JP3776177B2 - 負圧式egr装置 - Google Patents

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  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、負圧式EGR装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ディーゼルエンジンが搭載されたトラックやバス等の大型の車両には、近年の排ガス規制に適合するため、排ガス再循環(Exhaust Gas Recirculation)装置、即ちEGR装置が設けられることが多い。
【0003】
EGR装置は、エンジンの排気管から排出される排ガスの一部を、排気管と吸気管との間の圧力差を利用し排ガス再循環路(EGRパイプ)を介してエンジンの吸気管に戻し、吸気管に戻された排ガスによりエンジン内での燃料の燃焼を抑制させて燃焼温度を下げ、NOxの発生を低減するものである。
【0004】
図4は負圧式のEGR装置の一例を表わすものであって、1はエンジン、2は吸気マニホールド、3は排気マニホールドであり、エンジン1の吸気マニホールド2に接続された吸気管4途中に、排気管5から分岐させたEGRパイプ6を接続し、該EGRパイプ6途中に、EGRバルブ7を設け、該EGRバルブ7を開閉せしめるアクチュエータ8に、バキュームライン9を介してバキュームタンク10を接続し、前記バキュームライン9途中に、制御装置11からの開度調整指令12に基づき前記EGRバルブ7のアクチュエータ8とバキュームタンク10とを連通せしめる開度を調整することにより前記EGRバルブ7の開度を調整するためのEGRバルブ開度調整用電磁弁13を設けてある。
【0005】
前記制御装置11には、エンジン回転数14と負荷15とを入力する一方、前記EGRバルブ7のアクチュエータ8に取り付けられたリフトセンサ16から出力される前記EGRバルブ7の弁体7aの開方向(図4の例では下方向)へのリフト量17(移動量)を入力するようにしてある。
【0006】
尚、図4中、18は吸気管4の上流側に設けられたエアクリーナである。
【0007】
図4に示される負圧式のEGR装置においては、エンジン回転数14と負荷15が制御装置11へ入力され、EGRの作動条件が成立した場合、制御装置11において予め設定されたEGR動作マップの検索が行われ、EGRバルブ7の弁体7aのリフト目標値が求められ、リフトセンサ16で検出される実際のリフト量17が前記リフト目標値となるよう、制御装置11からEGRバルブ開度調整用電磁弁13へ開度調整指令12が出力され、該開度調整指令12に基づきEGRバルブ開度調整用電磁弁13へ所望の電圧が通電され、該EGRバルブ開度調整用電磁弁13の開度調整が行われ、バキュームタンク10の負圧によりEGRバルブ7が所望の開度に開かれ、エンジン1の排ガスの一部がEGRパイプ6を介して吸気管4に戻され、排ガス再循環が行われる。
【0008】
又、エンジン回転数14と負荷15が制御装置11へ入力され、EGRの作動条件が成立しない場合には、制御装置11からEGRバルブ開度調整用電磁弁13に対し、通電電圧を“0”とする開度調整指令12が出力され、EGRバルブ開度調整用電磁弁13がOFFとなり、前記EGRバルブ7のアクチュエータ8を大気と連通させる位置にEGRバルブ開度調整用電磁弁13が切り換えられ、前記EGRバルブ7が閉じ、排ガス再循環が停止される。
【0009】
図5は排ガス再循環におけるEGRバルブ7の開度調整を行うためのEGRバルブ開度調整用電磁弁13の制御の仕方を表わすフローチャートであり、前記リフトセンサ16で検出される実際のリフト量17は、全閉を0[V]、全開を5[V]とする0〜5[V]の連続可変の電圧として制御装置11へ入力され、該制御装置11においては、0〜5[V]の電圧をA/D変換し0〜255の数値(A/D値と称す)に置き換えて処理し、該A/D値として処理された実際のリフト量17と、前記EGR動作マップ検索によって求められるEGRバルブ7の弁体7aのリフト目標値(これも前記リフト量17と同様、0〜255のA/D値として処理される)との差が±10以下(電圧にして±0.1960784[V]以下)である場合には、実際のリフト量17がリフト目標値に略合致したとしてEGRバルブ開度調整用電磁弁13の制御値を固定する一方、前記リフト量17とリフト目標値との差が±10より大きい場合には、その正負の符号に応じて、リフト量17がリフト目標値より小さければ、EGRバルブ開度調整用電磁弁13に対する制御値に“1”を加え、又、リフト量17がリフト目標値より大きければ、EGRバルブ開度調整用電磁弁13に対する制御値から“1”を引くようになっている。
