JP3779664B2 - 安全センサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動ドア装置において、ドアが閉動作する際に、ドアの移動経路上に人体等が存在するか否か検出する安全センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
安全センサは、上述したように、ドアが開いている状態において、ドアの移動経路上に人体等が存在する場合に、これを検出し、ドアを閉動作させないことにより、人体等にドアが衝突することを防止するためのものである。この安全センサとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。
【0003】
この安全センサでは、ドアの開閉動作線上に連続した状態に複数の検出範囲が形成されるように複数の検出素子が設けられている。これら検出素子の出力信号がコントローラに供給される。ドアの開閉動作線上に検出範囲が形成されているので、ドアが移動した際に、コントローラは、ドアの移動を人体等の移動と誤検知する可能性がある。そこで、この公報の技術では、ドアの位置を示すエンコーダからの信号をコントローラに供給し、ドアの位置に基づいて、検出信号を無効としている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−32625号公報(第3頁、図5、図6)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1の技術によれば、移動中のドアを人体等の物体と誤検知することを防止することはできる。しかし、エンコーダ等からのドア位置信号を安全センサに供給する必要があり、安全センサに対する配線作業が繁雑になる。
【0006】
本発明は、安全センサに対する配線作業を簡略化した上で、ドアの移動経路中に存在する人体等の物体のみを確実に検知することができる安全センサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様による安全センサは、開口に沿って全開位置と全閉位置との間で移動するドアの移動経路上を監視する。ドアとしては、例えばスライドドア、折り戸、グライドスライドドア(バランス戸)等を使用することができる。ドアの移動経路上の全開位置と全閉位置との間に連続して複数の検知領域を複数対の投受光素子が形成する。前記複数の検知領域それぞれに対応して個別に設定された全開位置基準値を記憶手段が予め記憶している。制御手段は、前記複数の受光素子いずれかの受光値が、対応する全開位置基準値と不一致と判定されたとき、物体検知信号を発生する。さらに、制御手段は、複数の受光素子の全ての受光値が、これらに対応する全開位置基準値とそれぞれ一致するとき、ドアが全開位置に到達したと判断し、全開位置において複数の検知領域のうち全開位置側の検知領域を、これに対応する受光素子の受光値がこれに対応する全開位置基準値と不一致であっても物体検知信号を不出力とする無効状態とし、この無効状態の検知領域に対応する受光素子の受光値がこれに対応する全開位置基準値と不一致のとき、この無効状態の検知領域に全閉位置側で隣接する検知領域を無効状態とすることを、ドアの閉動作に伴って繰り返す。
【0008】
このように構成された安全センサでは、複数の受光素子の受光値と、予め記憶している全開位置基準値とが全て一致することによって、ドアが全開位置にあることを確実に検出することができる。その後、受光素子の受光値の変動の有無を監視することによって、一連の検知領域を順次無効としているので、リードスイッチやエンコーダ等の位置検出器からのドア位置信号を必要としない。従って、この安全センサに、位置検出器からの配線工事を行う必要が無い。
【0009】
前記記憶手段には、前記複数の検知領域の全閉位置基準値を記憶させることができる。全敗位置基準値は、例えばドアが全閉位置に存在するときの、各検知領域に対応する受光素子の受光値である。前記制御手段は、前記ドアの閉動作によって複数の検知領域が全て無効となった状態で、基準値を、前記全開位置基準値から前記全閉位置基準値に切り換える。ドアの移動経路だけでなく、それらの近傍も検知領域に含まれている。制御手段は、例えば各検知領域のいずれかに対応する受光素子の受光値が対応する全閉位置基準値と不一致のとき、物体検知信号を出力する。
