JP3779933B2 - ガス遮断制御装置及びガス遮断システム - Google Patents

ガス遮断制御装置及びガス遮断システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はガス遮断制御装置及びガス遮断システムに係り、より詳細には、商用電源によって動作するガス警報器からのガス漏れ検知信号を入力し、該入力したガス漏れ検知信号に基づいて、ガス供給路に設けられた遮断弁によるガス遮断を行うガス遮断制御装置、及び該ガス遮断制御装置をガス警報器及び遮断弁と共に使用して構成されるガス遮断システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のガス遮断制御装置は、商用電源を電源として動作し、商用電源が供給されてから一定時間後にガス漏れ状態を感知する動作を開始し、ガス漏れ状態を感知している間継続してガス漏れ警報を発するとともにガス漏れ検知信号を生成して出力するガス警報器と、ガス供給路に設けられガス遮断命令信号を受けてガス供給路に流れるガスの流れを遮断する遮断弁とともにガス遮断システムを構成するために使用され、ガス警報器から入力するガス漏れ検知信号に基づいてガス遮断命令信号を遮断弁に対して出力して弁閉させ、ガス供給路を流れるガスを遮断させる制御を行う。
【0003】
ガス警報器は、電力が正常に供給されている場合であってガス漏れを検出していない間継続して第1の電圧6Vからなる無信号を出力し、また、電力が正常に供給されている場合であってガス漏れを検知している間継続して第2の電圧12Vからなるガス漏れ警報信号を出力する。
【0004】
ガス遮断制御装置では、遮断弁制御手段には停電時のバックアップ用の電源(具体的には、大容量のコンデンサーや電池によって実現された24V及び6V直流電源)が設けられているものの、ガス警報器は100V交流からなる商用電源によって動作され、何等バックアップ用の電源(則ち、100V交流電源)が設けられていないため、電力供給が遮断された停電の場合には、ガス警報器は、ガス漏れ状態の検出に関わらず停電している間0Vの電圧からなる停電信号を停電の間継続的に出力するように構成されている。
【0005】
また、ガス警報器は、使用しているガス検知センサの種類によって時間の差はあるものの、電源供給されても検知ガスを的確に検知できる正常動作に直ちになることがなく、仮に、電源投入された時点でガス漏れがあっても、一般に、1分乃至3分のウエークアップ時間を経過した後でなければ、ガス漏れ警報信号を出力することができなくなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のガス遮断制御装置では、バックアップ用の電源が設けられていないガス警報器に対して電力供給が遮断される停電の場合、ガス警報器におけるガス漏れ状態の検出が不可能となり、ガス漏れ状態の有無に関わらず0Vの電圧が継続的にガス警報器から出力されるため、ガス漏れ状態下において停電状態が継続している限り、ガス漏れ状態が発生していてもこれを認識し、ガス供給路に流れるガスの流れを遮断する制御を遮断弁に対して実行することができず、その結果、ガス漏れ状態が継続されて危険な状態が発生してしまう。
【0007】
また、停電によって一度動作を停止したガス警報器は、停電が復旧しても1分乃至3分のウエークアップ時間を経過した後でなければ正常動作に戻らないので、停電が復旧したときガス漏れが生じていても、ウエークアップ時間が経過するまではガス漏れ警報信号を発生せず、しかもガス漏れ警報信号が発生されていても、ガス漏れ警報信号が45秒の所定時間継続した後でないと、ガス遮断命令信号が生成されない。
【0008】
従って、ガス漏れ警報信号が45秒の所定時間継続して遮断弁を弁閉する前に停電が発生したときには、ガス漏れが生じていても、停電が復旧しない限り、遮断弁を弁閉してガスを遮断することができないことは勿論のこと、仮に、停電が復旧しても、少なくともウエークアップ時間及び所定時間が経過するまではガス遮断を行うことができないので、停電時間がそれ程長くなくても、ガスが遮断されるまでに停電時間の他にウエークアップ時間及び所定時間分遅延されるため、場合によっては危険な状態が発生してしまうことにもなる。
【0009】
このような問題の解決方法として、簡単には、ガス使用中停電が発生したとき無条件に遮断弁を閉じてガスを遮断することが考えられるが、このようにした場合には、短時間の停電である瞬断時にもガス遮断が行われるようになるため、危険に至るガス漏れでなくてもガス使用が中断され、その都度遮断弁を開放する復帰作業を強いられるようになる。
【0010】
