JP3776009B2 - バルブ駆動用アクチュエータ,及びバルブ駆動用アクチュエータの運転履歴記録時刻算出プログラム - Google Patents

バルブ駆動用アクチュエータ,及びバルブ駆動用アクチュエータの運転履歴記録時刻算出プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,バルブ駆動用アクチュエータがその本体で発生する異常等の運転状態を自ら検出してその履歴を記録するバルブ駆動用アクチュエータと,バルブ駆動用アクチュエータで発生した異常等の時刻を算出するバルブ駆動用アクチュエータの運転履歴記録時刻算出プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より,バルブ駆動用アクチュエータにおいて,バルブの駆動軸である出力軸が予め定められた目標回転角度の近傍で反復動作するようなハンチング,或いは,上記バルブ駆動用アクチュエータのモータの温度上昇等の異常を検出する技術がある。
例えば,特開平10−252926号公報にはハンチングの異常を検出する技術について開示されており,他方,特開平10−252927号公報には上記検出したハンチング異常をバルブ駆動用電動アクチュエータ以外の外部機器へ通知する技術について開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら,上記公報記載の技術は,単にバルブ駆動用アクチュエータにおいて異常が発生した場合に,その旨を外部機器へ通知するか,或いはバルブ駆動用アクチュエータ自体の動作を自動的に停止させることしか出来なかった。
そのため,バルブ駆動用アクチュエータにおいて,今までどのような異常が発生したかをユーザが後から把握することは不可能であった。
即ち,上記公報記載のバルブ駆動用アクチュエータでは,バルブ駆動用アクチュエータで発生した異常の原因や,該異常が発生した正確な時期等を詳細に把握することが不可能である場合があった。
そこで,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,バルブ駆動用アクチュエータにおいて発生する異常等の運転状態の履歴を自ら記録することができ,例えば,ユーザが該記録に基いて上記異常の発生原因の究明やその運転状況の把握を可能にできるようなバルブ駆動用アクチュエータと,バルブ駆動用アクチュエータで発生した異常等の時刻を算出するバルブ駆動用アクチュエータの運転履歴記録時刻算出プログラムとを提供することである
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は,バルブ駆動用アクチュエータにおける異常が検出されない通常の使用状況下において,当該アクチュエータの出力軸が急速に回動されることによってバルブが急開・急閉される緊急開閉作動状態を検出する緊急開閉作動状態検出手段と,上記緊急開閉作動状態検出手段による検出結果に基いて,上記バルブの通常の使用状態下における急開・急閉運転状態の履歴を記録する運転履歴記録手段とを備えてなることを特徴とするバルブ駆動用アクチュエータとして構成されている。
このように構成されることで,従来は不可能であった異常状態ではないが、バルブの耐久性等に関わる急速なバルブの開閉状態の履歴を残すことが出来、バルブの耐久性を向上させることが可能となる。
【0005】
また本発明において,前記運転履歴記録手段は時に関する情報を提供するタイマ手段を含んでなり,上記時に関する情報が時刻である場合には,前記運転履歴記録手段が上記時刻と前記運転状態検出手段によって検出される前記運転状態とを対応付けたものを前記履歴として,他方,上記時に関する情報が積算された時間である場合には,前記運転履歴記録手段が上記時間と前記運転状態検出手段によって検出される前記運転状態とを対応付けたものを前記履歴として記録しても良い。
本発明がこのように構成されることで,上記時に関する情報を時刻又は積算された時間として前記履歴に含めて記録することで,後から該記録を解析することでバルブ駆動用アクチュエータで起こった異常等の発生時期を具体的に知ることが可能となり,従来に比べて詳しくバルブ駆動用アクチュエータの運転状況を把握することが可能となる。
【0006】
また,前記運転履歴記録手段は,揮発性の記録手段と不揮発性の記録手段とを含んでなり,
前記タイマ手段が当該バルブ駆動用アクチュエータの電源投入と共に時間の積算を開始する場合に,
