JP3777064B2 - ヒューズブロックの連結構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒューズブロックを連結部材により連結したヒューズブロックの連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、トラック,バス,乗用車等の車両では、ヒューズを集中的に管理するためにヒューズブロックが配置されている。
そして、ヒューズブロックに装着されるヒューズを引き抜くために専用のヒューズ抜き工具が使用されている。
【0003】
従来、このようなヒューズ抜き工具は、例えば、専用のブラケットに配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようにヒューズ抜き工具のために、専用のブラケットを設ける場合には、そのスペースの確保が困難になることがある。
【0005】
また、専用のブラケットを製造するためにコストが増大するという問題がある。
一方、従来、汎用のヒューズブロックを予め製造しておき、例えば、車両の種類により異なるヒューズの本数に対応して、複数のヒューズブロックを連結部材により連結することが行われている。
【0006】
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされたもので、専用の部材を用いることなくヒューズ抜き工具を容易に装着することができるヒューズブロックの連結構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1のヒューズブロックの連結構造は、ヒューズが着脱自在に装着される複数のヒューズブロックを、連結部材を介して相互に連結してなるヒューズブロックの連結構造において、前記連結部材に、前記ヒューズブロックからの前記ヒューズの引き抜きに使用されるヒューズ抜き工具を着脱自在に装着してなり、前記ヒューズ抜き工具は、弾性を有する半円状の支持部の一側に前記ヒューズを挟持する一対の挟持部を形成し、他側に押圧により前記一対の挟持部を開いた状態にする一対の押圧部を形成してなり、前記連結部材には、中央に仕切部が形成される穴部が形成され、前記仕切部の両側の穴部に前記一対の挟持部をそれぞれ挿入し、前記仕切部を前記一対の挟持部により挟持してなることを特徴とする。
【0008】
(作用)
請求項1のヒューズブロックの連結構造では、ヒューズブロックを連結するための連結部材に、ヒューズ抜き工具が着脱自在に装着される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の詳細を図面に示す実施形態について説明する。
【0010】
図1ないし図3は、本発明のヒューズブロックの連結構造の一実施形態を示している。
これ等の図において、符号11は、ヒューズブロックを示している。
このヒューズブロック11は、樹脂により一体形成されている。
このヒューズブロック11は、予め汎用的に製造されており、車両の種類により異なるヒューズの本数に対応して、複数のヒューズブロック11が使用される。
【0011】
この実施形態では、4個のヒューズブロック11が使用されている。
ヒューズブロック11は、長尺状をしており、長手方向に間隔を置いて仕切部11aが形成され、この仕切部11aによりヒューズ室13が形成されている。
【0012】
ヒューズ室13内には、図1に二点鎖線で示すように、複数のヒューズ15が装着されている。
ヒューズブロック11の上面には、所定間隔を置いて突出部11b,11cが形成されており、下面には、この突出部11b,11cに対応する位置に凹部11d,11eが形成されている。
【0013】
そして、突出部11b,11cを凹部11d,11eに嵌合することにより、ヒューズブロック11が上下方向に連結されている。
また、ヒューズブロック11の端面には、凹部11fが形成されており、この凹部11fの中央に係止部11h,11iが一体形成されている。
そして、一対のヒューズブロック11の端面が、連結部材17により直列に連結されている。
【0014】
図4ないし図6は、連結部材17の詳細を示すもので、連結部材17の左右両面には、ヒューズブロック11の端面の係止部11h,11iに係止される係合部17a,17bが形成されている。
そして、この実施形態では、連結部材17には、ヒューズブロック11からのヒューズ15の引き抜きに使用されるヒューズ抜き工具19が着脱自在に装着されている。
【0015】
このヒューズ抜き工具19は、例えば、洗濯ばさみに近似した構造をしており、樹脂により一体形成されている。
そして、図7の(a),(b)に示すように、弾性を有する半円状の支持部19aの一側に、一対の押圧部19bが間隔を置いて形成されている。
また、押圧部19bと反対側には、ヒューズ15を挟持する一対の挟持部19cが形成されている。
【0016】
この一対の挟持部19cは、対向する方向に付勢されており、一対の押圧部19bを、例えば、人差し指と親指とにより押圧することにより開いた状態にされる。
この実施形態では、図7の(a),(b)に示すように、ヒューズ15には、ブレードヒューズが使用されている。
【0017】
このヒューズ15は、導電金属からなる一対の挿入片21の間に、ヒューズ素材23を配置し、これ等を樹脂でモールドして形成されている。
そして、樹脂部25の端部の両側には、突出部25aが形成されている。
この突出部25aには、図7の(c)に示すように、ヒューズ抜き工具19の挟持部19cの先端に形成される爪部19dが係止可能とされている。