【0010】
このように構成すると、ドアが全閉位置に存在する状態において、ドアの近傍に立ち止まっている人を検知することができる。
【0011】
記憶手段に記憶された前記全開位置基準値及び全閉位置基準値を、この安全センサに電源が供給されたときの学習動作時に測定される前記受光素子の受光値に基づいて設定することができる。
【0012】
このように構成すると、記憶手段の全開位置基準値及び全閉位置基準値は、この安全センサが取り付けられている現場での全開位置及び全閉位置での受光値に基づいて設定されているので、現場の環境に応じた値が設定され、人体等の検知が正確に行われる。
【0013】
本発明の他の態様による安全センサも、開口に沿って全開位置と全閉位置との間を移動するドアの移動経路を監視する。ドアの移動経路上の全開位置と全閉位置との間に連続して複数の検知領域を、複数対の投受光素子が形成している。制御手段が、複数の受光素子いずれかの受光値が、対応する基準値と不一致と判定されたとき、物体検知信号を発生する。制御手段は、さらに、全開位置において複数の検知領域のうち全開位置側の検知領域に対応する受光素子の受光値がこれに対応する基準値と不一致であっても物体検知信号を不出力とする無効状態とし、この無効状態の検知領域に対応する受光素子の受光値がこれに対応する基準値と不一致のとき、この無効状態の検知領域と全閉位置側で隣接する検知領域を無効状態とすることを、ドアの閉動作に伴って繰り返す。
【0014】
このように構成すると、ドアが閉動作中に、ドアの位置を表すドア位置信号を使用しなくても、検知領域にあるドアを検知することが防止できる。従って、ドア位置信号を発生する機器を、この安全センサに接続する必要が無く、配線が少なくなる。しかも、検知領域は、ドアの移動に従って順次無効とされるので、ドアの移動経路に存在する人体等の物体は、確実に検出することができる。
【0015】
記憶手段を不揮発性メモリとすることができる。この不揮発性メモリに格納された前記全閉基準位置と前記ドアの全閉位置において測定される前記複数の受光素子の受光値が同じ値であるときに、この安全センサに電源が供給されたときの学習動作を中止する。
【0016】
このように構成すると、電源が供給されたときの学習動作を省略することができるので、上記学習動作を含む初期設定を短時間で行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の1実施形態の安全センサは、自動ドア装置に実施されている。この自動ドア装置は、両引きのスライドドア装置であって、図4に示すようにドア開口2を有している。このドア開口2は、縦長の矩形に形成され、このドア開口2を開閉する縦長の2枚の矩形ドア4a、4bがスライドする。図4に示すように、ドア4a、4bが全閉位置にあるとき、ドア4a、4bが開口2を完全に閉じている。ドア4a、4bが開口2を完全に開いたとき、ドア4a、4bが全開位置にある。
【0018】
開口2及びそれの両側にある固定壁6、6の上方に無目8が設けられている。この無目8内にドア4a、4bをスライドさせるための駆動手段、例えばドアエンジン10及び伝達機構(図示せず)が設けられている。このドアエンジン10を制御して、ドア4a、4bをスライドさせるために、制御手段、例えばドアコントローラ12も、無目8内に設けられている。
【0019】
ドアコントローラ12によるドア4a、4bの開閉制御のために、センサ14a、14bが、図5に示すように、無目8の両外側面に取り付けられている。即ち、ドア開口2の上方にセンサ14a、14bが設けられている。
【0020】
センサ14aは、安全センサ兼起動センサとして機能するもので、投光素子、例えば投光器と、受光素子、例えば受光器とを、備えている。投光器は複数列、例えば2列に配置されている。そのうちの一列は、図6に示すように、複数、例えば7つの投光器16a乃至16gからなる。これら投光器16a乃至16gは、例えば赤外線発光ダイオードによって構成されている。これら投光器16a乃至16gは、ドア4a、4bの移動経路に向けて投光するように、投光器16a乃至16gの光軸がドア4a、4bの一方の面の下方側に向けて配置されている。投光器16a乃至16gは、投光器16dが中心に位置する上向きに凸であるアーチ状に配置されている。このアーチは、各投光器16a乃至16gの光軸が、一点、例えば拡散用レンズ18の中心で交差するように配置されている。このアーチの中心が、拡散用レンズ18の中心と同一直線上に位置している。各投光器16a乃至16gは、これら光軸の両側に或る程度拡散させるように広がった幅を持って赤外線を投光する。
