JPH10321006A - 車両用灯具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランプハウジングにたいするリアキャップの
装着および取り外しをスムーズにおこなえる車両用灯具
を得ることにある。 【解決手段】 ランプハウジングとリアキャップとを含
み、リアキャップが複数のつめとＬ字形溝からなるバヨ
ネットソケットによってランプハウジングの背面に固定
されている。バヨネットソケットを構成するつめの一部
は回転方向に位置する片方の端部に斜面を、つめの残余
は反対側の端部に前記つめ群の斜面と反対方向を向いた
斜面を具備している。リアキャップをランプハウジング
に装着するときに、一部のつめがＬ字形溝を形成する面
に接触しつつＬ字形溝の内部を移動し、リアキャップを
ランプハウジングから取り外すときに、残余のつめがＬ
字形溝を形成する面に接触しつつＬ字形溝の内部を移動
して、つめおよびＬ字形溝の表面状態がわるくても、つ
ねにスムーズに、かつ確実にリアキャップの脱着をおこ
なえるようにさせている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、車両用灯具にか
かわり、さらに詳しくは、改良されたランプハウジング
にたいするリアキャップあるいはリアリアキャップの装
着構造をもつ車両用灯具に関している。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の車両用灯具は、たとえば
図８に示すように、ランプハウジングａ、レンズｂ、リ
フレクタｃ、バルブアッセンブリｄ、パッキンｅおよび
リアキャップｆを備えている。

【０００３】ランプハウジングａは前面にレンズｂをは
め込まれた中空箱形の形態をもっている。リフレクタｃ
はランプハウジングａおよびレンズｂによって構成され
る空間に配置されている。リフレクタｃは背面中央に開
口を具備している。バルブアッセンブリｄは、バルブの
フィラメントをリフレクタｃの焦点に位置させ、口金の
フランジをリフレクタｃの背面開口にある座に接触させ
て、ランプハウジングａの開口からリフレクタｃの開口
に挿入されているとともに、口金をリフレクタｃにある
押さえ具によって位置を固定されている。パッキンｅ
は、ランプハウジングａの背部にある筒部ｇおよびバル
ブアッセンブリｄの口金にはめ込まれ、これらの間をシ
ールしている。リアキャップｆは、パッキンｅにおける
ランプハウジングａの筒部ｇにはめられているととも
に、バヨネットソケットによってランプハウジングａに
固定されている。

【０００４】バヨネットソケットにおけるつめｈは、図
９に示すように、ランプハウジングの筒部ｇのまわりに
９０゜の角度間隔を形成して、筒部ｇと一体に形成され
ている。Ｌ字形溝ｉは、図１０に示すように、９０゜の
角度間隔を形成してリアキャップｆの周壁内面に設けら
れている。各々のＬ字形溝ｉは、突出ｊ，ｋの間にある
すき間および突出ｊにある凹みｍとによって形成されて
いる。ランプハウジングａへのリアキャップｆの装着
は、突出ｊ，ｋの間のすき間をつめｈに一致させてリア
キャップｆをランプハウジングａにはめ、リアキャップ
ｆを回転させ、突出ｊとリアキャップｆの背面壁との間
にある凹みの端部につめｈをはめ込むことによってなさ
れている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】このような車両用灯具
において、リアキャップｆの装着は、前述のように、突
出ｊ，ｋの間のすき間をつめｈに一致させてリアキャッ
プｆをランプハウジングａにはめ、リアキャップｆを回
転させ、突出ｊとリアキャップｆの背面壁との間にある
凹みにつめｈをはめ込むことによってなされる。リアキ
ャップｆの取り外しは、リアキャップｆを反対方向に回
転させて、突出ｊ，ｋの間にあるすき間をつめｈに一致
させ、リアキャップｆをランプハウジングａから引き抜
くことによってなされる。つめｈは、リアキャップｆを
装着したときに、図１１に示すように、片方の端面と前
面とによって形成されるエッジｎが突出ｊにあるスロー
プｐに線接触しつつ凹みｍに向かって移動し、取り外す
ときに、もう片方の端面と前面とによって形成されるエ
ッジｏがスロープｐに線接触しつつ突出ｊ，ｋの間にあ
るすき間に向かって移動する。

