JP3776161B2 - ヘッドレスト用インサートおよびヘッドレスト - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車の座席に取り付けられるヘッドレスト用のインサートおよびそのインサートを用いたヘッドレストに関し、特には後部座席用のヘッドレストとして好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の後部座席用のヘッドレストとしては、図6に示すものがある。このヘッドレストは、上下方向に伸びる脚部82の上端に前方へ略コの字形に屈曲した頭部83の形成された平面視略門型、側面視略逆L型のインサートスティ81が、ヘッドレスト枕部84の袋状表皮85の底面に形成されたスティ挿通孔(図示せず)から該表皮85内に挿通され、その表皮85底面に形成された原料注入口(図示せず)を介して表皮85内に注入されたポリウレタン発泡原料等から発泡体86が形成されたものである。なお、前記インサートスティ81は、金属製の中空または中実棒を屈曲させたものである。
【0003】
しかし、後部座席の形状や構造等によっては、前記表皮85底面のスティ挿通孔が、表皮85底面の中央部近くに設けられる場合があり、この場合インサートスティ81の後方へ突出する枕部84の後部84aにはインサートスティが存在しなくなってしまう。従って、枕部84の高さ調節時に、枕部84の前後底面を持って上下させると、枕部の後部84aが変形して手が滑り易く、上手に高さ調節できない問題があった。
【0004】
また、前記表皮85内に収納されるインサートスティの脚部82の上部に、後方へ突出する補強金属部材(図示せず)をあらかじめ溶接等により設けておき、該補強金属部材を前記枕部の後部84aに埋設することも考えられるが、その場合には前記補強金属部材が邪魔して前記表皮85底面のスティ挿通孔から表皮内にインサートスティ81を挿入できない問題がある。しかも、表皮85底面のスティ挿通孔間をスリット等で開口させて前記補強金属部材が通れるようにすると、その開口によってヘッドレスト表皮85底面の美観が低下するのみならず、前記発泡体86形成時に発泡原料が漏出し易くなる問題が発生するため、好ましくなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、前記の点に鑑みなされたもので、ヘッドレスト枕部の底面の外観を損なわず、しかも枕部内で発泡体を形成する際に発泡原料の漏出量を増大させることなく、枕部後部の補強を行えるヘッドレスト用インサートと、そのヘッドレスト用インサートを用いたヘッドレストを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上下方向に伸びる二本の脚部の上端に前方へ略コの字形に屈曲した頭部が形成された平面視略門型、側面視略逆L型のインサートスティと、略コの字形に屈曲した金属線あるいは細長い金属板からなる補強部材とよりなって、前記脚部の上部側面には補強部材係合溝が上下複数箇所設けられるとともに、前記補強部材の両端付近には上方屈曲部が形成され、前記上方屈曲部には前記脚部外周にはまって該脚部の補強部材係合溝と係合する曲部が上下に複数箇所設けられ、該曲部と前記補強部材係合溝との係合によって補強部材が脚部の上部に後方へ突出して取り付けられていることを特徴とするヘッドレスト用インサートに係る。
【0007】
請求項2の発明は、上下方向に伸びる二本の脚部の上端に前方へ略コの字形に屈曲した頭部が形成された平面視略門型、側面視略逆L型のインサートスティが、ヘッドレスト枕部の袋状表皮の底面に形成されたスティ挿通孔から該表皮内に挿通され、前記表皮底面に形成された原料注入口から表皮内に注入された発泡原料によって表皮内に発泡体が形成されたヘッドレストにおいて、前記袋状表皮内に収納される脚部の上部側面に補強部材係合溝が上下複数箇所設けられるとともに、略コの字形に屈曲した金属線あるいは金属棒または細長い金属板からなって、その両端付近に上方屈曲部が形成され、前記上方屈曲部には前記脚部外周にはまって該脚部の補強部材係合溝と係合する曲部が上下に複数箇所形成された補強部材が、該曲部と前記脚部の補強部材係合溝との係合により脚部の上部に後方へ突出して取り付けられていることを特徴とする。
