JP3773459B2 - 地中連続壁の構築方法 - Google Patents

地中連続壁の構築方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3773459B2
JP3773459B2 JP2002087961A JP2002087961A JP3773459B2 JP 3773459 B2 JP3773459 B2 JP 3773459B2 JP 2002087961 A JP2002087961 A JP 2002087961A JP 2002087961 A JP2002087961 A JP 2002087961A JP 3773459 B2 JP3773459 B2 JP 3773459B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vertical hole
continuous wall
excavator
underground
construction method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002087961A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003278150A (ja
Inventor
陽治 植山
静夫 生田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tenox Kyusyu Corp
Original Assignee
Tenox Kyusyu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tenox Kyusyu Corp filed Critical Tenox Kyusyu Corp
Priority to JP2002087961A priority Critical patent/JP3773459B2/ja
Publication of JP2003278150A publication Critical patent/JP2003278150A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3773459B2 publication Critical patent/JP3773459B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、地中に連続壁を構築する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、大都市周辺では、土壌汚染対策として、地中に遮水工事を施す必要性が高まってきている。このような遮水工事を行うことにより、工場跡地等、土壌汚染の原因になりうる特定の施設と、それ以外の場所とを、物理的に区画し、工場跡地等から、汚染物質が地下水とともに周囲へ流出しないようにすることができる。
【0003】
このような遮水工事としては、従来より、特定の施設の周囲に、鋼矢板を打設するものが一般的である。
【0004】
しかしながら、鋼矢板の打設によると、鋼矢板同士の継手部付近から、漏水が発生し、十分な遮水効果、つまり、土壌汚染防止効果が得られない。また、鋼矢板の引抜後に、地盤が緩むといった問題がある。
【0005】
その代替工法として、まず、(従来例1)として、基礎杭造成用施工機により円柱状の改良体をラップさせ壁体を構築する工法等がある。
【0006】
ところが、このものは、所詮、地面に対して垂直に掘削した、断面円状の柱を重ね合わせて、連続壁を構築するものに他ならないから、連続壁の厚さが不均等になってしまい、遮水効果のムラが避けられない。
【0007】
また、(従来例2)として、専用の施工法等がある。このものは、矩形断面を掘削する掘削装置を用いて、掘削した空間に固化液を注入し、土と固化液を混合撹拌し、地中に地盤改良体を形成する工法である。
【0008】
次に、図7を用いて、この工法を具体的に説明する。図7は、従来の地中連続壁の構築方法に用いる掘削装置の立面図である。
【0009】
図7に示すように、この掘削装置100は、地面G上に配置されており、地面Gから地中を掘削し、そのポスト101は、所定の掘削深さHに至るまで、延びている。
【0010】
ポスト101の周囲には、エンドレスチェーン102が張架され、エンドレスチェーン102の外周から、外側に向けて多数のビット103が突設されている。
【0011】
また、エンドレスチェーン102には、駆動装置105から駆動力が付与されることにより、エンドレスチェーン102は、矢印M1方向に巡回する。
【0012】
ここで、ポスト101は、掘削装置100のベースマシン104に取り付けられた油圧ジャッキにより、連続壁の形成方向へ推力を付与され、矢印M2方向にゆっくり移動するものであり、エンドレスチェーン102の外周にあるビット103は、矢印M3方向に押しつけられ、矢印M3方向を向くビット103は、駆動装置105により駆動されて矢印M1方向に巡回しながら、地中を削ってゆくことになる。