【０００６】しかしながら、つめｈおよびＬ字形溝ｉは
通常金型によって成形されたままであるため、つめｈの
エッジｎ，ｏおよびＬ字形溝ｉを形成する突出ｊのスロ
ープｐの表面成形精度が低下したり、リアキャップｆの
装着および取り外しのくり返しによって、これらが摩耗
したりして、これらの表面状態がわるくなると、つめｈ
のエッジｎ，ｏがスロープｐに引っ掛かって、リアキャ
ップｆの脱着をスムーズにおこなえない。

【０００７】本発明の目的は、ランプハウジングにたい
するリアキャップの装着および取り外しをつねにスムー
ズにおこなえる、改良された車両用灯具を得ることにあ
る。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車両用灯具は、ランプハウジングとリアキ
ャップとを含み、リアキャップがバヨネットソケットに
よってランプハウジングの背面に固定され、バヨネット
ソケットの一方を構成しているＬ字形溝がリアキャップ
の回転軸まわりに位置する円弧溝部分におけるリアキャ
ップの回転軸と平行な直線溝部分側にスロープを具備
し、バヨネットソケットの他方を構成しているつめをス
ロープによって円弧溝部分の奥に導いているが、つめの
一部はリアキャップの回転方向に位置する片方の端部に
斜面を、つめの残余は反対側の端部に前記つめ群の斜面
と反対方向を向いた斜面を具備している。

【０００９】

【発明の実施の形態】本発明の車両用灯具において、ラ
ンプハウジングにたいするリアキャップの装着は、つめ
とＬ字形溝の入口とを一致させ、リアキャップを押し込
むとともに、リアキャップを回転させることによって、
リアキャップの取り外しは、リアキャップを反対方向に
回転し、つめとＬ字形溝の入口とを一致させ、リアキャ
ップを抜くことによってなされる。装着するときに、一
部のつめがスロープに接触しながらＬ字形溝内を移動
し、取り外すときに、残余のつめがスロープに接触しな
がらＬ字形溝内を移動するため、スロープの表面状態が
わるくても、つめがつねにスロープ上をスムーズに移動
する。

【００１０】本発明のある実施の形態によれば、本発明
の車両用灯具において、ランプハウジングが背面に筒部
および筒部のまわりに配置されたつめをもち、パッキン
がつめを残して筒部にはめられ、リアキャップがパッキ
ンの上にはめられているとともにバヨネットソケットに
よってランプハウジングに位置決めされ、バヨネットソ
ケットがＬ字形溝とつめとからなり、Ｌ字形溝がリアキ
ャップの回転軸まわりに位置する円弧溝部分におけるリ
アキャップの回転軸と平行な直線溝部分側にスロープを
具備し、該スロープによってつめを円弧溝部分の奥に導
いているが、つめは四本のつめからなり、ランプハウジ
ングが背面にある筒のまわり等間隔角度で配置されてい
るとともに、隣接する二つのつめが対面する端部にたが
いに反対方向を向いた斜面を、隣接する残る二つのつめ
が対面する端部にたがいに反対方向を向いた斜面を具備
している。

【００１１】さらに、ランプハウジングは背面に平行平
面壁をもつ凹みを、筒はこの凹みの底面に配置され、ラ
ンプハウジングの全厚みを小さくしているとともに、各
々のつめ対はリアキャップの回転中心を通る垂直線に関
して対称に、かつ斜面を垂直線と平行して配置され、つ
めを凹みの平行平面壁と筒との間のもっと狭い空間から
はずして、凹みの平行平面壁と筒部との距離を短くし、
ランプハウジングの全幅を小さくし、灯具全体をコンパ
クト化なものとさせている。