【0008】
前記請求項1及び2に記載された発明にあっては、インサートスティに取り付けられる補強部材が、略コの字形に屈曲した金属線あるいは金属棒または細長い金属板からなるため、ヘッドレストの表皮底面に形成されたスティ挿通孔あるいは原料注入口から表皮内に収納することができ、補強部材収納用に特別の開口を設ける必要がない。したがって、ヘッドレスト成形時に表皮内に注入される発泡原料が、前記特別の開口から漏出することがなく、発泡原料の無駄や、表皮内の発泡原料不足を生じることがない。
【0009】
しかも、前記表皮内に収納された補強部材は、その両端にインサートスティの脚部外周にはまって該脚部の補強部材係合溝と係合する曲部が形成されているため、表皮の外から補強部材をつかんでインサートスティの脚部に取り付けることも容易である。さらに、前記脚部の補強部材係合溝に補強部材が係合して補強部材がインサートスティの脚部に係止されるため、補強部材を正しい位置に取り付けることができ、しかも、ヘッドレスト成形中に補強部材の位置ずれを生じるおそれもない。
【0010】
さらに、インサートスティの脚部に取り付けられた補強部材は、ヘッドレストを成形する際、発泡体の発泡成形時の接着性によってもインサートスティの脚部に固定される。そのため、ヘッドレストの枕部の後部を持って枕部の高さ調節を行う際、補強部材がインサートスティの脚部から分離して上下せず、枕部の後部の変形を押さえることができるので、枕部を所望の高さに容易に調節できる。
加えて、補強部材は金属線あるいは金属棒または細長い金属板からなるため、ヘッドレストの重さがほとんど変わらない利点もある。
【0011】
また、請求項1及び2に記載された発明にあっては、補強部材の両端付近に上方屈曲部が形成され、該上方屈曲部の上下に形成された複数の曲部が、インサートスティの脚部の上下に複数形成された補強部材係合溝と係合するため、インサートスティの脚部に対してより強固に補強部材が取り付けられる。さらに、ヘッドレストの枕部の高さ調節を行う際、インサートスティの脚部から後方へ突出している前記補強部材に上向きの力が加わると、前記インサートスティの脚部と係合する補強部材の上方屈曲部が支えとなって、補強部材が上方へ動くのを阻止するため、枕部の後部の変形をより少なくでき、枕部の高さ調節をより容易に、かつ確実に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
図1はこの発明のヘッドレスト用インサートの一実施例を示す斜視図、図2は同実施例の補強部材を示す斜視図、図3はインサートスティの頭部形状における他の例を示す斜視図である。
【0013】
図1に示すヘッドレスト用インサート30は、自動車の後部座席用のヘッドレストに用いられ、インサートスティ31及び補強部材41より構成される。
【0014】
インサートスティ31は、中空または中実の金属棒を所定形状に屈曲させたもので、上下方向に伸びる脚部32の上端に前方へ略コの字形に屈曲した頭部33が形成された、平面視略門型、側面視略逆L型からなる。前記脚部32は、上部が頭部33とともにヘッドレスト枕部の表皮内に収納されて、該枕部の保持および補強を行う。また、脚部32の途中から下方は、表皮の底面から突出して座席背もたれへの取り付けに用いられる。
前記二本の脚部32の上部の側面には、表皮内に収納される位置に上下に二つの補強部材係合溝34A,34Bが形成されている。この実施例の補強部材係合溝34A,34Bにあっては、二本の脚部32の互いに反対側となる外側の側面に、一文字状に設けられている。なお、符号35は、自動車の後部座席におけるヘッドレスト装着部に設けられる公知のクリップ等と解除可能に係合してヘッドレスト枕部の高さ調節を可能にする切り欠き部である。