【0013】
また、図示していないが、地中の掘削を行うのと同時に、地中には、セメントミルク等の固化液が注入され、掘削された土砂とこの固化液が撹拌・混合されて、地中連続壁Wが形成される。
【0014】
ところが、このようにすると、ポスト101及びビット103は、非常に分厚い(事実上、厚さ無限大といって差し支えない)土の壁を、矢印M3方向に押しつけながら、掘削する必要があり、それを支える、ベースマシン104の負荷は、非常に大きい。しかも、地面G付近から、掘削深さHに至るまで、ビット103は、均等に地中を掘削しなければならず、ポスト101が掘削面を押圧する圧力の制御が難しい。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
このため、必然的に、掘削装置100の必要な駆動力、重量及び規模は、非常に大きいものとなり、とても、鋼矢板の打設に使用するレベルの装置では、対応できない。
【0016】
さらに、(従来例1)及び(従来例2)は、いずれも専用の大型施工機に搭載した掘削改良装置が必要となり、広い作業スペースを必要とし、都市部の狭隘な用地や操業中の工場用地外周など、実際に遮水工事を必要とする現場では、スペース上の問題により、施工が困難であることが多い。
【0017】
加えて、(従来例2)では、主に、真っ直ぐな地中連続壁を構築することを想定しており、比較的小さな曲率を持つ地中壁などは、構築できない。
【0018】
そこで本発明は、セメントミルク等の固化液を使用して地中連続壁を構築するにつき、杭打機等の専用施工機械が不要で、より簡易かつ柔軟に地中連続壁を構築できる方法を提供することを目的とする。言い換えれば、鋼矢板を打設するのと同程度の施工性及び作業エリアにて、地中連続壁を構築できる技術を提供しようとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る地中連続壁の構築方法では、掘削装置を用いて、地中を所定の掘削深さまで鉛直下方へ掘削して、断面略矩形の第1の縦穴を形成すると共に、この第1の縦穴に固化液を注入する第1の工程と、この第1の縦穴から掘削装置を鉛直上方へ引き抜くと共に、この第1の縦穴中の土砂と固化液とを混合・撹拌する第2の工程と、掘削装置を、第1の縦穴に対して、連続壁の形成方向の前方へずれた位置へ移動させ、この掘削装置を用いて、地中を所定の掘削深さまで鉛直下方へ掘削して、断面略矩形の第2の縦穴を形成すると共に、この第2の縦穴に固化液を注入する第3の工程と、掘削装置を、第2の縦穴から第1の縦穴側に向け、連続壁の形成方向とは逆方向に戻して、第2の縦穴と第1の縦穴との間に存在する土砂を掘削して除去し、第1の縦穴と第2の縦穴とを連続させる第4の工程と、次いで、掘削装置を鉛直上方へ引き抜くと共に、縦穴中の土砂と固化液とを混合・撹拌する第5の工程とを含む。
【0020】
この構成において、掘削装置は、地中に対して、鉛直下方へ地中を掘削する第1の仕事と、第2の縦穴と第1の縦穴の間に存在する土砂を掘削する第2の仕事とを、行えば足りる。
【0021】
このうち、第1の仕事は、掘削装置自身で処理できるから、杭打機等の専用施工機械を必要としない。
【0022】
また、第2の仕事は、第1の縦穴と第2の縦穴の間に存在する土砂のみ(厚さは、非常に薄い)を掘削すれば足りるのであり、この土砂の両側は、第1の縦穴と第2の縦穴になっているから、容易に崩落する。
【0023】
したがって、従来技術のように、事実上、厚さ無限大といって差し支えない土の壁を、押しつけながら掘削する場合に比べて、はるかに小さな負荷のみで、これらの縦穴の間の土砂を除去できる。よって、第2の仕事の負担は、非常に軽い。
【0024】
このため、掘削装置に外部から、大きな荷重を作用させる必要はなく、鋼矢板を打設するのと同程度の施工性及び作業エリアにて、地中連続壁を構築できる。
【0025】
第2の発明に係る地中連続壁の構築方法では、第1の工程及び第3の工程において、地中を鉛直下方へ掘削する際、掘削装置に設けられた多数のビットを、正転方向へ巡回させると共に、第4の工程において、地中を連続壁の形成方向とは逆方向に戻して掘削する際、掘削装置に設けられた多数のビットを、逆転方向へ巡回させて、第2の縦穴と第1の縦穴との間に存在する土砂を掘削して除去する。
【0026】
この構成により、掘削装置に設けられた、多数のビットの巡回方向を変更するだけで、必要な仕事を完了できる。
【0027】
第3の発明に係る地中連続壁の構築方法では、掘削装置は、クレーンのフックにより吊り下げられ、掘削装置は、その自重と掘削装置の下端部に位置するビットの仕事により、地中を掘削する。
【0028】
この構成により、クレーンの操作と、掘削装置自体の動作だけにより、所望の仕事を完了できる。
【0029】
