JP3773251B1 - 生花保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば、家庭内における部屋の空間内に生花を飾る場合に、平面状の設置場所を設ける必要がなく、斬新で意外性があり立体的な生き生きとした印象を受ける生花を容易に鑑賞することができると共に、生花販売店等で廃棄される花部分を有効活用することができる生花保持具を提供することを目的とする。
【解決手段】吸水性スポンジ14を保持する保持部13を内部に具備する本体容器11と、吸水性スポンジ14の一の面を外部に露出させる窓部12aを具備し当該一の面の一部と窓部12aの周縁部12bとを密接させる正面枠部12とからなる本体部と、吸水性スポンジ14のうちの窓部12aから露出した面である露出面以外の面である他の面と前記本体部の内側面とで囲まれ、前記本体部の内部で水を保持する水保持空間11bとを有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、生花を活けることができる生花用額縁等の生花保持具に関する。
従来、家庭内において、部屋の空間を装飾するために、生花等の植物を観賞用に飾ることが多い。生花等の植物を観賞用に飾るために用いられる容器として花瓶がある。なお、観賞用に花瓶を設置する場合には、平面上にその設置場所が必要であるが、一般的な家庭内では、そのような設置場所が限られてしまうので、部屋空間の装飾用に生花等の植物を飾ることが制限されてしまうという問題があった。
このため、部屋の壁空間を利用し、花の絵画類や一輪差し等の壁掛を飾ることが一般的に行われている。しかし、部屋の壁空間に花の絵画類を飾る場合には、見た目の変化がないので新鮮さにかけるという問題があった。また、部屋の壁空間に一輪差し等の壁掛を飾る場合に、一の壁掛では少数の花しか飾ることができないという問題があった。
これらの問題を解決するために、特許文献1〜3には、額縁の額枠部に囲まれ、任意形状の窓部が形成されたマット材と、マット材の背面側の窓部下部に配置された花差し部を具備する花用額縁等が開示されている。この花用額縁等を使用する事によって、部屋の空間内に平面上の設置場所がない場合であっても、一の花用額縁等で部屋の壁空間に比較的多数の生花等を飾ることができる。
実開平07−9171号公報 実開平07−34772号公報 特開平09−238801号公報
一般的に、花瓶に生花を挿す場合には、生花の販売店から購入した生花から、余分な草木の枝、葉、花等を切り取り、これらを切り取った生花を水を入れた花瓶に挿し、花の向きや高さ等の位置を調整する。なお、生花から切り取った余分な花等は廃棄されることが多い。
特許文献1〜3に開示されている花用額縁等は、その下部にある花差し部に花の茎を挿し、その中央付近にある窓部から露出した部分の花を観賞するものである。この場合に、壁とは反対方向に花がやや傾斜しているので、その花が鑑賞者側に傾斜した状態を観賞することができる。しかし、花が咲いている状態では、その真上から見た状態の表面積が大きく美的に優れているので、その状態を鑑賞することができれば、花をさらに引き立たせることができ、部屋の壁空間をさらに有効活用することができると考えられる。
ところで、一本の茎から多数の花が咲いているバラ等の生花の場合、花の産地や市場等において、生花を出荷する際や販売する際に、出荷や販売の過程で邪魔となる花や見た目をよくするために不要となる花等を茎から取ってしまう場合が多い。そうすると、切り取られた花の部分はその後使用することがないので、廃棄される場合が多い。このため、この切り取られた花の部分を一般家庭で使用することができれば、生花に係る廃棄物を減少させることができるとともに、新たな販売機会を創出することができると考えられる。
ところが、一般的には、生花を花瓶等に挿す場合には、所定の長さの茎が必要であり、また、特許文献1〜3に開示されている花用額縁等についても同様である。このため、上記で示す家庭内または花の産地や市場等において発生する廃棄の対象となる花等を一般家庭で利用することができないという問題がある。しかし、廃棄の対象となっていた花等を、家庭内において容易に観賞用に利用することができれば、家庭内における部屋の空間内において、安価で多数の花を観賞することができる。また、同様に、販売店等においては、廃棄の対象となっていた花によって新たな利益を得ることができる。
本発明は、上記で示した点に鑑みてなされたものであり、例えば、家庭内における部屋の空間内に生花を飾る場合に、平面状の設置場所を設ける必要がなく、部屋の壁空間を有効に活用することができ、斬新で意外性があり立体的な生き生きとした印象を受ける生花を容易に鑑賞することができると共に、生花販売店等で廃棄される花部分を有効活用することができる生花保持具を提供することを目的とする。
本発明は、例えば、図1〜4に示すように、吸水性スポンジ14を保持する保持部13を内部に具備する本体容器11と、保持部13に保持された吸水性スポンジ14の一の面を外部に露出させる窓部12aを具備する正面枠部12であって吸水性スポンジ14の当該一の面の一部と窓部12aの周縁部12bとを密接させる正面枠部12とからなる本体部と、保持部13に保持された吸水性スポンジ14のうちの窓部12aから露出した面である露出面以外の面である他の面と、前記本体部の内側面とで囲まれた空間であって、前記本体部の内部で水を保持する空間である水保持空間11bとを有することを特徴とする生花保持具である。
また、本発明は、例えば、図1〜4に示すように、吸水性スポンジ14を保持する保持部13を底部11aに具備し、上部に開口部を具備する本体容器11と、保持部13に保持された吸水性スポンジ14の一の面を外部に露出する窓部12aを具備し裏面12dが前記開口部の周縁部と接合する正面枠部12であって、前記開口部の周縁部と正面枠部12の裏面12dとが接合された状態において吸水性スポンジ14の当該一の面の一部と窓部12aの周縁部12bとを密接させる正面枠部12と、保持部13に保持された吸水性スポンジ14のうちの窓部12aから露出した面である露出面以外の面である他の面と、本体容器11の底部11a及び内側部と、正面枠部12の裏面12dとで囲まれた空間であって、本体容器11の内部で水を保持する空間である水保持空間11aとを有することを特徴とする生花保持具である。
なお、保持部13は、本体容器11の底部11aに立設された複数の板状部材13a〜13dからなり、板状部材13a〜13dは、水を通すための孔を具備する板材、または網状の板材とすることができる。また、底部11a上に板状部材13eを設け、板状部材13eに保持部13を設け、板状部材13eと底部11aとの間に、水保持空間11bを設けることができる。さらに、保持部13に保持された吸水性スポンジ14の前記一の面の周縁部と正面枠部12の裏面12dにおける窓部12aの周縁部12bとが密接することが好ましい。この場合に、正面枠12の裏面12dにおいて、本体容器11と正面枠部12との接合部と窓部12aの周縁部12bとの間に、窓部12aを囲むように、長方形状またはその他の環状の凸部を設けることができる。
また、本体容器11の外側面に壁掛部材18を設け、生花保持具を壁に掛けて使用するようにしてもよい。さらに、本体容器11の外側面に吸水性スポンジ14の出し入れ部を設け、出し入れ部から吸水性スポンジ14を出し入れするようにしてもよい。
本発明によれば、例えば、家庭内における部屋の空間内に生花を飾る場合に、平面状の設置場所を設ける必要がなく、部屋の壁空間を有効に活用することができ、斬新で意外性があり立体的な生き生きとした印象を受ける生花を容易に鑑賞することができると共に、生花販売店等で廃棄される花部分を有効活用することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態である生花保持具について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態である壁掛用生花保持具10を示す分解斜視図である。
壁掛用生花保持具10は、本体容器11と、正面枠12と、吸水性スポンジ14とから構成されている。また、本体容器11は、保持部13と固定具15a、bと壁掛部材18とを具備し、正面枠12は、固定具15a、bと給水口16とゴムパッキン17とを具備する。
図2は、壁掛用生花保持具10を示す図である。図2(1)は、図1に示す本体容器11を示す上面図であり、図2(2)は、図2(1)に示すN1−N1断面を示す断面図であり、図2(3)は、図2(1)に示すN2−N2断面を示す断面図である。
本体容器11は、上部が開口されているプラスチック成型された容器であり、底面11aに保持部13が成型されている。