【0010】
ここで、前記制御装置11からは、図6に示される如く、常にON・OFFのパルス信号が前記EGRバルブ開度調整用電磁弁13へ出力されているが、EGRバルブ開度調整用電磁弁13側から見ると、1サイクル(およそ2.5[msec])の間に出力されるパルスの幅に対応する電圧が実効値として出力される形となるため、この特性を利用して、前記1サイクルの時間を256分割した数値を“1”として前記EGRバルブ開度調整用電磁弁13に対する制御値に加えたり、引いたりすることにより、電圧の実効値を増減させるようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の如き負圧式のEGRバルブ7ではヒステリシスが大きく、EGRバルブ開度調整用電磁弁13による負圧の調整に対し即座に追従せず安定するまでにおよそ1〜2[sec]程度のタイムラグが発生すると共に、同一負圧でのEGRバルブ7の再現性がないため、リフトセンサ16で検出される実際のリフト量17を単純にフィードバックしていては、制御装置11による処理速度に対してEGRバルブ7が反応しきれず、EGRバルブ7がハンチングを起こし制御不能になってしまう虞れがあった。
【0012】
又、特に、EGRバルブ7のリフト量17を増加させる方向に制御が行われている場合には、一時的にではあるが前記リフト量17がリフト目標値を越えることとなり、エンジン1のシリンダ内に必要以上の排ガスが入り込み、黒煙の発生につながるという欠点をも有していた。
【0013】
本発明は、斯かる実情に鑑み、EGRバルブのリフト量をリフト目標値に確実に動作させることができ、排ガス再循環量を適切に制御し得、黒煙の発生を抑制し得る負圧式EGR装置を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、エンジンの排気管と吸気管とをつなぐEGRパイプ途中に、EGRバルブ開度調整用電磁弁の開度調整による負圧の調整によって開度調整されるEGRバルブを設けてなる負圧式EGR装置であって、
EGRバルブの弁体の開方向へのリフト量を検出するリフトセンサと、
該リフトセンサによって検出されたリフト量とリフト目標値との差を求め、該差の絶対値が許容値以下である場合には、EGRバルブ開度調整用電磁弁の開度を固定する指令を出力し、又、前記差の絶対値が許容値より大きい場合には、前記リフト量がリフト目標値に対して大きいか小さいかを判別し、リフト量がリフト目標値に対して大きい時はEGRバルブ開度調整用電磁弁の開度を所定ステップ分だけ減らす指令を出力し且つ前記リフト量のフィードバック時間を短くして制御を行う一方、前記リフト量がリフト目標値に対して小さい時はEGRバルブ開度調整用電磁弁の開度を所定ステップ分だけ増やす指令を出力し、且つ現時点でのリフト量とリフト目標値との差が設定値以上である場合には前記リフト量のフィードバック時間を短くして制御を行い、又、前記差が設定値未満である場合には前記リフト量のフィードバック時間を長くして制御を行う制御装置と
を備えたことを特徴とする負圧式EGR装置にかかるものである。
【0015】
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
【0016】
EGRを作動させる際には、リフトセンサで検出される実際のリフト量とリフト目標値との差が求められ、該差の絶対値が許容値以下である場合には、実際のリフト量がリフト目標値に略合致したとして、EGRバルブ開度調整用電磁弁の開度を固定する指令が出力され、該EGRバルブ開度調整用電磁弁の開度が現在の状態に保持され、負圧によるEGRバルブの開度も現在の状態に保持され、エンジンの排ガスの一部がEGRパイプを介して吸気管に戻され、排ガス再循環が行われる。