第4の発明に係る地中連続壁の構築方法では、第1の縦穴の中心線と、第2の縦穴の中心線は、連続壁の形成方向を示す直線上に位置する。
【0030】
この構成により、縦穴が一直線上に並ぶことになるから、直線的な地中連続壁を構築できる。
【0031】
第5の発明に係る地中連続壁の構築方法では、第1の縦穴の中心線と、第2の縦穴の中心線は、連続壁の形成方向を示し、所定の曲率を有する曲線上において、この曲線に接する。
【0032】
この構成により、従来技術では構築がきわめて困難であった、曲線的な地中連続壁を、容易に構築できる。
【0033】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。図1(a)は、本発明の実施の形態における地中連続壁の構築方法に使用する掘削装置の正面図、図1(b)は、同側面図である。
【0034】
以下、図1に基づいて、この掘削装置10の構成を説明するが、勿論、図示している掘削装置は、例示に過ぎず、地中を所定の掘削深さまで鉛直下方へ掘削して、断面略矩形の縦穴を形成できるものであれば、任意である。
【0035】
但し、取り扱いの容易さを考慮して、できるだけ軽量のものを使用することが望ましい。
【0036】
さて、図1に示すように、この掘削装置10は、チェーンソー型掘削装置である。即ち、四角形の断面を持ち、縦長のポスト11の周囲に、エンドレスチェーン12が張架され、エンドレスチェーン12の外周から、外側に向けて多数のビット13が突設されている。
【0037】
また、エンドレスチェーン12には、駆動装置14から駆動力が付与されることにより、エンドレスチェーン12は、矢印M1方向に巡回する。
【0038】
ここで、駆動装置14は、モータなどの原動機15と、この原動機15の駆動力を、所定の歯車比で減速して、エンドレスチェーン12に伝達する、減速機16とからなる。
【0039】
また、図2に拡大して示しているように、ポスト11の下端部には、リターンローラ17が、回転自在に軸支されており、複数のビット13は、リターンローラ17に周接して、下降方向から上昇方向へ折り返す。
【0040】
なお、掘削装置10が、地中を鉛直下方へ掘削する際には、ビット13は、専らリターンローラ17付近、つまり、ポスト11の下端部付近でのみ、掘削の仕事を行う。
【0041】
また、図3に示すように、この掘削装置10の上端部にある、連結部18には、クローラクレーン19のフック20が、係合しており、クローラクレーン19によって、掘削装置10を地中から引き上げることができる。
【0042】
逆に、この掘削装置10は、その自重とビット13の仕事により、地中を掘削する。勿論、掘削装置10が、地中を掘削するときには、クローラクレーン19のフック20の位置を、掘削装置10にあわせて下げてゆけばよい。但し、この際、クローラクレーン19は、掘削装置10に、押し下げる荷重を作用させるわけではない。
【0043】
なお、掘削装置10を、地中から引き抜いたり、水平方向に移動させることができさえすれば、図示しているクローラクレーン19に代えて、任意の装置を用いても良い。
【0044】
ここで付言すれば、図3から明らかなように、本発明による構築方法によれば、鋼矢板を打接するよりも、さらに簡易な設備で実施できることが理解されよう。
【0045】
また、クローラクレーン19を、工場跡地等の内部に配置できれば、掘削装置10を、工場跡地等の境界すれすれまで、望ませることができ、したがって、この境界すれすれの、地中連続壁を形成できる。即ち、以下に述べるように、掘削装置10をクレーン19にて用地外周の必要な位置にセツトし、吊り下げた状態でエンドレスチェーン12を回転させながら地中に掘削貫入し、同時に固化材を吐出し掘削された土と撹拌混合することにより四角柱状の縦穴(改良体)を造成する。そして、戻し動作を絡めて、この縦穴を連続して形成することにより、地中に連続壁を築造するものである。
【0046】
次に、図4を用いて、本形態による、地中連続壁の構築方法の、各工程を説明する。
【0047】
まず、図4(a)〜(b)に示すように、第1の工程において、掘削装置10を用いて、地中を所定の掘削深さHまで鉛直下方(矢印N1)へ掘削して、断面略矩形の第1の縦穴を形成すると共に、この第1の縦穴に固化液30を注入する。
【0048】
そして、図4(b)に示すように、第2の工程において、クローラクレーン19で掘削装置10を引き上げ、この第1の縦穴から掘削装置10を鉛直上方(矢印N2)へ引き抜くと共に、この第1の縦穴中の土砂と固化液30とを混合・撹拌する。
【0049】
次に、クローラクレーン19を用いて、掘削装置10を、地面Gから引き上げたまま、第1の縦穴に対して、連続壁の形成方向の前方へずれた、第2の縦穴の位置へ移動させる。
【0050】
さらに、図4(c)に示すように、掘削装置10を用いて、地中を所定の掘削深さHまで鉛直下方(矢印N3)へ掘削して、断面略矩形の第2の縦穴を形成すると共に、この第2の縦穴に固化液30を注入する。