正面枠12は、プラスチック成型された正面枠であり、生花等を吸水性スポンジ14に挿すための窓部12aを具備し、本体容器11の上部に成型されている開口部の上部周縁と合わさるように、裏面12dに四角形の環状の凹部12eが形成され、凹部12eにゴムパッキン17が設けられている。
このように、凹部12eに本体容器11の開口部の上部周縁を嵌入させ、当該上部周縁と凹部12eとでゴムパッキン17を挟むことによって、本体容器11の開口部の上部周縁と正面枠12との隙間から水が漏れないようになっている。
保持部13は、本体容器11と一体成型されている板材13a〜13dから構成され、板材13a〜13dは本体容器11の底面11aに立設されている四角形の環状の板材である。また、保持部13には、直方体の吸水性スポンジ14を設置する。なお、図2(2)(3)に示すように、窓部12aが形成する四角形の周縁部12bの大きさは、保持部13が形成する四角形の大きさよりも小さく形成されている。このようにすることによって、保持部13に設置された吸水性スポンジ14の上面の周縁部(図2(2)(3)に示す上側)と窓部12aの周縁部12bとが接するので、窓部12aの周縁部12bと吸水性スポンジ14の上面の周縁部との隙間からの水漏れを防止する。
なお、吸水性スポンジ14が水を吸収すると重くなるので、吸水性スポンジ14を強固に保持するために、壁掛用生花保持具10を壁に設置した場合に最下部となる板材13dを吸水性スポンジ14の一の側面とほぼ同様の大きさとするようにしてもよい。また、他の板材13a〜cについても板材13dと同じ高さとなるようにしてもよい。このようにした場合等には、吸水性スポンジ14が水を吸収し易くするために、板材13a〜13dに多数の孔を設ける。また、保持部13は、四角形の環状の板材であるが、四角形以外の多角形の環状でもよく、円形の環状でもよい。このようにした場合には、窓部12aの周縁部12bの形状を板材の形状に合わせるようにする。
吸水性スポンジ14は、樹脂を発泡させたものであり、含水性を有する花茎保持部材であって、容易に水を吸わせることができるものである。例えば、吸水性スポンジ14は、連通気泡の微細セル構造を有する尿素樹脂発泡体等の合成樹脂発泡体であり、水分を吸収したら外に出さない、一度水を吸収し乾燥したら使えない等の性質を有する。また、吸水性スポンジ14は、吸水性フォームとも呼ばれ、柔らかく自在にカットすることができ加工しやすいので、花器に合わせた大きさにすることが容易であり、フラワーアレンジメントで広く使用されている。吸水性スポンジとして、我が国では、スミザーズオアシス社の製品「Oasis(オアシス)」や松村工芸の製品「Aquafoam(アクアフォーム)」が一般的に知られている。
固定具15aは、固定具15a1と固定具15a2とからなり、固定具15bは、固定具15b1と固定具15b2とからなり、これらは、本体容器11と正面枠12とを固定する場合に使用する公知の固定具である。
給水口16は、本体容器11と正面枠12とが固定された状態で、本体容器11内の水保持空間11bに水を供給するための孔であり、正面枠12に設けられている。なお、正面枠12の裏面12dにおいて、保持部13に設置された吸水性スポンジ14の上面の周縁部と窓部12aの周縁部12bとが密接(密着)する部分である密接部分と凹部12eとの間であって、壁掛用生花保持具10を壁に設置した場合に正面枠12の上部となる部分に給水口16を設ける。このように、当該上部に給水口16を設けるので、吸水性スポンジ14に吸収されない水が水保持空間11bに残っていても、水が排水されないようになっている。なお、本体容器11と正面枠12とが固定された状態で、本体容器11の中の水を排水する場合に給水口16を使用することができる。また、本体容器11及び正面枠12におけるその他の部分に1または2以上の給水口を設けるようにしてもよく、その給水口に開閉可能な蓋を設けるようにしてもよい。
壁掛部材18は、壁掛用生花保持具10を壁に設置する場合に使用する公知の壁掛部材である。
水保持空間11bは、壁掛用生花保持具10内において、本体容器11の底面11a及び内側面と、正面枠12の裏面12dと、吸水性スポンジ14の側面とで囲まれた空間であって、給水口16から注がれた水を保持する水保持空間である。
次に、壁掛用生花保持具10を使用する場合について説明する。