この様な不都合を無くするため、ガス漏れが発生しているときのみ、停電が発生した場合に、ガスを遮断することも考えられる。しかしながら、単純に、ガス漏れと停電の両者が重なったときに、ガスを遮断するようにしたのでは、ガス警報器が本来ガスを遮断することを必要としない一過性のガスを検知しているときに、たまたま停電が発生したときや、短時間の内にガス警報器が正常動作に戻ることのできる停電、すなわち、瞬断であって、安全上何ら問題にならないときにもガスが遮断されるようになる。このため、ガス使用者にとっては、使用中のガスが突然遮断されるようになるため、上述した場合と同様、ガス使用者に非常に大きな負担を負わせ、ガス使用者にとっては、煩わしさだけが強いられ、迷惑なことになる。これは、余りに安全に重きを置いたために生じる問題である。
【0011】
よって、本発明は、上述した従来の技術的課題を解決することを目的としてなされたもので、安全性を損なうことなく、ガス使用者の煩わしさの増大を回避し、停電状態下における危険なガス漏れ状態を阻止できるようにしたガス遮断制御装置、及び該ガス遮断制御装置をガス警報器及び遮断弁と共に使用して構成されるガス遮断システムを提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するためなされた請求項1記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、商用電源を電源として動作し、商用電源が供給されてから一定時間後にガス漏れ状態を感知する動作を開始し、ガス漏れ状態を検知している間継続してガス漏れ警報信号を生成し出力するガス警報器20からの前記ガス漏れ警報信号を入力し、該入力したガス漏れ警報信号が第1の所定時間継続しているとき、ガス漏れ状態を阻止するためのガス遮断命令信号を生成し、該生成したガス遮断命令信号をガス供給路32に介在された遮断弁30に対して出力して遮断弁を弁閉させ、ガス供給路に流れるガスの流れを遮断する遮断弁制御手段12a−1を有するガス遮断制御装置10において、前記遮断弁制御手段は、前記ガス警報器からの前記ガス漏れ警報信号を前記第1の所定時間より短い第2の所定時間を越えて継続して入力した時点で前記第1の所定時間の残りの時間の計時を開始し、該計時を開始した残りの時間の計時の途中の任意の時点で前記ガス漏れ警報信号の入力がなくなったとき、前記ガス漏れ警報信号の入力がなくなった原因が停電の発生によるか否かを判定し、前記ガス漏れ警報信号の入力がなくなった原因が停電であり、該停電が前記第1の所定時間よりも短い第3の所定時間継続したとき、前記ガス遮断命令信号を生成し前記遮断弁に対して出力して前記遮断弁を弁閉させ、ガス供給路に流れるガスの流れを遮断することを特徴とするガス遮断制御装置に存する。
【0013】
上記課題を解決するためなされた請求項4記載の発明は、商用電源を電源として動作し、商用電源が供給されてから一定時間後にガス漏れ状態を感知する動作を開始し、ガス漏れ状態を検知している間継続してガス漏れ警報信号を生成し出力するガス警報器20と、該ガス警報器からの前記ガス漏れ警報信号を入力し、該入力したガス漏れ警報信号が第1の所定時間継続したとき、ガス漏れ状態を阻止するためのガス遮断命令信号を生成して出力するガス遮断制御装置10と、ガス供給路に介在されて設けられ、前記ガス遮断制御装置が出力する前記ガス遮断命令信号を受けて弁閉し、ガス供給路32に流れるガスの流れを遮断する遮断弁30とを有するガス遮断システムにおいて、前記ガス遮断制御装置は、前記ガス警報器からの前記ガス漏れ警報信号を前記第1の所定時間より短い第2の所定時間を越えて継続して入力した時点で前記第1の所定時間の残りの時間の計時を開始し、該計時を開始した残りの時間の計時の途中の任意の時点で前記ガス漏れ警報信号の入力がなくなったとき、前記ガス漏れ警報信号の入力がなくなった原因が停電の発生によるか否かを判定し、前記ガス漏れ警報信号の入力がなくなった原因が停電であり、該停電が前記第1の所定時間よりも短い第3の所定時間継続したとき、前記ガス遮断命令信号を生成し前記遮断弁に対して出力して前記遮断弁を弁閉させ、ガス供給路に流れるガスの流れを遮断することを特徴とするガス遮断システムに存する。
【0014】
請求項1又は4記載の発明によれば、停電は大別して停電時間の短い瞬断とそれ以外の停電との2種類に分類されることに着目し、ガス警報器20からのガス漏れ警報信号を第2の所定時間例えば10秒を越えて継続して入力している状態で、ガス漏れ警報信号がその発生から第1の所定時間例えば45秒継続する前の任意の時点で入力されなくなったときにその原因が停電の発生によるか否かを判定し、停電によって入力されなくなっている場合、停電が第3の所定時間例えば30秒継続した時点で、ガス遮断命令信号を生成し遮断弁30に対して出力して遮断弁を弁閉させ、ガス供給路32に流れるガスの流れを遮断する。
【0015】
従って、ガス警報器20からのガス漏れ警報信号が10秒を越えて継続しているときには、停電が発生してガス警報器20が機能しなくなって、ガス警報器からのガス漏れ警報信号がなくなっても、ガス漏れが継続的に発生している可能性が高いので、ガス漏れが停電以降も継続していると仮定し、また停電が30秒継続したときには、停電が瞬断でなくその後も継続する可能性が高いと仮定し、ガス漏れによる危険を回避するため、ガス遮断命令信号を生成し遮断弁に対して出力してガス警報器からのガス漏れ警報信号がなくても遮断弁を弁閉してガス供給路32を通じてのガスの供給を遮断させることができるようになり、ガス警報器20にバックアップ電源を設けていなくても、停電状態下においてもガス供給路32に流れるガスの流れを遮断する制御を遮断弁30に対して実行することができ、その結果、停電状態下におけるガス漏れ状態を阻止することができるようになる。