【0021】
受光器も複数列、例えば2列に配置されている。そのうちの一列が、図6に示すように、複数、例えば7つの受光器20a乃至20gからなる。これら受光器20a乃至20gは、例えば赤外線フォトダイオードによって構成されている。これら受光器20a乃至20gは、投光器16a乃至16gと同様に、上方に凸のアーチ状に配置され、ドア4a、4bの一方の面からの反射光線を受光するように。それらの光軸がドア4a、4bの一方の面側に向けられている。
【0022】
センサ14aは、これら投光器及び受光器を有し、投光器から投光されて、何らかの物体によって反射された反射光を受光器で受光する反射型の光学センサである。
【0023】
受光器20aは、投光器16aから投射され、ドア4a、4bの一方のドア面で反射された光線を収束手段、例えば集光レンズ22を介して受光するように配置されている。受光器20bは、投光器16bから投射され、ドア4a、4bの一方の面で反射された光線を集光レンズ22を介して受光するように配置されている。以下、同様に、残りの受光器20c乃至20gも、投光器16c乃至16gから投射され、ドア4a、4bの一方の面で反射された対応する光線を集光レンズ22を介して受光するように、配置されている。
【0024】
投光器16aによって、図8(a)に示す検知領域24aに投光され、投光器16aに対応する受光器20aがこの検知領域24aからの反射光を受光する。即ち、この検知領域24a内に存在する物体を検出する。同様にして、投光器16b乃至16g、受光器20b乃至20gによって物体検出用の検知領域24b乃至24gが形成されている。
【0025】
これら検知領域24a乃至24gは、ドア4a、4bの開閉方向に連続的に配置され、いずれも図5から明らかなように、ドア4a、4bを検出可能である。
【0026】
このように投光器16a乃至16gと受光器20a乃至20gによって、第1の光学検出手段、例えば安全センサ用の光学検出手段が構成されている。
【0027】
センサ14aは、上述した投光器16a乃至16gの他に、もう一列の投光器(図示せず)を有している。これら投光器も、複数個、例えば7個設けられ、投光器16a乃至16gと同様なアーチ状に配置されている。また、受光器20a乃至20gの他に、もう一列の受光器(図示せず)も有している。これら受光器も、複数個、例えば7個設けられ、受光器20a乃至20gと同様なアーチ状に配置されている。
【0028】
これら別の一列の投光器と受光器とが、第2の光学検出手段、例えば起動センサを構成し、ドア4a、4bの開閉方向に沿って複数、例えば7つの検知領域25a乃至25g(図5に代表として検知領域25dのみを示す。)を形成する。これら複数の検知領域25a乃至25gは、検知領域24a乃至24dよりもドア4a、4bから離れた位置に形成されており、ドア4a、4bが全閉位置にあるときに、これら検知領域において物体が検出されると、ドア4a、4bが全開位置に向かって移動する。
【0029】
センサ14aは、図7に示すように、これら2列の投光器及び受光器の他に、これら投光器及び受光器の動作を制御し、かつ各受光器からの受光信号を適切に処理して、ドアコントローラ12に供給するための制御手段、例えばCPU26も有している。CPU26には、記憶手段、例えば、ROM28、EEPROM30及びRAM32が設けられている。ROM28には、CPU26が実行するプログラムが記憶されており、EEPROM30には、ドア4a、4bを開閉させるために必要なパラメータが記憶され、特に、本願発明との関連では、後述する全開位置基準値及び全閉位置基準値が記憶されている。RAM32は、CPU26がプログラムを実行する際のワーキング領域として使用される。
【0030】