【0015】
補強部材41は、枕部の後部を補強するためのもので、金属線を略コの字形に屈曲した形状からなり、その両端付近に上方屈曲部43が形成されている。上方屈曲部43の屈曲角度、すなわち、補強部材41の対向する二片41a , 41aに対する角度は、このインサート30の上部がヘッドレスト枕部内に埋設された際に、補強部材41が枕部の後部所定位置に配置されるように決定される。この補強部材41を構成する金属線は、対向する二片41a , 41aをばね弾性によって開閉方向へ変形可能にするものが好ましく、この実施例では直径4〜5mmの鋼線(ワイヤ)からなる。なお、この補強部材は金属線に限られず、金属棒を屈曲させたもの、あるいは細長い金属板(図示せず)を屈曲させたものであってもよい。その場合、補強部材は、枕部の表皮底面に設けられる原料注入口あるいはスティ挿入孔を通ることができるように、用いる金属板の幅が決定される。
【0016】
前記補強部材41の上方屈曲部43には、前記脚部32の外周にはまって補強部材係合 溝34A , 34Bと係合する曲部44A,44Bが上下に形成されている。そして、ヘッドレスト成形時に枕部の表皮内で、前記補強部材41の曲部44A,44Bと脚部32の補強部材係合溝34A , 34Bとを係合させることによって、補強部材41が脚部31の上部に該脚部32から後方へ突出するように取り付けられ、インサート30が形成される。
なお、前記上方屈曲部43に形成される曲部44A,44Bは、上下二つに限られず、それ以上であってもよい。
【0017】
前記補強部材41の曲部44A,44Bは、補強部材41を脚部12の上部に後方へ突出して係止するためのもので、前記脚部32の外周にはまって、該脚部32側面の前記補強部材係合溝34A,34Bと係合する略円弧形状からなる。この曲部44A,44Bは、前記脚部32側面の補強部材係合溝34A,34Bと確実に係合するよう、その径が脚部32の外径よりわずかに小とされ、あるいは補強部材係合溝34A,34Bと対応する部分が直線形状にされるのが好ましい。
【0018】
また、この実施例の曲部44A,44Bは、その先端が補強部材41の内側を向いて(すなわち曲部44A,44Bが外側へ膨らむように)形成されるとともに、その曲部44A,44Bがインサートスティの脚部32外周に圧着して前記脚部32の補強部材係合溝34A,34Bと確実に係合できるよう、曲部44A,44B間隔が脚部32間隔よりも所定量小さくされている。そして、補強部材41の対向する二片41a , 41aをそのばね弾性により外側へ広げて、前記曲部44A,44Bを脚部32側面の外周にはめるとともに該脚部32の補強部材係合溝34A,34Bに係合させれば、補強部材41を脚部32後方へ突出するように取り付けることができる。なお、この脚部32への補強部材41の取り付けは、ヘッドレスト成形時に枕部の表皮内で行われる。
【0019】
また、前記補強部材41の曲部44A,44B先端は内向き(曲部44A,44Bの膨らみが外向き)に限られない。
【0020】
また、前記インサートスティ31の頭部形状は、図示の形状に限られず、図3に示すインサートスティ51のように、頭部53の先端54にループ状屈曲部54aを設け、そのループ状屈曲部54aのばね弾性によって、ヘッドレスト枕部前側の衝撃吸収性を一層高めるようにするのも好ましい例である。符号52は脚部、55は補強部材係合溝(本発明では上下複数箇所に形成されるものである)、56は高さ調節用の切り欠き部である。
【0021】
次に、前記のヘッドレスト用インサート30を用いるヘッドレストについて、その成形作業とともに説明する。図4は、そのヘッドレスト70の一部切り欠き斜視図である。
【0022】
このヘッドレスト70は、枕部71内に前記ヘッドレスト用インサート30の上部が埋設され、該枕部71の底面からヘッドレスト用インサート30のスティ31の脚部32下方が突出している。