【００１２】本発明の車両用灯具の実施例は以下に図１
ないし図８を参照して説明する。

【００１３】この車両用灯具は、図１に示すように、自
動車のフォグランプで、ランプハウジング１０、レンズ
１１、リフレクタ１２、バルブアッセンブリ１３、パッ
キン１４およびリアキャップ１５を備えている。

【００１４】ランプハウジング１０は、合成樹脂の一体
成形物からなるもので、前面を開放された中空箱形をな
す本体２０を具備している。本体２０には上下端を開放
された溝あるいは凹み２１が設けられている。筒部２２
が凹み２１の底面に設けられている。つめ２３が筒部２
２のまわりに配置されているとともに、筒部２２と一体
に形成されている。レンズ１１は、ランプハウジング１
０の前面開口を覆うように配置されているとともに、側
壁をランプハウジング本体２０の側壁にある溝２４には
め込まれ、接着剤２５によって本体２０に結合されてい
る。

【００１５】リフレクタ１２は、合成樹脂の一体成形物
からなるもので、放物面鏡をもつ本体２６を具備してい
る。本体２６の背面には開口２７があり、開口２７には
つぎに説明するバルブアッセンブリ１３の口金にたいす
る座が設けられている。バルブアッセンブリ１３は、バ
ルブと口金とをもつもので、フィラメントをリフレクタ
１２の焦点に位置させ、口金のフランジを開口２７にあ
る座に接触させて筒部２２からリフレクタ１２の内側に
挿入されているとともに、リフレクタ１２にある保持器
によって固定されている。シェード２８がリフレクタ１
２におけるバルブアッセンブリ１３の下部に配置され、
リフレクタ１２におけるバルブアッセンブリ１３の発光
面となる周面にはイエローキャップ２９が配置されてい
る。シェード２８およびイエローキャップ２９はリフレ
クタ１２に固定されている。これらのリフレクタ１２と
バルブアッセンブリ１３との組立体は、ランプハウジン
グ１０およびレンズ１１によって構成される密閉空間に
配置されているとともに、リフレクタ１２がエーミング
機構を介在してランプハウジング１０に保持されてい
る。

【００１６】パッキン１４は、ゴムの一体成形物などか
らなっており、ほぼ筒形をなす二つの装着部３０，３１
とこれらの接続する膜部３２とをもつもので、片方の装
着部３０がランプハウジングの本体２０にある筒部２２
に、もう片方の装着部３１がバルブアッセンブリ１３の
口金にそれぞれはめられ、膜部３２にあるひだがリフレ
クタ１２およびバルブアッセンブリ１３のエーミングの
ための傾動を許容している。

【００１７】リアキャップ１５は、ほぼ両端を開放され
筒形の形態をなす、合成樹脂の一体成形物からなってい
て、パッキン１４におけるランプハウジング１０の本体
２０にある筒部２２にはめられたパッキンの装着部３０
の上にはめ込まれているとともに、リアキャップ１５の
周面壁にあるＬ字形溝とランプハウジング１０にあるつ
め２３とによって形成されるかバヨネットソケットによ
ってランプハウジング１０に位置を固定されている。

【００１８】図２はリアキャップ１５の背面の詳細を示
している。ランプハウジング１０の本体２０の背面にあ
る凹み２１は、両側面を形成する壁２１Ａが平行になっ
ているとともに、このフォグランプの光軸ｘをとおる垂
直線ｖにたいしても平行になっている。筒部２２は、光
軸ｘと中心軸を共有して凹み２１の底面に配置されてい
るとともに、本体２１と一体に形成されている。つめ２
３は、四本あり、光軸ｘに関して等間隔角度を形成し、
光軸ｘを通る垂直線ｖに関して対称に配置されている。
いずれのつめ２３も前面および背面が平行平面の板状の
ものからなっている。が、垂直線ｖの片側に位置する二
本のつめ２３Ａ，２３Ｂは、対面している端部が垂直線
ｖと平行に形成され、反対端が光軸ｘからの放射線上に
位置している。垂直線ｖの反対側に位置する二本のつめ
２３Ａ，２３Ｂも、対面している端部が垂直線ｖと平行
に形成され、反対端が光軸ｘからの放射線上に位置して
いる。このため、つめ２３Ａおよびつめ２３Ｂの対面し
ている端部はたがいに逆を向き、同一直線上に位置する
斜面４０となっている。