センサ14bは、ドア4a、4bに沿って複数、例えば7つの検知領域27a乃至27g(図5に代表として検知領域27dのみを示す。)を形成するものである。これら検知領域27a乃至27gは、検知領域25a乃至25gと同様にドア4a、4bから離れた位置に形成されている。ドア4a、4bが全閉位置にある状態において、これら検知領域27a乃至27gのいずれかで物体が検出された場合、ドア4a、4bが全開位置に向かって移動する。即ち、センサ14bは、起動センサとして機能する。このセンサ14bも、上述した検知領域25a乃至25gを形成するための投光器及び受光器と同様な投光器及び受光器(図示せず)が設けられている。センサ14bの構成は、本願発明の要旨と直接に関係しないので、これ以上の説明は省略する。
【0031】
以下、図8乃至図17を参照して、センサ14aの動作について説明する。なお、図8乃至図17において、(a)は、ドア4a、4bの移動とこれに伴う各検知領域での基準値の変更状態を示し、(b)は、各検知領域での受光量と全閉位置基準値及び全開位置基準値との関係を示している。
【0032】
センサ14aでは、各検知領域24a乃至24gに対してそれぞれ基準値が設定されている。これら検知領域24aに対応する受光器20aの受光量が、検知領域24aの基準値と不一致になったとき、物体を検出したとして、CPU26は、オン信号を発生する。他の受光器20b乃至20gにおいても同様である。いずれかの検知領域に基づいて少なくとも1つのオン信号が発生すると、CPU26は、ドアコントローラ12に、ドアを開放するように指示を与える。オン信号の発生は、実際には、基準値の上下に微少に離れた値の閾値が設定されており、この上側閾値以上になったとき、または下側閾値以下になったときに、行われる。以下の説明では、この現象を、基準値と不一致のときにオン信号を発生すると、説明を簡略化するために記述する。
【0033】
基準値としては、図8(a)に示すように、ドア4a、4bが全閉位置にあるときには、全閉位置基準値A1乃至A7が、対応する検知領域24a乃至24gに設定されている。また、ドア4a、4bが全開位置にあるときには、全開位置基準値B1乃至B7が対応する検知領域24a乃至24gに設定される。図8(b)から明らかなように、全開位置基準値B1乃至B7の値と全閉位置基準値A1乃至A7の値は異なっている。
【0034】
図8(a)に示すように、センサ14b側から人体がドア4a、4bに近づくと、センサ14bによって人体が検出され、図9(a)に示すようにドア4a、4bが開かれる。これによって、すべてあるいは指定された検知領域24a乃至24gでの全閉位置基準値A1乃至A7と、これらに対応する受光器20a乃至20gの受光量とが不一致となり、CPU26はオン信号を発生する。このとき、センサ14a用の各基準値は、全開位置用基準値B1乃至B7に切換えられる。ドア4a、4bが開いていくに従って、検知領域24dから24aに向かって及び検知領域24dから検知領域24gに向かって、これら検知領域の受光器の受光量は、対応する全開位置基準値と一致して、各検知領域に対応するオン信号がオフ信号に変化していく。但し、図9(a)の場合、検知領域24dに人体が入るので、図9(b)に示すように、検知領域24dに対応するオン信号は、継続する。
【0035】
ドア4a、4bが全開位置に到達しても、いずれかの検知領域、例えば図10(a)に示すように、検知領域24dに人体が存在すると、ドア4a、4bは開放状態を維持する。やがて、図11(a)に示すように、人体が検知領域24dから離れ、即ち、全ての検知領域24a乃至24gにおいて、人体等を検知しなくなると、全ての検知領域24a乃至24gにおいて、これらの受光器20a乃至20gの受光量が、これら検知領域24a乃至24gの全開位置基準値B1乃至B7に一致する。これによって、ドア4a、4bの開放側にある検知領域24a、24gが無効とされる。即ち、これら検知領域24a、24gに対応する受光器20a、20gの受光量が、全閉または全開位置基準値と不一致となっても、これらの領域に対応するオン信号を発生しない。
【0036】
図12(a)に示すように、人体が検出されなくなって、所定時間が経過すると、ドア4a、4bは、閉動作を開始する。このとき、図13(a)に示すように、検知領域24a、24gに対応する受光器20a、20gの受光量は、ドア4a、4bが移動することによって全開位置基準値B1、B7とは不一致となる。これによって、ドア4a、4bが検知領域24a、24gを移動中であることが判明するが、無効状態であるので、オン信号は発生しない。そして、閉じ方向の隣接する検知領域24b、24fが無効とされる。