【0017】
又、前記差の絶対値が許容値より大きい場合には、前記リフト量がリフト目標値に対して大きいか小さいかが判別され、リフト量がリフト目標値に対して大きい時はEGRバルブ開度調整用電磁弁の開度を所定ステップ分だけ減らす指令が出力され且つ前記リフト量のフィードバック時間を短くして制御が行われる一方、前記リフト量がリフト目標値に対して小さい時はEGRバルブ開度調整用電磁弁の開度を所定ステップ分だけ増やす指令が出力され、且つ現時点でのリフト量とリフト目標値との差が設定値以上である場合には前記リフト量のフィードバック時間を短くして制御が行われ、又、前記差が設定値未満である場合には前記リフト量のフィードバック時間を長くして制御が行われる。
【0018】
この結果、現在のリフト量がリフト目標値に対して小さい時は、リフト量とリフト目標値との差が設定値未満となるまでは、短いフィードバック時間でリフト量を増加させて行く制御が行われるが、前記差が設定値未満となった時点で、前記リフト量のフィードバック時間を長くして制御が行われるため、制御装置による処理速度がEGRバルブの反応速度に対応する形となり、EGRバルブのリフト量がリフト目標値を越えてしまうことなく、確実にリフト目標値と略合致し、エンジンのシリンダ内に必要以上の排ガスが入り込まず、黒煙の発生も抑制される。
【0019】
又、現在のリフト量がリフト目標値に対して大きい時は、短いフィードバック時間でリフト量を減少させて行く制御が行われ、リフト量がリフト目標値以下となった後、リフト量を増加させる制御に切り換わり、この後は、前述と同様、リフト量とリフト目標値との差が設定値未満となるまでは、短いフィードバック時間でリフト量を増加させて行く制御が行われるが、前記差が設定値未満となった時点で、前記リフト量のフィードバック時間を長くして制御が行われるため、制御装置による処理速度がEGRバルブの反応速度に対応する形となり、EGRバルブのリフト量がリフト目標値を越えてしまうことなく、確実にリフト目標値と略合致し、エンジンのシリンダ内に必要以上の排ガスが入り込まず、黒煙の発生も抑制される。
【0020】
尚、リフト量がリフト目標値に対して大きい時は、短いフィードバック時間でリフト量を減少させて行く制御が行われ、リフト量が一旦リフト目標値以下となってしまうが、このようにリフト量がリフト目標値より小さくなる分には、余分な排ガスがエンジンのシリンダ内に入り込むことを阻止することにつながるため、問題はない。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0022】
図1は本発明を実施する形態の一例であって、装置としての基本的な構成は図4に示すものと同様であるが、本図示例の特徴とするところは、図1に示す如く、リフトセンサ16によって検出されたリフト量17とリフト目標値との差を求め、該差の絶対値が許容値以下である場合(即ち、リフト量17とリフト目標値との差がA/D値で±10以下である場合)には、EGRバルブ開度調整用電磁弁13の開度を固定する指令を出力し、又、前記差の絶対値が許容値より大きい場合(即ち、リフト量17とリフト目標値との差がA/D値で±10より大きい場合)には、前記リフト量17がリフト目標値に対して大きいか小さいかを判別し、リフト量17がリフト目標値に対して大きい時はEGRバルブ開度調整用電磁弁13の開度を所定ステップ分だけ減らす指令を出力(即ち、EGRバルブ開度調整用電磁弁13に対する制御値に“1”を引く)し且つ前記リフト量17のフィードバック時間を短く(およそ10[msec]程度)して制御を行う一方、前記リフト量17がリフト目標値に対して小さい時はEGRバルブ開度調整用電磁弁13の開度を所定ステップ分だけ増やす指令を出力(即ち、EGRバルブ開度調整用電磁弁13に対する制御値に“1”を加える)し、且つ現時点でのリフト量17とリフト目標値との差が設定値(A/D値で100)以上である場合には前記リフト量17のフィードバック時間を短く(およそ10[msec]程度)して制御を行い、又、前記差が設定値(A/D値で100)未満である場合には前記リフト量17のフィードバック時間を長く(およそ1[sec]程度)して制御を行うよう、制御装置11(図4参照)を構成した点にある。