【００１９】これらのつめ２３Ａ，２３Ｂとともにバヨ
ネットソケットを形成するＬ字形溝３３は、図３に示す
ように、光軸ｘに関して９０゜の角度間隔を形成してリ
アキャップ１５に設けられている。Ｌ字形溝３３の各々
は二つの突出によって形成されている。図４はあるＬ字
形溝３３を示している。突出３４および突出３５は、リ
アキャップ１５の背面壁との間にパッキン１５の装着部
３０の巾に対応するすき間を形成して、リアキャップ１
５の周壁内面に配置されているとともに、リアキャップ
１５と一体に形成されている。突出３４と突出３５とは
つめ２３Ａの巾よりも僅かにひろいすき間を形成してリ
アキャップ１５に配置されている。突出３４における突
出３５と反対側に位置する側には凹み３６が設けられて
いる。この凹み３６はつめ２３の厚みに関連する深さと
つめ２３の巾に関連する巾とをもっている。突出３４に
おける突出３５に対面する側におけるリアキャップ１５
の背面壁に対面する面にはスロープ３７が設けられてい
る。このスロープ３７は、凹み３６の端部から突出３４
における突出３５に対面する端部との間に設けられてい
る。突出３５にはつめ２３におけるつめ２３に対面する
端部に突出３４のスロープ３７とほぼ平行な斜面３８が
設けられている。他のＬ字形溝も同じに構成され、かつ
対称に配置された突出３４，３５によって形成されてい
る。

【００２０】組立は、たとえば、リフレクタ１２をラン
プハウジング１０に装着し、レンズ１１をランプハウジ
ング１０にかぶせ、かつランプハウジング１０に固定
し、バルブアッセンブリ１３をこの組立体の本体２０か
らリフレクタ１２の内部に挿入し、かつリフレクタ１２
に固定したあと、パッキン１４をランプハウジング１０
の筒部２２およびバルブアッセンブリ１３の口金にはめ
込み、リアキャップ１５をパッキン１４の上部にはめる
とともに、ランプハウジング１０にバヨネットソケット
によって結合することにでもってなされる。リアキャッ
プ１５の位置決めは、図５に示すように、Ｌ字形溝３３
をつめ２３Ａ，２３Ｂにおける突出３４と突出３５との
間のすき間に入れ、リアキャップ１５を回転させて、つ
め２３を突出３４の凹み３６に落し込むことによってな
される。このときに、つめ２３は突出３４のスロープ３
７に点接触しながら移動して凹み３６の端部にはまり込
み、リアキャップ１５をスムーズに装着させる。すなわ
ち、突出３４と突出３５との間にあるすき間につめ２３
を挿入したあと、リアキャップ１５を回転させると、つ
め２３Ａにおける斜面４０のある端部がスロープ３７に
接触しながら凹み３６に移動する。しかし、本発明によ
る車両用灯具では、つめ２３Ａにおける回転の先端とな
る端部が斜面４０となっているため、つめ２３Ａにおけ
る斜面４０、前面４１および上面４２との間の稜線によ
って形成される頂点４３のみに接触しながら、つめ２３
を凹み３６の端部に移動させる、つまり突出３４のスロ
ープ３７をつめ２３Ａに点接触させながら、つめ２３Ａ
を凹み３６に移動させる。このため、つめ２３Ａ，２３
ＢあるいはＬ字形溝３３の突出３４もしくはこれら双方
の成形精度が低下したり、リアキャップ１５の着脱のく
り返しによって摩耗したりして、スロープ３７の表面状
態がわるくなっても、Ｌ字形溝３３のスロープ３７がつ
め２３と確実に接触しながら移動し、リアキャップ１５
の装着をつねに確実に、かつスムーズにおこなえる。

