JP3778578B2 - 粉末被覆剤の為の結合剤 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、粉末被覆剤の為の結合剤に関する。
【0002】
【従来技術】
ヨーロッパ特許出願公開第0,410,242号明細書には、
A)40〜80重量部の有機ポリイソシアネートと、
B)15〜50重量部の(メタ)アクリロイル基含有一価アルコール、および
C)2〜20重量部の、(メタ)アクリロイル基を持たずそしてイソシアネート基に対して反応性の基を持つ少なくとも1種類の化合物より成る別の構造成分
を反応させることによって製造される(メタ)アクリロイル基含有ポリウレタンが開示されている。
【0003】
これのポリウレタンは、粉末被覆剤において結合剤として使用される。しかし多くの場合これらの被覆剤は不十分なブロッキング安定性を示しそしてこれらポリウレタンのブロッキング安定性は固体の不飽和ポリエステル類とブレンドすることによって改善できる。更にこれらのポリエステルは、上述のポリウレタンよりも安価であり、その結果ポリウレタンの一部をこのポリエステルに交換することによって全体として粉末被覆剤を安価にしている。
【0004】
【発明の構成】
それ故に本発明は、A)固体の不飽和ポリエステルとB)(メタ)アクリロイル基を持つポリウレタンより成る粉末被覆剤の為の結合剤に関する。
【0005】
有利なポリエステルは水酸基および/またはカルボキシル基を持つものであり、水酸基価は5〜120、好ましくは10〜100mg(KOH)/g 、粘度が100,000より小さく、特に40,000mPa.sより小さくそして融点が50〜130℃、好ましくは65〜120℃である。それの酸価は2〜60、特に2〜40mg(KOH)/gである。
【0006】
不飽和の固体ポリエステルは、不飽和のジカルボン酸またはそれの酸無水物および場合によってはさらに飽和のジカルボン酸と多価アルコールとの自体公知の縮合反応によって製造される。ポリエステル中の不飽和基(C=C含有量)は2〜20、殊に2〜15および2〜10% である。
【0007】
特に適する不飽和ジカルボン酸はマレイン酸およびフマル酸、およびそれらの酸無水物である。
飽和ジカルボン酸は脂肪族−、脂環式−、芳香族−および/またはヘテロ環式でもよくそして例えばハロゲン原子で置換されていてもよくおよび/または不飽和性を示してもよい。これらの例には以下のものがある:
コハク酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、テトラヒドロフタル酸、ジメチロールプロピオン酸、ヘキサヒドロフタル酸、ジ−およびテトラクロロフタル酸、エンドメチレンテトラヒドロフタル酸およびそれのヘキサクロロ誘導体、グルタル酸、二量体−および三量体脂肪酸、例えばオレイン酸、場合によってはモノマー脂肪酸との混合物;ジメチル−テレフタレート、ビス−グリコール−テレフタレートおよび環状モノカルボン酸、例えば安息香酸、p−第三ブチル安息香酸またはヘキサヒドロ安息香酸。
【0008】
適する多価アルコールの例には、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、ジ−β−ヒドロキシエチルブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、ネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジオール、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)−シクロヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン、2,2−ビス〔4−(β−ヒドロキシエトキシ)フェニル〕プロパン、2−メチル−1,3−プロパンジオール、グリセロール、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2,4−ブタントリオール、トリス(β−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、トリメチロールエタン、ペンタエリスリトール、キニトール、マンニトールおよびソルビトール、ホルモースおよびそれらのヒドロキシ−アルキル化生成物、メチルグリシドおよびジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ジブチレングリコール、ポリブチレングリコールおよびキシリレングリコールがある。