【0023】
尚、前記設定値をA/D値で100とする点、並びに前記リフト量17のフィードバック時間を短い場合でおよそ10[msec]程度とする一方、前記リフト量17のフィードバック時間を長い場合でおよそ1[sec]程度とする点、並びにリフト量17とリフト目標値との差がA/D値で±10(電圧にして±0.1960784[V]以下)とする点に関しては、実機でのテストデータに基づいているが、これらの数値はあくまでも目安となるものであって固定的なものではなく、適宜調整してもよいことは言うまでもない。
【0024】
次に、上記図示例の作動を説明する。
【0025】
エンジン回転数14と負荷15が制御装置11へ入力され、EGRの作動条件が成立した場合、制御装置11において予め設定されたEGR動作マップの検索が行われ、EGRバルブ7の弁体7aのリフト目標値が求められ、リフトセンサ16で検出される実際のリフト量17とリフト目標値との差が求められ、該差の絶対値が許容値以下である場合(即ち、リフト量17とリフト目標値との差がA/D値で±10以下である場合)には、実際のリフト量17がリフト目標値に略合致したとして、EGRバルブ開度調整用電磁弁13の開度を固定する指令が出力され、該EGRバルブ開度調整用電磁弁13の開度が現在の状態に保持され、バキュームタンク10の負圧によるEGRバルブ7の開度も現在の状態に保持され、エンジン1の排ガスの一部がEGRパイプ6を介して吸気管4に戻され、排ガス再循環が行われる。
【0026】
又、前記差の絶対値が許容値より大きい場合(即ち、リフト量17とリフト目標値との差がA/D値で±10より大きい場合)には、前記リフト量17がリフト目標値に対して大きいか小さいかが判別され、リフト量17がリフト目標値に対して大きい時はEGRバルブ開度調整用電磁弁13の開度を所定ステップ分だけ減らす指令が出力(即ち、EGRバルブ開度調整用電磁弁13に対する制御値から“1”が引かれる)され且つ前記リフト量17のフィードバック時間を短く(およそ10[msec]程度)して制御が行われる一方、前記リフト量17がリフト目標値に対して小さい時はEGRバルブ開度調整用電磁弁13の開度を所定ステップ分だけ増やす指令が出力(即ち、EGRバルブ開度調整用電磁弁13に対する制御値に“1”が加えられる)され、且つ現時点でのリフト量17とリフト目標値との差が設定値(A/D値で100)以上である場合には前記リフト量17のフィードバック時間を短く(およそ10[msec]程度)して制御が行われ、又、前記差が設定値(A/D値で100)未満である場合には前記リフト量17のフィードバック時間を長く(およそ1[sec]程度)して制御が行われる。
【0027】
この結果、リフト量17がリフト目標値に対して小さい時は、図2に示す如く、リフト量17とリフト目標値との差が設定値(A/D値で100)未満となるまでは、短いフィードバック時間でリフト量17を増加させて行く制御が行われるが、前記差が設定値(A/D値で100)未満となった時点で、前記リフト量17のフィードバック時間を長く(およそ1[sec]程度)して制御が行われるため、制御装置11による処理速度がEGRバルブ7の反応速度に対応する形となり、EGRバルブ7のリフト量17がリフト目標値を越えてしまうことなく、確実にリフト目標値と略合致し、エンジン1のシリンダ内に必要以上の排ガスが入り込まず、黒煙の発生も抑制される。
【0028】
又、リフト量17がリフト目標値に対して大きい時は、図3に示す如く、短いフィードバック時間でリフト量17を減少させて行く制御が行われ、リフト量17がリフト目標値以下となった後、リフト量17を増加させる制御に切り換わり、この後は、前述と同様、リフト量17とリフト目標値との差が設定値(A/D値で100)未満となるまでは、短いフィードバック時間でリフト量17を増加させて行く制御が行われるが、前記差が設定値(A/D値で100)未満となった時点で、前記リフト量17のフィードバック時間を長く(およそ1[sec]程度)して制御が行われるため、制御装置11による処理速度がEGRバルブ7の反応速度に対応する形となり、EGRバルブ7のリフト量17がリフト目標値を越えてしまうことなく、確実にリフト目標値と略合致し、エンジン1のシリンダ内に必要以上の排ガスが入り込まず、黒煙の発生も抑制される。
