JP3776221B2 - ブロー成形品およびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のランプユニット(ターンシグナルランプ,サイドマーカー,ライセンスプレートランプなど)等に用いられるブロー成形品およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のターンシグナルランプ等のランプユニットは、通常、無色或いは赤,橙色付けした透光性のある樹脂で成形されたレンズ部7と、ランプ3とソケットプラグ4が組付けられる孔81を有して内面側を銀色に着色した反射部を備えたハウジング部8と、を別々に成形した後、これらを組み合わせることによって出来上っている(図9)。そして、組合せ時にレンズ部7とハウジング部8の隙間から水分が侵入しないよう、接合部は溶着或いは接着結合としている。従って、製品コストが割り高になっていた。
そこで、斯る対策として、本出願人はレンズ部91とハウジング部92とを一体でブロー成形したものを先に出願した(図10,図11)。図11はライセンスプレートランプに係るランプケースに適用したものである。レンズ部91とハウジング部92が一体化したランプケース9は、例えば、全体を無色透明な樹脂で一体成形した後、ハウジング部92の方を銀色塗装する。その後、ランプ3,ソケットプラグ4の取付口921を開け、製品を完成させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、後加工で取付口を開けるのは面倒であった。とりわけ、ソケットプラグを係止させるストッパ用舌片922を形成しながらの取付口を開けるのに難儀した。さらに、切り粉がランプケース内Vに残りやすく、これを除去するのに手間どった。その結果、後加工工数が思うように減らなかった。また、ランプの取付口921の寸法が安定せず、不良が発生しやすい状況にあった。
そして、斯るランプケースに限らず、取付口の開口と開口周縁に舌片が設けられる様々な商品において、同様の問題が起こっていた。
上記対策として、碗形状の開口周縁に開口の中心方向に張出す舌片があるキャップを射出成形で造って、インサートブロー成形することが考えられるが、これは単なる碗状のキャップを射出成形するのと違い、極めて難しかった。碗形状でさらにその開口の中心方向に張出す舌片を設けるとなると、該舌片がアンダーカット部分となり、製作は至難となった。
【0004】
本発明は上記問題点を解決するもので、ブロー成形を終えた段階で、寸法が正確で安定した取付口たる開口と、該開口周縁に通常の成形ではアンダーカットとなる舌片と、が既に形成されており、後加工で舌片を形成しながら取付口を開ける苦労から開放されたブロー成形品およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明の要旨は、開口の周縁に切欠部が複数形成された碗状のキャップをインサート品としてブロー成形のキャビティ面に設けた突起に嵌着セット後、ブロー型内にパリソンを導いてインサートブロー成形を行い、該キャップの外表面を覆着すると共に前記切欠部を埋めて前記開口の中心方向へ張出す舌片を形成することを特徴とするブロー成形品の製造方法にある。ここで、碗状のその面(例えば碗状頂部)に孔を部分的に設けたキャップも本発明のキャップに含む。
請求項2に記載の本発明の要旨は、開口の周縁に切欠部を複数形成した碗状のキャップ(1)と、該キャップの外表面を覆着すると共に前記切欠部を埋めて前記開口の中心方向へ張出す舌片を形成し且つ中空室のあるハウジング部を形成して前記キャップと一体化されるケース本体(2)と、を具備することを特徴とするブロー成形品にある。
【0006】
請求項1,2の発明のごとく、開口が設けられた碗状のキャップを突起に嵌着セットした後、ブロー成形すると、この開口がブロー成形を終えてもそのまま残り、ランプ,ソケットプラグ等の取付口になる。キャップは前もって、射出成形等で造られたインサート品であるので、開口の寸法に狂いが生じることはない。そして、キャップの開口縁に切欠部が形成されると、ブロー成形時にパリソンが切欠部を埋めて開口の中心方向に張出す。しかも、パリソンは突起によって規制されて止まるので、ブロー成形を終えた段階では、開口周りに通常の成形ではアンダーカットになる舌片が按配よく形成されることになる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るブロー成形品およびその製造方法の実施形態を詳述する。(1)実施形態1
