを利用する。メディア対向部110は、通信メディア選択装置100から各メディアへの入力、並びに、各メディアから通信メディア選択装置100への入力の機能を提供する。
【0055】
問い合わせ形式変換部120は、各メディアから入力された論理番号を、論理番号管理データベース30への問い合わせ形式に変換する機能を提供する。この機能により、各メディア上で入力された論理番号を、問い合わせを行う論理番号管理データベース30が管理している名前空間の形式に変換する。
【0056】
論理番号管理データベース対向部130では、論理番号管理データベース30への問い合わせ形式に変換された論理番号を、通信プロトコル等のフォーマットに整形し、問い合わせとして論理番号管理データベース30に送信し、また、論理番号管理データベース30からの応答を受信し、通信プロトコル等のフォーマットからデータを取り出す機能を有する。
【0057】
ユーザプレゼンス管理データベース対向部190では、ユーザプレゼンス管理データベース40と通信を行い、相手先利用可能メディアの実アドレスを受け取る。
【0058】
URI選択部150は、論理番号管理データベース30からの応答にある通信相手の利用可能メディアと、自分自身の端末上の利用可能メディアリストの両方から、通信に利用するメディアを選択する。メディアを選択するロジックとしては、
・自身が管理するメディアリスト上にあるメディアかどうか;
・自身が管理するメディアリスト上のメディアがアクティブかどうか;
・自身が管理する端末のメディアが、有効な時刻であるか;
などの各種のロジックがあるが、このロジックはユーザによって指定することも可能であるし、通信メディア選択装置100が自動的にネゴシエーションすることも可能である。
【0059】
アプリケーション起動部160は、ユーザプレゼンス管理データベース40から返却された通信メディアにおいて、自端末上の通信メディアがまだ起動されていない場合は、当該通信メディアを利用するアプリケーションを起動して、通信相手のURIを渡す機能である。当該アプリケーションがアクティブであるか非アクティブであるかどうかについては、アプリケーションリスト180を検索して判断する。なお、各メディアがアクティブであるかどうかの検査については任意である。また、アクティブであるかどうかの検査を行う場合、それらの検査は、一定期間毎に各メディアに問い合わせてもよいし、各メディアのアプリケーションが起動された際に、イベントとして起動通知を知らせる方式でもよいが、なるべくリアルタイムに各メディアの状態が把握できる方式が望ましい。
【0060】
アプリケーション監視部170は、定期的にユーザにより登録されたアプリケーションの状態がアクティブかどうかを監視する。この監視により登録されたアプリケーションがアクティブであるならば、その状態をアプリケーションリスト180に登録する。
【0061】
このアプリケーションの監視については、アプリケーション監視部170により定期的に監視を行ってもよいし、アプリケーションが起動するときに、通信メディア選択装置100に対して自身の起動を通知し、その通知に基づいてアプリケーションリスト180に、当該アプリケーションがアクティブであることを記録するようにしてもよい。
【0062】
図6は、本発明の第1の実施例のアプリケーションリストのデータの例を示す。当該アプリケーションリスト180は、自端末上で利用可能なメディアを利用可能メディアリストとして管理するのである。通信メディア選択装置100では、利用可能メディアリストに記述されている各メディアについて、それらのメディアが現在アクティブであるかどうかを検査し、アクティブであるならば、その状態を登録する。
【0063】
アプリケーションリスト180は、フィールド名、論理番号、サービス、優先度、アプリケーション起動パスの各フィールドから構成される。
【0064】
現在状態フィールドは、該当するアプリケーションが現在起動中かどうかを示しているフィールドであり、常に更新されている情報である。
【0065】
サービスフィールドは、当該アプリケーションが利用するサービス(メディアを表しており、例のように例えば、“http”のように表現される。
【0066】
優先度フィールドは、当該レコードの優先度を示しており、優先度の高いものから利用される。この優先度は、ユーザが予め入力して決定されるが、例えば、時間、曜日、通信料金などの流動的なパラメータにより自動決定されるものであってもよい。