枕部71は、袋状の表皮72内に前記インサートスティ31の上部および補強部材41が収納され、該インサートスティ31の上部(頭部33と脚部32の上部)および補強部材41を埋設する発泡体75が表皮72内で発泡成形されたものである。
【0023】
袋状の表皮72は、枕部71の外面を構成するもので、塩化ビニル樹脂等のプラスチックからなるもの、あるいは、ファブリック裏面にプラスチックフィルムや発泡体が積層されたもの等からなる。なお、表皮72をプラスチックで構成する場合には、ブロー成形やゾルスラッシュ成形によって表皮の成形を行うのが簡便である。
【0024】
この表皮72の底面には、スティの脚部32間隔に合わせて形成されたスティ挿通孔( 例えば図5に示す表皮62の底面62aに形成されたスティ挿通孔63と同様のもの)と、スリット状の原料注入口(例えば図5に示す表皮62の底面62aに形成されたスリット状の原料注入口64と同様のもの)が設けられている。そして、ヘッドレスト成形時に、前記スティ挿通孔を利用してインサートスティ31が挿通されることにより、インサートスティ31の上部が表皮72内に収納されて、スティ31の脚部32下方が表皮72の底面から突出させられる。一方、原料注入口を利用して前記ヘッドレスト用インサート30の補強部材41が表皮72内に収納され、前記補強部材41のばね弾性を利用して、補強部材41両端の曲部44A,44Bがスティ31の脚部32上部の補強部材係合溝34A,34Bに係合される。それにより、表皮72内ではスティ31の脚部32の上部に、補強部材41が表皮72内後部に突出するように取り付けられる。なお、図5は前記表皮におけるスティ挿通孔とスリット状の原料注入口の例を示すために用いたものであり、インサートスティ11は本発明の実施例とは異なり、脚部12に補強部材係合溝14が一つ形成され、また補強部材21の曲部22も一つである。符号13は頭部である。
【0025】
なお、補強部材41の大きさ等によっては、前記インサートスティ31を表皮72内に収納する前に、前記表皮72底面のスティ挿通孔を利用して補強部材41を表皮72内に収納してもよい。
【0026】
また、前記原料注入口は、前記補強部材41を表皮72内に収納した後、ポリウレタン原料等の発泡原料を表皮72内に注入するために用いられる。そして、その発泡原料が発泡して前記発泡体75が表皮72内に形成される。その際、発泡体75内に前記インサートスティ31の頭部33と脚部31の上部および補強部材41が埋設される。
【0027】
前記構造のヘッドレスト70は、自動車の後部座席の背もたれに前記枕部71の底面から突出する脚部32を利用して取り付けられ、枕部71の前部および後部を持って枕部71の高さ調節がなされる。その際、枕部71内の発泡体75前部にはインサートスティの頭部33先端が存在し、一方、発泡体75後部にはヘッドレスト用インサートの補強部材41が存在するため、枕部71の前部および後部の上下変形が少なく、良好、かつ確実に枕部71を上下動でき、高さ調節を容易に行える。また、補強部材41がその両端の各々において、前記上下二箇所の曲部44A, 44Bで前記脚部31の補強部材係合溝34A, 34Bと係合するため、脚部31への取り付け強度がきわめて高くなる。さらに、ヘッドレストの枕部71の高さ調節時に前記補強部材41に上下方向、特には上方への力が加わると、補強部材41の前記上方屈曲部43が支えとなって補強部材41の上下変形を押さえるため、枕部71後部の上下変形が少なく、枕部71を持つ手が滑る等の不具合をさらに生じにくくなり、より簡単かつ確実に枕部71の高さ調節を行うことができる。
【0028】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、この発明のヘッドレスト用インサートおよびヘッドレストにあっては、従来はインサートを収納できなかったヘッドレスト枕部の後部にインサートの補強部材を収納できるため、枕部の前後を持って枕部の高さ調節を行う際に、枕部の後部の上下変形を押さえることができ、手が滑る等の不具合なく、簡単かつ確実に枕部の高さ調節ができる。