【0016】
また、停電が瞬断である場合には、停電が復旧してその後ガス警報器20が正常動作に戻ることによって、ガス遮断までの時間が遅れるものの、安全が確保され、危険な状態に陥ることがない。
【0017】
上記課題を解決するためなされた請求項2記載の発明は、前記遮断弁制御手段12a−1は、前記ガス漏れ警報信号を第2の所定時間を越えて継続して入力している状態で発生した停電が第3の所定時間継続する前に復旧したとき、前記一定時間経過直後にガス警報器20から入力する前記ガス漏れ警報信号に応じて前記ガス遮断命令信号を生成し前記遮断弁30に対して出力して前記遮断弁30を弁閉させ、ガス供給路32に流れるガスの流れを遮断する
ことを特徴とする請求項1記載のガス遮断制御装置に存する。
【0018】
請求項2記載の発明によれば、前記遮断弁制御手段12a−1は、前記ガス漏れ警報信号を第2の所定時間例えば10秒を越えて継続して入力している状態で発生した停電が例えば30秒継続する前に復旧したとき、ガス警報器の安定化時間である一定時間経過直後にガス警報器20から入力するガス漏れ警報信号に応じて前記ガス遮断命令信号を生成し遮断弁30に対して出力して遮断弁30を弁閉させ、ガス供給路32に流れるガスの流れを遮断するので、ガス警報器20からのガス漏れ警報信号が10秒を越えて継続しているときには、30秒未満の停電が生じたときには、停電復旧後安定化時間の経過時点でのガス漏れ警報信号の有無を見て、ガス漏れ警報信号があるときには、時間を待たずに直ちに遮断弁を弁閉してガス供給路32を通じてのガスの供給を遮断させることができるようになる。
【0019】
上記課題を解決するためなされた請求項3記載の発明は、前記ガス警報器が、ガス漏れ状態を検知していない間継続して第1の電圧からなる無信号を、ガス漏れ状態を検知している間継続して第2の電圧からなるガス漏れ警報信号をそれぞれ生成して出力し、かつ、停電している間継続して0V電圧からなる停電信号を出力し、前記遮断弁制御手段は、前記ガス警報器からの前記ガス漏れ警報信号を前記第1の所定時間より短い第2の所定時間を越えて継続して入力している状態で、前記第1の所定時間継続する前の任意の時点で前記ガス漏れ警報信号に代わって入力する前記停電信号が前記第1の所定時間よりも短い第3の所定時間継続したとき、前記ガス遮断命令信号を生成し前記遮断弁に対して出力して前記遮断弁を弁閉させ、ガス供給路に流れるガスの流れを遮断することを特徴とする請求項1又は2記載のガス遮断制御装置に存する。
【0020】
上記課題を解決するためなされた請求項5記載の発明は、前記ガス警報器が、ガス漏れ状態を検知していない間継続して第1の電圧からなる無信号を、ガス漏れ状態を検知している間継続して第2の電圧からなるガス漏れ警報信号をそれぞれ生成して出力し、かつ、停電している間継続して0V電圧からなる停電信号を出力し、前記ガス遮断制御装置は、前記ガス警報器からの前記ガス漏れ警報信号を前記第1の所定時間より短い第2の所定時間を越えて継続して入力している状態で、前記第1の所定時間継続する前の任意の時点で停電が発生し、該停電が前記第1の所定時間よりも短い第3の所定時間継続したとき、前記ガス遮断命令信号を生成し前記遮断弁に対して出力して前記遮断弁を弁閉させ、ガス供給路に流れるガスの流れを遮断することを特徴とする請求項4記載のガス遮断システムに存する。
【0021】
請求項3又は5記載の発明によれば、ガス警報器20が、ガス漏れ状態を検知していない間継続して例えば6Vの第1の電圧からなる無信号を、ガス漏れ状態を検知している間継続して例えば12Vの第2の電圧からなるガス漏れ警報信号をそれぞれ生成して出力し、かつ、停電している間継続して0V電圧からなる停電信号を出力するものであり、遮断弁制御手段12a−1は、ガス警報器からの12Vの電圧を30秒を越えて継続して入力している状態で、45秒継続する前の任意の時点で12Vの電圧に代わって0Vの電圧を入力し、この0Vの電圧の入力が30秒継続したとき、ガス遮断命令信号を生成し遮断弁30に対して出力して遮断弁を弁閉させ、ガス供給路32に流れるガスの流れを遮断する。
【0022】
従って、ガス警報器20から入力する0V電圧によって停電の発生を判断し、継続して入力している0Vの電圧の状態を計ることによって、停電の継続時間を知ることができるので、ガス警報器20からの電圧信号を監視するだけで、ガス警報器12にバックアップ電源を設けていなくても、停電状態下においてもガス供給路32に流れるガスの流れを遮断する制御を遮断弁30に対して実行することができ、その結果、停電状態下におけるガス漏れ状態を阻止することができるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施形態を説明する。
図2は本発明によるガス遮断制御装置10を用い、ガス警報器20及び遮断弁30とともに構成した本発明によるガス遮断システムの実施の形態を説明するためのブロック図である。
【0024】
同図において、ガス遮断制御装置10は、商用電源(AC100V)を電源として動作し、商用電源が供給されてから例えば1乃至3分の一定時間後にガス漏れ状態を感知する動作を開始し、ガス漏れ状態を検知している間継続してガス漏れ警報信号を生成し出力するガス警報器20からのガス漏れ警報信号を入力し、この入力したガス漏れ警報信号が例えば45秒の第1の所定時間の間継続しているとき、ガス漏れ状態を阻止するためのガス遮断命令信号を生成し、この生成したガス遮断命令信号をガス供給路32に介在された遮断弁30に対して出力して遮断弁30を弁閉させ、ガス供給路32に流れるガスの流れを遮断する遮断弁制御手段を有する。そして、ガス遮断制御装置10は、ガス警報器20とガス供給路32に介在された遮断弁30とともにガス遮断システムを構成する。
【0025】
このために、ガス遮断制御装置10は、AC100Vの商用電源が供給されなくなる停電時のバックアップ用の電源として、大容量のコンデンサーや電池によって実現された24V及び6V直流電源装置(図示しない)を有する他、図示のように、予め定めたプログラムに従って処理を行う中央演算ユニット(CPU)12a、CPU12aが実行するプログラムを格納したリードオンリメモリ(ROM)12b、CPU12aが処理を行うに当たって使用する作業エリアなどを提供するランダムアクセスメモリ(RAM)12cなどを有するマイクロコンピュータ12によって構成され、CPU12aが遮断弁制御手段12a−1として機能しているが、通常技術として開示されている電子回路によって各々の機能を実現することも可能である。
【0026】
ガス遮断制御装置10の有する遮断弁制御手段はまた、ガス警報器20からのガス漏れ警報信号を例えば45秒の第1の所定時間より短い例えば10秒の第2の所定時間を越えて継続して入力している状態で、ガス漏れ警報信号が45秒間継続する前の任意の時点で停電が発生し、この停電が45秒よりも短い例えば30秒の第3の所定時間の間継続したとき、ガス遮断命令信号を生成し遮断弁30に対して出力して遮断弁30を弁閉させ、ガス供給路32に流れるガスの流れを遮断する。
【0027】
なお、ガス警報器20は、AC100Vの商用電源によって動作され、何等バックアップ用の電源が設けられておらず、ガス漏れ状態を検知していない間継続して例えば6Vの第1の電圧からなる無信号を、ガス漏れ状態を検知している間継続して例えば12Vの第2の電圧からなるガス漏れ警報信号をそれぞれ生成して出力し、かつ、電力供給が遮断される停電の場合には、常に0Vの無電圧を停電信号として継続的に出力するように構成されている。従って、ガス遮断制御装置10の有する遮断弁制御手段は、ガス警報器20からのガス漏れ警報信号、停電信号及び無信号を12V、0V及び6Vのいずれの有電圧信号が入力されているかによってそれぞれ認識する。なお、商用電源が供給されてからガス漏れ状態を感知する動作を開始する一定時間は、ガス警報器が使用しているガスセンサの種類によって異なる。
【0028】
また、ガス供給路32に介在された遮断弁30は、例えばガスメータのガス入口側又はガス出口側に内蔵されて設けられた電磁弁、或いは、ガスメータの外側の上流側又は下流側に設けられた電磁弁によって形成されており、常時は弁開してガスを供給するようになっているが、ガス遮断制御装置10がガス警報器20からのガス漏れ警報信号や停電信号に基づいて生成し出力するガス遮断命令信号を入力することによって弁閉してガス供給を遮断し、ガスメータに内蔵されている場合には、ガスメータに設けた復帰ボタンを押圧して復帰操作することによって弁開されるようになっている。
【0029】
なお、45秒の上記第1の所定時間は、ガス警報器20内のガスセンサが所定濃度以上のガスを検知して後、その後もガス漏洩が続いたとき、漏れたガスの濃度が爆発限界に達する時間に安全率を乗じて求めたもので、ガス漏れ警報信号がこの時間継続することによって、ガス濃度が爆発限界に達する前に安全を考慮してガス供給を遮断するために設定されているが、45秒には限定されない。
【0030】
また、10秒の第2の所定時間は、この時間より短い時間しか継続しないガス漏れ警報信号については、濃度は所定値以上ではあるが、ガス漏れとして本来検知しなくてもよい、一過性のガスであるとして無視するために設定されているが、10秒には限定されない。
【0031】
さらに、30秒の第3の所定時間は、ガス漏れ警報信号が第1の所定時間継続する直前に停電が発生し、かつこの第3の所定時間停電が継続しても上述した安全率にそれ程影響を及ぼすことなくガス遮断を行うことができる時間であり、30秒には限定されない。
【0032】