【0067】
アプリケーション起動パスフィールドには、アプリケーションの起動用のパスが登録されている。優先度などにより、利用するメディアが決定し、その現在状態フィールドが未起動などである場合は、このアプリケーション起動パスに基づいて当該アプリケーションの起動を試みる。このフィールドに何も情報がない場合には、アプリケーションを外部から起動することができない場合などが考えられる。
【0068】
図7は、本発明の第1の実施例の論理番号管理データベースのレコードの例である。論理番号管理データベース30のすべてのフィールドデータは、通信メディア選択装置100からは読み取り専用で、書き込むことはできない。
【0069】
論理番号フィールドは、通信メディア選択装置100から送信される着信先の論理番号を示している部分であり、このフィールドをキーにしてデータを検索する。論理番号の形式は様々な形式が考えられるが、この例のように、ドメイン名形式を取るような場合も考えられる。
【0070】
ユーザプレゼンス管理データベースの実アドレスフィールドには、実際の通信相手を管理しているユーザプレゼンス管理データベース40の実アドレスが記録されており、論理番号に関連付けられている。ユーザプレゼンス管理データベース40は、例えば、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol) サーバなどにより実現されており、ユーザプレゼンス管理データベース40の実アドレスは、上記LDAPサーバなどへのアドレスと、ユーザを表す情報が含まれている。
【0071】
また、ユーザプレゼンス管理データベース40には、ユーザプレゼンス管理装置200により定期的にユーザ端末の状態が送信されている。
【0072】
ユーザプレゼンス管理データベース40のレコード例を図8に示す。ユーザプレゼンス管理データベース40のキーは、論理番号であってもよいし、ユーザプレゼンス管理データベース40上でユーザを識別できる情報であれば何でもよい。
【0073】
また、ユーザプレゼンス管理データベース40のキーに対応付けられているのは、着信ユーザ端末20の利用可能メディアの実アドレスであり、これは、ユーザプレゼンス管理装置200によって常に更新されている。
【0074】
次に、上記の構成における動作を説明する。
【0075】
図9は、本発明の第1の実施例の通信メディア選択処理のシーケンスチャートである。
【0076】
まず、メディアから通信メディア選択装置100のメディア対向部110に対して、発信により論理番号を用いた発信が行われる(ステップ201)。この場合の論理番号は数字のみから構成される番号が考えられる。
【0077】
論理番号を受信したメディア対向部110は、問い合わせ形式変換部120に対して論理番号を送信する(ステップ202)。問い合わせ形式変換部120では、受信した論理番号を、論理番号管理データベース30に対する問い合わせ形式に変換し、論理番号管理データベース対向部130に送信する(ステップ203)。
【0078】
論理番号管理データベース対向部130では、問い合わせ形式を用いて、論理番号管理データベース30に対して論理番号問い合わせとして、名前解決を依頼する(ステップ204)。
【0079】
論理番号管理データベース30では、問い合わせ形式に変換された論理番号をキーにして、自身のデータベースを検索し、論理番号に対応付けられたユーザプレゼンス管理データベース40を表す実アドレスを、論理番号管理データベース対向部130に送る(ステップ205)。
【0080】
論理番号管理データベース対向部130は、返却されたユーザプレゼンス管理データベース40の実アドレスをユーザプレゼンス管理データベース対向部190に送信する(ステップ206)。
【0081】
ユーザプレゼンス管理データベース対向部190は、ユーザプレゼンス管理データベース40に対して問い合わせ形式に変換された論理番号を送信する(ステップ207)。
【0082】
ユーザプレゼンス管理データベース40は、論理番号から着信相手の利用するメディアの実アドレスを検索し、その実アドレスをユーザプレゼンス管理データベース対向部190に対して応答する(ステップ208)。
【0083】