前記運転履歴記録手段は,前記タイマ手段によって積算される時間を逐次読み取って上記揮発性の記録手段に記録し,該記録された時間に基いて,所定の時間が経過したか否かを判断して,上記所定の時間が経過したと判断された場合に,上記不揮発性の記録手段に上記所定の時間を加算することによって当該バルブ駆動用アクチュエータの総運転時間を算出することが望ましい。
このように構成することで,タイマ手段が時間を積算する機能しか持たない場合に,上述のようにバルブ駆動用アクチュエータの総運転時間を算出することで,該総運転時間に基いて運転中のバルブ駆動用アクチュエータが何時の時点で異常等を発生したかを把握することが可能となる。
【0007】
また,前記運転履歴記録手段に記録された内容を外部機器に送信するための送信手段を具備することが望ましく,このように構成することで,バルブ駆動用アクチュエータに記録されている運転状態の履歴をパーソナルコンピュータ等の外部機器を用いて解析することが可能となって,様々な側面からバルブ駆動用アクチュエータの運転状況を把握することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態及び実施例について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は本発明の実施の形態に係るバルブ駆動用アクチュエータの一例を示した概略構成図,図2は本発明の実施の形態に係るバルブ駆動用アクチュエータが行う一連の処理を示したフローチャート,図3は揮発性メモリの記録内容の説明図,図4は不揮発性メモリの記録内容の説明図, 図5は外部機器で変換されるデータの一例を示した図である。
【0009】
本発明のバルブ駆動用アクチュエータA(以下,略して「アクチュエータA」と称する。)の概略構成について図1を用いて説明する。
本発明のアクチュエータAは大きく制御装置100とモータ200とに分けられる。
モータ200には,モータ200が作動することによって正逆方向に回動する出力軸210が接続され,該出力軸210の一端にはバタフライバルブ等のバルブ220が設けられている。即ち,モータ200で出力軸210を回動することによって,バルブ220の開度を調節することが可能となる。
制御装置100は,出力軸210の目標回転角度を設定するための設定入力器110と,出力軸210の回転角度を検出する角度検出器120と,上記目標回転角度と上記出力軸210の回転角度とに基いてモータ200を駆動するためのモータ駆動回路130に動作指令の出力やアクチュエータAの運転状態等を検出する制御部190と,アクチュエータAの電源投入と同時に時間の積算を開始するタイマ手段の一例であるタイマ140と,運転状態とその時間とを対応づけて逐次記録するための揮発性メモリ150(揮発性の記録手段の一例)と,アクチュエータAの総運転時間や異常等の運転状態の履歴を記録するための不揮発性メモリ170(不揮発性の記録手段の一例)と,上記3つ(タイマ140,揮発性メモリ150,不揮発性メモリ170)を制御する記録制御部160と,記録制御部160が取り扱う情報を外部機器300に送信するための送信手段の一例である通信回路180とを具備して概略構成されている。
更に,アクチュエータAは運転状態検出機能と運転履歴記録機能を具備しており,この2つの機能について以下に説明する。
【0010】
(運転状態検出機能)
運転状態検出機能とは,アクチュエータAにおける様々な運転状態を検出する機能であって,プログラム或いは回路によって実現されるものであり,これらのプログラム或いは回路が運転状態検出手段の一例である。
具体的に,本実施の形態における運転状態検出手段の一例としては,上記制御部190である。
この場合,例えば制御部190は,出力軸210の回転角度が目標回転角度近傍で反復動作するような運転状態(ハンチング)であるか否かの判断を行うものである。つまり,角度検出器120より出力される回転角度が,設定値入力回路110に入力された目標回転角度の近傍で反復動作するか否かを判断する。
他には,制御部190が温度センサ(不図示)の検出値を取得できるならば,モータ200や制御装置100内部の温度を上記温度センサで取得して,その温度が予め定められた温度よりも高いか否かを判断することで温度異常等の運転状態を検出しても良い。
また,上記運転状態とは,上記ハンチング(反復動作)や上記温度異常等の異常状態のみならず,例えば,アクチュエータAの通常の使用状況下において,出力軸210を急速に回動させることによってバルブ220を急開・急閉させたような緊急作動状態等も含めて意味するものとする。このような緊急作動状態は異常ではないが,バルブの耐久性等に関わる問題であるので,上記緊急作動状態も上記運転状態に含めて考えることは有用である。