【0029】
さらに、この発明にあっては、補強部材が略コの字形に屈曲した金属線あるいは金属棒または細長い金属板からなるため、ヘッドレスト枕部の表皮に補強部材収納用の開口を別個に設ける必要がなく、表皮の底面に設けられる原料注入口あるいはスティ挿通孔を利用して枕部表皮内に補強部材を収納でき、きわめて都合がよい。
しかも、補強部材収納用として表皮底面に形成した特別の開口によって、枕部の底面の外観が損なわれたり、ヘッドレスト成形時に表皮内に注入される発泡原料が表皮底面から漏出し易くなることもなく、原料の無駄が無いばかりか、漏出原料による表皮底面の汚れや、表皮内の発泡原料不足による発泡体の欠肉を生じることがなく、品質の良好なヘッドレストが得られる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のヘッドレスト用インサートの一実施例を示す斜視図である。
【図2】 同実施例の補強部材を示す斜視図である。
【図3】 インサートスティの頭部形状における他の例を示す斜視図である。
【図4】 この発明のヘッドレストの一実施例を示す一部切り欠き斜視図である。
【図5】 表皮のスティ挿通孔とスリット状の原料注入口の例を示す斜視図である。
【図6】 従来のヘッドレストの一部を切り欠いて示す斜視図である。
【符号の説明】
30:ヘッドレスト用インサート
31:インサートスティ
32:脚部
33:頭部
34A , 34B:補強部材係合溝
41:補強部材
44A,44B:曲部
43:上方屈曲部
70:ヘッドレスト
71:枕部
72:表皮
75:発泡体
Claims (2)
- 上下方向に伸びる二本の脚部(32)の上端に前方へ略コの字形に屈曲した頭部(33)が形成された平面視略門型、側面視略逆L型のインサートスティ(31)と、略コの字形に屈曲した金属線あるいは金属棒または細長い金属板からなる補強部材(41)とよりなって、
前記脚部(31)の上部側面には補強部材係合溝(34A,34B)が上下複数箇所設けられるとともに、前記補強部材(41)の両端付近には上方屈曲部(43)が形成され、前記上方屈曲部(43)には前記脚部(32)外周にはまって該脚部(32)の補強部材係合溝(34A,34B)と係合する曲部(44A,44B)が上下に複数箇所設けられ、該曲部(44A,44B)と前記補強部材係合溝(34A,34B)との係合によって補強部材(41)が脚部(31)の上部に後方へ突出して取り付けられていることを特徴とするヘッドレスト用インサート。 - 上下方向に伸びる二本の脚部(32)の上端に前方へ略コの字形に屈曲した頭部が形成された平面視略門型、側面視略逆L型のインサートスティ(31)が、ヘッドレスト枕部(71)の袋状表皮(72)の底面に形成されたスティ挿通孔から該表皮(72)内に挿通され、前記表皮(72)底面に形成された原料注入口から表皮(72)内に注入された発泡原料によって表皮(72)内に発泡体(75)が形成されたヘッドレストにおいて、
前記袋状表皮内(72)に収納される脚部(32)の上部側面に補強部材係合溝(34A,34B)が上下複数箇所設けられるとともに、略コの字形に屈曲した金属線あるいは金属棒または細長い金属板からなって、その両端付近に上方屈曲部(43)が形成され、前記上方屈曲部(43)には前記脚部(32)外周にはまって該脚部(32)の補強部材係合溝(34A,34B)と係合する曲部(44A,44B)が上下に複数箇所形成された補強部材(41)が、該曲部(44A,44B)と前記脚部の補強部材係合溝(34A,34B)との係合により脚部(32)の上部に後方へ突出して取り付けられていることを特徴とするヘッドレスト。
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