ユーザプレゼンス管理データベース対向部190は、通知された着信側の実アドレスを、URI選択部150に対して通知する(ステップ209)。
【0084】
URI選択部150では、そのURIから利用するアプリケーションを判別し(例えば、
【0085】
【数1】
Figure 2004070752
ならsip アプリケーション) 、そのアプリケーションが現在起動されてアクティブであるかどうかを、アプリケーションリスト180に対して、アプリケーション状態問い合わせの形で送信する(ステップ210)。
【0086】
アプリケーションリスト180は、アプリケーションリスト180の当該アプリケーションがアクティブであるかどうかを、アプリケーション状態通知によってURI選択部150に通知する(ステップ211)。
【0087】
URI選択部150は、実アドレスであるURIを通信メディアに対して通知する。これにより、当該メディアアプリケーションは通知されたURIを用いて、通信相手との通信パスの確立を試みる(ステップ212)。
【0088】
もし、利用する当該アプリケーションが非アクティブである場合には、アプリケーション起動部160によって当該アプリケーションの起動を試みる。
【0089】
上記において、通信メディア選択装置100が、自身が管理している端末10上に使用可能メディアリストを検索して接続を試みる。この時の接続の順番は以下の通りである。
【0090】
・まず、発信を行ったメディアと同じメディアが着信先で利用不可能であることが着信先メディアリストからわかった場合、通信メディア選択装置100は、着信先メディアリストの優先度を調べ、優先度の高いメディアから順に自端末10上の利用可能メディアと同じメディアがあるかどうかを検査する。
・また、自端末10の利用可能メディアと着信先の利用可能メディアに同じものがあった場合は、自端末10上の当該利用可能メディアがアクティブかどうか検査し、アクティブであるならば、当該利用可能メディアからの発信を試みる。
・また、自端末10上の利用可能メディアと着信先の利用可能メディアに同じものがあった場合は、自端末上の利用可能メディアがアクティブかどうか検査し、アクティブでないならば、当該利用可能メディアにURIなどの情報を渡して当該利用可能メディアの起動を試みる。利用可能メディアの起動に成功したら、当該利用可能メディアからの発信を試みる。
【0091】
次に、通信メディア登録処理についてシーケンスチャートを用いて説明する。図10は、本発明の第1の実施例の通信メディア登録処理のシーケンスチャートである。
【0092】
通信メディア選択装置100のアプリケーション監視部170は、タイマなどで設定された一定間隔毎に、メディアが現在アクティブであるかどうかを検査する。この状態監視の処理はアプリケーションリスト180に登録されたメディアについて行う(ステップ301)。
【0093】
また、メディア自身が起動されたときは、状態通知として、アプリケーション監視部170に対して明示的にアクティブな状態を通知することも考えられる(ステップ302)。
【0094】
メディアの状態を把握したアプリケーション状態監視部170は、アプリケーションリスト180を更新する(ステップ303)。この処理により、アプリケーションリスト180上で、当該メディアがアクティブであるかどうかについての情報が更新される。
【0095】
次に、ユーザプレゼンス登録処理について説明する。
【0096】
図11は、本発明の第1の実施例のユーザプレゼンス登録処理のシーケンスチャートである。
【0097】
ユーザプレゼンス管理装置200は、タイマなどで設定された一定間隔毎に、ユーザの状態を監視し、どのメディアを利用するのかを検査する(ステップ401)。
【0098】
また、状態通知処理として、ユーザプレゼンス管理データベース40に対して明示的にアクティブな状態を通知することも考えられる(ステップ402)。
【0099】
メディアの状態を把握したユーザプレゼンス管理装置200は、状態登録処理(ステップ401)により、ユーザプレゼンス管理データベース40を更新する(ステップ403)。この処理により、ユーザプレゼンス管理データベース40で、当該メディアがアクティブであるかどうかについての情報が更新される。
【0100】
[第2の実施例]
上記の第1の実施例では、特に、インターネット上の論理番号を利用したアドレス変換方式について述べたが、これについては、プライベートな企業内の閉域ネットワーク等で実現してもよい。