以下の説明においては,アクチュエータAにおける運転状態の一例であるハンチングの履歴を記録する場合について説明する。
(運転履歴記録機能)
運転履歴記録機能とは,アクチュエータAにおける様々な運転状態の履歴を記録する機能のことであって,プログラム或いは回路によって実現されるものであり,これらのプログラム或いは回路が運転状態検出手段の一例である。
具体的に,本実施の形態における運転履歴記録手段の一例としては,タイマ140と揮発性メモリ150と不揮発性メモリ170との3つを制御する記録制御部160であっても良いし,或いは,タイマ140,記録制御部160,揮発性メモリ150,不揮発性メモリ170の各々が具備する機能を統合した運転履歴記録部165を想定しても良い。
【0011】
次に,更に図2を用いて,アクチュエータAにおいてハンチングの異常が発生した場合に,その履歴を記録する一連の処理について説明する。
例えば,アクチュエータAに接続され電源を供給するための制御盤(不図示)の電源スイッチが押されることによって,アクチュエータAの電源が投入されてタイマ140が作動する(S10)。即ち,タイマ140はアクチュエータAの電源が投入されると同時に時間の積算を開始する。
記録制御部160は,タイマ140によって積算される時間を揮発性メモリ150に逐次記録する(S20)。
このステップS20の記録は,図3に示すような形式で行われ,例えば,記録制御部160がタイマ140で積算される時間を一秒毎に読み取って揮発性メモリ150に一秒毎に逐次記録する(図3左「時間」参照)。
次に,記録制御部160は,揮発性メモリ150の記録されている時間に基いて,所定の時間が経過したか否かを判断する(S30)。
このステップS30判断は,例えば,上記所定の時間が予め1時間と定められている場合に,記録制御部160が揮発性メモリ150の記録内容を参照して,図3左「時間」の項目が3600秒まで達したか否かを判断することで行われても良い。
このステップS30の判断において,上記所定の時間が経過していると判断された場合は,記録制御部160は上記所定の時間(例;3600秒)を不揮発性メモリ170に以前より記録されている総運転時間に加算することによって,アクチュエータAの総運転時間を新たに算出して不揮発性メモリ170に記録する(S40)。
このステップS40の処理は,不揮発性メモリ170に記録されている総運転時間を上記所定の時間毎に更新する処理である。もちろん,不揮発性メモリ170に総運転時間が未だに記録されてない場合は,単純に3600秒(又は1時間)と記録される。また,このステップS40の処理と同時に,記録制御部160は揮発性メモリ150の記録内容を消去して,再びステップS20の処理を行う。
他方,ステップS30の判断で上記所定の時間が経過してないと判断された場合に,制御部190は角度検出器120によって検出された出力軸210の回転角度を取得する(S50)。
更に,制御部190は,ステップS50で検出された出力軸210の回転角度と設定入力器110に予め設定入力された出力軸210の目標回転角度との間に差が有るか否かを判断する(S60)。即ち,出力軸210の回転角度が目標回転角度であるか否かを判断する。
ステップS60で差があると判断された場合に,制御部190はモータ駆動回路130に指令を出してモータ200を駆動させることによって,出力軸210を回転させて上記差をなくす動作を行う(S70)。
更に,制御部190は,例えば,ハンチングの異常が発生しているか否かを判断する(S80)。
そして,ステップS80で異常が発生したと判断された場合に,制御部190はアクチュエータAの運転状態(例;ハンチング)に関する情報を,揮発性メモリ150へ送信し,時間の逐次記録処理(ステップS20の処理)で記録される時間と共に揮発性メモリ150に記録する(S90)。
即ち,図3に示すように,例えば900秒の時点でハンチングが発生した場合に,「時間」の項目(図3左)の900秒に対応させてハンチングの異常が発生したことが記録項目(図3右)に書き込まれることで,アクチュエータAの運転状態(ハンチングの異常)の履歴が揮発性メモリ150に記録される。
次に,記録制御部160は,上記ステップS90で揮発性メモリ150に記録した上記運転状態の履歴を不揮発性メモリ170に記録する(S100)。