ラクトン、例えばε−カプロラクトンのモノエステルおよびポリエステル、またはヒドキシカルボン酸、例えばヒドロキシピバリン酸、ω−ヒドロキシデカン酸およびω−ヒドロキシカプロン酸は、上述のポリカルボン酸および/またはそれの誘導体とポリフェノール類、例えばハイドロキノン、ビスフェノールA、4,4’−ジヒドロキシビフェニルまたはビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホンとのポリエステル、脂肪酸で変性したポリエステル類(油アルキッド類)および天然に産する飽和または不飽和のポリエステル、それの分解生成物または、ポリオール類、例えばひまし油、トール油、大豆油および亜麻仁油とのエステル交換生成物およびハイドロキノン、ジフェニロールプロパン、p−キシリレングリコール、エチレングリコール、ブタンジオールまたは1,6−ヘキサンジオールおよび他のポリオールから例えばホスゲンまたはジエチル−またはジフェニル−カルボナートとの慣用の縮合反応によってまたは環状カルボナート、例えばグリコール−カルボナートまたはビニリデンカルボナートから公知のように重合することによって得ることのできるカルボン酸のポリエステルが使用できる。
【0009】
適するポリエステルの例には、例えばドイツ特許出願公開第2,410,513号明細書に開示されている如き、ジカルボン酸とグリシジル化合物との反応生成物も含まれる。この関係で使用できるグリシジル化合物の例には、2,3−エポキシ−1−プロパノールと炭素原子数4〜18のモノ塩基酸、例えばグリシジルパルミテート、グリシジルラウレートおよびグリシジルステアレートとのエステルまたはCardura E10;炭素原子数4〜18のアルキレンオキサイド類、例えばブチレンオキサイドおよびグリジシルエーテル類、例えばオクチレングリシジルエーテルである。ここで使用できるジカルボン酸には上に掲載した如きあらゆるポリカルボン酸がある。
【0010】
有利な成分はモノマーのエステル、例えばジカルボン酸−ビス(ヒドロキシアルコール)エステル類、トリオールおよび更に高級なポリオールとのモノカルボン酸エステルおよび被覆剤化学において慣用の原料から縮合反応によって製造できるオリゴエステルが含まれる。
【0011】
固体の不飽和ポリエステルは、例えばMethoden der Organischen Chemie、Houben−Weyl、第14/2巻、1〜5、21〜23、40〜44、George Thieme
Verlag、シュトットガルト、1963年またはC.R.Martens、Alkyd Resins、51〜59、Reinhold PlasticsAppl.Series、Reinhold Publishing Comp.、ニューヨーク、1961に開示されている様に、溶融状態でまたは共沸操作によって100〜260℃、好ましくは130〜220℃の温度で不活性ガス雰囲気で縮合することによってそれ自体公知の方法で得ることができる。
【0012】
本発明の結合剤の第二成分は、(メタ)アクリロイル基を含むウレタン類、例えばヨーロッパ特許出願公開第0,410,242号明細書に開示されている如きものを含む。これらのポリウレタン類は、
A)35〜80重量部の、少なくとも1種類の有機ポリイソシアネートより成るポリイソシアネート成分を、
B)15〜70重量部の、少なくとも1種類の(メタ)アクリロイル基含有一価−または−多価アルコールより成る(メタ)アクリロイル基含有アルコール成分、および場合によっては
C)0〜30重量部の、(メタ)アクリロイル基を持たずそしてイソシアネート基に対して反応性の基を持つ少なくとも1種類の化合物より成る別の構造成分
を反応させることによって得られる。
【0013】
これらのポリウレタンは40〜180℃の温度範囲に融点を有しておりそして(メタ)アクリロイル基の状態でのオレフィン二重結合(−C=C−として計算、分子量=24)の含有量が2〜13重量% である。
【0014】
これらのポリウレタンは上記の出発成分A)〜C)を反応させることによって製造される。該出発成分の性質および量は好ましくは得られるポリウレタンが実質的にイソシアネート基を持たずそして400〜10,000の数平均分子量を持つ様に選択する。イソシアネート基に対して反応性である全ての基とイソシアネート基との当量比は従って0.9〜1.1から1.1〜0.9までである。
【0015】