【0037】
従って、図14(a)に示すように、ドア4a、4bの閉じ方向の先端部が検知領域24b、24f内を移動するようになって、検知領域24b、24fに対応する受光器20b、20fの受光量が全開位置基準値B2、B6と不一致となっても、これら領域に対応してオン信号は発生しない。さらに、上述したのと同様に、閉じ方向の隣接する検知領域24c、24eがドア4a、4bの移動に先立って無効状態とされる。
【0038】
そして、図15(a)に示すように、ドア4a、4bの閉じ方向の先端部が、検知領域24c、24e内を移動するようになって、検知領域24c、24eに対応する受光器20c、20eの受光量が全開位置基準値B3、B5と不一致となっても、これら領域に対応してオン信号は発生しない。そして、閉じ方向の隣接する検知領域24dが無効とされる。
【0039】
図16(a)は、上述したようにして全ての領域24a乃至24gが無効とされた状態である。このとき、図17(a)に示すように、基準値は、全開位置基準値B1乃至B7から全閉位置基準値A1乃至A7に変更され、かつ全ての検知領域24a乃至24gの無効状態は解除される。よって、閉じられているドア4a、4bに人体等が近づくと、検知が行われる。なお、上記のように順に検知領域は全開位置側にあるものから全閉位置側にあるものに無効とされるものが増加していくが、この間に無効とされていない検知領域において人体等が検知されると、ドア4a、4bは、開放される。
【0040】
上述したような制御を行うために、センサ14aのCPU26が行う処理を図1乃至図3に示すフローチャートを基に説明する。図2は、この安全センサを備えた自動ドア装置を施行現場に取り付けた際に行う初期学習動作をフローチャートで示したものである。当初、ドア4a、4bは、全閉位置に存在すると仮定する。
【0041】
まず、センサ14aに電源が投入されると(ステップS2)、CPU26はドアコントローラ12に検出信号オンを出力する(ステップS4)。これによって、ドア4a、4bが全開位置に向かってスライドする(ステップS6)。そして、所定時間、例えば5秒間にわたって各受光器20a乃至20gの受光量に変化がないかCPU26が判断する(ステップS8)。受光器20a乃至20gのいずれかで受光量に変化があると、ドア4a、4bは全開位置に到達していないので、ステップS8の判断の答えがイエスになるまで、CPU26は、ステップS6、S8のループを繰り返す。
【0042】
ステップS8の判断の答えがイエスになると、ドア4a、4bは、全開位置に到達したので、CPU26は、各受光器20a乃至20gの受光量を全開位置基準値B1乃至B7としてEEPROM30に記憶させる(ステップS10)。
【0043】
次に、CPU26は、検出信号をオフとする(ステップS12)。これによって、ドア4a、4bが全開位置から全閉位置に向かって移動を開始する(ステップS14)。そして、所定時間、例えば5秒間にわたって各受光器20a乃至20gの受光量が変化しないかCPU26が判断する(ステップS16)。各受光器20a乃至20gのいずれかで受光量が変化しているということは、ドア4a、4bは、未だ全閉位置に到達していないと判断される。従って、ステップS16の判断の答えがイエスになるまで、CPU26は、ステップS14、S16のループを繰り返す。
【0044】
ステップS16の判断の答えがイエスになると、ドア4a、4bは、全閉位置に到達したので、CPU26は、そのときの各受光器20a乃至20gの受光量を、全閉位置基準値A1乃至A7としてEEPROM30に記憶させ(ステップS18)、この初期学習動作を終了する。
【0045】
図3は、この自動ドア装置に毎日電源が供給される際に実行される初期学習動作をフローチャートで示したものである。なお、この初期学習動作が実行される前の段階において、ドア4a、4bは全閉位置にあり、電源は供給されていないと仮定する。
【0046】