なお、停電が例えば1乃至2秒の無視できるほどの短時間に復旧する瞬断であって第3の所定時間停電が継続する前に停電が復旧した場合、その後1分乃至3分経過してガス警報器20が正常動作して再びガス漏れ警報信号を出力し、このガス漏れ警報信号が第1の所定時間継続してからガスを遮断しても安全は確保できるようになっている。これは、停電について、その発生の正確な現象を調べて検討したところ、停電は大別して停電時間の短い瞬断とそれ以外の停電との2種類に分類され、瞬断の場合には、ガス遮断しなくても安全が十分に確保できるからである。
【0033】
何れにしても、ガス漏れが継続して発生している状態で、ガス漏れ発生から45秒が経過してガス遮断が行われる前に発生した停電が復旧したとき、その後にガス遮断を安全に実行できるため、この時間以内の停電であれば、ガス漏れが継続的に生じているにも拘わらず、停電によってガス遮断を強制的に行わなくても、ガス遮断を安全裏に行えるので、途中でガス漏れが無くなったときには、ガス遮断を行わなくてもよくなり、ガス使用者に負担を掛けなくて済む。
【0034】
上述したように、マイクロコンピュータ12のCPU12aが、上述した機能の遮断弁制御手段12a−1として働くようにすることによって、ガス警報器20にバックアップ電源を設けていなくても、停電状態下においてもガス供給路32に流れるガスの流れを遮断する制御を遮断弁30に対して実行することができるようになる。その結果、停電状態下におけるガス漏れ状態(継続的なガス漏れ状態に起因する危険状態)を阻止することができるようになる。
【0035】
また、マイクロコンピュータ12のRAM12cには、上述した第1の所定時間、第2の所定時間及び第3の所定時間を計時するために、10秒タイマ、35秒タイマ及び30秒タイマの3つのタイマを構成する図3に示す10秒タイマエリア12b−1、35秒タイマエリア12b−2及び30タイマエリア12b−3が形成され、10秒タイマ及び35秒タイマを使用して45秒の第1の所定時間を計時し、第1の所定時間の継続を判断することができるようになっている。
【0036】
以上説明したガス遮断制御装置10、及び、このガス遮断制御装置10がガス警報器20及び遮断弁30と共に構成するガス遮断制御システムの動作を、ガス遮断制御装置10内のマイクロコンピュータ12のCPU12aが予め定めたプログラムに従って行う処理を示す図4のフローチャートを参照して以下詳細に説明する。
【0037】
マイクロコンピュータ12のCPU12aは、電源の投入によって動作を開始し、先ず、ガス警報器20からの有電圧信号を監視する監視動作に入る(ステップS1)。ガス警報器20から入力する有電圧信号は、ガス警報器20が何等のガスも検知しておらず、また停電も生じていない定常時には、6Vの無信号である(ステップS1のN)が、ガス警報器20から12Vのガス漏れ警報信号を入力したとき(ステップS1のY)には、所定濃度以上のガス漏れが発生したと判断し、このガス漏れが10秒を越えて継続しているかどうかを把握するため、10秒タイマの計時を開始させる(ステップS2)。
【0038】
続いて、10秒間継続してガス漏れが生じているかどうかを判断する(ステップS3及びステップS4)。ガス漏れ警報信号が一過性のガスが原因で発生したようなときには、ガス漏れ警報信号は10秒を越えて継続することがなく、ガス警報器20から入力する電圧信号は、10秒が経過する前に12Vのガス漏れ警報信号から元の6Vの無信号に変わるようになるので、この無信号の入力によってガス漏れが無くなったことを判断し(ステップS4のN)、再び12Vのガス漏れ警報信号の入力を監視するようになる(ステップS1)。
【0039】
ガス警報器20から入力されている12Vのガス漏れ警報信号が10秒継続して入力される(ステップS3のY)と、次に、その後もガス漏れが継続し、ガス漏れの発生から45秒間継続してガス漏れが生じているときにはガス供給を遮断するために、35秒タイマの計時を開始させ(ステップS5)、その後も35秒間継続してガス漏れが生じているかどうかを判断する(ステップS6及びステップS7)。一過性のガスでないガス漏れによってガス漏れ警報信号が発生された場合であっても、35秒タイマの計時が35秒を経過する前にガス漏れが解消され、ガス警報器20から入力する有電圧信号が12Vのガス漏れ警報信号から元の6Vの無信号に変わるようになるときには、この無信号の入力によってガス漏れ警報信号の入力が無くなったのが停電でなく、ガス漏れが無くなったことを判断し(ステップS8)、再び12Vのガス漏れ警報信号の入力を監視するようになる(ステップS1)。
【0040】
ガス警報器20から入力されている12Vのガス漏れ警報信号がその後も35秒継続して入力される(ステップS7のY)と、ガス漏れがその発生から45秒間継続して発生していると判断してガス遮断命令信号を生成して遮断弁30に対して出力してガス供給を遮断させる(ステップS9)。従って、遮断弁30は一般にガスメータ内に内蔵されているのでガスメータの下流側で発生しているガス漏れの原因となるガス供給が遮断されることになって、ガス漏れがそれ以上継続して発生し続けることが防止され、漏れたガス濃度が爆発限界を超えて上昇することが防がれ、安全が確保される。
【0041】
一方、ガス警報器20から入力されている12Vのガス漏れ警報信号が35秒継続して入力される前に無くなったときには、ガス漏れ警報信号の入力が無くなった原因がガス漏れが無くなって無くなったのか、或いは、停電によってガス警報器20がガス漏れを検知してガス漏れ警報信号を出力できなくなって無くなったのかを確認するため、ガス警報器20からの有電圧信号が12Vのガス漏れ警報信号から0Vの停電信号に変化したかどうかによって停電が発生したかどうかを判断する(ステップS8)。ガス警報器20から入力されている12Vのガス漏れ警報信号が0Vの停電信号に変化したのでなく、6Vの無信号に変化したことが確認できたとき(ステップS8のN)には、この無信号の入力によってガス漏れ警報信号が無くなった原因がガス漏れが無くなったためと判断して再び12Vのガス漏れ警報信号の入力を監視するようになる(ステップS1)。
【0042】
これに対して、ガス警報器20から入力していたガス漏れ警報信号が停電信号に変化している場合には、ガス漏れ警報信号の入力が無くなった原因が停電によるものと判断し(ステップS8のY)、次に、停電がその後30秒を越えて継続しているかどうかを知り、継続しているときには、ガス漏れも継続しているとき危険な状態になる可能性があると判断してガス供給を遮断できるようにするため、30秒タイマの計時を開始させて(ステップS10)、30秒間継続して停電が生じているかどうかを判断する(ステップS11及びステップS12)。
【0043】
ガス警報器20から入力されている0Vの停電信号が30秒間継続する前になくなり、入力されている有電圧信号が6Vの無信号に変化したことが確認できたときには、この無信号の入力によって少なくとも停電が復旧したと判断し(ステップS12のN)、停電復旧から1分乃至3分経過してガス警報器20が正常動作に戻ったときにガス漏れが生じていればガス警報器20が再び生成する12Vのガス漏れ警報信号の入力を監視するようになる(ステップS1)。
【0044】
また、ガス警報器20から入力されている0Vの停電信号が30秒間継続したことが確認できたとき(ステップS11のY)には、ガス漏れも継続しているとき危険な状態になる可能性があると判断してガス供給を遮断するガス遮断命令信号を生成して遮断弁30に対して出力してガス供給を遮断させる(ステップS9)。従って、ガス漏れが生じているとき停電が発生し、停電中にガス漏れが生じていても、遮断弁20がガス供給を遮断してガス漏れがそれ以上継続して発生し続けることが防止され、漏れたガス濃度が爆発限界を超えて上昇することが防がれ、安全が確保される。
【0045】
なお、停電信号を監視する時間30秒は、この時間内に停電が復旧したとき、ガス警報器20が正常動作に戻って再びガス漏れを検出して生成するガス漏れ警報信号が45秒継続したことに基づいて遮断弁を弁閉しても安全が確保できる時間であり、ガス警報器20が電源投入から正常動作になるまでに要する時間の長短などによって、適当な時間に設定されなければならなく、少なくとも45秒よりも短い任意の時間が定められる。
【0046】
以上説明した本実施形態によれば、ガス警報器20にバックアップ電源を設けていなくても、ガス漏れが一過性のガスによるものと混同しない程度に継続して発生した後、ガス供給を遮断する前の任意の時点で停電が発生したとき、その後もガス漏れが継続して発生していると見なし、停電が許容できる時間を越えて継続したときにガス供給路32に流れるガスの流れを遮断する制御を遮断弁30に対して実行してガス供給を遮断し、停電が途中で解消したときにはガス供給を遮断しないようにし、停電復旧後でもガス漏れが生じているときには、復旧後の通常動作によってガス供給を遮断するようにしているので、安全性を損なうことなく、ガス使用者の煩わしさの増大を回避し、停電状態下における危険なガス漏れ状態を阻止できる。
【0047】
なお、上述した実施形態では、10秒継続しているガス漏れを検知している状態で停電が発生し、停電が30秒未満で復旧した場合、ガス漏れが継続していても、ガス漏れ警報器の安定化時間の後再び45秒の時間が経過するまでガス遮断を行うことがないが、ガス漏れ警報器の安定時間直後にガス漏れ警報信号がガス漏れ警報器から出力されているときには、ガス漏れが継続していると見なして、45秒の時間を待たずに、短時間の内にガス遮断するようにすることが好ましい。
【0048】
このような動作は、図4のフローチャートの一部を図5に示すように修正することによって実現できる。すなわち、10秒ガス漏れが継続している(ステップS3のY)ことによってフラグFを立てておき(ステップS3A)、停電が復旧した後に(ステップS12のN)、ガス漏れ警報器の安定化時間Tを待つ(ステップS12A)。そして、その直後に、ガス漏れがないとき(ステップS1のN)にはフラグFをクリアし(ステップS1A)、ガス漏れがあるときには(ステップS1のY)、フラグFが立っているかどうかを確認し(ステップS1B)、立っているときには(ステップS1BのY)、直ちにガス遮断を行う(ステップS9)とともに、このガス遮断の前後にフラグFのクリアも行う。なお、停電復旧してガス漏れ警報器の安定化時間Tを待った時点でガス漏れ警報信号がないときには、フラグFがクリアされているので(ステップS1BのN)、図4のフローチャートにて説明した通常の動作に入る。
【0049】
このように一部動作を変形することによって、10秒継続しているガス漏れを検知している状態で停電が発生し、停電が30秒未満で復旧した場合であってガス漏れ警報器の安定化時間経過した時点でガス漏れ警報信号が出力されているときには、ガス漏れが停電する以前から継続していると見なして直ちにガス遮断できるようになり、安全性をより一層高める上極めて有効である。
【0050】
【発明の効果】
請求項1又は4記載の発明によれば、ガス警報器からのガス漏れ警報信号が例えば10秒を越えて継続しているときには、停電が発生してガス警報器が機能しなくなって、ガス警報器からのガス漏れ警報信号がなくなっても、ガス漏れが継続的に発生している可能性が高いので、ガス漏れが停電以降も継続していると仮定して、停電が例えば30秒継続したときには、停電が瞬断でなくその後も継続することが想像されるので、ガス漏れによる危険を回避するため、ガス遮断命令信号を生成し遮断弁に対して出力してガス警報器からのガス漏れ警報信号がなくても遮断弁を弁閉してガス供給路を通じてのガスの供給を遮断させることができるようになり、ガス警報器にバックアップ電源を設けていなくても、停電状態下においてもガス供給路に流れるガスの流れを遮断する制御を遮断弁に対して実行することができ、その結果、停電状態下におけるガス漏れ状態を阻止することができ、ガス警報器にバックアップ電源を設けていなくても、停電状態下においてもガス供給路に流れるガスの流れを遮断する制御を遮断弁に対して実行することができ、瞬断の場合には、停電復旧後の動作によって、ガスを遮断しなくても安全を確保できるので、安全性を損なうことなく、ガス使用者の煩わしさの増大を回避し、停電状態下における危険なガス漏れ状態を阻止できるようにしたガス遮断制御装置、及び該ガス遮断制御装置をガス警報器及び遮断弁と共に使用して構成されるガス遮断システムを得ることができる。
【0051】
請求項2記載の発明によれば、ガス漏れが10秒を越えて継続しているときには、30秒未満の停電が生じたときには、停電復旧後安定化時間の経過時点でガス漏れがあるときには、時間を待たずに直ちにガスの供給を遮断させることができるようになり、ガス警報器にバックアップ電源を設けていなくても、停電状態下においてもガス供給路に流れるガスの流れを遮断する制御を遮断弁に対して実行することができ、瞬断の場合には、停電復旧後の動作によって、ガスを遮断しなくても安全を確保できるので、安全性を損なうことなく、ガス使用者の煩わしさの増大を回避し、停電状態下における危険なガス漏れ状態を阻止でき、しかも短い時間で復旧する停電であってもガス警報器が安定化するまでの間にガス漏れが生じている可能性のあるときには、より一層の安全性向上のためのガス遮断を行えるようにしたガス遮断制御装置を得ることができる。
【0052】
請求項3又は5記載の発明によれば、ガス警報器から入力する0V電圧によって停電の発生を判断し、継続して入力している0Vの電圧の状態を計ることによって、停電の継続時間を知ることができるので、ガス警報器からの電圧信号を監視するだけで、安全性を損なうことなく、ガス使用者の煩わしさの増大を回避し、停電状態下における危険なガス漏れ状態を阻止できるようにしたガス遮断制御装置、及び該ガス遮断制御装置をガス警報器及び遮断弁と共に使用して構成されるガス遮断システムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス遮断制御装置、及び該ガス遮断制御装置をガス警報器及び遮断弁と共に使用して構成されるガス遮断システムの基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のガス遮断制御装置、及び該ガス遮断制御装置をガス警報器及び遮断弁と共に使用して構成されるガス遮断システムの一実施の形態を示すブロック図である。
【図3】図2中のRAMに形成されたタイマエリアを示す説明図である。
【図4】図2中のCPUが予め定めたプログラムに従って行う処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の一部変形した実施の形態を説明するための図4のフローチャートの一部を変更したフローチャートである。
【符号の説明】
10 ガス遮断制御装置
12a−1 遮断弁制御手段
20 ガス警報器
30 遮断弁
32 ガス供給路

Claims (5)