【0051】
そして、図4(d)に示すように、掘削装置10を、第2の縦穴から第1の縦穴側に向け、連続壁の形成方向とは逆方向(矢印N4)に戻す、戻し動作を実施し、第2の縦穴と第1の縦穴との間に存在する土砂を掘削して除去し、第1の縦穴と第2の縦穴とを連続させる。
【0052】
次いで、掘削装置を鉛直上方(矢印N5)へ引き抜くと共に、縦穴中の土砂と固化液30とを混合・撹拌する。
【0053】
さらに、図4(e)に示すように、現在の第2の縦穴を、第1の縦穴と見なし、図4(c)〜図4(d)の工程の繰り返す。以上の工程と、固化液30が固化することにより、地中連続壁が構築される。
【0054】
次に、図5を参照しながら、直線的な地中連続壁の構築方法を、説明する。直線的な地中連続壁を構築するには、第1の縦穴の中心線と、第2の縦穴の中心線は、連続壁の形成方向を示す直線上に位置するようにするとよい。
【0055】
即ちまず、図5(a)に示すように、縦穴41を、第1の縦穴として形成する。
【0056】
そして、図5(b)に示すように、これと平行に、かつ、間隔tをあけて、縦穴42を、第2の縦穴として形成する。ここで、図においてわかりやすくするために、間隔tを大きめに表しているが、間隔tは、殆どゼロに近いようにしても差し支えない。
【0057】
次に、図5(c)に示すように、戻し動作により、間隔tの土砂を除去し、縦穴41と縦穴42の接続部42aを形成する。なお、この戻し動作は、間隔tよりも長いストロークで、縦穴42内へ戻し入れるようにするのが、壁の連続性を高める点で好ましい。
【0058】
そして、図5(d)に示すように、縦穴42を、第1の縦穴と見なして、以上の処理を繰り返せば、縦穴41、42、43、...が、接続部42a、43a、...を含めて、一直線上に並ぶことになり、直線的な地中連続壁を構築できる。
【0059】
次に、図6を参照しながら、曲線的な地中連続壁の構築方法を説明する。曲線的な地中連続壁を構築するには、まず、所定の曲率を有する曲線Sを定める。そして、第1の縦穴の中心線と、第2の縦穴の中心線とが、この曲線Sに接するようにすればよい。
【0060】
即ちまず、図6(a)に示すように、縦穴51を、第1の縦穴として形成する。この縦穴51の中心線L1は、曲線Sに接するようになっている。
【0061】
そして、第1の縦穴51から、間隔をあけて、縦穴52を、第2の縦穴として形成する。勿論、この縦穴52の中心線L2は、曲線Sに接するようにする。このような操作も、クローラクレーン19の位置を適宜調整することで、実現できる。
【0062】
ここで、図5と同様に、図6においてわかりやすくするために、間隔を大きめに表しているが、間隔は、殆どゼロに近いようにしても差し支えない。勿論、一般には、この間隔の断面形状は、台形となるが、この間隔は、狭いため、後述する戻し動作で、この間隔の土砂を除去するのは、容易である。
【0063】
次に、図6(c)に示すように、戻し動作により、台形の間隔の土砂を除去し、縦穴51と縦穴52の接続部52aを形成する。
【0064】
そして、図6(d)に示すように、縦穴52を、第1の縦穴と見なして、以上の処理を繰り返せば、縦穴51、52、53、...が、接続部52a、53a、...を含めて、曲線S上に並ぶことになり、従来技術では構築がきわめて困難であった、曲線的な地中連続壁を、容易に構築できる。
【0065】
【発明の効果】
本発明は、以上のような戻し動作を活用したので、鋼矢板を打設するのと同程度の施工性及び作業エリアにて、地中連続壁を構築できる。より詳しくは、狭い現場でも、地中連続壁を構築できるし、直線的な地中連続壁だけでなく、曲線的な地中連続壁も構築できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態における地中連続壁の構築方法に使用する掘削装置の正面図
(b)同側面図
【図2】図1の下端部拡大図
【図3】本発明の実施の形態における掘削装置の立面図
【図4】(a)同地中連続壁の構築方法の工程説明図
(b)同地中連続壁の構築方法の工程説明図
(c)同地中連続壁の構築方法の工程説明図
(d)同地中連続壁の構築方法の工程説明図
(e)同地中連続壁の構築方法の工程説明図
【図5】(a)同地中連続壁の構築方法の工程説明図
(b)同地中連続壁の構築方法の工程説明図
(c)同地中連続壁の構築方法の工程説明図
(d)同地中連続壁の構築方法の工程説明図
【図6】(a)同地中連続壁の構築方法の工程説明図
(b)同地中連続壁の構築方法の工程説明図
(c)同地中連続壁の構築方法の工程説明図
(d)同地中連続壁の構築方法の工程説明図
【図7】従来の地中連続壁の構築方法に用いる掘削装置の立面図
【符号の説明】
10 掘削装置
11 ポスト
12 エンドレスチェーン
13 ビット
14 駆動装置
15 原動機
16 減速機
17 リターンローラ
18 連結部
19 クローラクレーン
20 フック
30 固化液
G 地面
H 掘削深さ