この初期学習動作では、まず電源がセンサ14aに供給されると(ステップS20)、CPU26は、EEPROM30に全閉位置基準値及び全開位置基準値が記憶されているか判断する(ステップS22)。両基準値が記憶されているとCPU26が判断すると、CPU26は全閉位置における各受光器20a乃至20gの受光量を測定する(ステップS24)。次に、CPU26は、これら各受光器20a乃至20gの受光量が、対応する全閉位置基準値A1乃至A7と一致するか判断する(ステップS26)。一致していると、施工時と現在とでは自動ドア装置の周囲環境に変化がないので、CPU26は、施工時に測定した全閉位置基準値A1乃至A7及び全開位置基準値B1乃至B7を使用することを決定し(ステップS28)、この初期学習動作を終了する。このように既に記憶されている全閉位置基準値や全開位置基準値を使用するので、毎日電源が供給された際に実行される初期学習フローを短時間で終了することができる。
【0047】
もし、ステップS26での判断の答えがノーであるならば、施工時と現在とでは自動ドア装置の周囲環境に変化があるので、図2に示したのと同様な学習を実行し(ステップS30)、この初期学習動作を終了する。この場合、現在の環境に応じた全閉位置基準値及び全開位置基準値を使用することができるので、誤検出を防止することができる。
【0048】
なお、ステップS22においてEEPROM30に両基準値が存在しないと判断されたときにも、ステップS30を実行する。
【0049】
図1は、ドアウェイ検知動作をフローチャートで示したものである。まず、ドア4a、4bが全閉状態とされ(ステップS32)、全閉位置基準値A1乃至A7が基準値として使用される(ステップS34)。この状態が、図8(a)に示されている。
【0050】
次に全閉位置基準値A1乃至A7と異なる受光量をセンサ14aで検知するかCPU26が判断する(ステップS36)。この判断の答えがノーである間には、人体等がドア4a、4bに近づいていないので、CPU26はステップS36を繰り返す。この状態が図8(a)に示されている。
【0051】
ステップS36の判断の答えがイエスになると、人体等がドア4a、4bに近づいたので、CPU26は基準値を全開位置基準値B1乃至B7に変更する(ステップS38)。そして、ドア4a、4bを開くように、CPU26がドアコントローラ12に指示を与える(ステップS40)。この状態が図9(a)に示されている。
【0052】
次に、各受光器20a乃至20gの受光量が対応する全開位置基準値B1乃至B7と異なるものがあるか、CPU26は判断する(ステップS42)。この判断の答えがイエスである間には、人体等が検知されていると判断されるので、ステップS40、S42のループをCPU26は繰り返し、ドア4a、4bを全開位置に向けて移動させることを継続する。この状態が図9(a)、図10(a)に示されている。
【0053】
ステップS42の判断の答えがノーになると、各受光器20a乃至20gの受光量は、対応する全開位置基準値B1乃至B7と一致している。即ち、人体等は検知されて無く、かつドア4a、4bは全開位置に到達していると判断できる。そこで、検知領域24a乃至24gのうち開放端側、即ち両端にある検知領域24a、24gを無効状態にする(ステップS44)。この状態が図11(a)に示されている。C1、C2との記載は、無効状態を表している。なお、無効状態とは、受光量が対応する全開位置基準値と不一致になっても、オン信号を発生しない状態を言う。
【0054】
この状態において、ドア4a、4bを閉じるようにCPU26がドアコントローラ12に指示を与え(ステップS46)、ドア4a、4bが閉じ始める。この状態が図12(a)に示されている。
【0055】
次に、残りの検知領域、即ち有効状態(受光量が対応する基準値と不一致となったときオン信号を発生する)の検知領域において受光量が対応する基準値と不一致になったものがあるか、CPU26が判断する(ステップS48)。この判断がイエスの場合、人体等が検知されているので、CPU26は、ステップS40を実行して、閉じつつあるドア4a、4bを開かせる。
【0056】
ステップS48の判断の答えがノーであると、人体等が検知されていないので、無効状態とされている検知領域において受光量に変動があるかCPU26は判断する(ステップS50)。即ち、無効状態とされている検知領域中をドア4a、4bが移動しているか判断する。この判断の答えがノーの場合、CPU26はステップS48に戻り、人体等が検出されるか再び判断する。この判断の答えがイエスの場合、CPU26は受光量が変動した検知領域の閉じ方向で隣にある検知領域を無効状態にする(ステップS52)。この状態が、例えば図13(a)に示されている。