成分A)は少なくとも1種類のポリイソシアネートより成る。適するポリイソシアネートは、ポリウレタン化学から公知でありそして脂肪族−、脂環式−および/または芳香族構造に結合しているイソシアネート基を持ちそして150〜1,000、好ましくは168〜300の分子量を持つあらゆる有機ポリイソシアネートである。適する例には、1−イソシアネート−3,5,5−トリメチル−5−イソシアネートメチルシクロヘキサン(イソホロンジイソシアネート、IPDI)、テトラメチルキシリレン−ジイソシアネート(TMXDI)、ヘキサメチレン−ジイソシアネート(HDI)、トリメチルヘキサメチレン−ジイソシアネート、4,4’−ジイソシアネート−ジクロロヘキシルメタン、4,4’−ジイソシアネートジフェニルメタンおよびそれと2,4−ジイソシアネートジフェニルメタンとの工業品規格の混合物および場合によってはこれらのジイソシアネートの更に高級な同属体、2,4−ジイソシアネートトルエンおよびそれと2,6−ジイソシアネートトルンエンとの工業品規格の混合物およびα,α’−ジメチル−メタ−イソプロペニルベンジル−イソシアネート(TMI)のコポリマーがある。
【0016】
適するものとしてはこれらの簡単なポリイソシアネートを基礎とするビュレット−、イソシアヌレート−、ウレタン−または尿素変性ポリイソシアネートがある。これらの誘導体は一般に約1000までの分子量を有している。かゝる誘導体の製法は例えば米国特許第3,124,605号明細書、同第3,183,112号明細書、同第3,919,218号明細書または同第4,324,879号明細書に開示されている。
【0017】
成分A)としては2,4−ジイソシアネートトルエンまたは、混合物を基準として35重量% までの2,6−ジイソシアネートトルエンとの工業用品質の混合物、IPDI、TMXDIおよび/または、IPDI、TMXDIまたはHDIの三量体化によって得られるイソシアネート基含有ポリイソシアネートを使用するのも有利である。
【0018】
成分B)は(メタ)アクリロイル基を含む少なくとも1種の一価または多価アルコールより成る。かゝるアルコール類は特にヒドロキシアルキル残基中に好ましくは2〜4個の炭素原子を持つアクリル酸またはメタクリル酸のヒドロキシアルキルエステル、例えばヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−または3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−、3−および4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートがある。しかしながらこれらヒドロキシアルキルアクリレートとカプロラクトンとの反応生成物の少量を使用することも可能である。
しかし代替物としてアクリル酸とジエポキシドまたはポリエポキシドとの反応生成物、例えばビスフェノールAまたはF、ヘキサンジオール、ブタンジオールまたはネオペンチルグリコールのまたはシクロヘキサン−ジメタノールのジグリシジルエーテルを使用することも可能である。これらの生成物は成分Cの性質も有しておりそして連鎖延長作用を示す。更にトリメチルプロパン−ジアクリレートおよびペンタエリスリトール−トリアクリレートが好ましい。
【0019】
成分C)はイソシアネート基に対して反応性の基を少なくとも2つ持つ化合物、特に少なくとも2つ、好ましくは2〜4個、特に好ましくは2〜3個のアルコール性水酸基または場合によってはアミン基も持つ化合物である。成分C)としてまたは成分C)の一部として特に適する化合物は、62〜1000の分子量を有している。例にはエチレングリコール、1,2−および1,3−プロパンジオール、ネオペンチルグリコール、グリセロール、トリメチロールプロパン、トリスヒドロキシエチル−イソシアヌレートおよびペンタエリスリトールまたはジエタノールアミンがある。成分C)としてまたは成分C)の一部として、あまり有利ではないが、イソシアネート基に対して反応性である基、特に水酸基を持つポリウレタン化学から自体公知の更に高分子量の化合物、例えば約200以上の分子量を持つ公知のポリヒドロキシポリエーテル類またはポリヒドロキシポリエステル類も適している。ここではポリカプロラクトンまたはポリカルボナートジオール類または−トリオール類も挙げられる。しかしながら尿素基を形成しそしてこれらのポリウレタンのガラス転移温度を向上させるポリアミン類を併用してもよい。
【0020】
適するポリアミン類の例には、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、2−メチルペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、ネオペンチルジアミン、オクタメチレンジアミン、トリアセトンジアミン、ジオキサデカンジアミンおよび更に高級な同属体、脂環式ジアミン類、例えば1,2−、1,3−または1,4−シクロヘキサンジアミン、4,4’−メチレンビスシクロヘキシルアミン、4,4’−イソプロピレンビスシクロヘキシルアミン、イソホロンジアミン、トリシクロドデセニルジアミン、メタンジアミン、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジメチルジシクロヘキシルメタン、3−アミノメチル−1(3−アミノプロピル−1−メチル)−4−メチルシクロヘキサン、m−キシリレンジアミン、N−メチルエチレンジアミン、ヒドロキシエチルアミン、ヒドロキシプロピルアミン、N−アミノエチルピペラジン、2−アミノエチルピペラジン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、N,N−ジメチルプロピレンジアミン、脂肪族ポリアミン類、例えばジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、イミノビスプロピルアミン、メチルイミノビスプロピルアミン、ビス(ヘキサメチレン)トリアミンおよびテトラプロピレンペンタミンがある。
【0021】
別の適するアミン類には、第二または第一アミノ基の他に水酸基を含有するアミン類、例えばヒドロキシエチルジエチレントリアミンまたはビスヒドロキシエチルジエチレントリアミンが含まれる。モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、アミノエチルエタノールアミン、N−(2−ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン、モノ−またはジ−(n−またはイソ−)プロパノールアミン、エチレングリコール−ビスプロピルアミン、ネオペンタノールアミン、メチルエタノールアミン、2−(2−アミノエトキシ)−エタノール、3−アミノプロピルトリアルコキシシラン(アルコキシ=メトキシ、エトキシまたはトリデシルオキシ)、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−プロパンジオールおよびそれらの類似物も適している。
【0022】
(メタ)アクリロイル基を持つ有利なポリウレタンの例には、イソシアネート基含有の三量体化したイソホロンジイソシアネートとヒドロキシエチル−アクリレートとの反応生成物またはイソホロンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネートまたはジイソシアネートトルエンまたはそれらの混合物とトリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールまたは、カプロラクトンで変性したトリメチロールプロパンとの反応および続いてのヒドロキシエチルアクリレートとの反応によって得られる分岐した反応生成物がある。
【0023】
上述の出発成分を反応させることによるポリウレタンの製造は不活性溶剤、例えばアセトン、エチルアセテート、ブチルアセテートまたはトルエン中で好ましくは20〜150℃、特に好ましくは20〜140℃の反応温度で実施することができる。好ましくは、最初に、第一反応段階で成分A)と成分B)との反応を実施し、次いで得られる反応生成物をイソシアネート含有量が0.1重量% より下になるまで成分C)と反応させるように行う。溶剤に溶解している得られるポリウレタン溶液を次に水に添加してポリウレタンを沈澱させ、それを次に濾取する。
【0024】
ポリウレタンをもたらす付加反応は、公知の様に適当な触媒、例えば錫オクタノエート、ジブチル錫ジラウレートまたは第三アミン類、例えばジメチルベンジルアミンを用いて促進させることができる。一方、反応生成物として得られるポリウレタンまたはウレタンアクリレートは、適当な抑制剤および酸化防止剤、例えばフェノール類および/またはハイドロキノンをいずれの場合にもポリウレタンを基準として0.001〜0.3重量% の量で添加することによって、時期尚早で且つ不所望の重合に対して保護することができる。これらの助剤は、ポリウレタンをもたらす反応の前、該反応と同時におよび/または該反応の後で添加することができる。
【0025】
反応の終わりに用いた溶剤を再び除く。これは例えば反応溶液を60〜100℃に減圧下に加熱することによって行うことができる。ポリウレタンは1〜2% より多く残留溶剤を含有しているべきでない。
【0026】
溶剤不含のポリウレタンは、非プロトン性の水混和性溶剤、例えばケトン類(アセトン)、THF、DMFまたはジメチルジグリコール中で生成物を製造しそして次にこの溶液を過剰の水の中で沈澱させることによっても得られる。沈澱する固体樹脂を濾取しそして乾燥した後に、これらの生成物は残留溶剤を含有しておらず、このことが貯蔵安定性を著しく改善する。
【0027】
紫外線硬化性粉末被覆剤の用途では、(メタ)アクリロイル基を含むこれらのポリウレタンを固体の不飽和ポリエステルと混合する。混合比は、所望の被覆目的次第で広い範囲で変更することができる。即ち、二成分の一方の割合が10〜95重量% でありそして他方の成分の割合が100重量% に不足する残量であるのが可能であり且つ有利である。