【0101】
また、上記の実施の形態及び実施例では、通信メディア選択装置が自端末上にある場合について説明しているが、この例に限定されることなく、例えば、サーバ装置として端末外部に存在する場合は、通信メディア選択装置と端末装置が通信を行い、通信メディア選択装置が管理している利用可能メディアリストを更新することが可能である。
【0102】
また、ユーザプレゼンス管理装置についても、上記の実施の形態及び実施例では、端末(着信ユーザ端末)上にある場合を示しているが、当該端末の外部に設置してもよい。
【0103】
なお、上記の実施の形態及び実施例における通信メディア選択システム及びユーザプレゼンス装置の動作をプログラムとして構築し、通信メディア選択システム及びユーザプレゼンス装置として利用されるコンピュータにインストールする、または、ネットワークを介して流通させることも可能である。
【0104】
また、構築されたプログラムを通信メディア選択システム及びユーザプレゼンス装置として利用されるコンピュータに接続されるハードディスク装置や、フレキシブルディスク、CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納しておき、本発明を実施する際にインストールすることも可能である。
【0105】
なお、本発明は、上記の実施の形態及び実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
【0106】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、複数の通信メディアを持った端末において、各メディアアプリケーションで共通の論理番号を使用し、メディアアプリケーションの状態を自動的に監視し、あるメディアで通信できない場合は、別のメディアのアプリケーションを自動的に起動することにより、より確実に通信を行うことができ、また、その際ユーザがアプリケーションを起動したり、論理番号を入力したりといった、煩わしい操作をしなくてもよい。
【0107】
また、ユーザプレゼンス管理装置を利用しているユーザは、論理番号管理データベース上に着ユーザの実アドレスではなく、ユーザプレゼンス管理データベースの実アドレスを登録することにより、ユーザプレゼンス利用サービスに加入している加入者だけにサービスを提供することが可能であり、ユーザプレゼンス利用サービスに加入していないユーザに対しては、論理番号管理データベースに着ユーザの実アドレスを直接登録しておけばよく、ユーザの選別が論理番号管理データベース上で可能となる。
【0108】
また、論理番号解決部分である論理番号管理データベースと、ユーザ応対を管理しているユーザプレゼンス管理データベースを分離することにより、ユーザプレゼンスのような動的なサービスに対して論理番号によるルーチングを利用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の一実施の形態におけるシステム構成図である。
【図4】本発明の一実施の形態におけるメッセージシーケンスチャートである。
【図5】本発明の第1の実施例のシステム構成図である。
【図6】本発明の第1の実施例のアプリケーションリストのデータの例である。
【図7】本発明の第1の実施例の論理番号管理データベースのレコードの例である。
【図8】本発明の第1の実施例のユーザプレゼンス管理データベースのレコードの例である。
【図9】本発明の第1の実施例の通信メディア選択処理のシーケンスチャートである。
【図10】本発明の第1の実施例の通信メディア登録処理のシーケンスチャートである。
【図11】本発明の第1の実施例のユーザプレゼンス登録処理のシーケンスチャートである。
【符号の説明】
10 発信ユーザ端末
20 着信ユーザ端末
30 論理番号管理データベース
40 ユーザプレゼンス管理データベース
100 通信メディア選択装置
102 第1の参照手段
102 第2の参照手段
103 メディア選択手段
104 アドレス通知手段
110 メディア対向部
120 問い合わせ形式変換部
130 論理番号管理データベース対向部
150 URI選択部
160 アプリケーション起動部
170 アプリケーション監視部
180 アプリケーションリスト
200 ユーザプレゼンス管理装置