図1〜図5は本発明のブロー成形品およびその製造方法の一形態で、図1はその全体斜視図、図2はキャップの斜視図、図3はブロー成形を終えた段階のランプケースの斜視図、図4はブロー型の突起にキャップを嵌着セットした縦断面図、図5はブロー成形過程でパリソンの溶融樹脂が舌片を形成した様子を示す縦断面図、図6はブロー成形装置の概略斜視図である。ここでは、ブロー成形品として車両用ランプケース(以下、単に「ランプケース」という。)に適用したものである。
【0008】
▲1▼ランプケース
本発明のブロー成形品たるランプケースAはキャップ1とケース本体2とからなる。
キャップ1は、射出成形によって造られた有底筒状の碗状体である(図2)。その開穴Uはランプユニットを構成するランプ3を差し込める大きさになっている。キャップ1の開口Kの周縁11には一定深さのコ字状切欠部12がいくつか(ここでは90゜間隔に四箇所)形成され、また、その一つの切欠部12は端部に縦長の切欠き13が付加形成されている。
該キャップ1には、ランプ3を収納して該ランプ3の光をレンズ部2aに向けて照射できるよう、透光性のある樹脂が用いられる。例えば、ポリカーボネイト等の合成樹脂が使用される。
【0009】
ケース本体2は、板状のレンズ部2aとこれに一体のコーン形状のハウジング部2bとからなるブロー成形品で、両者で中空室Oがつくられる。ケース本体2は、その外形が図1のようなターンシグナルランプユニット等の形状となり、ここでは側面視がレンズ部2aに向けて広がる台形姿態になっている。
コーン形状のハウジング部2bは、その頂部部分がブロー成形過程でキャップ1の外表面を覆着すると共に前記切欠部12を埋めて前記開口Kの中心方向へ張出す舌片21を形成してキャップ1と一体化する。開口Kに取付けられるソケットプラグ4には爪41と鍔42の間に溝43が設けられていて(図1)、ソケットプラグ4は、舌片21を避けて爪41の部分を開穴U内へ挿入後、少しまわすことで溝43内に舌片21が収まり、ケース本体2に確実に固定されることになる。舌片21は、ソケットプラグ4の爪41が外れ出るのを止める係止片の役割を果たしている。
また、前記縦長の切欠き13には、ブロー成形過程で内方に突出する縦リブ22が形成される。該縦リブ22は、舌片21とでL形状になって(図1)、開口Kに取着されたソケットプラグ4が回転しないよう制止するストッパとなる。尚、符号5はシール性を高めるOリングである。ハウジング部2bには、後工程で公知の銀色塗装が施され、反射面がつくられる。
斯るランプケースAは、Oリング5を嵌めてランプ3が付けられたソケットプラグ4をランプ取付口たる開口Kに取着すると、ランプユニットになる。
【0010】
▲2▼ランプケースの製造方法
上述のランプケースAは、次のようにして造られる。製造に先立ち、前述のキャップ1を準備する。そして、所定のランプケースAの形状をしたキャビティをもつ二つ割りのブロー型6を用意する(図6)。
ここで、開口Kを受けもつブロー型6のキャビティ面64には、ランプ3の取付け用開口Kに相当する部位に突起61が設けられる。該突起61は周壁に凹凸がある柱状体である。突起61にキャップ1が嵌着セットされると、キャップ1の周縁11はキャビティ面64に密着し、キャップ1で突起61を覆う状態になる。ただ、切欠部12のない開口周縁部分ではキャビティ面64及び突起61の柱状周壁がキャップ1に当接するが、切欠部12に対応する部分では凹んで空所61aができる格好になっている(図4,図6)。そのため、凹み箇所の立壁611とキャップ内面との間にできた該空所61aは、部分的に開放されたキャビティとなり、ブロー成形の際、パリソンPが切欠部12を侵入し開口Kの中心に向けて延び、舌片21が張出す空間になる。
こうした準備を終えて、ランプケースAの製造が始まる。
【0011】
まず、ブロー型6を型開状態にして、突起61にキャップ1を嵌合セットする。キャップ1は、その切欠部12が突起61の凹部に係る空所61aの位置にくるようにして突起61にセットされる(図6)。キャップ1の開口周縁11はキャビティ面64に当接している。
次いで、熱可塑性樹脂(例えばポリカーボネイト)を軟化させてなるパリソンPを両ブロー型6の間に垂下させる。そうして、両ブロー型6でパリソンPを挟み、これを喰いちぎる。