【００２１】本発明による車両用灯具では、このよう
に、リアキャップ１５を装着するときに、一対のつめ２
３ＡにＬ字形溝３３を形成する突出３４のスロープ３７
を点接触させて、リアキャップ１５の回転をつねにスム
ースにおこなえるようにしているばかりか、バルブアッ
センブリ１３の交換などに際して、リアキャップ１５を
取り外すときにも、リアキャップ１５の回転を確実に、
かつスムーズにおこなえる。リアキャップ１５の取り外
しは、リアキャップ１５を反対方向に回転させ、つめ２
３ＡをＬ字形溝３３の突出３４と突出３５との間のすき
間に、つめ２３ＢをＬ字形溝３３の突出３４と突出３５
との間のすき間にそれぞれ移動させ、リアキャップ１５
を背後に向かって引き抜くことによってなされる。つめ
２３Ｂは前述のように光軸ｘに関してつめ２３Ａの斜面
４０と対称に配置された斜面４０をあるいはつめ２３Ａ
の斜面４０と反対方向を向いた斜面４０を備えているた
め、つめ２３ＡをＬ字形溝３３の突出３４と突出３５と
の間のすき間に向かって移動させるときに、Ｌ字形溝３
３を形成する突出３４のスロープ３７がつめ２３Ｂの端
部に点接触しつつ、つめ２３Ｂを突出３４と突出３５と
の間のすき間に移動する。

【００２２】さらに、この車両用灯具では筒部２２がラ
ンプハウジング１０の本体２０の背面にある凹み２１の
底面に配置され、筒部２２が本体２０の背面からの突出
長さが小さいため、ランプハウジング１０の全厚みが小
さい。さらに、つめ２３Ａ，２３Ｂが垂直線に関して、
角度４５゜の角度を形成して筒部２２のまわりに配置さ
れている、つまり、つめ２３Ａとつめ２３Ｂとからなる
つめ対がもう一組のつめ対と光軸ｘを通る垂直線ｖに関
して対称に位置し、かつ斜面４０を垂直線ｖと平行に配
置され、つめ２３Ａ，２３Ｂが凹み２１の平行平面壁２
１Ａと筒部２２との間にあるもっとも狭いスペースから
ずれているため、凹み２１を形成する平行平面壁２１Ａ
と筒部２２との距離が短くなり、ランプハウジング１０
の巾が小さくなって、ランプハウジング１０の全厚みが
小さいことと相俟って、灯具全体がコンパクトである。

【００２３】これらのランプハウジング１０、レンズ１
１、リフレクタ１２およびリアキャップ１５の製造は、
従来の車両用灯具におけるこれらと同様に、射出成形に
よってされる。このときに、ランプハウジング１０は、
このように、ランプハウジング１０が本体１０の背面に
凹み２１をもち、筒部２２が凹み２１の底面に配置さ
れ、そして、つめ２３Ａ，２３Ｂが凹み２１と筒部２２
との間の狭いスペースからずれて筒部２２のまわりに配
置されているのにもかかわらず、これらを二つの金型の
みによって成形をおこなえる。

【００２４】図６および図７はランプハウジング１０を
成形する金型を示している。金型は筒部２２を含めて本
体２０の内側を形成する金型５１と、本体２０の外側に
おける凹み２１の両側を形成する金型５２と、本体２０
の外側におけるつめ２３および筒部２２の上半分を形成
する金型５３と、本体２０の外側における凹み２１、つ
め２３および筒部２２の下半分を成形する金型５４から
なっている。成形は、これらの金型５１〜５４によって
形成される空間５５に合成樹脂を射出し、金型５１〜５
４を冷却したあと、金型５２を図６において下方向に、
金型５３，３４を図７において上下方向にそれぞれ移動
し、成形物を金型５１から突き出すことによってなされ
る。