Claims (16)

  1. ユーザが他のユーザと通信を行おうとするときに、ユーザプレゼンス情報を用いて、使用するメディアを選択するためのユーザプレゼンス情報による通信メディア選択方法において、
    端末に接続される、または、該端末上のユーザプレゼンス管理装置において、ユーザの端末のメディアの状態監視を行い、状態をユーザプレゼンス管理データベースに登録しておき、
    論理番号と前記ユーザプレゼンス管理データベースの実アドレスを論理番号管理データベースに登録しておき、
    発信ユーザの端末から論理番号を用いた発信が行われると、
    端末に接続される、または、端末上の通信メディア選択装置において、前記論理番号に基づいて、前記論理番号管理データベースにアクセスして、前記ユーザプレゼンス管理データベースの実アドレスを取得し、
    取得した前記実アドレスに基づいて前記ユーザプレゼンス管理データベースにアクセスし、着信ユーザの利用可能なメディアの実アドレスを取得し、
    ユーザの端末上のメディアから、着信ユーザ端末の利用可能なメディアとの通信を行うメディアを選択し、
    選択されたメディアを使用するアプリケーションが起動されているかを判断し、起動されていない場合には、起動すると共に、該アプリケーションに対して、着信ユーザ端末の前記利用可能なメディアの実アドレスを渡すことを特徴とするユーザプレゼンス情報による通信メディア選択方法。
  2. 前記ユーザプレゼンス管理装置において、
    時間によって通信するユーザ端末上のメディアを選択し、前記ユーザプレゼンス管理データベースに登録する請求項1記載のユーザプレゼンス情報による通信メディア選択方法。
  3. 前記ユーザプレゼンス管理装置において、
    前記ユーザ端末上で選択できるメディアの輻輳状態によって通信するメディアを選択し、前記ユーザプレゼンス管理データベースに登録する請求項1記載のユーザプレゼンス情報による通信メディア選択方法。
  4. 前記ユーザプレゼンス管理装置において、
    前記ユーザ端末上で選択できるメディアについて、ユーザが入力した優先度に基づいてメディアを選択し、前記ユーザプレゼンス管理データベースに登録する請求項1記載のユーザプレゼンス情報による通信メディア選択方法。
  5. 前記ユーザ端末において、
    前記ユーザ端末を管理するユーザプレゼンス管理装置が決定されると、該ユーザ端末が利用する論理番号と、該ユーザ端末を管理するユーザプレゼンス管理データベースの実アドレスを対応付け、その対応情報を、前記論理番号管理データベースに登録する請求項1記載のユーザプレゼンス情報による通信メディア選択方法。
  6. ユーザが他のユーザと通信を行おうとするときに、使用するメディアを選択するための、ユーザ端末上、または、ユーザ端末に接続される通信メディア選択装置及びユーザプレゼンス管理装置を有する通信メディア選択システムであって、
    前記ユーザプレゼンス管理装置によるユーザの端末のメディアの状態監視の結果を保持するユーザプレゼンス管理データベースと、
    論理番号と前記ユーザプレゼンス管理データベースの実アドレスを保持する論理番号管理データベースとを有し、
    前記通信メディア選択装置は、
    発信ユーザの端末から論理番号を用いた発信が行われると、前記論理番号管理データベースにアクセスして、前記ユーザプレゼンス管理データベースの実アドレスを取得する第1の参照手段と、
    前記第1の参照手段で取得した前記実アドレスに基づいて前記ユーザプレゼンス管理データベースにアクセスし、着信ユーザの利用可能なメディアの実アドレスを取得する第2の参照手段と、
    前記第2の参照手段で取得した実アドレスに基づいて、ユーザの端末上のメディアから、着信ユーザ端末の利用可能なメディアとの通信を行うメディアを選択するメディア選択手段と、
    前記メディア選択手段で選択されたメディアを使用するアプリケーションが起動されているかを判断し、起動されていない場合には、起動すると共に、該アプリケーションに対して、前記着信ユーザ端末の前記利用可能なメディアの実アドレスを渡すアドレス通知手段と、を有することを特徴とする通信メディア選択装置。
  7. 前記ユーザプレゼンス管理装置は、
    時間によって通信するユーザ端末上のメディアを選択し、前記ユーザプレゼンス管理データベースに登録する手段を有する請求項7記載のユーザプレゼンス情報による通信メディア選択システム。
  8. 前記ユーザプレゼンス管理装置は、
    前記ユーザ端末上で選択できるメディアの輻輳状態によって通信するメディアを選択し、前記ユーザプレゼンス管理データベースに登録する手段を有する請求項7記載の通信メディア選択システム。