Claims (5)

  1. 掘削装置を用いて、地中を所定の掘削深さまで鉛直下方へ掘削して、断面略矩形の第1の縦穴を形成すると共に、この第1の縦穴に固化液を注入する第1の工程と、
    この第1の縦穴から前記掘削装置を鉛直上方へ引き抜くと共に、この第1の縦穴中の土砂と固化液とを混合・撹拌する第2の工程と、
    前記掘削装置を、第1の縦穴に対して、連続壁の形成方向の前方へずれた位置へ移動させ、この掘削装置を用いて、地中を所定の掘削深さまで鉛直下方へ掘削して、断面略矩形の第2の縦穴を形成すると共に、この第2の縦穴に固化液を注入する第3の工程と、
    前記掘削装置を、第2の縦穴から第1の縦穴側に向け、連続壁の形成方向とは逆方向に戻して、第2の縦穴と第1の縦穴との間に存在する土砂を掘削して除去し、第1の縦穴と第2の縦穴とを連続させる第4の工程と、
    次いで、前記掘削装置を鉛直上方へ引き抜くと共に、縦穴中の土砂と固化液とを混合・撹拌する第5の工程とを含む、地中連続壁の構築方法。
  2. 第1の工程及び第3の工程において、地中を鉛直下方へ掘削する際、前記掘削装置に設けられた多数のビットを、正転方向へ巡回させると共に、第4の工程において、地中を連続壁の形成方向とは逆方向に戻して掘削する際、前記掘削装置に設けられた多数のビットを、逆転方向へ巡回させて、第2の縦穴と第1の縦穴との間に存在する土砂を掘削して除去する、請求項1記載の地中連続壁の構築方法。
  3. 前記掘削装置は、クレーンのフックにより吊り下げられ、前記掘削装置は、その自重と前記掘削装置の下端部に位置するビットの仕事により、地中を掘削する、請求項1または2記載の地中連続壁の構築方法。
  4. 第1の縦穴の中心線と、第2の縦穴の中心線は、連続壁の形成方向を示す直線上に位置する、請求項1から3のいずれか記載の地中連続壁の構築方法。
  5. 第1の縦穴の中心線と、第2の縦穴の中心線は、連続壁の形成方向を示し、所定の曲率を有する曲線上において、この曲線に接する、請求項1から3のいずれか記載の地中連続壁の構築方法。
JP2002087961A 2002-03-27 2002-03-27 地中連続壁の構築方法 Expired - Lifetime JP3773459B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002087961A JP3773459B2 (ja) 2002-03-27 2002-03-27 地中連続壁の構築方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002087961A JP3773459B2 (ja) 2002-03-27 2002-03-27 地中連続壁の構築方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003278150A JP2003278150A (ja) 2003-10-02
JP3773459B2 true JP3773459B2 (ja) 2006-05-10

Family

ID=29233975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002087961A Expired - Lifetime JP3773459B2 (ja) 2002-03-27 2002-03-27 地中連続壁の構築方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3773459B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4566098B2 (ja) * 2005-09-14 2010-10-20 株式会社ケイアイテクノ 地盤改良装置
JP4645438B2 (ja) * 2005-12-26 2011-03-09 コベルコクレーン株式会社 連続溝の掘削方法
JP4733613B2 (ja) * 2006-10-20 2011-07-27 株式会社ランド・クリエイティブ 地中連続壁構築方法
CN109457689B (zh) * 2018-11-26 2024-01-16 安徽固海水利机械科技发展有限公司 地下连续垂膜筑墙机
CN110130381A (zh) * 2019-05-08 2019-08-16 王权民 一种止水帷幕建造设备

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003278150A (ja) 2003-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS60500875A (ja) 地中に補強コンクリ−ト壁を建設するための方法ならびにその装置
JP2008255603A (ja) 低空頭制限下における中掘杭の打設方法
JP3773459B2 (ja) 地中連続壁の構築方法
JP2004068398A (ja) 杭の施工方法および施工装置
JPH07173835A (ja) 地中連続壁用掘削装置
JP3742940B2 (ja) 壁体型場所打杭の施工方法
JP2505976B2 (ja) 地下構築物の造成方法
JP3426556B2 (ja) 地盤改良装置及び地盤改良工法
JP2008274746A (ja) 地下構造物の解体撤去工法
JP2007308951A (ja) 逆打ち工法における外周柱構築方法
JP5378066B2 (ja) 山留め工法
JP6729902B1 (ja) ソイルセメント連続壁の施工法
JP3753732B1 (ja) 基礎杭建て込み工法
JP3663155B2 (ja) 拡幅掘削装置及び拡幅掘削方法
CN106759377A (zh) 可回收围护结构的施工方法
JP2004218378A (ja) 既設杭の撤去方法
KR20190100125A (ko) 수직구 굴착방법
KR102575701B1 (ko) 메서플레이트를 활용한 개착터널 시공방법
CN212248262U (zh) 利用倾斜钢板桩的可回收基坑支护结构
JPH0442503B2 (ja)
CN113737790B (zh) 一种桥梁桩与钢板桩同步施工方法
JP2963802B2 (ja) 地下駐車場の構築方法
JPH10212736A (ja) 掘削機
JP2929981B2 (ja) 地盤の掘削,攪拌装置
JP2943675B2 (ja) 土留め壁の構築工法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3773459

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090224

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100224

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110224

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110224

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120224

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130224

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130224

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140224

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term