【0057】
次に、CPU26は検知領域24a乃至24gの全てが無効状態になったか判断し(ステップS54)、この判断の答えがノーの場合、ステップS48から再び実行する。従って、有効状態の検知領域で人体等が検知されると、ドア4a、4bが開かれるが、人体等が検知されないと、ドア4a、4bの閉じるのに先行して、検知領域が閉じ方向に順次無効状態になっていき、最後に全ての検知領域が無効状態とされる。この無効状態となる検知領域が増加していく状況が、図13(a)、図14(a)、図15(a)、図16(a)に示されている。
【0058】
ステップS52での判断の答えがイエスになると、再びステップS34が実行される。その結果、基準値は、全閉位置基準値A1乃至A7に交換される。この状態を図17(a)に示す。このように全閉位置基準値A1乃至A7に基準値が交換されたので、ドア4a、4bが全閉状態においてドア4a、4bに人体等が近づくと、精度よく人体が検知される。
【0059】
ドア4a、4bの移動に従って検知領域を閉じ方向に順に無効とするのに、既に無効とされた検知領域における受光量の変化を利用しているので、ドア4a、4bの位置を検出する必要が無い。従って、センサ14aにロータリエンコーダの出力のようなドア4a、4bの位置を表す信号を入力する必要が無く、配線作業が容易になる。しかも、ドア4a、4bが全閉位置または全開位置に存在することも全ての受光器20a乃至20gの受光量が変化しない状態が所定時間継続することによって検出しているので、ドア4a、4bが全閉位置または全開位置に存在することを検出するために、エンコーダの信号を入力する必要もない。
【0060】
上記の実施の形態では、検知領域を1つずつ無効にしたが、無効状態とされた検知領域、例えば検知領域24aにおいて受光量が変化したとき、この無効とされた検知領域と閉じ方向で隣接する複数の連続検知領域、例えば検知領域24b、24cを同時に無効にするようにしてもよい。上記の実施の形態では、ドアとして、両引きのスライドドア4a、4bを使用したが、片引きのスライドドアを使用することもできる。或いは、本発明は、スライドドアの他にも、移動経路を移動し、その移動をセンサによって検出可能なドア、例えば折り戸やグライドスライドドアのようなドアにも実施することができる。上記の実施の形態では、センサ14aは、起動兼安全センサとして構成したが、本願発明を実施した安全センサのみを、起動センサとは別個に設けることもできる。
【0061】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ドアの移動経路中に存在する人体等の物体のみを確実に検知することができる上に、ドアの位置を検出している位置検出器からの位置検出信号を使用しなくても、ドアの閉動作のときにドアを順次無効とすることができるので、安全センサに対する配線作業を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態の安全センサの検出動作のフローチャートである。
【図2】図1の安全センサの据え付け時に行われる初期学習動作のフローチャートである。
【図3】図1の安全センサの電源供給時に行われる初期学習動作のフローチャートである。
【図4】図1の安全センサを取り付けた自動ドア装置の正面図である。
【図5】図4の自動ドア装置の側面図である。
【図6】図1の安全センサに使用されている投光器と受光器とを示す概略正面図である。
【図7】図1の安全センサのブロック図である。
【図8】図4の自動ドア装置においてドアが全閉状態を示す平面図と、このときの各受光器の受光量を示す図とである。
【図9】図4の自動ドア装置においてドアの開動作中を示す平面図と、このときの各受光器の受光量を示す図とである。
【図10】図4の自動ドア装置においてドアが全開位置にあって人体等が検出されている状態の平面図と、このときの各受光器の受光量を示す図とである。
【図11】図4の自動ドア装置においてドアが全開位置にあって人体等が検出されていない状態の平面図と、このときの各受光器の受光量を示す図とである。