【0028】
この方法で得られる二成分の混合物は粉末被覆剤の為の価値ある結合剤である。これらは追加的添加物を用いずに(この場合には結合剤が被覆剤と一致する)または場合によっては好ましくは助剤および被覆工業分野で慣用の添加物、例えば顔料、例えば二酸化チタン、レベリング剤、例えばポリブチルアクリレートまたはシリコーン類および/または他の添加物と一緒に熱架橋性の粉末クリヤーラッカーに加工できる。これらの混合物は押出機または混練機で約80〜140℃、好ましくは100〜120℃の温度で均一化する。次に得られる固体を自体公知の様に粉砕しそして分級して粗粒分を除き、好ましくは0.1mmより大きな粒度のものをが特に有利である。
【0029】
この方法で製造される粉末化被覆剤組成物は、慣用の粉末塗装法、例えば静電粉体塗装法または流動床焼結法によって、塗装すべき成形体に適用することができる。基体が木材の場合には、例えば静電塗装する前に導電性助剤を塗布してもよい。一般にこれらの結合剤は冷間塗装および熱間塗装の両方に適している。大きな表面積の基体、例えば木製−または金属製板または紙製ウエッブの場合には、粉末相互のケーキングなしに垂直塗装も可能である。この方法では場合によっては静電塗装を予めしなくともよい。本発明の被覆組成物は、木材、ガラス、金属、紙またはプラスチックの如き被覆用基材に対して使用することができる。
【0030】
被覆剤の硬化は130〜220℃、殊に150〜190℃の温度に加熱するかまたは高エネルギー輻射線、例えば紫外線または電子線の作用によって実施することができる。紫外線照射によって架橋させる場合には、被覆用組成物を均質化(homogenize)する前に光開始剤を添加する必要がある。適当な光開始剤は、J.Kosarの論文、“Light−Sensitive Systems”、J.Wiley & Sons、ニューヨーク/ロンドンに開示されている如き、または例えば“UV & EB Curing Formulation for Printing Inks”、Coating & Paints、ISBN 0947798 02 1またはドイツ特許出願公開第3,815,622号明細書に開示されている如き慣用される化合物がある。
【0031】
非常に滑らかな表面の被覆物を得るかまたは熱に敏感な物質を粉末塗装しようとする場合には、最初の段階で粉末を塗布する表面を、該粉末が流動化するまでIR照射器を用いて溶融しそして次に第二段階でこの粉末被覆剤溶融物を紫外線を用いてまたは電子線を用いて硬化させるという操作を後続させることも可能であり、有利である。
【0032】
特に適する光開始剤は自由状態で存在しそして粉末化できる化合物である。それらの例には1−ヒドロキシシクロヘキシル−フェニルケトン、ベンジル−ジメチルケタールまたは──顔料含有系では──2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルホリノ−1−プロパノールまたはトリメチルベンゾイルジフェニルホスフィン−オキシドがある。
【0033】
非常に適するものはベンゾイン−イソプロピルエーテルの如きベンゾインエーテル、ベンジルケタール類、例えばベンジルジメチルケタール、およびヒドロキシアルキルフェノール類、例えば2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オンがある。 本発明の組成物の意図する用途次第で、結合剤の重量を基準として0.1〜10重量% 、好ましくは0.1〜5重量% の量で使用する上記光開始剤は、個々の物質としてまたは場合によっては、しばしば有益な相乗効果があるので相互の組合せ状態で使用することができる。
【0034】
硬化を電子線を用いて実施する場合には、適用するエネルギーは50〜500keVである。
【0035】
【実施例】
実施例1(不飽和ポリエステル)
850部のエチレングリコールおよび1180部のテレフタル酸および2部のジブチル錫オキサイドを水分離器中で190〜200℃に加熱する。全てのテレフタル酸が溶解した後に、混合物を160℃に冷却しそして570部の無水マレイン酸および0.3部のハイドロキノンを添加する。次にこの混合物をゆっくり195〜200℃に加熱しそして、<25mg(KOH)/gの酸価に達するまでこの温度で攪拌する。生成物を冷却して透明で固体の不飽和ポリエステルを得る。このものは24mg(KOH)/gの酸価および36mg(KOH)/gの水酸基価を有している。この生成物の融点は88〜92℃である。
【0036】
実施例2(アクリレート)