  9. 前記ユーザプレゼンス管理装置は、
    前記ユーザ端末上で選択できるメディアについて、ユーザが入力した優先度に基づいてメディアを選択し、前記ユーザプレゼンス管理データベースに登録する手段を有する請求項7記載の通信メディア選択システム。
  10. 前記ユーザ端末は、
    前記ユーザ端末を管理するユーザプレゼンス管理装置が決定されると、該ユーザ端末が利用する論理番号と、該ユーザ端末を管理するユーザプレゼンス管理データベースの実アドレスを対応付け、その対応情報を、前記論理番号管理データベースに登録する手段を有する請求項7記載の通信メディア選択システム。
  11. ユーザが他のユーザと通信を行おうとするときに、使用するメディアを選択するユーザ端末で実行される通信メディア選択プログラムであって、
    発信ユーザから直接または、外部の発信ユーザの端末から論理番号を用いた発信が行われると、該論理番号に基づいて、論理番号とユーザの端末のメディアの状態を保持するユーザプレゼンス管理データベースの実アドレスを保持する論理番号管理データベースにアクセスし、該ユーザプレゼンス管理データベースの実アドレスを取得する第1の参照ステップと、
    前記第1の参照ステップで取得した前記実アドレスに基づいて、前記ユーザプレゼンス管理データベースにアクセスし、着信ユーザの利用可能なメディアの実アドレスを取得する第2の参照ステップと、
    前記第2の参照ステップで取得した実アドレスに基づいて、ユーザの端末上のメディアから、着信ユーザ端末の利用可能なメディアとの通信を行うメディアを選択するメディア選択ステップと、
    前記メディア選択ステップで選択されたメディアを使用するアプリケーションが起動されているかを判断し、起動されていない場合には、起動すると共に、該アプリケーションに対して、着信ユーザ端末の前記利用可能なメディアの実アドレスを渡すアドレス通知ステップと、を実行することを特徴とする通信メディア選択プログラム。
  12. 時間によって通信するユーザ端末上のメディアを選択し、前記ユーザプレゼンス管理データベースに登録するステップを更に実行する請求項11記載の通信メディア選択プログラム。
  13. 前記ユーザ端末上で選択できるメディアの輻輳状態によって通信するメディアを選択し、前記ユーザプレゼンス管理データベースに登録するステップを更に実行する請求項11記載の通信メディア選択プログラム。
  14. 前記ユーザ端末上で選択できるメディアについて、ユーザが入力した優先度に基づいてメディアを選択し、前記ユーザプレゼンス管理データベースに登録するステップを更に実行する請求項11記載の通信メディア選択プログラム。
  15. 前記ユーザ端末を管理するユーザプレゼンス管理装置が決定されると、該ユーザ端末が利用する論理番号と、該ユーザ端末を管理するユーザプレゼンス管理データベースの実アドレスを対応付け、その対応情報を、前記論理番号管理データベースに登録するステップを更に実行する請求項11記載の通信メディア選択プログラム。
  16. ユーザが他のユーザと通信を行おうとするときに、使用するメディアを選択する通信メディア選択プログラムを格納した記憶媒体であって、
    前記請求項11乃至前記請求項15記載のプログラムを格納したことを特徴とする通信メディア選択プログラムを格納した記憶媒体。
JP2002230554A 2002-08-07 2002-08-07 ユーザプレゼンス情報によるメディア選択方法及びメディア選択システム及びメディア選択プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Expired - Fee Related JP3876792B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002230554A JP3876792B2 (ja) 2002-08-07 2002-08-07 ユーザプレゼンス情報によるメディア選択方法及びメディア選択システム及びメディア選択プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002230554A JP3876792B2 (ja) 2002-08-07 2002-08-07 ユーザプレゼンス情報によるメディア選択方法及びメディア選択システム及びメディア選択プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004070752A true JP2004070752A (ja) 2004-03-04
JP3876792B2 JP3876792B2 (ja) 2007-02-07