【図12】図4の自動ドア装置において全開位置にあるドアが閉じ始めた状態の平面図と、このときの各受光器の受光量を示す図とである。
【図13】図4の自動ドア装置において、全開位置からドアが若干閉じた状態の平面図と、このときの各受光器の受光量を示す図とである。
【図14】図4の自動ドア装置において、ドアが図13よりも閉じた状態の平面図と、このときの各受光器の受光量を示す図とである。
【図15】図4の自動ドア装置において、ドアが図14よりも閉じた状態の平面図と、このときの各受光器の受光量を示す図とである。
【図16】図4の自動ドア装置において、ドアが全閉位置まで移動した状態の平面図と、このときの各受光器の受光量を示す図とである。
【図17】図4の自動ドア装置において、ドアが全閉位置にあって基準値が全閉位置基準値に変更された状態の平面図と、このときの各受光器の受光量を示す図とである。
【符号の説明】
2 開口
4a 4b ドア
14a 14b センサ(安全センサ)
16a乃至16g 投光器
20a乃至20g 受光器
26 CPU(制御手段)
30 EEPROM(記憶手段)

Claims (5)

  1. 開口に沿って全開位置と全閉位置との間で移動するドアの移動経路上を監視する安全センサであって、
    前記ドアの移動経路上の全開位置と全閉位置との間に連続して複数の検知領域を形成する複数対の投受光素子と、
    前記複数の検知領域それぞれに対応して個別に設定された全開位置基準値を予め記憶する記憶手段と、
    前記複数の受光素子いずれかの受光値が、対応する全開位置基準値と不一致と判定されたとき、物体検知信号を発生する制御手段とを、
    具備し、
    前記制御手段は、前記複数の受光素子の全ての受光値が、これらに対応する全開位置基準値それぞれと一致するとき、前記ドアが前記全開位置に到達したと判断し、前記全開位置において前記複数の検知領域のうち全開位置側の検知領域を、これに対応する受光素子の受光値がこれに対応する前記全開位置基準値と不一致であっても前記物体検知信号を不出力とする無効状態とし、この無効状態の検知領域に対応する受光素子の受光値がこれに対応する前記全開位置基準値と不一致のとき、この無効状態の検知領域と前記全閉位置側で隣接する検知領域を前記無効状態とすることを、前記ドアの閉動作に伴って繰り返す安全センサ。
  2. 請求項1記載の安全センサにおいて、前記記憶手段は、予め記憶されている前記複数の検知領域それぞれに対応する全閉位置基準値を有し、前記制御手段は、前記ドアの閉動作によって前記複数の検知領域が全て無効となった状態で、前記全開位置基準値から前記全閉位置基準値に切り換える安全センサ。
  3. 請求項2記載の安全センサにおいて、前記記憶手段に記憶された前記各全開位置基準値及び各全閉位置基準値は、この安全センサに電源が供給されたときの学習動作時に測定される前記各受光素子の受光値に基づいて設定される安全センサ。
  4. 請求項3記載の安全センサにおいて、
    前記記憶手段が不揮発性メモリであって、この不揮発性メモリに格納された前記各全閉基準値と、これらにそれぞれ対応する前記ドアの全閉位置において測定される前記複数の受光素子の受光値が同じ値であるときに、この安全センサに電源が供給されたときの学習動作を中止する安全センサ。
  5. 開口に沿って全開位置と全閉位置との間で移動するドアの移動経路上を監視する安全センサであって、
    前記ドアの移動経路上の全開位置と全閉位置との間に連続して複数の検知領域を形成する複数対の投受光素子と、
    前記複数の受光素子いずれかの受光値が、対応する基準値と不一致と判定されたとき、物体検知信号を発生する制御手段とを、
    備え、前記制御手段は、
    前記全開位置において前記複数の検知領域のうち全開位置側の検知領域を、これに対応する受光素子の受光値がこれに対応する前記基準値と不一致であっても前記物体検知信号を不出力とする無効状態とし、この無効状態の検知領域に対応する受光素子の受光値がこれに対応する前記基準値と不一致のとき、この無効状態の検知領域と前記全閉位置側で隣接する検知領域を前記無効状態とすることを、前記ドアの閉動作に伴って繰り返す
    安全センサ。
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