  1. 商用電源を電源として動作し、商用電源が供給されてから一定時間後にガス漏れ状態を感知する動作を開始し、ガス漏れ状態を検知している間継続してガス漏れ警報信号を生成し出力するガス警報器からの前記ガス漏れ警報信号を入力し、該入力したガス漏れ警報信号が第1の所定時間継続しているとき、ガス漏れ状態を阻止するためのガス遮断命令信号を生成し、該生成したガス遮断命令信号をガス供給路に介在された遮断弁に対して出力して遮断弁を弁閉させ、ガス供給路に流れるガスの流れを遮断する遮断弁制御手段を有するガス遮断制御装置において、
    前記遮断弁制御手段は、前記ガス警報器からの前記ガス漏れ警報信号を前記第1の所定時間より短い第2の所定時間を越えて継続して入力した時点で前記第1の所定時間の残りの時間の計時を開始し、該計時を開始した残りの時間の計時の途中の任意の時点で前記ガス漏れ警報信号の入力がなくなったとき、前記ガス漏れ警報信号の入力がなくなった原因が停電の発生によるか否かを判定し、前記ガス漏れ警報信号の入力がなくなった原因が停電であり、該停電が前記第1の所定時間よりも短い第3の所定時間継続したとき、前記ガス遮断命令信号を生成し前記遮断弁に対して出力して前記遮断弁を弁閉させ、ガス供給路に流れるガスの流れを遮断する
    ことを特徴とするガス遮断制御装置。
  2. 前記遮断弁制御手段は、前記ガス漏れ警報信号を第2の所定時間を越えて継続して入力している状態で発生した停電が第3の所定時間継続する前に復旧したとき、前記一定時間経過直後にガス警報器から入力する前記ガス漏れ警報信号に応じて前記ガス遮断命令信号を生成し前記遮断弁に対して出力して前記遮断弁を弁閉させ、ガス供給路に流れるガスの流れを遮断する
    ことを特徴とする請求項1記載のガス遮断制御装置。
  3. 前記ガス警報器が、ガス漏れ状態を検知していない間継続して第1の電圧からなる無信号を、ガス漏れ状態を検知している間継続して第2の電圧からなるガス漏れ警報信号をそれぞれ生成して出力し、かつ、停電している間継続して0V電圧からなる停電信号を出力し、
    前記遮断弁制御手段は、前記ガス警報器からの前記ガス漏れ警報信号を前記第1の所定時間より短い第2の所定時間を越えて継続して入力している状態で、前記第1の所定時間継続する前の任意の時点で前記ガス漏れ警報信号に代わって入力する前記停電信号が前記第1の所定時間よりも短い第3の所定時間継続したとき、前記ガス遮断命令信号を生成し前記遮断弁に対して出力して前記遮断弁を弁閉させ、ガス供給路に流れるガスの流れを遮断する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のガス遮断制御装置。
  4. 商用電源を電源として動作し、商用電源が供給されてから一定時間後にガス漏れ状態を感知する動作を開始し、ガス漏れ状態を検知している間継続してガス漏れ警報信号を生成し出力するガス警報器と、該ガス警報器からの前記ガス漏れ警報信号を入力し、該入力したガス漏れ警報信号が第1の所定時間継続したとき、ガス漏れ状態を阻止するためのガス遮断命令信号を生成して出力するガス遮断制御装置と、ガス供給路に介在されて設けられ、前記ガス遮断制御装置が出力する前記ガス遮断命令信号を受けて弁閉し、ガス供給路に流れるガスの流れを遮断する遮断弁とを有するガス遮断システムにおいて、
    前記ガス遮断制御装置は、前記ガス警報器からの前記ガス漏れ警報信号が前記第1の所定時間より短い第2の所定時間を越えて継続して入力している状態で、前記第1の所定時間継続する前の任意の時点で停電が発生し、該停電が前記第1の所定時間よりも短い第3の所定時間継続したとき、前記ガス警報器からの前記ガス漏れ警報信号を前記第1の所定時間より短い第2の所定時間を越えて継続して入力した時点で前記第1の所定時間の残りの時間の計時を開始し、該計時を開始した残りの時間の計時の途中の任意の時点で前記ガス漏れ警報信号の入力がなくなったとき、前記ガス漏れ警報信号の入力がなくなった原因が停電の発生によるか否かを判定し、前記ガス漏れ警報信号の入力がなくなった原因が停電であり、該停電が前記第1の所定時間よりも短い第3の所定時間継続したとき、前記ガス遮断命令信号を生成し前記遮断弁に対して出力して前記遮断弁を弁閉させ、ガス供給路に流れるガスの流れを遮断する
    ことを特徴とするガス遮断システム。
  5. 前記ガス警報器が、ガス漏れ状態を検知していない間継続して第1の電圧からなる無信号を、ガス漏れ状態を検知している間継続して第2の電圧からなるガス漏れ警報信号をそれぞれ生成して出力し、かつ、停電している間継続して0V電圧からなる停電信号を出力し、
    前記ガス遮断制御装置は、前記ガス警報器からの前記ガス漏れ警報信号を前記第1の所定時間より短い第2の所定時間を越えて継続して入力している状態で、前記第1の所定時間継続する前の任意の時点で停電が発生し、該停電が前記第1の所定時間よりも短い第3の所定時間継続したとき、前記ガス遮断命令信号を生成し前記遮断弁に対して出力して前記遮断弁を弁閉させ、ガス供給路に流れるガスの流れを遮断する
    ことを特徴とする請求項4記載のガス遮断システム。
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