イソシアネート基含有(NCO含有量:17.1% )の1470部のイソホロンジイソシアネートを、540部のアセトンに溶解しそして1.1部のジブチル錫ジラウレートおよび5.3部のハイドロキノン−モノメチルエーテルを添加する。50℃に加熱した後に、696部のヒドロキシエチル−アクリレートを滴加しそして次にこの混合物を<0.3% のNCO含有量に成るまで攪拌する。
【0037】
この透明な溶液を更に540部のアセトンに希釈しそして次に激しい攪拌下に18リットルの水中に滴加する。攪拌を30分継続しそして沈澱物を吸引濾取しそして室温で乾燥する。
【0038】
6.2% の二重結合含有量、55℃のガラス転移温度および85〜90℃の融点を有する白色粉末が得られる。
実施例3(アクリレート)
ヨーロッパ特許第410,242号明細書の実施例1に相応している。エチルアセテートの替わりにアセトンを用いる。その他のは実施例1における如く実施する。
【0039】
生成物は4.8% の二重結合含有量および30℃のガラス転移温度を有する。
粉末被覆剤の製造および適用
使用例1
実施例1からの558部の不飽和ポリエステルおよび実施例2からの372部のアクリレートを40部のIrgacure(登録商標)651〔Ciba−Geigy社の市販光開始剤〕および30部のAdditol(登録商標)XL496〔ヘキスト・アー・ゲー社の市販レベリング剤〕と混合しそして押出成形しそして50μm の平均粒度の粉末に粉砕する。
【0040】
浄化した鉄製板に塗布した後に、塗膜を10分間140℃に加熱しそして次に紫外線照射器で照射する〔80W/分、10cmの距離から、10m/分〕。硬く耐溶剤性で耐引掻性の塗膜が得られる。
【0041】
使用例2
実施例1からの438部の不飽和ポリエステル、実施例2からの292部のアクリレートおよび200部の二酸化チタンを40部のDarocure(登録商標)64263〔Merck社の市販光開始剤〕および30部のAdditol(登録商標)XL496〔ヘキスト・アー・ゲー社の市販レベリング剤〕と混合し、押出成形しそして50μm の平均粒度の粉末に粉砕する。
【0042】
浄化した鋼鉄製板に塗布した後に、塗膜を10分間140℃に加熱しそして次に紫外線照射器で照射する〔80W/cm2 、10cmの距離から、10m/分〕。硬く耐溶剤性で耐引掻性の塗膜が得られる。
Claims (8)
- 固体の不飽和ポリエステルA)と
A)35〜80重量部の、少なくとも1種類の有機ポリイソシアネートより成るポリイソ シアネート成分を、
B)15〜70重量部の、少なくとも1種類の(メタ)アクリロイル基含有一価−また は−多価アルコールより成る(メタ)アクリロイル基含有アルコール成分、および
C)2〜30重量部の、(メタ)アクリロイル基を持たずそしてイソシアネート基に対し て反応性の基を持つ少なくとも1種類の化合物より成る別の構造成分、ただしこの化 合物はエチレングリコール、1,2−および1,3−プロパンジオール、ネオペンチ ルグリコール、グリセロール、トリメチロールプロパン、トリスヒドロキシエチルイ ソシアヌレート、ペンタエリスリトールおよびジエタノールアミンよりなる群から選 択される、
を反応させることによって得られる、(メタ)アクリロイル基を持つポリウレタンB)とより成る、粉末被覆剤の為の結合剤。 - 10〜95重量% の成分A)および90〜5重量% の成分B)より成る請求項1に記載の結合剤。
- 成分A)が不飽和のジカルボン酸またはそれの酸無水物を、場合によっては飽和ジカルボン酸と一緒に、多価アルコールと縮合反応させることによって得られる請求項1に記載の結合剤。
- 成分A)が5〜120の水酸基価、2〜60の酸価、100,000mPa.sより小さい粘度および50〜130℃の融点を持つ請求項1に記載の結合剤。
- 成分B)がイソシアヌレート基を持つ三量体化イソホロンジイソシアネートとヒドロキシエチル(メタ)アクリレートとの反応によって得られる請求項1に記載の結合剤。
- 成分B)がイソホロンジイソシアネート、テトラメチルキシリレン−ジイソシアネートまたはジイソシアネートトルエンまたはそれの混合物とトリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールまたは、カプロラクトンで変性したトリメチロールプロパンとの反応および続いてのヒドロキシエチルアクリレートとの反応によって得られる請求項1に記載の結合剤。
- 請求項1に記載の結合剤を熱的にまたはUV線または電子線の照射によって硬化する粉末被覆剤に用いる方法。
- 請求項1に記載の結合剤を、木材、ガラス、プラスチックス、金属または紙の為の粉末被覆剤において用いる方法。
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