【0029】
尚、リフト量17がリフト目標値に対して大きい時は、図3に示す如く、短いフィードバック時間でリフト量17を減少させて行く制御が行われ、リフト量17が一旦リフト目標値以下となってしまうが、このようにリフト量17がリフト目標値より小さくなる分には、余分な排ガスがエンジン1のシリンダ内に入り込むことを阻止することにつながるため、問題はない。
【0030】
一方、エンジン回転数14と負荷15が制御装置11へ入力され、EGRの作動条件が成立しない場合には、従来と同様、制御装置11からEGRバルブ開度調整用電磁弁13に対し、通電電圧を“0”とする開度調整指令12が出力され、EGRバルブ開度調整用電磁弁13がOFFとなり、前記EGRバルブ7のアクチュエータ8を大気と連通させる位置にEGRバルブ開度調整用電磁弁13が切り換えられ、前記EGRバルブ7が閉じ、排ガス再循環が停止される。
【0031】
こうして、EGRバルブ7のリフト量17をリフト目標値に確実に動作させることができ、排ガス再循環量を適切に制御し得、黒煙の発生を抑制し得る。
【0032】
尚、本発明の負圧式EGR装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の負圧式EGR装置によれば、EGRバルブのリフト量をリフト目標値に確実に動作させることができ、排ガス再循環量を適切に制御し得、黒煙の発生を抑制し得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する形態の一例のフローチャートである。
【図2】本発明を実施する形態の一例においてリフト量を現状より高いリフト目標値にする場合の制御の状態を表わす線図である。
【図3】本発明を実施する形態の一例においてリフト量を現状より低いリフト目標値にする場合の制御の状態を表わす線図である。
【図4】EGR装置を有するエンジンの概要構成図である。
【図5】従来例のフローチャートである。
【図6】制御装置からEGRバルブ開度調整用電磁弁へ出力されるパルス信号と実効値との関係を表わす線図である。
【符号の説明】
1 エンジン
4 吸気管
5 排気管
6 EGRパイプ
7 EGRバルブ
7a 弁体
11 制御装置
12 開度調整指令(指令)
13 EGRバルブ開度調整用電磁弁
16 リフトセンサ
17 リフト量

Claims (1)

  1. エンジンの排気管と吸気管とをつなぐEGRパイプ途中に、EGRバルブ開度調整用電磁弁の開度調整による負圧の調整によって開度調整されるEGRバルブを設けてなる負圧式EGR装置であって、
    EGRバルブの弁体の開方向へのリフト量を検出するリフトセンサと、
    該リフトセンサによって検出されたリフト量とリフト目標値との差を求め、該差の絶対値が許容値以下である場合には、EGRバルブ開度調整用電磁弁の開度を固定する指令を出力し、又、前記差の絶対値が許容値より大きい場合には、前記リフト量がリフト目標値に対して大きいか小さいかを判別し、リフト量がリフト目標値に対して大きい時はEGRバルブ開度調整用電磁弁の開度を所定ステップ分だけ減らす指令を出力し且つ前記リフト量のフィードバック時間を短くして制御を行う一方、前記リフト量がリフト目標値に対して小さい時はEGRバルブ開度調整用電磁弁の開度を所定ステップ分だけ増やす指令を出力し、且つ現時点でのリフト量とリフト目標値との差が設定値以上である場合には前記リフト量のフィードバック時間を短くして制御を行い、又、前記差が設定値未満である場合には前記リフト量のフィードバック時間を長くして制御を行う制御装置と
    を備えたことを特徴とする負圧式EGR装置。
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