最初に、吸水性スポンジ14を直方体にカットする。具体的には、保持部13に嵌合するように、直方体の吸水性スポンジ14の底面及び上面を設定し、本体容器11に正面枠12を取り付けた場合における本体容器11の底面11aと正面枠12の裏面12dとの高さになるように、直方体の吸水性スポンジ14の高さを設定する。この場合に、窓部12aの周縁部12bと吸水性スポンジ14の上面の周縁部との隙間からの水漏れ防止を強化するために、本体容器11の底面11aと正面枠12の裏面12dとの高さよりも、1〜3mm程度高くするようにカットすることが好ましい。
続いて、底面を下にして平面上に置かれた壁掛用生花保持具10において、吸水性スポンジ14の底面と本体容器11の底面11aとが接するように、直方体にカットした吸水性スポンジ14を保持部13にセットする。続いて、正面枠12の裏面12dに形成されている凹部12e(ゴムパッキン17)に本体容器11の開口部の上部周縁を嵌め込み、ゴムパッキン17を介して本体容器11と正面枠12とを固定具15a、bで固定する。
続いて、正面枠12の給水口16から容器一杯になるまで水を注ぎ入れる。水を注ぎ入れると、吸水性スポンジ14が水を吸収し始めるので、吸水性スポンジ14に水が十分に行き渡るまで待機する。この場合に、正面枠12の窓部12aから水をかけたりすると、吸水性スポンジ14の表面しか水を吸収させることができず、芯まで吸水させることができない場合があるので注意する。吸水性スポンジ14の種類によって異なるが、5分〜1時間程度の時間が経過すると、吸水性スポンジ14に水が十分に行き渡る。吸水性スポンジ14の種類によっては、吸水性スポンジ14に水が十分に行き渡った場合に、正面枠12の窓部12aに現れている吸水性スポンジ14の表面の色が変化するものがある。なお、待機している場合において、本体容器11内の吸水性スポンジ14の周りに存在する水保持空間11bの容量によっては、水が不足する場合もあるので補給する必要がある。
図3は、生花等の植物F1を挿した壁掛用生花保持具10を壁に設置した場合における正面図及び側面図である。
吸水性スポンジ14に水が十分に行き渡った後に、正面枠12の窓部12aに現れている吸水性スポンジ14の表面に生花等の植物を挿していく。この場合に、生花等を挿す部分の先端を斜めに切っておく。生花等の植物を挿す作業が終了したら、図3に示すように、壁掛部材18を介して壁掛用生花保持具10を壁に設置する。この場合に、吸水性スポンジ14に吸収されない水が壁掛用生花保持具10内の水保持空間11bに残っていても、本体容器11の開口部と正面枠12との隙間、及び窓部12aの周縁部12bと吸水性スポンジ14の上面の周縁部との隙間から水が漏れないようになっているので、残った水を捨てる必要がない。また、水保持空間11bに残った水は、吸水性スポンジ14の水分補給に使用される。
ところで、従来は、吸水性スポンジを利用したフラワーアレンジメントをする場合には、吸水性スポンジに水を吸収させるために、水を入れたバケツ等の容器に吸水性スポンジを浸し、吸水性スポンジに水が十分に行き渡った後に、バケツ等の容器から吸水性スポンジを取り出し、生花等の植物を挿すための容器に移し、この容器において生花等の植物を挿していた。このため、バケツ等の容器に吸水性スポンジを浸す作業や吸水性スポンジを移す作業が必要であり、これらの作業が煩雑であった。
しかし、第1の実施の形態によれば、生花等の植物を挿した壁掛用生花保持具10を壁に設置する場合において、吸水性スポンジ14に水を吸収させるための給水口16からの水の注ぎ入れ・補充以外に水の管理が不要であるので、一連の作業に係る水の管理が容易である。
また、一般的に、壁掛用生花保持具10の吸水性スポンジ14に生花を挿した後は、生花が吸水性スポンジ14の水分を吸収すると共に、吸水性スポンジ14の表面の水分が蒸発する。このため、吸水性スポンジ14に挿した生花を長期間咲かせ続ける場合には、吸水性スポンジ14に水分を補給する必要がある。このため、例えば、壁掛用生花保持具10以外の容器に吸水性スポンジ14を収納し、壁にかけた場合には、水分補給のために、一旦壁から容器を取り外し、取り外した容器を平面上に置いた後に、水分補給をする必要がある。このため、この水分補給作業が煩雑であるという問題がある。
しかし、第1の実施の形態によれば、壁掛用生花保持具10内の水保持空間11bに水を保持することができるので、生花等の植物を挿した壁掛用生花保持具10を壁に設置した後は水分補給作業が不要であり、水の管理が容易である。
また、第1の実施の形態によれば、生花販売店等で廃棄されるような茎の短い花であっても、茎の短い花を吸水性スポンジ14の表面に挿し、図3に示すように、その花が展開している状態を容易に鑑賞することができ、部屋の壁空間を有効に活用することができる。
以上で示したように、第1の実施の形態によれば、例えば、家庭内における部屋の空間内に生花を飾る場合に、平面状の設置場所を設ける必要がなく、部屋の壁空間を有効に活用することができ、斬新で意外性があり立体的な生き生きとした印象を受ける生花を容易に鑑賞することができると共に、生花販売店等で廃棄される花部分を有効活用することができる。
なお、正面枠12の裏面12dにおいて、窓部12aの周縁部12bと凹部12eとの間に、窓部12aを囲むように、長方形状またはその他の環状の凸部を設けるようにしてもよい。このようにすることによって、本体容器11と正面枠12とを固定具15a、bで固定した場合に、保持部13に設置された吸水性スポンジ14の上面の周縁部に当該凸部が食込むので、窓部12aの周縁部12bと吸水性スポンジ14の上面の周縁部との隙間からの水漏れ防止をさらに強化することができる。
[第2の実施の形態]
図4は、本発明の第2の実施の形態である壁掛用生花保持具20を示す図である。なお、第1の実施の形態に係る壁掛用生花保持具10と共通するものについては、同一の符号を付す。図4(1)は、壁掛用生花保持具20の本体容器11を示す上面図であり、図4(2)は、図4(1)に示すN3−N3断面を示す断面図であり、図4(3)は、図4(1)に示すN4−N4断面を示す断面図である。
壁掛用生花保持具20は、壁掛用生花保持具10において、本体容器11の底面11a上に板材13eを設け、板材13a〜13dから構成される保持部13を板材13eに設けたものである。なお、本体容器11の中の2以上の側面に板材13eを接合することが好ましい。第2の実施の形態では、板材13aに対面する側面と、板材13dに対面する側面とに接合する。つまり、壁掛用生花保持具20は、本体容器11を二重底とし、吸水性スポンジ14の底面側にも水保持空間11bを設けたものである。
なお、板材13eには、1または複数の孔を設けておく。また、板材13a〜13dの少なくとも1つに、1または複数の孔を設けておくようにしてもよい。つまり、吸水性スポンジ14と接する各板材13a〜13eの各面に孔を開けることによって、水の吸水性を高めることができる。
このように、本体容器11の底面11aと板材13eとで囲まれた水保持空間11bを吸水性スポンジ14の底面側に設け、吸水性スポンジ14の底面からの水の吸収性を高めるようにしたので、吸水性スポンジ14に水が十分に行き渡る時間を短縮することができる。また、花の茎の先端が集中する吸水性スポンジ14の底面付近においては花が水を吸収する量が多いが、吸水性スポンジ14の底面側の水保持空間11bからその部分に水分を補給することができるので、花をさらに長持させることができる。
[他の実施の形態]
上記各実施の形態では、本体容器11と正面枠12との断面形状が長方形の例を示したが、断面形状は四角形以外の多角形にするようにしてもよく、また、円形等の他の形状にするようにしてもよい。このように他の形状にする場合には、その形状に保持部13や吸水性スポンジ14等の形状を合わせるようにする。
また、本体容器11と正面枠12とを取り外し可能にする代わりに、本体容器11と正面枠12とを一体成型した構成とし、保持部13の板材13aを設けず、壁掛用生花保持具を壁に設置した場合における上面に相当する本体容器11の側面を吸水性スポンジ14の出し入れ部とするようにしてもよい。このようにすることによって、壁掛用生花保持具を壁に設置した状態において、その上面から吸水スポンジを出し入れすることができる。
また、板材13a〜13c、板材13eの少なくとも1つを網形状とするようにしてもよい。このように、各板材を網形状としても、壁掛用生花保持具を壁に設置するので、水を吸収した吸水性スポンジ14の重さで吸水性スポンジ14が網を通ることはない。
さらに、本体容器11内の吸水性スポンジ14の周りに存在する水保持空間11bについて、第1の実施の形態で示す板材13a〜13dに接する水保持空間11b、または、第2の実施の形態で示す板材13a〜13eに接する水保持空間11bのうちのいずれか1または2以上を省略するようにしてもよい。
また、本体容器11の底面11a、または壁掛用生花保持具を壁に設置した場合における上面に相当する本体容器11の側面等に排水用の孔等を設けるようにしてもよく、その孔等に開閉可能な蓋等を設けるようにしてもよい。なお、吸水性スポンジに水が十分に行き渡った後に、給水口または排水口から、残った水を排水し、壁掛用生花保持具を壁に設置するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、保持部13には、一の吸水性スポンジをセットする例を示したが、複数の吸水性スポンジを並べる等して保持部13にセットするようにしてもよい。
さらに、本体容器11、正面枠12については一体成型した構成としたが、アクリル樹脂等を接合し、本体容器11、正面枠12等を構成するようにしてもよく、また、その他の耐水性のある樹脂、金属等を使用するようにしてもよい。
また、壁掛用生花保持具を壁に設置する代わりに、壁掛用生花保持具を写真立てのように傾斜させて卓上等に設置するようにしてもよく、卓上等に平面的に設置するようにしてもよい。このように使用しても、水の管理が容易であり水漏れを防止でき、斬新で意外性があり立体的な生き生きとした印象を受ける生花を容易に鑑賞することができると共に、生花販売店等で廃棄される花部分を有効活用することができる。
例えば、家庭内における部屋の空間内に生花を飾る場合に使用する生花用額縁に、本発明を利用することができる。
壁掛用生花保持具10を示す分解斜視図。 壁掛用生花保持具10を示す図。 壁掛用生花保持具10を壁に設置した場合の正面図及び側面図。 壁掛用生花保持具20を示す図。
符号の説明
10……壁掛用生花保持具、
11……本体容器、
11b…水保持空間、
12……正面枠、
13……保持部、
14……吸水性スポンジ、
15a、b……固定具、
16……給水口、
17……ゴムパッキン、
18……壁掛部材。

Claims (5)

  1. 吸水性スポンジを保持する保持部を内部に具備する本体容器と、前記保持部に保持された吸水性スポンジの一の面を外部に露出させる窓部を具備する正面枠部であって当該吸水性スポンジの当該一の面と当該窓部の周縁部とを密接させる正面枠部とからなる本体部と、
    前記保持部に保持された吸水性スポンジのうちの前記窓部から露出した面である露出面以外の面である他の面と、前記本体部の内側面とで囲まれた空間であって、前記本体部の内部で水を保持する空間である水保持空間と、
    を有することを特徴とする生花保持具。
  2. 吸水性スポンジを保持する保持部を底部に具備し、上部に開口部を具備する本体容器と、
    前記保持部に保持された吸水性スポンジの一の面を外部に露出する窓部を具備し裏面が前記開口部の周縁部と接合する正面枠部であって、前記開口部の周縁部と当該正面枠部の裏面とが接合された状態において当該吸水性スポンジの当該一の面と当該窓部の周縁部とを密接させる正面枠部と、
    前記保持部に保持された吸水性スポンジのうちの前記窓部から露出した面である露出面以外の面である他の面と、前記本体容器の底部及び内側部と、前記正面枠部の裏面とで囲まれた空間であって、前記本体容器の内部で水を保持する空間である水保持空間と、
    を有することを特徴とする生花保持具。
  3. 前記保持部は、前記本体容器の底部に立設された複数の板状部材からなり、
    前記板状部材は、水を通すための孔を具備する板材、または網状の板材であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の生花保持具。
  4. 前記底部上に板状部材を設け、当該板状部材に前記保持部を設け、当該板状部材と前記底部との間に、前記水保持空間を設けることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の生花保持具。
  5. 前記保持部に保持された吸水性スポンジの前記一の面の周縁部と前記正面枠部の裏面における当該窓部の周縁部とが密接することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の生花保持具。
JP2005308455A 2005-10-24 2005-10-24 生花保持具 Expired - Fee Related JP3773251B1 (ja)

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