このステップS100で不揮発性メモリ170に記録される時間としては,揮発性メモリ150に記録されている時間(例;900秒)を不揮発性メモリ170に記録されている総運転時間に加算したものを記録する。
例えば,揮発性メモリ150に記録されているハンチング1が発生した時間である900秒を,不揮発性メモリ170に所定の時間毎に更新記録されている総運転時間24時間0分0秒に加算することで,図4に示すように,アクチュエータAの電源が投入された後24時間15分00秒の時点で上記ハンチング1が発生したことを不揮発性メモリ170に記録することができる。
このように一連の処理が行われることでアクチュエータAに電源が投入された後,何時の時点でハンチングの異常が発生したかを不揮発性メモリ170に記録することが可能となる。
また,上記切断から再投入されるまでの時間を,タイマ140に電池等の電源を具備させることによって積算し,不揮発性メモリ170に記録しても良い。
このようにすることで,ユーザは不揮発性メモリ170に記録されている内容を読み取ることで,アクチュエータAの運転状態を更に詳しく知ることが可能となる。
【0012】
【実施例】
(実施例1)
上述の実施の形態では,アクチュエータAの不揮発性メモリ170に記録される運転状態の履歴の時間としては,アクチュエータAに電源が投入されてから何時の時点でハンチングが発生したかを示す積算時間で記録されている。
即ち,上記時間は,人間が通常の生活で用いる「時刻」の形式ではないので,その記録を分析する人にとっては何時ハンチングが発生したかを一見して,又は感覚的に把握することが難しい。
そこで,本実施例1では,上記時間を「時刻」に換算する運転履歴記録時刻算出プログラム(以下,単に「算出プログラム」と称する。)について説明する。
先ず,この算出プログラムは,パーソナルコンピュータやメンテナンス用携帯端末機等である外部機器300に組み込まれているものと想定する。
アクチュエータAの運転状態の履歴が,既に上記実施の形態で述べたように,不揮発性メモリ170に記録されている場合に,外部機器300は通信回路180と記録制御部160とを介して,不揮発性メモリ170に記録されている運転状態の履歴や総運転時間,及び揮発性メモリ150に逐次記録されている時間を取得する。
外部機器300は,それ自体が具備する時計機能を用いて上記取得が行われた時刻と,上記取得時点のアクチュエータAの最新の総運転時間(即ち,不揮発性メモリ170に所定の時間毎に更新記録されている総運転時間と,揮発性メモリ150に逐次記録されている最新の時間とを加算したもの)を算出する。
そこで,外部機器300は,上記最新の総運転時間と上記取得の時刻とに基いて,運転状態の履歴に記録されている時間まで時刻を遡ることで(即ち,逆算することで)該運転状態の履歴が記録された時刻を算出することが可能となる。
図5は,図4に示す不揮発性メモリ170に記憶されている時間を時刻に換算した一例図である。
【0013】
(実施例2)
また,上述の実施の形態及び実施例1では,タイマ140はアクチュエータAの電源投入時よりの時間を積算するものであったが,タイマ140自体が時計機能を具備し,直接的に運転状態の履歴の記録の際に該時計機能より読み出せる時刻を不揮発性メモリ170に記録しても良い。
【0014】
【発明の効果】
本発明は,バルブ駆動用アクチュエータにおける異常が検出されない通常の使用状況下において,当該アクチュエータの出力軸が急速に回動されることによってバルブが急開・急閉される緊急開閉作動状態を検出する緊急開閉作動状態検出手段と,
上記緊急開閉作動状態検出手段による検出結果に基いて,上記バルブの通常の使用状態下における急開・急閉運転状態の履歴を記録する運転履歴記録手段とを備えてなることを特徴とするバルブ駆動用アクチュエータとして構成されている。
このように構成されることで,従来は不可能であった異常状態ではないが、バルブの耐久性等に関わる急速なバルブの開閉状態の履歴を残すことが出来、バルブの耐久性を向上させることが可能となる。
【0015】
また本発明において,前記運転履歴記録手段は時に関する情報を提供するタイマ手段を含んでなり,上記時に関する情報が時刻である場合には,前記運転履歴記録手段が上記時刻と前記運転状態検出手段によって検出される前記運転状態とを対応付けたものを前記履歴として,他方,上記時に関する情報が積算された時間である場合には,前記運転履歴記録手段が上記時間と前記運転状態検出手段によって検出される前記運転状態とを対応付けたものを前記履歴として記録しても良い。