【0018】
一方、連結部材17には、図6に示すように、矩形状の穴部17cの中央に、仕切部17dが形成されている。
そして、この仕切部17dに形成される突出部17eに、ヒューズ抜き工具19の挟持部19cに形成される爪部19dが係止可能とされている。
上述したヒューズブロックの連結構造では、ヒューズ15の引き抜きを行わない時には、ヒューズ抜き工具19が、図6に示したように、連結部材17に装着されている。
【0019】
そして、ヒューズ15の引き抜きを行う時には、図6の状態から、ヒューズ抜き工具19の押圧部19bを対向方向に指により押圧して、この状態でヒューズ抜き工具19を引き抜くことにより、ヒューズ抜き工具19が連結部材17から取り出される。
そして、取り出されたヒューズ抜き工具19の挟持部19cの爪部19dを、図7の(c)に示したように、ヒューズブロック11内に装着されるヒューズ15の樹脂部25の突出部25aに係止して、ヒューズ抜き工具19を外方に移動することにより、ヒューズブロック11からヒューズ15が引き抜かれる。
【0020】
上述したヒューズブロックの連結構造では、ヒューズブロック11を連結するための連結部材17に、ヒューズ抜き工具19を着脱自在に装着したので、専用の部材を用いることなくヒューズ抜き工具19を容易に装着することができる。
従って、ヒューズ抜き工具のためのスペースの確保が容易になり、設計の自由度を増大することができる。
【0021】
また、専用のブラケットを製造する必要がなくなるため、製造コストを低減することができる。
【0022】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1のヒューズブロックの連結構造では、ヒューズブロックを連結するための連結部材に、ヒューズ抜き工具を着脱自在に装着したので、専用の部材を用いることなくヒューズ抜き工具を容易に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒューズブロックの連結構造の一実施形態を示す正面図である。
【図2】図1の底面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】図1の連結部材を示す正面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】図4の断面図である。
【図7】図1のヒューズ抜き工具およびヒューズの詳細を示す説明図である。
【符号の説明】
11 ヒューズブロック
15 ヒューズ
17 連結部材
19 ヒューズ抜き工具
Claims (1)
- ヒューズが着脱自在に装着される複数のヒューズブロックを、連結部材を介して相互に連結してなるヒューズブロックの連結構造において、
前記連結部材に、前記ヒューズブロックからの前記ヒューズの引き抜きに使用されるヒューズ抜き工具を着脱自在に装着してなり、
前記ヒューズ抜き工具は、弾性を有する半円状の支持部の一側に前記ヒューズを挟持する一対の挟持部を形成し、他側に押圧により前記一対の挟持部を開いた状態にする一対の押圧部を形成してなり、
前記連結部材には、中央に仕切部が形成される穴部が形成され、前記仕切部の両側の穴部に前記一対の挟持部をそれぞれ挿入し、前記仕切部を前記一対の挟持部により挟持してなることを特徴とするヒューズブロックの連結構造。
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JP14690899A JP3777064B2 (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | ヒューズブロックの連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP14690899A JP3777064B2 (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | ヒューズブロックの連結構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3777064B2 true JP3777064B2 (ja) | 2006-05-24 |
Family
ID=15418297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP14690899A Expired - Fee Related JP3777064B2 (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | ヒューズブロックの連結構造 |
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Country | Link |
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GB9825900D0 (en) * | 1998-11-27 | 1999-01-20 | Schneider Ltd | Fuse handler |
-
1999
- 1999-05-26 JP JP14690899A patent/JP3777064B2/ja not_active Expired - Fee Related
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