Family

ID=32016594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002230554A Expired - Fee Related JP3876792B2 (ja) 2002-08-07 2002-08-07 ユーザプレゼンス情報によるメディア選択方法及びメディア選択システム及びメディア選択プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3876792B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006074723A (ja) * 2004-08-06 2006-03-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 呼接続制御装置、ip電話装置及びip電話システム
CN100358283C (zh) * 2005-09-02 2007-12-26 华为技术有限公司 一种呈现业务系统及发布和获取呈现信息的方法
US7738650B2 (en) 2007-05-01 2010-06-15 Unison Technologies, Inc. Systems and methods for scalable hunt-group management
US7783023B2 (en) 2007-05-16 2010-08-24 Unison Technologies, Inc. Systems and methods for providing unified collaboration systems with conditional communication handling
US8005942B2 (en) 2004-12-17 2011-08-23 Hitachi, Ltd. Integrated presence management system, presence server and presence information management program
JP2013523017A (ja) * 2010-03-15 2013-06-13 マイクロソフト コーポレーション 集中管理された通知を介するマルチモーダルカンバセーションの状態および転送
US8829632B2 (en) 2011-06-10 2014-09-09 Shinko Electric Industries Co., Ltd. Semiconductor package
JP2015156545A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 日本電信電話株式会社 ユニファイド・コミュニケーションシステム及びそのメッセージ伝達方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006074723A (ja) * 2004-08-06 2006-03-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 呼接続制御装置、ip電話装置及びip電話システム
JP4603914B2 (ja) * 2004-08-06 2010-12-22 パナソニック株式会社 Ip電話装置及びip電話システム
US8005942B2 (en) 2004-12-17 2011-08-23 Hitachi, Ltd. Integrated presence management system, presence server and presence information management program
CN100358283C (zh) * 2005-09-02 2007-12-26 华为技术有限公司 一种呈现业务系统及发布和获取呈现信息的方法
US7738650B2 (en) 2007-05-01 2010-06-15 Unison Technologies, Inc. Systems and methods for scalable hunt-group management
US7783023B2 (en) 2007-05-16 2010-08-24 Unison Technologies, Inc. Systems and methods for providing unified collaboration systems with conditional communication handling
JP2013523017A (ja) * 2010-03-15 2013-06-13 マイクロソフト コーポレーション 集中管理された通知を介するマルチモーダルカンバセーションの状態および転送
US8829632B2 (en) 2011-06-10 2014-09-09 Shinko Electric Industries Co., Ltd. Semiconductor package
JP2015156545A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 日本電信電話株式会社 ユニファイド・コミュニケーションシステム及びそのメッセージ伝達方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3876792B2 (ja) 2007-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7675903B2 (en) Dynamic contact list management system and method
US7733851B2 (en) Name service system and method thereof
EP1869871B1 (en) Methods systems and computer program products for providing presence qualified e.164 number mapping (enum) service in a communications network
JP4762658B2 (ja) インターネット・マルチメディア・サブシステム(ims)ネットワーク内の分散slfルーティング機能を提供するための方法および装置
JP4444763B2 (ja) エンハンスド・コンピュータ・テレフォニー・インテグレーションおよび対話のためのシステムおよび方法
US20050071428A1 (en) Method and apparatus for delivering an electronic mail message with an indication of the presence of the sender
JP2003521823A (ja) 通信ネットワーク
JP3434209B2 (ja) コミュニケーションツール利用状況伝達方法,そのサーバ装置,クライアント端末装置およびそれらのプログラム記録媒体
WO2007030950A1 (en) Method and system for providing accurate location service for internet applications
US20080165706A1 (en) Destination service selection for a telephone
US20060029219A1 (en) Call agent apparatus, IP telephone apparatus and IP telephone system
JP4085775B2 (ja) 端末メディア選択方法及び発信方法及び通信メディア選択装置及び端末メディア選択システム
CA2472808C (en) Method and apparatus for delivering a voice mail message with an indication of the presence of the sender
JP3876792B2 (ja) ユーザプレゼンス情報によるメディア選択方法及びメディア選択システム及びメディア選択プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP5487116B2 (ja) 企業内内線アイデンティティをネットワークローミングする方法及び装置
WO2005036855A1 (en) System and method for associating a device with a user
JP2001160866A (ja) 通信方法及び記録媒体及び通信方式及びアダプタ
JP3876791B2 (ja) 通信メディア選択方法及び装置及び通信メディア選択プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2005236670A (ja) セッション確立、セッション確立処理装置及びプログラム
WO2001041412A2 (en) Establishing a telephone call using a hyperlink
US20020069283A1 (en) Apparatus and method for providing communication service based on personal identifier in internet network
JP3827415B2 (ja) 電子メールシステムの端末装置
KR100388610B1 (ko) 아이피 폰 넘버 관리 시스템 및 방법
JP3826906B2 (ja) 通信管理装置
JP2004070753A (ja) 論理アドレスサービス起動方法及び論理アドレス管理装置及びアプリケーション実行装置及び論理アドレスサービス管理プログラム及び論理アドレスサービス起動プログラム及び論理アドレスサービス管理プログラムを格納した記憶媒体及び論理アドレスサービス起動プログラムを格納した記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060418

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060608

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061010

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061023

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101110

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101110

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111110

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111110

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121110

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131110

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees