JP3780078B2 - 電子写真感光体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機、プリンター、ファクシミリ、印刷機等の画像形成装置における電子写真感光体に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は後述の従来の技術を更に発展させたものである。
【0003】
本発明は温度変化に対して結合力の変化が小さく、また感光体の精度に及ぼす影響の小さい感光体とフランジを結合した電子写真感光体を提供することを目的とする。
【0004】
また本発明は感光体の全長を短くできる電子写真感光体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本出願に係る第の発明はドラム状の感光体と、前記感光体を支持するためのフランジを結合した電子写真感光体において、
外周に感光層を有する中空円筒形の金属製感光体と、
前記感光体の端部内周に圧入された円筒部とこの円筒部の中心線に直角な平面部と、前記平面部に設けられた3つの第一穴と、前記第一穴と交互に前記平面部に設けられた3つの第二穴と、を有する金属製結合部材と、
前記結合部材の平面部に接する端面と、前記端面に一体に設けられた、割りの入っている3つの第一ボスと、前記第一ボスと交互に前記端面に一体に設けられた、割りの入っていない3つの第二ボスと、を有し、前記結合部材に固定された樹脂製フランジと、
を有し、
前記第一ボスを前記第一穴に圧入させ、かつ、前記第二ボスを前記第二穴に嵌合させた後に前記第二ボスを前記第二穴に溶着させることにより、前記フランジと前記結合部材とを結合させたことを特徴とする電子写真感光体である。
【0024】
【従来の技術】
電子写真方式の複写機、レーザービームプリンター、ファクシミリ、印刷機等の画像形成装置における電子写真感光体には感光層を設けるために基体として表面が所定の粗さに仕上げられた円筒体が用いられる。もしこの基体の表面精度あるいは寸法精度が低い場合には感光層の厚さのバラツキや感光層表面の凹凸が生じこのため形成した画像に欠陥が生じる。
【0025】
従って欠陥のない画像が得られる画像形成装置にするためには感光体に使用する基体の表面精度や寸法精度、例えば真直度、真円度、円筒度等に関して高い精度が要求される。
【0026】
従来より感光体の基体である円筒部材とこの感光体を支持するために感光体の両端部に固定されるフランジ部材との結合においてはフランジ部材の軸心を感光体の軸心に対して曲げたり、偏心させたりすることなく高精度に結合する方法が種々試みられている。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0028】
先ず、本発明における電子写真感光体が採用された電子写真画像形成装置に関して説明する。
【0029】
図28において1101は後述する製造方法で製作された電子写真感光体であり、軸1101aを中心として矢印A方向に所定の周速度で回転駆動される。
【0030】
電子写真感光体1101はその回転過程で帯電手段1102によりその周面に正又は負の所定電位の均一帯電を受け、ついで露光部1103にて不図示の像露光手段により光像露光L(スリット露光、レーザービーム走査露光、LED露光等)を受ける。これにより電子写真感光体1101の周面に露光像に対応した静電潜像が順次形成されていく。
【0031】
その静電潜像はついで現像手段1104でトナーを用いて現像され、そのトナー像は転写手段1105により不図示の給紙部から電子写真感光体1101と転写手段1105の間に電子写真感光体1101の回転と同期取りされて給紙された転写材Pの面に順次転写されていく。1020は現像手段1104に備わる現像スリーブである。像転写を受けた転写材Pは電子写真感光体1101の面から分離されて像定着手段1108へ導入されて像定着を受けて複写物(コピー)として機外へ排出される。
像転写後の電子写真感光体1101の表面は、クリーニング手段1106にて転写残りトナーの除去を受けて清浄面とされ、さらに前露光手段1107により除電処理されて繰り返し像形成に使用される。電子写真感光体1101の均一帯電手段としては、コロナ放電によるもの導電性ローラーを接触させるもの、ブラシ状の帯電部材を接触させる方法によるもの等が一般に広く使用されている。
【0032】
また電子写真装置として上述の感光体、現像手段、クリーニング手段、等の構成要素の内、感光体を含めて複数のものをカートリッジとして一体に結合してプロセスカートリッジとしこのプロセスカートリッジを装置本体に着脱自在に構成してもよい。
【0033】
例えば帯電手段、現像手段、およびクリーニング手段の少なくとも1つを感光体と共に一体に支持したプロセスカートリッジとし、それを装置本体のレール等の案内手段を用いて着脱自在の構成としても良い。
【0034】
また光像露光Lは電子写真装置を複写機やプリンターとして使用する場合には、原稿からの反射光や透過光、あるいは原稿を読み取って信号化し、この信号によるレーザービームの走査、LEDアレイの駆動、または液晶シャッターアレイ駆動などにより行なわれる。
【0035】
またファクシミリ、D.T.P、パソコン等のプリンターとして使用する場合には、光像露光Lは受信テータをプリントするための露光となる。
【0036】
以下、本発明の好適な電子写真感光体1101の実施の形態について説明する。
【0037】
(実施の形態1)
ポリアセタール樹脂を材料として図1に示すような樹脂フランジ部材W1Aを作成した。この樹脂フランジ部材W1Aは片側に電子写真感光体1101を駆動するためのギアW1g部分があり、このギアW1gと反対側の円形の端面W1aに周方向を6等配して6本の円筒形のボスW1c,W1dを有している。この6本のボスのうち3本が割りW1eの入ったボスW1dであり、割りの入つたボスW1dと入っていないボスW1cが交互に配置されている。
【0038】
この割りの入ったボスW1dの断面拡大図を図2に示す。割りボスW1dは直径をわたって割りW1eを有し、先端は面取りW1fされている。各ボスW1c,W1dの根本側の端面W1aには各ボスW1c,W1dを囲繞して溝W1nが設けられている(ボスW1cについては図示されないが図2と同様に溝W1nが設けられている)。
【0039】
フランジ部材W1Aは軸方向にギアW1g、円形のつばW1j、円筒部W1kを有し、この円筒部W1kの端面W1aに前記ボスW1c,W1dが設けられていて一体成形品である。
【0040】
次にJIS規格A3003アルミニウム合金の円盤を用意しこの中心に丸く中心穴W1h1(図3参照)を打抜いた後絞り加工により円筒形の嵌合部W1iと嵌合部W1i端部に平板部W1jを有する外径φ28.52±0.01mm、肉厚1mmのアルミニウムリングW1Bを作製し、この平板部W1jに直径3mmの穴W1hを6個、前記樹脂フランジ部材W1AのボスW1c,W1dに対応する位置に開けた。上記平板部W1jは嵌合部W1iに対して内つばとなる。
【0041】
この結合部材であるアルミニウムリングW1Bの穴W1hに樹脂フランジ部材W1AのボスW1c,W1dを圧入し、さらに割りの入っていないボスW1c部分を熱カシメで溶着して固定し割りの入ったボスW1dは圧入状態とし、図4に示すようなフランジW1とした。
【0042】
次にJISA3003アルミニウム合金をポートホール押出し法にて押圧し加工を行ない円筒状とし、さらに引き抜き加工することにより外径30mm、内径28.5mmとし、これを長さ254mmの長さに切削し、感光体W2用の基体(以下シリンダーとも呼ぶ)とした。
【0043】
次に10%の酸化アンチモンを含有する酸化スズで被覆した酸化チタン粉体50部、レゾール型フェノール樹脂25部、メチルセロソルブ20部、メタノール5部およびシリコールオイル(ポリジメチルシロキサンポリオキシアルキレン共重合体、平均分子量3000)0.002部をφ1mmガラスビーズを用いてサンドミル装置で2時間分散して導電層用塗料を調整した。
【0044】
アルミニウムシリンダー上に上記塗料を浸漬塗布し、140℃で30分間乾燥させ、膜厚20μmの導電層を形成した。この上に6−6・6−6・10−12四元系ポリアミド共重合体樹脂5部をメタノール70部とブタノール25部の混合溶媒に溶解した溶液をディッピング法で塗布乾燥して、1mm厚の下引き層を設けた。
【0045】
次にオキシチタニウムフタロシアニン4部とポリビニルブチラール樹脂2部をシクロヘキサノン100部に添加しφ1mmのガラスビーズを用いたサンドミルで1時間分散し、これに100部のメチルエチルケトンを加えて希釈し、下引き層上に塗布した後、80℃で10分間乾燥して、膜厚0.15μm電荷発生層を形成した。
【0046】
次に下記構造式
で示される電荷輸送材料10部とビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂10部をモノクロルベンゼン60部に溶解した溶液を作製し、電荷発生層上にディッピング法によりシリンダーW2外周に塗布した。
【0047】
これを110℃の温度で1時間乾燥して20μm厚の電荷輸送層を形成して感光体W2とした。
【0048】
この感光体W2に対して前記のフランジ部材W1AにアルミニウムリングW1Bを固定したフランジW1を高周波加熱ばめ法により、後述するロボットハンドのフランジ把持方式か真空吸着によるタイプの装置を使用してアルミニウムリングW1Bを感光体W2に嵌合固定してこれらを結合した。実験試料は5本である。
【0049】
これらの実施の形態1に係る試料の常温における感光体とフランジとの結合強度を調べたところ、いずれのフランジも回転による破壊強度及びフランジの引抜き破壊強度については十分な強度を有しており問題はなかった。
【0050】
次にこれらの感光体の端部より3mmの部分の真円度を測定した。フランジ結合前の真円度及び結合後の真円度測定の結果を表1に示す。表1より実施の形態1に係る試料は結合前後で感光体端部の真円度の変化は実質的になかった。
【0051】
またこれらの実施の形態1のフランジを結合した感光体を40℃90%Rhの環境に7日間放置した後、−20℃の環境に7日間放置し、この後常温にもどして結合の状態を確認したところ、実施の形態1について問題はなかった。
【0052】
なお実施の形態1を市販のレーザービームプリンターに設置して画像の確認を行なったところ良好な画像が得られた。
【0053】
表 1
〔実施の形態2〕
直径7mm、長さ25mmのステンレス製の円筒形の軸W1Cを用意し、これとポリカーボネート樹脂の樹脂製フランジ部W1Dをインサート成形により図5に示すような樹脂フランジ部材W1Aを作製した。即ち、軸W1Cの端部を樹脂フランジW1A中に埋め込み結合した樹脂製フランジ部W1Dは感光体W2の外径とほぼ等しい外径を有する円板状で中心に丸ボスW1pを有する。また、この樹脂フランジ部材W1Aには実施の形態1と同様端面W1aに割り入りボスW1dと割りの入っていないボスW1cがそれぞれ3本ずつ交互に一体に設けられている。成形後のステンレス軸W1Cの長さは20mmになるようにした。ボスW1c,W1dの径は3mmとした。
【0054】