【0012】
しかる後、空気吹込み口25(図3参照)からパリソンP内に空気を吹き込んでパリソンPを膨らませ、キャビティ面64にパリソンPを押しつけランプケースAの形状を形づくっていく。
パリソンPが膨らみ、ケース本体2を形成するのであるが、ハウジング部2bを形成する過程で、該パリソンPの溶融樹脂はインサート品たるキャップ1の外表面を包み込むと同時に切欠部12の隙間にもまわり込み、空所61aに侵入していく(図5)。すなわち、溶融樹脂はキャップ外表面を覆着すると共に前記切欠部12を埋めて前記開口Kの中心方向へ延びる舌片21を併せて形成する。パリソンPは、空気の吹き込みでキャビティ面64に押しつけられると同時に、切欠部12に隙間が形成されているために、該切欠部12を埋めながらくぐり抜け空所61a内に入り込んでいく。そして、空気の吹き込み圧に押されて開口Kの中心方向へ向うが、凹み箇所の立壁611に進行を遮られて舌片21の形をつくることになる(図5)。パリソンPの溶融樹脂は切欠部12を埋めて開口の中心方向に張出すものの、突起61の立壁611があるために、これに規制され所定の舌片形状におさまる。前記コ字状切欠部12の切欠深さが該舌片21の板厚になる。キャップ1に設けられた縦長の切欠き13でも同様に、パリソンPは空気の吹き込み圧に押されて切欠き13を埋めて開口Kの中心方向へ向かい、縦リブ22を形成する。
尚、本実施形態では、図6のごとく柱状突起61に縦方向の凹みを設けているが、舌片形成に必要な部分のみ凹ませ空所61aにすると、ブロー成形で舌片21の垂れがなくなるので、舌片21の形状を安定させるのにより好ましくなる。
かくのごとくして、パリソンPの溶融樹脂はブロー成形でキャップ1の外周面を包み込んで、且つ、通常の成形ではアンダーカットになる舌片21や縦リブ22を簡単且つ精度よく形成しながら、キャップ1と一体化したケース本体2を造っていく。
【0013】
その後、キャップ1と一体化したケース本体2を冷却固化させ、型開後、この一体品を取出す。
ケース本体2には、レンズ部2aとハウジング部2bで中空室Oが形成されると同時に、キャップ1の開口縁11から開口中心に向って張出してソケットプラグ4を係止し得るストッパ用舌片21及び縦リブ22が形成される。
最後に、上記一体品のブロー用空気吹き込み口25を熱カシメ等により塞ぎ、余分なバリを取り除く。ハウジング部2bの側を銀色塗装をすることで、所望のランプケースAが出来上がる(図3)。
【0014】
▲3▼効果
このように構成したランプケースおよびその製造方法によれば、ケース本体2を造るブロー成形過程で、インサート品たるキャップ1がその開口周縁11をキャビティ面64に密着させた状態で組込まれるので、ランプケースAが出来上った段階でもキャップ1の開口Kがランプ3,ソケットプラグ4の開口としてそのまま残る。
と同時に、ストッパ用舌片21がブロー成形によって一体成形されるので、至極便利になる。舌片21は、通常の成形ではアンダーカットになるところで、複雑な金型を使用しなければ製作困難であるのもかかわらず、本発明では簡単に造れるメリットがある。通常のブロー成形品では必ず行わねばならない穴開け作業、特に、舌片21を設けながらの面倒な穴開け作業がなくなる。さらに、穴開け作業が存在しないため、当然ながら切り粉が発生せず、これの厄介な取り除き作業もなくなる。後工程の作業負担が大幅に軽減し、低コスト化につながる。
そして、舌片21は突起61の凹み部分の立壁611で規制されるため、寸法が安定し、規格通りの舌片21が出来上がる。従来のごとく後加工でのカット作業と違い、品質の安定維持,歩留り向上に貢献する。
【0015】
加えて、レンズ部2aとハウジング部2bでつくる中空室Oはブロー成形で出来た密封空間であるので、ソケットプラグ側から中空室Oへの水の侵入は起こらず、水対策は万全なものとなる。
また、キャップ1の色を無色透明から赤や橙色した透光性のある着色品を用いることによって、様々な着色ランプユニットにたやすく対応できるメリットを有する。
【0016】
(2)実施形態2
本実施形態のブロー成形品(ここでもランプケースとする。)およびその製造方法は、図7のように碗状頂部に円形の孔19が開いたキャップ1を用いたものである。ブロー型6のキャビティ面64については、ランプ3の取付け用開穴Uに相当する部位に、該孔19を塞ぐような先端が丸い突起61が設けられる(図示せず)。ブロー成形時に、孔19の部分でパリソンPが陥没しないようにするためである。