本発明がこのように構成されることで,上記時に関する情報を時刻又は積算された時間として前記履歴に含めて記録することで,後から該記録を解析することでバルブ駆動用アクチュエータで起こった異常等の発生時期を具体的に知ることが可能となり,従来に比べて詳しくバルブ駆動用アクチュエータの運転状況を把握することが可能となる。
【0016】
また,前記運転履歴記録手段は,揮発性の記録手段と不揮発性の記録手段とを含んでなり,
前記タイマ手段が当該バルブ駆動用アクチュエータの電源投入と共に時間の積算を開始する場合に,
前記運転履歴記録手段は,前記タイマ手段によって積算される時間を逐次読み取って上記揮発性の記録手段に記録し,該記録された時間に基いて,所定の時間が経過したか否かを判断して,上記所定の時間が経過したと判断された場合に,上記不揮発性の記録手段に上記所定の時間を加算することによって当該バルブ駆動用アクチュエータの総運転時間を算出することが望ましい。
このように構成することで,タイマ手段が時間を積算する機能しか持たない場合に,上述のようにバルブ駆動用アクチュエータの総運転時間を算出することで,該総運転時間に基いて運転中のバルブ駆動用アクチュエータが何時の時点で異常等を発生したかを把握することが可能となる。
また,前記運転履歴記録手段に記録された内容を外部機器に送信するための送信手段を具備することが望ましく,このように構成することで,バルブ駆動用アクチュエータに記録されている運転状態の履歴をパーソナルコンピュータ等の外部機器を用いて解析することが可能となって,様々な側面からバルブ駆動用アクチュエータの運転状況を把握することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るバルブ駆動用アクチュエータの一例を示した概略構成図。
【図2】本発明の実施の形態に係るバルブ駆動用アクチュエータが行う一連の処理を示したフローチャート。
【図3】揮発性メモリの記録内容の説明図。
【図4】不揮発性メモリの記録内容の説明図。
【図5】外部機器で変換されるデータの一例を示した図。
【符号の説明】
A………バルブ駆動用アクチュエータ
100………制御装置
140………タイマ
150………揮発性メモリ
160………記録制御部
170………不揮発性メモリ
200………モータ

Claims (6)

  1. バルブ駆動用アクチュエータにおける異常が検出されない通常の使用状況下において,当該アクチュエータの出力軸が急速に回動されることによってバルブが急開・急閉される緊急開閉作動状態を検出する緊急開閉作動状態検出手段と,
    上記緊急開閉作動状態検出手段による検出結果に基いて,上記バルブの通常の使用状態下における急開・急閉運転状態の履歴を記録する運転履歴記録手段とを備えてなることを特徴とするバルブ駆動用アクチュエータ。
  2. 前記運転履歴記録手段は,時に関する情報を提供するタイマ手段を含んでなる請求項1記載のバルブ駆動用アクチュエータ。
  3. 前記タイマ手段によって提供される上記時に関する情報が時刻であって,
    前記運転履歴記録手段が,上記時刻と前記緊急開閉作動状態検出手段によって検出される前記運転状態とを対応付けたものを前記履歴として記録してなる請求項2記載のバルブ駆動用アクチュエータ。
  4. 前記タイマ手段によって提供される上記時に関する情報が積算された時間であって,
    前記運転履歴記録手段が,上記時間と前記緊急開閉作動状態検出手段によって検出される前記運転状態とを対応付けたものを前記履歴として記録してなる請求項2記載のバルブ駆動用アクチュエータ。
  5. 前記運転履歴記録手段は,揮発性の記録手段と不揮発性の記録手段とを含んでなり,
    前記タイマ手段が当該バルブ駆動用アクチュエータの電源投入と共に時間の積算を開始する場合に,
    前記運転履歴記録手段は,前記タイマ手段によって積算される時間を逐次読み取って上記揮発性の記録手段に記録し,該記録された時間に基いて,所定の時間が経過したか否かを判断して,上記所定の時間が経過したと判断された場合に,上記不揮発性の記録手段に上記所定の時間を加算することによって当該バルブ駆動用アクチュエータの総運転時間を算出してなる請求項4記載のバルブ駆動用アクチュエータ。
  6. 前記運転履歴記録手段に記録された内容を外部機器に送信するための送信手段を具備してなる請求項1から請求項5のいずれかに記載のバルブ駆動用アクチュエータ。
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