次にJIS規格A3003アルミニウム合金を鍛造により加工して内径側、外径側ともにつば(平板部)W1j,W1qを有するアルミニウムリングW1Eを作りさらに内径側のつばW1jに、図6に示すように樹脂フランジ部材W1AのボスW1c,W1dと対応する位置に穴W1hを開けた。
【0055】
このアルミニウムリングW1Eの内径側つばW1j部分に開けた穴にW1hに樹脂フランジ部材W1AのボスW1c,W1dを圧入して結合し、割りの入ってないボスW1cを熱カシメにより溶解しアルミニウムリングW1Eをフランジ部材W1Aに固着し、熱カシメと割りの入っているボスW1dのリング穴W1hへの圧入の2つの方法を併用して固定しフランジW1とした。さらにフランジW1の感光体W2との嵌合部W1iとなる円筒形の周面をバイトにより切削加工して図7に示すようなフランジW1とした。切削したフランジW1の嵌合部W1iの外径は38.52mm、嵌合面の幅Fは4mmとした。
【0056】
又このとき、アルミニウムリングW1Eの外径側のつばはW1qについても、感光体W2の端面132と当接する端面W1rも同時に切削を行ない、感光体W2の端面132とフランジ端面W1rの当接が高精度で行なわれるようにした。
【0057】
次にJISA6063 アルミニウム合金をポートホール押出し法により押出し加工して外径41.2mm、内径38.5mmの管状とし、これを切削加工して、外径41mm、内径38.5mm、長さ282mmのシリンダーとした。
【0058】
このシリンダー上に実施の形態1と同じ感光層を設け、感光体W2とした。
【0059】
この感光体W2に上記フランジW1を加熱ばめ法により結合した。
【0060】
フランジW1の把持方式は把持爪16(図12参照)による方式のものを用いた。
【0061】
実施の形態2について感光体端部外周面を基準として回転させたときのフランジ軸部のふれを測定した。またこれらの実施の形態2について40℃90%Rhの環境に7日間放置した後、−20℃の環境下に7日間放置して環境試験を行なった。終了後フランジと感光体の結合状態を確認したところ何ら問題はなかった。さらに環境試験終了後のフランジ軸部のふれを測定して試験前と比較した。
【0062】
この後残った実施の形態2の感光体を市販のカラーレーザービームプリンターに設置して画像出しを行なったところ均一な画像が得られた。
【0063】
以上の結果を表2に示す。
【0064】
表 2
〔感光体の製造装置〕
本発明におけるフランジの感光体への加熱ばめに使用する装置の一例について説明する。
【0065】
図8は円筒体としての感光体の製造装置の側面図、図9はその製造装置の正面図、図10はその製造装置の平面図である。
【0066】
以下においては前述したフランジをW1、感光体をW2と呼ぶ。
【0067】
これらの図においては1はNC組立ロボット、2はロボットハンド、3はアルミニウムリングを固定したフランジW1を供給するためのストッカー、4は感光体W2の端部を加熱するための高周波加熱装置であって感光体W2の端部を囲繞する高周波コイル113を有する。5は図示していないコンベヤラインから感光体W2を搬入及び搬出するターンテーブルである。
【0068】
図11はロボットハンド2の概略構成を示す。
【0069】
ロボットハンド2は水平コンプライアンスユニット(調芯ユニット)Y1と、水平、角度調整ユニットY2と、フランジ把持ユニットY3とによって構成されており、クッションユニット9を介してロボット1のアーム1Aに取り付けられている。
【0070】
図12はロボットハンド2の全体の断面図、図13はロボットハンド2の下側部分の拡大断面図である。
【0071】
図12において、まず、クッションユニット9は、ロボット1のアーム1Aから垂下するロッド8aにプレート8bを介してロッド8cが複数垂下している。ロッド8cには直線摺動部材7が上下方向摺動自在にガイドされている。ロット8cにはプレート8bと直線摺動部材7間に縮設された圧縮コイルばね6が挿入されている。ロボットハンド2は、直線摺動部材7に取り付けられて、常時、下方に付勢されている。なお、ロッド8cに設けた不図示のストッパにより直線摺動部材7はロッド8cからぬけ出さないようになっている。10は、ユニットY1としての水平方向コンプライアンスであり、例えば図14(a)のように平行板状のエテンばね10Aによって3つの水平テーブル10B間をXY方向に変位可能に結合して水平方向の変位を許容する構成、あるいは図14(b)のように四角形の中間テーブル10Dの上下面に夫々互いに直角な辺に平行に設けた不図示の直線ガイド例えばダブテイルに上下二つの水平テーブル10Bを夫々XY方向に移動自在に嵌合して、引張りばね10Cを水平テーブル10Bと夫々中間テーブル10D間に対辺でたすき掛けとなるように斜めに張設することによって上下二つの水平テーブル10Bの水平方向の変位を許容する構成となっている。上下方向の剛性を必要とするときは、図14(b)のコンプライアンスを利用するとよい。ばね10A,10Cによる水平テーブル10Bの求心力は、0.1kg以下がよい。
【0072】
図12において最上位の水平テーブル10Bに固定されたロックシリンダ、12はロック板であり、最上位の水平テーブル10Bとの間に水平コンプライアンス10が構成されている。ロック板12は、水平コンプライアンス10の最下位の水平テーブル10Bに相当する。ロックシリンダ11は、図示しない電磁弁を介して圧縮空気が供給されたときに、ロックシリンダ11のピストンロッドに結合したシリンダロッド13を下方に突出させ、その先端をロック板12のロック穴14内に嵌入させることにより、ロック板12つまりは水平コンプライアンス10を固定する。したがって、ロボット1の高速動作中に、このように水平コンプライアンス10を固定することにより、ロボットハンド2を振動させることなく位置決めできることになる。
【0073】
15は平行ハンドであり、フランジW1を把持するためのつめ16が取り付けられている。17は平行ハンド固定部材であり、平行ハンド15を固定すると共に複数の平行ハンドロックシリンダー18が取り付けられている。平行ハンドロックシリンダー18のピストンロッドにはテーパーコマ20が取り付けられている。そして、平行ハンドロックシリンダー18は図示しない電磁弁を通して圧縮空気が供給された時にテーパーコマ20を下方に引き込み、そのテーパーコマ20をロック板12の嵌入穴21内に嵌入させテーパーコマ20のテーパ部を嵌入穴21の縁を圧することによって、ロック板12に対して平行ハンド15が引き込み固定される。
【0074】
またロック板12と平行ハンド固定部材17との間にはスライドベアリング22が挟み込まれており平行ハンドロックシリンダー18によるテーパーコマ20の引き込み動作により、平行ハンド15の傾きも矯正される。
【0075】
また、平行ハンド固定部材17には、図13に示すように、フランジW1を感光体W2に挿入して押し付けるための押付支持部材23が取り付けられている。
【0076】
この支持部材23には、回転自在のボール24Aを有するスクリュウボール24が取り付けられている。スクリュウボール24の取り付け位置は、平行ハンド15の中心とほぼ一致し、平行ハンド15がフランジW1を把持したときに、そのフランジW1の中空穴25の軸芯と一致するようになっている。
【0077】
図8から図10において、ストッカ3はロボット1にフランジW1を供給するための装置であり、図10に示すパレット120を多段に収納しており、それらのパレット120内にはフランジW1がマトリックス状に多数収納されている。フランジW1がロボット1に供給されることによって空となったパレット120は自動的に排出され、それに代わって、フランジW1が敷き詰められた新たなパレット120が供給位置にセットされる。
【0078】
図15は、高周波加熱装置4の詳細図である。高周波加熱装置4は、後述するようにターンテーブル5によって感光体W2がコイル113内に位置されたときに、コイル113に高周波の電流I1が流される。これにより、そのコイル113に磁界121が発生し(図15(c)参照)、感光体W2に誘導電流I2が生じて、シリンダーW2が自己発熱する。また、電流I1の周波数を変化させることにより、コイル113内に位置する感光体W2の表面から中心方向への加熱状態を変えることができ感光体W2の肉厚が変わった場合の汎用性がある。
【0079】
図16及び図17はターンテーブル5の詳細図である。
【0080】
これらの図において、床FL上に立設したベース板100に上下動シリンダ101、ガイドブロック102が固定されている。ガイドブロック102には、ガイド棒104を上下方向に摺動自在にガイドするリニアブッシュ103が内蔵されている。上下動シリンダ101のピストンロッドの先端には、ハイロータ(商品名)ブロック107の下部に連結する連結部材105が取り付けられている。ハイロータブロック107にはハイロータ(以下同じ商品名)106が収納されている。ハイロータブロック107は、ガイド棒104に連結されており、上下動シリンダ101によって精度よく上下動する。ハイロータ106は、カップリング108を介してターンテーブルベース109に連結されている。ターンテーブルベース109は、クロスローラベアリング110によりハイロータブロック107に支持されておりハイロータ106の回転が精度よくターンテーブルベース109に伝えられる。
【0081】
ターンテーブルベース109上には、感光体W2を位置決めするための断面V字状の受け111(図10参照)と、その受け111にスリーブW2を押圧して固定するためのロータリーシリンダ112が設置されており、ロータリーシリンダ112の動作に応じて、ロータリーシリンダ112に固定したアーム112aが受け111に向って進退しスリーブW2の位置決め保持及び出入れが可能となっている。
【0082】
また、図17において113は、前述した高周波加熱装置4のコイルであり、受け111とローターリシリンダ112によって位置決め保持された感光体W2が、ターンテーブルベース109と共に上下動シリンダ101によって上下動されることによって、感光体W2の上端がコイル113内に位置されるようになっている。図17において114は鉄製等の磁性板であり、後述するように感光体W2内にマグネットローラを挿入した後にフランジW1を結合するときに、マグネットローラを感光体W2内に片寄せして位置決めする。
【0083】
ターンテーブルベース109はハイロータ106により回転駆動され、ターンテーブルベース109に取り付けられたストッパー115(図17参照)がハイロータブロック107に固定された回転位置決め用ショックアブソーバー116(図17参照)に当接することによって、ターンテーブルベース109の回転方向の位置が規制される。
【0084】
図18は本製造装置の制御系のブロック構成図である。
【0085】
図18において、50は中央演算処理装置(CPU)であり、52は、CPU50とパス結合されて、一連の制御アルゴリズムのプログラム及びマンマシーンインターフェースプログラムを含む不揮撥性のメモリ(ROM)である。54は、教示データを記憶可能な電源バックアップされたメモリ(RAM)である。56はカウンタであり、ロボット1を駆動するサーボモータ58に連結されたエンコーダ60に接続されて、サーボモータ58の現在位置を検出すべくカウントする。62は、トルクアンプ64を介してサーボモータ58に接続されるD/Aコンバータであり、CPU50の制御下において電流指示をトルクアンプ64へ出力する。66は、高周波加熱装置4等の他の制御装置68、ソレノイドバルブ70、センサー72等の情報をCPU50へ取り込むためのI/Oインターフェースである。74は、外部表示装置76、表示装置(CRT)78、および入力キーボード80と、CPU50とを結ぶ通信用インターフェースである。また、ROM52、RAM54、カウンタ56、コンバータ62、インターフェース66、74は、バス82によってCPU50に接続されている。
【0086】
図19(a)はフランジW1を略して示す側面図、図19(b)は感光体W2の側面図である。
【0087】
フランジW1において感光体W2の端部の内径部分130に結合される結合部131と、先端の凸部134(軸W1C)はそれぞれ所望の真円度、同軸度がでるように加工が施されている。
【0088】
また感光体W2の端面132に当接するフランジW1の外周部端面133(W1r)は円筒形の結合部131(W1i)に対して高精度に直角度が出るように加工されている。感光体W2の端部においてはその内径穴と外径は必要な精度にまで同軸度が高められているように作られている。
【0089】
また内径130と感光体W2の端面132は高精度な直角度がでるように加工されている。
【0090】
従ってこのようなフランジW1と感光体W2をかじることなく結合し、さらにフランジW1の外周部端面133と感光体W2の端面132とを当接させることによって感光体W2の両端部に対してフランジW1の凸部134の同軸度を所定の精度に定めることが可能となる。
【0091】
次に、フランジW1と感光体W2との結合動作について説明する。
【0092】
図20は、ロボット1側の動作を説明するためのフローチャート、図21はターンテーブル5側の動作を説明するためのフローチャートである。
【0093】
まず、ストッカ3上の供給位置にフランジW1が納められたパレット120が図10に示すようにセットされているとロボット1のアーム1Aが旋回台1Bを中心に旋回して、ロボットハンド2の爪16(図12参照)がストッカ3上のフランジW1をクランプする(ステップSA1)。その後、ロボットハンド2が高周波加熱装置4のコイル113の上方に移動し(ステップSA2)、ロックシリンダ11を付勢してシリンダロッド13を上昇してロック穴14との嵌合を解除してロック板12のロックを解除して待機する(ステップSA3)。
【0094】
一方感光体W2がターンテーブル5にセットされると、ロータリーシリンダー112の動作により、アーム112aが回動して図10に示すように感光体W2をV字状の受け111に押圧して位置決めする(ステップSB−1)。
【0095】
その後、ハイローター106により、ターンテーブルベース109などとともに感光体W2が回転し(ステップSB2)、ストッパー115がショックアブソーバー116に当接する。ストッパー115がショックアブソーバー116に当接したときに、感光体W2はコイル113の下方に位置する。その後、図11に示す上下動シリンダー101がオンとなって、ターンテーブルベース109、ハイロータブロック107等が上昇し、図22に示すように感光体W2の上端がコイル113の内部に位置決めされる(ステップSB3)。
【0096】
このような感光体W2の位置決めを待って高周波加熱装置4に駆動信号が送られ、コイル113が通電されて加熱を開始する。これにより前述したように感光体W2の開口部、すなわち上端側の内径部分130部分が誘導電流により自己発熱しその内径130が熱膨張により拡径する。
【0097】
図23は感光体W2の上端部が時刻t1から加熱されたときの温度変化の様子を示し、また図24は感光体W2の温度と膨張量との関係を示す。例えば時刻t1から2秒間感光体W2を加熱すると感光体W1の端部の温度は25℃から200℃となり、感光体W2端部は拡径する。
【0098】
感光体W2の端部内径部分130の拡径により、その下端部内径部分130とフランジW1の結合部131は隙間ばめの関係となり、以下のように端部内径130に対し結合部131が遊嵌状態に挿入できることになる。
【0099】
時刻t2において感光体W2の加熱終了後は、コイル113への通電が停止し、高周波加熱装置4からロボット1へ加熱終了信号が送られてロボットハンド2が下降する(ステップSA4)。これにより爪16にクランプされたフランジW1が感光体W2の端部に徐々に挿入され、そしてフランジW1の外周部端面133が感光体W2の端面132に当接した後、クッションユニット9内のばね6の力によってフランジW1が押圧されることになる。
【0100】
感光体W2に対するフランジW1のはめあいの時に、両者の軸芯にずれがあった場合には、それらの面取り相当分内のずれであれば水平コンプライアンス10により吸収されて、フランジW1の結合部131がスムーズに感光体W2の内径部分130内に挿入される。
【0101】
またフランジW1の挿入開始時は図25(b)のように平行ハンドロックシリンダー18がテーパーコマ20を嵌入穴21内に嵌入固定しており、フランジW1の挿入後は、図25(a)のように直ちに平行ハンドロックシリンダー18がロック解除動作して(ステップSA5)、ロック板12と平行ハンド固定部材17との間の相対変位を許容し、また平行ハンド15がフランジW1のクランプを解除して(ステップSA6)爪16の間からフランジW1を離す。