こうして出来たケース本体2は、孔19の箇所にキャップ1がなく、ブロー成形によるハウジング部2bの樹脂層のみとなる。他の構成は実施形態1と同じで、その説明を省略する。実施形態1と同一符号は、それと同一または相当部分を示す。
【0017】
このように構成したランプケースAは、実施形態1の効果に加え、孔19の部分の全体肉厚が薄くなるためにランプ3の透光量が大きくなり、ランプケースAから放つ光量に強弱をつけることができる。孔19の形状を変えることによって、光の絶妙な配分をつけることも可能になる。
尚、図7は図1でランプ付きソケットプラグ4をランプケースAに組込んだランプユニットの開口中心を通る縦断面図になっている。ケース本体2の厚みは、判りやすくするため厚めに描いている。
【0018】
(3)実施形態3
本実施形態のブロー成形品(ランプケース)では、図8のごとくキャップ1に切欠部12を設けるものの、実施形態1のような縦長の切欠き13は設けない。代りに、キャップ1を造る段階で切欠き13の箇所に前もってビード16を突設させている。ビード16の存在によって、突起61にキャップ1を嵌合セットする際、キャップ1の回転によるズレが防止される利点が加わる。出来上ったランプケースAの形状は実施形態1のものと基本的に同じである。
他の構成,作用・効果は実施形態1と同様で、その説明を省略する。
【0019】
尚、本発明においては、前記実施形態に示すものに限られず、目的,用途に応じて本発明の範囲で種々変更できる。キャップ1,ケース本体2,レンズ部2a,ハウジング部2b,ブロー型6等の形状,大きさ等は用途に合わせて適宜選択できる。実施形態では、ブロー成形品としてランプケースを取り上げたが、これ以外のブロー成形品に勿論適用可能である。例えば、開口K,舌片21を結合するためのクリップ(結合手段)としたブロー成形品である。本発明のブロー成形品(様々な形状がある)に係る開口Kおよび舌片21にクリップを担わせ、他の部品のクリップを取付けるのに用いることができる。
【0020】
【発明の効果】
以上のごとく、本発明のブロー成形品およびその製造方法によれば、ケース本体を造ると、同時に、舌片付きで且つ精度の良い取付け用開口が形成されるので、従来要した穴開けの後加工がいらず、低コスト化,品質向上等に優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係る車両用ランプケース(ブロー成形品)の全体斜視図である。
【図2】キャップの斜視図である。
【図3】ブロー成形を終えた段階のランプケースの斜視図である。
【図4】ブロー型の突起にキャップを嵌着セットした縦断面図である。
【図5】ブロー成形過程でパリソンの溶融樹脂が舌片を形成した様子を示す縦断面図である。
【図6】ブロー成形装置の概略斜視図である。
【図7】実施形態2で、ランプ付きソケットプラグをランプケースに組込んだランプユニットの開口中心を通る縦断面図である。
【図8】実施形態3で、キャップの斜視図と該キャップをケース本体に組込んだ部分拡大図である。
【図9】従来技術の説明斜視図である。
【図10】従来技術の説明斜視図である。
【図11】従来技術の説明斜視図である。
【符号の説明】
1 キャップ
11 開口周縁(開口縁)
12 切欠部
2 ケース本体
21 舌片
2a レンズ部
2b ハウジング部
3 ランプ
6 ブロー型
61 突起
61a 空所
64 キャビティ面
U 開穴
K 開口
O 中空室

Claims (2)

  1. 開口の周縁に切欠部が複数形成された碗状のキャップをインサート品としてブロー成形のキャビティ面に設けた突起に嵌着セット後、ブロー型内にパリソンを導いてインサートブロー成形を行い、該キャップの外表面を覆着すると共に前記切欠部を埋めて前記開口の中心方向へ張出す舌片を形成することを特徴とするブロー成形品の製造方法。
  2. 開口の周縁に切欠部を複数形成した碗状のキャップ(1)と、該キャップの外表面を覆着すると共に前記切欠部を埋めて前記開口の中心方向へ張出す舌片を形成し且つ中空室のあるハウジング部を形成して前記キャップと一体化されるケース本体(2)と、を具備することを特徴とするブロー成形品。
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