【００２５】

【発明の効果】本発明の車両用灯具は、以上説明したよ
うに、リアキャップをランプハウジングに装着するとき
に、一部のつめがＬ字形溝を形成する面に接触しつつＬ
字形溝の内部を移動し、リアキャップをランプハウジン
グに取り外すときに、残余のつめがＬ字形溝を形成する
面に接触しつつＬ字形溝の内部を移動するため、つめお
よびＬ字形溝の表面状態がわるくても、つねにスムーズ
に、かつ確実にリアキャップの脱着をおこなえる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図面は本発明の車両用灯具の一実施例を示す縦
断面図である。

【図２】図１のＡ−Ａ線にそうランプハウジングの背面
図である。

【図３】図１のＢ−Ｂ線にそうリアキャップの正面図で
ある。

【図４】図３のＣ−Ｃ線にそう拡大断面図である。

【図５】ハウジングとリアキャップとのバヨネットソケ
ットによる結合状態を示す説明図である。

【図６】ランプハウジングのつめの成形する型の構成を
示す説明図である。

【図７】図６のＤ−Ｄ線にそうラプハウジングのつめの
成形型の構成を示す説明図である。

【図８】従来の車両用灯具の一例を示す縦断面図であ
る。

【図９】図８のＥ−Ｅ線にそうランプハウジングの背面
図である。

【図１０】図８のＦ−Ｆ線にそうリアキャップの正面図
である。

【図１１】図１０のＣ−Ｃ線にそう拡大断面図である。

【符号の説明】

１０…ランプハウジング １５…リアキャップ ２３…つめ ３３…Ｌ字形溝 ３７…スロープ ４０…つめの斜面

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ランプハウジングとリアキャップとを含
   み、リアキャップがバヨネットソケットによってランプ
   ハウジングの背面に固定され、バヨネットソケットの一
   方を構成しているＬ字形溝がリアキャップの回転軸まわ
   りに位置する円弧溝部分におけるリアキャップの回転軸
   と平行な直線溝部分側にスロープを具備し、バヨネット
   ソケットの他方を構成しているつめをスロープによって
   円弧溝部分の奥に導いている車両用灯具において、つめ
   の一部がリアキャップの回転方向に位置する片方の端部
   に斜面を、つめの残余が反対側の端部に前記つめ群の斜
   面と反対方向を向いた斜面を具備していること、を特徴
   とする車両用灯具。
2. 【請求項２】 ランプハウジングが背面に筒部および筒
   部のまわりに配置されたつめをもち、パッキンがつめを
   残して筒部にはめられ、リアキャップがパッキンの上に
   はめられているとともにバヨネットソケットによってラ
   ンプハウジングに位置決めされ、バヨネットソケットが
   Ｌ字形溝とつめとからなり、Ｌ字形溝がリアキャップの
   回転軸まわりに位置する円弧溝部分におけるリアキャッ
   プの回転軸と平行な直線溝部分側にスロープを具備し、
   該スロープによってつめを円弧溝部分の奥に導いている
   車両用灯具において、つめが等間隔角度で配置された四
   本のつめからなり、隣接する二つのつめが対面する端部
   にたがいに反対方向を向いた斜面を、隣接する残る二つ
   のつめが対面する端部にたがいに反対方向を向いた斜面
   を具備していること、を特徴とする車両用灯具。
3. 【請求項３】 筒部がランプハウジングの背面に平行平
   面壁をもつ凹みの底面に設けられ、各々のつめ対が光軸
   を通る垂直線に関して対称に位置し、かつ斜面を垂直線
   と平行に配置されている請求項２に記載の灯具。