【0102】
このときフランジW1はクッションユニット9のばね6の力Fによって下方に押圧され、その押圧力Fは、ボール24Aを支点として垂直力F1と水平力F2になる。
【0103】
また、このようにロボットハンド2における平行ハンドロック解除(ステップSA5)と平行クランプ解除(ステップSA6)により、フランジW1は、感光体W2の端面132に押圧されて位置規制され、それと同時に、常温のフランジW1が急速に感光体W2の上端部の温度に近付いて結合が終了する。このようにして、フランジW1と感光体W2の加工精度に応じた高精度な結合が行われる。
【0104】
このような結合終了後は、ロボットハンド2が上昇し(ステップSA7)、平行ハンドロックシリンダー18のロック動作によりロック板12と平行ハンド固定部材17とをロック状態とする。同時に、ターンテーブル5へフランジW1の挿入終了信号が送られ、ターンテーブル5は、上下動シリンダ101をオフにして下降し(ステップSB4)、ハイロータ106が感光体W2の排出ステーションまで回転してから(ステップSB5)、ロータリーシリンダ112がオフとなって感光体W2を離すことにより(ステップSB6)、感光体W2を排出する(ステップSB7)。一方、ロボットハンド2はロックシリンダ11によってシリンダロッド13をロック穴14に嵌合して水平コンプライアンス10をロック(ステップSA8)してから次のフランジW1をクランプすべくストッカ3上に高速移動する(ステップSA9)。
【0105】
なお、加熱装置4は、高周波加熱装置のみに限定されず、例えば、カートリッジヒータ、ハロゲンランプ、キセンノンランプ等によって加熱するものを用いることも可能である。
【0106】
また、これまで述べたロボットハンド2においてはフランジW1の凸部134をクランプして嵌合し、この凸部134の先端をスクリューボール24Aで押圧していたが、例えばフランジW1において凸部134がない場合にも同様にフランジW1を把持可能な構造であり、同様な嵌合が可能なロボットハンド1′を有する加熱ばめ装置について説明する。
【0107】
図26においてロボットハンド1′には角度吸収機構が内蔵されている。
【0108】
ロボットハンド1′はフランジW1を真空吸着する吸着ヘッド151を有する。この吸着ヘッド151はフランジW1の感光体の組立体として外部にくる端面W1mに面接触しこの接触面に開口する負圧空間151aを有する。負圧空間151aは吸引口151bへ通じており、吸引口151は不図示の可撓管で真空ポンプへ通じている。この吸着ヘッド151には回転自在のボール150Aを有するボールスクリウュウ150(発明者殿 ボールジョイントではないのでしようか、ボールスクリューとするとどのように取り付けられるのでしようか)が取り付けられ、その吸着ヘッド151に装着された複数の吸着ヘッドロックシリンダー152によってテーパーコマ153が下方に引き込まれることにより、そのテーパーコマ153が平行ハンド固定部材17の嵌入穴17A内に嵌入固定される。
【0109】
すなわち吸着ヘッドロックシリンダー152によって吸着ヘッド151が平行ハンド固定部材17に引き込み固定される。
【0110】
フランジW1の挿入開始時は図27(b)のように、平行ハンドロックシリンダー18がテーパコマ20を嵌入穴21内に嵌入固定すると共に吸着ヘッドロックシリンダー152がテーパーコマ153を嵌入穴17A内に嵌入固定している。
【0111】
そしてフランジW1挿入後は図27(a)のように直ちに平行ハンドロックシリンダー18がロック解除動作して、ロック板12と平行ハンド固定部材17との間の相対変位を許容すると共に吸着ヘッドロックシリンダー152がロック解除動作して平行ハンド固定部材17と吸着ヘッド151との間の相対変位を許容する。
【0112】
従ってフランジW1は感光体W2の内径部分130にならうようにして結合することになる。
【0113】
フランジW1の感光体W2との結合時にはクッションユニット9のばね6の力FによりフランジW1が下方に押圧され図27(b)のように平行ハンド固定部材17はロック板12に対してスライドベアリング22を介してΔxだけ位置ずれが吸収され、さらに吸着ヘッド151は平行ハンド固定部材17に対してΔθだけ角度が吸収される。
【0114】
本発明の実施の形態によれば、感光体及びフランジに固定された結合部材により感光体とフランジを固定したため、感光体とフランジを直接結合する場合に感光体とフランジの熱膨張係数が異ったり、環境に対する対候性が異なるために両者間の接着剤の効果がなくなるということがなく、また感光体の一部を変形してフランジと感光体を固定する場合のような精度低下を生じないような感光体と結合部材の固定方法を選択できる。
【0115】
本発明の実施の形態によれば上記において感光体の端面はフランジの端面に接することができるのでフランジと感光体の中心が交叉することがない。また、結合部材に感光体の端面が接するようにした場合には、フランジと一体化された結合部材の円筒形嵌合部と上記端面を同時に機械加工ができるので結合部材は感光体に対して正確な位置に固定できる。上記端面は結合部材の外周につばを設けるだけであり容易に製作できる。
【0116】
本発明の実施の形態によれば上記において、結合部材にはフランジの端面に接する平面部を設けてあるため、フランジと結合部材の夫々の中心が一致し、交叉することがない。そして結合部材は平面部を円筒形嵌合部に内つばとして設けてあるので、平面部を加工後に円筒形嵌合部と端面を加工する際、内つば内径を正とすると共に内つばをクランプして固定できるため、平面部に対して嵌合部及び端面を正確に加工できる。
【0117】
本発明の実施の形態によれば外周に感光層を有する中空円筒形の金属製感光体と、前記感光体の端部内周に圧入された円筒部とこの円筒部の中心線に直角な平面部を有する金属製結合部材と、前記結合部材の平面部に接する端面を有し、前記結合部材に固定された樹脂製フランジと、を有することとしたことにより、環境安定性、画像特性の良い高品位な電子写真感光体を得ることができる。
【0118】
上記において、前記フランジと前記結合部材の結合部はフランジの端面に一体に突設したボスを結合部材の平面部に設けた穴に嵌入し、このボスの一部を熱カシメしたことにより、フランジと結合部材を正確な位置関係でもって強固に固定できる。
【0119】
上記において、実施の形態によれば、前記感光体と前記結合部材は同一の材質の金属材料または熱膨張係数がほぼ同一の金属材料を用いることにより、電子写真感光体の使用環境における温度変化によって結合部材と感光体との結合強度の変化が殆んどなく、従ってフランジと感光体との結合強度の変化は殆んどない。
【0120】
上記において、実施の形態によれば、感光体と結合部材を夫々アルミニウムまたはアルミニウム合金とすることにより好適な結果を得ることができた。
【0121】
上記において、実施の形態によれば、フランジをポリカーボネイトまたはポリアセタールとすることにより、結合部材とフランジの結合を熱カシメを好適に行えて強固にできる。
【0122】
本発明の実施に形態によれば外周に感光層を有する中空円筒形の金属製感光体と、前記感光体を支持するためのフランジと、前記感光体及び夫々フランジに固定可能な結合部材とを準備して、
(1)前記フランジに結合部材を固定する
(2)前記結合部材を前記感光体に固定する
工程により電子写真感光体を得る電子写真感光体の製造方法によれば、結合部材を介してフランジと感光体を結合するため、結合部材を適当に選択することにより、感光体及びフランジに対して結合部材を精度よく且つ大きな強度で結合でき且つ温度、環境によって結合強度の低下しない電子写真感光体を得ることができる。
【0123】
上記結合部材は金属材料を用いて絞り加工または鍛造により得ることができる。
【0124】
本発明の実施の形態によれば金属で作られ、前記感光体の内周にしまりばめで嵌合する嵌合部と、前記フランジ端面に接する平面部を有し、貫通穴を有する平板状のつば部とを設けた結合部材と、この結合部材の嵌合部と前記結合部材のつば部の貫通穴に嵌入するボスを設けたフランジと、外周に感光層を有する中空円筒形であって前記結合部材の材質の熱膨張係数とほぼ等しい熱膨張係数を持つ金属で作られた感光体と、を準備して、
(1)前記結合部材の貫通穴に前記フランジのボスを嵌合して結合部材の平面部とフランジ端面を接し
(2)前記ボスとの一部または全部を熱カシメしてフランジと結合部材を一体とし
(3)一体となった結合部材とフランジの結合部材を感光体に嵌合固定して一体とする
工程でもって電子写真感光体を得ることとしたことにより、環境安定性、画像特性のより高い高品位な電子写真感光体を得ることができる。
【0125】
上記において、前記結合部材と感光体の嵌合固定は
(1)感光体を加熱して拡径する
(2)感光体が冷却しない間に結合部材を感光体に嵌合する
(3)感光体の冷却
によって行うことにより、機械的に結合部材を感光体に圧入する際に生ずるおそれのある感光体、結合部材、フランジの夫々の変形が生ずることがなく高精度を維持して強固な結合強度を得る。また、圧入に対抗する剛性を製造装置に要求されないので、比較的小型、軽量の製造装置とすることが可能である。
【0126】
上記において前記感光体の加熱は高周波誘導加熱を採用することより、結合部材の嵌合に必要な範囲だけ加熱でき、精度に対する影響がほぼない。
【0127】
上記において感光体を竪置した状態で結合部材を感光体に嵌合することにより、この製造装置に用いられる装置の構成を容易にする効果がある。
【発明の効果】
本発明によれば、温度変化の環境下において結合部材とフランジとの間の位置精度の変化がほとんどない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に使用する樹脂製フランジ部材の図であって、(a)は側面図、(b)は(a)の底面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に使用する樹脂製フランジ部材につけられた割り入りボス断面の拡大図である。
【図3】本発明の実施の形態1に使用したアルミニウムリングの図であって、(a)は一部断面で示す側面図、(b)は(a)の底面図である。
【図4】本発明の実施の形態1の電子写真感光体の縦断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2で使用した金属と樹脂複合材製フランジ部材の図であって、(a)は一部断面で示す側面図、(b)は(a)の底面図である。
【図6】本発明の実施の形態2で使用したつば付アルミニウムリングの図であって、(a)は一部断面で示す側面図、(b)は(a)の底面図である。
【図7】本発明の実施の形態2の電子写真感光体の縦断面図である。
【図8】本発明に係る感光体製造装置の側面図である。
【図9】本発明に係る感光体製造装置の正面図である。
【図10】本発明に係る感光体製造装置の平面図である。
【図11】図8に示すロボットハンドの概略構成を示す側面図である。
【図12】図8に示すロボットハンドの縦断面図である。
【図13】図12に示すロボットハンドの先端部分の拡大断面図である。
【図14】(a),(b)は夫々が図11に示すクッションユニットの概略構成を示す斜視図である。
【図15】図8に示す高周波加熱装置の拡大図であって、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は高周波加熱原理を示す側断面図である。
【図16】図8に示すターンテーブルの縦断面図である。
【図17】図8に示すターンテーブルの側面図である。
【図18】図8に示す製造装置の制御系のブロック図である。
【図19】図8の製造装置によって結合されるフランジと感光体の夫々側面であって、(a)はフランジ、(b)は感光体を示す。
【図20】図8に示すロボットハンドの動作を説明するためのフローチャートである。
【図21】図8に示す製造装置のターンテーブルの動作を説明するためのフローチャートである。
【図22】図8に示す製造装置によって結合される感光体とフランジの縦断面図である。
【図23】図8の製造装置による感光体の加熱時間と温度との関係を説明するための線図である。
【図24】図8の製造装置によって加熱される感光体の温度と膨張量との関係を説明するための線図である。
【図25】(a),(b)は夫々が図8の製造装置による感光体とフランジの結合動作を説明するための要部の拡大側面図である。
【図26】本発明に係る感光体製造装置の別の構造例のロボットハンドの縦断面図である。
【図27】(a),(b)は夫々が図26の製造装置によるスリーブとフランジの結合動作を説明するための要部の拡大断面図である。
【図28】画像形成装置の要部の概略縦断面図である。
【符号の説明】
L…光像露光
P…転写材
Y1,Y2,Y3…ユニット
W1…フランジ W2…感光体 W3…マグネットローラ
F…押圧力 F1…垂直力 F2…水平力
1…ロボット 1′…ロボットハンド 1A…アーム 1B…旋回台
2…ロボットハンド
3…ストッカ
4…高周波加熱装置
5…ターンテーブル
6…ばね
7…直線摺動部材
8…ロッド 8a…ロッド 8b…プレート 8c…ロッド
9…クッションユニット
10…水平方向コンプライアンス 10A…エデンばね 10B…水平テーブル 10C…引張りばね
11…ロックシリンダ
12…ロック板
13…シリンダロッド
14…ロック穴
15…平行ハンド
16…爪
17…平行ハンド固定部材 17A…嵌入穴
18…平行ハンドロックシリンダー
20…テーパーコマ
21…嵌入穴
22…スライドベアリング
23…押付支持部材
24…スクリュウボール 24A…ボール
25…中空穴
50…中央演算処理装置(CPU)
52…不揮発性のメモリ(ROM)
54…電源バックアップされたメモリ(RAM)
56…カウンタ
58…サーボモータ
60…エンコーダ
62…D/Aコンバータ
64…トルクアンプ
66…I/Oインターフェース
68…制御装置
70…ソレノイドバルブ
72…センサー
74…通信用インターフェース
76…外部表示装置
78…表示装置(CRT)
80…入力キーボード
82…バス
100…ベース板
101…上下動シリンダ
102…ガイドブロック
103…リニアブッシュ
104…ガイド棒
105…連結部材
106…ハイロータ(商品名)
107…ハイロータブロック
108…カップリング
109…ターンテーブルベース
110…クロスローラベアリング
111…断面V字状の受け
112…ロータリーシリンダ 112a…アーム
113…コイル
114…磁性板
115…ストッパー
116…回転位置決め用ショックアブソーバー
120…パレット
121…磁界
130…内径部分
131…結合部
132…端面
133…外周部端面
134…凸部
150…ボールスクリュウ 150A…ボール
151…吸着ヘッド 151a…負荷空間 151b…吸引口
152…吸着ヘッドロックシリンダー
153…テーパコマ
1020…現像ローラ
1101…感光体 1101a…軸
1102…帯電手段
1103…露光部
1104…現像手段
1105…転写手段
1106…クリーニング手段
1107…露光手段
1108…像定着手段
W1A…フランジ部材 W1a…円形の端面 W1c,W1d…ボス W1e…割り W1f…面取り W1g…ギア W1h…穴 W1i…嵌合部 W1j…円形のつば W1k…円筒部 W1m…外側端面 W1n…溝 W1B…アルミニウムリング W1C…軸 W1D…樹脂製フランジ部 W1p…丸ボス W1q…つば(平板部) W1E…アルミニウムリング W…嵌合面の幅 W1r…端面
1…電流
2…誘導電流

Claims (1)

  1. ドラム状の感光体と、前記感光体を支持するためのフランジを結合した電子写真感光体において、
    外周に感光層を有する中空円筒形の金属製感光体と、
    前記感光体の端部内周に圧入された円筒部と、この円筒部の中心線に直角な平面部と、前記平面部に設けられた3つの第一穴と、前記第一穴と交互に前記平面部に設けられた3つの第二穴と、を有する金属製結合部材と、
    前記結合部材の平面部に接する端面と、前記端面に一体に設けられた、割りの入っている3つの第一ボスと、前記第一ボスと交互に前記端面に一体に設けられた、割りの入っていない3つの第二ボスと、を有し、前記結合部材に固定された樹脂製フランジと、
    を有し、
    前記第一ボスを前記第一穴に圧入させ、かつ、前記第二ボスを前記第二穴に嵌合させた後に前記第二ボスを前記第二穴に溶着させることにより、前記フランジと前記結合部材とを結合させたことを特徴とする電子写真感光体。
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