JP3779027B2 - 整流装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、直流−交流変換回路における整流素子に関わる。
【0002】
【従来の技術】
MOSトランジスタは、ゲート長を微細化して高速化を図ってきた。ところが、近年、ゲート長がサブミクロンレベルまで縮小するに従い、チャネル電界強度が増加し高エネルギーの電子や正孔がゲート酸化膜にトラップされることによる動作不良が問題となっている。
【0003】
この問題を回避する対策として、電源電圧の低下が行われてきた。従来、MOSFETを用いた集積回路は、5Vの電源電圧で駆動していたが、現在では、ゲート長が0.35ミクロンに達し、電源電圧を3.5VとするICが出現している。この傾向は、今後も引き続くと見られ、ゲート長が0.2ミクロン以下になると電圧を2V程度まで下げる必要が生ずる。
ところで、これらの集積回路を使用する機器には、集積回路に応じた直流電源を具備しなければならない。このような直流電源には、通常スイッチングレギュレータが用いられるが、電源電圧の低下にともない整流素子による損失が問題となってきている。
【0004】
すなわち、通常のシリコンpn接合ダイオードでは導通状態の実現に0.6V程度の電圧印加が必要とされるが、2Vの直流電源ではダイオードによる損失が23%にも及んでしまうことになる。このため、より低電圧で導通するダイオードが望まれるが、ショットキーダイオードを用いても、0.4V程度の順方向電位降下は避けられず、ダイオード順方向電位降下によるパワー効率の劣化が深刻になっている。
【0005】
ダイオードの順方向電位降下は、通常半導体の禁止帯幅にほぼ比例するので狭禁止帯幅の半導体を用いれば低減できる。しかし、禁止帯幅が狭くなると逆方向耐圧が劣化したり温度特性が劣化するので、通常、シリコン(禁止帯幅=1.1eV)より狭い禁止帯幅の半導体は使用されない。このため、特に2V程度の電源電圧を有するICに対する電源回路のパワー効率の劣化は避け難いものとなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
以上述べたように、従来の整流素子では、順方向電位降下によるパワー損失が避けられず、特に2V程度以下の低電源電圧で効率が著しく劣化するという問題があった。
本発明は低電源電圧でもパワー効率が優れた整流装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した問題を解決するため本発明は、順方向の電圧を与えた場合にトンネル電流が流れるトンネルダイオードからなる整流装置であって、前記トンネル電流のピーク値を与える前記電圧の値より大きく、拡散電位より小さい振幅を持つ交流電圧を印加して整流作用を行うことを特徴とする整流装置を提供する。
【0008】
かかる本発明において、整流作用を行う前記トンネルダイオードが、窒化ガリウム、窒化アルミニウム、窒化インジウム、若しくはこれらのうちから選ばれる少なくとも2つの混晶、またはシリコンカーバイドよりなることが望ましい。即ち、本発明はトンネルダイオードを整流素子として使用する。この際、トンネルダイオードのトンネル電流のピーク値に対する印加電圧値よりも大きく拡散電位より小さい電圧値に対しては、電流の流れを抑制するように入力電圧を選択する。
【0009】
換言すれば、所望の入力電圧の最大値に対して、ダイオードの順方向立ち上がり電圧が大きくなるように禁止帯幅を大きくとる。ダイオードの逆方向への印加電圧に対しては、零バイアス時から大きなトンネル電流が流れるので、立ち上がり電圧が零の整流素子を実現することが可能となり、低電圧の電源回路における整流効率の劣化を防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を用いつつ詳細に説明する。
α−SiC(六方晶)を半導体として用いたトンネルダイオードについて本発明の一実施形態を説明する。図3はこのトンネルダイオードの構造を示す断面図である。
【0011】
1はα−SiCのp型領域、2はn型領域であり、これらのp型領域1、n型領域2に対してそれぞれコンタクト電極3、4が形成され、これらコンタクト電極3、4に対して電圧印加端子5、6が接続される。p型領域1、n型領域12は、各々1020cm-3以上のキャリア濃度を有し、それぞれAl、P(またはN)がドーピングされている。かかる構成によりpn接合ダイオードを形成する。
【0012】
ここで、p型とn型領域の遷移を急峻にすると、遷移領域の電界強度はバンド間トンネルを起こすほど大きくなり、トンネル電流が流れるようになる。このSiCトンネルダイオードの電流電圧特性を図1に示す。α−SiCの禁止帯幅は、300Kで2.86eVであるので、拡散電流によるダイオードの電流の立ち上がりは、順方向電圧が2.5Vを越えないと顕著にはならない。なお、本発明では、ダイオードの順方向とは、拡散電流が流れる方向を指す。
【0013】
一方、トンネル電流は、p型とn型の縮退したバンドの重なりが存在するバイアスまで流れる。SiCの有効状態密度は詳しく知られていないので、この電圧を理論的に導くことはできないが、実験的には、0.2V程度であった。従って、順方向に0.2V以上でかつ2.5V以下の電圧を印加すると電流は流れない。
【0014】
一方、逆方向には、零Vからトンネル電流が流れる。従って、例えば振幅が2Vの交流電圧をこのダイオードに印加すると出力電流は図2のようになる。
このダイオードでは、順方向に電圧が印加されたとき、トンネル電流が流れる領域が存在するが、その時間幅の割合は、一周期当たり
Sin-1(VT /VP )/π
(ただし、VT はトンネル電流の流れる電圧、VP は印加交流電圧のピーク値)
であり、図2の例ではわずか3%である。パワー損失は電圧のおよそ2乗に比例するので、0.1%程度であり、順方向トンネル電流による損失は無視し得る。結果として、従来技術ではなし得ない高効率の整流素子を実現できることがわかる。
【0015】
このような、高効率の整流が実現されるためには、トンネル電流の流れる電圧に対して、拡散電位が十分に大きいことが必要である。
このためには、禁止帯幅の大きな半導体を用いて、拡散電位を上昇させることが望ましく、上記した実施形態のα−SiCの他に、窒化ガリウム(GaN)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化インジウム(InN)、若しくはこれらのうちから選ばれる少なくとも2つの混晶(例えばAlGaN、InGaN等)などの窒化物半導体や、ダイヤモンドなどをp型領域及びn型領域に用いることが望ましい。窒化物半導体の場合はSi等の不純物をn型ドーパント、Mg等の不純物をp型ドーパントとして用いることができ、ダイヤモンドの場合はN等の不純物をn型ドーパント、B等の不純物をp型ドーパントとして用いることができる。また、これらのドーパントの濃度は適宜設定することが可能であるが、典型的には上記実施形態のドーパント濃度と同様の値である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが可能である。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、低電圧電源でも高効率の整流が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る整流装置の電流電圧特性を示す特性図。
【図2】 本発明の整流波形を示す特性図。
【図3】 本発明の実施形態に係る整流装置の構造を示す断面図。
【符号の説明】
1…p型領域
2…n型領域
3、4…コンタクト電極
5、6…電圧印加端子

Claims (2)

  1. 順方向の電圧を与えた場合にトンネル電流が流れるトンネルダイオードからなる整流装置であって、前記トンネル電流のピーク値を与える前記電圧の値より大きく、拡散電位より小さい振幅を持つ交流電圧を印加して整流作用を行うことを特徴とする整流装置。
  2. 整流作用を行う前記トンネルダイオードが、窒化ガリウム、窒化アルミニウム、窒化インジウム、若しくはこれらのうちから選ばれる少なくとも2つの混晶、またはシリコンカーバイドよりなることを特徴とする請求項1記載の整流装置。
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